JP5431052B2 - 多芯筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、多芯筆記具に関する。
特許文献1には、軸筒内に、異なる筆記色を有する複数の芯軸を収容するとともに、各芯軸に設けた操作部を、軸筒から外部に露出させ、この操作部によって、いずれかの芯軸を選択して使用するようにした筆記具において、操作部に凸部または凹部を設け、各芯軸の操作部における前記凸部または凹部の形状を、互いに異なるものとし、各芯軸の操作部の感触を異なるものとした筆記具が記載されている。
前記特許文献1の多芯筆記具は、指を操作部に当てて操作部を前方にスライド操作することによってペン先没入状態からペン先突出状態にする際、指が操作部から滑り、確実にペン先突出状態にすることができないおそれがある。また、前記特許文献1の多芯筆記具は、指が操作部を滑らないように操作部を強く径方向内方に押圧しながら前方にスライド操作する場合、指に痛みを感じさせるおそれがある。また、前記特許文献1の多芯筆記具は、操作部の形状が互いに異なり、各々の操作部と指との接触が一定でないため、操作部を前方にスライド操作する際、操作部と指との接触が不安定になるものが生じる可能性がある。
特開2003−335093号公報
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、指を操作部に当てて操作部を前方にスライド操作する際、指が操作部から滑ることなく、確実にペン先突出状態にすることができる多芯筆記具を提供しようとするものである。
尚、本発明において、軸筒において、「前」とは前端孔側を指し、「後」とはその反対側を指し、筆記体において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
本願の第1の発明は、軸筒2内に複数の筆記体6を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体6の後端に操作体7を連結し、前記各々の筆記体6及び操作体7を弾発体8により後方に付勢し、前記軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔41を径方向に貫設し、前記各々の窓孔41から径方向外方に前記各々の操作体7の操作部71を突出させ、一つの操作体7を窓孔41に沿って前方にスライド操作することにより、その一つの操作体7を先にペン先突出状態にあった他の筆記体6の操作体7と当接させ、先にペン先突出状態にあった他の筆記体6の操作体7と軸筒2内壁との係止状態を解除し、先に突出状態にあった他の筆記体6のペン先61を軸筒2内に没入させ、前記前方にスライド操作した操作体7に連結された筆記体6のペン先61を軸筒2の前端孔31から突出させてなる多芯筆記具であって、前記操作体7の操作部71が、窓孔41から径方向外方に突出する第1突出部71aと、該第1突出部71aの外面から径方向外方に突出する第2突出部71bと、該第2突出部71bよりも後方に配置され且つ第1突出部71aの外面から径方向外方に突出する第3突出部71cとからなり、前記操作体7の操作部71以外の表面から操作部71の径方向の外端部までの径方向の最大長さAが、前記操作体7の操作部71以外の表面から操作体7の裏面までの径方向の最大長さBより大きく設定されることを要件とする。
前記第1の発明の多芯筆記具1は、操作体7の操作部71が、窓孔41から径方向外方に突出する第1突出部71aと、該第1突出部71aの外面から径方向外方に突出する第2突出部71bと、該第2突出部71bよりも後方に配置され且つ第1突出部71aの外面から径方向外方に突出する第3突出部71cとからなり、操作体7の操作部71以外の表面から操作部71の径方向の外端部までの径方向の最大長さAが、操作体7の操作部71以外の表面から操作体7の裏面までの径方向の最大長さBより大きく設定されることにより、ペン先没入状態からペン先突出状態への移行が完了するまで、第2突出部71b及び第3突出部71cを窓孔41から径方向外方に十分に突出させることができ、指を操作部71に当てて操作部71を前方にスライド操作する際、操作部71を強く径方向内方に押圧しなくても、指が操作部71から滑ることなく、確実にペン先突出状態にすることができる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明の多芯筆記具1において、前記第2突出部71bの径方向の外端部及び前記第3突出部71cの径方向の外端部を凸曲面状に形成したことを要件とする。
前記第2の発明の多芯筆記具1は、第2突出部71bの径方向の外端部及び第3突出部71cの径方向の外端部を凸曲面状に形成したことにより、操作部71を強く径方向内方に押圧しながら前方にスライド操作しても、指に痛みを感じさせるおそれがない。
本願の第3の発明は、前記第1または第2の発明の多芯筆記具1において、前記第2突出部71bが第1突出部71aよりも前方に突出し、前記第3突出部71cが第1突出部71aよりも後方に突出し、ペン先突出状態の筆記体6の後端の操作体7の第2突出部71bと第3突出部71cとが窓孔41から径方向外方に突出してなることを要件とする。
前記第3の発明の多芯筆記具1は、前記第2突出部71bが第1突出部71aよりも前方に突出し、前記第3突出部71cが第1突出部71aよりも後方に突出し、ペン先突出状態の筆記体6の後端の操作体7の第2突出部71bと第3突出部71cとが窓孔41から径方向外方に突出してなることにより、窓孔41の軸方向の長さを考慮すること無しに、第2突出部71bと第3突出部71cとを自由に大きく設定できる。
本願の第4の発明の多芯筆記具1は、前記第1、第2または第3の発明の多芯筆記具1において、筆記体6及び操作体7を連結状態で軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成したことを要件とする。
前記第4の発明の多芯筆記具1は、筆記体6及び操作体7を連結状態で軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成した場合、前記第1、第2、第3の発明の構成によって、操作部71を指で摘みやすく、筆記体6及び操作体7の交換が容易となる。
本願の第5の発明の多芯筆記具1は、前記第1、第2、第3または第4の発明の多芯筆記具1において、各々の操作体7の操作部71の形状が同一であることを要件とする。
前記第5の発明の多芯筆記具1は、各々の操作体7の操作部71の形状が同一であることにより、各々の操作部71と指との接触が一定となり、いずれの操作部71をスライド操作しても、指が操作部71から滑ることなく、確実にペン先突出状態にすることができる。
本発明の多芯筆記具によれば、指を操作部に当てて操作部を前方にスライド操作する際、指が操作部から滑ることなく、確実にペン先突出状態にすることができる。
本発明の実施の形態のペン先没入状態を示す縦断面図である。 図1のペン先突出状態を示す縦断面図である。 図1の互いに連結状態にある操作体及び筆記体を示す側面図である。 図1の開口部の開口状態を示す側面図である。
図1乃至図4に本発明の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2と、該軸筒2内に前後方向に移動可能に収容される複数本の筆記体6とからなる。前記各々の筆記体6の後端には、操作体7が固着される。前記各々の筆記体6及び操作体7は、弾発体8(具体的には圧縮コイルスプリング)により後方に付勢されている。尚、本発明において、前記軸筒2内に移動可能に収容する筆記体6の本数は、2本以上であればよく、2本以外にも、3本、4本、5本、6本等であってもよい。
(軸筒)
前記軸筒2は、先細状の円筒体からなる前軸3と、該前軸3の後端部と螺合または圧入により取り付けられる円筒状の後軸4とからなる。前記前軸3の前端には、筆記体6のペン先61が突出可能な前端孔31が軸方向に貫設される。前記前軸3及び後軸4は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。
前記後軸4の後部の側壁には、複数本(具体的には2本)の前後方向に延びる細長状の窓孔41が、径方向に貫設される。また、前記後軸4の後端部には、軸方向後方に貫通し且つ径方向外方に開口する開口部42が形成される。前記開口部42は、後軸4の後端(即ち軸筒2の後端)において窓孔41と連通され、それにより、窓孔41後端が後方に切り欠かれ後方に開口されている。一方、前記窓孔41の前端は常時閉鎖されている。
また、前記後軸4の窓孔41の相互間の側壁内面には、前後方向に延びるリブよりなる係止壁部43が形成され、前記係止壁部43に、ペン先61が突出した際の筆記体6の操作体7の後端が係止される。
前記後軸4の窓孔41の相互間の側壁外面の後端部にはクリップ45が設けられる。前記クリップ45の基部にヒンジ部46が形成される。
(蓋部)
前記後軸4の後端部には、前記開口部42を開閉自在にする蓋部5が回動自在に設けられる。前記蓋部5は、開口部42を塞ぐ蓋本体51と、該蓋本体51に連設される2本の脚片52とからなる。前記蓋部5の脚片52は、ヒンジ部46により後軸4に回動自在に接続される。前記ヒンジ部46の回動軸は、ペン先下向きでヒンジ部46を正面視したときのヒンジ部46の左右方向に延設され、それにより、前記蓋部5は、略前後方向に回動自在となる。
前記蓋部5(蓋本体51)の前面には、当接壁部53が形成される。前記当接壁部53に、ペン先没入状態の筆記体6の後端に連結された各々の操作体7の後端が衝止される。
(係合部、被係合部)
前記蓋部5(蓋本体51)の前面には、係合部54が設けられる(具体的には係合凹部または係合孔部が形成される)。後軸4の後端には、前記係合部54と係合可能な被係合部44が設けられる(具体的には係合凸部が突設される)。前記係合部54(係合凹部または係合孔部)の内面には、内向突起が形成され、一方、前記被係合部44(係合凸部)の外面には、前記内向突起と乗り越え係止可能な外向突起が形成される。
前記係合部54と前記被係合部44は、蓋部5が開口部42を閉鎖した際、互いに係合状態にあり(具体的には内向突起と外向突起が乗り越え係止状態にあり)、弾発体8の後方への付勢による操作体7と蓋部5前面の当接壁部53との当接では、その係合状態は解除されず、蓋部5が開くことはない。即ち、前記蓋部5による開口部42の閉鎖状態において、係合部54と被係合部44との係合により、蓋部5の後方移動が阻止される。
(筆記体)
前記各々の筆記体6は、例えば、ボールペンレフィル、シャープペンシルレフィル、サインペンレフィル、マーキングペンレフィル等、入力ペンレフィル(スタイラスペンレフィル)等の公知のペン先61を備えたレフィルが挙げられる。
本実施の形態では、ボールペンレフィルが採用される(図3参照)。前記ボールペンレフィルは、ボールペンチップ(ペン先61)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ内部にインキが収容されたインキ収容管62と、該インキ収容管62の後端(即ちインキ収容管62の後端開口部)に固着された操作体7とからなる。
(操作体)
図3に示すように、ボールペンレフィルの各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔41から軸筒2外部に突出する操作部71と、該操作部71の反対側に設けられる前側突出部72と、該操作部71の反対側の前側突出部72の後方に設けられる後側突出部73と、前端部に形成され且つインキ収容管62の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。
前記操作部71は、窓孔41を介して軸筒2の側壁外面から径方向外方に突出する第1突出部71aと、該第1突出部71aの外面から径方向外方に突出する第2突出部71bと、該第1突出部71aの外面から径方向外方に突出する第3突出部71cとからなる。前記第3突出部71cが前記第2突出部71bよりも後方に配置される。第2突出部71bの径方向の外端部及び第3突出部71cの径方向の外端部が凸曲面状に形成される。前記第1突出部71a、前記第2突出部71b及び前記第3突出部71cは板状であり、前記第2突出部71bと前記第3突出部71cとは同一形状(前後対称形状)を有する。尚、前記第1突出部71aを半円板状とし、前記第2突出部71bと第3突出部71cとを、略同一の円板状としてもよい。
本実施の形態では、前記操作体7の操作部71以外の表面から操作部71までの径方向の最大長さAは、操作体7の操作部71以外の表面から第2突出部71bまたは第3突出部71cの径方向の外端部までの径方向の最大長さとなる。本実施の形態では、前記操作体7の操作部71以外の表面から操作体7の裏面までの径方向の最大長さBは、操作体7の操作部71以外の表面から前側突出部72または後側突出部73の裏面までの径方向の最大長さとなる。
前記第2突出部71bが第1突出部71aよりも前方に突出し、前記第3突出部71cが第1突出部71aよりも後方に突出し、ペン先突出状態の筆記体6の後端の操作体7の第2突出部71bと第3突出部71cとが窓孔41から径方向外方に突出している。
図3に示すレフィルを軸筒2内に収容した多芯筆記具1において、筆記体6のペン先61が没入状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、蓋部5の前面に形成された当接壁部53に衝止される。一方、筆記体6のペン先61が突出状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、軸筒2の内壁に形成された係止壁部43に係止される。また、図3に示すレフィルを軸筒2内に収容した多芯筆記具1において、ペン先没入状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7の前側突出部72は、その操作体7の操作部71を前方に移動させた際、先にペン先突出状態にある他の筆記体6の後端に連結された操作体7の後側突出部73と当接され、他の筆記体6の後端に連結された操作体7と係止壁部43との係止状態が解除され、他の筆記体6のペン先突出状態が解除される。
本実施の形態において、ペン先突出状態の筆記体6の後端の操作体7の第1突出部71a、第2突出部71b、及び第3突出部71cが、窓孔41を介して軸筒2外面から径方向外方に突出され、且つ、ペン先没入状態の筆記体6の後端の操作体7の第1突出部71a、第2突出部71b、及び第3突出部71cが、窓孔41を介して軸筒2外面から径方向外方に突出される。それにより、操作部71が十分に軸筒2外部に突出され、指を操作部71に当てて操作部71を前方にスライド操作する際、指が操作部71から滑ることなく、確実にペン先突出状態にすることができる。
(弾発体支持部)
軸筒2の内壁(即ち後軸4の内壁)には、円筒状の弾発体支持部9が固着される。前記弾発体支持部9は、筆記体6が挿通される複数(具体的には2個)の内孔91が軸方向に貫設されている。前記弾発体支持部9の後面と、各々の操作体7の鍔部75の前面との間には、弾発体8が配置される。前記各々の弾発体8の内部に筆記体6が遊挿されるとともに、各々の弾発体8の前端は弾発体支持部9の後面により係止され、各々の弾発体8の後端は操作体7の鍔部75の前面に係止される。前記弾発体8により、筆記体6及び操作体7が後方に付勢される。
(ペン先の出没)
本実施の形態におけるペン先61の出没作動について説明する。
一つの操作体7の操作部71を弾発体8の後方付勢に抗して窓孔41に沿って前方に移動させると、その前方に移動させた操作体7の前側突出部72が、先に突出状態にある他の筆記体6の操作体7の後側突出部73を径方向外方に持ち上げる。それにより、軸筒2内壁の係止壁部43と操作体7との係止状態が解除され、他の筆記体6が弾発体8の後方付勢により後方に移動され、他の筆記体6のペン先61が軸筒2内に没入され、他の筆記体6の操作体7の後端が蓋部5の前面の当接壁部53に当接衝止される。前記他の筆記体6のペン先61の没入と同時に、前記前方に移動させた操作体7に連結された筆記体6のペン先61が、軸筒2の前端孔31より外部に突出されるとともに、前方に移動させた操作体7の後端が軸筒2内壁の係止壁部43に係止され、そのペン先突出状態が維持される。
(筆記体及び操作体7の交換)
本実施の形態における筆記体6及び操作体7の交換について説明する(図4参照)。
筆記体6を交換する際、蓋部5が軸筒2の後端の開口部42を閉鎖した状態から、蓋部5のヒンジ部46と反対側の操作端部を後方に押圧し、係合部54と被係合部44との係合を解除し、蓋部5を後方に回動させ、軸筒2の後端の開口部42を開口する。前記開口部42を開口させると、前記開口部42から各々の操作体7が、弾発体8の後方付勢により後方外部に突出される。前記軸筒2の後端の開口部42が開口した状態で、操作体7を取り出すことにより、その操作体7と互いに連結状態にある筆記体6を前記開口部42を介して軸筒2内から取り出し、その後、互いに連結状態にある新たな筆記体6と新たな操作体7とを前記開口部42を介して軸筒2内に挿入する。そして、蓋部5の当接壁部53に各々の操作体7を当接させ、各々の操作体7を前方に押圧しながら蓋部5を前方に回動させ、その後、係合部54と被係合部44とを係合させ、開口部42を閉鎖する。これにより、筆記体6及び操作体7の交換作業が終了する。尚、本実施の形態では、筆記体及び操作体7の交換は、開口部42を介して行われるが、これ以外にも、窓孔41を介して行われてもよい。
(本実施の形態の作用)
本実施の形態の多芯筆記具1は、操作体7の操作部71が、窓孔41から径方向外方に突出する第1突出部71aと、該第1突出部71aの外面から径方向外方に突出する第2突出部71bと、該第2突出部71bよりも後方に配置され且つ第1突出部71aの外面から径方向外方に突出する第3突出部71cとからなり、操作体7の操作部71以外の表面から操作部71の径方向の外端部までの径方向の最大長さAが、操作体7の操作部71以外の表面から操作体7の裏面までの径方向の最大長さBよりも大きく設定されることにより、ペン先没入状態からペン先突出状態への移行が完了するまで、第2突出部71b及び第3突出部71cを窓孔41から径方向外方に十分に突出させることができ、指を操作部71に当てて操作部71を前方にスライド操作する際、操作部71を強く径方向内方に押圧しなくても、指が操作部71から滑ることなく、確実にペン先突出状態にすることができる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、第2突出部71bの径方向の外端部及び第3突出部71cの径方向の外端部を凸曲面状に形成したことにより、操作部71を強く径方向内方に押圧しながら前方にスライド操作しても、指に痛みを感じさせるおそれがない。
本実施の形態の多芯筆記具1は、第2突出部71bが第1突出部71aよりも前方に突出し、第3突出部71cが第1突出部71aよりも後方に突出し、ペン先突出状態の筆記体6の後端の操作体7の第2突出部71bと第3突出部71cとが窓孔41から径方向外方に突出してなることにより、窓孔41の軸方向の長さを考慮すること無しに、第2突出部71bと第3突出部71cとを自由に大きく設定できる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、筆記体6及び操作体7を連結状態で軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成した場合、第2突出部71b及び第3突出部71cを窓孔41から径方向外方に十分に突出しているため、操作部71を指で摘みやすく、筆記体6及び操作体7の交換が容易となる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、各々の操作体7の操作部71の形状が同一であることにより、各々の操作部71と指との接触が一定となり、いずれの操作部71をスライド操作しても、指が操作部71から滑ることなく、確実にペン先突出状態にすることができる。
1 多芯筆記具
2 軸筒
3 前軸
31 前端孔
4 後軸
41 窓孔
42 開口部
43 係止壁部
44 被係合部
45 クリップ
46 ヒンジ部
5 蓋部
51 蓋本体
52 脚片
53 当接壁部
54 係合部
6 筆記体
61 ペン先
62 インキ収容管
7 操作体
71 操作部
71a 第1突出部
71b 第2突出部
71c 第3突出部
72 前側突出部
73 後側突出部
74 嵌入部
75 鍔部
8 弾発体
9 弾発体支持部
91 内孔
A 操作体の操作部以外の表面から操作部の径方向の外端部までの径方向の最大長さ
B 操作体の操作部以外の表面から操作体の裏面までの径方向の最大長さ

Claims (5)

  1. 軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体の後端に操作体を連結し、前記各々の筆記体及び操作体を弾発体により後方に付勢し、前記軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体の操作部を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライド操作することにより、その一つの操作体を先にペン先突出状態にあった他の筆記体の操作体と当接させ、先にペン先突出状態にあった他の筆記体の操作体と軸筒内壁との係止状態を解除し、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させ、前記前方にスライド操作した操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させてなる多芯筆記具であって、
    前記操作体の操作部が、窓孔から径方向外方に突出する第1突出部と、該第1突出部の外面から径方向外方に突出する第2突出部と、該第2突出部よりも後方に配置され且つ第1突出部の外面から径方向外方に突出する第3突出部とからなり、前記操作体の操作部以外の表面から操作部の径方向の外端部までの径方向の最大長さが、前記操作体の操作部以外の表面から操作体の裏面までの径方向の最大長さより大きく設定されることを特徴とする多芯筆記具。
  2. 前記第2突出部の径方向の外端部及び前記第3突出部の径方向の外端部を凸曲面状に形成した請求項1記載の多芯筆記具。
  3. 前記第2突出部が第1突出部よりも前方に突出し、前記第3突出部が第1突出部よりも後方に突出し、ペン先突出状態の筆記体の後端の操作体の第2突出部と第3突出部とが窓孔から径方向外方に突出してなる請求項1また2記載の多芯筆記具。
  4. 前記軸筒の後端部に、軸方向後方に貫通し且つ径方向外方に開口する開口部が形成され、前記開口部が、軸筒の後端において窓孔と連通され、前記窓孔の後端が後方に切り欠かれ後方に開口され、前記軸筒の後端部に、前記開口部を開閉自在にする蓋部が回動自在に設けられ、前記開口部を開口した状態で、筆記体及び操作体を連結状態で軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成した請求項1、2または3記載の多芯筆記具。
  5. 各々の操作体の操作部の形状が同一である請求項1乃至4のいずれかに記載の多芯筆記具。
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