JP2011011338A - 多芯筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の筆記体を自由に選択して軸筒内に収容できると同時に、クリップの有無やクリップの種類を自由に選択して使用でき、しかも、操作体を容易に押圧操作でき、さらに、クリップの十分な挟持力が得られる多芯筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒2内に複数の筆記体6を前後方向に移動可能に収容する。各々の筆記体6の後端に操作体7を連結する。軸筒2の窓孔41から径方向外方に操作体7を突出させる。操作体7を窓孔41に沿って前方に押圧操作することにより、筆記体6のペン先61を軸筒2の前端孔31から出没させる。軸筒2の後端に、窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設ける。開口部42を介して筆記体6及び操作体7を交換可能に構成する。軸筒2の後端部に、開口部42を開閉自在とする蓋部5を設ける。軸筒2の外面にクリップを備えない。操作体7の外面にクリップ71aを設ける。
【選択図】 図8

Description

本発明は、多芯筆記具に関する。詳細には、軸筒内に複数の筆記体を収容し、前記筆記体を軸筒の後端の開口部より交換可能にした多芯筆記具に関する。
特許文献1には、軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を弾発体により後方に付勢し、前記各々の筆記体の後端に、各々の筆記体に対応した操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させた多芯筆記具であって、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を介して筆記体及び操作体を、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成した構造が開示されている。さらに、前記特許文献1には、軸筒(後軸)の側壁外面にクリップを設けることが記載されている。
特開2007−38635号公報
前記従来の多芯筆記具は、軸筒の側壁外面にクリップを備えるため、ペンケース内にスムーズに収容できないおそれがあり、ペンケース等に収容して携帯するユーザーにとってクリップは不要である。
また、従来の多芯筆記具は、筆記体を自由に選択できるとしても、クリップを自由に選択することはできない。
さらに、前記従来の多芯筆記具は、クリップ近傍の操作体を前方に押圧操作する際、クリップが操作体の押圧操作の邪魔になり、操作体の容易な押圧操作を妨げることがある。
その上、前記従来の多芯筆記具は、軸筒の窓孔の数(即ち軸筒内に収容する筆記体の数)が多くなるに従い窓孔間の側壁が細くなり、それにより、クリップと軸筒側壁との安定した接続が困難となり、クリップの十分な挟持力が得られないおそれがある。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、複数の筆記体を自由に選択して軸筒内に収容できると同時に、クリップの有無やクリップの種類を自由に選択して使用でき、しかも、操作体を容易に押圧操作でき、さらに、クリップの十分な挟持力が得られる多芯筆記具を提供しようとするものである。尚、本発明において、軸筒において、「前」とは前端孔側を指し、「後」とはその反対の開口部側を指し、筆記体において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
本願の第1の発明は、軸筒2内に複数の筆記体6を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体6の後端に操作体7を連結し、前記各々の筆記体6及び操作体7を弾発体8により後方に付勢し、前記軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔41を径方向に貫設し、前記各々の窓孔41から径方向外方に前記各々の操作体7を突出させ、一つの操作体7を窓孔41に沿って前方に押圧操作することにより、その一つの操作体7を先にペン先突出状態にあった他の筆記体6の操作体7と当接させ、先にペン先突出状態にあった他の筆記体6の操作体7と軸筒2内壁との係止状態を解除し、先に突出状態にあった他の筆記体6のペン先61を軸筒2内に没入させ、前記前方に押圧操作した操作体7に連結された筆記体6のペン先61を軸筒2の前端孔31から突出させてなり、前記軸筒2の後端に、窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設け、前記開口部42を介して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成し、前記軸筒2の後端部に、前記開口部42を開閉自在とする蓋部5を設けた多芯筆記具であって、前記軸筒2の外面にクリップを備えないことを要件とする。
前記第1の発明の多芯筆記具1は、軸筒2の外面にクリップを備えないことにより、複数の筆記体6及び操作体7を自由に選択して軸筒2内に収容できると同時に、クリップの有無やクリップの種類を自由に選択して使用できる。
前記第1の発明の多芯筆記具1は、クリップを備えない操作体7を選択して軸筒2内に収容することにより、クリップを備えない多芯筆記具を得ることができ、ペンケース内にスムーズに収容することができる(図6及び図7参照)。また、前記第1の発明の多芯筆記具1は、クリップを備えた操作体7を選択して軸筒2内に収容することにより、クリップを備えた多芯筆記具を得ることができる(図8及び図9参照)。また、前記第1の発明の多芯筆記具1は、種類の異なるクリップを備えた操作体7を用意することによって、クリップの種類を自由に選択することができる。
また、前記第1の発明の多芯筆記具1は、軸筒2の窓孔41近傍の側壁外面(即ち操作体7の近傍)にクリップが存在しないため、いずれの操作体7も容易に前方に押圧操作することができる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明の多芯筆記具1において、少なくとも一つの筆記体6の後端に連結された操作体7の径方向外面にクリップ71aを設け、前記筆記体6を軸筒2内に収容した際、前記クリップ71aが窓孔41から軸筒2の外部に突出されるとともに、前記クリップ71aが筆記体6及び操作体7の前後方向の移動に伴い前後方向に移動可能に構成されることを要件とする(図8及び図9参照)。
前記第2の発明の多芯筆記具1は、クリップ71aを備えた操作体7を選択して軸筒2内に収容することにより、クリップ71aを備えた多芯筆記具を得ることができ、多芯筆記具を衣類のポケット等に収容して携帯するユーザーに便利となる。また、前記第2の発明の多芯筆記具1は、窓孔41の数が多くなるに従い窓孔41間の側壁が細くなっても、クリップ71aを操作体7の外面に設けるため、クリップの十分な挟持力が得られる。
本願の第3の発明は、前記第1の発明の多芯筆記具1において、軸筒2内に収容した全ての筆記体6の後端に連結された操作体7がクリップを備えないことを要件とする(図6及び図7参照)。
前記第3の発明の多芯筆記具1は、クリップを備えない操作体7を選択して軸筒2内に収容することにより、クリップを備えない多芯筆記具を得ることができ、多芯筆記具をペンケース等に収容して携帯するユーザーに便利となる。
本発明の多芯筆記具によれば、複数の筆記体を自由に選択して軸筒内に収容できると同時に、クリップの有無やクリップの種類を自由に選択して使用でき、しかも、操作体を容易に押圧操作できる。
本発明の実施の形態の軸筒の開口部を閉鎖させた状態の側面図である。 本発明の実施の形態の軸筒の開口部を開口させた状態の側面図である。 図1の縦断面図である。 本発明の実施の形態のクリップを備えない操作体及び筆記体の正面図である。 本発明の実施の形態のクリップを備えた操作体及び筆記体の正面図である。 本発明の実施の形態の全てクリップを備えない操作体を用いた場合における全ペン先没入状態を示す縦断面図である。 図6のペン先突出状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態のクリップを備えた一つの操作体を用いた場合における全ペン先没入状態を示す縦断面図である。 図8のペン先突出状態を示す縦断面図である。
図1乃至図9に本発明の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2と、該軸筒2内に前後方向に移動可能に収容される複数本の筆記体6とからなる。
(軸筒)
前記軸筒2は、先細状の円筒体からなる前軸3と、該前軸3の後端部と螺合または圧入により取り付けられる円筒状の後軸4とからなる。前記前軸3の前端には、筆記体6のペン先61が突出可能な前端孔31が軸方向に貫設される。前記前軸3及び後軸4は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。
前記後軸4の後部の側壁には、複数本(具体的には2本)の前後方向に延びる細長状の窓孔41が、径方向に貫設される。また、前記後軸4の後端部には、軸方向後方に貫通し且つ径方向外方に開口する開口部42が形成される。前記開口部42は、後軸4の後端(即ち軸筒2の後端)において窓孔41と連通され、それにより、窓孔41後端が後方に切り欠かれ後方に開口されている。一方、前記窓孔41の前端は常時閉鎖されている。
また、前記後軸4の窓孔41の相互間の側壁内面には、前後方向に延びるリブよりなる係止壁部43が形成され、前記係止壁部43に、ペン先61が突出した際の筆記体6の操作体7の後端が係止される。
前記後軸4の窓孔41の相互間の側壁外面の後端部にはヒンジ部45が形成される。
(蓋部)
前記後軸4の後端部には、前記開口部42を開閉自在にする蓋部5が回動自在に設けられる。前記蓋部5は、開口部42を塞ぐ蓋本体51と、該蓋本体51に連設される2本の脚片52とからなる。前記蓋部5の脚片52は、ヒンジ部45により後軸4に回動自在に接続される。前記ヒンジ部45の回動軸は、ペン先下向きでヒンジ部45を正面視したときのヒンジ部45の左右方向に延設され、それにより、前記蓋部5は、略前後方向に回動自在となる。
尚、本実施の形態では、ヒンジ部45は、例えば、軸受け部の左右両側外方に開口する軸受け孔と、蓋部5の脚片52の左右両側内方に突出する回動軸とからなる構成、または、軸受け部の左右両側外方に突出する回動軸と、蓋部5の脚片52の左右両側内方に開口する軸受け孔とからなる構成が挙げられる。また、本実施の形態では、前記ヒンジ部45は、回動軸により回動自在に接続される構成が採用されているが、これ以外にも、本発明は、屈曲変形可能な可撓性を有する連結部または薄肉部により一体に接続される構成であってもよい。
前記蓋部5(蓋本体51)の前面には、当接壁部53が形成される。前記当接壁部53に、ペン先没入状態の筆記体6の後端に連結された各々の操作体7の後端が衝止される。
前記各々の筆記体6の後端には、操作体7が固着される。前記各々の筆記体6及び操作体7は、弾発体8(具体的には圧縮コイルスプリング)により後方に付勢されている。尚、本発明において、前記軸筒2内に移動可能に収容する筆記体6の本数は、2本以上であればよく、2本以外にも、3本、4本、5本、6本等であってもよい。
(係合部、被係合部)
前記蓋部5(蓋本体51)の前面には、係合部54が設けられる(具体的には係合凹部または係合孔部が形成される)。後軸4の後端には、前記係合部54と係合可能な被係合部44が設けられる(具体的には係合凸部が突設される)。前記係合部54(係合凹部または係合孔部)の内面には、内向突起が形成され、一方、前記被係合部44(係合凸部)の外面には、前記内向突起と乗り越え係止可能な外向突起が形成される。
前記係合部54と前記被係合部44は、蓋部5が開口部42を閉鎖した際、互いに係合状態にあり(具体的には内向突起と外向突起が乗り越え係止状態にあり)、弾発体8の後方への付勢による操作体7と蓋部5前面の当接壁部53との当接では、その係合状態は解除されず、蓋部5が開くことはない。即ち、前記蓋部5による開口部42の閉鎖状態において、係合部54と被係合部44との係合により、蓋部5の後方移動が阻止される。尚、前記係合部54と被係合部44の構成以外にも、前記係合部54が係合凸部よりなり、前記被係合部44が係合凹部または係合孔部からなる構成でもよい。尚、本発明で、蓋部5は、開口部42を開閉自在とする構成であるなら、何れであってもよく、例えば、蓋部5が軸筒の開口部42に螺合または嵌合により着脱自在に設けられる構成が挙げられる。
(筆記体)
前記各々の筆記体6は、例えば、ボールペンレフィル、シャープペンシルレフィル、サインペンレフィル、マーキングペンレフィル等、入力ペンレフィル(スタイラスペンレフィル)等の公知のペン先61を備えたレフィルが挙げられる。
本実施の形態では、ボールペンレフィルが採用される(図4及び図5参照)。前記ボールペンレフィルは、ボールペンチップ(ペン先61)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ内部にインキが収容されたインキ収容管62と、該インキ収容管62の後端(即ちインキ収容管62の後端開口部)に固着された操作体7とからなる。
(図4のレフィル)
図4に示すレフィルは、操作体7の外面にクリップを備えない。
図4に示すレフィルの各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔41から外部に突出する操作部71と、該操作部71の反対側に設けられる前側突出部72と、該操作部71の反対側の前側突出部72の後方に設けられる後側突出部73と、前端部に形成され且つインキ収容管62の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。
(図5のレフィル)
図5に示すレフィルは、操作体7の外面にクリップ71aを備える。
図5に示すレフィルの各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔41から外部に突出する操作部71と、該操作部71から前方に延設されるクリップ71aと、該操作部71の反対側に設けられる前側突出部72と、該操作部71の反対側の前側突出部72の後方に設けられる後側突出部73と、前端部に形成され且つインキ収容管62の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。
尚、前記クリップ71aは、例えば、合成樹脂製の操作体の外面に合成樹脂製のクリップが一体に形成される構成、または合成樹脂製の操作体の外面に金属製のクリップを固着した構成が挙げられる。また、その他にも、前記クリップ71aは、操作体の外面に支点を中心にして開閉作動可能に設けられるとともに、板バネやコイルバネ等により閉鎖方向の弾発されるタイプが挙げられる。
図4、図5に示すレフィルを軸筒2内に収容した多芯筆記具1において、筆記体6のペン先61が没入状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、蓋部5の前面に形成された当接壁部53に衝止される。一方、筆記体6のペン先61が突出状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、軸筒2の内壁に形成された係止壁部43に係止される。また、図4、図5に示すレフィルを軸筒2内に収容した多芯筆記具1において、ペン先没入状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7の前側突出部72は、その操作体7の操作部71を前方に移動させた際、先にペン先突出状態にある他の筆記体6の後端に連結された操作体7の後側突出部73と当接され、他の筆記体6の後端に連結された操作体7と係止壁部43との係止状態が解除され、他の筆記体6のペン先突出状態が解除される。
(弾発体支持部)
軸筒2の内壁(即ち後軸4の内壁)には、円筒状の弾発体支持部9が固着される。前記弾発体支持部9は、筆記体6が挿通される複数(具体的には2個)の内孔91が軸方向に貫設されている。前記弾発体支持部9の後面と、各々の操作体7の鍔部75の前面との間には、弾発体8が配置される。前記各々の弾発体8の内部に筆記体6が遊挿されるとともに、各々の弾発体8の前端は弾発体支持部9の後面により係止され、各々の弾発体8の後端は操作体7の鍔部75の前面に係止される。前記弾発体8により、筆記体6及び操作体7が後方に付勢される。
(図6及び図7)
図6及び図7に、本発明の実施の形態の全てクリップを備えない操作体7を用いた場合を示す。図6は全ペン先没入状態を示し、図7は、ペン先突出状態を示す。
図6及び図7に示す多芯筆記具1は、全てクリップを備えない操作体7を選択して軸筒2内に収容することにより、クリップを備えない多芯筆記具を得ることができ、ペンケース内にスムーズに収容することができる。それにより、多芯筆記具をペンケース等に収容して携帯するユーザーに便利となる。
(図8及び図9)
図8及び図9に、本発明の実施の形態のクリップ71aを備えた一つの操作体7を用いた場合を示す。図6は全ペン先没入状態を示し、図7は、ペン先突出状態を示す。
図8及び図9に示す多芯筆記具1は、クリップ71aを備えた一つの操作体7と、クリップを備えない他の操作体7を選択して軸筒2内に収容することにより、クリップ71aを備えた多芯筆記具を得ることができ、多芯筆記具を衣類のポケット等に収容して携帯するユーザーに便利となる。また、図8及び図9に示す多芯筆記具1は、軸筒2の窓孔41の数が多くなるに従い窓孔41間の側壁が細くなっても、クリップ71aを操作体7の外面に設けるため、クリップの十分な挟持力が得られる。
(ペン先の出没)
本実施の形態におけるペン先61の出没作動について説明する。
一つの操作体7の操作部71を弾発体8の後方付勢に抗して窓孔41に沿って前方に移動させると、その前方に移動させた操作体7の前側突出部72が、先に突出状態にある他の筆記体6の操作部71の後側突出部73を径方向外方に持ち上げる。それにより、軸筒2内壁の係止壁部43と操作体7との係止状態が解除され、他の筆記体6が弾発体8の後方付勢により後方に移動され、他の筆記体6のペン先61が軸筒2内に没入され、他の筆記体6の操作部71の後端が蓋部5の前面の当接壁部53に当接衝止される。前記他の筆記体6のペン先61の没入と同時に、前記前方に移動させた操作体7に連結された筆記体6のペン先61が、軸筒2の前端孔31より外部に突出されるとともに、前方に移動させた操作体7の後端が軸筒2内壁の係止壁部43に係止され、そのペン先突出状態が維持される。
(筆記体及び操作体の交換)
本実施の形態における筆記体6及び操作体7の交換について説明する。
筆記体6を交換する際、蓋部5が軸筒2の後端の開口部42を閉鎖した状態から、蓋部5のヒンジ部45と反対側の操作端部を後方に押圧し、係合部54と被係合部44との係合を解除し、蓋部5を後方に回動させ、軸筒2の後端の開口部42を開口する。前記開口部42を開口させると、前記開口部42から各々の操作体7が、弾発体8の後方付勢により後方外部に突出される。前記軸筒2の後端の開口部42が開口した状態で、操作体7を取り出すことにより、その操作体7と互いに連結状態にある筆記体6を前記開口部42を介して軸筒2内から取り出し、その後、互いに連結状態にある新たな筆記体6と新たな操作体7とを前記開口部42を介して軸筒2内に挿入する。そして、蓋部5の当接壁部53に各々の操作体7を当接させ、各々の操作体7を前方に押圧しながら蓋部5を前方に回動させ、その後、係合部54と被係合部44とを係合させ、開口部42を閉鎖する。これにより、筆記体6及び操作体7の交換作業が終了する。
(本実施の形態の作用)
本発明の実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2の外面にクリップを備えないことにより、複数の筆記体6及び操作体7を自由に選択して軸筒2内に収容できると同時に、クリップの有無やクリップの種類を自由に選択して使用できる。
本発明の実施の形態の多芯筆記具1は、クリップを備えない操作体7を選択して軸筒2内に収容することにより、クリップを備えない多芯筆記具を得ることができ、ペンケース内にスムーズに収容することができる。また、本発明の実施の形態の多芯筆記具1は、クリップ71aを備えた操作体7を選択して軸筒2内に収容することにより、クリップ71aを備えた多芯筆記具を得ることができる。また、本発明の実施の形態の多芯筆記具1は、種類の異なるクリップ71aを備えた操作体7を用意することによって、クリップ71aの種類を自由に選択することができる。
また、本発明の実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2の窓孔41近傍の側壁外面(即ち操作体7の近傍)にクリップが存在しないため、いずれの操作体7も容易に前方に押圧操作することができる。
1 多芯筆記具
2 軸筒
3 前軸
31 前端孔
4 後軸
41 窓孔
42 開口部
43 係止壁部
44 被係合部
45 ヒンジ部
5 蓋部
51 蓋本体
52 脚片
53 当接壁部
54 係合部
6 筆記体
61 ペン先
62 インキ収容管
7 操作体
71 操作部
71a クリップ
72 前側突出部
73 後側突出部
74 嵌入部
75 鍔部
8 弾発体
9 弾発体支持部
91 内孔

Claims (3)

  1. 軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体の後端に操作体を連結し、前記各々の筆記体及び操作体を弾発体により後方に付勢し、前記軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方に押圧操作することにより、その一つの操作体を先にペン先突出状態にあった他の筆記体の操作体と当接させ、先にペン先突出状態にあった他の筆記体の操作体と軸筒内壁との係止状態を解除し、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させ、前記前方に押圧操作した操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させてなり、
    前記軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を介して筆記体及び操作体を、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、前記軸筒の後端部に、前記開口部を開閉自在とする蓋部を設けた多芯筆記具であって、
    前記軸筒の外面にクリップを備えないこと特徴とする多芯筆記具。
  2. 少なくとも一つの筆記体の後端に連結された操作体の径方向外面にクリップを設け、前記筆記体を軸筒内に収容した際、前記クリップが窓孔から軸筒の外部に突出されるとともに、前記クリップが筆記体及び操作体の前後方向の移動に伴い前後方向に移動可能に構成される請求項1記載の多芯筆記具。
  3. 軸筒内に収容した全ての筆記体の後端に連結された操作体がクリップを備えない請求項1記載の多芯筆記具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015155208A (ja) * 2015-04-23 2015-08-27 パイロットインキ株式会社 熱変色性筆記具
JP2017013245A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 ぺんてる株式会社 塗布具のクリップ

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