JP6812763B2 - クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、塗布具に設けられたクリップに関する。
製品全体の高級感を演出する為、クリップ部に金属部品が取り付けられている筆記具、あるいはクリップ自体が金属材料にて成形された筆記具は、従来から数多く存在している。
具体的には、特開平11−157280号公報に開示されているように、金属製のクリップを樹脂部品に形成したクリップ取付孔に圧入したものが多く知られている。
特開平11−157280号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明のような金属製のクリップは寸法のバラツキによって安定した固定力の製品を量産することに困難性があった。特に、加工時に熱処理を施すものでは、寸法にバラつきが生じ易く、さらには熱処理により金属の硬度が上がるため変形しにくくなる為、クリップ取付圧入時の抵抗が極端に大きくなったり、反対に寸法バラつきにより圧入量が減った為にクリップが脱落するという不具合発生の可能性があった。
そこで本発明は前記問題を鑑み、塗布具に設けられたクリップであって、そのクリップを樹脂材質からなる複数の取付用部品から構成すると共に、
その少なくとも1つの取り付け部品に金属材質からなるカバー部材を被せ、また、そのカバー部材は塗布具の長手方向における軸方向において前記複数の取付用部品の間に位置させ、前記カバー部材の一部または全部が一方の取付用部品に前方方向から、また、他方の取付用部品には後方方向から挟み込まれると共に、一方の取付用部品に上方向から、また、他方の取付用部品には下方向から挟み込まれ、これらの挟み込み作用によって、前記複数の取付用部品を係止させたことを要旨とするものである。
本発明は、塗布具に設けられたクリップであって、そのクリップを樹脂材質からなる複数の取付用部品から構成すると共に、その少なくとも1つの取り付け部品に金属材質からなるカバー部材を被せ、また、そのカバー部材は塗布具の長手方向における軸方向において前記複数の取付用部品の間に位置させ、前記カバー部材の一部または全部が一方の取付用部品に前方方向から、また、他方の取付用部品には後方方向から挟み込まれると共に、一方の取付用部品に上方向から、また、他方の取付用部品には下方向から挟み込まれ、これらの挟み込み作用によって、前記複数の取付用部品を係止させたので、前記カバー部材は挟み込まれ位置決めがなされると共に、取付部用部品の圧入により固定される。つまり、前記カバー部材は直接樹脂部品に圧入を行う必要がないため、クリップの組立、固定が容易である。
本発明の第1実施例の構成を示す正面図 図1のA−A断面図 摺動ケースの正面図 摺動ケースの後端側投影図 図3のA−A断面図 摺動ケースの斜視図 後軸の正面図 図7のA−A断面図 スライダーの側面図 ベーススライダーの側面図 ベーススライダーの後方側投影図 図11のA−A断面図 ベーススライダーの斜視図 ベースクリップの側面図 図14のA−A断面図 ベースクリップの斜視図 図14のB−B断面図 クリップカバーの側面図 クリップカバーの内面方向投影図 クリップカバーの底面側斜視図 クリップカバーの後方側投影図 図2のB部拡大図 ベースクリップとベーススライダーの仮セット状態での正面図 図23のA−A断面図 本発明の第2実施例の構成を示す側面図 図25のA部拡大図 第2実施例に用いるベースクリップの側面図 第2実施例に用いるベーススライダーの側面図 本発明の第3実施例の構成を示す正面図 図29のA−A断面図 第3実施例に用いる回転子の斜視図 第3実施例に用いる尾栓の正面図 図32のA−A断面図 図32の斜視図 第3実施例に用いるベースクリップの斜視図 第3実施例に用いるベースクリップの正面図 図36のA−A断面図 第3実施例に用いるクリップカバーの斜視図 変形例に用いるベーススライダーの側面図 変形例のベーススライダーが前進し摺動ケースの係止凹部に係止した状態におけるベーススライダー係止突起と摺動ケースの係止凹部の係止部分の付近を示す断面図(図2の同じ方向の断面)の拡大図
最良な構成の1例(実施例1)を説明する。なお、以降の説明において、前方とはペン先側方向を指し、後方とはクリップが取り付けられている側方向を指す。
軸本体1は、前軸2と後軸3、摺動ケース4により構成されている。前記前軸2は螺合などの手段により後軸3に取り付けられており、前記後軸3の後端部には摺動ケース4が圧入などの手段によって取り付けられている。
前記前軸2の前端には、リフィール5の筆記部が出没する突出孔2Aが形成されている。また、前記前軸2は、ゴム状弾性体からなるグリップ6を挿着しているが、二色成形、或いは、多色成形といった手段などにより前軸2にゴム状弾性体からなる部材を被覆しても良い。前軸2の外周にグリップ6を設けることにより、グリップ感が増し、書きやすさが向上し、さらには疲れにくくなるのである。
後軸3は円柱形状をしており、表面に突出部などは設けていない。即ち、平滑な表面状態を形成している。これは後軸3の加飾性向上の為であり、全周に転写印刷を施すことが出来るようになっている。さらに前記後軸3には、その長手方向に3個の窓孔3Aが形成されている。本例においては、3個の窓孔3Aが形成されているが、リフィール5の合計数が3本であるためであり、この本数によって窓孔3Aの形成する数も変わるものである。
前記窓孔3Aは閉鎖部3Bにより前後端を閉鎖されており、スライダー7及びベーススライダー8は後軸3の後端より挿入され、後軸3内を通り、窓孔3Aに入り込む。
前記後軸3の窓孔3Aには、前述したスライダー7が摺動自在に配置されている。このスライダー7の底面には、1つの係止突起7Aと、解除突起7Bが形成されている。
前記係止突起7Aは、後方に延びながら前記後軸3の中心軸線方向に傾斜する傾斜面7A1と、その傾斜面7A1の後端から前方に延びながら前記後軸3の中心軸線方向に傾斜する傾斜面7A2によって2辺とそのはさむ角が形成された形状となっている。前記傾斜面7A1と前記傾斜面7A2の2辺によって形成される頂点を係止突起頂点7A3とする。
使用者がスライダー7を前進させると、スライダー7は軸心方向へ落ち込み、スライダー7の係止突起7Aが摺動ケース4内の梁状の区画壁4Aの中心に設けられた係止凹部4Bに係止される。この瞬間に、リフィール5の筆記部が前軸2の突出孔2Aから突出し、筆記可能となる。
前記係止凹部4Bは、係止凹部底面4B1とその係止凹部底面4B1の周囲を囲いつつ前方に突出した外周突起4B2から形成されている。本実施例では前記係止凹部4Bは前方から見たとき三角形状をしており、スライダーが配置されている位置に三角形の辺の部分が来るように形成されている。そして前記外周突起4B2は前記係止凹部底面4B1の内側から外側に向かいつつ前方に行くに従い傾斜する傾斜面4B3が形成されている。
実施例1のスライダー7の係止突起7Aが係止凹部4Bに係止されている状態では、前記係止突起7Aの傾斜面7A1と前記係止凹部4Bの傾斜面4B3の前端(外周突起前端4B4)が当接することで係止されている。
尚、スライダー7の係止突起7Aと前記摺動ケース4内の係止凹部4Bの一方または両方の表面状態を凹凸や粗面としたり、形状自体を階段形状等にする等、前記係止突起7Aと係止凹部4Bの係止力を向上させる方策を採用してもよい。
このリフィール5の筆記部の突出時、後軸3内の規制部3Cに設けた貫通孔3D付近の後軸内周面3Eから貫通孔3Dの中心に向けて設けたリフィール規制リブ3Fと、リフィール5が接触する。この接触動作によって、リフィール5の先端の筆記部は強制的に前軸2の先端の突出孔2Aに向かう。これにより、前軸2内でリフィール5が屈曲することなく、突出孔2Aから筆記部が突出されるのである。例えば、リフィール5がシャープユニットの際、シャープユニット自体の屈曲による、内蔵されたシャープ芯の繰り出し不良などが防止され、スムーズな芯出しが可能となる。
前記リフィール5の先端部の突出状態において後部に位置している他のスライダー7を前進させると、前進したスライダー7の解除突起7Bが、係止しているスライダー7の被解除突起7Cに接触し、係止していたスライダー7が径方向外向きに移動することで、前記係止突起7Aの係止突起頂点7A3が前記係止凹部4Bの外周突起4B2を乗り越え、係止が解除され、その瞬間に後述する弾撥部材9の弾撥力によりスライダー7が後方へ移動し、リフィール5の先端部が没状態になるのである。
尚、後述のベーススライダー8もその底面側、つまり摺動ケース4側に接触する形状は前記スライダー7と同じであるため、ベーススライダー8においても係止、あるいは解除時の作動もスライダー7と同様である。
前記スライダー7の前端には長手方向に突出しているリフィール保持突起7Dが形成されており、リフィール5の後端部に前記リフィール保持突起7Dが差し込まれ、圧入する形でリフィール5を保持することが出来る。なおリフィール保持突起7Dの形状は本実施例に限定されるものではなく、リブなどによって圧入関係を持たせても良い。
尚、前記リフィール5としては、ボールペンリフィールや、シャープ芯の繰出しが可能なシャープユニット等から適宜選択できる。また、リフィール5としてボールペンリフィールを選択した場合、樹脂パイプ(インキ収容管)を着色、もしくは転写印刷などにより、内部のインキと近似した色に着色し、使用者の外観からの識別を可能とすることもできる。
前記スライダー7の前端部には、弾撥部材9の後端部が当接する鍔部7Eが形成されている。
参照符号9は、リフィール5並びにリフィール5に接続するスライダー7を後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材9である。
前記後軸3の中間部には、前述した通り規制部3Cが形成されており、その規制部3Cには、リフィール5が遊挿する3つの貫通孔3Dが形成されており、前記規制部3Cに弾撥部材9の一端を係止させることにより、リフィール5を後方に付勢している。
前述したとおり、後軸3の後端部には摺動ケース4が取り付けられている。本例では、その摺動ケース4の外周の表面上には、等間隔に後軸3との係合用の係合突起4Cが設けられている。また、その係合突起4Cは、後軸3の外周の表面に設けられた窓孔3Aの後端部に係合される。この係合状態において、摺動ケース4の前半部4Dは後軸3の後端内部に配置され、一方、摺動ケース4の後半部は後軸3の後端開口部3Gから突出する。その突出した摺動ケース4の後半部をノック部4Eとし、ノック作動により摺動ケース4全体が、後軸3に対して前後に摺動する。これにより、リフィール5をシャープユニットに選択した場合、シャープ芯の繰り出しのスライド距離を窓孔3Aで有効活用することにより、軸本体1の長さを抑えている
前記摺動ケース4の内部は全長に渡り、径方向を分割するように梁状の区画壁4Aによって区画4Fが形成されている。この区画4F内をリフィール5の後端に取り付けられたスライダー7が前後に摺動し、リフィール5のペン先やシャープユニットの先金部の没入動作が行われるのである。この区画4Fは、本例では3つであるが、リフィール5の本数により、変わるものである。
また、摺動ケース4は有底の筒状を成しているが、中間部からは筒部4Gがなくなり、径方向に開放状態となっている。具体的には、切り欠き部4Hが形成されており、その切り欠き部4Hが開放状態となっている。つまり、その切り欠き部4Hを摺動面とし、スライダー7が摺動ケース4内を摺動するのである。前記スライダー7の押圧部7Fは後軸3の窓孔3Aより外方に突出しており、スライダー7の押圧部7Fは後軸3の窓孔3Aを摺動する。
前記軸本体1の摺動ケース4の後端面には着脱穴4Iが設けられており、イヤフォンジャックアクセサリーなどの装飾部品や、機能をもった部品、例えば、消しゴムや蛍光ペン、修正具などを取り付けることが可能となっている。
前述の通り、後軸3に設けられている3箇所の窓孔3Aには、スライダー7が2本、ベーススライダー8が1本配置されている。そのベーススライダー8の底面側、つまり摺動ケース4側に接触する形状は前記スライダー7と同じであり、係止、あるいは解除時の作動もスライダー7と同様である。
しかし、ベーススライダー8の天面側には、前記後軸3の窓穴から外部に露出するクリップ取付部8Aが設けられている。このクリップ取付部8Aは、後述するベースクリップ10を取り付けるための嵌合突起8Bを有している。前記嵌合突起8Bは後端側に向けて開口したコの字形状をしており、中央部が後方に向けて開口した切り欠き部8H、後端部がストッパー部8Iとなっている。
前記嵌合突起8Bは前方と後方で役割が異なり、前方前面部8Jは後述するベースクリップ10の嵌合突起10Eと接触する事でベースクリップ10の後方への抜け止めとなる。一方、嵌合突起8Bの後方側は中央部に設けた切り欠き部8Hにより、後述するベースクリップ10の狭幅部10Gと干渉しない役割を果たしている。
さらに、前記嵌合突起8Bの 後端部のストッパー部8Iが、組立時にクリップカバー11のストッパー接触部11Fと当接する事で、前方方向の抜け止めとしての機能を持たせている。尚、ベーススライダー8と、後述するベースクリップ10とクリップカバー11を組立てた状態で、クリップ部12として機能する。
また、前述したクリップ取付部8Aには、後端側と天面側が開口し、軸方向前方に向かって伸びる溝部8Cが設けられている。この溝部8Cの断面は、T字の上下反転形状となっている。このT字の溝部8Cは、ベースクリップ10を取り付ける際に、ベースクリップ10に設けたT字の広幅部10Aが前記溝部8Cに入り込む事により、クリップを持ち上げる方向への負荷に対しての支点が増え、強度を確保する事が出来る。また、前記溝部8Cの内部奥の天面側には、内側方向に向かうガタ防止用リブ8Dが設けられ、組立時にベースクリップ10の広幅部10Aを天面方向から抑える事で、ベースクリップ10の上下方向ガタを防止する。
参照符号10はベースクリップを指す。ベースクリップ10の先端には突起10Bが設けられている。これは後述するクリップカバー11側に設けた突起11Aと対応しており、使用者によってクリップカバー11のみが持ち上げられた際に、クリップカバー11の突起11Aがベースクリップ10の突起10Bに引っかかるよう設計されている。
また、ベースクリップ10前方の軸筒側には玉部10Cが設けられている。前記玉部10Cは、後軸3に接触するよう設計している。つまりクリップ部12に紙などを挟んだ際には前記玉部10Cと後軸3との間で把持力を発生させ、クリップとしての機能を持たせることが出来る。
ベースクリップ10の中間部分には、先端の玉部10Cから後端方向へと繋ぐ湾曲した橋状部10Dがあり、また、前記橋状部10Dの後端側根元には、後軸3の方向へ突出した嵌合突起10Eが備えられている。この嵌合突起10Eは、前記ベーススライダー8の嵌合突起8Bを乗り越え嵌合する事でベースクリップ10を固定している。また、この嵌合突起8Bは、矢尻型をしている。つまり、組み立ての際において乗り越え嵌合はし易いものの、その乗り越え嵌合した後においては抜け難いものとなっている。
前記嵌合突起10Eより後方には、クリップカバー保持部10Fがある。このクリップカバー保持部10Fは後方に向けて徐々に拡径された形状となっている。これは組立時にクリップカバー11を仮セットする際軽い圧入関係として、クリップカバー11の落下を防ぐ目的で設けられている。つまり、仮セット開始時はクリップカバー11とベースクリップ10のクリップカバー保持部10Fは接触しない位置関係であるが、仮セット完了時には前記2部品は僅かに圧入する位置関係となり、これにより仮セット後の不用意な脱落を防ぐことが出来る。なお、クリップ部12の組立て方は別途記載する。
前記クリップカバー保持部10Fより下部、後軸3に向かう方向には狭幅部10Gと広幅部10Aからなる挿入部10Hが設けられている。前述したとおり、挿入部10Hは組立時にベーススライダー8の溝部8Cに入り込むような寸法関係で設計される。
広幅部10Aの両側面後端には、リブ10Iが設けられている。これは、組立時にベーススライダー8の溝部8C内面に接触する事で、横方向のガタ防止に効果を発揮する。
参照符号11はクリップカバーを指す。このクリップカバー11は金属製であり、表面には腐食防止のメッキ加工が施されている。また、強度確保の為、熱処理も合わせて実施している。材質はステンレスや工具鋼など、必要とされる機能に応じて適宜選択できる。
クリップカバー11の先端部内側には、突起11Aが後端側に向かって延びている。この突起11Aは前述したとおりベースクリップ10の先端側に設けた突起10Bに対応して設けられており、クリップカバー11のみが持ち上げられた際に、クリップカバー11の突起11Aがベースクリップ10の突起10Bに引っかかるよう設計されている。クリップカバー11の先端部内面は、絞り加工により深くなっている。そして、クリップカバー11をベースクリップ10と組立てた際にはベースクリップ10の先端部天面10Jとクリップカバー11の先端部内面11Bとの間には隙間が設けられているが、接触はしているものの固定はされていないものであっても良い。即ち、非固定領域が設けられていれば良い。
クリップカバー11の中間部天面には凹部11Cが設けられていて、さらに後方にはクリップカバー11内方に向かって折りこまれている折返し部11Dが形成されている。
前記折返し部11Dの前方端面は前述したとおりストッパー接触部11Fとなっており、前記ストッパー接触部の脇には切り欠き部11Gが設けられている。折返し部11Dの中間部には折返し部先端11Eが設けられており、さらに前記折返し部11Dの後方側には、後方に向かって開放する八型の傾斜面11Hが形成されている。この傾斜面11Hは、後述するベースクリップ10とクリップカバー11との仮セット時にガイド部として作用する。
前記折返し部11Dと側面部との成す角αは鈍角となっている。前記αが鈍角にされている理由は、クリップ部12を組立てた際に、前記クリップカバー11の折返し部11Dがベーススライダー8の天面8F部にわずかに接触することでガタつき防止として機能する為である。前記成す角αは製品やクリップ部の形状により自由に選択できる。
また、ベースクリップ10の斜面部10Lとクリップカバーに設けた斜面部11Iは、後述するクリップ仮セットの際に面で接触するように角度を合わせた設計としている。これにより、ベーススライダー8へと組み付けて固定する際、ベースクリップ10に設けた斜面部10Lがクリップカバー11に対して軸方向と径方向への分力を与えることが出来る。つまりクリップカバー11の軸方向、径方向へ押さえ込むことが出来、クリップカバー11のガタつき防止に作用するのである。
次に、クリップ部12の組立方法について説明する。まずベースクリップ10とクリップカバー11を仮セットする。具体的には、ベースクリップ10の橋状部10Dをクリップカバー11の折返し部11Dの隙間に通す。その後にクリップカバー11をベースクリップ10後端方向へ押し組む、或いはベースクリップ10をクリップカバー11の前方方向へ押し込む事で仮セットが完了となる。この際、クリップカバー11折返し部11Dの先端(折返し部先端)11Eが、ベースクリップ10のクリップカバー保持部10Fの側面と接触する位置関係となり、互いに脱落せず保持される事で組立性向上に寄与している。ベースクリップ10とクリップカバー11の仮セット状態においては、強い圧入ではなく、若干のぐらつきがある軽い圧入であるが、若干隙間が形成された挿着状態である。つまり、クリップカバー11折返し部11Dの先端(折返し部先端)11Eが向かい合う幅は、ベースクリップ10のクリップカバー保持部10Fの側面幅よりも若干は小さく形成されているが、同幅か、或いは、若干大きく形成しても良い。
その後、あらかじめ軸本体1に取り付けておいたベーススライダー8へ、前記仮セットを行ったベースクリップ10とクリップカバー11を組み付ける。具体的には、ベーススライダー8後端側から、溝部8C内にベースクリップ10の広幅部10Aを前方に向かって挿入していく。この過程の中でベースクリップ10に設けた嵌合突起10Eが、ベーススライダー8に設けた嵌合突起8Bを圧入し乗り越える事により、嵌合しクリップ部の組立が完了する。
組立完了状態において、ベースクリップ10は前述したとおりベーススライダー8と嵌合する為、脱落しない。また、クリップカバー11も前方をベーススライダー8に設けたストッパー部8Iによって前方への移動が規制され、脱落防止がなされている。さらに後方にはベースクリップ10自体が脱落防止として作用している。さらに、クリップカバー11はベーススライダー8とベースクリップ10に上下挟まれている。つまり、ベースクリップ10をベーススライダー8へと嵌合し、位置決めされた段階で、クリップカバー11の脱落防止も同時に完了できる設計となっている。
また、組立完了状態においてベーススライダー8に設けたガタ防止リブ8Dは、ベースクリップ10の広幅部10Aの上面からわずかに接触する事により、ベースクリップ10の上下方向ガタ防止に効果を発揮する。さらに、前述してある通り、組立完了状態においてベースクリップ10に設けたリブ10Iがベーススライダー8の溝部8Cの内面と接触し、横方向のガタ防止も行っている。
組立完了時、ベースクリップ10の先端部天面10Jとクリップカバー11の先端部内面には隙間を設けてある。或いは、接触はしているものの固定はされていない。さらにベースクリップ10の突起10Bと、クリップカバー11の折返し部11Dの間にも同様に隙間を設けている。
この隙間があることで、クリップ部先端側においてはベースクリップ10とクリップカバー11は単独で動くことが出来る。
次いで、本発明の作用について説明する。
本実施例において、クリップカバー11はベースクリップ10とベーススライダー8によって挟み込まれる事によって固定がなされている。具体的には、前方にはベーススライダー8に設けたストッパー部8Iによって、また後方にはベースクリップ10自体によって脱落を防止している。また、クリップ部の開閉方向においても同様に、前記ベースクリップ10とベーススライダー8によって挟み込まれている為、クリップカバー11が脱落することがない。つまり金属部材であるクリップカバー11に直接圧入部を設けずに固定することが出来、これにより組立性の向上に寄与しているのである。
なお、前述した通りベースクリップ10に設けられた嵌合突起10Eが、前記ベーススライダー8の嵌合突起8Bを乗り越え嵌合している為、ベーススライダー8とベースクリップ10は固定され位置関係が変わらないようになっている。
ベーススライダーとベースクリップの嵌合位置は本実施例1の方法に限らず、例えば図25〜図28に示すように(実施例2)、ベースクリップ10側面に嵌合突起10Kを設け、ベーススライダー8側面に嵌合用穴部8Gを設ける設計でも同様の効果が得られる。
前述の通り側面に嵌合部を設ける事で、使用時にクリップ部12が持ち上げられた場合においても嵌合代の変化がなく、抜け強度の低下を心配する必要がない事がメリットとして挙げられる。
組立方法については第1の実施例と同じく、まずベースクリップ10とクリップカバー11を仮セットする。その後、軸筒へ組み付けたベーススライダー8に、前述の通り仮セットを行ったベースクリップ10とクリップカバー11を後方から押し込み、ベースクリップ10側面に設けた嵌合突起10Kが、ベーススライダー8側面に設けた嵌合用穴部8Gに引っ掛かることで抜け止めとなり、組立が完了する。
他にも様々な形状を採用する事ができるが、製造コストや機能上の問題点などを勘案して適宜選択することが出来る。
また、本発明の形態は実施例1と実施例2で示した複合筆記具に限らず、図29〜図30に示すような、軸筒内に1本のリフィールを収容し、ペン先が出没可能な筆記具に対して本発明の構成を適応することも出来る。
具体的な構成を説明すると、軸筒21は内部にリフィール22を内蔵しており、先端に開いた突出穴23よりリフィール22先端の筆記部を外部に露出させることが出来るようになっている。
軸筒21の後端には尾栓24が螺合により取り付けされている。前記尾栓24は内部に回転子25が前後動可能に配置されており、その回転子25の後方には摺動子26も前後動可能に配置されているが、その摺動子26の後端近傍は前記尾栓24の後端開口部から露出しており、その露出部が押圧操作部27となっている。また、前記回転子25の下端面には、前記リフィール22の後端部が当接している。前記リフィール22はスプリング28によって後方へ付勢されており、回転子25を常に後方へ押し下げる力を発生させている。また、回転子25に設けられた突起29が前記尾栓24の内部に形成されたカム溝30に沿って回転するが、前記カム溝30には筆記部没入位置31と筆記部突出位置32を周状に繰り返し設けてあり、押圧操作部27を前方に移動させる毎に、回転子25の突起29は筆記部没入位置31と筆記部突出位置32の交互に係止するようになっている。
即ち、摺動子26の押圧操作部27を指などで前後に押圧操作することによって、前記回転子25が前後動するのに伴って、軸筒21内のリフィール22が前後動し、これによってリフィール22先端の筆記部が軸筒21の突出穴23から出没するのである。この際、筆記部没入位置31にあった回転子25の突起29は回転に伴って筆記部突出位置32に係止するように移動し、その状態を維持することが出来る。
前記尾栓24にクリップ取付部33を設け、さらに前記クリップ取付部33に、断面T字形状のクリップ取付用溝部34を設けることで、ベースクリップ35とクリップカバー36を取り付けることが出来る。つまり、前記クリップカバー36の広幅部39を前記クリップ取付用溝部34に挿入していくことで、クリップ取付部33とベースクリップ35によって上下左右が挟み込まれる。さらにクリップ取付部33に設けた係止部37とベースクリップ35の係止突起38が嵌合することで前記尾栓24とベースクリップ35が互いに固定され脱落防止になり、クリップ部の組立が完了するのである。なお、本実施例においても第一、第二実施例と同じく、前記ベースクリップ35とクリップカバー36の仮セット時にはクリップカバー36折返し部40の先端(折返し部先端)41が、ベースクリップ35のクリップカバー保持部42の側面と接触する位置関係となり、互いに脱落せず保持される構成となっている。
実施例1のベーススライダー8の係止突起の形状の変形例を図39〜図40に示す。なお、前述の通り、ベーススライダー8の底面側、つまり摺動ケース4側に接触する形状は前記スライダーと同じであるため、この変形例の構成はスライダー7にも適用可能である。
本変形例は実施例1と同様に係止突起7Aの傾斜面7A1と傾斜面7A2、係止突起頂点7A3に該当する部分が形成されている。本変形例ではそれぞれ係止突起8A、傾斜面8A1、傾斜面8A2、係止突起頂点8A3とする。
実施例1では、前述の通り、スライダー7の係止突起7Aが摺動ケース4の係止凹部4Bに係止されている状態では、前記係止突起7Aの傾斜面7A1と前記係止凹部4Bの傾斜面4B3の前端(外周突起前端4B4)が当接することで係止されているが、前記係止突起頂点7A3が前記係止凹部底面4B1に接触した状態から前記外周突起4B2を乗り越える方が前記係止突起頂点7A3から前記外周突起4B2の前端(外周突起前端4B4)までの距離が長くなるため、前記係止突起7Aの係止力が大きくなる。
また、前記係止突起頂点7A3が前記係止凹部底面4B1に接触した状態にする場合は、前記傾斜面7A1は前記外周突起4B2と接触していない方が良い。前記傾斜面7A1と前記外周突起4B2が接触すると前記係止突起頂点7A3が前記係止凹部底面4B1と接触する前にスライダー7の移動が規制されてしまうため、係止解除の際に前記係止突起頂点7A3が前記係止凹部底面4B1に接触した状態から前記外周突起4B2を乗り越えるまでの距離が短くなってしまい、十分な係止力が得られず、意図せずスライダー7の係止が解除されてしまうという不具合が発生する恐れがある。そのため、本変形例のベーススライダー8は、前記係止突起8Aが前記摺動ケース4の係止凹部4Bに係止した状態において、前記外周突起4B2と接触しないようにするため、実施例1と比べて前記傾斜面8A1と前記係止凹部底面4B1の2辺のなす角を大きくしている。そして、その角度が大きくなるとそのままでは傾斜面8A1の先端部分が実施例1に比べて前方に形成されてしまい、係止突起8Aの根元の部分の幅が狭くなり強度不足になる恐れがあるため、前記傾斜面8A1の先端から後方に傾斜する傾斜面8A4を形成している。これにより係止突起8Aの根元の肉厚を確保しつつ、前記傾斜面8A1と前記係止凹部底面4B1の2辺のなす角を大きくすることができる。
本変形例においては、前記ベーススライダー8を側面から見たとき、前記係止突起8Aの傾斜面8A1と傾斜面8A2にはさまれた角(係止突起角8A5)の角度を95度とし、前記係止突起7Aと前記係止凹部4Bが係止しているとき、前記傾斜面8A1と前記係止凹部底面4B1の2辺のなす角(X)を32度(前記傾斜面8A1と前記軸本体1の中心線(図40の一点鎖線)の2辺のなす角は122度)としている。また前記係止突起8Aと前記係止凹部4Bが係止しているとき、前記傾斜面8A1と前記係止凹部底面4B1の2辺のなす角(X)が15度より小さくなるとになると、係止突起8Aの傾斜面8A1が前記係止凹部底面4B1に当接するよりも先に、前記外周突起4B2と接触しやすくなるため、前記係止突起頂点8A3から前記外周突起4B2の前端(外周突起前端4B4)までの距離が短くなり、係止力が低下する。前記Xが60度より大きくなると、引っかかりが強すぎるため、解除しにくい問題がある。そのため、前記Xの角度は、15度以上60度未満が好ましい。
また、前記外周突起前端4B4と前記係止凹部底面4B1を通る垂線であって、前記外周突起前端4B4から前記係止凹部底面4B1までの距離(Y)を0.26mmとしている。
また、前記係止突起頂点8A3はR面取りの半径寸法を小さくする、もしくは、エッジ形状にすれば、係止解除の際に係止凹部4Bに引っかかりやすくなり係止力が大きくなる。
尚、本発明のように、特にクリップ機能を付加するスライダーは、係止時に玉部が軸に当接するため、クリップの反力が係止解除方向に働くため、玉部が支点となり、解除されやすい。そのため、クリップ機能を付加するスライダー以外のスライダーよりも、係止力を大きくする方が良い。
1 軸本体
2 前軸
2A 突出孔
3 後軸
3A 窓孔
3B 閉鎖部
3C 規制部
3D 貫通孔
3E 後軸内周面
3F リフィール規制リブ
3G 後端開口部
4 摺動ケース
4A 区画壁
4B 係止凹部
4B1 係止凹部底面
4B2 外周突起
4B3 傾斜面
4B4 外周突起前端
4C 係合突起
4D 前半部
4E ノック部
4F 区画
4G 筒部
4H 切り欠き部
4I 着脱穴
5 リフィール
6 グリップ
7 スライダー
7A 係止突起
7A1 傾斜面
7A2 傾斜面
7A3 係止突起頂点
7B 解除突起
7C 被解除突起
7D リフィール保持突起
7E 鍔部
7F 押圧部
8 ベーススライダー
8A クリップ取付部
8A1 傾斜面
8A2 傾斜面
8A3 係止突起頂点
8A4 傾斜面
8A5 係止突起角
8B 嵌合突起
8C 溝部
8D ガタ防止用リブ
8F 天面
8G 嵌合用穴部
8H 切り欠き部
8I ストッパー部
8J 前方前面部
9 弾撥部材
10 ベースクリップ
10A 広幅部
10B 突起
10C 玉部
10D 橋状部
10E 嵌合突起
10F クリップカバー保持部
10G 狭幅部
10H 挿入部
10I リブ
10J 先端部天面
10K 嵌合突起
10L 斜面部
11 クリップカバー
11A 突起
11B 先端部内面
11C 凹部
11D 折返し部
11E 折返し部先端
11F ストッパー接触部
11G 切り欠き部
11H 傾斜面
11I 斜面部
12 クリップ部
21 軸筒
22 リフィール
23 突出穴
24 尾栓
25 回転子
26 摺動子
27 押圧操作部
28 スプリング
29 突起
30 カム溝
31 筆記部没入位置
32 筆記部突出位置
33 クリップ取付部
34 クリップ取付用溝部
35 ベースクリップ
36 クリップカバー
37 係止部
38 係止突起
39 広幅部
40 折返し部
41 折返し部先端
42 クリップカバー保持部

Claims (2)

  1. 樹脂材質からなり、塗布具のクリップ取付部に取り付けられるクリップであって、該クリップに金属材質からなるクリップカバーを被せ、該クリップカバーの端部をクリップの側面部から軸筒側に折り返し、該折り返し部を前記クリップとクリップ取付部とで挟むことによってクリップカバーを固定し、該クリップカバーの側面部と折り返し部とのなす角を鈍角としたクリップ
  2. 前記塗布具が、軸筒に複数の筆記芯を内蔵し、筆記芯の後端にスライダーを配置し、該スライダーの一部が、前記軸筒に設けた軸筒内外を貫通し軸筒の長手方向に沿って設けられた貫通孔を介して軸筒の外部に露出し、該スライダーの一部を前記貫通孔に沿って操作することによって筆記芯の先端に設けた筆記部が軸筒先端から出没する筆記具であって、前記クリップ取付部が、前記スライダーの一部である請求項1に記載のクリップ。
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