JP7479263B2 - 出没式筆記具 - Google Patents
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Description
軸筒と、この軸筒内に進退可能に収容されたリフィールと、このリフィールの後端側に接続されたスライド操作体とを具備し、前記スライド操作体の前進により前記リフィールが前記軸筒の前端から突出するようにした出没式筆記具において、
前記軸筒の周壁には、前記スライド操作体を径方向へ挿通する開口部が設けられ、
前記開口部の内側面は、前後方向へ直線状に延設されており、
前記スライド操作体が、前記開口部の内側面に対し、前後方向の一部分で当接するとともに前後方向の他の部分では離隔するようにしたことを特徴とする複数出没式筆記具。
第1の特徴は、軸筒と、この軸筒内に進退可能に収容されたリフィールと、このリフィールの後端側に接続されたスライド操作体とを具備し、前記スライド操作体の前進により前記リフィールが前記軸筒の前端から突出するようにした出没式筆記具において、前記軸筒の周壁には、前記スライド操作体を径方向へ挿通する開口部が設けられ、前記スライド操作体が、前記開口部の内側面に対し、前後方向の一部分で当接するとともに前後方向の他の部分では離隔するようにした(図2及び図3参照)。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
本明細書中、軸筒軸方向とは軸筒の中心線が延設される方向を意味し、軸筒周方向とは軸筒の外周を回る方向を意味する。また、「前」とは、軸筒軸方向の一方側であって筆記部が突出する方向を意味し、「後」とは、前記一方側に対する逆方向側を意味する。
また、軸筒径方向とは軸筒の中心線に直交する軸筒の直径方向を意味し、軸筒径方向外側とは軸筒径方向に沿って軸筒中心から離れる方向を意味し、軸筒径方向内側とは軸筒径方向に沿って軸筒中心に向かう方向を意味する。
図中、符号11は、当該筆記具Aの最前端部を構成する先細筒状の先口部11、符号12は、先口部11の後端側に接続され後方へ延設された前軸、符号14は、前軸12の後端側に接続された螺合部材、符号15は、螺合部材14に螺合接続されて後方へ延設された長尺円筒状の後軸である。これらの複数の部材の全部又は一部は、一体の部材から形成したり、図示例よりも数の多い複数の部材から構成したりすることが可能である。
また、図中、符号13は、前軸12の外周面に環状に嵌め合わせられた円筒状の弾性グリップ、符号16は、後軸15の後端部に接続された消しゴム、符号17は、消しゴム16を覆うようにして後軸15の後端側に着脱可能接続された後端キャップである。
この後軸15の後端側の周壁には、後述するスライド操作体50,60をそれぞれ径方向へ挿通する開口部15a,15b(図2及び図3参照)が、周方向に所定の間隔を置いて複数設けられる。
この開口部15aにおける軸筒周方向の両側の内側面15a1,15a1は、それぞれ、前後方向へ直線状に延設されている(図2参照)。
この開口部15bにおける軸筒周方向の両側の内側面15b1,15b1は、それぞれ、前後方向へ直線状に延設されている(図3参照)。これら内側面15b1,15b1間の幅は、スライド操作体60の幅に応じて、上記開口部15aにおける内側面15a1,15a1の幅よりも大きく形成される。
これらガイド面部15a2及び係止部15a3には、例えば特許文献1に記載の周知構造を適用することが可能である。
一方のリフィール20は、色の異なるボールペン用リフィールであり、4本設けられる。各リフィール20は、インクが充填されたインクタンク21の前端側に、最先端部に転写ボールを抱持した筆記部22(ボールペンチップ)を接続してなる。
インクタンク21は、合成樹脂材料、あるいは金属材料から長尺円筒状に形成される。
芯タンク31は、図示例によれば、合成樹脂材料により長尺円筒状に形成される。なお、この芯タンク31の他例としては、金属材料から形成することも可能である。
鉛芯繰出し機構32は、芯タンク31の進退運動により、前端側の筆記部32aから鉛芯を繰り出す。
このリフィール案内部40は、軸筒10内に進退不能且つ回転不能に固定された部材であり、当業者等によってデバイダーと呼称される場合もある。
なお、本実施態様によれば、リフィール案内部40を軸筒10とは別体の部材としたが、リフィール案内部40の他例としては、軸筒10の一部分として軸筒10と一体に構成することも可能である。
なお、図4中、符号41a1は、軸筒10内周面の凸部に嵌り合って回り止めとなる凹溝であり、当該筆記具Aの組立時には周方向の位置決めのために用いられる。
各リフィール挿通部41b1は、略円筒状の貫通孔であり、進退する各リフィール20(又は30)を挿通して前後方向へ案内する。
この前側軸状部42は、リフィール20,30よりも撓み易いように、その長さ、材質及び形状が適宜に設定され、前進した際のリフィール20(又は30)に当接されることで前端側を軸筒径方向へ撓ませる。
すなわち、リフィール20(又は30)は、前軸12及び先口部11の内壁面に沿って前進することで、その前端側を軸筒中心側へ傾斜させるようにして撓み、前側軸状部42の前端側に当接して、前側軸状部42を撓ませる(図1(b)参照)。
この前側軸状部42がリフィール挿通部41b1の前端から突出する長さLは、リフィール20,30がリフィール挿通部41b1の前端から突出する長さの1/5以上(図示例によれば約1/2)の長さであって、且つリフィール20,30の出没が前側軸状部42により妨げられない長さに設定される。(図5参照)
また、前側軸状部42の長さLが大きすぎる場合には、前側軸状部42が障害物となり、リフィール20(又は30)の前進が妨げられてしまう。
また、他方のスライド操作体60は、シャープペンシル用のリフィール30に対応して単数設けられ、リフィール30の後端部に接続されている。
このスライド操作体50は、軸筒10後端側の開口部15a内にて、各側面部51を、開口部15aの内側面15a1に対向させる(図2参照)。
各側面部51は、前後へわたる延設方向の最後端部に、開口部15aの内側面15a1に対し点状に接触する当接部51aを有するとともに、この当接部よりも前側の部分を、開口部15aの内側面15a1に対し離隔する離隔部51bとしている。
なお、この当接部51aは、図示例以外の形状の突起とすることが可能であるが、好ましくは、例えば凸曲面状の突起等、内側面15a1に対し点接触する形状にする。
この離隔部51bは、図示例によれば、前後方向の中央側を括れさせた凹湾曲面状に形成され、その前後方向のどの位置においても、開口部15aの内側面15a1から離隔している。
そして、これらの設定により、当接部51aは、内側面15a1に対し近接又は接触する。そして、各離隔部51bは、内側面15a1との間に僅かな隙間sを確保する。
なお、図2によれば、本発明の特徴を明確にするために、隙間sを大きめに誇張表現しているが、この隙間は、例えば約0.05mm程度である。
このスライド操作体60は、軸筒10における開口部15bの内側面15b1に対し、前後方向の一部分で軸筒周方向に当接するとともに、前後方向の他の部分では離隔するように設けられている(図3参照)。
この付勢部材70の前端部は、後側軸状部43の外周面と筒状部41aの内周面との間に嵌め合わせられて、仕切壁部41bの後端面によって受けられる。
また、付勢部材70の後端部は、スライド操作体50(又は60)の付勢部材装着部57(又は67)に環状に嵌め合わせられる。
例えば、全てのリフィール20,30の筆記部22,32aが軸筒10内に没入した状態(図1(a)参照)で、使用者等が筆記具Aを径方向に振った場合、複数のリフィール20,30の前部側が、径方向へ撓むようにして振れるが、その振れは軸筒10中心側の前側軸状部42によって阻まれるため、振れ幅が小さくなり、その振れによる振動及び騒音が小さくなる。
これらの接触により、突出状態のリフィール30は、径方向の振動が抑制され、例えば、使用者が当該筆記具Aを径方向へ振った際や、筆記時に筆記具Aが径方向へ振れた際等に、不快な振動及び耳障り騒音が小さくなる。
しかも、筆圧によるリフィール30の撓みが前側軸状部42によって適度に抑制され、良好な筆記感触を得ることができる。
このため、前記当接による振動及び騒音が、前記接触が前後方向へわたる面接触である場合と比較し、小さくなる。
よって、筆記具Aが突出状態又は没入状態で振られた場合に、スライド操作体50,60の振れによる振動及び騒音を低減することができる。
次に、上記構成の筆記具Aと従来の筆記具について、振動値を測定する比較実験をした結果について説明する。
すなわち、従来例と実施例X1の比較実験により、前側軸状部42による振動抑制効果を確認することができ、また、従来例と実施例X2の比較実験により、当接部51a,61a及び離隔部51b,61bによる振動抑制効果を確認することができた。
上記実施態様によれば、特に好ましい一例として、前側軸状部42をポリプロピレンにより形成したが、この前側軸状部の他例としては、ポリプロピレン以外の硬質樹脂材料や、軟質樹脂材料、エラストマー樹脂等から形成することも可能である。
さらに、他例としては、前記前側軸状部の一部をバネや、ゴム等の弾性体により構成することも可能である。
15a,15b:開口部
20,30:リフィール
40:リフィール案内部
41:本体部
41b1:リフィール挿通部
42:前側軸状部
50,60:スライド操作体
51a,61a:当接部
51b,61b:離隔部
A:筆記具
Claims (7)
- 軸筒と、この軸筒内に進退可能に収容されたリフィールと、このリフィールの後端側に接続されたスライド操作体とを具備し、前記スライド操作体の前進により前記リフィールが前記軸筒の前端から突出するようにした出没式筆記具において、
前記軸筒の周壁には、前記スライド操作体を径方向へ挿通する開口部が設けられ、
前記開口部の内側面は、前後方向へ直線状に延設されており、
前記スライド操作体が、前記開口部の内側面に対し、前後方向の一部分で当接するとともに前後方向の他の部分では離隔するようにしたことを特徴とする複数出没式筆記具。 - 前記当接が、点状の接触であることを特徴とする請求項1記載の複数出没式筆記具。
- 前記スライド操作体には、前記当接のための当接部が、前記開口部の内側面に対向して突出していることを特徴とする請求項1又は2記載の複数出没式筆記具。
- 前記当接部を、前記スライド操作体の後端寄りに設けたことを特徴とする請求項3記載の複数出没式筆記具。
- 前記当接部を、前記スライド操作体における軸筒周方向の両側にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の複数出没式筆記具。
- 前記スライド操作体は、前記当接部よりも前側に、前記開口部の内側面に対し離隔する離隔部を有することを特徴とする請求項3~5何れか1項記載の複数出没式筆記具。
- 前記離隔部が湾曲面状に形成されていることを特徴とする請求項6記載の複数出没式筆記具。
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