JP2009234181A - ノック式筆記具 - Google Patents

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雅信 山本
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Abstract

【課題】本発明は、ボールペンレフィルの交換が容易で、2色成形によって軸筒の把持部にグリップを装着し易いノック式筆記具を簡単な構造で提供することにある。
【解決手段】前軸と後軸とを着脱自在に螺着して軸筒本体を構成し、前記前軸の把持部に、グリップを2色成形にて一体に装着し、前記前軸の内壁に、軸心方向に沿って延びる突起を複数本、形成してなるノック式筆記具であって、前記突起の少なくとも一部が、前記把持部の内壁に位置し、前記突起の後端面が、前記前軸の後端から離間して形成するとともに、前記突起の後端面が、前軸の後端方向に向かって内径が拡径する円弧状及び/又は傾斜状としたことを特徴とする
【選択図】図1

Description

本発明は、軸筒本体内に、インキ収容筒の先端に、直接又はチップホルダーを介してボールを回転自在に抱持したボールペンチップを装着したボールペンレフィルを、コイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して摺動自在に配置し、前記ボールペンチップを軸筒先端開口部から出没可能な出没機構を具備してなるノック式筆記具に関する。
従来から、軸筒本体内に、インキ収容筒の先端に、直接又はチップホルダーを介してボールを回転自在に抱持したボールペンチップを装着したボールペンレフィルを、コイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して摺動自在に配置し、前記ボールペンチップを軸筒先端開口部から出没可能な出没機構を具備してなるノック式筆記具において、軸筒の把持部に、グリップを2色成形にて一体に装着してなるノック式筆記具はよく知られている。
こうしたノック式筆記具は、ボールペンチップをスムーズに出没させるために、軸筒の先端開口部の内径をボールペンチップの外径よりも大きく形成してある。そのため、ボールペンチップの外径と軸筒の先端開口部の内径とに径差が生じ、筆記時にボールペンチップがガタ付く問題があった。
この筆記時のボールペンチップのガタ付きを鑑みて、特開2000−43478号公報「出没式筆記具」では、軸筒の内壁に形成した突起によってボールペンチップのガタ付きを防止した筆記具が開示されている。
特開2000−43478号公報
とろこで、前軸と後軸と着脱自在に螺着して軸筒本体を構成してなるノック式筆記具は、前軸と後軸を取り外すことで、軸筒本体内に配設したボールペンレフィルを交換可能としてある。
しかし、特許文献1のように、軸筒の内壁に突起を形成すると、突起を形成した部分の内径が小さくなるために、ボールペンレフィルの交換時に、ボールペンチップが突起に当接して交換性が低下する問題があった。
また、軸筒の把持部にグリップを2色成形にて一体に装着する場合、2次側のグリップを成形する時に、1次側となる軸筒に大きな圧力が加わる。そのため、安定して2次側を成形するには、軸筒の肉厚を厚くする必要があるが、軸筒の肉厚を厚くすると、ヒケが発生する等、あらたな課題が発生する。
本発明の目的は、ボールペンレフィルの交換が容易で、2色成形によって軸筒の把持部にグリップを装着し易いノック式筆記具を簡単な構造で提供することにある。
本発明は、前軸と後軸とを着脱自在に螺着して軸筒本体を構成し、前記前軸の把持部に、グリップを2色成形にて一体に装着するとともに、前記軸筒本体内に、インキ収容筒の先端に、直接又はチップホルダーを介してボールを回転自在に抱持したボールペンチップを装着したボールペンレフィルを、コイルスプリングにより前軸の後端方向に付勢して摺動自在に配置し、前記ボールペンチップを軸筒本体から出没可能な出没機構を具備し、前記前軸の内壁に、軸心方向に沿って延びる突起を複数本、形成してなるノック式筆記具であって、前記突起の少なくとも一部が、前記把持部の内壁に位置し、前記突起の後端面が、前記前軸の後端から離間して形成するとともに、前記突起の後端面が、前軸の後端方向に向かって内径が拡径する円弧状及び/又は傾斜状としたことを特徴とする。
また、前記前軸の後端から前記突起の後端面までの距離が、前記ボールペンレフィルの先端からボールペンレフィルの重心までの距離よりも長いことを特徴とする。
また、前記突起の後端面が、軸心方向において、前記グリップの後端よりも前軸の先端側に位置するとともに、前記グリップを不透明としたことを特徴とする。
さらにまた、前記ボールペンチップが、先端に向かって縮径する先尖形であるとともに、前記突起の後端面が、前記ボールペンチップの縮径を開始する部分に、突起が当接した時に、チップ先端部及びボールが突起に非接触となる、曲率及び/又は傾斜角度であることを特徴とする。
さらにまた、前記突起間の間隙が、前記ボールペンチップの外径よりも小さいことを特徴とする。
本発明のグリップには、弾性変形可能な熱可塑性エラストマー等、筆記具のグリップとして一般的に知られている弾性体のなかから、軸筒と2色成形可能な材料を適宜選定して用いることができる。
本発明は、ボールペンレフィルの交換が容易で、2色成形によって軸筒の把持部にグリップを装着し易いノック式筆記具を簡単な構造で提供することができた。
次に図面を参照しながら、本発明の筆記具の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
図1から図5に示す実施例1のノック式筆記具1は、前軸2と後軸4を螺着して軸筒本体を形成する。前軸2の把持部2cは、外径が小径に形成してあり、この把持部2cに、ショアー硬度がHs(JIS A)70で、熱可塑性エラストマーからなる不透明のグリップ13を前軸2と一体に2色成形にて融着してある。前軸2には、口先部材6を着脱自在に螺着してある。
また、軸筒本体2、3内に、インキ収容筒9の先端部に、チップ先端部を内側にかしめることによって、タングステンカーバイド製のボール11を回転自在に抱持した、ステンレス鋼からなるボールペンチップ10を、チップホルダー12を介して装着し、内部に筆記具用インキ及びインキ追従体(図示せず)を直詰めしたボールペンレフィルをコイルスプリング14によって前軸2の後端2b方向に付勢して収納してあり、後軸4に装着した尾冠5内に具備した回転カム8による出没機構によって、ノック体7を押圧することで、ボールペンチップ10を口先部材6の先端開口部6aから出没可能としてある。
前軸2内には、軸筒の軸心J方向に沿って延びる突起3を周方向に8箇所形成してあり、この突起3の後端面3bは、前軸2の後端2b方向に向かって内径が除々に拡径する、軸筒の軸心Jに対して傾斜する傾斜状としてあり、突起3の先端面3aは、前軸2の先端2a方向に向かって内径が徐々に拡径する、軸筒の軸心Jに対して傾斜する傾斜状に形成してある。
前軸2と後軸4を取り外し、前軸2の後端2a側からボールペンレフィルを挿入すると、突起3の後端部の傾斜状の後端面3bによって、ボールペンチップ10が軸心J側に移行するため、組立時やボールペンレフィルの交換時に、容易にボールペンレフィルを挿入することができる。
また、前軸2の先端部に螺着した口先部材6を取り外して前軸2の先端2a側からボールペンレフィルを挿入することもでき、突起3の先端部に形成した傾斜状の先端面3aによって、ボールペンチップ10が軸心J側に移行するため、容易にボールペンレフィルを挿入することもできる。
前軸2とグリップ13を2色成形する時には、1次側にて前軸2を成形し、その後、2次側にてグリップ13を成形するが、前軸2内に形成した軸心J方向に沿って延びる突起3によって、前軸2の剛性が高まるために、2次側の成形を安定して行うことができる。また、リブ状に突起3を複数本、形成してあるので、前軸2のヒケの発生を抑制することができる。
また、突起3の後端面3bを、軸心方向において、前軸2の後端2bよりも前軸2の先端2a側に離間して形成することによって、ボールペンレフィルを挿入したときに、突起3がなく内径の大きい前軸2の後端2b側から挿入するので容易に挿入することができる。
尚、突起3の形成位置は、把持部の内壁に突起3の一部が位置し、且つ前軸2の後端から離間していれば特に限定されないが、2次側のグリップ13の成形性を安定とするために、グリップの全長Bの1/2以上に亘って形成してあることが最も好ましい。また、前軸2の後端から突起3までの距離Cは、ボールペンチップ10の先端からボールペンレフィルの重心位置Gまでの距離Eよりも長く、好ましくは、突起3と前軸2の後端2bとの対角線Dを、ボールペンチップ10の先端からボールペンレフィルの重心位置Gまでの距離Eよりも長くすることで、仮に突起3にボールペンチップ10が当接しても、重心Gは、前軸2の後端2bよりも前軸2の先端2a側に位置しているため、この状態で手を離しても、スムーズにボールペンレフィルを挿入することができるという効果を奏する。
突起3の形状や数は特に限定されるものではないが、先端に向かって縮径する砲弾のような先尖形のボールペンチップを用いる場合、突起3の後端部に形成した傾斜状の後端面3bの角度をα、ボールペンチップ10の縮径部の傾斜角度をβとしたとき、α≧βを満足することにより、ボールペンレフィルの挿入時に、ボールペンチップ10のチップ先端部10aやボール11が突起3に当接せずに、軸心側に移行するため、チップ先端部10aの損傷及び突起3にインキが付着することを抑制するために最も好ましい。
本実施例では、便宜上、突起3の後端部に、前軸2の後端2b方向に向かって内径が拡径する傾斜状の後端面3bを形成してあるが、円弧面(図示せず)であってもよい。円弧状で形成した場合は、軸心側に曲率を有する円弧やその反対側に曲率を有する円弧、その複合等が考えられるが、縮径を開始する部分に、突起が当接した時に、チップ先端部及びボールが突起に非接触となる曲率とすることが最も好ましい。
また、隣接する突起3間の間隙Lを、ボールペンチップ10の外径Mよりも小さくする(L<M)ことによって、ボールペンレフィルの挿入時に、突起3間にボールペンチップ10が入り込むことがないため、挿入性を高めることができるので最も好ましい。
グリップ13は、透明、半透明、不透明であってもよいが、突起3の後端面3bを、軸心方向において、グリップ13の後端13aよりも前軸2の先端2a側に位置するとともに、不透明のグリップを用いることで、突起3にボール11が当接して突起3にインキが付着しても不透明のグリップ13によって内部が見えないために、外観上の見栄えの低下を抑制することができる。尚、グリップを不透明とする場合には、インキ残量を外部から視認するために、軸筒や口先部材を透明とすることが好ましい。
また、ボールペンチップ10の構造も特に限定されるものではないが、ボールペンチップ10内に、ボール11を押圧する金属製のコイルスプリング15を配設し、ボール11とチップ先端部10aの内壁とで弁機構を具備することで、比重の高いボールペンチップ10とコイルスプリング14によって、ボールペンレフィルの重心Gがボール11側に位置するために好ましい。
本発明のノック式筆記具は、インキの種類やノック式機構に限定されることなく、軸筒の把持部にグリップを装着してなるノック式筆記具として広く実施可能である。
実施例1のノック式筆記具を示す、斜視図である。 図1における前軸の拡大図である。 図1におけるA−A断面図である。 実施例1のボールペンチップの一部省略した縦断面図である。 前軸にボールペンレフィルを挿入する状態を示す図である。
符号の説明
1 ノック式筆記具
2 前軸
2a 後端
2b 先端
2c 把持部
3 突起
3a 先端面
3b 後端面
4 後軸
5 尾冠
6 口先部材
6a 先端開口部
7 ノック体
8 回転カム
9 インキ収容筒
10 ボールペンチップ
10a チップ先端部
11 ボール
12 チップホルダー
13 グリップ
13a 後端
14 コイルスプリング

Claims (5)

  1. 前軸と後軸とを着脱自在に螺着して軸筒本体を構成し、前記前軸の把持部に、グリップを2色成形にて一体に装着するとともに、前記軸筒本体内に、インキ収容筒の先端に、直接又はチップホルダーを介してボールを回転自在に抱持したボールペンチップを装着したボールペンレフィルを、コイルスプリングにより前軸の後端方向に付勢して摺動自在に配置し、前記ボールペンチップを軸筒本体から出没可能な出没機構を具備し、前記前軸の内壁に、軸心方向に沿って延びる突起を複数本、形成してなるノック式筆記具であって、前記突起の少なくとも一部が、前記把持部の内壁に位置し、前記突起の後端面が、前記前軸の後端から離間して形成するとともに、前記突起の後端面が、前軸の後端方向に向かって内径が拡径する円弧状及び/又は傾斜状としたことを特徴とするノック式筆記具。
  2. 前記前軸の後端から前記突起の後端面までの距離が、前記ボールペンレフィルの先端からボールペンレフィルの重心までの距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載のノック式筆記具。
  3. 前記突起の後端面が、軸心方向において、前記グリップの後端よりも前軸の先端側に位置するとともに、前記グリップを不透明としたことを特徴とする請求項1または2に記載のノック式筆記具。
  4. 前記ボールペンチップが、先端に向かって縮径する先尖形であるとともに、前記突起の後端面が、前記ボールペンチップの縮径を開始する部分に、突起が当接した時に、チップ先端部及びボールが突起に非接触となる、曲率及び/又は傾斜角度であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のノック式筆記具。
  5. 前記突起間の間隙が、前記ボールペンチップの外径よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載のノック式筆記具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010125797A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Pentel Corp 軸筒
JP2016034723A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 ゼブラ株式会社 筆記具及び該筆記具の製造方法

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