JP6419531B2 - 熱変色性筆記具 - Google Patents
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Description
特許文献1の熱変色性筆記具では、ノック体を弾性材料から一体で形成して外面に摩擦部を形成しており、特許文献2の熱変色性筆記具では、ノック体の外面に弾性材料からなる摩擦部を外皮として形成している。特許文献1および特許文献2の熱変色性筆記具は、弾性材料からなるノック体の摩擦部で熱変色性インキにより紙面等に形成された筆跡を摩擦して、その際に生じる摩擦熱により前記熱変色性インキの筆跡を熱変色させるものである。
このようなことから、ノック体に摩擦部を設けた熱変色性筆記具においては、摩擦を行いやすくするために、ノック体に設けた摩擦部が摩擦時に変形したり揺れ動かないようにすることが求められている。
また特許文献3の熱変色性筆記具では、摩擦時における摩擦部を設けたノック体の前後方向の移動を阻止するために、ペン先を軸筒の前端開口から突出させた状態において、ノック体である摩擦体に設けた係合部を軸筒に設けた被係合部に係合させる構造としてある。したがって、摩擦を行う際には摩擦体の係合部を軸筒に被係合部に係合させる動作が必要であり、さらに摩擦時は、軸筒の前端開口から突出したペン先が使用者の顔側に位置することから気をつけて摩擦を行う必要があった。
「軸筒の後端開口から突出する弾性材料からなる摩擦部材を有したノック体を操作することにより、前記軸筒内に配設した固定カムを前進させると共に当該軸筒内に配設した回転カムを回動させ、前記軸筒の内部に収容した筆記体のペン先が該軸筒の前端孔より突出した状態となる熱変色性筆記具であって、前記固定カムの上方に前記軸筒の後端開口から突出する突出部を形成し、前記摩擦部材の側面の一部を膨出させて紙面等に接触させる摩擦部を形成し、前記摩擦部材に貫通孔を形成して該貫通孔に前記突出部を挿着させて一体とし、前記摩擦部材の貫通孔を前記軸筒の軸心に沿って形成すると共に、前記固定カムに形成した突出部の後端に前記摩擦部材の後端面より露出する鍔部を形成し、且つ筆記体のペン先を前記軸筒の内部に収容した状態で前記摩擦部材の前端部の外側面を該軸筒の後端部の内側面に近接させる構造としたことを特徴とする熱変色性筆記具。」である。
また摩擦部材の側面に形成する摩擦部は、摩擦部材の外周に沿ってフランジ状に形成したり、摩擦部材の外周に複数の凸部を放射状に形成してもよい。
また、摩擦部材の貫通孔を軸筒の軸心に沿って形成すると共に、固定カムに形成した突出部の後端に、摩擦部材の後端面より露出する鍔部を形成する場合には、鍔部が摩擦部材の貫通孔を挿通できるようにすると共に、当該鍔部と突出部の根元に形成した固定カムの段部とで摩擦部材の前後を挟持できるように形成することが好ましい。尚、鍔部の後端面は、平坦形状や円弧形状などノック操作の際に使用者の指が痛くならない形状に形成することが好ましい。
さらに、固定カムの段部に摩擦部材の前端面にくい込む突起を形成することにより、摩擦時に摩擦部材が回転してしまうことを防止できる。
図1は本実施例のボールペンにおける筆記体のペン先を軸筒の内部に収容した状態を示した断面図である。図2は本実施例のボールペンにおける筆記体のペン先を軸筒の前端開口より突出させた状態を示した断面図である。図3は本実施例のボールペンの要部を示した分解図である。
ボールペン1は、前軸2と後軸3とを螺合して形成した軸筒4内に、レフィル5を収容してある。レフィル5は、ボールペンチップをペン先6とし、ペン先6の後方にインキ収容筒7を装着してあり、軸筒4内に配したコイルスプリング8にて後方へ弾発され、軸筒4の後端開口4aから突出した摩擦部材9を有したノック体10を前方へ押動するように操作することによって、軸筒4の前端開口4bからペン先6を出没させることができる構造である。
固定カム12の後方には、軸筒4の軸心に沿って摩擦部材9に形成した貫通孔9aに挿着させる突出部12cを形成してあり、摩擦部材9の前端面9bを、固定カム12の突出部12cの根元に形成した段部12dに当接させ、摩擦部材9の後端面9cを、固定カム12の突出部12cの後端に形成した鍔部12eに当接させ、摩擦部材9の前後を挟持してある。また本実施例では、固定カム12の段部12dに、摩擦部材9の前端面9bにくい込む円錐状の突起12fを形成してあり摩擦部材9の回転を防止してある。また摩擦部材9の後方の外側面9dには、断面半円状で円環状に膨出させた摩擦部9eを形成しており、紙面等に接触させて摩擦できるようにしてある。
摩擦部材9の前端部9fの外側面9dが後軸3の後端部3aの内側面3bに当接してノック体10の前進が防止される構造となっている。尚、本実施例では、摩擦部材9の後端面9cより固定カム12の鍔部12eが露出していることから、使用者が必然的に軸筒4を紙面100に対して傾斜させて摩擦部材9を接触することとなり、ノック体10が前進することによる誤作動が発生することなく、また使用者の顔側に向かって軸筒4の前端開口4bからペン先6が突出することも防止できた。
3…後軸、3a…後端部、3b…内側面、
4…軸筒、4a…後端開口、4b…前端開口、
5…レフィル、6…ペン先、
7…インキ収容筒、8…コイルスプリング、
9…摩擦部材、
9a…貫通孔、9b…前端面、9c…後端面、
9d…外側面、9e…摩擦部、9f…前端部、
10…ノック体、
11…カム溝、11a…カム斜面、11b…係合部、
12…固定カム、12a…凹凸部、12b…突起、
12c…突出部、12d…段部、12e…鍔部、
12f…突起、12g…後端面、
13…回転カム、13a…カム突起、13b…噛合部、
13c…カム斜面、
100…紙面、101…筆跡。
Claims (1)
- 軸筒の後端開口から突出する弾性材料からなる摩擦部材を有したノック体を操作することにより、前記軸筒内に配設した固定カムを前進させると共に当該軸筒内に配設した回転カムを回動させ、前記軸筒の内部に収容した筆記体のペン先が該軸筒の前端孔より突出した状態となる熱変色性筆記具であって、前記固定カムの上方に前記軸筒の後端開口から突出する突出部を形成し、前記摩擦部材の側面の一部を膨出させて紙面等に接触させる摩擦部を形成し、前記摩擦部材に貫通孔を形成して該貫通孔に前記突出部を挿着させて一体とし、前記摩擦部材の貫通孔を前記軸筒の軸心に沿って形成すると共に、前記固定カムに形成した突出部の後端に前記摩擦部材の後端面より露出する鍔部を形成し、且つ筆記体のペン先を前記軸筒の内部に収容した状態で前記摩擦部材の前端部の外側面を該軸筒の後端部の内側面に近接させる構造としたことを特徴とする熱変色性筆記具。
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JP2014222508A JP6419531B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 熱変色性筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014222508A JP6419531B2 (ja) | 2014-10-31 | 2014-10-31 | 熱変色性筆記具 |
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