JP2017039237A - シャープペンシル - Google Patents
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Abstract
Description
したがって、このシャープペンシルによると、突出した先端パイプによって不用意に怪我を負うという危険性があり、また先端パイプを曲げる等の変形を与えた場合には、芯折れが発生して筆記が不可能になるという問題が生ずる。
また、この種のシャープペンシルによると、筆記芯の摩耗に伴い先端パイプも除々に後退するので、筆記芯の折損が防止できると共に、芯を繰り出すためのノックの操作頻度も少なくて済むという実用的な効果を期待することができる。
すなわち、従来のパイプスライド式のシャープペンシルにおいては、先端パイプの外周摺動面もしくはスライダーの内周摺動面のいずれか一方、または両者に軸方向において径が除々に変化するいわゆるテーパーが付与されている場合が多い。
これによると、先端パイプの軸方向の位置に応じて、筆記の感触が変化するため、これが微妙に書き味の悪さとなって不快感を招く結果となる。
この時、スライダー内に軸方向に摺動可能に収容された前記先端パイプは、スライダーから不用意に脱落し、そのまま紛失するという問題が生ずる。したがって、前記した先端パイプはスライダー内において軸方向にスライド可能に配置されると共に、スライダーから容易に脱落しないように配慮する必要がある。
これにより、筆記の感触が変化することのない、常に一定の書き味を発揮することができるシャープペンシルを提供することを主要な課題とするものである。
これにより筆記の感触が変化することのない常に一定の書き味を発揮することができるシャープペンシルを提供することが可能となる。
なお、以下に示す各図においては、それぞれ同一部分を同一符号で示しているが、紙面の都合により一部の図面については代表的な部分に符号を付け、その詳細な構成は他の図面に付した符号を引用して説明する場合もある。
前記スライダー7内には、図3A〜図3Cにも示されているように、芯ガイド部材8が軸方向に摺動可能に装着されている。この芯ガイド部材8は、前端部側に筆記芯の通孔9aを施した先端パイプ9が備えられ、後端部側には前記先端パイプ9と一体に成形された円筒状のパイプホルダー10が備えられている。
そして、第2ストレート領域7bの後端部側には、さらに内径が拡大された開口7dが形成されており、この開口7dは図1および図2A〜図2Cに示されたとおり、回転カム23の前端部外周面に装着される嵌合部を構成している。
これにより、パイプホルダー10の第1大径部10aと、スライダー7の第1ストレート領域7aとの間のクリアランスは、軸方向で一定になされ、同じくパイプホルダー10の第2大径部10bと、スライダー7の第2ストレート領域7bとの間のクリアランスも軸方向で一定になされる。
前記縮径部7eは、先端パイプ9がスライダー7内に収容された図3Cに示す状態において、パイプホルダー10の第1太径部10aに係止して、芯ガイド部材8の後退を阻止する。これにより前記縮径部(アンダーカット部)7eは、前記スライダー7に対する芯ガイド部材8の抜け止め機構を構成している。
なお、前記芯ガイド部材8におけるパイプホルダー10内の前端部には、軸芯部分に通孔を形成したゴム製の保持チャック12が装着されている。
したがって、前記チャックスプリング13の軸方向の拡開作用により、前記チャック5は回転カム23内を後退させて、その先端部がリング状の締め具6内に収容される方向に、すなわち筆記芯を把持する方向に付勢されている。
これにより、ホルダー部材22の一部を軸筒1内に形成された段部1aに当接させて、ホルダー部材22を含む回転駆動機構21の位置決めを果たしている。
そして、図4および図5に示すように、前記回転駆動機構21は、ホルダー部材22、回転カム23、摺動部材24、中栓26等を備えてユニット化されている。
したがって、筆記芯は自身が受ける回転運動と筆記による摩耗とにより、先端部が常に円錐形状になされる。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、安定した線幅による筆記が可能となる。
また、前記ノック棒32における消しゴム34の装着位置には、小口径になされた筆記芯の補給孔32aが形成され、補給孔32aを囲んで芯ケース3への当接部32bが突出して形成されている。
これにより、図3Cに示されているパイプホルダー10の第1大径部10aは、スライダー7の縮径部(アンダーカット部)7eによる係止から外れ、芯ガイド部材8は自重で、下向きにされているスライダー7内を前進する。
そして、前記ノック操作を解除することにより、前記軸スプリング33の作用により、ノックカバー35は元の状態に後退すると共に、チャックスプリング13の作用によりチャック5が後退して、筆記芯はチャック5によって把持される。
この状態でノックカバー35を再びノック操作することで、チャック5が前後に移動して筆記芯の解除と把持が行われ、筆記芯は先端パイプ9から繰り出される。
したがって、先端パイプ9はスライダー7の軸方向に沿って円滑に直進運動することになり、スライダー7に対する先端パイプ9の傾きの度合いが変化することもない。
これにより、先端パイプ9の後退位置に応じて、筆記の感触が変化することのない、常に一定の書き味を発揮することができるシャープペンシルを提供することが可能となる。
加えて、先端パイプ9のメッキ上に、例えばイオンプレーティング処理を施すことで、先端パイプ9が筆記面と接触する場合における耐摩耗性を向上させることができる。
この保管状態にすることで、突出した先端パイプ9によって不用意に怪我を負う問題を解消することができる。
2 口先部材
3 芯ケース
5 チャック
6 締め具
7 スライダー
7a 第1ストレート領域
7b 第2ストレート領域
7e 縮径部(アンダーカット部)
8 芯ガイド部材
9 先端パイプ
9a 通孔
9b 曲面形状(R形状)
9c 砲弾型形状
10 パイプホルダー
10a 第1大径部
10b 第2大径部
12 保持チャック
13 チャックスプリング
21 回転駆動機構
22 ホルダー部材
22b 第1固定カム
22c 第2固定カム
23 回転カム
23a 上側カム
23b 下側カム
24 摺動部材
25 クッションスプリング
26 中栓
31 クリップ支持体
31a クリップ
32 ノック棒
33 軸スプリング
35 ノックカバー
Claims (5)
- 軸筒もしくは軸筒の前端部に取り付けられた口先部材から突出して配置されたスライダーと、前記スライダー内に軸方向に摺動可能に挿入され、前端部側に筆記芯を挿通させる先端パイプが形成され、後端部側に前記先端パイプと一体にパイプホルダーを形成した芯ガイド部材とが備えられ、
前記芯ガイド部材は、前進状態において前記先端パイプが前記スライダーより前方に突出し、後退状態において先端パイプが前記スライダー内に収容されることで、先端パイプが出没可能に構成され、
前記先端パイプに続く前記パイプホルダーの外周面には、軸方向の前後の二か所に、パイプホルダーの外周面よりも外径を太くする第1大径部と第2大径部がそれぞれ形成され、前記第1大径部が摺動する前記スライダーの内周面には、軸方向に沿って同一の内径寸法を有する第1ストレート領域が形成され、前記第2大径部が摺動する前記スライダーの内周面には、軸方向に沿って同一の内径寸法を有する第2ストレート領域が形成されていることを特徴とするシャープペンシル。 - 前記パイプホルダーの外形寸法は、前記先端パイプとの境界部における先端パイプの外径寸法よりも大きくなされ、前記外径寸法が大きくなされたパイプホルダーの前端部に前記第1大径部が形成され、パイプホルダーの後端部に前記第2大径部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
- 前記スライダーにおける第1ストレート領域の内径寸法に対して、第2ストレート領域の内径寸法が大きく構成されていることを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
- 前記スライダーにおける第1ストレート領域と第2ストレート領域との境界部には、前記芯ガイド部材の第1太径部の外径寸法よりも内径寸法が小さな縮径部が形成され、前記縮径部が前記スライダーに対する芯ガイド部材の抜け止め機構を構成していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
- 前記先端パイプの前端部から周側面にかけて曲面(R形状)が施され、かつ先端パイプの周側面は、後端部のパイプホルダーに向かって、外径を除々に太くする砲弾型形状を構成していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
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