JP4505782B2 - 伸縮式の筆記具または化粧具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、伸縮式の筆記具または化粧具に関し、特に書記部材または化粧部材およびこれを保持したままのキャップを、当該部材の長手方向に伸縮可能とした各種の筆記具または化粧具に関する。
【0002】
なお、本明細書では、書記部材のペン先や化粧部材の芯先の側を「前」、これとは反対の尾栓などの側を「後」という。
【0003】
また、以下の各図において、アルファベット付き参照番号が示す構成要素(例えば図1の前端側開口部7a)はアルファベットなしの参照番号のそれ(例えば同図の内筒7)の一部であることを示している。
【0004】
【従来の技術】
従来の、伸縮式の筆記具などとしては、先軸筒および後軸筒の一方と一体となって回動し、かつ当該軸筒を相対的に前後動させるための筒状体からなる中間筒状部を新たに設け、先軸筒および後軸筒の全長を変更可能にしたものがある(例えば特許文献1参照)。
【0005】
また、筆記具の軸筒部分を外側ケース,中側ケースおよび内側ケースに分割して、当該筆記具の不使用時には中側ケースおよび内側ケースを外側ケースに収納して全体を短くできるようにしたものがある(例えば特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−239790号公報
【特許文献2】
実開平2−50739号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の伸縮式筆記具の場合、先軸筒と後軸筒との間や、外側ケース,中側ケースおよび内側ケース同士の間の相対的な前後方向への伸縮動作はいってみれば剛体間での相対移動となっている。
【0008】
そのため、筆記具のスムーズな伸縮動作を確保しつつ、筆記具を任意の長さにしたときの例えば先軸筒およびと後軸筒との位置関係を保持できるようにするといった点で改善の余地を残している。
【0009】
そこで、本発明では、書記部材または化粧部材と一体的に設けた弾性部材が軸筒の内周面に案内される態様にして、筆記具または化粧具のスムーズな伸縮動作および任意の伸縮状態における保持機能それぞれの確実化を図ることを目的とする。
【0010】
また、少なくとも書記部材または化粧部材をその軸筒から引き出した伸モード(使用モード)における当該部材の位置を積極的に保持するための機構を設け、書記部材または化粧部材の使用時にそれが軸筒内に移動するのを防止して、筆記時または化粧時の使い勝手の向上化を図ることを目的とする。
【0011】
また、書記部材または化粧部材にキャップを取り付けたまま、書記部材または化粧部材とその軸筒との相対的な伸縮操作を行えるようにして、伸縮操作自体の利便性を高めることを目的とする。
【0012】
また、キャップに、書記部材または化粧部材に対する振れ止め機能を持たせて、キャップ装填時の筆記具または化粧具の携帯性・取扱性の安定化を図ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の課題を次のようにして解決する。
(1)書記部材(例えば後述の書記部材2)または化粧部材をその軸筒(例えば後述の軸筒5)の長手方向に伸縮可能とした筆記具または化粧具において、前記書記部材または前記化粧部材と一体で、前記軸筒の内周面自体に接してこれに案内されながら前記長手方向に移動する弾性部材(例えば後述の板バネ4)と、前記書記部材または前記化粧部材に対し着脱自在な形で取り付けられるキャップ(例えば後述のキャップ1)と、を備えたものとして、前記書記部材または前記化粧部材を、前記弾性部材とともに、前記キャップに保持されたまま前記軸筒との間で前記長手方向に相対移動させる。
(2)上記(1)において、前記キャップに、前記書記部材または前記化粧部材の保持部分(例えば後述の環凹状部13a)と当該部材の振れ止め作用部分(例えば後述のスリーブ部分13c)とを有する、入れ子(例えば後述の鞘状の入れ子13)を設ける。
【0014】
本発明では、このように、書記部材または化粧部材が、これと一体的に設けた弾性部材を介して軸筒に案内される態様にし、これにより筆記具または化粧具のスムーズな伸縮動作および任意の伸縮状態における保持機能それぞれの確実化を図っている。
【0015】
また、少なくとも伸モード(使用モード)における書記部材または化粧部材の位置を積極的に保持するための機構を設けて、当該部材の使用時にそれが軸筒内に移動するのを防止し、これにより筆記時または化粧時の使い勝手の向上化を図っている。
【0016】
また、書記部材または化粧部材にキャップを取り付けたまま、書記部材または化粧部材とその軸筒との相対的な(キャップ部分を利用した)伸縮操作を行えるようにし、これにより伸縮操作自体の利便性を高めている。
【0017】
また、キャップに、書記部材または化粧部材に対する振れ止め機能を持たせ、これによりキャップ装填時の筆記具または化粧具の携帯性・取扱性の安定化を図っている。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、上述のように、本発明の対象は各種筆記具および化粧具であるが、以下の説明では、その適用例としての万年筆を前提とする。
【0019】
図1はキャップや書記部材を軸筒の方に移動させた縮モード(携帯モード),図2は縮モードの書記部材を軸筒から引き出して伸モードに移行させる途中の状態,図3は書記部材を軸筒から最大限引き出してキャップを外した伸モード(使用モード),図4および図5は縮モード/伸モードにおける書記部材の位置を保持するための機構をそれぞれ示している。
【0020】
図1乃至図5の万年筆(筆記具)は、概略、キャップ1,書記部材2,軸継手3,一対の板バネ4,軸筒5,尾冠6および内筒7などからなっている。
【0021】
書記部材2は軸継手3と螺合し、当該軸継手の外周面に取り付けた板バネ4が軸筒5の内周面に圧接している。軸筒5の後端部には尾冠6が螺合し、当該尾冠6の内周面部分には内筒7が強く嵌合している。なお、板バネ4のそれぞれは軸筒5の内周面と略同様に湾曲した板状のものである。
【0022】
また、書記部材2の前側外周面にはキャップ1が着脱自在な形で結合しており、利用者は、この結合状態のキャップ1を軸筒5との間で相対的に伸縮させて、筆記具を、図1の縮モード(携帯モード)と図3の伸モード(使用モード)とに設定することができる。
【0023】
この伸縮操作にともない、キャップ1および書記部材2(および軸継手3)は、当該軸継手と一体の板バネ4が軸筒5の内周面に案内される形で、軸筒5の長手方向(=前後方向,軸方向)に相対移動する。
【0024】
書記部材2(および軸継手3)は、利用者がその伸縮操作を止めた任意の箇所で、軸筒5の内周面と板バネ4との摩擦作用によって保持される。
【0025】
この保持状態はもちろん書記部材2をそこの箇所に軽く維持する程度にすぎず、利用者は当該状態からの新たな伸縮操作を容易に行うことができる。
【0026】
もっとも、書記部材2を軸筒4から最大限引き出した伸モード(図3参照)や軸筒4にすべて入れ戻した縮モード(図1参照)では、当該書記部材の各伸縮位置が軸継手3と内筒7との係合作用により積極的に保持される。このときの係合作用部は後述の凸状部31a,31bおよび環凹状部71a,72a,73aである。
【0027】
図1乃至図5において、
1はキャップ,11は天冠,11aは当該天冠の螺子状軸部,11bは当該螺子状軸部に続く係合用軸部,12は当該天冠に取り付けたクリップ,13は当該係合用軸部に強く嵌合して後述のペン先を収納する鞘状の入れ子,13aは当該入れ子の内周面に形成した環凹状部,13bは当該内周面に形成した環状段部,13cは当該入れ子の後端側であって後述の書記部材2に対する振れ止め作用部として作用するスリーブ部分、14は当該螺子状軸部に接着固定した(接着剤を併用する形で螺子結合した)筒状部,14aは当該筒状部の後端,
2は書記部材,21はペン先,22は先軸,22aは当該先軸の前側外周面に形成した環凸状部,22bは当該前側外周面の大径端部,22cは当該前側外周面に形成した筆記用の波状グリップ部,22dは当該先軸の後側外周面に形成したネジ継手,23は当該先軸に取り付けたインキカートリッジ,
3は軸継手,3aは当該軸継手の前側内周面に形成した螺子部,3bは当該軸継手の前側外周面に形成した段部(凸部),3cは当該軸継手に形成した板バネ取付用の一対の孔部,31は当該軸継手の後側棒状部,31aおよび31bは当該後側棒状部に形成した伸位置/縮位置保持用の凸状部,
4は板バネ,4aは当該板バネに形成した係合用の凸状部,
5は軸筒,51は当該軸筒の前端側内周面と螺合した中リング,
6は軸筒5の後端側内周面と螺合した尾冠,
7は尾冠6の内周面に嵌合固定した内筒,7aは当該内筒の前端側開口部,71は当該内筒に形成した環状起立部,71aは当該環状起立部の内周面に形成した環凹状部,72および73は当該内筒の前端側または後端側に嵌合固着した筒状案内部,72aおよび73aは当該筒状部の内周面に形成した伸縮位置保持用の環凹状部,72bおよび73bは当該筒状部の前後方向に形成したスリット,
をそれぞれ示している。
【0028】
ここで、図1(b),(c)に示すように、内筒7の前端側開口部7aや、当該開口部にいわば案内されながら前後方向(=内筒7の軸方向)に移動する後側棒状部31それぞれの断面(前後方向と直交する断面)は、ともに十字形や六角形をしている。また、図4および図5の環状起立部71,筒状案内部72の前端側開口部や筒状案内部73の後端側開口部の断面形状も十字形や六角形などである。なお、この形状は非円形の任意のものでよい。
【0029】
そのため、図1〜図5のいずれの状態においても、軸継手3と内筒7とが相対的に回動することはない。
【0030】
このように、図示の万年筆は、
・キャップ1からなる第1のユニット
・書記部材2,軸継手3および板バネ4からなる第2のユニット
・軸筒5,尾冠6および内筒7からなる第3のユニット
に大別される。
【0031】
第1のユニットはもちろん第2のユニットに対して着脱自在であり、また第2のユニットと第3のユニットとはそれぞれの前後方向(軸方向)に対して相対移動(=伸縮)できる。
【0032】
なお、板バネ4の代わりに、コイル状のバネを軸継手3の外周面部分に固定的に取り付けて(巻装して)もよい。この場合、伸縮操作にともなって、キャップ1および書記部材2(および軸継手3)は、当該軸継手と一体のコイル状のバネが軸筒5の内周面に案内される形で、軸筒5の長手方向(=前後方向,軸方向)に相対移動する。
【0033】
図1は、キャップ1を軸筒5の方に移動させた縮モード(携帯モード)を示している。
【0034】
この縮モードでは、
・入れ子13の環凹状部13aと先軸22の環凸状部22aとが係合し、
・入れ子13の環状段部13bと先軸22の大径端部22bとが当接し、
・筒状部14の後端14aと中リング51とが当接し、
・軸継手3の後側棒状部31(の後端)が尾冠6の近くまで移動している。
【0035】
図2は、図1のキャップ1および書記部材2を軸筒5から前方に伸ばしていく操作の途中の様子を示している。
【0036】
このとき、キャップ側の環凹状部13aと書記部材側の環凸状部22aとの係合状態は維持されたままであり、キャップ1および書記部材2は一体となって軸筒5に対し前方向に移動する。この移動はもちろん相対的なものであって、軸筒5がキャップ1および書記部材2に対して後方向に移動するともいえる。
【0037】
図3は、図2の伸操作が完了してキャップ1を書記部材2から外した状態(使用モード)を示している。
【0038】
この使用モードでは、
・軸継手3の段部3bが中リング51の後端側に当接し、
・書記部材2の波状グリップ部22cが軸筒5の外側に露出している。
【0039】
図4は、図1および図3の各モードを積極的に係合保持するための書記部材側(後側棒状部31)および軸筒側(環状起立部71)間の協働機構を示している。なお、(a)は図3の伸モードのみを係合保持する協働機構であり、(b)は図1の縮モードおよび図3の伸モードの双方を係合保持する協働機構である。
【0040】
図4(a) の場合、図示の縮モードから図3の伸モードに移行すると、後側棒状部31の凸状部31aが(軸筒5と一体の)環状起立部71の71aに係合して、後側棒状部31と一体の書記部材2は伸モードの位置に保持される。
【0041】
図4(b) の場合、図示の縮モードのときは、後側棒状部31の凸状部31bが環状起立部71の71aに係合するので、後側棒状部31と一体の書記部材2はこの縮モードの位置でも保持される。
【0042】
この縮モードから伸モードに移行すると、(a)の場合と同じように、後側棒状部31の凸状部31aが環状起立部71の71aに係合して、後側棒状部31と一体の書記部材2は伸モードの位置に保持される。
【0043】
図5は、図1および図3の各モードを積極的に保持するための書記部材側(後側棒状部31)および軸筒側(環状起立部71,筒状案内部72,73)間の協働機構を示している。なお、(a),(b)ともに伸モードおよび縮モードの双方を係合保持する協働機構である。
【0044】
図5(a)の協働機構は、その軸筒側に伸モード係合用の環凹状部71a,72aと縮モード係合用の環凹状部73aとを形成する一方、書記部材側には図4(b)の場合と違って後側棒状部31の後端側周面部分のみに凸状部31aを形成している。
【0045】
図示の縮モードのときは、後側棒状部31の凸状部31aが筒状案内部73の環凹状部73aに係合するので、後側棒状部31と一体の書記部材2はこの縮モードの位置で保持される。
【0046】
この縮モードから伸モードに移行すると、後側棒状部31の凸状部31aが環状起立部71の環凹状部71aに係合して、当該後側棒状部と一体の書記部材2はこの伸モードの位置に保持される。なお、(b)の協働機構の場合、凸状部31aは筒状案内部72の環凹状部72aに係合する。
【0047】
図5(b)に示すように、伸縮位置保持用の筒状案内部72,73(環凹状部72a,73a)には、後側棒状部31の凸状部31aを受け入れやすくするためのスリット72b,73bが形成されている。
【0048】
このスリットの存在により、筒状案内部72,73の各片部は、後側棒状部31の凸状部31aがキャップ伸縮操作にともなって当該案内部に入っていくとき、自片部の弾性に抗する形で凸状部受け入れの開口端側が外方に広がりやすくなっている。
【0049】
環状起立部71や筒状案内部72,73の、この凸状部受け入れの開口端側内周面には、それぞれ凸状部31a,31bを案内するためのテーパ面が環凹状部71a,72a,73aに近いほど狭くなる態様で形成されている。
【0050】
図4および図5の協働機構は各種の変更が可能であり、例えば、
(1) 図4の環状起立部71に代えて筒状案内部72を用いる
(2) 図5の後側棒状部31に図4の凸状部31bも形成する
(3) 環状起立部71に筒状案内部72,73と同様のスリットを形成する
(4) 筒状案内部72,73のスリット72b,73bを省略する
(5) 凸状部31a,31bを図示のように間欠的に設けるのではなく、環状に形成する
(6) 凸状部31a,31bの範囲を環凹状部とし、環凹状部71a,72a,73aの範囲を凸状部とする
などの各構成をとってもよいことは勿論である。
【0051】
また、協働機構の各構成要素の材質は任意であり、各種の合成樹脂,金属などを用いる。
【0052】
凸状部31a,31bや環状起立部71,筒状案内部72を例えば合成樹脂製のものとすることにより、書記部材側と軸筒側との組立てに際し、後側棒状部31の凸状部31a,31bが環状起立部71,筒状案内部72の(当該凸状部よりも)狭い部分を通過するときにも、双方間の相対的ないくらかの弾性変形を確保している。この弾性変形により書記部材側と軸筒側との組立て作業が簡単で確実なものとなる。
【0053】
また、筒状案内部72,73を同一構造とすることにより部品の共通化を図ることができる。
【0054】
なお、インキカートリッジ23を交換するには、
(1) 図3のようにキャップ1を書記部材2から取り外し、
(2) 書記部材2を軸筒5(および軸継手3)に対して回動させ、
(3) 書記部材2のネジ継手22dと軸継手3の螺子部3aとの螺合状態を解除して、
(4) 書記部材2を軸筒5から取り出せばよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、このように、書記部材または化粧部材が、これと一体的に設けた弾性部材により軸筒に案内される態様にしているので、筆記具または化粧具のスムーズな伸縮動作および任意の伸縮状態における保持機能それぞれの確実化を図ることができる。
【0056】
また、少なくとも伸モード(使用モード)における書記部材または化粧部材の位置を積極的に保持するための機構を設け、当該部材の使用時にそれが軸筒内に移動するのを防止しているので、筆記時または化粧時の使い勝手の向上化を図ることができる。
【0057】
また、書記部材または化粧部材にキャップを取り付けたまま、書記部材または化粧部材とその軸筒との相対的な(キャップ部分を利用した)伸縮操作を行えるようにしているので、伸縮操作自体の利便性を高めることができる。
【0058】
また、キャップに、書記部材または化粧部材に対する振れ止め機能を持たせているので、キャップ装填時の筆記具または化粧具の携帯性・取扱性の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、キャップや書記部材などを軸筒の方に移動させた縮モード(携帯モード)を示す説明図である。
【図2】本発明の、縮モードの書記部材を軸筒から引き出して伸モードに移行させる途中の状態を示す説明図である。
【図3】本発明の、書記部材などを軸筒から最大限引き出してキャップを外した伸モード(使用モード)を示す説明図である。
【図4】本発明の、図1/図3の各モードを係合保持するための書記部材側(後側棒状部31)および軸筒側(環状起立部71)間の協働機構を示している。(a)は図3の伸モードのみを係合保持する協働機構であり、(b)は図1の縮モードおよび図3の伸モードの双方を係合保持する協働機構である。
【図5】本発明の、図1/図3の各モードを保持するための書記部材側(後側棒状部31)および軸筒側(環状起立部71,筒状案内部72,73)間の協働機構を示している。(a),(b)ともに伸モードおよび縮モードの双方を係合保持する協働機構である。
【符号の説明】
1:キャップ
11:天冠
11a:螺子状軸部
11b:係合用軸部
12:クリップ
13:鞘状の入れ子
13a:環凹状部
13b:環状段部
13c:スリーブ部分
14:筒状部
14a:後端
2:書記部材
21:ペン先
22:先軸
22a:環凸状部
22b:大径端部
22c:波状グリップ部
22d:ネジ継手
23:インキカートリッジ
3:軸継手
3a:螺子部
3b:段部(凸部)
3c:板バネ取付用の一対の孔部
31:後側棒状部
31a,31b:凸状部
4:板バネ
4a:凸状部
5:軸筒
51:中リング
6:尾冠
7:内筒
7a:前端側開口部
71:環状起立部
71a:環凹状部
72,73:筒状案内部
72a,73a:環凹状部
72b,73b:スリット
Claims (2)
- 書記部材または化粧部材をその軸筒の長手方向に伸縮可能とした筆記具または化粧具において、
前記書記部材または前記化粧部材と一体で、前記軸筒の内周面自体に接してこれに案内されながら前記長手方向に移動する弾性部材と、
前記書記部材または前記化粧部材に対し着脱自在な形で取り付けられるキャップと、を備え、
前記書記部材または前記化粧部材が、前記弾性部材とともに、前記キャップに保持されたまま前記軸筒との間で前記長手方向に相対移動する、
ことを特徴とする伸縮式の筆記具または化粧具。 - 前記キャップに、前記書記部材または前記化粧部材の保持部分と当該部材の振れ止め作用部分とを有する、入れ子を設けた、
ことを特徴とする請求項1記載の伸縮式の筆記具または化粧具。
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