JPWO2007142135A1 - シャープペンシル - Google Patents

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Abstract

筆記芯(10)を把持するチャックユニット(4)と共に、軸筒(1)内において回転方向および軸方向に移動可能に構成された回転子(6)が具備されている。回転子の軸方向の一端面および他端面に第1と第2のカム面(6a),(6b)がそれぞれ形成されると共に、前記第1と第2のカム面にそれぞれ対峙するように前記軸筒側に配置された第1と第2の固定カム面(13a),(17a)が具備されている。筆記圧による前記チャックユニットの後退動作によって、前記回転子における第1のカム面が、前記第1の固定カム面に当接して噛み合わされ、前記筆記圧の解除により前記回転子における第2のカム面が、前記第2の固定カム面に当接して噛み合わされて回転子が回転し、これにより筆記芯も回転運動する。これにより筆記圧を利用して筆記芯を回転させることができる回転駆動機構を具備したシャープペンシルを提供することができる。

Description

この発明は、筆記圧を利用して筆記芯(替え芯)を回転させることができるシャープペンシルに関する。
シャープペンシルによって筆記を行う場合には、一般的には軸筒を筆記面(紙面)に対して直交状態で使用することなく、筆記面に対して若干傾けた状態で使用される場合が多い。この様に軸筒を傾けた状態で筆記した場合においては、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するために、描線が書き始めに比較して太くなるという現象が発生する。また描線の太さが変るだけでなく、筆記面に対する筆記芯の接触面積が変るために、書き進むにしたがって描線の濃さも変化する(描線が薄くなる)現象が発生する。
前記した問題を回避するには、軸筒を回転させつつ筆記するようにすれば、筆記芯の尖っている側が順次紙面に接して筆記されるので、前記したように描線が筆記にしたがって太くなるなどの問題を避けることができる。しかしながら、軸筒を回転させつつ筆記しようとすれば、筆記の進行にしたがって軸筒を持ち直す操作が必要であるという煩わしさが発生し、筆記の能率を著しく落とすとことになる。
この場合、軸筒の外装が円筒状に形成されている場合においては、軸筒を持ち直して順次回転させつつ筆記をすることは不可能ではないものの、その外装が円筒状ではなく中腹に突起の付いたデザインであったり、またサイドノック式のシャープペンシルである場合、前記したように軸筒を順次回転させるように持ち直して筆記することも困難となる。
前記したような問題を解消するために、シャープペンシル本体に小型のモータと減速歯車等を具備させて、筆記動作にしたがって筆記芯を徐々に回転させるように構成したものが特許文献1および2に開示されている。
特開昭51−44029号公報 実公昭52−50828号公報
ところで前記した特許文献1および2に開示されたシャープペンシルによると、前記したとおりシャープペンシル本体に小型モータと減速歯車等を具備させなければならず、さらに前記小型モータを回転駆動させるために電池等も搭載する必要も生ずる。したがって、製品のコストが高騰することはやむをえず、またシャープペンシル全体が大型化し、重量も嵩むことになるために、非常に使い勝手が悪いものとなる。
この発明は、前記した特許文献に開示されたシャープペンシルの問題点に着目してなされたものであり、筆記圧を利用して筆記芯を回転させることができる回転駆動機構を具備させることで、現状の外形形状にほとんど変更を施す必要のない軽量なシャープペンシルを提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかるシャープペンシルは、軸筒内に配設されたチャックユニットの前後動により筆記芯の解除と把持を行い、前記筆記芯を前方に繰り出すことができるように構成されたシャープペンシルであって、前記チャックユニットが、筆記芯を把持した状態で軸芯を中心にして回転可能となるように前記軸筒内に保持されると共に、前記筆記芯の筆記圧による前記チャックユニットの後退動作に伴い、回転子を回転駆動させる回転駆動機構が具備され、前記回転子の回転運動を前記チャックユニットを介して前記筆記芯に伝達するように構成した点に特徴を有する。
そして、第1の好ましい形態においては、前記回転駆動機構を構成する回転子が円環状に形成されて、その軸方向の一端面および他端面に第1と第2のカム面がそれぞれ形成されると共に、前記第1と第2のカム面にそれぞれ対峙するように前記軸筒側に配置された第1と第2の固定カム面が具備され、前記筆記圧による前記チャックユニットの後退動作によって、前記円環状回転子における第1のカム面が、前記第1の固定カム面に当接して噛み合わされ、前記筆記圧の解除により前記円環状回転子における第2のカム面が、前記第2の固定カム面に当接して噛み合わされるように構成され、前記回転子側の第1カム面が、前記第1の固定カム面に噛み合わされた状態において、前記回転子側の第2カム面と前記第2の固定カム面が、軸方向においてカムの一歯に対して半位相ずれた関係に設定され、前記回転子側の第2カム面が、前記第2の固定カム面に噛み合わされた状態において、前記回転子側の第1カム面と前記第1の固定カム面が、軸方向においてカムの一歯に対して半位相ずれた関係に設定された構成にされる。
この場合、前記筆記圧が解除された状態において、前記円環状回転子における第2のカム面を、前記第2の固定カム面に当接させて噛み合わせ状態に付勢するバネ部材が具備されていることが望ましい。
また、前記第1の形態においては、前記筆記圧が解除された状態において、前記チャックユニットを含む前記回転子の自重により前記円環状回転子における第2のカム面を、前記第2の固定カム面に当接させて噛み合わせ状態にするように構成させることもできる。
この発明にかかるシャープペンシルの第2の好ましい形態においては、前記回転駆動機構を構成する回転子の軸方向における一端面および他端面に、第1と第2の脚部がそれぞれ前記面に対して鋭角をもって配置されると共に、前記軸筒側に配置され、前記第1と第2の脚部の先端が選択的に係合する第1と第2の溝形成面が具備され、前記筆記圧による前記チャックユニットの後退動作に伴う前記回転子における軸方向の第1位置への移動により、前記第1の脚部が第1の溝形成面に係合して、前記回転子を一方向に回転歩進させると共に、前記筆記圧の解除による前記回転子における軸方向の第2位置への復帰により、前記第2の脚部が第2の溝形成面に係合して、前記回転子を同方向に回転歩進させるように構成される。
この場合、前記筆記圧が解除された状態において、前記回転子を軸方向の第2位置へ復帰させるように付勢するバネ部材が具備されていることが望ましい。
また、前記第2の形態においては、前記筆記圧が解除された状態において、前記チャックユニットを含む前記回転子の自重により前記回転子を軸方向の第2位置へ復帰させるように構成させることもできる。
さらに、この発明にかかるシャープペンシルの第3の好ましい形態においては、前記回転駆動機構を構成する回転子が円環状に形成されて、その軸方向の端面にカム面が形成され、かつ円環状の前記回転子は筆記圧による前記チャックユニットの後退動作に伴って軸方向の第1位置へ移動し、前記筆記圧の解除により軸方向の第2位置へ復帰するように構成され、前記円環状回転子の第1位置への移動により、前記カム面の斜面に当接して前記回転子を一方向に回転歩進させる軸筒側に配置された固定当接子と、前記円環状回転子の第2位置への移動に際して、前記カム面の斜面に当接しつつ軸方向に移動し、前記回転子を同方向に回転歩進させる可動当接子とが具備された構成にされる。
前記した構成における固定当接子および可動当接子は、好ましくは筒状に形成されて前記軸筒内に同軸状に配置された第1および第2筒状部材の先端部にそれぞれ形成されており、前記固定当接子を備える第1筒状部材内に前記可動当接子を備える第2筒状部材が配置され、かつ、第1筒状部材と第2筒状部材の軸方向に相互に形成された溝およびリブの組み合わせにより、第2筒状部材が第1筒状部材内において軸方向に移動可能となるように構成される。
この場合、筆記圧が解除された状態において、前記円環状回転子を第2位置へ復帰させるバネ部材が、前記第2筒状部材を前方に付勢するように配置した構成にされていることが望ましい。
また、前記第3の形態においては、前記筆記圧が解除された状態において、前記第2筒状部材の自重により前記可動当接子が前記円環状回転子のカム面に当接されるように構成させることもできる。
そして、筆記圧の解除と共に回転子の位置を復帰させるバネ部材を用いた前記第1ないし第3形態においては、前記回転子と前記バネ部材との間に、円筒状に形成されたトルクキャンセラーを介在させることで、前記回転子の回転運動が前記バネ部材に伝達されるのを阻止するように構成されていることが望ましい。
前記した構成のシャープペンシルによると、筆記芯の筆記圧によるチャックユニットの後退動作により、回転子を回転駆動させる回転駆動機構が具備された点に特徴を有し、その好ましい第1の形態によると、筆記圧を受けることにより回転子が軸方向に移動して回転子の第1カム面が第1固定カム面に噛み合わされて回転運動を受け、また筆記圧の解除により回転子が元の位置に戻り、この時回転子の第2カム面が第2固定カム面に噛み合わされて同方向に回転運動を受けるように動作する。
したがって、筆記による回転子の軸方向への往復動により、回転子はカムの一歯に対応する回転運動を受け、この繰り返しにより筆記芯は順次回転駆動される。それ故、筆記に伴い筆記芯を回転させることができる回転駆動機構を簡単な構成により提供することが可能となる。
また、前記した第2の形態によると、筆記圧を受けることにより回転子が軸方向に移動して回転子に取り付けられた第1脚部が軸筒側に配置された第1の溝形成面に係合して、回転子を一方向に回転歩進させるように動作する。また筆記圧の解除により回転子が元の位置に戻り、回転子に取り付けられた第2脚部が軸筒側に配置された第2の溝形成面に係合して、回転子を同方向に回転歩進させるように動作する。
したがって、筆記による回転子の軸方向への往復動により、回転子は脚部のたわみに対応した回転運動を受け、この繰り返しにより筆記芯は順次回転駆動される。それ故、筆記に伴い筆記芯を回転させることができる他の回転駆動機構を簡単な構成により提供することが可能となる。
さらに前記した第3の形態によると、筆記圧を受けることにより回転子が軸方向に移動して回転子に形成されたカム面に対して軸筒側に配置された固定当接子が当接する。これにより、回転子を一方向に回転歩進させるように動作する。また筆記圧の解除により可動当接子が回転子の前記カム面に当接しつつ軸方向に移動し、これにより回転子を同方向に回転歩進させるように動作する。
したがって、筆記による回転子の軸方向への往復動により、回転子はそのカム面に当接する固定当接子と可動当接子の作用により回転運動を受け、この繰り返しにより筆記芯は順次回転駆動される。それ故、筆記に伴い筆記芯を回転させることができるさらに他の回転駆動機構を簡単な構成により提供することが可能となる。
前記した第1〜第3の形態のシャープペンシルによると、いずれも筆記圧を受けることにより筆記芯を回転させることができるので、前記したように軸筒の中腹に突起の付いたデザインであったり、またサイドノック式のシャープペンシルのように軸筒を順次回転させるように持ち直して筆記することが困難なシャープペンシルにおいても、筆記芯の偏摩耗を効果的に抑制させることができる。これにより、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、描線の太さや描線の濃さが大きく変化するという問題を解消させることができる。
この発明にかかるシャープペンシルの第1の実施の形態を一部透視状態で示した斜視図である。 図1に示す実施の形態に搭載された回転子の回転駆動作用を順を追って説明する模式図である。 図2に続く回転子の回転駆動作用を説明する模式図である。 図1に示す実施の形態に採用し得る回転子の他の回転駆動機構を説明する模式図である。 この発明にかかるシャープペンシルの第2の実施の形態を一部透視状態で示した斜視図である。 図5に示す実施の形態に搭載された回転子の回転駆動機構を説明する部分斜視図である。 同じく図5に示す実施の形態に搭載された回転駆動機構の要部をさらに拡大して示した部分斜視図である。 この発明にかかるシャープペンシルの第3の実施の形態を一部透視状態で示した斜視図である。 図8に示す実施の形態に搭載された回転子の回転駆動機構を説明する部分斜視図である。 同じく図8に示す実施の形態に搭載された回転駆動機構の要部をさらに拡大して示した部分斜視図である。 図8に示す実施の形態に搭載された回転駆動機構において筆記圧が加わらない状態を示した部分拡大図である。 同じく筆記圧が加わった場合における動作途中の状態を示した部分拡大図である。 同じく筆記圧が加わった場合における最終動作の状態を示した部分拡大図である。 同じく筆記圧が解除された場合における動作途中の状態を示した部分拡大図である。 同じく筆記圧が解除された場合における最終動作の状態を示した部分拡大図である。
符号の説明
1 軸筒
2 口プラ
3 芯ケース
4 チャックユニット
5 締め具
6,21,31 回転子
6a 第1カム面
6b 第2カム面
10 筆記芯
12 リターンバネ
13 上カム形成部材
13a 第1固定カム面
14,25,34 バネ部材
15,24,33 トルクキャンセラー
17 下カム形成部材
17a 第2固定カム面
21a 第1脚部
21b 第2脚部
22a 第1溝形成面
23a 第2溝形成面
31a カム面
32 第1筒状部材
32a 固定当接子
32b 溝
33 第2筒状部材
33a 可動当接子
33b リブ
以下、この発明にかかるシャープペンシルについて図に示す実施の形態に基づいて説明する。まず図1〜図3は、その第1の実施の形態を示すものである。図1はシャープペンシルの主要部を一部破断し、また一部を透視状態で示したものであり、符号1はその外郭を構成する軸筒を示しており、符号2は前記軸筒1の先端部に取り付けられた口先部、すなわち樹脂により円錐形状に成形された口プラを示している。
前記軸筒1内には筒状の芯ケース3が同軸状に収容されており、この芯ケース3の先端部にはチャックユニット4が連結されている。このチャックユニット4は、その先端部が環状の締め具5内に遊嵌状態となるように装着されており、前記締め具5は円環状に構成された回転子6の先端部に取り付けられている。
図1に示すシャープペンシルは前記口プラ2の先端部にスライダ8が収容されたいわゆるパイプスライド構成にされており、スライダ8内にはゴム製の保持チャック9が収容されている。また、前記芯ケース3からチャックユニット4を経由してスライダ8内を通るように直線状の芯挿通孔が形成されており、この挿通孔内に筆記芯(替え芯)10が挿通されている。
図1に示すシャープペンシルにおいては、軸筒1の後端部に配置された図示せぬノック部をノック操作することで、芯ケース3が軸筒1内において前進し、チャックユニット4の先端が締め具5から突出することで筆記芯10の把持状態が解除される。そして、前記ノック操作の解除により、リターンバネ12の作用により芯ケース3およびチャックユニット4は軸筒1内において後退し、チャックユニット4の先端部が締め具5内に収容されることで、筆記芯10を再び把持状態にする。すなわち、前記したノック操作の繰り返しによるチャックユニット4の前後動により筆記芯10の解除と把持が行われ、これにより筆記芯10はチャックユニット4から順次前方に繰り出されるように作用する。
図1に示す前記した回転子6は、その軸方向の中央部が径を太くした円環状に形成されており、円環状になされた一端面(後端面)には第1のカム面6aが形成されており、円環状になされた他端面(前端面)には第2のカム面6bが形成されている。一方、前記回転子6の後端部には、円筒状の上カム形成部材13が回転子6の後端部を覆うようにして軸筒1内に取り付けられており、前記上カム形成部材13の前端部には、前記回転子6における第1のカム面6aに対峙するようにして固定カム面(第1の固定カム面ともいう。)13aが形成されている。
さらに、図1には示されていないが、前記回転子6における第2のカム面6bに対峙するようにして軸筒1側に円筒状の下カム形成部材が取り付けられ、その軸方向の後端部には固定カム面(第2の固定カム面ともいう。)が形成されている。なお、前記回転子6に形成されている第1と第2のカム面6a,6bと、前記第1の固定カム面13a、第2の固定カム面との関係および相互の作用については、図2および図3に基づいて後で詳細に説明する。
また、前記上カム形成部材13内にはコイル状のバネ部材14が装着されており、このバネ部材14は、円筒状に形成され軸方向に移動可能なトルクキャンセラー15を前方に付勢するように作用し、この付勢力を受けた前記トルクキャンセラー15に押されて前記回転子6は前方に向かうように構成されている。
前記した構成によると、チャックユニット4が筆記芯10を把持した状態で、前記回転子6はチャックユニット4と共に軸芯を中心にして回転可能となるように前記軸筒1内に収容されている。そして、シャープペンシルが不使用の状態(筆記状態以外の場合)においては、前記バネ部材14の作用により前記トルクキャンセラー15を介して回転子6は前方に付勢されていて、図1に示す状態になされる。
一方、シャープペンシルを使用した場合、すなわち筆記芯10に筆記圧が加わった場合には、前記チャックユニット4はバネ部材14の付勢力に抗して後退し、これに伴って回転子6も軸方向に後退する。したがって、図1に示す回転子6に形成されている第1のカム面6aは前記第1の固定カム面13aに接合して噛み合い状態になされる。
図2の(A)〜(C)および図3の(D),(E)は、前記した動作により回転子6を回転駆動させる回転駆動機構の動作を順を追って説明するものである。図2および図3において、符号6は前記した回転子を模式的に示したものであり、その一端面(図の上側の面)には、周方向に沿って連続的に鋸歯状になされた第1のカム面6aが円環状に形成されている。また回転子6の他端面(図の下側の面)にも、同様に周方向に沿って連続的に鋸歯状になされた第2のカム面6bが円環状に形成されている。
一方、図2および図3に示すように、上カム形成部材13の円環状の端面にも周方向に沿って連続的に鋸歯状になされた第1の固定カム面13aが形成されており、下カム形成部材17の円環状の端面にも周方向に沿って連続的に鋸歯状になされた第2の固定カム面17aが形成されている。そして、回転子に形成された第1のカム面6a、第2のカム面6b、上カム形成部材13に形成された第1の固定カム面13a、下カム形成部材17に形成された第2の固定カム面17aの周方向に沿って鋸歯状に形成された各カム面は、そのピッチが互いにほぼ同一となるように形成されている。
図2(A)は、シャープペンシルが不使用の状態(筆記状態以外の場合)における上カム形成部材13、回転子6、下カム形成部材17の関係を示したものであり、この状態においては、回転子6に形成された第2のカム面6bは軸筒1に取り付けられた下カム形成部材17の第2の固定カム面17a側に、図1に示したバネ部材14の付勢力により当接されている。この時、前記回転子6側の第1カム面6aと前記第1の固定カム面13aが、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されている。
図2(B)は、シャープペンシルの使用により筆記芯10に筆記圧が加わった初期の状態を示しており、この場合においては、前記したとおり回転子6はチャックユニット4の後退に伴って軸方向に後退する。これにより、回転子6は軸筒1に取り付けられた上カム形成部材13側に移動する。
図2(C)は、シャープペンシルの使用により筆記芯10に筆記圧が加わり、回転子6が上カム形成部材13側に当接してさらに後退した状態を示しており、この場合においては回転子6に形成された第1カム面6aが、上カム形成部材13側の第1の固定カム面13aに噛み合う。これにより回転子6は第1カム面6aの一歯の半位相(半ピッチ)に相当する回転駆動を受ける。
なお、図2および図3における回転子6の中央部に描いた○印は、回転子6の回転移動量を示している。そして図2(C)に示す状態においては、前記回転子6側の第2カム面6bと前記第2の固定カム面17aが、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されている。
次に図3(D)は、シャープペンシルによる描画が終わり、筆記芯10に対する筆記圧が解かれた初期の状態を示しており、この場合においては、前記したバネ部材14の作用により回転子6は軸方向に前進する。これにより、回転子6は軸筒1に取り付けられた下カム形成部材17側に移動する。
さらに図3(E)は、前記したバネ部材14の作用により、回転子6が下カム形成部材17側に当接してさらに前進した状態を示しており、この場合においては回転子6に形成された第2カム面6bが、下カム形成部材17側の第2の固定カム面17aに噛み合う。これにより回転子6は第2カム面6bの一歯の半位相(半ピッチ)に相当する回転駆動を再び受ける。
したがって、回転子6の中央部に描いた○印で示すように、回転子6の軸方向への往復運動に伴って回転子6は、第1および第2カム面6a,6bの一歯(1ピッチ)に相当する回転駆動を受け、チャックユニット4を介して、これに把持された筆記芯10も同様に回転駆動される。
以上の説明で明らかなとおり、図1〜図3に示した構成のシャープペンシルによると、筆記による回転子6の軸方向への往復動により、回転子はその都度カムの一歯に対応する回転運動を受け、この繰り返しにより筆記芯10は順次回転駆動される。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、描線の太さや描線の濃さが大きく変化するという問題を解消することができる。
なお、前記回転子6とコイル状のバネ部材14との間に配置された円筒状のトルクキャンセラー15は、このトルクキャンセラー15の端面と前記回転子6の端面との間ですべりを発生させて、筆記作用の繰り返しにより生ずる前記回転子6の回転運動を、バネ部材14に伝達させるのを防止させるように作用する。
換言すれば、前記回転子とバネ部材との間に、円筒状に形成されたトルクキャンセラーが介在されることにより、前記回転子の回転運動が前記バネ部材に伝達されるのを阻止するように作用し、バネ部材14の捩じれ戻り(バネトルク)が発生することで、回転子6の回転動作に障害を与えるという問題を解消させることができる。
以上説明した第1の実施の形態においては、第1のカム面6a、第2のカム面6b、第1の固定カム面13a、第2の固定カム面17aにおいては、そのカム面が周方向に連続した鋸歯状になされているが、筆記芯を回転させる回転駆動機構はこのような特定な構成に限られるものではない。
図4は前記回転駆動機構の他の例を模式的に示したものであり、図4(A)は、すでに説明した図2(A)に示す動作状態と同様の状態を示し、図4(B)は、図2(C)に示す動作状態と同様の状態を示している。そして、図4においては図2に示す各部と同一の機能を果たす部分を同一符号で示している。
図4に示したように、回転子6の一端面(図の上側の面)には、軸方向に対してほぼ同一の傾斜になされた上りおよび下り斜面からなる山谷が連続した第1のカム面6aが円環状に形成されている。また、その他端面(図の下側の面)にも、同様に山谷が連続した第2のカム面6bが円環状に形成されている。
また、前記第1のカム面6aに対峙する上カム形成部材13の端面に形成された第1の固定カム面13aにおいても、さらに下カム形成部材17の端面に形成された第2の固定カム面17aにおいても同様に、軸方向に対してほぼ同一の傾斜になされた上りおよび下り斜面からなる山谷が連続したカム面が形成されている。
そして、シャープペンシルが筆記状態以外の場合においては、図4(A)として示すように回転子6は軸筒1側に取り付けられた下カム形成部材17の端面に形成された第2の固定カム面17a側に前記バネ部材14の付勢力により当接される。したがって、回転子6の第2のカム面6bは前記第2の固定カム面17aに接合して噛み合い状態になされる。この時、前記回転子側の第1カム面6aと前記第1の固定カム面13aが、軸方向においてカムの一歯に対して半位相ずれた関係となるように設定されている。
一方、シャープペンシルを使用した場合、すなわち筆記状態の場合においては、前記したとおり回転子6は軸方向に後退し、図4(B)として示すように回転子6は軸筒1側に取り付けられた上カム形成部材13に形成された第1の固定カム面13a側に移動して噛み合い状態になされる。したがって、この時回転子6はカムに形成された一歯の半位相分に相当する角度をもって回転駆動を受ける。
図4(B)に示したように第1カム面6aが第1の固定カム面13aに噛み合い状態になされた状態においては、回転子6側の第2カム面6bと前記第2の固定カム面17aが、軸方向においてカムの一歯に対して半位相ずれた関係になされる。したがって、筆記圧が解かれた場合には図4(A)に示す状態に復帰し、この時再び回転子6はカムに形成された一歯の半位相分に相当する角度をもって回転駆動を受ける。
すなわち、図4に示した構成の回転駆動機構においても、図2および図3に示した回転駆動機構と同様の作用効果を得ることができる。
なお、以上説明した実施の形態においては、図1に示したバネ部材14を用い、筆記圧が解除された場合において、前記バネ部材14の付勢力によって回転子6を筆記圧が加わる以前の状態に復帰させて回転子に回転運動を与えるように構成されている。このようにバネ部材14を用いた場合には、回転子の回転動作が安定する点で好ましいが、筆記圧が解除された場合における回転子6の復帰作用は、バネ部材14を用いずに前記したチャックユニットを含む前記回転子6の自重により復帰させることもできる。このように重力を利用した場合には、機構の簡素化ならびにコストを低減させることに寄与できる。
図5〜図7は、この発明にかかるシャープペンシルの第2の実施の形態を示すものである。なお、図5は第2の実施の形態における主要部を一部透視状態で示したものであり、図1に示した実施の形態における各部に相当する部分は同一符号で示している。そして、シャープペンシルにおける筆記芯の繰り出し動作等を実現する基本構成については、図1に示した構成と同様であり、したがってその説明は省略する。
この第2の実施の形態においても、円環状に形成された回転子21が備えられており、この回転子21はチャックユニット4と共に図示せぬ軸筒内において軸芯を中心にして回転可能に、また軸方向に移動可能に配置されている。この回転子21の軸方向における一端面および他端面には、第1と第2の脚部21a,21bがそれぞれ前記面に対して鋭角をもって配置されている。なお、前記第1の脚部21aは、回転子21における環状の一端面に沿ってほぼ等間隔をもって複数成形されており、また前記第2の脚部21bも、回転子21における環状の他端面に沿って同様にほぼ等間隔をもって複数成形されている。
図6および図7に詳しく示されているように、前記第1の脚部21aの先端に対峙するようにして円筒体22の端面が位置し、この端面は第1溝形成面22aを構成している。また前記第2の脚部21bの先端に対峙するようにして円筒体23の端面が位置し、この端面は第2溝形成面23aを構成している。なお、前記第1および第2の溝形成面22a,23aには周方向に沿って鋸歯状の突起が放射状に形成されている。そして、前記円筒体22,23は図示せぬ軸筒側に取り付けられている。
一方、一体となって移動する前記回転子21およびチャックユニット4を、前方に付勢するコイル状のバネ部材25が具備されており、筆記による圧力が加わった場合には、前記チャックユニット4はバネ部材25の付勢力に抗して後退し、これに伴って回転子21も軸方向に後退するように動作する。なおバネ部材25の内側には筒状の芯ケースが配置されているが、これは図示を省略している。
前記した構成において、シャープペンシルを使用した場合、すなわち筆記圧が加わった場合には、前記チャックユニット4はバネ部材25の付勢力に抗して後退し、これに伴って回転子21も軸方向に後退する。すなわち図6に示すように回転子21は、矢印a方向に移動(第1位置へ移動)するため、第1の脚部21aは第1の溝形成面22aに係合してたわみ、結果として前記回転子21を矢印b方向に回転歩進させるように動作する。
また筆記圧が解除された場合には、前記バネ部材25の作用により前記チャックユニット4および回転子21は、図7に示されたように矢印c方向に復帰(第2位置へ移動)する。これにより、第2の脚部21bは第2の溝形成面23aに係合してたわみ、結果として前記回転子21を矢印b方向に回転歩進させるように動作する。
したがって、筆記による回転子21の軸方向への往復動により、回転子21は脚部のたわみに対応した回転運動を受け、この繰り返しにより筆記芯10は順次回転駆動される。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、すでに説明した第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記した第2の実施の形態においても、図6に符号24として示した円筒状のトルクキャンセラーが配置されており、このトルクキャンセラー24が回転子21とバネ部材25との間に介在されることにより、回転子21の回転運動が前記バネ部材25に伝達されるのを阻止するように構成されている。これにより、バネ部材25の捩じれ戻り(バネトルク)が発生することで、回転子21の回転動作に障害を与えるという問題を解消させることができる。
また、前記第2の実施の形態においても、図5および図6に示したバネ部材25を用い、筆記圧が解除された場合において、前記バネ部材25の付勢力によって回転子21を筆記圧が加わる以前の状態に復帰させて回転子に回転運動を与えるように構成されている。このようにバネ部材25を用いた場合には、回転子の回転動作が安定する点で好ましいが、筆記圧が解除された場合における回転子21の復帰作用は、バネ部材25を用いずに前記したチャックユニットを含む前記回転子21の自重により復帰させることもできる。このように重力を利用した場合には、機構の簡素化ならびにコストを低減させることに寄与できる。
図8〜図15は、この発明にかかるシャープペンシルの第3の実施の形態を示すものである。なお、図8は第3の実施の形態における主要部を一部透視状態で示したものであり、図1に示した実施の形態における各部に相当する部分は同一符号で示している。そして、シャープペンシルにおける筆記芯の繰り出し動作等を実現する基本構成については、図1に示した構成と同様であり、したがってその説明は省略する。
この第3の実施の形態においても、図8に示したように円環状に形成された回転子31が備えられており、この回転子31はチャックユニット4と共に図示せぬ軸筒内において軸芯を中心にして回転可能に、また軸方向に移動可能に配置されている。そして回転子31とその周辺部分を拡大して示した図9および図10に示したとおり、回転子31の軸方向の後端面には鋸歯状の凸部が放射状に連続して形成されることによりカム面31aが形成されている。
一方、図示せぬ軸筒内には第1の筒状部材32が取り付けられており、この筒状部材32の前端部には、図9および図10に示したとおり前記回転子31のカム面31aに対峙するように、2つの鋸歯状の凸部からなる固定当接子32aが形成されている。なお、この固定当接子32aは、後で説明する図11以降において実線で拡大した状態に示されている。また前記固定当接子32aは、筒状部材32の前端部において周方向にほぼ等間隔をおいて複数形成されている。
前記第1の筒状部材32内には第2の筒状部材33が同軸状に収容されており、この第2筒状部材33は前記第1筒状部材32内において軸方向に摺動できるように構成されている。すなわち、図9および図10に示したように第1筒状部材32の内壁面には、軸方向に複数本の溝32bが形成されており、また第2筒状部材33の外壁面には、軸方向に複数本のリブ33bが形成されており、前記各溝32bに各リブ33bが嵌め込まれることで、第2筒状部材33は前記第1筒状部材32内において軸方向に摺動できるように構成されている。
前記第2筒状部材33の前端部には、前記回転子31のカム面31aに対峙するように、二等辺三角形状の可動当接子33aが形成されている。なお、前記可動当接子33aは、筒状部材33の前端部において周方向にほぼ等間隔をおいて複数形成されている。そして、前記第2筒状部材33は、図8および図9に示すように軸方向の後端部に配置されたコイル状のバネ部材34により前方に押し出される付勢力を受けるように構成されている。これにより、第2筒状部材33に形成された前記可動当接子33aは、回転子31のカム面31aに対して常に当接し、回転子31を前方に付勢するように作用する。
図11〜図15は、筆記に伴う前記した回転子31の軸方向への往復動により、回転子31に形成されたカム面31aが固定当接子32aおよび可動当接子33aによって回転駆動を受ける様子を順に説明するものである。
まず、図11は筆記圧が加わらない状態を示したものであり、この状態においては前記バネ部材34の作用を受けて可動当接子33aが回転子31のカム面31aに当接することで、回転子31はチャックユニット4と共に軸筒内を前方(第2位置)に移動している。次に図12は筆記圧が加わった場合の動作途中の状態を示しており、筆記圧の作用により回転子31はチャックユニット4を経由して軸筒内を後方に移動する。これにより、可動当接子33aは前記バネ部材34を収縮させながら後方に移動し、さらに回転子31に形成されたカム面31aが固定当接子32aに当接する。
次に、図13は筆記圧を受けて前記回転子31(カム面31a)がさらに後方(第1位置)に移動した状態を示すものであり、カム面31aが固定当接子32aに矢印dとして示すように押しつけられることにより、カム面31aの鋸歯状面は矢印eに示す方向に相対移動し、結果として回転子31は矢印eの水平方向への分力に対応した回転駆動を受ける。
これにより、前記チャックユニット4も同方向に回転駆動を受け、チャックユニット4に把持された筆記芯10も同様に回転する。なお、この状態においては、図13には示されていないが、二等辺三角形状の可動当接子33aは、鋸歯状のカム面31aにおける一つの歯を乗り越えて、回転方向の次の歯の鋸歯状面に当接される。
図14は筆記圧が解除された初期の状態を示すものであり、前記バネ部材34の作用を受ける可動当接子33aの前方への移動により、固定当接子32aに対する鋸歯状のカム面31aの噛み合わせが解かれる。そして、図15に示すように、なおも前記バネ部材34の作用を受けて可動当接子33aが前方へ移動することにより、可動当接子33aの斜面がカム面31aに矢印fとして示すように押しつけられ、これによりカム面31aの鋸歯状面は矢印gに示す方向に相対移動し、結果として回転子31は矢印gの水平方向への分力に対応した回転駆動を受ける。
したがって、前記チャックユニット4も同方向に回転駆動を受け、筆記芯10も同様に回転する。すなわち、筆記圧の印加と解除の1つの動作サイクルにより、前記回転子31はカム面31aにおける1つの鋸歯に対応する歩進を受け、前記の繰り返しにより筆記芯10は順次回転駆動されることになる。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、すでに説明した第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記した第3の実施の形態においては、軸方向に摺動可能となるように配置された第2の筒状部材33が、前記第1および第2の実施の形態において説明したトルクキャンセラーとしての役割を果たすように動作する。すなわち、第2の筒状部材33が、回転子31とバネ部材34との間に介在されることにより、回転子31の回転運動が前記バネ部材34に伝達されるのを阻止するように動作する。これにより、バネ部材34の捩じれ戻り(バネトルク)が発生することで、回転子31の回転動作に障害を与えるという問題を解消させることができる。
前記第3の実施の形態においては、図8および図9に示したバネ部材34を用い、筆記圧が解除された場合において、前記バネ部材34の付勢力によって第2筒状部材33に形成された可動当接子33aを前記回転子31のカム面31aに当接させて回転子に回転運動を与えるように構成されている。
このようにバネ部材34を用いた場合には、回転子の回転動作が安定する点で好ましいが、筆記圧が解除された場合における回転子34の回転動作は、バネ部材34を用いずに前記した第2筒状部材33の自重により達成させることもできる。このように第2筒状部材の重力を利用した場合には、機構の簡素化ならびにコストを低減させることに寄与できる。

Claims (12)

  1. 軸筒内に配設されたチャックユニットの前後動により筆記芯の解除と把持を行い、前記筆記芯を前方に繰り出すことができるように構成されたシャープペンシルであって、
    前記チャックユニットが、筆記芯を把持した状態で軸芯を中心にして回転可能となるように前記軸筒内に保持されると共に、前記筆記芯の筆記圧による前記チャックユニットの後退動作に伴い、回転子を回転駆動させる回転駆動機構が具備され、前記回転子の回転運動を前記チャックユニットを介して前記筆記芯に伝達するように構成したことを特徴とするシャープペンシル。
  2. 前記回転駆動機構を構成する回転子が円環状に形成されて、その軸方向の一端面および他端面に第1と第2のカム面がそれぞれ形成されると共に、前記第1と第2のカム面にそれぞれ対峙するように前記軸筒側に配置された第1と第2の固定カム面が具備され、
    前記筆記圧による前記チャックユニットの後退動作によって、前記円環状回転子における第1のカム面が、前記第1の固定カム面に当接して噛み合わされ、前記筆記圧の解除により前記円環状回転子における第2のカム面が、前記第2の固定カム面に当接して噛み合わされるように構成され、
    前記回転子側の第1カム面が、前記第1の固定カム面に噛み合わされた状態において、前記回転子側の第2カム面と前記第2の固定カム面が、軸方向においてカムの一歯に対して半位相ずれた関係に設定され、前記回転子側の第2カム面が、前記第2の固定カム面に噛み合わされた状態において、前記回転子側の第1カム面と前記第1の固定カム面が、軸方向においてカムの一歯に対して半位相ずれた関係に設定されていることを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
  3. 前記筆記圧が解除された状態において、前記円環状回転子における第2のカム面を、前記第2の固定カム面に当接させて噛み合わせ状態に付勢するバネ部材が具備されていることを特徴とする請求項2に記載されたシャープペンシル。
  4. 前記筆記圧が解除された状態において、前記チャックユニットを含む前記回転子の自重により前記円環状回転子における第2のカム面を、前記第2の固定カム面に当接させて噛み合わせ状態にすることを特徴とする請求項2に記載されたシャープペンシル。
  5. 前記回転駆動機構を構成する回転子の軸方向における一端面および他端面に、第1と第2の脚部がそれぞれ前記面に対して鋭角をもって配置されると共に、前記軸筒側に配置され、前記第1と第2の脚部の先端が選択的に係合する第1と第2の溝形成面が具備され、
    前記筆記圧による前記チャックユニットの後退動作に伴う前記回転子における軸方向の第1位置への移動により、前記第1の脚部が第1の溝形成面に係合して、前記回転子を一方向に回転歩進させると共に、前記筆記圧の解除による前記回転子における軸方向の第2位置への復帰により、前記第2の脚部が第2の溝形成面に係合して、前記回転子を同方向に回転歩進させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
  6. 前記筆記圧が解除された状態において、前記回転子を軸方向の第2位置へ復帰させるように付勢するバネ部材が具備されていることを特徴とする請求項5に記載されたシャープペンシル。
  7. 前記筆記圧が解除された状態において、前記チャックユニットを含む前記回転子の自重により前記回転子を軸方向の第2位置へ復帰させるように構成したことを特徴とする請求項5に記載されたシャープペンシル。
  8. 前記回転駆動機構を構成する回転子が円環状に形成されて、その軸方向の端面にカム面が形成され、かつ円環状の前記回転子は筆記圧による前記チャックユニットの後退動作に伴って軸方向の第1位置へ移動し、前記筆記圧の解除により軸方向の第2位置へ復帰するように構成され、
    前記円環状回転子の第1位置への移動により、前記カム面の斜面に当接して前記回転子を一方向に回転歩進させる軸筒側に配置された固定当接子と、
    前記円環状回転子の第2位置への移動に際して、前記カム面の斜面に当接しつつ軸方向に移動し、前記回転子を同方向に回転歩進させる可動当接子とが具備されていることを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
  9. 前記固定当接子および可動当接子は、筒状に形成されて前記軸筒内に同軸状に配置された第1および第2筒状部材の先端部にそれぞれ形成されており、前記固定当接子を備える第1筒状部材内に前記可動当接子を備える第2筒状部材が配置され、かつ、第1筒状部材と第2筒状部材の軸方向に相互に形成された溝およびリブの組み合わせにより、第2筒状部材が第1筒状部材内において軸方向に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項8に記載されたシャープペンシル。
  10. 筆記圧が解除された状態において、前記円環状回転子を前記第2位置へ復帰させるバネ部材が、前記第2筒状部材を前方に付勢するように配置されていることを特徴とする請求項9に記載されたシャープペンシル。
  11. 前記筆記圧が解除された状態において、前記第2筒状部材の自重により前記可動当接子が前記円環状回転子のカム面に当接されるように構成したことを特徴とする請求項9に記載されたシャープペンシル。
  12. 前記回転子と前記バネ部材との間に、円筒状に形成されたトルクキャンセラーが介在され、前記回転子の回転運動が前記バネ部材に伝達されるのを阻止するように構成したことを特徴とする請求項3、請求項6または請求項10のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
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