JP5173564B2 - ノック式繰出容器 - Google Patents

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Description

本発明は液体化粧料などの液体や流動体、その他棒状体等の固体の内容物を軸本体後端のノック体の後端部をノックすることによって繰出すノック式繰出容器に関する。
従来のノック式繰出容器は、ボールペン同様のカム機構を利用し、ノック体、回転子、内筒にそれぞれカムを設け、ノックすることにより、スプリングによって後方に付勢された状態の回転子を連続的に回転させ、回転子の回転を外径部にネジ部(雄ネジ)を設けたネジ棒に伝える(カーンノック式と称される)。このネジ棒(雄ネジ)は、軸本体に少なくとも回転方向に固定されたネジ体の内径部に設けられたネジ部(雌ネジ)と螺合しているため、ネジ棒の回転によりネジ体に対してネジ棒が前進し、このネジ棒の前進により該ネジ棒先端部に嵌合されたピストンが共に前進し、内容物を繰出すものが知られている(特開2002−068332号公報:特許文献1)。
その他、バルブを使用しノックによりバルブを開閉させ、タンク内の圧力差で内容物を吐出するものが知られている(実公平6−4837号公報:特許文献2)。
特開2002−068332号公報 実公平6−4837号公報
前記した従来の方法では構造上部品点数が多くなってしまい、細径化など外観上の制限も出てしまい、組立も複雑でコストUPに繋がってしまう。
またバルブタイプの繰出機構では圧力差を使用して内容物を吐出するため定量的な吐出が難しい。
この発明はこれら問題点に着目し、部品点数を抑えた簡単な構成で、ネジの使用による定量吐出が可能なノック式繰出容器を提供することを課題とする。
前記目的を達成するために、本発明のノック式繰出容器は以下の構成を有する。
本発明は、軸本体後端部に配設されたノック体の後端部を軸方向前方に押圧することにより内容物を繰り出すことが可能な容器であって、ノック体の後端部の押圧による力を回転の力に変換する機構部を有し、前記変換された回転の力によりネジ棒が前進することによって内容物を繰出す構造のノック式繰出容器において、
前記ノック体は、前記ノック体前端面に鋸歯状の凹凸 が形成されたカム面を具備し、前記ノック体の後端部の押圧に応じて軸方向に摺動可能に、かつ、回転方向への移動を規制して軸本体に設けたものであり、
前記ノック体の後端部の押圧による力を回転の力に変換する機構部は、前記ノック体のカム面と共に、
後方向きに軸方向凹凸が形成された第1のカム面を、前方向きに軸方向凹凸が形成された第2のカム面をそれぞれ具備して軸本体に回転可能に設けられた概略円環状の回転体であって、その第1のカム面が前記ノック体のカム面と対峙するように配設された回転体と、
後方向きに軸方向凹凸が形成されたカム面を具備して全体を概略円筒状に形成し、内径部に前記ネジ棒が螺合するためのネジ部を形成して前記回転体の第2のカム面と対峙するように軸本体に固定されたネジ体と、
前記ノック体と前記回転体の間に敷設され、前記回転体の第2のカム面を常時前記ネジ体のカム面に押し付けて、それらカム面同士が噛み合う状態に維持するスプリングとを備え、
前記ノック体のカム面および回転体の第1のカム面の少なくとも一方と、前記回転体の第2のカム面およびネジ体のカム面の少なくとも一方とには、回転体の所定回転方向に対して軸方向の一側に向けて傾斜した第1の斜面と第2の斜面が形成されており、
前記第1の斜面の傾斜角と第2の斜面の傾斜角とが異なる角度であり、
ノック体を押圧して前進させた際に、前記第1の斜面と第2の斜面の傾斜角の差によって回転体の第1のカム面がノック体のカム面に沿って移動し、かつ第2のカム面がネジ体のカム面に沿って移動することにより回転体が所定回転方向に回転することを特徴とするノック式繰出容器である。
本発明においては、前記ノック体のカム面および回転体の第1のカム面の対応する凹凸、並びに、前記回転体の第2のカム面およびネジ体のカム面の対応する凹凸は、同一又は偶数倍のピッチで形成され、前記回転体の第2のカム面が前記ネジ体のカム面に噛み合わされた状態において、前記回転体の第1のカム面と前記ノック体のカム面同士は互いのカムの凹凸が回転方向に位相がずれた関係に設定され、それと共に、前記ノック体のカム面が前記回転体の第1のカム面に噛み合わされた状態において、前記回転体の第2のカム面と前記ネジ体のカム面同士は互いのカムの凹凸が回転方向に位相がずれた状態で設定されており、それらの位相のずれは、いずれかのカム同士が噛み合った時、第1のカム面頂点と第2のカム面頂点とが軸方向と平行な同一直線上に位置しない範囲であることが好適である。
また、本発明においては、前記ノック体のカム面に前記回転体の第1のカム面が噛み合った時に、前記回転体の第2のカム面が前記ネジ体のカム面上を滑りながら回転し、第2のカム面はその頂点が前記ネジ体のカム面の頂点を越えたところで保持されることが好適である。
本発明においては、前記ノック体のカム面は、所定回転方向に対して前方向に切り立った壁面から前端の頂点を経由して後方向への傾斜面から1ピッチが形成され、回転体の第1のカム面は、所定回転方向に対して後方向への傾斜面および後端の頂点から後方向に切り立った壁面から1ピッチが形成され、回転体の第2のカム面は、所定回転方向に対して前方向に切り立った壁面から前端の頂点を経由して後方向への傾斜面から1ピッチが形成され、ネジ体のカム面は、所定回転方向に対して後方向への傾斜面および後端の頂点から前方向への傾斜面から1ピッチが形成されており、前記回転体と前記ノック体の間に敷設されたスプリングを前記ノック体の押圧により圧縮しながら前記ノック体を前進させ、これによって、前記ノック体のカム面の傾斜面に前記回転体の第1のカム面を滑らせると共に、前記回転体の第2のカム面を前記ネジ体のカム面に滑らせて、前記回転体が、その回転体と前記ノック体の間に敷設されたスプリングに反発しつつ後方に向かいながら回転して行き、この回転で前記回転体の第2のカム面の前端の頂点が前記ネジ体のカム面の後端の頂点を乗り越えて前方向への傾斜面途上に位置し、かつ、前記ノック体のカム面の壁部に前記回転体の第1のカム面の壁部が当接してそれ以上の回転が規制されるようにすることによって、ノック解除時まで前記回転体の第2のカム面は前記ネジ体のカム面上で保持されるようにしたことが好適である。
また、本発明においては、回転体は、内径部に異形孔を形成し、ネジ棒は、該回転体の異形孔に対応する断面形状を有しかつ切り欠き部以外の外径部に雄ネジを有しており、ネジ棒を回転体の異形孔に挿入状態にすることによりネジ棒を回転体に対して一体的に回転しかつ軸線方向には相対移動可能な状態にし、さらに、ネジ棒外径部の雄ネジをネジ体の内径部の雌ネジに螺合し、ネジ棒先端部に、軸本体内の内容物を押し出すための、軸本体内部に摺動可能で、かつ、ネジ棒と相対回転可能に配設されたピストンを装着した構成とすることが好適である。
本発明のノック式繰出容器によれば、ノック体の後端部を押圧した際のノック体の前後動作により回転体を回転させて内容物を繰出す構造が具備された点を特徴とし、前記ノック体のカム面および回転体の第1のカム面の少なくとも一方と、前記回転体の第2のカム面およびネジ体のカム面の少なくとも一方とには、回転体の所定回転方向に対して軸方向の一側に向けて傾斜した第1の斜面と第2の斜面が形成し、前記第1の斜面の傾斜角と第2の斜面の傾斜角とが異なる角度として、ノック体を押圧して前進させた際に、前記第1の斜面と第2の斜面の傾斜角の差によってノック体のカム面が第1のカム面上に沿って移動し、かつ第2のカム面がネジ体のカム面に沿って移動するようにした。これにより、本発明のノック式繰出容器では、ノック体の前後運動を回転体の回転運動に変換し、その後、押圧の解除によりノック体はそのカム面が第1のカム面から離れて後退し、かつ、スプリングの付勢力でネジ体のカム面と回転体の第2のカム面同士が噛み合う。
よって、ノック体、回転体、ネジ体、およびスプリングという少ない構成によって、ノック体の後端部に対する押圧の印加と解除を繰り返すことにより、回転体はカムの一歯(頂点を挟んだ斜面や壁部同士とすることができる)に対応する回転運動を受け、ネジ棒を順次回転駆動してネジ送りし、これによって内容物を定量的に繰出すことを可能とする機構を、部品点数を従来よりも大幅に削減した構成で実現できる。
なお、前記ノック体のカム面および回転体の第1のカム面の対応する凹凸、並びに、前記回転体の第2のカム面およびネジ体のカム面の対応する凹凸は、同一又は偶数倍のピッチで形成し、前記回転体の第2のカム面が前記ネジ体のカム面に噛み合わされた状態において、前記回転体の第1のカム面と前記ノック体のカム面同士は互いのカムの凹凸が回転方向に位相がずれた関係に設定し、それと共に、前記ノック体のカム面が前記回転体の第1のカム面に噛み合わされた状態において、前記回転体の第2のカム面と前記ネジ体のカム面同士は互いのカムの凹凸が回転方向に位相がずれた状態で設定し、それらの位相のずれは、いずれかのカム同士が噛み合った時、第1のカム面頂点と第2のカム面頂点とが軸方向と平行な同一直線上に位置しない範囲とすれば、押圧したときにノック体のカム面が回転体の第1のカム面の斜面に当って(同時に第2のカム面がネジ体のカム面に当たっている状態で)回転して位相のずれた状態で停止する。その後、押圧を解除したときに回転体は位相のずれた状態からスプリングの力によって第2のカム面がネジ体のカム面に同位相になるまで回転する。
これにより、第1のカム面がノック体のカム面と位相のずれた状態になるので、再度、押圧ノックすれば上記の押圧時以降の行程を、再び繰り返し行うことができる。すなわち、押圧およびその解除によって繰り返しノック操作を可能にする。
この発明に係るノック式繰出機構を図に示す実施形態に基づいて説明する。
図1〜図11は、実施形態に係るノック式繰出容器の説明図である。
すなわち、図1〜図4は実施形態に係るノック式繰出容器の全体の断面表示及び機構部の拡大図を示し、図1はノック体の後端部押圧前の状態で、図2から図4も同様の断面図で各動作の過程を示している。
図5(a)〜(f)は上記繰出容器のノック機構の説明図、図6(a)、(b)は軸本体の斜視図、縦断面図、図7(a)、(b)、(c)、(d)はピストンの前方視斜視図、後方視斜視図、側面図、縦断面図、図8(a)、(b)、(c)、(d)はネジ体の前方視斜視図、後方視斜視図、側面図、縦断面図、図9(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は回転体の前方視斜視図、後方視斜視図、側面図、縦断面図、前方視図、図10(a)、(b)、(c)、(d)はノック体の前方視斜視図、後方視斜視図、側面図、縦断面図、図11は(a)、(b)はネジ棒の側面図、A−A線断面図である。
実施形態に係るノック式繰出容器は、軸本体10後端部に配設されたノック体の後端部12を軸方向前方に押圧することにより内容物を繰り出すことが可能な容器であって、ノック体の後端部12の押圧による力を回転の力に変換する機構部Aを有し、前記変換された回転の力によりネジ棒28が前進することによって軸本体10内の内容物を繰出す構造のものである。
軸本体10前端部10aには、継手14、パイプ継手16、パイプ18、先軸20、穂首22が取り付けられ、軸本体10内の内容物収容部24から繰出された内容物はパイプ18を通り穂首22先端に吐出される。また、使用後にキャップ26を装着できるよう形成されている。
具体的には、軸本体10は図1に示すように、軸方向に見て前端部10aが段状に小径になっていて、前端部10a内に筒状の継手14およびパイプ継手16が先軸20後部で覆われた状態で嵌入しており、その先軸20前部内でパイプ継手16先方に塗布体として多数の繊維が束ねられ、または、連続気泡体からなる筆先状の穂首22が挟持されている。
継手14は先方が拡径した概略筒状を呈して軸本体10の前端部10aに嵌入しており、その継手14の先方開口内に先方からパイプ継手16が挿入されこのパイプ継手16に、収容部24内から穂首に向けて液体誘導用のパイプ18が挿入・支持されている。そして穂首22、先軸20を覆って、前端部10aにキャップ26を嵌着するようになっている。
前記ノック体の後端部12の押圧による力を回転の力に変換する機構部Aは、カム面30を有するノック体32と、第1のカム面34および第2のカム面36を有する回転体38と、カム面40を有するネジ体44と、スプリング46を主な構成要素として、軸本体10内に挿入されている。
〔ノック体32〕
ノック体32は、前記ノック体前端面に鋸歯状の凹凸が形成されたカム面30を具備し、後端部がノック体の後端部12に一体になっていて、ノック体の後端部12の軸方向へ押圧に応じて軸方向に摺動可能で、かつ、後端方向および回転方向への移動を規制して軸本体10に設けたものである。
具体的には、ノック体32は、図10に示すように、太径のノック体の後端部12から段状に細径になって先方に延びる円筒状の挿入部32aが形成され、その挿入部32a前端部にカム面30が形成されている。挿入部32a側面には、突起部32b、32bが一対形成され、その突起部32b間には内外を連通するスリット部32c、32cが一対形成されている。突起部32b、32bが後記するネジ体44のスリット44c、44c(図1、図8参照)に嵌入して軸方向に一定範囲内で相対移動可能で回転方向に固定する機能を有している。
〔回転体38〕
回転体38は、図9に示すように、後端面に後方向きに軸方向凹凸が形成された第1のカム面34を、前端面に前方向きに軸方向凹凸が形成された第2のカム面36をそれぞれ具備して軸本体10に回転可能に設けられた概略円環状の回転体38であって、その第1のカム面34が前記ノック体32のカム面30と対峙するように配設されている(図1参照)。
回転体38は、図1、図9に示すように、軸方向後端、前端に第1のカム面34、第2のカム面36が形成され、前端内部が段状に細径になり、ネジ棒28を回転方向に固定して軸方向に移動に移動を可能する概略長円系または小判形状等の異形孔38aが形成されている。
なお、前記回転体38内部には、スプリング46を装着する際に前端内部の段部38bにスプリング46前端を当接する。
〔ネジ体44〕
ネジ体44は、図1、図8に示すように、前端部内径にネジ棒28を螺合するためのネジ部42が形成されそのネジ部42の後端面に後方に向いて軸方向凹凸が形成されたカム面40を具備して全体を概略円筒状に形成し、そのカム面40が前記回転体38の第2のカム面36と対峙するように軸本体10に回転方向に固定されている。
つまり、ネジ体44は前端部が内側に向けて段状に肉厚になってその内径部にネジ棒28が螺合するためのネジ部(雌ネジ)42が形成され、ネジ部42以後が中空の全体的に概略筒状体である。軸本体10に対するネジ体44の軸方向の固定は、軸本体10後部内周部に形成された環状に凹凸する嵌合部10bがネジ体44の後部の環状の嵌合突起44aに嵌り込むことによって行われ、相対回転方向の固定は、ネジ体44の前部外周部の軸方向に延びる溝部44bに、軸本体10内部に軸方向に延在して突出形成されたリブ10cが軸方向動可能に嵌入することによって行われる。ネジ体44の中央部は中空内部から外部に空く、窓状のスリット44c、44cが対で形成されている。図1、図8に示すように、このスリット44c、44cには、スリット44c、44cよりも軸方向に短い、ノック体32の突起部32b、32bが嵌入してノック体32がネジ体44に対して軸方向に一定範囲内で相対移動可能かつ回転方向に固定するように嵌入している。
また、軸本体10内に装着されるネジ体44には、さらに、図1や、図9、図10に示すように、回転体38、スプリング46およびノック体32が挿入される。
スプリング46は、前記ノック体32と前記回転体38の間に敷設され、前記回転体38の第2のカム面36を常時前記ネジ体44のカム面40に押し付ける力を発揮して、それらカム面同士が噛み合う状態に維持するように付勢する。図10に示すように、ノック体32の挿入部32aの中空内面の途中に段状に縮径する段部32dが形成されている。図9に示すように、回転体38内の異形孔38aの段部38bが形成されている。図1に示すように、これら回転体38の段部38b後面とノック体32の段部32d前面との間のスプリング46を介装して、このスプリング46によって、回転体38を前方に、ノック体32を後方に向けてそれぞれ付勢する。
ネジ体44には、後端開口から回転体38を挿入して、スプリング46を挿入して、その後からノック体32を挿入 して突起部32b、32bをスリット44cに嵌入して、ノック体32がネジ体44に対して一定範囲で進退動しかつ回転方向に固定する構造にしている。
〔ネジ棒28〕
また、ネジ棒28先端部に、軸本体10内の内容物を押し出すための、軸本体10内部に摺動可能で、かつ、ネジ棒28と相対回転可能に配設されたピストン48を装着した構成を有している。
ネジ棒28は、図11に示すように、その外周部を一部切り欠いて概略小判形状の異形横断面形状に形成した内部に空洞の無いものである。ネジ棒28の横断面形状は、前記回転体38の前端の異形孔38a横断面形状に対応し周面部の一部を切り欠いて形成したものであり、ネジ棒28を挿通させたときには回転体38に相対回転方向に固定し、かつ軸方向に相対移動可能に構成したものである。ネジ棒28の切り欠いた箇所以外の箇所は、円弧に沿っていて外周面に雄ネジ山28aが形成されている。
ネジ棒28を回転体38の異形孔38aに挿入状態にすることによりネジ棒28を回転体38に対して一体的に回転しかつ軸線方向には相対移動可能な状態にし、さらに、ネジ棒28外径部の雄ネジ山28aをネジ体44の内径部の雌ネジのネジ部42に螺合している。ネジ棒28先端部には、突起状またはフランジ状の嵌合部28bが形成されている。このネジ棒28先端部の嵌合部28bに、下記するように軸本体10内の内容物を押し出すための、軸本体10内部の収容部24内壁に摺動可能で、かつ、ネジ棒28と相対回転可能に配設されたピストン48を装着した構成としている。
〔ピストン48〕
軸本体10内の収容部24の液状化粧料等内容物をネジ棒28の繰出し力で繰出すため収容部24内に前後摺動可能にピストン48が配設されている。図7に示すように、ピストン48は、断面H型の本体48aとその本体48aから後方に向けてネジ棒28先端嵌合部28bが内部に嵌合する筒状支持部48bが後方に向けて突出形成されている。筒状支持部48b内は中央部が内方に突出して細径になっていて(嵌入部48c)、前記ネジ棒28先端の嵌合部28bがその嵌入部48cを乗り越えて緊密に嵌合する。これによって、ネジ棒28に対してピストン48は相対回転可能に固定される。
〔各カム面〕
ここで、前記ノック体32のカム面30、回転体38の第1のカム面34および第2のカム面36、ネジ体44のカム面40の構成を説明する。
図5、図8〜図10に示すように、前記ノック体32のカム面30および回転体38の第1のカム面34には、回転体38の所定回転方向(実施形態では図5(a)矢印L方向)に対して後方(軸後方)に向けて傾斜した斜面30aおよび34aがそれぞれ形成され、それと共に、前記回転体38の第2のカム面36およびネジ体44のカム面40は、前記所定回転方向に対して後方に向けて傾斜した斜面36aおよび40aがそれぞれ形成されている、前記斜面30aおよび34aの傾斜角θ1は、斜面36aおよび40aの傾斜角θ2よりも大きいもの(θ1>θ2)言い換えれば急峻に形成されている。
上記の構成においては、ノック体32を押圧して前進させた際に、ノック体32のカム面30が回転体38の第1のカム面34に当接し、かつ、回転体38の第2のカム面36がネジ体44のカム面40に当接した状態でノック体32を押圧することによって、前記斜面30aおよび34aの傾斜角θ1と、斜面36aおよび40aの傾斜角θ2の差(θ1>θ2)によってノック体32のカム面30が第1のカム面34上を滑り、かつ第2のカム面36がネジ体44のカム面40上を滑りながら回転体38が所定回転方向に回転するものである。
また、図5に示すように、前記ノック体32のカム面30および回転体38の第1のカム面34の対応する凹凸、並びに、前記回転体38の第2のカム面36およびネジ体44のカム面の対応する凹凸は、同一又は偶数倍のピッチで形成されている。また、ノック体32のカム面30、前記回転体38の第1のカム面34および第2のカム面36、ならびにネジ体44のカム面は、前記回転体38の第2のカム面36が前記ネジ体44のカム面に噛み合わされた状態において、前記回転体38の第1のカム面34と前記ノック体32のカム面30同士は互いのカムの凹凸が回転方向に位相がずれた関係に設定されている。それと共に、前記ノック体32のカム面30が前記回転体38の第1のカム面34に噛み合わされた状態において、前記回転体38の第2のカム面36と前記ネジ体44のカム面同士は互いのカムの凹凸が回転方向に位相がずれた状態で設定されている。そして、それらの位相のずれは、いずれかのカム同士が噛み合った時、第1のカム面頂点と第2のカム面頂点とが軸方向と平行な同一直線上に位置しない範囲である。
また、図5に示されるように、前記ノック体32のカム面30に前記回転体38の第1のカム面34が噛み合った時に、前記回転体38の第2のカム面36が前記ネジ体44のカム面40上を滑りながら回転し((b)〜(c)参照)、第2のカム面36はその頂点が前記ネジ体44のカム面40の頂点を越えたところで保持されるようになっている(((d)〜(e)参照)。
詳しくは、前記ノック体32のカム面30は、所定回転方向に対して前方向(軸先側方向)に切り立った壁面から前端の頂点を経由して後方向への傾斜面30aまでで1ピッチが形成されている。
回転体38の第1のカム面34は、所定回転方向に対して後方向(軸後側方向)への傾斜面34aおよび後端の頂点から後方向に切り立った壁面までで1ピッチが形成されている。
回転体38の第2のカム面36は、所定回転方向に対して前方向(軸先側方向)に切り立った壁面から前端の頂点を経由して後方向への傾斜面36aまでで1ピッチが形成されている。
ネジ体44のカム面40は、所定回転方向に対して後方向(軸後側方向)への傾斜面40aおよび後端の頂点から前方向への傾斜面40bまでで1ピッチが形成されている。
前記回転体38と前記ノック体32の間に敷設されたスプリング46を前記ノック体32の押圧により圧縮しながら前記ノック体32を前進させ、これによって、前記ノック体32のカム面30の傾斜面に前記回転体38の第1のカム面34を滑らせると共に、前記回転体38の第2のカム面36を前記ネジ体44のカム面に滑らせて、前記回転体38が、その回転体38と前記ノック体32の間に敷設されたスプリング46に反発しつつ後方に向かいながら回転して行き、この回転で前記回転体38の第2のカム面36の前端の頂点が前記ネジ体44のカム面の後端の頂点を乗り越えて前方向への傾斜面40b途上に位置し、かつ、前記ノック体32のカム面30の壁部に前記回転体38の第1のカム面34の壁部が当接してそれ以上の回転が規制されるようにすることによって、ノック解除時まで前記回転体38の第2のカム面36は前記ネジ体44のカム面上で保持されるようにしている。
以上の構成の実施形態のノック式繰出機構においては、内容物を収容する軸本体10先端側には継手14、パイプ継手16、パイプ18、先軸20、穂首22が取り付けられ、軸本体10内容物収容部24から繰出された内容物はパイプ18を通り穂首22先端に吐出される。また、使用後にキャップ26を装着出来るよう形成されている。
上記説明のように、図1に示す実施形態のノック式繰出容器では、軸本体10の後端部に回転の力に変換する機構部Aが設けられている。
この変換する機構部Aは、図7に示すピストン48、図8に示すネジ体44、図9に示すカム体、図10に示すノック体32からなり、内容物収容部24を持ち概略円筒形状の軸本体10に、内径部にネジ部42を形成し、その後方にカム面40を形成した概略円筒状のネジ体44が軸本体10のリブ10cとネジ体44の溝部44bにより軸本体10に対して回転方向に規制され、軸本体10嵌合部10bとネジ体44嵌合突起44aにより軸線方向にも規制され固定されている。
また、ネジ体44ネジ部42には外径部に雄ネジ山28aを形成した異形断面を持つネジ棒28が螺合し、ネジ体44先端部よりネジ棒28先端部を突出した状態でネジ棒先端嵌合部28bに軸本体10内径と摺動可能で内容物を押し出すピストン48を回転可能に取り付けてある。ネジ体44内部には回転体38が回転可能に配設され、回転体38の第2のカム面36がネジ体44カム面40と対峙する方向になっている。また、回転体38内部には異形孔38aが設けられており、この異形孔38aはネジ棒28を回転方向に規制し、軸線方向には移動可能としている。
この異形孔38aにより回転体38が回転することでネジ棒28が回転体38と一体的に回転する。また回転体38の第1のカム面34の斜面34aの傾斜角θ1が第2のカム面36の斜面36aの傾斜角θ2よりも角度が急になっており、第1のカム面34と第2のカム面36の回転に必要な力が異なっている。
さらにスプリング46が回転体38内部段部38bに後方より挿入され、ノック体32がネジ体44後方よりネジ体44スリット部44cにノック体32突起部32bを嵌合させる状態で組み付けられるためノック体32と回転体38の間でスプリング46が付勢された状態となる。ノック体32はネジ体44スリット部44cにより後方移動が規制されるため回転体38はスプリング46の力により常にネジ体44に押し付けられた状態となっている。またノック体32はネジ体スリット部44cにより回転方向にも規制され、ネジ体カム面40とノック体32カム面30は位相がずれた状態で配設される。
続いて動作について説明する。(動作の概略は図5に示す)
(ノック体の後端部12を押圧しない)初期状態では、ノック体32突起部32bがネジ体44スリット部44c後端面にスプリング46の力で押し付けられ、同時に回転体38もネジ体44に押し付けられている。この時回転体38第2のカム面36はネジ体44カム面40と噛み合った状態となっている(図1、図5(a)参照)。
この状態からノックを始めるとノック体32がスプリング46を圧縮しながら前方へ移動する。
更にノックを続けるとノック体32カム面30は位相がずれた状態で回転体38の第1のカム面34と当接する(図2、図5(b)参照)。
回転体38の第1のカム面34にノック体32のカム面30が当接した状態から更にノックを続けると、回転体38はノック体32カム面30の斜面30aとネジ体44カム面40斜面40aを滑りながら回転を始める(図3、図5(c)参照)。この時ノック体32側のカム面30とネジ体44側のカム面40の斜面の角度を変えておくことでノック体32側での回転力がネジ体44側での回転力より大きくなるように設定されている。
またこの回転によりネジ棒28が回転体38と一体的に回転し、ピストン48を繰出す事で収容部24内の内容物の繰出を行う。
更にノックを続けると回転体38の第2のカム面36の頂点がネジ体44カム面40の頂点を越え、スプリング46の力によりネジ体44カム面40の斜面40bを滑り回転しながら前方へ移動する。このとき回転体38はネジ体44カムと位相がずれた状態でノック体32カムと噛み合う。この状態でも回転体38は回転するため内容物の繰出は継続している(図3、図5(d)〜()参照)。
ノック体32と回転体38のカムが噛み合った状態でノック前進限となり、この状態からノックを解除するとノック体32は後退し初期状態の位置に復帰する(図4、図5(e)〜(d)参照)。回転体38はスプリング46により常時ネジ体44に押さえ付けられているため、回転体38の第2カム面36傾斜面36aがネジ体44カム面40を滑りながら回転し、ネジ体44カム面40と噛み合う。このことで回転体38第1のカム面34頂点とノック体32カム面30頂点の位相がずれた初期状態(図5(a))と同様の位置関係に復帰する。
上述のノック動作を繰り返す事で、軸線方向のノック動作が回転の力に変換され、ネジ棒28を回転させ、ピストン48を押し出すことで内容物を定量的に繰出す事が最小の部品点数で可能となる。
尚、本発明のノック式繰出容器は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
実施形態では、各部品を樹脂成型品とすることが好適であり、軸本体10がPP、回転体38がPOM、ネジ体44がABS、ノック体32がPCを材料とすることが好ましい。
また、実施形態では、ノック体32のカム面30と回転体38の第1のカム面34の対応する凹凸、回転体38の第2のカム面36、ネジ体44のカム面40の対応する凹凸は、双方とも同一ピッチで複数の歯を形成していたが本発明はこのような構成に限定されない。すなわち、前記ノック体32のカム面30および回転体38の第1のカム面34の一方と、前記回転体38の第2のカム面36およびネジ体44のカム面の一方とに、回転体38の所定回転方向に対して軸方向の一側に向けて傾斜した第1の斜面と第2の斜面を形成して、つまり、対峙するカム面の何れか一方を複数歯で形成し、他方をカム面以外の、容易にカム面に誘導される先端断面円形体やローラー体とすることも本発明の範囲内である。
(a)、(b)は、本発明の実施形態に係るノック式繰出容器の説明図であり、ノック式繰出容器の全体の断面表示及び機構部の拡大図であって、ノック体の後端部押圧前の状態図である。 (a)、(b)は、図1のノック式繰出容器の全体の断面表示及び機構部の拡大図であって、ノック体の後端部押圧途中時の状態図である。 (a)、(b)は、図1のノック式繰出容器の全体の断面表示及び機構部の拡大図であって、ノック体の後端部押圧限の状態図である。 (a)、(b)は、図1のノック式繰出容器の全体の断面表示及び機構部の拡大図であって、ノック体の後端部押圧解除時の状態図である。 (a)〜(f)は上記繰出容器のノック機構の説明図であり、(a)はノック前原位置状態、(b)はノック体前進・回転体当接時、(c)はノック体押圧による回転体回転時、(d)はノック体押圧により回転体頂点乗り越え時、(e)は回転体停止時、(f)はノック解除時の各状態の説明図である。 (a)、(b)は軸本体の斜視図、縦断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)はピストンの前方視斜視図、後方視斜視図、側面図、縦断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)はネジ体の前方視斜視図、後方視斜視図、側面図、縦断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)、(e)は回転体の前方視斜視図、後方視斜視図、側面図、縦断面図、前方視図である。 (a)、(b)、(c)、(d)はノック体の前方視斜視図、後方視斜視図、側面図、縦断面図である。 (a)、(b)はネジ棒の側面図、A−A線断面図である。
符号の説明
10 軸本体
10a 軸本体の前端部
10b 軸本体の嵌合部
10c 軸本体のリブ
12 ノック体の後端部
14 継手
16 パイプ継手
18 パイプ
20 先軸
22 穂首
24 内容物の収容部
26 キャップ
28 ネジ棒
28a 雄ネジ山
28b 嵌合部
30 ノック体のカム面
30a カム面の斜面(傾斜面)
32 ノック体
32a 挿入部
32b 突起部
32c スリット部
32d 段部
34 回転体の第1のカム面
34a 第1のカム面の斜面(傾斜面)
36 回転体の第2のカム面
36a 第2のカム面の斜面(傾斜面)
38 回転体
38a 回転体の異形孔
38b 回転体内部の段部
40 ネジ体のカム面
40a ネジ体カム面の後方向への傾斜面(斜面)
40b ネジ体カム面の前方向への傾斜面(斜面)
42 ネジ部
44 ネジ体
44a ネジ体の嵌合突起
44b ネジ体の溝部
44c ネジ体のスリット部
46 スプリング
48 ピストン
48a ピストンの本体
48b ピストンの筒状支持部
48c ピストンの嵌入部
A ノック体の後端部の押圧による力を回転の力に変換する機構部
L 回転方向
θ1 傾斜角
θ2 傾斜角

Claims (5)

  1. 軸本体後端部に配設されたノック体の後端部を軸方向前方に押圧することにより内容物を繰り出すことが可能な容器であって、ノック体の後端部の押圧による力を回転の力に変換する機構部を有し、前記変換された回転の力によりネジ棒が前進することによって内容物を繰出す構造のノック式繰出容器において、
    前記ノック体は、前記ノック体前端面に鋸歯状の凹凸 が形成されたカム面を具備し、前記ノック体の後端部の押圧に応じて軸方向に摺動可能に、かつ、回転方向への移動を規制して軸本体に設けたものであり、
    前記ノック体の後端部の押圧による力を回転の力に変換する機構部は、前記ノック体のカム面と共に、
    後方向きに軸方向凹凸が形成された第1のカム面を、前方向きに軸方向凹凸が形成された第2のカム面をそれぞれ具備して軸本体に回転可能に設けられた概略円環状の回転体であって、その第1のカム面が前記ノック体のカム面と対峙するように配設された回転体と、
    後方向きに軸方向凹凸が形成されたカム面を具備して全体を概略円筒状に形成し、内径部に前記ネジ棒が螺合するためのネジ部を形成して前記回転体の第2のカム面と対峙するように軸本体に固定されたネジ体と、
    前記ノック体と前記回転体の間に敷設され、前記回転体の第2のカム面を常時前記ネジ体のカム面に押し付けて、それらカム面同士が噛み合う状態に維持するスプリングとを備え、
    前記ノック体のカム面および回転体の第1のカム面の少なくとも一方と、前記回転体の第2のカム面およびネジ体のカム面の少なくとも一方とには、回転体の所定回転方向に対して軸方向の一側に向けて傾斜した第1の斜面と第2の斜面が形成されており、
    前記第1の斜面の傾斜角と第2の斜面の傾斜角とが異なる角度であり、
    ノック体を押圧して前進させた際に、前記第1の斜面と第2の斜面の傾斜角の差によって回転体の第1のカム面がノック体のカム面に沿って移動し、かつ第2のカム面がネジ体のカム面に沿って移動することにより回転体が所定回転方向に回転することを特徴とするノック式繰出容器。
  2. 前記ノック体のカム面および回転体の第1のカム面の対応する凹凸、並びに、前記回転体の第2のカム面およびネジ体のカム面の対応する凹凸は、同一又は偶数倍のピッチ で形成され、
    前記回転体の第2のカム面が前記ネジ体のカム面に噛み合わされた状態において、前記回転体の第1のカム面と前記ノック体のカム面同士は互いのカムの凹凸が回転方向に位相がずれた関係に設定され、
    それと共に、前記ノック体のカム面が前記回転体の第1のカム面に噛み合わされた状態において、前記回転体の第2のカム面と前記ネジ体のカム面同士は互いのカムの凹凸が回転方向に位相がずれた状態で設定されており、
    それらの位相のずれは、いずれかのカム同士が噛み合った時、第1のカム面頂点と第2のカム面頂点とが軸方向と平行な同一直線上に位置しない範囲であることを特徴とする請求項1に記載のノック式繰出容器。
  3. 前記ノック体のカム面に前記回転体の第1のカム面が噛み合った時に、前記回転体の第2のカム面が前記ネジ体のカム面上を滑りながら回転し、第2のカム面はその頂点が前記ネジ体のカム面の頂点を越えたところで保持されることを特徴とする請求項1または2に記載のノック式繰出容器。
  4. 前記ノック体のカム面は、所定回転方向に対して前方向に切り立った壁面から前端の頂点を経由して後方向への傾斜面から1ピッチが形成され、
    回転体の第1のカム面は、所定回転方向に対して後方向への傾斜面および後端の頂点から後方向に切り立った壁面から1ピッチが形成され、
    回転体の第2のカム面は、所定回転方向に対して前方向に切り立った壁面から前端の頂点を経由して後方向への傾斜面から1ピッチが形成され、
    ネジ体のカム面は、所定回転方向に対して後方向への傾斜面および後端の頂点から前方向への傾斜面から1ピッチが形成されており、
    前記回転体と前記ノック体の間に敷設されたスプリングを前記ノック体の押圧により圧縮しながら前記ノック体を前進させ、これによって、前記ノック体のカム面の傾斜面に前記回転体の第1のカム面を滑らせると共に、前記回転体の第2のカム面を前記ネジ体のカム面に滑らせて、前記回転体が、その回転体と前記ノック体の間に敷設されたスプリングに反発しつつ後方に向かいながら回転して行き、この回転で前記回転体の第2のカム面の前端の頂点が前記ネジ体のカム面の後端の頂点を乗り越えて前方向への傾斜面途上に位置し、かつ、前記ノック体のカム面の壁部に前記回転体の第1のカム面の壁部が当接してそれ以上の回転が規制されるようにすることによって、ノック解除時まで前記回転体の第2のカム面は前記ネジ体のカム面上で保持されるようにしたことを特徴とする請求項3に記載のノック式繰出容器。
  5. 回転体は、内径部に異形孔を形成し、ネジ棒は、該回転体の異形孔に対応する断面形状を有しかつ切り欠き部以外の外径部に雄ネジを有しており、
    ネジ棒を回転体の異形孔に挿入状態にすることによりネジ棒を回転体に対して一体的に回転しかつ軸線方向には相対移動可能な状態にし、さらに、ネジ棒外径部の雄ネジをネジ体の内径部の雌ネジに螺合し、
    ネジ棒先端部に、軸本体内の内容物を押し出すための、軸本体内部に摺動可能で、かつ、ネジ棒と相対回転可能に配設されたピストンを装着した構成を特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載のノック式繰出容器。
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