JP3204368U - 棒状化粧料繰出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】棒状化粧料が先方へのみ移動でき、後退してしまうことを的確に防止することができる簡略構成の棒状化粧料繰出容器を提供する。
【解決手段】後端側に円筒状容器本体を、先端側に化粧料を充填した円筒状スリーブを備え、これらの内部に、後端側から先端側に順に雄ネジ棒状体と、逆転防止弾性ラッチ体と、この逆転防止弾性ラッチ体と接合させる円筒状雌ネジ体とを内蔵した構成とし、円筒状雌ネジ体と逆転防止弾性ラッチ体との接合箇所に、各々設けた例えば8個ずつの偏り形状の突起部の噛み合いを利用した逆転防止機構部を設け、逆転防止弾性ラッチ体の弾性体部による弾力の作用下で逆転防止弾性ラッチ体の突起部を円筒状雌ネジ体の突起部を乗り越えさせて逆転防止弾性ラッチ体とともに円筒状容器本体を正回転可能とし、逆回転操作時には突起部による抵抗力で逆転防止弾性ラッチ体、円筒状容器本体の逆転を阻止する。
【選択図】図3

Description

本考案は、棒状化粧料繰出容器に関するものであり、詳しくは、棒状化粧料が先方へのみ移動でき、後退してしまうことを的確に防止することができる簡略構成の棒状化粧料繰出容器に関するものである。
従来、例えば、円筒状で、かつ、ペン型形態に形成した棒状化粧料繰出容器にあっては、特に使用者の利便性の観点から棒状化粧料が先方へのみ移動でき、後退しないような簡略構成のものが要請される。
特許文献1は、本願出願人が先に提案し実用新案登録を得ている棒状化粧料繰出容器であって、当該特許文献1には、円筒状で、かつ、ペン型状に形成されるとともに、先端部には、先端突出円筒部を設けた容器本体と、前記容器本体の先端突出円筒部に気密性をもって着脱可能に装着される円筒状の気密キャップと、前記容器本体内に収容されるとともに、長さ方向全体にわたって同ピッチの螺旋を描く雄ネジ部を備え、容器本体とともに回転可能に、かつ、先端側に移動可能とした丸棒状雄ネジ体と、前記容器本体内に配置されるとともに、その内周部には長さ方向略全体にわたって前記丸棒状雄ネジ体の雄ネジ部に螺合する螺旋ネジを設けた円筒状雌ネジ体と、気密性を有する素材により形成され前記円筒状雌ネジ体と連結状態で前記容器本体内に配置されるとともに、その内部を丸棒状の押し棒を進退動可能な貫通状態とし、先端側の端部に丸棒状の押し棒用の繰り出し孔を設けた気密ジョイントと、前記円筒状雌ネジ体、気密ジョイント内を移動するとともに、後端部に丸棒状雄ネジ体の先端部を当接させ、先端部に設けた半球状部を前記気密ジョイントの繰り出し孔の先端側端面に臨ませた丸棒状の押し棒と、先細円筒状に形成され、その後端側に前記円筒状気密ジョイントの先端側が密に嵌着されるとともに前記容器本体の先端側が密に、かつ、回転可能に嵌着され、内部に棒状化粧料を先方へ繰り出し可能に収容する収容貫通孔を設けた円筒状スリーブと、を有する棒状化粧料繰出容器が開示されている。
この特許文献1の棒状化粧料繰出容器の場合、容器本体の逆回転防止するために、容器本体内側のリブと、雌ねじ部に設けた突起の係り合い構造とし、細い容器本体内部に微小な突起を設けていることと、容器本体の突起と円筒状雌ネジ体の突起が2箇所だけのために、充分な嵌合強度を得ることができない場合があり、意図せずに強い力合で逆方向に回そうとすると突起の嵌合が外れ逆回転をしてしまう場合が生じて、この結果、使用者の利便性を損なう事態が生じ得るという問題を包含している。
登録実用新案第3182015号公報
本考案は、上述した特許文献1に係る棒状化粧料繰出容器の技術を踏まえ、その改良を図ったものであり、棒状化粧料が先方へのみ移動でき、後退してしまうことを的確に防止することができる簡略構成の棒状化粧料繰出容器を実現し、提供することを目的とするものである。
本考案は、後端側に円筒状容器本体を、先端側に化粧料を充填した円筒状スリーブを備えるとともに、前記円筒状容器本体及び円筒状スリーブの内部に、後端側から先端側に順に雄ネジ棒状体と、逆転防止弾性ラッチ体と、この逆転防止弾性ラッチ体と接合させる円筒状雌ネジ体とを内蔵した棒状化粧料繰出容器であって、前記雄ネジ棒状体は、先端に化粧料押出突片を装着し、後端に前記円筒状容器本体の内周壁面に摺接して移動可能な摺動円板体を具備し、前記化粧料押出突片の後端側から摺動円板体の近傍に至る範囲で雄ネジを形成して構成し、前記円筒状雌ネジ体は、前記円筒状スリーブの後端面に固着する円環状鍔部を備えるとともに貫通孔の内周部に前記雄ネジ棒状体の雄ネジ部が螺合する雌ネジ部を設け、かつ、前記雄ネジ部及び化粧料押出突片を前記円筒状スリーブ内に挿通させて、化粧料の先方への繰り出しを可能とするように構成し、前記逆転防止弾性ラッチ体は、前記雄ネジ棒状体を貫通可能とするとともに、円筒状容器本体の内周に固定する後端円環部と、所定の間隔をもって先端側に配置され前記円筒状容器本体の内周壁面と摺接させた先端円環部と、前記後端円環部と先端円環部とを連結し先端側に弾力を作用する弾性体部とを備えて構成し、前記円筒状雌ネジ体と逆転防止弾性ラッチ体との接合箇所に各々設けた冠歯車近似形態の複数個ずつの偏り形状の突起部の噛み合いを利用した逆転防止機構部を設け、前記円筒状容器本体の正回転操作時には前記弾性体部による弾力の作用下で逆転防止弾性ラッチ体の突起部を円筒状雌ネジ体の突起部を乗り越えさせて前記逆転防止弾性ラッチ体とともに円筒状容器本体を正回転可能とし、前記円筒状容器本体の逆回転操作時には前記円筒状雌ネジ体側の複数の偏り形状の突起部による抵抗力で前記逆転防止弾性ラッチ体、円筒状容器本体の逆転を阻止する構成としたことを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、円筒状容器本体の正回転操作によって簡略容易に化粧料を円筒状スリーブの先方に繰り出し使用者の利用に供することができるとともに、逆転防止機構部の逆転防止作用により円筒状容器本体の逆転、化粧料の後退を的確に防止することができる簡略構造の棒状化粧料繰出容器を実現し提供することができる。
請求項2記載の考案によれば、前記円筒状雌ネジ体と逆転防止弾性ラッチ体との接合箇所に各々設けた冠歯車近似形態の8個ずつの偏り形状の突起の噛み合いを利用した逆転防止機構部を採用した構成の基に、請求項1記載の考案と同様な効果を奏する棒状化粧料繰出容器を実現し提供することができる。
請求項3記載の考案によれば、請求項1又は2記載の考案において、逆転防止機構部を、前記円筒状雌ネジ体の突起部の急勾配辺部と、前記逆転防止弾性ラッチ体の突起部の急勾配辺部とを接合状態とすることで、前記円筒状雌ネジ体の突起部による逆回転操作時の抵抗力を発揮させる構成として、この逆転防止機構部の逆転防止作用により円筒状容器本体の逆転、化粧料の後退を的確に防止することができる棒状化粧料繰出容器実現し提供することができる。
図1は本考案の実施例に係る棒状化粧料繰出容器を透視図形態で示す概略図である。 図2は図1のA−A線概略断面図である。 図3は図2のB部の概略拡大断面図である。 図4は本実施例に係る棒状化粧料繰出容器における円筒状雌ネジ体の概略正面図である。 図5は本実施例に係る棒状化粧料繰出容器における円筒状雌ネジ体の概略右側面図である。 図5のC−C線断面図である。 図7は本実施例に係る棒状化粧料繰出容器における逆転防止弾性ラッチ体の概略正面図である。 図8は本実施例に係る棒状化粧料繰出容器における逆転防止弾性ラッチ体の概略斜視図である。 図9は本実施例に係る棒状化粧料繰出容器における逆転防止機構部を示す概略説明図である。
本考案は、棒状化粧料が先方へのみ移動でき、後退してしまうことを的確に防止することができる簡略構成の棒状化粧料繰出容器を提供するという目的を、円筒状容器本体及び先細円筒状で化粧料を円形貫通長孔内に充填した円筒状スリーブによりペン型状に形成され、前記円筒状容器本体の先端側に、気密性をもって着脱可能に装着される円筒状で、かつ、先端部を閉塞した気密キャップを着脱可能に備える棒状化粧料繰出容器であって、前記雄ネジ棒状体は、先端に化粧料押出突片を装着し、後端に前記円筒状容器本体の内周壁面に摺接して移動可能な摺動円板体を具備し、前記化粧料押出突片の後端側から摺動円板体の近傍に至る範囲で雄ネジを形成して構成し、前記円筒状雌ネジ体は、前記円筒状スリーブの後端面に固着する円環状鍔部を備えるとともに貫通孔の内周部に前記雄ネジ棒状体の雄ネジ部が螺合する雌ネジ部を設け、かつ、前記雄ネジ部及び化粧料押出突片を前記円筒状スリーブ内に挿通させ、化粧料の先方への繰り出しを可能とするように構成し、前記逆転防止弾性ラッチ体は、前記雄ネジ棒状体を貫通可能とするとともに、円筒状容器本体の内周に固定する後端円環部と、所定の間隔をもって先端側に配置され前記円筒状容器本体の内周壁面と摺接させた先端円環部と、前記後端円環部と先端円環部とを連結し先端側に弾力を作用する弾性体部とを備えて構成し、前記円筒状雌ネジ体と逆転防止弾性ラッチ体との接合箇所に各々設けた冠歯車近似形態の例えば8個ずつの偏り形状の突起の噛み合いを利用した逆転防止機構部を設け、前記円筒状容器本体の正回転操作時には前記弾性体部による弾力の作用下で逆転防止弾性ラッチ体の突起部を円筒状雌ネジ体の突起部を乗り越えさせて前記逆転防止弾性ラッチ体とともに円筒状容器本体を正回転可能とし、前記円筒状容器本体の逆回転操作時には前記円筒状雌ネジ体側の例えば8個の偏り形状の突起部による抵抗力で前記逆転防止弾性ラッチ体、円筒状容器本体の逆転を阻止する構成により実現した。
以下、本考案の実施例に係る棒状化粧料繰出容器について図面を参照して詳細に説明する。
なお、本実施例においては、図1に示すように、先端側、後端側を図1に示すように定義し、また円筒状容器本体2の正転、逆転方向を同じく図1に示すように定義して以下の説明を行う。
本実施例の棒状化粧料繰出容器1は、図1、図2に示すように、円筒状に形成した円筒状容器本体2及び先細円筒状の円筒状スリーブ3によりペン型状に形成され、かつ、前記円筒状容器本体2の先端側に、気密性をもって着脱可能に装着される円筒状で、かつ、先端部を閉塞した気密キャップ4を着脱可能に備え、全体としてキャップ付きペンのような形態としている。
前記円筒状容器本体2は、図2に示すように、内周部長さ方向に後述する摺動円板体13用の複数条の摺動溝5を形成するとともに、先端側内周部に、円筒状スリーブ3の後端側が装着される構成としている。
前記円筒状スリーブ3は、化粧料(棒状化粧料)Kを円形貫通長孔6内に充填し、その先端側から繰り出し可能とするとともに、その後端側を前記円筒状容器本体2の先端側に装着固定し、かつ、後端側に後述する円筒状雌ネジ体21用の受孔部7を形成した構成としている。
本実施例に係る棒状化粧料繰出容器1は、更に、前記円筒状容器本体2及び円筒状スリーブ3の内部に、雄ネジ棒状体11と、円筒状雌ネジ体21と、逆転防止弾性ラッチ体31とを内蔵している。
前記雄ネジ棒状体11は、図1、図2、図3に示すように、先端に化粧料押出突片12を装着し、後端に前記円筒状容器本体2の内周壁面に摺接する摺動円板体13を具備し、前記化粧料押出突片12の後端側から摺動円板体13の近傍に至る範囲で雄ネジ部14を形成している。
また、前記摺動円板体13の外周部に、前記摺動溝5と係合する図示しない小突起を突出形成している。
これにより、前記雄ネジ棒状体11の雄ネジ部14を円筒状雌ネジ体21に螺合した状態で、前記円筒状容器本体2を円筒状スリーブ3に対して正転方向に回転操作することで、前記摺動円板体13を前記摺動溝5に係合させつつ前記雄ネジ棒状体11を先端側に進行可能としている。
前記円筒状雌ネジ体21は、図4乃至図6に示すように、その後端側に前記円筒状スリーブ3の後端面に密着固定する円環状鍔部22を具備し、この円環状鍔部22の後端面には円形配置に例えば8個の逆転防止突起部23を等間隔に円形配列し、これら例えば8個の逆転防止突起部23を詳細は後述する逆転防止弾性ラッチ体31における8個の押圧側逆転防止突起部34と噛み合わせるように構成している。なお、前記逆転防止突起部23の設置個数は、図示する実施例では例えば8個としているが、この他、例えば、6個、7個等で構成しても良い。
また、前記円筒状雌ネジ体21の貫通孔24の内周部には、円環状鍔部22の内方(先端側)に位置して前記雄ネジ棒状体11の雄ネジ部14が螺合する雌ネジ部(雌ネジ状突起)25を設けるとともに、前記雄ネジ棒状体11の雄ネジ部14及び化粧料押出突片12を挿通させている。
そして、前記雄ネジ棒状体11の円筒状スリーブ3側への進行に伴い、前記化粧料押出突片12及び雄ネジ部14を円筒状スリーブ3に設けた化粧料Kを充填している円形貫通長孔6内に進入可能とし、前記化粧料押出突片12により化粧料Kを円筒状スリーブ3の先端より更に先方に繰り出し可能としている。
前記逆転防止弾性ラッチ体31は、図7、図8に示すように、前記円筒状容器本体2内で前記円筒状雌ネジ体21よりも後端側に隣接して配置され、かつ、前記雄ネジ棒状体11が貫通可能に構成している。
すなわち、逆転防止弾性ラッチ体31は、その後端円環部32を前記円筒状容器本体2の内周壁面に固着するとともに、後端円環部32より所定の間隔をもって先端側に位置する前記円筒状容器本体2の内周壁面と摺接させた先端円環部33の先端面側に円形配置に例えば8個の押圧側逆転防止突起部34を等間隔に配列している。
そして、これら8個の押圧側逆転防止突起部34を前記円筒状雌ネジ体21の8個の逆転防止突起部23と噛み合わせるように構成している。
また、前記逆転防止弾性ラッチ体31は、前記後端円環部32と先端円環部33との間に例えば二重螺旋構造の弾性体部35を連結し、この弾性体部35による弾力により、前記先端円環部33に設けた例えば8個の押圧側逆転防止突起部34を前記円筒状雌ネジ体21の8個の逆転防止突起部23側に圧接し嵌合させるように構成している。
ここで、前記8個の逆転防止突起部23、及び8個の押圧側逆転防止突起部34により構成する逆転防止機構部41について、図9を参照して説明する。
前記円筒状雌ネジ体21の各逆転防止突起部23は、図9に示すように、正面視で正回転方向に上昇する傾斜辺部23aと、前記円筒状雌ネジ体21の長さ方向に略沿った急勾配辺部23bとを有し、傾斜辺部23aと急勾配辺部23bとが交差する頂点部23cを丸め形状とした偏り山形状に形成している。
そして、このような各逆転防止突起部23を前記円環状鍔部22の後端面に例えば8個等間隔で円形配列し、隣り合う逆転防止突起部23同士の間をレ文字状の連接部23eで連ねるように形成し、8個の逆転防止突起部23全体で冠歯車近似形態としている。
一方、前記逆転防止弾性ラッチ体31の各押圧側逆転防止突起部34は、図9に示すように、正面視で正回転方向に下降する傾斜辺部34aと、前記逆転防止弾性ラッチ体31の長さ方向に略沿った急勾配辺部34bとを有し、傾斜辺部34aと急勾配辺部34bとが交差する頂点部34cを丸め形状とした偏り山形状に形成している。
そして、このような各押圧側逆転防止突起部34を前記先端円環部33の先端面側に8個等間隔で円形配列し、隣り合う押圧側逆転防止突起部34同士の間をレ文字状の連接部34eで連ねるように形成し、8個の押圧側逆転防止突起部34全体で冠歯車近似形態としている。
本実施例においては、上述した例えば8個の逆転防止突起部23と、8個の押圧側逆転防止突起部34とを、前記逆転防止突起部23の各急勾配辺部23bと、前記押圧側逆転防止突起部34の各急勾配辺部34bとが各々接合する状態で、かつ、前記弾性体部35による弾力が作用する状態で噛み合わせている。なお、前記逆転防止突起部23の設置個数は、図示する実施例では例えば8個としているが、この他、例えば、6個、7個等で構成しても良いことは前述した通りである。
次に、本実施例に係る棒状化粧料繰出容器1の作用、効果を、化粧料Kの繰り出し操作、及び前記逆転防止機構部41による逆転防止作用を主にして説明する。
本実施例に係る棒状化粧料繰出容器1において、前記円筒状容器本体2を指で持ち、前記円筒状スリーブ3に対して正転方向に操作すると、前記雄ネジ棒状体11の雄ネジ部14は正転方向に回転し円筒状雌ネジ体21の雌ネジ部25に螺合して先端側に進行する。
このとき、前記雄ネジ棒状体11の前記摺動円板体13も前記摺動溝5に係合しつ先端側に進行する。
前記雄ネジ棒状体11の先端側に進行に伴い、前記化粧料押出突片12及び雄ネジ部14は、円筒状スリーブ3に設けた化粧料Kを充填している円形貫通長孔6内に進入し、前記化粧料押出突片12により、化粧料Kを円筒状スリーブ3の先端より更に先方に繰り出す。
これにより、当該繰り出した化粧料Kを、この棒状化粧料繰出容器1の使用者の化粧の用に供することができる。
上述した化粧料Kの繰り出し操作時において、前記逆転防止機構部41は以下のように作用する。
すなわち、前記円筒状容器本体2の正転時には、前記押圧側逆転防止突起部34の頂点部34cが前記円筒状雌ネジ体21の逆転防止突起部23における傾斜辺部23aに接しつつ次々と各頂点部23cを乗り越えていく。
この時、前記逆転防止弾性ラッチ体31の先端円環部33は弾性体部35の弾力に抗して後端側に小寸法後退し、また、先端側に移動する動作を繰り返す。
このような前記逆転防止機構部41の作用により、化粧料Kの繰り出し操作を何等支障なく円滑に実行することができる。
一方、棒状化粧料繰出容器1の使用者が初期状態にある前記円筒状容器本体2を逆転しようとした場合においては、固定配置としている前記逆転防止突起部23の例えば8個の急勾配辺部23bと、前記逆転防止弾性ラッチ体31における前記押圧側逆転防止突起部34の各急勾配辺部34bとが各々接合する状態にあるために、8個の急勾配辺部23bによる大きな抵抗力が前記押圧側逆転防止突起部34の8個の急勾配辺部34bに作用し、これにより、前記円筒状容器本体2の逆転という誤操作に伴う化粧料Kの後退という不都合な事態を確実に防止することができる。
なお、本実施例に係る棒状化粧料繰出容器1において、前記逆転防止突起部23、押圧側逆転防止突起部34の個数は上述した例に限定されるものではなく、また、前記弾性体部35も上述した例に限定されるものではない。
本考案は、特に棒状化粧料繰り出し式の各種の化粧料容器における棒状化粧料の後退防止対策として好適に利用可能である。
1 棒状化粧料繰出容器
2 円筒状容器本体
3 円筒状スリーブ
4 気密キャップ
5 摺動溝
6 円形貫通長孔
7 受孔部
11 雄ネジ棒状体
12 化粧料押出突片
13 摺動円板体
14 雄ネジ部
21 円筒状雌ネジ体
22 円環状鍔部
23 逆転防止突起部
23a 傾斜辺部
23b 急勾配辺部
23c 頂点部
23e 連接部
24 貫通孔
25 雌ネジ部
31 逆転防止弾性ラッチ体
32 後端円環部
33 先端円環部
34 押圧側逆転防止突起部
34a 傾斜辺部
34b 急勾配辺部
34c 頂点部
34e 連接部
35 弾性体部
41 逆転防止機構部
K 化粧料

Claims (3)

  1. 後端側に円筒状容器本体を、先端側に化粧料を充填した円筒状スリーブを備えるとともに、前記円筒状容器本体及び円筒状スリーブの内部に、後端側から先端側に順に雄ネジ棒状体と、逆転防止弾性ラッチ体と、この逆転防止弾性ラッチ体と接合させる円筒状雌ネジ体とを内蔵した棒状化粧料繰出容器であって、
    前記雄ネジ棒状体は、先端に化粧料押出突片を装着し、後端に前記円筒状容器本体の内周壁面に摺接して移動可能な摺動円板体を具備し、前記化粧料押出突片の後端側から摺動円板体の近傍に至る範囲で雄ネジを形成して構成し、
    前記円筒状雌ネジ体は、前記円筒状スリーブの後端面に固着する円環状鍔部を備えるとともに貫通孔の内周部に前記雄ネジ棒状体の雄ネジ部が螺合する雌ネジ部を設け、かつ、前記雄ネジ部及び化粧料押出突片を前記円筒状スリーブ内に挿通させ、化粧料の先方への繰り出しを可能とするように構成し、
    前記逆転防止弾性ラッチ体は、前記雄ネジ棒状体を貫通可能とするとともに、円筒状容器本体の内周に固定する後端円環部と、所定の間隔をもって先端側に配置され前記円筒状容器本体の内周壁面と摺接させた先端円環部と、前記後端円環部と先端円環部とを連結し先端側に弾力を作用する弾性体部とを備えて構成し、
    前記円筒状雌ネジ体と逆転防止弾性ラッチ体との接合箇所に各々設けた冠歯車近似形態の複数個ずつの偏り形状の突起部の噛み合いを利用した逆転防止機構部を設け、
    前記円筒状容器本体の正回転操作時には前記弾性体部による弾力の作用下で逆転防止弾性ラッチ体の突起部を円筒状雌ネジ体の突起部を乗り越えさせて前記逆転防止弾性ラッチ体とともに円筒状容器本体を正回転可能とし、
    前記円筒状容器本体の逆回転操作時には前記円筒状雌ネジ体側の複数の偏り形状の突起部による抵抗力で前記逆転防止弾性ラッチ体、円筒状容器本体の逆転を阻止する構成としたことを特徴とする棒状化粧料繰出容器。
  2. 円筒状容器本体及び先細円筒状で化粧料を円形貫通長孔内に充填した円筒状スリーブによりペン型状に形成され、前記円筒状容器本体の先端側に、気密性をもって着脱可能に装着される円筒状で、かつ、先端部を閉塞した気密キャップを着脱可能に備える棒状化粧料繰出容器であって、
    前記雄ネジ棒状体は、先端に化粧料押出突片を装着し、後端に前記円筒状容器本体の内周壁面に摺接して移動可能な摺動円板体を具備し、前記化粧料押出突片の後端側から摺動円板体の近傍に至る範囲で雄ネジを形成して構成し、
    前記円筒状雌ネジ体は、前記円筒状スリーブの後端面に固着する円環状鍔部を備えるとともに貫通孔の内周部に前記雄ネジ棒状体の雄ネジ部が螺合する雌ネジ部を設け、かつ、前記雄ネジ部及び化粧料押出突片を前記円筒状スリーブ内に挿通させ、化粧料の先方への繰り出しを可能とするように構成し、
    前記逆転防止弾性ラッチ体は、前記雄ネジ棒状体を貫通可能とするとともに、円筒状容器本体の内周に固定する後端円環部と、所定の間隔をもって先端側に配置され前記円筒状容器本体の内周壁面と摺接させた先端円環部と、前記後端円環部と先端円環部とを連結し先端側に弾力を作用する弾性体部とを備えて構成し、
    前記円筒状雌ネジ体と逆転防止弾性ラッチ体との接合箇所に各々設けた冠歯車近似形態の8個ずつの偏り形状の突起の噛みみ合いを利用した逆転防止機構部を設け、
    前記円筒状容器本体の正回転操作時には前記弾性体部による弾力の作用下で逆転防止弾性ラッチ体の突起部を円筒状雌ネジ体の突起部を乗り越えさせて前記逆転防止弾性ラッチ体とともに円筒状容器本体を正回転可能とし、
    前記円筒状容器本体の逆回転操作時には前記円筒状雌ネジ体側の8個の偏り形状の突起部による抵抗力で前記逆転防止弾性ラッチ体、円筒状容器本体の逆転を阻止する構成としたことを特徴とする棒状化粧料繰出容器。
  3. 前記逆転防止機構部における前記円筒状雌ネジ体の突起部は、正回転方向に上昇する傾斜辺部と、円筒状雌ネジ体の長さ方向に略沿った急勾配辺部とを有し、傾斜辺部と急勾配辺部とが交差する頂点部を丸め形状とした偏り山形状に形成され、
    前記逆転防止弾性ラッチ体の突起部は、正面視で正回転方向に下降する傾斜辺部と、前記逆転防止弾性ラッチ体の長さ方向に略沿った急勾配辺部とを有し、傾斜辺部と急勾配辺部とが交差する頂点部を丸め形状とした偏り山形状に形成され、
    前記円筒状雌ネジ体の突起部の急勾配辺部と、前記逆転防止弾性ラッチ体の突起部の急勾配辺部とを接合状態とすることで、前記円筒状雌ネジ体の突起部による逆回転操作時の抵抗力を発揮させることを特徴とする請求項1又は2記載の棒状化粧料繰出容器。
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