JP5216454B2 - シャープペンシル - Google Patents

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Description

この発明は、筆記圧を利用して筆記芯(替え芯)を回転させることができるシャープペンシルに関する。
シャープペンシルによって筆記を行う場合には、一般的には軸筒を筆記面(紙面)に対して直交状態で使用することなく、筆記面に対して若干傾けた状態で使用される場合が多い。この様に軸筒を傾けた状態で筆記した場合においては、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗(片減り)するために、描線が書き始めに比較して太くなるという現象が発生する。また描線の太さが変るだけでなく、筆記面に対する筆記芯の接触面積が変るために、書き進むにしたがって描線の濃さも変化する(描線が薄くなる)現象が発生する。
前記した問題を回避するには、軸筒を回転させつつ筆記するようにすれば、筆記芯の尖っている側が順次紙面に接して筆記されるので、描線が筆記にしたがって太くなるなどの問題を避けることができる。しかしながら、軸筒を回転させつつ筆記しようとすれば、筆記の進行にしたがって軸筒を持ち直す操作が必要であるという煩わしさが発生し、筆記の能率を著しく落とすとことになる。
この場合、軸筒の外装が円筒状に形成されている場合においては、軸筒を持ち直して順次回転させつつ筆記をすることは不可能ではないものの、その外装が円筒状ではなく中腹に突起の付いたデザインであったり、またサイドノック式のシャープペンシルである場合、前記したように軸筒を順次回転させるように持ち直して筆記することも困難となる。
そこで、前記したような問題を解消するために、筆記芯を把持するチャックが筆記圧を受けて後退するように構成し、この後退動作を利用して前記チャックと共に前記筆記芯を回転させる回転駆動機構を備えたシャープペンシルが特許文献1および2などに開示されている。
特許第3882272号公報 特許第3885315号公報
ところで、前記した特許文献1および2に開示されたシャープペンシルによると、軸筒内に縦突起と縦溝とが交互に配置され、これらに跨がるように傾斜面を備えたカム部が環状に形成されている。また軸筒内にはその周方向に間欠的に突起を形成した回転子が収容されている。そして、筆記芯を大きく後退させることにより前記回転子を押し上げ、回転子の突起が軸筒内の前記カム部に形成された縦突起を乗り上げ、前記傾斜面を経て隣の縦溝に落ち込むのを利用して回転子を回転せしめ、前記回転子の回転運動を芯ケースに伝達して筆記芯を回転駆動させるように構成されている。
前記したシャープペンシルによると、回転子を回転させるにあたって、軸筒内に形成された縦突起を回転子側の突起が乗り越えるに必要な筆記芯の大きな後退ストロークが必要である。このために、筆記により芯が片減りした場合には、通常の筆記圧以上の圧力を筆記芯に加えて回転子を軸筒内で後退させることで、回転子側の突起が軸筒内に形成された前記縦突起を乗り越えるようにさせる筆記とは別の操作が必要となる。この操作は芯が片減りする度に比較的頻繁に行う必要があるため、筆記の能率を落とすという問題が残される。
そこで、本件出願人は前記した特許文献1および2に開示されたシャープペンシルの問題点を解消するために、筆記に伴う筆記芯のわずかな後退および前進動作(これを以下において、クッション動作ともいう。)を利用して、筆記芯を回転駆動させるシャープペンシルを、特願2007−339074および特願2007−339075等で出願している。
前記出願にかかるシャープペンシルにおいては、円筒状に形成された回転子の各端面に第1と第2のカム面が形成され、筆記圧による前記回転子の後退動作によって、前記第1のカム面が、第1の固定カム面に当接して噛み合わされるようになされる。また筆記圧の解除による回転子の前進動作によって、前記第2のカム面が、第2の固定カム面に当接して噛み合わされるようになされる。
そして、前記各カムの往復の噛み合わせにより、回転子が一方向に順次回転させるようになされ、この回転動作が筆記芯を把持するチャックを介して筆記芯に伝達されるように構成されている。
前記した構成によると、筆記に伴う芯の後退量(クッション動作量)を0.05〜0.5mm程度に設定することで、筆記芯を順次回転駆動させることが可能であり、これにより筆記の能率を低下させることのない実用性に優れたシャープペンシルを提供することができる。
ところで、本件出願人が先に出願した前記構成によるシャープペンシルにおいては、前記したクッション動作により筆記芯を回転駆動させる回転駆動機構が軸筒の比較的前方位置、すなわちペンシルのグリップ部付近に配置されている。このために、この部分に例えばゴム素材等による肉厚のグリップ部材を配置しようとした場合、太径の前記回転駆動機構に加えて前記グリップ部材の肉厚が嵩み、グリップ部において極端に太径となるアンバランスなデザインにならざるを得ないという問題が発生する。
また、本件出願人が先に出願した前記構成によるシャープペンシルにおいては、筆記芯の回転駆動機構が前記したグリップ部に隠れてしまうために、筆記により筆記芯が回転駆動される様子を観察しにくく、筆記に伴う筆記芯の回転動作を把握することが困難であるという問題も抱えている。
この発明は、先に出願した筆記芯の回転駆動機構を備えたシャープペンシルにおける前記した問題点を解消するためになされたものであり、比較的肉厚のグリップ部材を配置した場合であっても、グリップ部のスリム化を可能にしたシャープペンシルを提供しようとするものであり、また、筆記中において回転駆動機構の回転動作を容易に把握することができるシャープペンシルを提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかるシャープペンシルは、軸筒内に配設されたチャックの前後動により筆記芯の解除と把持を行うことで、前記筆記芯を前方に繰り出すことができるように構成され、前記チャックが前記筆記芯を把持した状態で軸芯を中心にして回転可能となるように前記軸筒内に保持されると共に、前記筆記芯の筆記圧による前記チャックを介した回転子の後退および前進動作により当該回転子を回転駆動させる回転駆動機構が具備され、前記回転子の回転運動を前記チャックを介して前記筆記芯に伝達するように構成したシャープペンシルであって、前記軸筒の前方には、当該軸筒を取り巻くようにしてグリップ部材が備えられ、前記グリップ部材の装着位置よりも後方における前記軸筒内に前記回転駆動機構を構成する回転子が配置されると共に、前記グリップ部材と前記回転子との間における軸筒の一部が透明な素材により形成され、前記回転子の回転動作に連動して回転駆動される軸筒内に収容された構成要素の一部が、前記透明な素材を介して視認可能に構成されている点に特徴を有する。
この場合、前記グリップ部材が備えられた部分における前記軸筒の内径が、前記回転子が配置された部分における前記軸筒の内径よりも細く形成された構成にされることが望ましい。
そして、好ましい実施の形態においては、グリップ部材が備えられた部分における前記軸筒内に中継パイプが備えられ、前記中継パイプを介して前記筆記芯の筆記圧によるチャックの後退動作を前記回転子に伝達させると共に、前記回転子の回転運動を前記中継パイプを介して前記チャックに伝達させるように構成され、かつ前記中継パイプの一部が前記透明な素材を介して視認可能に構成される。
そして、前記回転駆動機構の好ましい形態は、これを構成する回転子が円環状に形成されて、その軸方向の一端面および他端面に第1と第2のカム面がそれぞれ形成されると共に、前記第1と第2のカム面にそれぞれ対峙するように前記軸筒側に配置された第1と第2の固定カム面が具備され、前記筆記圧による前記チャックの後退動作によって、前記円環状回転子における第1のカム面が、前記第1の固定カム面に当接して噛み合わされ、前記筆記圧の解除により前記円環状回転子における第2のカム面が、前記第2の固定カム面に当接して噛み合わされるように構成され、前記回転子側の第1カム面が、前記第1の固定カム面に噛み合わされた状態において、前記回転子側の第2カム面と前記第2の固定カム面が、軸方向においてカムの一歯に対して半位相ずれた関係に設定され、前記回転子側の第2カム面が、前記第2の固定カム面に噛み合わされた状態において、前記回転子側の第1カム面と前記第1の固定カム面が、軸方向においてカムの一歯に対して半位相ずれた関係に設定される。
この場合、前記筆記圧が解除された状態において、前記円環状回転子における第2のカム面を、前記第2の固定カム面に当接させて噛み合わせ状態に付勢するバネ部材が具備されていることが望ましい。
さらに前記した構成に加えて、前記回転子の後端部と前記バネ部材との間に、円筒状に形成されて前記回転子の後端部との間において滑りを発生させるトルクキャンセラーが介在され、前記回転子の回転運動が前記バネ部材に伝達されるのを阻止するように構成されていることが望ましい。
前記したこの発明にかかるシャープペンシルによると、筆記圧を受けることにより回転子が軸方向に往復移動して回転駆動される回転駆動機構が具備され、前記回転子の回転運動はチャックを介して筆記芯に伝達される。したがって、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、描線の太さや描線の濃さが大きく変化するという問題を解消させることができる。
加えて、シャープペンシルの外郭を構成する軸筒の前方には、当該軸筒を取り巻くようにしてグリップ部材が備えられ、前記グリップ部材の装着位置よりも後方における前記軸筒内に前記回転駆動機構を構成する回転子が配置された構成になされる。したがって、比較的肉厚のグリップ部材を配置した場合であっても、グリップ部材と回転子とが軸筒の軸方向において異なる位置に配備されるので、前記グリップ部のスリム化を可能にしたシャープペンシルを提供することができる。
さらに、前記した回転子もしくは当該回転子の回転動作に連動して回転駆動される軸筒内に収容された構成要素の一部が、前記グリップ部材の装着位置よりも後方の位置において視認可能に構成されることで、筆記中においても筆記芯の回転状態を把握することができるシャープペンシルを提供することができる。
以下、この発明にかかるシャープペンシルについて図に示す実施の形態に基づいて説明する。図1はその全体構成を断面図で示したものであり、図2〜図6は、図1におけるA〜E部分をそれぞれ拡大して示した断面図である。なお、各図において同一部分を同一符号で示しているが、図1においてはその代表的な部分のみに符号を付けている。
図2は主に口先部分を示したものであり、符号2で示す口先部はシャープペンシルの外郭を構成する軸筒1の先端部に取り付けられている。そして前記軸筒1内の中心部には筒状の芯ケース3が軸筒1内に同軸状に収容されており、この芯ケース3の先端部にはチャック4が連結されている。このチャック4内には、その軸芯に沿って通孔が形成され、また先端部が複数に分割されて、分割された先端部がリング状に形成された締め具5内に遊嵌されている。またリング状の前記締め具5は前記チャック4の周囲を覆うようにして配置された先端部材7の内面に装着されている。
前記先端部材7は、筆記芯Lを案内する案内パイプを先端部に構成しており、その基端部は前記芯ケース3の周囲に同軸状に配置された中継パイプ8の前端部に嵌合されている。そして、前記先端部材7における内周面には、軸芯部分に通孔を形成したゴム製の保持チャック9が収容されている。
前記した構成により、芯ケース3よりチャック4内に形成された通孔、前記保持チャック9の軸芯に形成された通孔を介して、先端部材7に至る直線状の芯挿通孔が形成されており、この直線状の芯挿通孔内に前記した筆記芯(替え芯)Lが挿通される。そして、前記した中継パイプ8とチャック4との間に形成された空間部には、コイル状のリターンバネ10が配置されている。なお前記リターンバネ10の一端部(後端部)は前記芯ケース3の端面に、また前記リターンバネ10の他端部(前端部)は中継パイプ8の前端部付近に形成された環状の段部に当接した状態で収容されている。したがって前記リターンバネ10の作用により、前記チャック4は後退する方向に付勢されている。
図に示すシャープペンシルにおいては、軸筒1の後端部に配置された後述するノック棒をノック操作することで、前記芯ケース3が軸筒1内において前進し、チャック4の先端部が締め具5から突出することで筆記芯Lの把持状態が解除される。そして、前記ノック操作の解除により、リターンバネ10の作用により芯ケース3およびチャック4は軸筒1内において後退する。
この時、筆記芯Lは保持チャック9に形成された通孔内において保持される。この状態でチャック4は後退してその先端部が前記締め具5内に収容されることで、筆記芯Lを再び把持状態にする。すなわち、後述するノック棒のノック操作の繰り返しによりチャック4が前後動し、これにより筆記芯Lの解除と把持が行われ、筆記芯はチャック4から順次前方に繰り出されるように作用する。
図2から図3にわたって示したように、前記軸筒1の前端部にはグリップ部材11が軸筒1を取り巻くようにして装着されている。このグリップ部材11は例えばゴム素材により多少肉厚に形成されており、軸筒1の前端部において予め外径が細く成形された軸筒の小径部1aに装着されている。これによりグリップ部材11の外径と、軸筒1の後端部における外径とがほぼ等しいか、もしくはグリップ部材11の外径が若干太径となるように構成されている。また、図3に示したように、前記した中継パイプ8の後端部は、若干径が太く成形され、後述する回転子6の前端部内面に嵌合されている。
図4に示したように回転子6は、その軸方向の中央部が径を太くした太径部になされ、その太径部の一端面(後端面)には第1のカム面6aが形成されており、太径部の他端面(前端面)には第2のカム面6bが形成されている。一方、前記回転子6の後端部側には、円筒状の上カム形成部材13が回転子6の後端部を覆うようにして軸筒1内に取り付けられており、前記上カム形成部材13の前端部には、前記回転子6における第1のカム面6aに対峙するようにして固定カム面(第1の固定カム面ともいう。)13aが形成されている。
さらに、前記回転子6における第2のカム面6bに対峙するようにして軸筒1内に円筒状の下カム形成部材14が取り付けられ、その軸方向の後端部には固定カム面(第2の固定カム面ともいう。)14aが形成されている。なお、前記回転子6に形成されている第1と第2のカム面6a,6bと、前記第1の固定カム面13a、第2の固定カム面14aとの関係および相互の作用については、図7および図8に基づいて後で詳細に説明する。
なお、図3および図4の比較で理解できるとおり、前記グリップ部材11が備えられた部分における軸筒1の内径が、前記回転子6が配置された部分における前記軸筒1の内径よりも細く形成されている。これにより回転子6、上カム形成部材13、下カム形成部材14からなる回転駆動機構が軸筒1内に収容されると共に、前記したとおり多少肉厚に形成されたグリップ部材11をその前方に装着しても、グリップ部のスリム化を可能にしたペンシルを提供することができる。
図5に示すように、円筒状に形成された上カム形成部材13の後端部内面には、円筒状のストッパー16が嵌合されており、このストッパー16の前端部と、円筒状に形成され軸方向に移動可能なトルクキャンセラー17との間にはコイル状のバネ部材18が装着されている。
前記バネ部材18は、前記トルクキャンセラー17を前方に付勢するように作用し、この付勢力を受けた前記トルクキャンセラー17に押されて前記回転子6は前方に向かうように構成されている。
前記した構成によると、チャック4が筆記芯を把持した状態で、前記回転子6は中継パイプ8を介してチャック4と共に軸芯を中心にして回転可能となるように前記軸筒1内に収容されている。そして、シャープペンシルが不使用の状態(筆記状態以外の場合)においては、前記バネ部材18の作用により前記トルクキャンセラー17を介して回転子6は前方に付勢されている。
一方、ペンシルを使用した場合、すなわち先端部材7から突出している筆記芯Lに筆記圧が加わった場合には、前記チャック4は前記バネ部材18の付勢力に抗して後退し、これに伴って回転子6も軸方向に後退する。したがって、図4に示す回転子6に形成された第1のカム面6aは前記第1の固定カム面13aに接合して噛み合い状態になされる。
図7の(A)〜(C)および図8の(D),(E)は、前記した動作により回転子6を回転駆動させる回転駆動機構の基本動作を順を追って説明するものである。図7および図8において、符号6は前記した回転子を模式的に示したものであり、その一端面(図の上側の面)には、周方向に沿って連続的に鋸歯状になされた第1のカム面6aが円環状に形成されている。また回転子6の他端面(図の下側の面)にも、同様に周方向に沿って連続的に鋸歯状になされた第2のカム面6bが円環状に形成されている。
一方、図7および図8に示すように、上カム形成部材13の円環状の端面にも周方向に沿って連続的に鋸歯状になされた第1の固定カム面13aが形成されており、下カム形成部材14の円環状の端面にも周方向に沿って連続的に鋸歯状になされた第2の固定カム面14aが形成されている。
そして、回転子に形成された第1のカム面6a、第2のカム面6b、上カム形成部材13に形成された第1の固定カム面13a、下カム形成部材14に形成された第2の固定カム面14aの周方向に沿って鋸歯状に形成された各カム面は、そのピッチが互いにほぼ同一となるように形成されている。なお、図7および図8における回転子6の中央部に描いた○印は、回転子6の回転移動量を示している。
図7(A)は、ペンシルが不使用の状態(筆記状態以外の場合)における上カム形成部材13、回転子6、下カム形成部材14の関係を示したものである。この状態においては、回転子6に形成された第2のカム面6bは、軸筒1に取り付けられた下カム形成部材14の第2の固定カム面14a側に、図4および図5に示したバネ部材18の付勢力により当接されている。この時、前記回転子6側の第1カム面6aと前記第1の固定カム面13aが、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されている。
図7(B)は、ペンシルの使用により筆記芯Lに筆記圧が加わった初期の状態を示しており、この場合においては、前記したとおり回転子6はチャック4の後退に伴って、前記バネ部材18を収縮させて軸方向に後退する。これにより、回転子6は軸筒1に取り付けられた上カム形成部材13側に移動する。
図7(C)は、シャープペンシルの使用により筆記芯に筆記圧が加わり、回転子6が上カム形成部材13側に当接して後退した状態を示しており、この場合においては回転子6に形成された第1カム面6aが、上カム形成部材13側の第1の固定カム面13aに噛み合う。これにより回転子6は第1カム面6aの一歯の半位相(半ピッチ)に相当する回転駆動を受ける。そして図7(C)に示す状態においては、前記回転子6側の第2カム面6bと前記第2の固定カム面14aが、軸方向においてカムの一歯に対して半位相(半ピッチ)ずれた関係となるように設定されている。
次に図8(D)は、ペンシルによる筆記が終わり、筆記芯Lに対する筆記圧が解かれた初期の状態を示しており、この場合においては、前記したバネ部材18の作用により回転子6は軸方向に前進する。これにより、回転子6は軸筒1に取り付けられた下カム形成部材14側に移動する。
さらに図8(E)は、前記したバネ部材18の作用により、回転子6が下カム形成部材14側に当接して前進した状態を示しており、この場合においては回転子6に形成された第2カム面6bが、下カム形成部材14側の第2の固定カム面14aに噛み合う。これにより回転子6は第2カム面6bの一歯の半位相(半ピッチ)に相当する回転駆動を再び受ける。
したがって、回転子6の中央部に描いた○印で示すように、筆記圧を受けた回転子6の軸方向への往復運動に伴って回転子6は、第1および第2カム面6a,6bの一歯(1ピッチ)に相当する回転駆動を受け、前記した中継パイプ8およびチャック4を介して、これに把持された筆記芯Lも同様に回転駆動される。
前記した構成のシャープペンシルによると、筆記による回転子6の軸方向への往復動により、回転子はその都度カムの一歯に対応する回転運動を受け、この繰り返しにより筆記芯は順次回転駆動される。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、描線の太さや描線の濃さが大きく変化するという問題を解消することができる。
さらに、前記した構成のシャープペンシルによると、筆記芯Lを案内する先端部材7は、中継パイプ8を介して前記回転子6の先端部に嵌合されているので、筆記動作に伴う前記したチャック4の後退および前進動作に伴い、先端部材7は中継パイプ8を介して同方向に移動する。したがって筆記動作に伴い、筆記芯Lがわずかに前後動(クッション動作)しても、筆記芯を案内する先端部材7も同方向に移動するので、先端部材と筆記芯との間において軸方向の相対移動が生ずることはなく、先端部材からの筆記芯の出寸法を一定に保つことができる。
また、先端部材7は中継パイプ8を介して前記回転子6に結合されているので、筆記芯Lが回転運動を受けた場合に、先端部材も同様に回転運動を受けることになり、先端部材7と筆記芯Lは一体となって回転することになる。
したがって、前記した構成のシャープペンシルによると、筆記中において先端部材からの筆記芯の出寸法がその都度変化して使用者に対して違和感を与えるという問題を解消させることができる。さらに先端部材からの筆記芯の出寸法の変化により先端部材において芯を切削することによる芯折れの発生を防止させることができ、また芯の削りかすにより筆記面を汚染させるという問題も解消することができる。
なお、前記したコイル状のバネ部材18の付勢力を受けて回転子6を前方に押し出す円筒状のトルクキャンセラー17は、このトルクキャンセラー17の前端面と前記回転子6の後端面との間ですべりを発生させて、筆記作用の繰り返しにより生ずる前記回転子6の回転運動を、バネ部材18に伝達させるのを防止させるように作用する。
換言すれば、前記回転子6とバネ部材18との間に、円筒状に形成されたトルクキャンセラー17が介在されることにより、前記回転子の回転運動が(前記した滑り作用により)前記バネ部材に伝達されるのを阻止するように作用し、バネ部材18の捩じれ戻り(バネトルク)が発生することで、回転子6の回転動作に障害を与えるという問題を解消させることができる。
また、実施の形態においては、図4および図5に示すようにトルクキャンセラー17の周側面にリング状部材19aが取り付けられている。そしてリング状部材19aの外周面に沿って環状の凹溝が形成され、ここにゴム製のOリング19が嵌め込まれている。前記したOリング19は、筆記圧を受けてトルクキャンセラー17が後退移動する場合において、また筆記圧の解除によりトルクキャンセラー17が前進移動する場合において、前記した上カム形成部材13の内周面に摺動してダンパーとしての機能を果たすように作用する。
すなわち、図5に示すバネ部材18の付勢力に対向した前記したクッション動作においては、筆記中において「ヘコヘコ」または「カチャカチャ」した感じが付きまとい感触が悪いという問題が残される。そこで図4および図5に示したようにOリング19をトルクキャンセラー17の周側面に沿って配置し、これによるダンパー機能を利用することで、前記した問題を低減させることができる。
また、前記したクッション動作における感触の悪さを改善させる他の手段として、図5に示すトルクキャンセラー17の周側面17aと、これに対峙したストッパー16との間に粘着性媒体、好ましくは粘着性グリース(図示せず)を介在させることが考えられる。この場合、前記粘着性グリースとしては、そのちょう度が100〜400の範囲のものを用いることが望ましく、前記粘着性グリースとしては、例えば信越化学工業社製の商品名「信越シリコーングリース」品番:G330〜334,G340〜342,G351〜353,G631〜633を好適に利用することができる。
これにより、筆記芯Lの急激な軸方向への移動動作には大きな粘性抵抗が付与され、比較的緩慢に動く静的な荷重に対しては粘性抵抗が非常に小さくなるダンパー機能を与えることができる。
図5および図6は、ペンシルの後半部を示したものであり、軸筒1の後端部にはクリップ21aを一体に形成した筒体部21が軸筒1内に嵌め込まれている。この筒体部21内には円筒状に形成された伝達部材22が収容され、この伝達部材22の後端部にはノック棒23が着脱可能に取り付けられている。また前記伝達部材22の前端部と、前記したストッパー16の後端部との間にはコイル状のバネ部材24が装着されており、前記バネ部材24によって伝達部材22は後方に付勢されるように構成されている。なお、前記伝達部材22には円環状の段部22aが形成され、この段部22aが前記筒体部21の後端部内面に当接することで、伝達部材22が後方に抜け出るのを阻止するように構成されている。
一方、円筒状の伝達部材22に取り付けられたノック棒23の前端部と、前記した芯ケース3の後端部とは所定の間隔をもって対峙した構成にされている。すなわち、この実施の形態においては、芯ケース3は前記ノック棒23に機械的に連結されることなく、前記間隔をもって分離されている。
以上の構成において、前記ノック棒23のノック操作を行うと、ノック棒23の前端部が芯ケース3の後端部に当たり、そのまま芯ケース3を前方に押し出すように作用する。これにより、前記したとおりチャック4が前進して筆記芯Lを先端部材7より繰り出させるように作用する。そして前記したノック操作の解除によりノック棒23は、バネ部材24の作用により後退する。
前記した構成によると、ノック棒23の先端部と、前記芯ケース3の後端部とが所定の間隔をもって対峙しているので、筆記によるチャック4および芯ケース3の後退動作においても、芯ケース3の後端部が前記ノック棒23に衝突することはない。そして、両者間に前記所定の間隔を持たせたことで、前記した回転駆動機構による芯ケース3の回転動作がノック棒23側に伝達されることはない。
換言すれば、たとえノック棒23を指先等により無意識に回転させても、芯ケース3を介して回転動作が前記した回転駆動機構に伝達されることはなく、前記回転駆動機構に障害を与えるという問題を解消することができる。
さらに前記した所定の間隔を持たせることにより、前記ノック棒23が何かに接触しているような場合においても、筆記芯Lを回転駆動させる前記回転駆動機構の機能を停止させるという問題を解消することができる。
なお、前記した実施の形態における軸筒1の全体、もしくは前記したグリップ部材11と前記回転子6との間における軸筒1の一部が透明な素材により形成されていることが望ましい。このように軸筒1の全体もしくは一部が透明な素材により形成されることにより、グリップ部材11の装着位置よりも後方の位置において回転子6もしくは当該回転子の回転動作に連動して回転駆動される軸筒内に収容された構成要素の一部、すなわちこの実施の形態においては前記回転子6に接続された中継パイプ8の一部を視認することができる。これにより筆記に伴う前記した回転子6の回転状態を容易に把握することができる。
また、前記したように軸筒1の全体、もしくは一部を透明な素材により形成させることなく、グリップ部材11の装着位置よりも後方位置における前記軸筒1の一部に窓孔を形成することにより、同様に回転子6もしくは回転子6に接続された前記中継パイプ8の一部を視認することができ、筆記に伴う前記した回転子6の回転状態を容易に把握することができる。
前記したように軸筒1の全体もしくは一部を透明な素材により形成させるにしても、また、軸筒1の一部に窓孔を設けるにしても、外部から視認される前記した回転子6もしくは回転子の回転動作に連動して回転駆動される構成要素の一部に、例えば色違いの表示体等を形成すれば、回転子6の回転状態を一層容易に把握することが可能となる。
この発明にかかるシャープペンシルの全体構成を示した断面図である。 図1におけるA部分における拡大断面図である。 図1におけるB部分における拡大断面図である。 図1におけるC部分における拡大断面図である。 図1におけるD部分における拡大断面図である。 図1におけるE部分における拡大断面図である。 図1〜図6に示す実施の形態に搭載された回転子の回転駆動作用を順を追って説明する模式図である。 図7に続く回転子の回転駆動作用を説明する模式図である。
符号の説明
1 軸筒
2 口先部
3 芯ケース
4 チャック
5 締め具
6 回転子
6a 第1カム面
6b 第2カム面
7 先端部材
8 中継パイプ
9 保持チャック
10 リターンバネ
11 グリップ部材
13 上カム形成部材
13a 第1固定カム面
14 下カム形成部材
14a 第2固定カム面
16 ストッパー
17 トルクキャンセラー
18 バネ部材
21 筒体部
21a クリップ
22 伝達部材
23 ノック棒
24 バネ部材

Claims (6)

  1. 軸筒内に配設されたチャックの前後動により筆記芯の解除と把持を行うことで、前記筆記芯を前方に繰り出すことができるように構成され、前記チャックが前記筆記芯を把持した状態で軸芯を中心にして回転可能となるように前記軸筒内に保持されると共に、前記筆記芯の筆記圧による前記チャックを介した回転子の後退および前進動作により当該回転子を回転駆動させる回転駆動機構が具備され、前記回転子の回転運動を前記チャックを介して前記筆記芯に伝達するように構成したシャープペンシルであって、
    前記軸筒の前方には、当該軸筒を取り巻くようにしてグリップ部材が備えられ、前記グリップ部材の装着位置よりも後方における前記軸筒内に前記回転駆動機構を構成する回転子が配置されると共に、前記グリップ部材と前記回転子との間における軸筒の一部が透明な素材により形成され、前記回転子の回転動作に連動して回転駆動される軸筒内に収容された構成要素の一部が、前記透明な素材を介して視認可能に構成されていることを特徴とするシャープペンシル。
  2. 前記グリップ部材が備えられた部分における前記軸筒の内径が、前記回転子が配置された部分における前記軸筒の内径よりも細く形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
  3. 前記グリップ部材が備えられた部分における前記軸筒内に中継パイプが備えられ、前記中継パイプを介して前記筆記芯の筆記圧による前記チャックの後退動作を前記回転子に伝達させると共に、前記回転子の回転運動を前記中継パイプを介して前記チャックに伝達させるように構成され、かつ前記中継パイプの一部が前記透明な素材を介して視認可能に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたシャープペンシル。
  4. 前記回転駆動機構を構成する回転子が円環状に形成されて、その軸方向の一端面および他端面に第1と第2のカム面がそれぞれ形成されると共に、前記第1と第2のカム面にそれぞれ対峙するように前記軸筒側に配置された第1と第2の固定カム面が具備され、
    前記筆記圧による前記チャックの後退動作によって、前記円環状回転子における第1のカム面が、前記第1の固定カム面に当接して噛み合わされ、前記筆記圧の解除により前記円環状回転子における第2のカム面が、前記第2の固定カム面に当接して噛み合わされるように構成され、
    前記回転子側の第1カム面が、前記第1の固定カム面に噛み合わされた状態において、前記回転子側の第2カム面と前記第2の固定カム面が、軸方向においてカムの一歯に対して半位相ずれた関係に設定され、前記回転子側の第2カム面が、前記第2の固定カム面に噛み合わされた状態において、前記回転子側の第1カム面と前記第1の固定カム面が、軸方向においてカムの一歯に対して半位相ずれた関係に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
  5. 前記筆記圧が解除された状態において、前記円環状回転子における第2のカム面を、前記第2の固定カム面に当接させて噛み合わせ状態に付勢するバネ部材が具備されていることを特徴とする請求項4に記載されたシャープペンシル。
  6. 前記回転子の後端部と前記バネ部材との間に、円筒状に形成されて前記回転子の後端部との間において滑りを発生させるトルクキャンセラーが介在され、前記回転子の回転運動が前記バネ部材に伝達されるのを阻止するように構成したことを特徴とする請求項5に記載されたシャープペンシル。
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