JP3262754B2 - ノック式筆記具 - Google Patents

ノック式筆記具

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JP3262754B2
JP3262754B2 JP08701498A JP8701498A JP3262754B2 JP 3262754 B2 JP3262754 B2 JP 3262754B2 JP 08701498 A JP08701498 A JP 08701498A JP 8701498 A JP8701498 A JP 8701498A JP 3262754 B2 JP3262754 B2 JP 3262754B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ノック式筆記具に
係り、詳しくは軸筒の後端から突出するノック軸のノッ
ク操作の繰り返しによりリフィールのペン先が軸筒の前
端から出没する構成のノック式筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のノック式筆記具は知ら
れている(例えば、実公昭35−26112号公報参照)。従
来から知られているこの種のノック式筆記具は、軸筒の
後端側内部に、当該後端からノック軸を外部に突出させ
た状態で内設されている繰出し機構のノック操作によ
り、軸筒後方へリターンスプリングにより付勢された状
態で軸筒内に進退可能に装填されているリフィールを進
退させ、そのペン先を軸筒先端の先口から突出させた
り、先口内に没入させるように構成されている。然る
に、リフィールのペン先を軸筒先端の先口から突出させ
る場合にはノック軸を押すノック操作により、リフィー
ルを繰出し機構の回転子と共にリターンスプリングの弾
発力に抗して前進させることで、ペン先が先口から突出
した筆記し得る状態となる。そして、突出させたペン先
を軸筒先端の先口内に没入戻す場合にはノック軸を再度
押すノック操作により、前進位置で係止されている回転
子の係止状態を解除させて回転子並びにリフィールをリ
ターンスプリングの弾発力にて後退させることで、リフ
ィールのペン先が軸筒先端の先口内に没入戻された保管
状態となるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から知
られているこの種のノック式筆記具における軸筒内に対
するリフィールの装填は、軸筒の後端側内部に内設され
ている繰出し機構の回転子に対してリフィールの後端を
衝合或いは浅く嵌合させると共に、リターンスプリング
により回転子方向へ付勢させた状態で行われている。従
って、従来のノック式筆記具においては繰出し機構が組
み込み内設される軸筒の後端側には繰出し機構によるリ
フィールの進退ストローク(繰出しストローク)が必要
になることから、その分、ペン先が出没される軸筒先端
の先口を含めた本体部全長の長さがリフィールの長さに
比べて長くなる。つまり、リフィールのペン先を先口か
ら出没させる繰出し機構のノック軸によるリフィールの
進退ストロークに相当する長さを軸筒の後端側に確保し
た状態で当該後端側内部に繰出し機構を構成するノック
軸並びに回転子等を組み込に内設させる必要があること
から、その分、軸筒の長さを長く形成する必要がある。
それにより、軸筒先端の先口から軸筒後端から突出する
ノック軸に至る本体部全体の長さがリフィールに比べて
長いのが現状である。
【0004】本発明は、軸筒の後端から突出するノック
軸のノック操作によりリフィールのペン先が軸筒先端の
先口から出没する構成のノック式筆記具において、リフ
ィール自体の長さを変えることなく、軸筒先端の先口か
ら軸筒後端のノック軸に至る本体部全体の長さを短くす
ることを可能にして、使い勝手の向上、特に手帳等の携
帯用としての使用においてより一層の向上を図ったノッ
ク式筆記具を提供することにある。
【0005】
【課題を達成するための手段】課題を達成するために本
発明は、軸筒の後端側に繰出し機構が具備され、軸筒の
後端から突出するノック軸のノック操作によりリフィー
ルのペン先が軸筒の先端から出没するように構成された
ノック式筆記具に於いて、ノック軸にはその前端から後
端側へ向けた回転子挿入孔を開設し、回転子には前記回
転子挿入孔に少なくとも回転可能に挿入内在される軸部
を設け、更に回転子の前端から軸部の後端側へ向けたリ
フィール挿入孔を開設してなり、回転子のリフィール挿
入孔内にリフィール抜け止め突起を設けたことを特徴と
する。更に、本発明は、上記リフィール挿入孔の内周面
数カ所には上記リフィール抜け止め突起が設けられてい
る一方、回転子が組み込み内在される軸筒内には該回転
子を軸筒後方へ付勢するリターンスプリングが弾装され
ている。尚、リフィール抜け止め突起は、リフィール挿
入孔の孔底側の内周面に周方向3カ所又は4カ所に等間
隔をおいて設けることが好ましい。その理由はリフィー
ルをリフィール挿入孔内に3点又は4点支持にて同芯上
に組み込み保持し得るからである。又、上記リフィール
を軸筒後方へ付勢するリターンスプリングが軸筒の前端
側に弾装されている。上記した技術的手段によれば、リ
フィールはその後端側を、回転子の前端からノック軸の
回転子挿入孔内全長に挿入される軸部の後端側に向けて
開設されているリフィール挿入孔に挿入させた状態で軸
筒内に装填される。つまり、リフィールはその後端側
を、軸筒の後端から突出するノック軸の回転子挿入孔内
全長に回転子の軸部と共に挿入された状態で軸筒内に装
填されることとなることから、リフィールがノック軸の
回転子挿入孔内に挿入された分、軸筒の先端からその後
端のノック軸に至る本体部全体の長さを短くすることが
可能になる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の具体例を図面に基
づいて説明する。図1乃至図2は請求項1乃至2に係る
本発明ノック式筆記具の一例を示した縦断正面図であ
り、1は軸筒、2はこの軸筒1内に進退可能に装填され
るリフィール、3は軸筒1の後端側に、ノック軸3-1 を
後端開口から突出させた状態で組み込み内設される繰出
し機構である。この繰出し機構3のノック操作を行うこ
とで、リフィール2を軸筒1内の当初の装填状態から軸
筒1前方へとリターンスプリング4の弾発力に抗して前
進せしめてペン先2-1 を軸筒1先端の先口5から突出さ
せ(図2の状態)、又、リターンスプリング4の弾発力
によりリフィール2を前記当初の装填状態へと後退せし
めてペン先2-1 が前記先口5内に没入戻される(図1の
状態)ように構成されている。
【0007】軸筒1は、不透明又は透明な合成樹脂材料
等から成形され、他の部分より一回り程細く形成した先
端側の小径筒部1-1 にシリコンゴム等の適宜の滑り止め
材料からなるグリップ6を嵌着すると共に、当該小径筒
部1-1 の先端開口に合成樹脂材料や金属材料等からなる
先口5をネジ込みにより着脱可能に装着してなる。又、
軸筒1の前記小径筒部1-1 の後部から軸筒1の後端側に
至る内面断面形状(横断形状)を略三角形、四角形、五
角形、六角形等の角形筒状に形成し(図6参照)、この
角形筒部1-2 の後部にリターンスプリング4の前端を掛
止させるスプリング掛止部7と、後述する筒状駒体8の
前端縁を掛止させる駒掛止部9とを設けてなる。尚、角
形筒部1-2 が透明な合成樹脂材料から成形されているこ
とで、角形筒部1-2 には凸型レンズ効果が現れる。つま
り、外観にレンズ効果が現れて美的効果が得られる。更
に、軸筒1の前記角形筒部1-2 の後部から軸筒1の後端
開口に至る内面形状は筒状駒体8の外径と略同径とする
内径を有する前半部1-3 と、筒状駒体8の外径よりも若
干大きい内径を有する後半部1-4 から筒方向に段付き円
筒状を呈し、筒状駒体8を組み込み内設する際に、筒状
駒体8を後半部1-4 から前半部1-3 に向けて遊嵌状態に
て挿入し、その後、該前半部1-3 に芯合わせせしめた状
態で同前半部 1-3 に回転不能に圧入定着し得るように
形成してなる。そして、後半部1-4 における前半部1-3
側の内面には環状突起10が形成されており、筒状駒体8
を後半部1-4 から前半部1-3 に組み込み内設した際、筒
状駒体8の後端側外面に形成されている環状突起11が前
記環状突起10を乗り越え嵌合せしめることで、筒状駒体
8が前述した駒掛止部9とによって軸方向に対して不動
な状態に定着されるように形成してなる。
【0008】尚、図示を省略しているが、リフィール2
を構成するインキ収容管2-2 内には剪断減粘性インキ等
の水性インキ又は油性インキの消費に追従するグリス等
からなるインキ追従体又はスポンジ等からなる栓体が充
填されている。又、インキ収容管2-2 の先端に装着され
る金属等からなるペン先2-1 のボールハウスには転写ボ
ール2-10が回転可能に抱持されている。又、図示を省略
しているが、転写ボール2-10は必要に応じてコイルスプ
リング等からなる弾発部材により前方へ適宜付勢されて
ペン先2-1 先端の内向きの先端縁に密接し、当該先端の
インキ転写口を閉鎖(閉弁)せしめるようになってい
る。
【0009】繰出し機構3は、軸筒1の後端開口から突
出させた状態で進退摺動可能に組み込まれるノック軸3-
1 と、進退可能で尚且つ回転可能に組み込み内設される
回転子3-2 とで構成され、ノック軸3-1 のノック操作を
行うことで、リターンスプリング4の弾発力に抗して回
転子3-2 を軸筒1前方へ前進させることによって、該回
転子3-2 周面の後述する係止爪13を筒状駒体8の後述す
る爪受止め部12の爪摺動溝12-2から離脱せしめると共に
回転子3-2 を回転させて係止爪13を前記爪受止め部12の
係合縁12-1に係合させ(図5(b)並びに図7(b)の
状態)、又、回転子3-2 周面の係止爪13を前記爪受止め
部12の係合縁12-1から回転子3-2 を回転させることによ
って自動的に離脱(係合縁12-1に対する係合状態を解
除)せしめてリターンスプリング4の弾発力により再び
同爪受止め部12の前記爪摺動溝12-2に係合される(図5
(a)並びに図7(a)の状態)様になっている。即
ち、ノック軸3-1 のノック操作を行うことで、回転子3-
2 をリターンスプリング4に抗して軸筒1前方へ前進さ
せることによって、リフィール2を前進せしめてそのペ
ン先2-1 を先口5から突出させた前進位置にリフィール
2を保持し(図2の状態)、又、回転子3-2 をリターン
スプリング4の弾発力により後退させることによって、
リフィール2を軸筒1内の当初の後退位置に後退戻して
ペン先2-1 を先口5内に没入戻す(図1の状態)動きを
成すものである。
【0010】爪受止め部12は、ノック軸3-1 をリターン
スプリング4に抗して押すノック操作を行なった際、ノ
ック軸3-1 に押されて前進する回転子3-2 周面の係止爪
13をリターンスプリング4との協働で受止めることによ
り、回転子3-2 をその前進限に受止め保持する。即ち、
リフィール2のペン先2-1 を軸筒1の先口5から突出さ
せたその突出状態を保持する役目と、軸筒1の先口5内
に後退戻されたペン先2-1 を当該先口5内に保持する役
目とを成すもので、軸筒1の後端側内部の前述した前半
部1-3 に嵌入により定着内在し得る外径にて円筒状に成
形された筒状駒体8の内面に、その後端開口側から前方
に向けて周方向に鋸歯状に連設傾斜させた係合縁12-1を
刻設すると共に、各係合縁12-1の一つ置きの傾斜下端に
は筒後方に向けて適宜の深さにて切欠せしめた爪摺動溝
12-2を設けてなる(図7参照)。
【0011】ノック軸3-1 は、軸筒1の後端側における
前述した前半部1-3 並びに後半部1-4 の内径よりも一回
り程度細い外径を有する所要の長さに成形され、その前
端側の外面には筒状駒体8の爪受止め部12の爪摺動溝12
-2全て又はいずれかにスライド自在に係合させる筒方向
へ延びる縦爪14を数カ所に設けると共に(図4参照)、
その前端縁には周方向にジグザグ状に連設傾斜させた爪
案内押動部15を設けてなり、更に、前端から後端近傍に
向けた軸芯には回転子3-2 の後述する軸部3-20を回転可
能に挿入する回転子挿入孔16を開設してなる。図中18
は、ノック軸3-1 に固着又は適宜着脱可能な状態で被嵌
状に装着せしめた有底筒状(キャップ状)のノック部で
あり、このノック部18はその外径を前述した後半部1-4
の内径と略同径とし、且つ該後半部1-4 に摺動可能に嵌
挿されてノック操作時にノック軸3-1 を軸芯線上におい
て案内進退させるものである。
【0012】回転子挿入孔16は、回転子3-2 の軸部3-20
をノック軸3-1 の長さと略同じ長さにて回転可能に挿入
内在させるものであって、軸部3-20の外径と同径かそれ
よりも若干大きい内径にて開設され、回転子3-2 の軸部
3-20が回転可能に挿入内在されるようになっている。
【0013】回転子3-2 は、ノック軸3-1 のノック操作
を行うことにより、リターンスプリング4に抗して軸筒
1前方へ向けて前進せしめ、その前進限において周面の
係止爪13が筒状駒体8の爪受止め部12の係合縁12-1に係
合受止められることで、ペン先2-1 を軸筒1の先口5か
ら突出させた前進限にリフィール2を保持せしめ、又、
前記爪受止め部12の係合縁12-1に係合受止められている
係止爪13が係合縁12-1から離脱されると共に、該係合縁
12-1から隣の爪摺動溝12-2方向に回転されて同爪摺動溝
12-2に再び摺動内在せしめられることで、リフィール2
の前記保持を解除せしめてリターンスプリング4による
リフィール2の後退と共に当初の位置に後退せしめる動
きを成すもので、リターンスプリング4の後端を当接さ
せる当接部19を前端縁に拡開状に周設具備し、該当接部
19側の周面数カ所には係止爪13を一体に設けると共に、
係止爪13を周面に有する前側を除く部位から後方に向け
て軸部3-20を同軸一体に突設してなる。尚、係止爪13
は、ノック軸3-1 の爪案内押動部15に常時係合せしめる
と共に、ノック軸3-1 のノック操作を行うことで、筒状
駒体8の爪受止め部12の係合縁12-1と爪摺動溝12-2とに
交互に係合せしめるものである(図5参照)。
【0014】軸部3-20は、ノック軸3-1 の回転子挿入孔
16内全長に回転可能に又は必要に応じて進退可能に挿入
内在される程度の外径と長さにて回転子3-2 に一体に成
形具備され、内部には回転子3-2 の前端から開設された
リフィール挿入孔20を有し、その孔底には空気交換用の
通気孔21を開設してなる
【0015】リフィール挿入孔20は、リフィール2の後
端側を挿入内在させるためのものであって、リフィール
2のインク収容管2-2 の外径よりも若干大きい内径にて
回転子3-2 の前端から軸部3-20の後端側へ略全長に至る
軸芯に開設され、リフィール2の後端側が挿入内在され
るようになっている。そして、リフィール挿入孔20の孔
底側の内周面数カ所(図では4カ所)に等間隔をおいて
筒方向にリブ状に延びるリフィール抜け止め突起22が設
けられており、このリフィール抜け止め突起22によっ
て、リフィール挿入孔20に挿入内在されたリフィール2
の後端側を4点支持にて同芯上に保持し得るようにして
なる。つまり、リフィール2と回転子3-2との一体化を
図り、リターンスプリング4により軸筒1後方へ付勢さ
れる回転子3-2 と共にリフィール2も軸筒1後方へ付勢
されて軸筒1内の当初の位置にリフィール2が収容保持
されるようにしてなる。尚、リフィール抜け止め突起22
による保持以外ではリフィール挿入孔20に遊嵌状態でリ
フィール2が挿入内在されるようになっている。
【0016】而して、以上の如く構成した本実施例のノ
ック式筆記具によれば、リフィール2は、その後端側を
回転子3-2 の前端からノック軸3-1 の回転子挿入孔16内
全長に挿入される軸部3-20に開設されているリフィール
挿入孔20に挿入させた状態で軸筒1内に装填されるよう
に構成してなることから、リフィール2自体の長さL1
を変えることなく、軸筒1先端の先口5から軸筒1後端
のノック部18に至る本体部A全体の長さLを短くする
ことができる。つまり、リフィール2は、その後端側を
軸筒1の後端から突出する繰出し機構3のノック軸3-1
の回転子挿入孔16内全長に回転子3-2 の軸部3-20と共に
挿入された状態で軸筒1内に装填されることから、リフ
ィール2がノック軸3-1 の回転子挿入孔16内に挿入され
た分、本体部A全体の長さLを短くすることが可能にな
る。
【0017】図8は、請求項1及び3に係る本発明ノッ
ク式筆記具の縦断正面図であり、斯る実施例はリターン
スプリング4の軸筒1内に対する組み込み内在位置を変
えたものである。つまり、リフィール2のインク収容管
2-2 に設けたスプリング止め23にリターンスプリング4
の一端を係止せしめ、その他端を先口5に係止せしめた
状態でリターンスプリング4を軸筒1の前端側内部に弾
装してなるものである。斯る実施例においてはリターン
スプリング4の軸筒1内への組み込み内在位置を変えた
以外の構成においては前述した実施例詳述と基本的に同
じことから同じ構成部分に同じ符号を用いることでその
説明並びに作用は省略する。尚、斯る実施例においては
リフィール挿入孔20にリフィール抜け止め突起22を必ず
しも設ける必要なく、任意である。
【0018】因みに、前述した係合縁12-1は、回転子3-
2 の係止爪13がその傾斜下端に係合せしめることで、回
転子3-2 をその前進限に受止めるものであって、筒状駒
体8内面に周方向全周へ適宜の傾斜角度にて鋸歯状に刻
設してなる。一方爪摺動溝12-2は、ノック軸3-1 と回転
子3-2 とを回転不能の状態でその前進限まで案内、そし
てその前進限から当初の後端限に戻る際に案内する様に
ノック軸3-1 の縦爪14と回転子3-2 の係止爪13とが内在
摺動せしめるものであって、周方向に連設傾斜する前記
係合縁12-1の内、周方向一つ置きにその傾斜下端から筒
後方に向けて切欠してなる。
【0019】又、爪案内押動部15は、回転子3-2 の係止
爪13を爪受止め部12の爪摺動溝12-2からその隣の係合縁
12-1へと、そして同係合縁12-1からその隣の爪摺動溝12
-2へとノック軸3-1 のノック操作を繰り返すことで断続
的に案内する役目と、爪摺動溝12-2に係合する回転子3-
2 周面の係止爪13を同爪摺動溝12-2から離脱せしめる如
く溝方向に押動すると共に係合縁12-1に対する係止爪13
の係合状態を解除する如く同係合縁12-1から係止爪13を
離脱せしめる如く押動する役目を成すものであって、ノ
ック軸3-1 の端部全周に沿わせて適宜の傾斜角度にてジ
グザグ状に連設せしめた山形傾斜状に刻設する。
【0020】尚、上記した実施例詳述においてはノック
軸3-1 に回転子挿入孔16を、回転子3-2 には軸部3-20の
後端に至るリフィール挿入孔20を夫々開設することで、
リフィール2自体の長さL1 を変えることなく、軸筒1
先端の先口5から軸筒1後端のノック部18に至る本体部
A全体の長さLを短くする旨詳述したが、それとは反対
の考え方として、本体部A全体の長さLを短くせずに、
リフィール2の長さL 1 を長くすることが可能となる。
この場合には、リフィール2のインク収容管2-2 の長さ
1 を長く形成することで、インクの収容量(充填容
量)の増加が見込まれることとなることから、その分、
筆記し得る文字数が従来の筆記具に比べて多くなる等の
効果が期待できるものである。
【0021】
【発明の効果】本発明のノック式筆記具は叙上の如く構
成してなるから、下記の作用効果を奏する
【0022】発明によれば、軸筒の後端から突出する
ノック軸のノック操作によりリフィールのペン先が軸筒
先端の先口から出没する構成のノック式筆記具におい
て、リフィール自体の長さL1 を変えることなく、軸筒
先端の先口から軸筒後端のノック軸に被嵌状に装着され
たノック部に至る本体部全体の長さLを短くすることが
可能となる。それにより、使い勝手の向上、特に手帳等
の携帯用としての使用においてより一層の向上が図られ
たノック式筆記具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1乃至2に係る本発明ノック式筆記具
の実施の一例を示した縦断正面図で、リフィールが軸筒
内に戻されている状態を示す
【図2】 リフィールのペン先を軸筒先端の先口から突
出させた状態の同縦断正面図
【図3】 図1の III−III 線横断拡大図
【図4】 図1のIV−IV線横断拡大図
【図5】 (a)は図1のV−V線横断拡大図、(b)
は図2のV−V線横断拡大図
【図6】 図1のVI−VI線横断拡大図
【図7】 (a)は図5(a)の状態を示した筒状駒体
の展開正面図、(b)は図5(b)の状態を示した筒状
駒体の展開正面図
【図8】 請求項1及び3に係る本発明ノック式筆記具
の縦断正面図で、リフィールが軸筒内に戻されている状
態を示す
【符号の説明】
1…軸筒 2…リフィー
ル 2-1 …ペン先 2-2 …インク
収容管 3…繰出し機構 3-1 …ノック軸 3-2 …回転子 3-20…軸部 4…リターンスプリング 5…先口 16…回転子挿入孔 20…リフィー
ル挿入孔 22…リフィール抜け止め突起

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒の後端側に繰出し機構が具備され、
    軸筒の後端から突出するノック軸のノック操作によりリ
    フィールのペン先が軸筒の先端から出没するように構成
    されたノック式筆記具に於いて、 ノック軸にはその前
    端から後端側へ向けた回転子挿入孔を開設し、回転子に
    は前記回転子挿入孔に少なくとも回転可能に挿入内在さ
    れる軸部を設け、更に回転子の前端から軸部の後端側
    向けたリフィール挿入孔を開設してなり、 回転子のリフィール挿入孔内にリフィール抜け止め突起
    を設けた ことを特徴とするノック式筆記具。
  2. 【請求項2】 請求項記載のノック式筆記具におい
    て、 転子が組み込まれる軸筒内には該回転子を軸筒後方へ
    付勢するリターンスプリングが弾装されていることを特
    徴とするノック式筆記具。
  3. 【請求項3】 請求項記載のノック式筆記具におい
    て、 リフィールを軸筒後方へ付勢するリターンスプリ
    ングが軸筒内に弾装されていることを特徴とするノック
    式筆記具。
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Cited By (2)

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