JP2010125797A - 軸筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリップに厚い部分と薄い部分が形成されていると、成形後に厚い部分が凹んでしまう危険性がある。グリップに発生する凹みによる、外観の見栄えが悪くなることを改善するばかりでなく、グリップを把時した際に、指が凹みに当たってしまい違和感のある把時動作となることをなくす。
【解決手段】硬質部材から成形される外軸1の内面に内軸11が圧入されると共に、外軸の外面に軟質部材から成形される筒状部材15が2色成形、或いは、異材質成形によって成形された軸筒であって、前記外軸1の成形後における収縮率を筒状部材15の収縮率よりも小さくすると共に、前記外軸1を厚い部分と薄い部分とから構成し、また、筒状部材15をほぼ均一な厚さで成形した軸筒。
【選択図】図1

Description

本発明は、外軸の内面に内軸が圧入されると共に、外軸の外面に筒状部材が2色成形、或いは、異材質成形によって成形された軸筒に関する。
1例として、弾性材料からなるグリップ本体に、把持される部位の前方寄りを径方向へ山形状に膨出させた滑止め係止部を設けるとともに、その滑止め係止部の外周面に凹部を所定間隔に複数形成し、その滑止め係止部以外の外周面を平坦状に形成した筆記具用グリップが知られている。つまり、硬質な軸筒の表面に弾性を有する軟質なグリップを装着すると共に、そのグリップの前方部を拡径させ、膨出させたものである。そして、その膨出部により、滑り止め防止効果を向上させている。
特開2002−96593
前記のグリップは、軸筒とは別々に構成し、互いを組み付けているが、近年においては、生産性の効率化を図り、軸筒とグリップとを2色成形や異材質成形と言った手段で一体的に成形・形成している。
しかし、前記従来技術で示したグリップのように、そのグリップに厚い部分と薄い部分が形成されていると、成形後に厚い部分が凹んでしまう危険性がある。この凹みを、一般的には「ひけ」と称している。
前記グリップに発生した凹みは、外観の見栄えを著しく悪くしまうばかりでなく、グリップを把時した際には、指が凹みに当たってしまい違和感のある把時動作となってしまう。
本発明は、硬質部材から成形される外軸の内面に内軸が圧入されると共に、外軸の外面に軟質部材から成形される筒状部材が2色成形、或いは、異材質成形によって成形された軸筒であって、前記外軸の成形後における収縮率を筒状部材の収縮率よりも小さくすると共に、前記外軸を厚い部分と薄い部分とから構成し、また、筒状部材をほぼ均一な厚さで成形したことを要旨とする。
本発明は、硬質部材から成形される外軸の内面に内軸が圧入されると共に、外軸の外面に軟質部材から成形される筒状部材が2色成形、或いは、異材質成形によって成形された軸筒であって、前記外軸の成形後における収縮率を筒状部材の収縮率よりも小さくすると共に、前記外軸を厚い部分と薄い部分とから構成し、また、筒状部材をほぼ均一な厚さで成形したので、筒状部材に凹みが発生することなく正確に成形することができ、また、内部材に対しても良好な圧入作用が得られる。
作用について説明する。軟質な筒状部材の収縮率が大きいが、ほぼ均一な厚さで構成されているため、凹みが防止される。一方、硬質な外軸は厚い部分と薄い部分から構成されており、凹み発生しやすい構成となっているが、収縮率が小さいため、外軸への凹みも防止される。これに加え、外軸には厚い部分が形成されているため、割れなど発生させることなく内軸が強固に圧入される。
本発明の1例を図1〜図3に示し、説明する。軸筒の内部に芯繰り出し機構が配置され、また、軸筒の側壁にノック釦が配置されたサイドノック式シャープペンシルを挙げ説明する。
硬質部材からなる外軸1の後部は、複数の芯を収納する芯タンク部2となっている。また、外軸1の前方の内部には、芯繰り出し機構3が配置されている。その芯繰り出し機構3は、前記芯タンク部2から芯を1本ごと分離する芯受け部材4と、その芯受け部材4の前方に固定された芯パイプ5、その芯パイプ5の前方に中継ぎ部材6を介して取り付けられたチャック体7、そのチャック体7の前方外周に囲繞されたチャックリング8、並びに、それらチャック体7や芯パイプ5を後方に向けて付勢する弾撥部材9などから構成されている。また、前記外軸1の側面には、ノック釦10が回動自在に配置されており、そのノック釦10を押圧することによって、前記芯パイプ5やチャック体7が前進せしめられ、芯が繰り出されるようになっている。
また、前記外軸1の前方には、硬質部材からなる中子11を介して、硬質部材からなる先部材12が着脱自在に取り付けられており、その先部材12の内面には、繰り出された芯の後退を阻止する芯戻り止め部材13が圧入されている。前記中子11は、外軸1の内面に圧入・固定されており、先部材12が中子11に対して螺合している。符号14は、先部材12の先端に固定された金属材質からなる芯保護管である。
前記外軸1の前方部には、軟質部材からなるグリップ部材15が装着されており、そのグリップ部材15の表面には、波状突起16が複数形成されている。その波状突起16は、グリップ部材15の両端部まで形成しても良いが、本例においては、両端部まで形成されておらず、グリップ部材15の両端部には帯状部17が形成されている。前記波状突起16を形成することによって、滑り止め効果を向上させていると共に、グリップ部材15の両端部に帯状部17を形成することによって、把持した際、指の腹が硬質な先部材12の後端面に当接することがなく、良好な把持感が得られるようになる。また、波状突起16を形成することによって、素材そのものの硬度よりも小さくすることができ、柔らかい感触のグリップが得られる。把時することによって、波状突起16が潰れるように容易に変形し、指への接触面積が増加するためである。
また、その波状突起16の頂部は、前記帯状部17の外径と同一となっている。帯状部17の高さと同一にすることによって、グリップ自体を細く形成している。
前記外軸1のグリップ部材15が挿着される区間の中央部18には、なだらかに膨出されている。即ち、前方部19が薄肉部20となっており、中央部18が厚肉部21となっている。また、外軸1には、縮径部1aが形成されており、その縮径部1aに前記グリップ部材15が装着されている。さらに、その外軸1は、ポリカーボネートやアクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリエチレンテレフタレート、メタクリル樹脂などの硬質部材から成形されており、その成形後における収縮率は前記グリップ部材15の成形後における収縮率よりも小さなものとなっている。
一方、そのグリップ部材15は、シリコーンゴムや天然ゴム、ニトリルゴム、熱可塑性エラストマーなどの弾性を有する軟質部材から成形されており、その成形後における収縮率は前記外軸1の成形後における収縮率よりも大きなものとなっている。
ちなみに、外軸1はポリカーボネートで成形されており、その収縮率は0.5%〜0.7%となっている。また、グリップ部材15は、熱可塑性エラストマーから成形されており、その収縮率は、1.5%〜2.5%となっている。
また、外軸1の厚肉部21には、前記中子11の圧入部が位置しており、厚肉部であるが故に強固な圧入・固定力が得られている。ちなみに、外軸1の肉厚を一定にしてしまうと、中子11との圧入部において白化や割れが発生してしまい、ややもすると、中子11が外軸1から脱落してしまう危険性がある。
前記外軸1とグリップ部材15は、2色成形の手段で形成されている。具体的に説明すると、外軸1が最初に成形され、次いで、その外軸1の表面にグリップ部材15が被覆されるように成形される。そして、それら外軸1の表面とグリップ部材15の内面は成形時の熱により、接着・固定されている。また、グリップ部材15を成形する際のゲート位置は、グリップ部材15の後方部22に形成されており、また、そのゲート部は凹陥部23となっている。即ち、把持した際、指が当たらない部分に形成されている。また、ゲート部には、使用する樹脂により薄い樹脂層が形成されることが稀にある。この薄い樹脂層が剥離しないように、ゲート部に指が当たりにくい凹陥部23に形成されている。
尚、前例においては、グリップ部材の材質として、種々のゴム状弾性体を例示したが、前記外軸の成形後における縮径率が大きなものであればよく、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリアセタール、ポリウレンなどであっても良い。
本発明の1例を示す正面図。 図1の左側面縦断面図。 図2の要部拡大図。
符号の説明
1 外軸
1a 縮径部
2 芯タンク部
3 芯繰り出し機構
4 芯受け部材
5 芯パイプ
6 中継ぎ部材
7 チャック体
8 チャックリング
9 弾撥部材
10 ノック釦
11 中子
12 先部材
13 芯戻り止め部材
14 芯保護管
15 グリップ部材
16 波状突起
17 帯状部
18 中央部
19 前方部
20 薄肉部
21 厚肉部
22 後方部
23 凹陥部

Claims (2)

  1. 硬質部材から成形される外軸の内面に内軸が圧入されると共に、外軸の外面に軟質部材から成形される筒状部材が2色成形、或いは、異材質成形によって成形された軸筒であって、前記外軸の成形後における収縮率を筒状部材の収縮率よりも小さくすると共に、前記外軸を厚い部分と薄い部分とから構成し、また、筒状部材をほぼ均一な厚さで成形した軸筒。
  2. 前記外軸の筒状部材の区間における中央部を膨出させた請求項1記載の軸筒。
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