JP2009045880A - 筆記具の軸筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、ボールペン、シャープペンシル等の筆記具に用いる筆記具の軸筒において、把持部を把持した時の把持感触が良く、且つ疲れを解消できる筆記具の軸筒を簡単な構造で提供することにある。
【解決手段】本発明は、前記課題を解決するために、軸筒本体2の把持部3に、軟質材からなる内側層4と外側層5との積層構造からなるグリップ部材Gを装着してなる筆記具の軸筒1であって、少なくとも前記外側層5をゴム磁石によって形成したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸筒本体の把持部に、グリップ部材を装着した筆記具の軸筒に関し、さらに詳しくは、軟質材からなる内側層と外側層とを配設した積層構造のグリップ部材を装着してなる筆記具の軸筒に関する。
従来から、軸筒本体の把持部に、軟質材からなる内側層と外側層とを配設した積層構造のグリップ部材を装着してなる筆記具の軸筒は知られている。
こうした筆記具の軸筒において、特開平8−197883号公報の「筆記具、塗布具における把持部構造」に、内部に気体又は液体又はゲル状体又はゼリ−状体を封入した変形可能な筒状の把持体を配置してなる筆記具や、特開2000−355185号公報の「筆記具のグリップ」に、内側層のショアー硬度がHs(JIS A)5〜30、外側層のショアー硬度がHs(JIS A)40以上としてなる筆記具のグリップが開示されている。
ところで、登録実用新案第3019770号公報の「磁性体付き筆記具」に、軸筒の把持部に磁性体を付設することで、指先や手の甲に磁界を作用させて新陳代謝を促進させ、肩こり、疲労感を自然に解消させて健康を保持する筆記具が開示されている。
特開平8−197883号公報 特開2000−355185号公報 登録実用新案第3019770号公報
前者の軟質材からなる内側層と外側層とを配設した積層構造のグリップ部材を装着してなる筆記具の軸筒は、グリップ部材を装着するだけでなく、軟質材を積層することで、従来グリップに比べて肉厚を厚くするとともに、膨潤し易い低硬度のグリップ部材を内側層にすることで把持感触を向上させ、筆記時の疲れを軽減するものであるが、疲れを解消できるものではない。
また後者は、軸筒の把持部に磁性体を付設することで、疲れを解消することはできるが、把持感触が悪く、筆記し難いという問題があった。
本発明の目的は、把持感触が良く、且つ疲れを解消できる筆記具の軸筒を簡単な構造で提供することにある。
本発明は、軸筒本体の把持部に、軟質材からなる内側層と外側層との積層構造からなるグリップ部材を装着してなる筆記具の軸筒であって、少なくとも前記外側層をゴム磁石によって形成したことを特徴とする。
また、前記外側層が、前記内側層及び軸筒本体に対し着脱自在に被覆したことを特徴とする。
更にまた、前記外側層と内側層が、硬度の異なる軟質材で形成するとともに、硬度の低い軟質材が内側層としたことを特徴とする。
更にまた、前記内側層に対応する前記外側層の平均厚さが、1mm以上、5mm以下であることを特徴とする。
更にまた、前記外側層が、一本又は複数本の中実線体からなることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の筆記具の軸筒。
更にまた、前記外側層に、厚さが0.01mm以上、0.5mm以下の軟質材からなる被覆層を設けたことを特徴とする。
本発明の内側層及び被覆層の軟質材には、弾性変形可能なシリコーンゴム、天然ゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル樹脂、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、ポリエチレン樹脂、その他合成ゴム、熱可塑性エラストマー等、筆記具のグリップ部材として一般的に知られている弾性体のなかから適宜選定して用いることができる。また、硬度の異なる軟質材は、同一の種類でも異なる種類の軟質材であってもよい。
本発明は、把持感触が良く、疲れを解消できる筆記具の軸筒を簡単な構造で提供することができた。
次に図面を参照しながら、本発明の筆記具の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
図1から図3に示す実施例1の筆記具の軸筒1は、先ず、軸筒本体2をエチレンニトリルスチレン樹脂(AS樹脂)で成形する。軸筒本体2の把持部3は、外径が小径に形成してある。その把持部3にグリップ部材Gを装着するが、グリップ部材G1は、予めシリコーンゴムにて、ショアー硬度がHs(JIS A)30の内側層4と、ショアー硬度がHs(JIS A)70のゴム磁石の外側層5を成形してあり、軸筒本体2の把持部3に内側層4を装着し、その後、外側層5を積層させて被覆してある。
さらにその後、口先部材6の内壁に形成した雌ねじ部7を、軸筒先端に形成した雄ねじ部8に螺着し、口先部材6の後端面6aが内側層4及び外側層5と軸筒本体2の段部2a間に、内側層4及び外側層5を圧縮した状態で保持して筆記具の軸筒1を得る。図示はしていないが、筆記具として使用する場合には、例えば、軸筒内に、先端にボールペンチップを装着したボールペンレフィルを収納する。
外側層5は、フェライトがゴム中で分散して構成した円筒形のゴム磁石である。フェライトとゴムの混合比率は、フェライトが80〜95重量%、ゴムが5〜20重量%であることが適切である。
ゴム磁石は、前記フェライトとゴムの混合比率から、適当な可撓性を得ることができるので指や手にフィットしやすく、また、内側層によって、さらに可撓性を向上することができるので、筆記時の把持感触を向上することができる。
尚、磁石には、希土類磁石、アルニコ磁石等が例示できるが、やさまざまな形状を作れることからフェライト磁石を用いることが最も好ましい。また、本発明に用いるゴム磁化の強さは40〜200ミリテスラ、好ましくは50〜100ミリテスラが望ましい。
また、水分や油分を吸収し、膨潤し易い硬度の低い、例えば、ショアー硬度がHs40未満の軟質材を内側層4とすることで、手や指等が直接触れることがなく、膨潤する恐れがなく、可撓性の向上も大きく、筆記時の把持感触をより向上することができるので好ましい。
ゴム磁石からなる外側層5の厚さKは特に限定されるものではないが、1mm未満では変形や破れやすく、被覆もしにくい。また、密着状態になったときに、元の状態に戻りにくい。また、内側層に対応する外側層の平均厚さが5mmを越えると、内側層の硬度等、内側層の影響を受けにくくなるので、内側層対応する外側層の平均厚さを1mm以上、5mm以下、好ましくは3mm以上とすることが望ましい。尚、内側層に対応する外側層の平均厚さとは、内側層と外側層が積層構造となっている外側層の肉厚の平均値を示すものである。また、内側層の厚さLは、1mm未満では、押圧力(図1の矢印F方向)を吸収し難く、平均厚さが5mmを越えると、グリップ全体の外径が大きくなるため、1mm以上、5mm以下、好ましくは3mm以上とすることが望ましい。
図4、図5に示す実施例2の筆記具の軸筒11は、内側層14及び厚さが0.01mm〜0.5mm以下のウレタンゴムからなる軟質材の被覆層16を設けたゴム磁石からなる外側層15からなるグリップ部材G2を装着した以外は、実施例1と同様にして、口先部材16の後端面16aと軸筒本体12の段部12a間に、内側層14及び外側層15を圧縮した状態で保持して筆記具の軸筒11を得ている。
厚さが0.01mm〜0.5mm以下の軟質材からなる被覆層16を設けることによって、把持感触がさらに向上するとともに、外側層15の劣化を防止し、且つ被覆層16は、ゴム磁石に比べて所望する色に着色し易いので好ましい。
図6、図7に示す実施例3の筆記具の軸筒21は、ゴム磁石からなる複数の中実線体15aを周設した外側層15からなるグリップ部材G3を装着した以外は、実施例1と同様にして、口先部材26の後端面26aと軸筒本体22の段部22a間に、内側層24及び外側層25を圧縮した状態で保持して筆記具の軸筒21を得ている。
外側層の断面において、フェライト粒子を同一方向、たとえば断面上方向で磁化すると仮定すると、フェライト粒子同士の隣接するN極とS極が打ち消され、外側層の表面側半分にN極性が、下側半分にS極性が現われる。このため、外側層の任意の横断面において、仮想的に図7に示されるように磁化されるため、外側層に中実線体を用いることにより効果的に磁力を受けることができる。
図8に示す実施例4の筆記具の軸筒31は、ゴム磁石からなる一本の円柱体を螺旋状に周設した外側層35からなるグリップ部材G4を装着した以外は、実施例1と同様にして、口先部材36の後端面36aと軸筒本体32の段部32a間に、内側層34及び外側層35を圧縮した状態で保持して筆記具の軸筒31を得ている。
ゴム磁石からなる円柱体35aを螺旋状に周設することによって、実施例3と同様に効果的に磁力を得られるとともに、滑り止め効果も得ることができる。尚、中実線体35aの外側層に被覆層(図示せず)を設ける場合には、複数本の中実線体35a、個々に被覆層を形成する。
本実施例では、予め成形した内側層及び外側層を、内側層を軸筒本体の把持部に装着した後、外側層を被覆してあるが、内側層は軸筒本体と2色成形に形成してもよい。
また、内側層に外側層を被覆した後に、内側層の外壁及び外側層の内壁に影響のないように接着や融合しても構わないが、使用者の好みの硬度や磁力に変更できるので、外側層を内側層及び軸筒本体に対し着脱自在に被覆するほうが好ましい。
本発明の筆記具の軸筒は、筆記体の種類やノック式、キャップ式に限定されることなく、把持部に軟質材を装着してなる筆記具の軸筒に広く実施可能である。
実施例1の筆記具の軸筒を示す、一部省略した要部縦断面図である。 図1におけるグリップ部材の装着前の状態を示す図である。 図1におけるA−A断面図である。 実施例2の筆記具の軸筒を示す、一部省略した要部縦断面図である。 実施例3の筆記具の軸筒を示す、一部省略した要部縦断面図である。 図5におけるB−B断面図である。 図5における外側層の磁界を示す図である。 実施例4の筆記具の軸筒を示す、一部省略した要部縦断面図である。
符号の説明
1、11、21、31 筆記具の軸筒
2、12、22、32 軸筒本体
3、13、23、33 把持部
4、14、24、34 内側層
5、15、25、35 外側層
6、16、26、36 口先部材
6a、16a、26a、36a 後端面
7、17、27、37 雄ねじ部
8、18、28、38 雌ねじ部
9 被覆層
G1、G2、G3、G4 グリップ部材
K 外側層の肉厚
L 内側層の肉厚

Claims (6)

  1. 軸筒本体の把持部に、軟質材からなる内側層と外側層との積層構造からなるグリップ部材を装着してなる筆記具の軸筒であって、少なくとも前記外側層をゴム磁石によって形成したことを特徴とする筆記具の軸筒。
  2. 前記外側層が、前記内側層及び軸筒本体に対し着脱自在に被覆したことを特徴とする請求項1に記載の筆記具の軸筒。
  3. 前記外側層と内側層が、硬度の異なる軟質材で形成するとともに、硬度の低い軟質材が内側層としたことを特徴とする請求項1または2に記載の筆記具の軸筒。
  4. 前記内側層に対応する前記外側層の平均厚さが、1mm以上、5mm以下であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の筆記具の軸筒。
  5. 前記外側層が、一本又は複数本の中実線体からなることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の筆記具の軸筒。
  6. 前記外側層に、厚さが0.01mm以上、0.5mm以下の軟質材からなる被覆層を設けたことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の筆記具の軸筒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011092711A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Seb Sa 台所用具用の変形可能なクッションを備えた取っ手
CN112549821A (zh) * 2020-12-09 2021-03-26 杭州蕊宸智能技术有限公司 一种避免颜料凝固的动漫设计节能用笔装置

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