JP4822355B2 - 筆記具のグリップ - Google Patents

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Description

本発明は、筆記具を把持する部分に取り付けられるグリップに関するものである。
従来、筆記具を把持する部分に取り付けられたグリップとしては、内方層と表面層との上下に積層した軟質材で形成し、内方層のショアー硬度がHs(JIS A)5〜30、表面層のショアー硬度がHs(JIS A)40以上で構成した筆記具のグリップが知られている。(特許文献1参照)
特開2000−355185号公報
しかしながら、上記した筆記具のグリップは、内方層と表面層の間に空間部がなく、手で把持した時に十分な弾性変形が得られなかった。
本発明は、上記課題を解消する筆記具のグリップを提供することを目的とするものである。
本発明は、筆記具を把持する部分に取り付けられるグリップにおいて、そのグリップを、軟質材からなる内グリップと軟質材からなる外グリップの二層構造で構成し、前記内グリップの両端に外鍔を形成し、かつ、内グリップの表面に長手方向に伸びた突部を複数形成し、内グリップの2つの外鍔により内グリップを外グリップに嵌合し、内グリップの表面と外グリップの内面の間に適宜の空間部を構成するとともに、内グリップに形成した突部断面形状を根元が太く先端に行くに従って細くなるように構成したことを第1の要旨とする。
また、内グリップの表面に長手方向に伸びた突部を円周方向等間隔に複数形成したことを第2の要旨とする。
更に、内グリップに形成した突部断面形状を略半円状に構成したことを第3の要旨とする。
更にまた、外グリップを透明性を有する軟質材で構成したことを第4の要旨とする。
本発明は、内グリップの表面に長手方向に伸びた突部を複数形成して内グリップの表面と外グリップの内面の間に適宜の空間部を構成することにより、手で外グリップを把持した時に外グリップが十分に弾性変形をするので非常に柔らかい感触が得られる効果が奏せられるものである。更に、内グリップに形成した突部断面形状を根元が太く先端に行くに従って細くなるように構成することにより、握った時の押圧力を突部が下方にのみ変形して受けるので、外グリップがねじれたり円周方向に寄せられたりして筆記を妨げる恐れも生じないものである。
内グリップの表面と外グリップの内面との間に適宜の空間部を構成することにより、外グリップを把持した時に外グリップが弾性変形をして把持し易い筆記具のグリップを実現した。
以下、図1及び図2に基づいて本発明における実施例1の筆記具のグリップを説明する。先ず、着色した軟質材で作製された内グリップ1の表面に長手方向に伸びた突部1Aを円周方向等間隔に複数形成する。この突部1Aの断面形状は、根元が太く先端に行くに従って細くなるように略半円状に構成する。また、内グリップ1の前端と後端に外鍔1Bを形成する。次に、透明あるいは着色透明からなる軟質材で作製された外グリップ2の前端に内鍔2Aを形成する。また、外グリップ2の外形は両端から中間部に向かって徐々に曲線状に細径に形成されている。この外グリップ2を前記内グリップ1に被せることにより、筆記具のグリップを構成する。
次に、図3により本発明の筆記具のグリップをノック式シャープペンシルに設けた例で説明する。先ず、チャック3の頭部3Aを複数に分割して拡開可能に形成し、この頭部3Aにテーパー面を形成する。前記チャック3の頭部3Aに締リング4を外嵌し、チャック3の後部にパイプ状の芯タンク5を圧入固着する。また、締リング4を受け止めるワッシャー6と芯タンク5の間にスプリング7を張架し、チャック3のテーパー面が締リング4に押圧され機構部が構成される。
軸筒8の前部8Aは細径に形成され、この前部8Aに前記内グリップ1を外嵌する。次に、内グリップ1に前記外グリップ2を外嵌する。すると、内グリップ1の外鍔1B及び突部1Aが外グリップ2の内面に接触し、内グリップ1の表面と外グリップ2の内面の間に適宜の空間部が構成される。
この軸筒8の前方より前記機構部を挿入した後、軸筒8に口金9を螺合し、口金9の内段9Aと軸筒8の前端でワッシャー6を挟持する。また、口金9が螺合されることによって口金9の後部9Bに取り付けられたリング10と軸筒8の外段8Bによって外グリップ2が挟持され、外グリップ2の内鍔2Aと軸筒8の前部外段8Cにより内グリップ1が挟持される。
更に図4に示したように、軸筒8に連結される内鞘11に内グリップ1の突部1Aと合わされるストライプ模様を転写、印刷するか、あるいはストライプ模様を付した加飾筒を内鞘11に被せたり、更にはストライプ模様を印刷したシール12を内鞘11に貼り付けたりして取り付ける。この内鞘11には透明の外鞘13が被せられて内鞘11の模様が目視可能に構成される。更に、外鞘13の後部には転がり防止のための隆起部13Aが形成され、この隆起部13Aに開口孔13Bが形成されてノック式シャープペンシルが構成される。
この実施例1の場合には、内グリップ1の突部1Aが長手方向に伸びて形成されるとともに断面は根元が太く先端に行くに従って細くなるように略半円状に形成されているので、外グリップ2を押圧した力は円周方向にねじれたり長手方向に移動する恐れはない。また、突部1Aが略半円状に形成されることにより、デコボコした感触が緩和されより柔らかい感触が得られる。
尚、上記実施例1は、内グリップ1に形成した突部1Aの断面形状が略半円状に形成されているが、本発明は上記実施例1に限定されるものではなく、突部の断面形状を山形に形成したり、台形に形成したり、あるいは三角形に形成しても本発明の目的及び効果が十分に得られるものである。
また、上記実施例1は、内グリップ1に形成した突部1Aが円周方向等間隔に複数形成されているが、本発明は上記実施例1に限定されるものではなく、突部の円周方向の間隔は一方の片側を狭く他方の片側を広く形成しても良いし、突部の幅を一方の片側を広く他方の片側を狭く形成しても良い。
更に、上記実施例1は、内グリップ1の突部1Aが外グリップ2の内面に接触して構成されているが、内グリップの突部は必ずしも外グリップの内面に接触している必要はなく、隙間が設けられていても本発明の目的は十分に得られるものである。また、外グリップの外形は、中間部を太径にしたりあるいは単に円筒形にしたり、断面形状を三角形にしたり、肉厚を任意に変えたり等、種々の形状が考えられる。
更にまた、外グリップを透明な軟質材で形成するとともに内グリップも透明な軟質材で形成すれば、軸筒が透けて見えるので新たな外観が表現できる。
更にまた、内グリップは、硬さ(JIS A)10、30あるいは50といったシリコンラバーや、硬さ(JIS A)30、50あるいは70といったエラストマーが考えられる。これらの内グリップと組み合わされる外グリップとしては、硬さ(JIS A)50のシリコンラバーを用いることによって、種々の柔らかさのグリップが設定可能となる。
更にまた、本発明の筆記具のグリップは、ノック式シャープペンシルに限定されるものではなく、ボールペン等種々の筆記具に利用できるものである。
筆記中に、外グリップがねじれたり移動したりしない筆記具のグリップにすることができる。
本発明の実施例1の筆記具のグリップを示す断面図である。(実施例1) 図1のA−A線を示す断面図である。(実施例1) 実施例1の筆記具のグリップを設けたノック式シャープペンシルを示す主要部断面図である。(実施例1) 実施例1の筆記具のグリップを設けたノック式シャープペンシルを示す部分断面図である。(実施例1)
符号の説明
1 内グリップ
1A 内グリップ1の突部
1B 内グリップ1の外鍔
2 外グリップ

Claims (4)

  1. 筆記具を把持する部分に取り付けられるグリップにおいて、そのグリップを、軟質材からなる内グリップと軟質材からなる外グリップの二層構造で構成し、前記内グリップの両端に外鍔を形成し、かつ、内グリップの表面に長手方向に伸びた突部を複数形成し、内グリップの2つの外鍔により内グリップを外グリップに嵌合し、内グリップの表面と外グリップの内面の間に適宜の空間部を構成するとともに、内グリップに形成した突部断面形状を根元が太く先端に行くに従って細くなるように構成したことを特徴とする筆記具のグリップ。
  2. 内グリップの表面に長手方向に伸びた突部を円周方向等間隔に複数形成したことを特徴とする請求項1記載の筆記具のグリップ。
  3. 内グリップに形成した突部断面形状を略半円状に構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具のグリップ。
  4. 外グリップを透明性を有する軟質材で構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の筆記具のグリップ。
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