JP2003154782A - グリップ - Google Patents

グリップ

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JP2003154782A
JP2003154782A JP2001355102A JP2001355102A JP2003154782A JP 2003154782 A JP2003154782 A JP 2003154782A JP 2001355102 A JP2001355102 A JP 2001355102A JP 2001355102 A JP2001355102 A JP 2001355102A JP 2003154782 A JP2003154782 A JP 2003154782A
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JP
Japan
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grip
diameter portion
fingers
wavy
projections
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Pending
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JP2001355102A
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English (en)
Inventor
Nobuo Yokouchi
伸生 横内
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP2002/001726 priority patent/WO2002068211A1/ja
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質部材の表面の形状如何によっては、十分
に前記の効果を発揮させることができない場合もあっ
た。即ち、前記の硬度であっても、表面が平坦に形成さ
れている場合には、手指に滑りが発生してしまい、その
結果、ある程度の把持力が必要となり、無意識のうちに
力が入り過ぎて手指への負担を低減させるには不充分で
あった。そこで、前記軟質部材の表面に突起を形成する
こともなされているが、その突起の形状如何によって
は、軟質部材に対する手指の滑りは防止できるものの、
指の腹に違和感が発生してしまい、これまた十分な物と
は言えなかった。 【解決手段】 軸の把持する部分に設けられたグリップ
であって、そのグリップの表面に波状突起を形成したグ
リップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸の把持する部分
に設けられたグリップに関するものであり、筆記具や化
粧具、ドライバー、釣り竿などの軸物に設けられるグリ
ップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筆記具において、把持部に関わる
指の疲労の低減や、滑り止め性を考慮した製品、並び
に、発明は数多く知られている。例えば、特開平2−1
41295号公報である。その公報の特許請求の範囲の
請求項1には、「筆記具への被覆体であって、ゴム、合
成樹脂等の軟質弾性物質を用い、かつその材質のショア
ーA硬度が40度ないし60度であることを特徴とする
筆記具被覆体。」と記載されている。即ち、軟質部材の
硬度を特定することによって、手、腕、および肩に対す
る疲労を軽減しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記軟
質部材の表面の形状如何によっては、十分に前記の効果
を発揮させることができない場合もあった。即ち、前記
の硬度であっても、表面が平坦に形成されている場合に
は、手指に滑りが発生してしまい、その結果、ある程度
の把持力が必要となり、無意識のうちに力が入り過ぎて
手指への負担を低減させるには不充分であった。そこ
で、前記軟質部材の表面に突起を形成することもなされ
ているが、その突起の形状如何によっては、軟質部材に
対する手指の滑りは防止できるものの、指の腹に違和感
が発生してしまい、これまた十分な物とは言えなかっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みてなされたものであり、軸の把持する部分に設けられ
たグリップであって、そのグリップの表面に波状突起を
形成したことを要旨とする。
【0005】
【実施例】図1乃至図7に1例を示し説明する。本発明
を筆記具に適用させた例である。軸筒1の内部には、シ
ャープペンシルの芯繰り出し機構や、ボールペンのリフ
ィルなどが収納・配置されている。本例における軸筒1
の内部には、ボールペンのリフィル2が内蔵されてお
り、また、軸筒1は、回転子3や摺動子4、カム溝5、
ノック6、並びに、前記リフィル2などを後方に付勢す
るスプリング7を備えている。つまり、出没式のボール
ペンである。(以下、図中上方を後方と言い、下方を前
方と言う。)
【0006】軸筒1の長手方向の略中央部には、大径部
(コマ部)8が設けられている。その大径部8の前方に
は、把持部9が設けられており、後方には指間当接部1
0が設けられている。これら把持部9及び指間当接部1
0は、各々大径部8から連続した前方縮径部11及び後
方縮径部12によって縮径された状態で、軸筒1に別部
材として形成されているが、一体的に形成しても良い。
この形状の物において、前記把持部9を拇指(親指)と
示指(人差し指)、中指の3点で包囲するように握る
と、指間当接部10は、拇指と示指の間に当接し、その
結果、指間当接部10の前方に位置する後方縮径部12
を拇指と示指の付け根で支えることになる(図5参
照)。この支持力が筆記荷重の補助となり、把持部9の
指への負担を軽減させることになる。また、前記把持部
9や指間当接部10は、滑り止め効果を得る為に熱可塑
性エラストマーやシリコン、NBRなどの弾性部材1
3、14から形成されているが、滑り止め効果が得られ
る塗料などを塗布し、硬化させても良い。
【0007】次に、その把持部9である弾性部材(本発
明のグリップ)13について詳述する。その弾性部材1
3は、上部と下部に大径部15、16を有しているが、
上部大径部15の方が下部大径部16に比し若干大きな
ものとなっている。また中央部近傍は小径部17となっ
ている。それら、具体的な直径は、上部大径部15が1
8mm、小径部17が12mm、下部大径部16が14
mmとなっているが、この数値に限定されるものではな
い。さらに、弾性部材13の表面には波状突起18が形
成されており、その波状突起18の振幅Sは、前記上部
大径部15、縮径部17、下部大径部16に対応して異
なっている。即ち、上部大径部15における振幅Saは
15mm、縮径部17における振幅Sbは11mm、下
部大径部16における振幅Scは12mmとなってい
る。また、波状突起18の谷部から山部までのピッチP
も前記上部大径部15、縮径部17、下部大径部16に
対応して異なっている。即ち、上部大径部15における
ピッチPaは4mm、縮径部17におけるピッチPbは
3mm、下部大径部16におけるピッチPcは3.5m
mとなっている。さらに、波状突起18を形成すること
によって形成される突起間の溝部19は、その断面形状
が円弧状をなしているが、これに限ることなく、例えば
三角形状や四角形状としても良い。また、前記波状突起
18の幅Waは、溝部19の幅Wbよりも大きなものと
なっている。具体的には、波状突起18の幅Waが1.
0mmとなっており、溝部19の幅Wbが0.3mmと
なっている。尚、前記波状突起18の高さHは、0.3
mmとなっているが、前記振幅SやピッチP、幅Wの数
値も含め本実施例に限定されるものではない。
【0008】ここで、前記大径部8は、軸筒1の長手方
向に対して移動可能なものとなっている。以下、具体的
に説明する。前記軸筒1には、大径部8を境として、前
方には弾性部材13が固定されて把持部9を形成してお
り、後方には後方縮径部12及び指間当接部10を有す
る弾性部材14を取り付けた移動部材20が摺動可能に
配置されている。その移動部材20の内側には、軸筒1
の軸心方向に突出し付勢された弾性を有する凸部21が
設けられており、一方、軸筒1には、前記凸部21の突
出量よりも若干浅いガイド溝部22が形成されている
が、そのガイド溝部22は連続した「く」字型をしてい
る。所謂、スイッチバック形状のガイド溝部22が設け
られている。そして、そのガイド溝部22の屈折部に
は、ガイド溝部22よりも深い凹部23が形成されてい
る。これにより、使用者が移動部材20を摺動させて調
節するとき、勢い余って好みの位置を通り過ぎてしまう
ことはなく、確実に一定区間を摺動させることが可能で
あり、操作性が向上する。ちなみに、図1、図2に示す
例は、移動部材20(弾性部材14)を最前進させたと
きの図であり、図8に示す例は移動部材20を最後退さ
せたときの図である。
【0009】以上、本発明をボールペンに使用した例を
説明したが、図9に示すようにシャープペンシルなどに
使用しても良い。以下、簡単に説明する。軸筒1の内部
には、芯タンク24が摺動自在に配置されており、その
芯タンク24の前方には継ぎ手部材25を介して、芯の
把持・解放を行うチャック体26が取り付けられてい
る。そのチャック体26の前方には、チャック体26を
拡開・閉鎖するチャックリング27が囲繞している。ま
た、前記軸筒1の前端に位置する先部材28の内部に
は、芯を案内するガイド部材29が固定されており、そ
の前方には、金属材質からなる芯保護管30が圧入され
ているが、前記先部材と一体成形するなどしても良い。
そして、その芯保護管30の内側には、ゴム状部材から
なり、芯の回転を阻止する芯戻り止め部材31が挿着さ
れている。この様に構成されたシャープペンシルの把持
部9には、前例と同様な弾性部材13が装着されてい
る。
【0010】上記の構成によって得られた筆記具を用い
て、以下の実験を行った。実験は、筋肉負担を調べるた
めに筋電図(以下、EMGと称す。)で測定した。EM
Gは右手の短拇指屈筋(以下、FPBと称す。)と第一
背側骨間筋(以下、IODと称す。)から導出した(帯
域5〜100Hz、サンプリング周波数250Hz)。
被験者は8名(成人男性4名、女性4名、全員右利
き)。実験に使用したモデルは、本実施例の他に、同様
な硬度のグリップを有し、そのグリップの表面が平坦状
な製品(A、B、C)を対象とした。水準間検定の結
果、本実施例の筋負担が小さいことが判明した(図10
参照)。
【0011】
【発明の効果】本発明は、軸の把持する部分に設けられ
たグリップであって、そのグリップの表面に波状突起を
形成したので、指や手、腕、および肩に対する疲労を軽
減することができると共に、把持感が良好なグリップを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1例を示す側面外観図。
【図2】図1の正面外観図。
【図3】図2の上面図。
【図4】図1の縦断面図。
【図5】握り方を示す側面外観図。
【図6】弾性部材を示す拡大外観図。
【図7】図6の要部拡大外観図。
【図8】移動部材の使用例を示す正面外観図。
【図9】本発明をシャープペンシルに使用した例を示す
縦半断面図。
【図10】実験結果を示す図。
【符号の説明】
1 軸筒 2 リフィル 3 回転子 4 摺動子 5 カム溝 6 ノック 7 スプリング 8 大径部(コマ部) 9 把持部 10 指間当接部 11 前方縮径部 12 後方縮径部 13 弾性部材 14 弾性部材 15 上部大径部 16 下部大径部 17 縮径部 18 波状突起 19 溝部 20 移動部材 21 凸部 22 ガイド溝部 23 凹部 24 芯タンク 25 継ぎ手 26 チャック体 27 チャックリング 28 先部材 29 ガイド部材 30 芯保護管 31 芯戻り止め部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の把持する部分に設けられたグリップ
    であって、そのグリップの表面に波状突起を形成したこ
    とを特徴とするグリップ。
  2. 【請求項2】 前記波状突起を形成することによって形
    成される突起間の溝部の幅を波状突起の幅よりも大きく
    したことを特徴とする請求項1記載のグリップ。
  3. 【請求項3】 前記波状突起の頂部に平坦部を形成した
    ことを特徴とする請求項1或いは、請求項2に記載のグ
    リップ。
  4. 【請求項4】 前記グリップに大径部と小径部を形成す
    ると共に、その各々に形成される前記波状突起の振幅を
    異ならしめたことを特徴とする請求項1〜請求項3に記
    載のグリップ。
  5. 【請求項5】 前記大径部における波状突起の振幅を小
    径部における振幅よりも大きくしたことを特徴とする請
    求項1〜請求項4に記載のグリップ。
  6. 【請求項6】 前記波状突起の幅を0.1mm〜0.8
    mmにすると共に、溝部の幅を0.5mm〜1.5mm
    にしたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに
    記載のグリップ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125797A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Pentel Corp 軸筒

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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