JP2008296462A - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 グリップが軸方向へずれてしまうのを防ぐことができる筆記具を提供する。
【解決手段】 軸筒1と、該軸筒1の外周面に装着されて弾性変形可能なグリップ2とを備え、前記軸筒1の外周面に、軸方向へ間隔を置いて複数のズレ止め用突起1a1,1a2,1a3を有するとともに、これらズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の各々を前記グリップ2の内周面に弾性的に食い込ませている筆記具において、前記複数のズレ止め用突起の内、隣り合う二つのズレ止め用突起について、その一方の突出量を他方の突出量よりも大きくした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軸筒の外周面に弾性変形可能なグリップを装着している筆記具(例えばボールペンやシャープペンシル、サインペン等)に関し、特にノック式筆記具として好適な筆記具に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば、特許文献1に記載されたもののように、軸筒前端側の把持部位に軸方向へ並ぶ複数の環状凸部を設け、これら複数の環状凸部の周囲に、弾性体からなるグリップを環状に装着してなり、環状凸部とグリップ内周面との摩擦によりグリップが軸方向へずれてしまうのを防止するようにした筆記具がある。
しかしながら、前記従来技術によれば、グリップの内周面に対し複数の環状凸部を弾性的に食い込ませるようにしているため、環状凸部一つあたりの食込み量が小さくなり、グリップの軸方向のずれを効果的に防止できない場合があった。
より詳細に説明すれば、図7に例示するように、最前列の第一環状凸部111がグリップ120の内周面に食い込む寸法aと、前から2番目の第二環状凸部112がグリップ120の内周面に食い込む寸法bとを比較すると、寸法bの方が寸法aよりも小さくなり、第一環状凸部111と第二環状凸部112との間において軸筒110の外周面とグリップの内周面との間には、隙間sが生じてしまう。
すなわち、グリップ120の内周面は、軸筒110に環装された際に複数の環状凸部111,112,113から押圧力を受けて変形するが、その変形後、第一環状凸部111と第二環状凸部112の間の箇所、及び第二環状凸部112と第三環状凸部113の間の箇所で、元の形状に復元し難いため、図7に示すように隙間sが生じることになる。
その結果、特に第二環状凸部112がグリップ120に食い込む量(寸法b)が小さくなり、グリップ120の軸方向のずれを効果的に防止できなくなってしまう。
前記のようなグリップのずれは、特に、ノック式筆記具においてグリップ部分が把持されながらノック操作される場合や、グリップ部分が把持されて筆記姿勢にて筆圧が加えられた場合等に生じ易く、前者の場合は後方へのずれとなり、後者の場合には前方へのずれとなる。
特開平11−334273号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、グリップが軸方向へずれてしまうのを防ぐことができる筆記具を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る技術的手段は、軸筒と、該軸筒の外周面に装着されて弾性変形可能なグリップとを備え、前記軸筒の外周面に、軸方向へ間隔を置いて複数のズレ止め用突起を有するとともに、これらズレ止め用突起の各々を前記グリップの内周面に弾性的に食い込ませている筆記具において、前記複数のズレ止め用突起の内、隣り合う二つのズレ止め用突起について、その一方の突出量を他方の突出量よりも大きくしたことを特徴とする。
更なる技術的手段では、軸筒後端のノック部を前方へ押動する操作により、軸筒前端から筆記部を突出させるようにした筆記具であって、前記各ズレ止め用突起が、軸筒前方へ向かって拡径した環状に形成されていることを特徴とする。
更なる技術的手段は、前記ズレ止め用突起の数を三以上とし、これらの内の中央側のズレ止め用突起の突出量を、その両側のズレ止め用突起の突出量よりも大きくしたことを特徴とする。
更なる技術的手段は、前記グリップは、前記軸筒の略全長にわたって設けられ、且つ、軸方向中央側の外周面に隆起部を有するとともに、この隆起部の前側に前方へ向かって徐々に縮径する傾斜曲面部を有し、前記ズレ止め用突起は、前記傾斜曲面部内に位置するとともに軸方向前側から順番に並ぶようにして、第一のズレ止め用突起、第二のズレ止め用突起、第三のズレ止め用突起の三つからなり、これら三つのズレ止め用突起は、その突出量が第二のズレ止め用突起、第三のズレ止め用突起、第一のズレ止め用突起の順番に大きいことを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
隣り合う二つのズレ止め用突起の内の一方がグリップに対し食い込んだ量と、その他方がグリップに対し食い込んだ量とを、双方とも比較的大きく確保することができ、ひいては軸筒外周面とグリップ内周面との摩擦を大きくして、グリップが軸方向へずれてしまうのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の筆記具Aは、図1〜図4に示す如く、軸筒1と、この軸筒1に対し軸方向の略全長を覆うようにして環状に装着された弾性変形可能なグリップ2と、このグリップ2よりも先端側(前端側)に接続された先口3とを備え、後端側のノック部6aに対するノック操作によりボールペンチップである筆記部7aを先口3先端から突出させるノック式ボールペンとして構成されている
軸筒1は、硬質材料からなる筒体であり、その内部には、後端側のノック部6aに対するノック操作(換言すれば前方への押動操作)により筆記部7aを先口3先端から突出させ、再度ノック部6aがノック操作された際に同筆記部7aを先口3内へ没入させる周知の出没機構(図示せず)が具備されている。
この軸筒1の外周面には、グリップ2が軸方向へずれるのを防ぐ第一〜三のズレ止め用突起1a1,1a2,1a3、及び後部側ズレ止め用突起1bと、同グリップ2が周方向へずれるのを防ぐ縦突起1cとが形成されている。
また、この軸筒1の後端側には、後述する係止バンド5を係止するための凹部1dが形成されている。
第一のズレ止め用突起1a1、第二のズレ止め用突起1a2、第三のズレ止め用突起1a3は、後述するグリップ2の前側の傾斜曲面部2b1内に位置するように、軸筒1の前部寄りに配置される。この配置によれば、通常の筆記姿勢でグリップ2が把持された際に、その把持力によりズレ止め用突起1a1,1a2,1a3がグリップ2の内周面に比較的深く食い込むため、グリップ2の軸方向へのずれを効果的に防止することができる。
そして、これら第一のズレ止め用突起1a1、第二のズレ止め用突起1a2、第三のズレ止め用突起1a3は、間隔を置いて軸方向前側から順番に並んでいる。
これら三つのズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の内、前側で軸方向に隣り合う二つのズレ止め用突起1a1,1a2については、図3に示すように、第二のズレ止め用突起1a2の突出量h2の方が、第一のズレ止め用突起1a1の突出量h1よりも大きく設定されている。
また、後側で軸方向に隣り合う二つのズレ止め用突起1a2,1a3については、同図3に示すように、第二のズレ止め用突起1a2の突出量h2の方が、第三のズレ止め用突起1a3の突出量h3よりも大きく設定されている。
また、第三のズレ止め用突起1a3の突出量h3は、第一のズレ止め用突起1a1の突出量h1よりも大きく設定されている。
すなわち、三つのズレ止め用突起は、その中央側のズレ止め用突起1a2の突出量が、両側のズレ止め用突起1a1,1a3の突出量よりも大きく設定されている。そして、より詳細に説明すれば、その突出量は、第二のズレ止め用突起1a2が一番大きく、次に第三のズレ止め用突起1a3が大きく、第一のズレ止め用突起1a1が一番小さくなっている。
また、三つのズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の各々は、軸筒前方へ向かって徐々に拡径する環状に形成される。
より詳細に説明すれば、三つのズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の各々は、前方へ向かって徐々に拡径する傾斜面x1を有する。この傾斜面x1は、後述するグリップ2の環装作業を容易にするものであり、図示例によれば縦断面が直線状の傾斜面としているが、凸曲面状や凹曲面状の傾斜面(換言すれば断面円弧状の傾斜面)としてもよい。
更に、三つのズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の各々は、前部側で突出量が最も大きくなった頂部に、R加工状の凸曲面部x2を有する。この凸曲面部x2は、後述するグリップ2の環装作業を容易にするとともに、環装後のグリップ2の内周面にひび割れ等を生じるのを防いでいる。
そして、三つのズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の各々は、凸曲面部x2よりも前部側に、軸筒1の軸方向に対し略直交する前端面x3を有する。この前端面x3は、グリップ2内周面に密接することで、グリップ2が後方へずれてしまうのを防ぐように作用する。
また、三つのズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の内、前後に隣り合う二つのズレ止め用突起1a1と1a2(又は1a2と1a3)は、適宜な間隔を置いた状態で接近して配置されている。この間隔は、図示例によれば、何れかのズレ止め用突起(例えば第一のズレ止め用突起1a1)の突出寸法の1〜3倍の範囲内に設定されている。この寸法範囲によれば、後に詳述するように、各ズレ止め用突起をグリップ2内周面に効果的に食い込ませることができる。
また、後部側ズレ止め用突起1bは、上記第一〜第三のズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の各々と略同形状に形成され、後述する縦突起1cよりも後方側に間隔を置いて配置され、グリップ2における隆起部2aの後側の傾斜曲面部2b2内に位置している。
また、縦突起1cは、軸筒1の軸方向の中央寄りに位置し、上記三つのズレ止め用突起1a1〜3の後側に間隔を置いて配設されている。
この縦突起1cは、軸筒1の外周面において、周方向に間隔を置いて複数配設されており、グリップ2が周方向へ回転してしまうのを防ぐ。
各縦突起1cは軸方向に連続する長尺状を呈し、その前後端部は、グリップ2を環装する作業を容易にするとともに、環装後のグリップ2における外観上の体裁を良好にするために、円弧状もしくは傾斜状に形成されている。
なお、三つのズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の内の最後部の第三のズレ止め用突起1a3と、縦突起1cとの間隔は、グリップ2の挿入方向先端部2dが内側に捲くれて入り込むのを防ぐように適宜寸法に設定されている。
すなわち、仮に、前記間隔を極端に狭くしたり無くしたりした場合には、軸筒1に対するグリップ2の環装作業の際、グリップ2の挿入方向先端部2dが縦突起1c及び第一〜三のズレ止め用突起1a1,1a2,1a3を乗り越える際に、大きな摩擦抵抗が連続的して生じるため、その摩擦抵抗によりグリップ2の挿入方向先端部2dが内側に捲くれて入り込んでしまう場合があるが、本実施の形態では、このような不具合を、第三のズレ止め用突起1a3と縦突起1cとの間に適宜間隔を確保することで防止している。
実験によれば、グリップ2の成形材料が独立気泡構造の弾性変形可能な発泡体である場合には、第三のズレ止め用突起1a3と縦突起1cとの間に軸方向へ約5mm以上の隙間があれば、グリップ2の挿入方向先端部2dが内側に捲くれ込むことなく、グリップ2をスムーズに環装することができた。
また、グリップ2は、その全体或いは少なくとも表面部分のみを弾性変形可能な材料で成形した略円筒状に形成され、その軸方向略中央の外周面には、その前後の部分よりも大径な隆起部2aを全周に亘って形成し、この隆起部2aから先口3が配置される前方(図面では下方)と、その逆方向の後方(図面では上方)との両側へ向けて、徐々に縮径し滑らかに連続する傾斜曲面部2b1(前側)と傾斜曲面部2b2(後側)を夫々形成している。
なお、グリップ2の他例としては、その横断面形状を三角形や多角形等とした角筒状に形成されていてもよい。
更に、グリップ2の他例としては、後側の傾斜曲面部2b2を省き、前側の傾斜曲面部2b1のみを有する形状とすることも可能である。
図示例のグリップ2について、より詳しく説明すれば、グリップ2の軸方向略中央の部分は、軸筒1の軸方向中央位置よりもやや前方寄りに配置され、この部分に隆起部2aが配設されている。そして、図示例によれば、この隆起部2aの前後両方に一対の傾斜曲面部2b1,2b2を配設することで、これら隆起部2aおよび傾斜曲面部2b1,2b2を、縦断面略台形状に形成している。
前記隆起部2aは、更に詳細に説明すれば、前方へ向かって徐々に若干拡径する略円筒状に形成されている。
また、グリップ2の成形材料としては、例えばゴムやシリコーンゴムやエラストマーなどの低硬度な弾性材料を使用するか、又は合成樹脂からなる弾性変形可能な発泡体などの低硬度な弾性材料を使用する。このような材料を用いれば、該グリップ2が手指で握られた際の把持力により柔軟に変形し、前記把持力を適度に分散・吸収させると共に、グリップ2の軽量化をも図るため、長時間にわたり使用された場合でも、使用者に疲れを感じさせ難い。
特に好ましい態様として、グリップ2の成形材料に弾性変形可能な発泡体を使用すれば、軽量で適度な摩擦抵抗を得ることができる。この発泡体は、より具体的に説明すれば、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)やポリエチレンの架橋発泡体、塩化ビニルの発泡体、スチレン系エラストマーの発泡体などの独立気泡構造の発泡体で、表面硬度(Cタイプ硬度計、JIS K 6767)が15〜30度、反発弾性(JIS K 6400)が15%以下、見かけ密度(JIS K 6767)が0.08〜0.17g/cm3のものが用いられる。この具体例では、把持力が適度に分散する低反発特性を有しながら耐久性にも優れている。
即ち、表面硬度が15度以下の場合には、把持力が比較的強い場合に、グリップ2の変形量が大きすぎるため、把持した手指に軸体1の硬さを感じてしまう上、手指が動き易く握り安定性が劣る。
また、表面硬度が30度以上の場合には、グリップ2の応力が大きく、手指の形状に合わせたグリップ2の変形が起こり難いため、長時間に亘る筆記に伴って疲労し易くなる。
また、反発弾性が15%を越えた場合には、圧縮に対する発泡体の反発力が大きいため、長時間にわたり使用すると疲労が溜まり易くなり、特に子供や老人などの把持力が低い使用者の場合には使い難い。
また、見かけ密度が0.08より軽い場合には、発泡体自体の強度も落ちてしまい長期間にわたる使用に伴って把持力による歪み、磨耗が発生して耐え難い。
また、見かけ密度が0.17より大きい場合には、グリップ2の重量が大きくなってしまうため、疲労の原因となる。
前記構成のグリップ2は、軸筒1の後端部に対し、該グリップ2の前端から環状に挿入される。そして、軸筒1におけるグリップ2よりも前側には弾性リング4を介して先口3が螺合接続され、同軸筒1におけるグリップ2よりも後側には、グリップ2を係止するようにして係止バンド5が装着されるとともに、該係止バンド5を覆うようにして尾栓6が螺合接続される。
弾性リング4は、グリップ2前端部と先口3後端部との間に挟み込まれた環状の部材であり、グリップ2よりも硬質なゴムや弾性合成樹脂材料から形成され、特に使用者が先口3の近傍を把持する場合に、その把持感触を良好にすると共に、把持する手が筆圧により前方へ滑ってしまうのを防ぐ。
前記係止バンド5は、例えばポリプロピレンなどの合成樹脂などの材料で、少なくともその一部が弾性変形可能な帯板状に形成され、上記グリップ2の外周面沿って巻き付けられ環状に係止されることにより、グリップ2後端部の外周面を適度に締め付けて圧縮変形させる。
この係止バンド5の係止状態は、前記のように圧縮変形されたグリップ2の弾発力により維持される。そして、この係止バンド5は、軸筒1後端側に凹凸状に嵌り合うことで、軸筒1に対し軸方向及び周方向へ移動しないように係合している。
更に、この係止バンド5を詳しく説明すれば、図2に示す如く、上記グリップ2の外周面に沿って円弧状に湾曲する帯板部5aと、この帯板部5aの周方向両側に配置されて弾性変形可能な薄肉状に形成された肉薄部5b,5bと、これら肉薄部5b,5bの周方向両側に連接されて凹凸状に嵌合可能な連結部5c,5cとを具備している。
そして、この係止バンド5は、肉薄部5b,5bを屈曲させてグリップ2後端部の外周面に沿って巻き付けられてから、連結部5c,5cを重ね合わせて相互に嵌合させるとともに、軸筒1及びグリップ2の後端部に対し略環状に装着される。
また、この係止バンド5における帯板部5aの内周面側には、係止凸部5dが突設されている。この係止凸部5dは、軸筒1の後端に形成された凹部1dに対し径方向へ嵌り合うことで、係止バンド5を軸筒1に対して軸方向及び周方向へ移動不能にする。
更に、前記帯板部5aの内周面側には、周方向に間隔を置いて、複数の係合凹部5e(例えば貫通孔や溝等からなる)が設けられる。
これら係合凹部5eは、係止バンド5がグリップ2後端部に対し環状に装着されてグリップ2を弾性変形させた際に、グリップ2の表面を食い込ませる凹部であり、係止バンド5に対するグリップ2の周方向や軸方向などへの位置ズレを防止すると共に、係止バンド5により圧縮変形されたグリップ2の逃げ部分となって、グリップ2が係止バンド5からはみ出すのを軽減し、組立性を向上している。
更に、帯板部5aの内周面側には、グリップ2の外周面に食い込んで軸方向へ係合する係止段部5f(図1参照)が形成されている。この係止段部5fは、グリップ2の後端側部分に対し弾性的に食い込むことで、グリップ2の後端側部分が特に前方へ位置ズレするのを防止する。
また、尾栓6は、軸筒1、グリップ2、及び係止バンド5を覆う略筒状に形成され、より詳細に説明すれば、該尾栓6の内径が、グリップ2後端に環装された状態の係止バンド5の外径と略同等に設定されている。この尾栓6は、係止バンド5の外周面に接触して、軸筒1の後端に螺合接続されることで、係止バンド5を、グリップ2の弾発力によって拡径しないように保持している。
そして、この尾栓6の後端開口部から後方へ向かってノック部6aが露出されている。このノック部6aは、軸筒1内の図示しないノック機構に接続されている。
次に、上記構成の筆記具Aについて、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
筆記具Aの製造後、図3に示すように、グリップ2の内周面には、第一〜三のズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の各々が、弾性的に食い込む。すなわち、三つのズレ止め用突起1a1,1a2,1a3の各々が、グリップ2の内周面を弾性的に変形させる。
この際、グリップ2の内周面において、最前部の第一のズレ止め用突起1a1よりも前側に対応する部分と、最後部の第三のズレ止め用突起1a3よりも後側に対応する部分とは、それぞれ弾性的な復元力により軸筒1の外周面に密着する。
また、同グリップ2の内周面において、第一のズレ止め用突起1a1と第二のズレ止め用突起1a2の間に対応する部分と、および第二のズレ止め用突起1a2と第三のズレ止め用突起1a3の間に対応する部分との各々は、前記弾性的な復元力に対抗するようにして、前後に近接するズレ止め用突起1a1と1a2(又は1a2と1a3)による押圧力の影響を受けるため、軸筒1との間に隙間sを生じることになる。
しかしながら、第一のズレ止め用突起1a1の突出量h1よりも第二のズレ止め用突起1a2の突出量h2の方が大きく設定されているため、グリップ2の内周面に対する三つのズレ止め用突起の食込み量は、平均的に大きく確保される。なお、詳細に説明すれば、前記食込み量は、図3に寸法a,b,cで示すように、第二のズレ止め用突起1a2に対応する箇所が一番大きく、次に第一のズレ止め用突起1a1に対応する箇所が大きく、第三のズレ止め用突起1a3に対応する箇所が一番小さくなる。
したがって、本実施の形態の筆記具Aでは、従来技術(図7参照)のように前後のズレ止め用突起(111,113)の間に位置するズレ止め用突起(112)の食込み量(b)が比較的小さくなってしまうようなことを、防ぐことができ、ひいては、軸筒1に相対するグリップ2の軸方向のずれを効果的に防止することができる。
また、図4に示すように、グリップ2が手指によって握られた状態で後端ノック部6aがノックされた場合には、グリップ2の前端側に、後方へ捲れ上がるようにしてずれようとする力が作用するが、このような状態においても、ズレ止め用突起1a3,1a2,1a3が前方へ向かって拡径しているため、グリップ2の前端側が後方へずれてしまうのを効果的に防ぐことができる。
しかも、前後の中央側のズレ止め用突起1a2の突出量を、その前後両側のズレ止め用突起1a1,1a3の突出量よりも大きくしているため、これら複数のズレ止め用突起に押圧されてグリップ2の外周面が膨出したとしても、その膨出が滑らかであり、ひいては、グリップ2の外観上の体裁を損ねてしまうようなことを防ぐことができる。
その上、図示例の筆記具Aでは、第一のズレ止め用突起1a1、第三のズレ止め用突起1a3、第二のズレ止め用突起1a2の順にその突出量を大きくしているため、軸方向へのズレ止め作用と、前記した膨出抑制作用とを、特に効果的に発揮する。
また、筆記具Aによれば、グリップ2の外周面の軸方向中央から前側に、隆起部2aと傾斜曲面部2b1が軸方向へ滑らかに連続しているため、これを使用者が筆記姿勢で握ると、図5に示す如く、手指の親指F1から人差し指F2と中指F3の指先部分が、該グリップ2の表面に接触し、更に、親指F1から人差し指F2へ至る略U字型の指間皮膚表面F4が、隆起部2aから後側の傾斜曲面部2b2にわたる表面に嵌り合い、夫々が全体的に隙間なく接触する。
したがって、本発明の筆記具Aによれば、手指の皮膚表面とグリップ2表面との接触面積が増大し、手指に対する軸筒1の振れが大幅に減少し、手指とグリップ2が一体化され、更に手指の握る力(把持力)がグリップ2に伝わると、親指F1と人差し指F2と中指F4の指先部分だけでなく、隆起部2a及び傾斜曲面部2b1,2b2の表面部分が手指の形状に合わせて適度に弾性変形し、把持力が均一に分散して、手指に対するフィット感が向上すると共に、汗などによる軸方向への滑りが防止される。
次に、図6に例示する筆記具Bについて説明する。
この筆記具Bは、軸筒11と、この軸筒11の前端側の把持部位を覆うように環状に装着されて弾性変形可能なグリップ12と、このグリップ12よりも先端側(前端側)に配置される先口13とを備え、後端側の図示しないノック部に対するノック操作によりボールペンチップである筆記部17aを先口13先端から突出させるノック式ボールペンである。
軸筒11は、硬質材料からなる筒体であり、その内部には、後端側からのノック操作によりリフィール先端の筆記部17aを先口13先端から突出させ、再度ノック操作された際に同筆記部17aを先口13内へ没入させるように、周知の出没機構(図示せず)を具備している。
この軸筒11の外周面の前側は後側よりも一回りほど縮径され、この縮径部11aにおける軸方向の略中央寄りには、前側から順に、第一のズレ止め用突起11a1、第二のズレ止め用突起11a2、第三のズレ止め用突起11a3が、所定間隔を置いて配設されている。
そして、前記縮径部11aの略全長にわたるとともに、前記第一〜三のズレ止め用突起11a1,11a2,11a3を覆うようにして、グリップ2が環状に装着されている。
三つのズレ止め用突起11a1〜11a3は、上述した筆記具Aにおける三つのズレ止め用突起1a1〜1a3の各突起を前後逆にした形状を呈する。
すなわち、ズレ止め用突起11a1,11a2,11a3の各々は、前方へ向かって縮径される環状に形成され、前後間の中央側の第二のズレ止め用突起11a2の突出量が、その前後両側の第一のズレ止め用突起11a1および第三のズレ止め用突起11a3の突出量よりも大きく設定されている。
而して、上記構成の筆記具Bによれば、上記筆記具A同様に、前後側のズレ止め用突起11a1,11a3に比較して、これらの間に位置するズレ止め用突起11a2の食込み量が小さくなるようなことを防ぐことができ、換言すれば、複数のズレ止め用突起11a1,11a2,11a3の食込み量を平均的に大きく確保することができる。
しかも、三つのズレ止め用突起11a1,11a2,11a3がグリップ12における把持部位に対応して配置されているため、筆記姿勢時の把持力によりズレ止め用突起11a1,11a2,11a3の各々がグリップ12内周面に深く食込む。したがって、軸筒11に相対してグリップ12が軸方向へずれてしまうのを効果的に防ぐことができる。
特に、この筆記具Bでは、各ズレ止め用突起11a1(又は11a2,11a3)を後方へ向かって拡径する形状にしているため、通常の筆記姿勢での筆圧によりグリップ12外周面に前方への押圧力が作用したとしても、該押圧力によりグリップ12が前方へずれてしまうのを、効果的に防ぐことができる。
更に、前後方向の中央側の第二のズレ止め用突起11a2の突出量を、その前後両側の第一のズレ止め用突起11a1と第三のズレ止め用突起11a3の突出量よりも大きくしているため、これら突起に押圧されてグリップ12の外周面が膨出したとしても、その膨出面を比較的目立たない滑らかな凸曲面とすることができ、外観上の体裁も良好である。
なお、上記実施の形態によれば、筆記部7a,17aをボールペンチップとし、出没式ボールペンを構成したが、他例としては、筆記部7a,17aをシャープペンシルやサインペン等の筆記先端部とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、前方へ向かって拡径するズレ止め用突起1a1,1a2,1a3(図1〜3参照)、又は後方へ向かって拡径するズレ止め用突起11a1,11a2,11a3(図6参照)を構成したが、他例としては、前方へ向かって拡径するズレ止め用突起と、後方へ向かって拡径するズレ止め用突起との双方を具備した態様としてもよく、この態様によれば、ノック操作によりグリップが後方へずれる問題と、筆圧によりグリップが前方へずれる問題との両方を、効果的に解消防ぐことができる。
また、上記実施の形態によれば、各ズレ止め用突起を前方又は後方へ徐々に拡径するように構成したが、段階的に(換言すれば階段状に)拡径する態様とすることも可能である。
また、上述したグリップ2の全体形状は図示例のものに限定されず、例えば隆起部2a及び傾斜曲面部2b1,2b2を複数個ずつ配置したり、これら隆起部2a及び傾斜曲面部2b1,2b2が配置される箇所以外の部分に、指の形状に合わせて凹凸を形成したり等しても良い。
また、上記実施の形態によれば、複数のズレ止め用突起1a1,1a2,及び1a3(又は11a1,11a2,及び11a3)の各々を環状に形成したが、他例としては、これら複数のズレ止め用突起の一部または全部を、周方向に連続することのない突起とすることも可能である。
本発明に係わる筆記具の一例を示す半断面図である。 同筆記具の分解半断面図であり、軸筒内の構造を省略して示している。 同筆記具の要部拡大半断面図である。 同筆記具をノック操作している状態を示す斜視図である。 同筆記具を筆記姿勢で把持している状態を示す斜視図である。 本発明に係わる筆記具の他例を示す要部全断面図である。 従来の筆記具の一例を示す要部拡大半断面図である。
符号の説明
1,11:軸筒 2,12:グリップ 3,13:先口
1a1,11a1:第一のズレ止め用突起
1a2,11a2:第二のズレ止め用突起
1a3,11a3:第三のズレ止め用突起
1b:後部側ズレ止め用突起 1c:縦突起
2a:隆起部 2b1,2b2:傾斜曲面部
A,B:筆記具 h1,h2,h3:突出量
a.b,c:食込み量

Claims (4)

  1. 軸筒と、該軸筒の外周面に装着されて弾性変形可能なグリップとを備え、前記軸筒の外周面に、軸方向へ間隔を置いて複数のズレ止め用突起を有するとともに、これらズレ止め用突起の各々を前記グリップの内周面に弾性的に食い込ませている筆記具において、
    前記複数のズレ止め用突起の内、隣り合う二つのズレ止め用突起について、その一方の突出量を他方の突出量よりも大きくしたことを特徴とする筆記具。
  2. 軸筒後端のノック部を前方へ押動する操作により、軸筒前端から筆記部を突出させるようにした筆記具であって、前記各ズレ止め用突起が、軸筒前方へ向かって拡径した環状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
  3. 前記ズレ止め用突起の数を三以上とし、これらの内の中央側のズレ止め用突起の突出量を、その両側のズレ止め用突起の突出量よりも大きくしたことを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
  4. 前記グリップは、前記軸筒の略全長にわたって設けられ、且つ、軸方向中央側の外周面に隆起部を有するとともに、この隆起部の前側に前方へ向かって徐々に縮径する傾斜曲面部を有し、
    前記ズレ止め用突起は、前記傾斜曲面部内に位置するとともに、軸方向前側から順番に並ぶようにして、第一のズレ止め用突起、第二のズレ止め用突起、第三のズレ止め用突起の三つからなり、
    これら三つのズレ止め用突起は、その突出量が第二のズレ止め用突起、第三のズレ止め用突起、第一のズレ止め用突起の順番に大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
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