JP2013212634A - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】筆記時又は筆跡の擦過時の手の滑りを抑えることができる筆記具を提供する。
【解決手段】筆記具が、外周面全体がゴム弾性材料で形成された軸筒を具備する。軸筒が、内軸と該内軸の後部を内部に収容する外軸とを有し、該外軸がゴム弾性材料で形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、筆記具、特に小型筆記具に関する。
従来、筆記具の全長、例えばキャップ先端から軸筒後端までの軸方向の長さは、ユーザーの持ち易さを考慮して、概ね140mm前後の長さに設定されている。しかし、この全長の筆記具は、携帯性が悪く、持ち運びに不便な場合がある。
ところで、熱によって変色する熱変色性インクを内蔵し、熱変色性インクによる筆跡を摩擦熱で熱変色させるための摩擦体を、筆記具の後部又はキャップの頂部に設けた熱変色性筆記具が公知である(特許文献1)。
熱変色性筆記具は、摩擦体を備えるため、筆記具の全長が通常の筆記具よりもさらに長くなる傾向にある。また、熱変色性筆記具以外にも、擦過で消せるインクを使用し且つ筆跡を消去する消去部材を備えたその他の筆記具においても同様の問題がある。そのため、熱変色性筆記具における摩擦体又はその他の消去部材を付加的に備えた筆記具は、携帯性がさらに悪く、持ち運びの際により不便な場合がある。
そこで、携帯性を向上させるため、通常の筆記具に比べて全長を短くし且つ軸筒を細くした小型の熱変色性筆記具が公知である(特許文献2)。
特許第4312987号公報 特開2009−66779号公報
しかしながら、こうした小型筆記具は、筆記時に軸筒を把持し難い。特に、小型筆記具は、軸筒が通常の筆記具に比べて相対的に細いことから、手との接触面積が減って表面が滑りやすくなる。従って、筆圧をかけづらくなることから、安定した筆記を続けることが困難である。さらに、小型筆記具に付加的に備わる摩擦体又はその他の消去部材を用いて筆跡を擦過する際に、把持する部分が滑りやすいと効率的に筆跡の消去又は熱変色をさせることが困難である。
そこで本発明は、筆記時又は筆跡の擦過時の手の滑りを抑えることができる筆記具を提供することを目的とする。また、携帯性を向上させた筆記具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、外周面全体がゴム弾性材料で形成された軸筒を具備する筆記具が提供される。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記軸筒が、内軸と該内軸の後部を内部に収容する外軸とを有し、該外軸が前記ゴム弾性材料で形成されている筆記具が提供される。
すなわち、請求項1及び2に記載の発明では、ゴム弾性材料との摩擦によって、筆記時又は筆跡の擦過時の手の滑りを抑えることが可能となる。従って、小型筆記具の場合でも容易に筆記可能であり、携帯性を向上させることが可能となる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、前記外軸が、当該筆記具による筆跡を、消去する消去部材又は熱変色させる摩擦体である筆記具が提供される。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明において、前記外軸がその後端内部に底部を有し、前記内軸の後端が前記外軸の前記底部から離間して配置されている筆記具が提供される。
すなわち、請求項3及び4に記載の発明によれば、摩擦体又は消去部材を、軸筒の後部に付加的に設ける必要がないため、筆記具の全長をより短くすることが可能となる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか1つに記載の発明において、前記軸筒の後端部又はキャップの頂部に接続部材を有する筆記具が提供される。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明において、前記接続部材がリング状に形成されている筆記具が提供される。
すなわち、請求項5及び6に記載の発明によれば、接続部材を用いて携帯電話等の他の物品に取り付けることが可能となった結果、持ち運びが便利になり、携帯性をさらに向上させることが可能となる。
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項1から6のいずれか1つに記載の発明において、全長が70mm以下に形成されている筆記具が提供される。
すなわち、請求項7に記載の発明によれば、筆記具の全長を通常の全長の略半分の長さである70mm以下にすることで、より携帯性を向上させることが可能となる。
各請求項に記載の発明によれば、筆記時又は筆跡の擦過時の手の滑りを抑えることができるという共通の効果を奏する。また、携帯性を向上させるという共通の効果を奏する。
本発明による第1実施形態の筆記具の側面図である。 図1に示された筆記具の正面図である。 図1に示された筆記具の縦断面図である。 図1に示された筆記具のキャップの縦断面図である。 図1に示された筆記具の先軸の側面図である。 図1に示された筆記具の先軸の縦断面図である。 図1に示された筆記具の内軸の側面図である。 図1に示された筆記具の内軸の縦断面図である。 図1に示された筆記具の外軸の側面図である。 図1に示された筆記具の外軸の縦断面図である。 本発明による第2実施形態の筆記具の縦断面図である。 図11に示された筆記具の内軸の側面図である。 図11に示された筆記具の内軸の縦断面図である。 図11に示された筆記具の外軸の縦断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図1は、本発明による第1実施形態の筆記具1の側面図であり、図2は、図1に示された筆記具1の正面図であり、図3は、図1に示された筆記具1の縦断面図である。筆記具1は、軸筒2とキャップ3とを有する。なお、本明細書中では、筆記具の軸線方向において、インクが吐出される筆記先端部側を「前」側と規定し、筆記先端部とは反対側を「後」側と規定する。キャップにおいては、閉鎖端側を「前」側と規定し、その反対側の開口端側を「後」側と規定する。また、「キャップの頂部」とは、キャップの前端部をいう。
図1乃至3を参照すると、筆記具1は、軸筒2とキャップ3とを有する。軸筒2は、先軸4と後軸5とを有する。後軸5は、内軸6と内軸6の後部を内部に収容する外軸7とを有する。後軸5は、2色成形によって作製することもできる。2色成形を用いた場合には、まず、内軸6を1次成形し、その後、外軸7を2次成形することによって、後軸5が形成される。
リフィル8を後軸5に挿入した後に、先軸4を後軸5の内軸6に対して嵌合させ、筆記具本体の組立が完了する。この状態で、リフィル8の筆記先端部8aは、先軸4の前側の開口を通って外に向かって突出している。さらに、キャップ3を被せることで筆記具1の組立が完了する。
なお、内軸6と外軸7との間及び先軸4と内軸6との間は、圧入や接着、溶着等、任意の接続方法を選択可能である。
キャップ3の頂部には、リング状の接続部材9が設けられている。この接続部材9に対して紐やチェーン等の紐状部材を通して、他の物品、例えば携帯電話等に筆記具1を取り付けることが可能となる。従って、紛失の危険性も無く、持ち運びが便利になり、携帯性を向上させることが可能となる。
本発明による第1実施形態の筆記具1は、通常の筆記具に比べて全長を短くし且つ軸筒を細くした小型の筆記具である。本発明の一態様として、キャップ3の後端面から接続部材9の前端までの距離をキャップ長L1とすると、キャップ長L1は20〜40mmの範囲で選択可能である。また、外軸7の後端から外軸7の前端までの距離を外軸長L2とすると、外軸長L2は20〜40mmの範囲で選択可能である。従って、筆記具1の全長L3(L1+L2)としては40〜80mmの範囲で選択可能である。把持のし易さや、携帯性、紛失防止の観点等を考慮すると、全長L3は、50〜70mmであることが好ましい。
さらに、本発明の一態様として、軸筒2の最大径、すなわち外軸7の最大径を軸筒径φ1とすると、軸筒径φ1は5〜10mmの範囲で選択可能である。また、キャップ3の最大径をキャップ径φ2とすると、キャップ径φ2は6〜11mmの範囲で選択可能である。把持のし易さや、携帯性、紛失防止の観点等を考慮すると、軸筒径φ1は、7mm以上であることが好ましい。
一実施例として、キャップ長L1が32mmであり、外軸長L2が31mmとすると、筆記具1の全長L3は、63mmである。また、軸筒径φ1は7.5mmであり、キャップ径φ2は8.5mmである。
本発明は、当然のことながら、上記範囲の寸法に限定されることなく、通常の長さの筆記具、例えば全長L3が140mmの筆記具に対しても適用可能である。
図4は、図1に示された筆記具のキャップの縦断面図である。キャップ3は、上述した接続部材9と、書類や衣類等の物品を挟持するためのクリップ10とを有する。本実施形態において、接続部材9は円環のリング状であるが、チェーン等の紐状部材に連結することができる任意の形状であってもよい。例えば、角形状や複数のリングを重ね合わせた形状等、さらには紐状部材と接続部材9との連結のためにマグネットを使用することも可能である。接続部材9は、キャップ3と一体で形成されてもよく、別体で設けられてもよい。また、接続部材9は、図1に示されるようなキャップ3の頂部以外にも、キャップ3の外周面や、軸筒2の後端部、軸筒2の外周面等に設けてもよい。
キャップ3の前端側の内壁部分には、長手方向に亘って中心軸線に向かって突出し、キャップ3の筆記具本体への装着の際に、先軸4を案内し且つ係止するキャップリブ11が等間隔に複数設けられている。キャップリブ11は、キャップ3装着の際に、筆記先端部8aが内壁に当接しないように先軸4を案内する傾斜部11aと、傾斜部11aの前方に配置され且つ先軸4の前端面4aと係止する段差状の係止部11bとを有している。また、キャップリブ11よりも後方の内壁部分には、先軸4の外周面に設けられた先軸嵌合突起13と嵌合するためのキャップ嵌合突起12が中心軸線周りに等間隔に複数設けられている。
図5は、図1に示された筆記具の先軸4の側面図であり、図6は、図1に示された筆記具1の先軸4の縦断面図である。先軸4の外形は、前端側がテーパ形状となっており、それよりも後端側が略円筒形状となっている。テーパ形状の部分と略円筒形状の部分との境界には、上述したように、キャップ嵌合突起12と嵌合するための先軸嵌合突起13が外周面全周に亘って設けられている。先軸4の後端部の外径は、キャップ3装着時に対向するキャップ3の後端部の内径よりも僅かばかり小さく設定されている。従って、キャップ3を筆記具本体に装着させた場合のがたつきが抑えられている。先軸4の外周面の中間部分には、把持の際の滑り止め及び意匠性を目的とする複数の突起14が等間隔に形成されている。
キャップ嵌合突起12と先軸嵌合突起13とがキャップ3装着時に当接することによって、先軸4の前端面4aとキャップ3の係止部11bとが密着し、筆記先端部8a周囲に閉鎖空間15を形成する(図3)。閉鎖空間15は概ね密閉されていることから、筆記部からのインクの揮発を防止することが可能となる。インクの揮発をより確実に防止するために、キャップリブ11の前端内部にゴム弾性材料で形成されたシールゴムを圧入し、これと筆記先端部8aを密着させる構造としてもよい。
先軸4の前端側の内壁部分は円筒形状に形成され、その内径は、リフィル8の前端側の外径と略同じか又は僅かばかり大きく設定されている。先軸4の前端側の円筒形状の部分よりも後方であって外形のテーパ形状部分に対応する内壁部分には、長手方向に亘って中心軸線に向かって突出した保持突起16が等間隔に複数設けられている。保持突起16は、先軸4を後軸5に嵌合した際にリフィル8を保持する役割を果たしている。保持突起16よりも後方はより大きな内径を有し、その内壁部分には、後軸5との嵌合、すなわち内軸6の外周面に設けられた内軸嵌合突起18と嵌合するための先軸嵌合凹部17が環状に複数設けられている。
図7は、図1に示された筆記具1の内軸6の側面図であり、図8は、図1に示された筆記具1の内軸6の縦断面図である。内軸6は略円筒形状を有している。内軸6の内壁は、筆記具1が組み立てられた状態で、リフィル8の外周面との間に充分なクリアランスを有するように設定される。内軸6は、上述のように、前端側は先軸4と嵌合し、後端側は外軸7に対して2色成形によって結合している。従って、内軸6の前端側には、先軸4の先軸嵌合凹部17と嵌合するための内軸嵌合突起18が外周面全周に亘って複数設けられている。また、内軸6の後端側には、外軸7からの抜け防止のために、外軸7の内壁部分に設けられた外軸係止凹部20と係止する内軸係止突起19が外周面全周に亘って複数設けられている。なお、内軸係止突起19に加え、内軸6の外周面に長手方向の貫通孔を設けると共に対応する外軸7の内壁部分に突起等を設けるようにしてもよい。これによって、内軸6と外軸7との間の接触面積又は摩擦抵抗が増大し、より密着性を向上させることが可能となる。
先軸嵌合凹部17と内軸嵌合突起18とがキャップ3装着時に曲面で当接することによって、先軸4が後方へ付勢される。その結果、先軸4の後端面4bと外軸7の前端面7aとが密着し、隙間の無い美感に優れた一体的な組立が可能となる。
図9は、図1に示された筆記具1の外軸7の側面図であり、図10は、図1に示された筆記具1の外軸7の縦断面図である。外軸7は、略円筒形状を有している。外軸7の前端側は、内軸6を収容するため薄肉に形成されている。この薄肉部分には、内軸6の内軸係止突起19と係合する外軸係止凹部20が外周面全周に亘って複数設けられている。また、外軸7の後端側は、上記薄肉部分よりも厚肉に形成され、筆記具1が組み立てられた状態で、リフィル8の外周面との間に充分なクリアランスを有するように設定される。
外軸7の後端内部は底部21を形成する。底部21は貫通孔22を有し、軸筒2の内部及び外部間は貫通孔22を介して連通している。すなわち、貫通孔22は筆記のための通気孔の役割を果たす。また、底部21内側からは、長手方向に亘って中心軸線に向かって突出するリフィル保持リブ23が等間隔に複数設けられている。リフィル保持リブ23は、組立時にリフィル8の後端部を保持する役割を果たす。
図11は、本発明による第2実施形態の筆記具101の縦断面図である。本発明による第1実施形態の筆記具1とは、外観上同一であり、両者の違いは軸筒102のみである。キャップ3等その他部材は、本発明による第1実施形態の筆記具1と同一である。また、軸筒102についても、外観は本発明による第1実施形態の筆記具1の軸筒2と同一である。すなわち、内軸及び外軸の内部的な形状のみ相違する。
図12は、図11に示された筆記具101の内軸106の側面図であり、図13は図11に示された筆記具の内軸106の縦断面図である。また、図14は、図11に示された筆記具101の外軸107の縦断面図である。本発明による第1実施形態の筆記具1の内軸6及び外軸7とは、外軸107の内部に収容される内軸106の後部の外周面形状及び対応する外軸107の内壁形状が異なる。
内軸106の後端側は、外軸107の底部121まで延び、底部130を形成する。外軸107の底部121は貫通孔122を有し、内軸106の底部130は貫通孔131を有する。軸筒102の内部及び外部間は、内軸106の貫通孔131及び外軸107の貫通孔122を介して連通している。すなわち、これら貫通孔122,131は筆記のための通気孔の役割を果たす。また、内軸106の底部130内側からは、長手方向に亘って中心軸線に向かって突出するリフィル保持リブ132が等間隔に複数設けられている。リフィル保持リブ132は、組立時にリフィル8の後端部を保持する役割を果たす。
内軸106の後端側には、外軸107からの抜け防止のために、外軸107の内壁部分に設けられた外軸係止凹部120と係止する内軸係止突起119が外周面全周に亘って複数設けられている。第1実施形態の筆記具1に比べて、外軸107内に収容される内軸106の長さが長くなった分、内軸係止突起119の数を増やしてもよい。
外軸107は、略円筒形状を有している。外軸107の円筒部は、第1実施形態の筆記具1に比べて、外軸107内に収容される内軸106が外軸107の底部121まで延びたため、略同一の肉厚を有する。外軸107の内壁には、内軸106の内軸係止突起119と係合する外軸係止凹部120が外周面全周に亘って複数設けられている。
上述した実施形態において、リフィル8には、例えば特許文献1に記載されているような、熱によって変色する熱変色性インクが充填されている。しかし、当然のことながら、水性インク、油性インク等任意のインクを充填することが可能である。
上述した実施形態において、キャップ及び内軸を形成する材料として、ポリカーボネート、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン等の合成樹脂が挙げられる。しかしながら、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材質やスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといったゴム弾性材料、前記2種以上の材料の混合物、及び、弾性材料と合成樹脂との混合物等のゴム弾性材料、市販の消しゴムと同等の材料で形成してもよい。
同様に、先軸及び外軸を形成する材料として、シリコーンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム等のゴム材質やスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等の熱可塑性エラストマーといったゴム弾性材料、前記2種以上の材料の混合物、及び、弾性材料と合成樹脂との混合物等のゴム弾性材料、市販の消しゴムと同等の材料が挙げられる。
先軸及び外軸がゴム弾性材料で形成されることから、筆記時又は筆跡の擦過時の手の滑りを抑えることが可能となる。従って、小型筆記具の場合でも容易に筆記可能であり、携帯性を向上させることが可能となる。また、熱変色性筆記具の場合、ゴム弾性材料で形成された部材は、効率よく摩擦熱を発生させることができるので、熱変色性インクを熱変色させるのに特に適している。その際、先軸及び外軸の表面粗さをRa=6〜10μmとすることでより、滑り止め防止の効果が得られ、また紙面等を摩擦する際での滑り防止及び紙面の破れ防止にも寄与することができる。さらに、ゴム弾性材料で形成された先軸及び外軸は、熱変色性インク以外の擦過で消せるインクを使用した筆記具による筆跡を消去する消去部材としても適している。キャップをゴム弾性材料で形成した場合には、こうした摩擦体又は消去部材として使用することも可能である。
第1実施形態において、内軸6の後端が外軸7の底部21から離間して配置されていることから、摩擦体又は消去部材を、軸筒2の後部に付加的に設ける必要がないため、筆記具1の全長をより短くすることが可能となる。なお、内軸6の長手方向の長さは、様々に設定することができるが、短くすればするほど、外軸7がゴム弾性材料で形成されていることから、軸筒2が撓んで筆記時又は筆跡の擦過時の安定性が悪くなる。従って、内軸6の長手方向の長さは、筆記時又は筆跡の擦過時の安定性が許容範囲内となるように決定される。
なお、上述した実施形態では、先軸及び外軸をそれぞれ射出成形によって単一の材料から形成した。しかしながら、2色成形等によって、ユーザーの手の触れる可能性のある表面、主として外周面である把持表面のみをゴム弾性材料で覆うように形成してもよい。
また、ゴム弾性材料に覆われている部分を摩擦体又は消去部材として用いる場合、通常、消しゴム付き鉛筆等に見られるような、筆記具本体の筆記部とは反対側の端部への消去部材の嵌合を行っていないため、消去部材が外れる等の不具合も生じないという利点もある。
1 筆記具
2 軸筒
3 キャップ
4 先軸
5 後軸
6 内軸
7 外軸
8 リフィル
9 接続部材

Claims (7)

  1. 外周面全体がゴム弾性材料で形成された軸筒を具備する筆記具。
  2. 前記軸筒が、内軸と該内軸の後部を内部に収容する外軸とを有し、該外軸が前記ゴム弾性材料で形成されている請求項1に記載の筆記具。
  3. 前記外軸が、当該筆記具による筆跡を、消去する消去部材又は熱変色させる摩擦体である請求項2に記載の筆記具。
  4. 前記外軸がその後端内部に底部を有し、前記内軸の後端が前記外軸の前記底部から離間して配置されている請求項2又は3に記載の筆記具。
  5. 前記軸筒の後端部又はキャップの頂部に接続部材を有する請求項1から4のいずれか1つに記載の筆記具。
  6. 前記接続部材がリング状に形成されている請求項5に記載の筆記具。
  7. 全長が70mm以下に形成されている請求項1から6のいずれか1つに記載の筆記具。
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