JP2012006315A - 熱変色性筆記具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部に熱変色性インキを収容した筆記体9を軸筒2内に収容し、軸筒2に設けた操作体を操作して筆記体9を前後方向に移動させ、筆記体9のペン先91を筆記具の先端から出没可能に構成した熱変色性筆記具1であって、熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な摩擦部10と、少なくとも一の操作体としてのクリップ体7とを備え、摩擦部10を軸筒2の後端に設けるとともに、軸筒2における後端以外の部位にクリップ体7を設けた構成としてある。
【選択図】図4
Description
(1)ユーザーが操作方法を容易に習得でき、操作方法が簡単である。
(2)クリップ体をスライド孔に容易に挿入できる。
(3)軸筒全体が不必要に長くなることを回避できる。
(4)ペン先突出状態でクリップ体の近傍を把持した場合でも、安定した摩擦操作が可能である。
(5)クリップ体の挟持性能が向上するとともにクリップ体のぐらつきを防止できる。
(6)ペン先突出状態からペン先没入状態にする際、筆記体に加わる衝撃を緩和できる。
図1及び図9に本発明の実施の形態を示す。本実施の形態の熱変色性筆記具1は、軸筒2と、該軸筒2内に収容される筆記体9と、該筆記体9のペン先を軸筒2の前端孔31より出没自在にさせる出没機構とを備える。
前記筆記体9は、ペン先91と、該ペン先91が前端開口部に圧入固着されたインキ収容管92と、該インキ収容管92内に充填される熱変色性インキと、該熱変色性インキの後端に充填され且つ該熱変色性インキの消費に伴い前進する追従体(例えば高粘度流体)とからなる。
る。前記スプリングは、圧縮コイルスプリングの前端部にロッド部を備えた構成であり、
前記ロッド部の前端がボール後面に接触している。非筆記時、前記スプリングの前方付勢
によりボールがボールペンチップ前端の内向きの前端縁部内面に密接され、ペン先91の
前端からのインキの漏出及びインキの蒸発を防止できる。
前記軸筒2は、先細円筒状の前軸3と、該前軸3の後端部に連結される円筒状の中間軸4と、該中間軸4の後端部に連結される円筒状の後軸5とからなる。
前記クリップ体7の組立について説明する。前記中間軸4の第1の長孔44の後端開放部より、該第1の長孔44内にクリップ体7の基部72を挿入するとともに、クリップ体7の軸部73を中間軸4内に挿入する。その後、中間軸4の第1の長孔44と後軸5の第2の長孔51とを径方向に連通させるように(径方向に重なるように)、前記後軸5の内面を前記中間軸4の縮径部43の外面に嵌合させるとともに、クリップ体7の基部72を、第2の長孔51の前端開放部より、該第2の長孔51に挿入する。それにより、前記中間軸4と前記後軸5とが連結され、前記第1の長孔44と第2の長孔51とにより、前後方向に延びるスライド孔21が形成されるとともに、前記スライド孔21より径方向外方にクリップ体7(クリップ本体71及び基部72の一部)が突出され、前記クリップ体7がスライド孔21に沿って前後方向にスライド可能(前後方向に摺動可能)に構成される。尚、このとき、前記中間軸4の縮径部43外面の外向突起45と後軸5の内面の内向突起53が乗り越え係合される。
前記出没機構は、回転カム機構を用いたサイドスライド式出没機構である。前記出没機構は、中間軸4内面に形成されたカム部41と、該カム部41に係合し且つ筆記体9の後端に当接する回転部材6と、該回転部材6に係合し且つスライド孔21より径方向外方に突出するクリップ体7と、軸筒2内に収容され且つ筆記体9を後方に付勢する弾発体8(例えば圧縮コイルスプリング)とからなる。本実施の形態の出没機構は、ペン先突出操作及びペン先没入操作のいずれもがクリップ体7を前方にスライド操作するダブルノック式である。前記回転部材6は合成樹脂(例えばポリアセタール樹脂)の成形体により得られる。
ペン先没入状態からクリップ体7を前方に、弾発体8による後方付勢に抗してスライド操作すると、クリップ体7の軸部73のカム歯73aによって回転部材6が前方に押圧され、前記回転部材6の突条61がカム溝41bに沿って前方に移動するに伴って、前記回転部材6が筆記体9の後端を前方に押圧し、ペン先91が前端孔31より外部に突出される。このとき、前記軸部73のカム歯73aと前記回転部材6の突条61との当接によって回転部材6がカム部41に対して一定角度だけ回転する。それにより、前記回転部材6の突条61がカム部41のカム歯41aに係合され、ペン先突出状態が維持される。
図9にクリップ体7の他の実施の形態を示す。本実施の形態の図8のクリップ体7と異なる点は、カム歯74aを有する円筒体74をクリップ体7の軸部73に取り付けた点であり、他の構成及び作用効果は図1乃至図8の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。前記円筒体74は合成樹脂(例えばポリアセタール樹脂)の成形体により得られる。
本実施の形態において、前記摩擦部10を構成する弾性材料は、弾性を有する合成樹脂(ゴム、エラストマー)が好ましく、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、フッ素系樹脂、クロロプレン樹脂、ニトリル樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等が挙げられる。前記摩擦部10を構成する弾性を有する合成樹脂は、高摩耗性の弾性材料(例えば、消しゴム等)からなるものよりも、摩擦時に摩耗カス(消しカス)が殆ど生じない低摩耗性の弾性材料からなることが好ましい。また、前記摩擦部10は、軸筒2の後端部外面に少なくとも設ければよく、例えば、軸筒2の後端部外面もしくは後軸5の後端部外面に弾性材料よりなる摩擦部10を圧入、係合、螺合、嵌合、接着、2色成形等によって固着する構成、または軸筒2の全体もしくは後軸5の全体が弾性材料により一体に形成される構成が挙げられる。
本実施の形態において、前記熱変色性インキは、可逆熱変色性インキが好ましい。前記可逆熱変色性インキは、発色状態から加熱により消色する加熱消色型、発色状態または消色状態を互変的に特定温度域で記憶保持する色彩記憶保持型、または、消色状態から加熱により発色し、発色状態からの冷却により消色状態に復する加熱発色型等、種々のタイプを単独または併用して構成することができる。
図11乃至図35に本発明の第2の実施の形態を示す。本実施の形態の熱変色性筆記具1は、軸筒2と、該軸筒2内に収容される筆記体9と、該筆記体9のペン先91を軸筒2の前端孔31より出没自在にさせる出没機構とを備える。
前記筆記体9は、ペン先91と、該ペン先91が前端開口部に圧入固着されたインキ収容管92と、該インキ収容管92内に充填される熱変色性インキ93と、該熱変色性インキ93の後端に充填され且つ該熱変色性インキ93の消費に伴い前進する追従体94(例えば高粘度流体)とからなる。
前記軸筒2は、先細円筒状の前軸3と、該前軸3の後端部に連結される円筒状の中間軸4と、該中間軸4の後端部に連結される円筒状の後軸5とからなる。
前記クリップ体7の組立について説明する。前記中間軸4の第1の長孔44の後端開放部より、該第1の長孔44内にクリップ体7の基部72を挿入するとともに、クリップ体7の筒状の軸部73を中間軸4内に挿入する。その後、中間軸4の第1の長孔44と後軸5の第2の長孔51とを径方向に連通させるように(径方向に重なるように)、前記後軸5の内面を前記中間軸4の縮径部43の外面に嵌合させるとともに、クリップ体7の基部72を、第2の長孔51の前端開放部より、該第2の長孔51内に挿入する。それにより、前記中間軸4と前記後軸5とが連結され、前記第1の長孔44と第2の長孔51とにより、前後方向に延びるスライド孔21が形成されるとともに、前記スライド孔21より径方向外方にクリップ体7(クリップ本体71及び基部72の一部)が突出され、前記クリップ体7がスライド孔21に沿って前後方向にスライド可能(前後方向に摺動可能)に構成される。尚、このとき、前記中間軸4の縮径部43外面の外向突起45と後軸5の内面の内向突起53が乗り越え係合される。
前記出没機構は、回転カム機構を用いたサイドスライド式出没機構である。前記出没機構は、中間軸4内面に形成されたカム部41と、該カム部41に係合し且つ筆記体9の後端に当接する回転部材6と、該回転部材6に係合し且つスライド孔21より径方向外方に突出するクリップ体7と、軸筒2内に収容され且つ筆記体9を後方に付勢する弾発体8(例えば圧縮コイルスプリング)とからなる。本実施の形態の出没機構は、ペン先突出操作及びペン先没入操作のいずれもがクリップ体7を前方にスライド操作するダブルノック式である。
ペン先没入状態からクリップ体7を前方に、弾発体8による後方付勢に抗してスライド操作すると、クリップ体7の軸部73に取り付けられた円筒体74によって回転部材6が前方に押圧され、前記回転部材6の突条61がカム溝41bに沿って前方に移動するに伴って、前記回転部材6が筆記体9の後端を前方に押圧し、ペン先91が前端孔31より外部に突出される。このとき、前記軸部73に取り付けられた円筒体74のカム歯74aと前記回転部材6の突条61との当接によって回転部材6がカム部41に対して一定角度だけ回転する。それにより、前記回転部材6の突条61がカム部41のカム歯41aに係合され、ペン先突出状態が維持される。
本実施の形態において、前記摩擦部10を構成する弾性材料は、弾性を有する合成樹脂(ゴム、エラストマー)が好ましく、例えば、シリコーン樹脂、SBS樹脂(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体)、SEBS樹脂(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチ
レン共重合体)、フッ素系樹脂、クロロプレン樹脂、ニトリル樹脂、ポリエステル系樹脂
、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等が挙げられる。前記摩擦部10を構成す
る弾性を有する合成樹脂は、高摩耗性の弾性材料(例えば、消しゴム等)からなるものよ
りも、摩擦時に摩耗カス(消しカス)が殆ど生じない低摩耗性の弾性材料からなることが
好ましい。また、前記摩擦部10は、軸筒2の後端部外面に少なくとも設ければよく、例
えば、軸筒2の後端部もしくは後軸5の後端部に弾性材料よりなる摩擦部10を圧入、係
合、螺合、嵌合、接着、2色成形等によって固着する構成、または軸筒2の全体もしくは
後軸5の全体が弾性材料により一体に形成される構成が挙げられる。
本実施の形態において、前記熱変色性インキは、可逆熱変色性インキが好ましい。前記可逆熱変色性インキは、発色状態から加熱により消色する加熱消色型、発色状態または消色状態を互変的に特定温度域で記憶保持する色彩記憶保持型、または、消色状態から加熱により発色し、発色状態からの冷却により消色状態に復する加熱発色型等、種々のタイプを単独または併用して構成することができる。
決める反応媒体、の必須三成分を少なくとも含む可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル
中に内包させた可逆熱変色性顔料が好適に用いられる。
記憶保持型熱変色性インキが適用されることが好ましい。図10において、ΔHは、ヒス
テリシスの程度を示す温度幅(即ちヒステリシス幅)を示す。ΔHの値が小さいと、変色
前後の両状態のうち一方の状態しか存在しえない。ΔHの値が大きいと、変色前後の各状
態の保持が容易となる。
2 軸筒
21 スライド孔
3 前軸
31 前端孔
32 オネジ部
3a 本体
3b 把持部
4 中間軸
41 カム部
41a カム歯
41b カム溝
42 段部
43 縮径部
44 第1の長孔
45 外向突起
46 メネジ部
47 係止突起
48 ガイド溝
49 溝
5 後軸
51 第2の長孔
52 取付孔
53 内向突起
6 回転部材
61 突条
62 内向突起
7 クリップ体
71 クリップ本体
71a 玉部
72 基部
72a リブ
73 軸部
73a カム歯
73b 大径部
73c 小径部
73d 第1の外向突起
73e 第2の外向突起
74 円筒体
74a カム歯
74b 内向突起
74c ガイド突起
7a 主要部
8 弾発体
9 筆記体
91 ペン先
92 インキ収容管
93 熱変色性インキ
94 追従体
95 尾栓
10 摩擦部
Claims (19)
- 内部に熱変色性インキを収容した筆記体を軸筒内に収容し、前記軸筒に設けた操作体を操作して前記筆記体を前後方向に移動させ、前記筆記体のペン先を筆記具の先端から出没可能に構成した熱変色性筆記具であって、
前記熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な摩擦部と、少なくとも一の前記操作体としてのクリップ体とを備え、前記摩擦部を前記軸筒の後端に設けるとともに、前記軸筒における後端以外の部位に前記クリップ体を設けたことを特徴とする熱変色性筆記具。 - 前記操作体として単一の前記クリップ体のみを備え、単一の前記クリップ体を操作することにより、前記筆記体のペン先を突出状態及び没入状態にすることが可能な請求項1記載の熱変色性筆記具。
- 前記軸筒の側壁に前後方向に延びるスライド孔を設け、前記スライド孔に配設した前記クリップ体を前方へスライド操作することで、前記筆記体のペン先を没入状態から突出状態にする出没機構を備えた請求項1または2に記載の熱変色性筆記具。
- 前記軸筒が、互いに連結可能な二以上の部品からなり、前記軸筒を構成する二つの前記部品の各側壁に、前端又は後端が開放され且つ前後方向に延びる第1又は第2の長孔をそれぞれ設け、二つの前記部品を連結したときに、前記第1及び第2の長孔が、互いに連通して前記スライド孔を形成する請求項3記載の熱変色性筆記具。
- 前記軸筒を構成する二つの前記部品の各側壁を、互いに径方向に重なるように連結し、前記第1及び第2の長孔が、互いに径方向に重なった状態で連通して前記スライド孔を形成する請求項4記載の熱変色性筆記具。
- 前記軸筒を構成する一の前記部品に設けた前記第1の長孔に前記クリップ体の基部を挿入する工程と、
前記軸筒を構成する他の前記部品に設けた前記第2の長孔に前記クリップ体の基部を挿入しつつ、他の前記部品を一の前記部品に連結させ、前記第2の長孔を前記第1の長孔に連通させて前記スライド孔を形成する工程と、
を経て前記クリップ体を前記スライド孔に組み付けた請求項4または5記載の熱変色性筆記具。 - 前記出没機構としてのカム機構を前記軸筒内に備え、前記カム機構には、交互に前後方向の異なる位置で係合可能なカム部及び突起を含み、前記クリップ体を前方へスライド操作することにより、前記カム部及び前記突起を交互に前後方向の異なる位置で係合させ、前記筆記体のペン先を交互に突出状態又は没入状態にする請求項3乃至6の何れか1項に記載の熱変色性筆記具。
- 前記出没機構として、円周方向に沿って交互に配置された前後方向に延びる複数のカム歯及びカム溝と、前記筆記体の後方に回転可能に配置され、前記カム歯又は前記カム溝に交互に係合可能な複数の突条を有する回転部材と、前記クリップ体に設けられ、前記回転部材を回動させる複数の他のカム歯と、前記筆記体を後方に付勢する弾発体と、を前記軸筒内に備え、
前記弾発体の付勢力に抗して、前記クリップ体を前方へスライド操作することにより、前記突条を前記カム歯又は前記カム溝に交互に係合させ、前記筆記体のペン先を交互に突出状態又は没入状態にする請求項7記載の熱変色性筆記具。 - 前記クリップ体が、前記軸筒内に収容され且つ前後方向に延びる軸部を有し、前記軸部と前記回転部材とが、前後方向のあそびを有する状態で互いに係止される請求項8記載の熱変色性筆記具。
- 前記スライド孔より前方の前記軸筒の外面に、前後方向に延びるガイド溝を形成し、前記クリップ体の前部内面に玉部を突設し、前記クリップ体の前後方向の移動に伴って、前記玉部が前記ガイド溝内を前後方向に摺動する請求項3乃至9の何れか1項に記載の熱変色性筆記具。
- 前記摩擦部が弾性材料からなり、前記摩擦部の一部がペン先没入状態のクリップ体に当接してなる請求項1乃至10の何れか1項に記載の熱変色性筆記具。
- 前記摩擦部が弾性材料からなり、前記軸筒の後端又は前記後軸の後端部に圧入、係合、螺合、嵌合、接着、2色成形によって固着し、又は前記軸筒の全体もしくは前記後軸の全体を、前記摩擦部としての弾性材料で形成した請求項1乃至11の何れか1項に記載の熱変色性筆記具。
- 筆記体の内部に熱変色性インキを収容し、前記筆記体の前端に前記熱変色性インキが吐出可能なペン先を設け、軸筒内に前記筆記体を後方に付勢された状態で前後方向に移動可能に収容し、前記筆記体のペン先を軸筒の前端孔から出没可能に構成した熱変色性筆記具であって、
前記軸筒の側壁に前後方向に延びるスライド孔を設け、前記スライド孔から径方向外方にクリップ体を突出させ、前記クリップ体を前記スライド孔に沿って前後方向に移動可能に構成し、ペン先没入状態からクリップ体を前方にスライド操作することによりペン先を軸筒の前端孔から突出状態にし、前記ペン先突出状態から前記クリップ体を操作することによりペン先を没入状態にする出没機構を備え、前記軸筒の後端に、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦しその際に生じる摩擦熱で該筆跡を熱変色可能な摩擦部を設けたことを特徴とする熱変色性筆記具。 - 前記出没機構が、回転カム機構を用いたサイドスライド式出没機構であり、少なくとも、軸筒内面に形成されたカム部と、該カム部に係合し且つ筆記体の後端に当接する回転部材と、該回転部材に係合するカム歯を備えたクリップ体と、前記軸筒内に収容され且つ筆記体を後方に付勢する弾発体とからなり、ペン先突出操作及びペン先没入操作の何れもがクリップ体を前方にスライド操作するタイプである請求項13記載の熱変色性筆記具。
- 前記軸筒が、前軸と、該前軸の後端部に連結される中間軸と、該中間軸の後端部に連結される後軸とからなり、前記前軸の前端にペン先が出没可能な前端孔を設け、前記中間軸の内面にカム部を設け、前記中間軸の後端部に、後方に開放され且つ前後方向に延びる第1の長孔を設け、前記後軸の前端部に、前方に開放され且つ前後方向に延びる第2の長孔を設け、前記中間軸の後端部と前記後軸の前端部とを、第1の長孔と第2の長孔とが連通するよう連結し、前記第1の長孔と前記第2の長孔とにより軸筒の側壁に前記スライド孔を形成し、前記後軸の後端に摩擦部を設けた請求項13または14に記載の熱変色性筆記具。
- 前記中間軸の側壁と前記後軸の側壁とを互いに径方向に重なるように連結し、前記第1の長孔と前記第2の長孔とを径方向に連通させた請求項15記載の熱変色性筆記具。
- 前記クリップ体が、前記軸筒内に収容され且つ前後方向に延びる軸部を有し、前記軸部と前記回転部材とが、互いに回転可能且つ互いに前後方向のあそびを有した状態で前後方向に係止される請求項13乃至16の何れか1項に記載の熱変色性筆記具。
- 前記スライド孔より前方の前記軸筒の外面に、前後方向に延びるガイド溝を形成し、前記クリップ体の前部内面に玉部を突設し、前記クリップ体の前後方向の移動に伴って前記ガイド溝内を前記玉部が前後方向に摺動する請求項13乃至17の何れか1項に記載の熱変色性筆記具。
- 前記摩擦部が弾性材料からなり、前記摩擦部の一部がペン先没入状態のクリップ体に当接してなる請求項13乃至18の何れか1項に記載の熱変色性筆記具。
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