JP7261062B2 - 出没式筆記具 - Google Patents
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Description
筆記体の内部にインキを収容し、前記筆記体の前端に前記インキが吐出可能なペン先を設け、前記筆記体を軸筒内に前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒の後部又は前記軸筒の側面にノック部材を設け、前記ノック部材を前方に押圧することによりペン先を軸筒の前端孔から突出状態にし、再度、前記ノック部材を前方に押圧することにより前記ペン先突出状態を解除しペン先を軸筒の前端孔より軸筒内に没入状態にする出没機構を備えた出没式筆記具であって、
前記出没機構が、前記軸筒内面に形成され、円周方向に沿って交互に配置された前後方向に延びる複数のカム歯及びカム溝と、前記筆記体の後方に前記軸筒に対して回転可能に配置され、前記カム歯または前記カム溝に交互に係合可能な少なくとも4つの突条を有する回転部材と、前記回転部材の後方に、前記軸筒に対して回転不能且つ前後方向に移動可能に配置され、前記回転部材を回動させる複数のカム突起を有するカム部材と、前記筆記体を後方に付勢する弾発体と、を備え、
前記カム歯の数は前記突条の数よりも少ない。
前記突条の数が偶数の場合、前記カム歯の数は前記突条の数未満2つ以上であり、前記突条の数が奇数の場合、前記カム歯の数は前記突条の数未満3つ以上である。
筆記体の内部にインキを収容し、前記筆記体の前端に前記インキが吐出可能なペン先を設け、前記筆記体を軸筒内に前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒の後部又は前記軸筒の側面にノック部材を設け、前記ノック部材を前方に押圧することによりペン先を軸筒の前端孔から突出状態にし、再度、前記ノック部材を前方に押圧することにより前記ペン先突出状態を解除しペン先を軸筒の前端孔より軸筒内に没入状態にする出没機構を備えた出没式筆記具であって、
前記出没機構が、前記軸筒内面に形成され、円周方向に沿って交互に配置された前後方向に延びる複数のカム歯及びカム溝と、前記筆記体の後方に前記軸筒に対して回転可能に配置され、前記カム歯または前記カム溝に交互に係合可能な少なくとも4つの突条を有する回転部材と、前記回転部材の後方に、前記軸筒に対して回転不能且つ前後方向に移動可能に配置され、前記回転部材を回動させる複数のカム突起を有するカム部材と、前記筆記体を後方に付勢する弾発体と、を備え、
前記カム歯の前端部に、ペン先を突出状態にする過程で前記突条が通過する第1の斜面と、ペン先を没入状態にする過程で前記突条が通過する第2の斜面と、を備え、
前記カム歯の前端部に、ペン先を突出状態にする過程で前記突条が通過する第1の斜面と、ペン先を没入状態にする過程で前記突条が通過する第2の斜面と、を備え、
前記第1の斜面と前記第2の斜面のうち、少なくとも前記第1の斜面の数は前記突条の数よりも少ない。
前記突条の数が偶数の場合、前記第1の斜面と前記第2の斜面のうち、少なくとも前記第1の斜面の数は前記突条の数未満2つ以上であり、前記突条の数が奇数の場合、前記第1の斜面と前記第2の斜面のうち、少なくとも前記第1の斜面の数は前記突条の数未満3つ以上である。
前記ノック部材は前記軸筒の側面に設けられるクリップであり、前記クリップを前記軸筒の前後方向にスライドさせることにより、前記ペン先が前記軸筒から突出した状態又は前記軸筒内に没入した状態となる。
筆記体の内部にインキを収容し、前記筆記体の前端に前記インキが吐出可能なペン先を設け、前記筆記体を軸筒内に前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒の後部又は前記軸筒の側面にノック部材を設け、前記ノック部材を前方に押圧することによりペン先を軸筒の前端孔から突出状態にし、再度、前記ノック部材を前方に押圧することにより前記ペン先突出状態を解除しペン先を軸筒の前端孔より軸筒内に没入状態にする出没機構を備えた出没式筆記具であって、
前記出没機構が、前記軸筒内面に形成され、円周方向に沿って交互に配置された前後方向に延びる複数のカム歯及びカム溝と、前記筆記体の後方に前記軸筒に対して回転可能に配置され、前記カム歯または前記カム溝に交互に係合可能な少なくとも4つの突条を有する回転部材と、前記回転部材の後方に、前記軸筒に対して回転不能且つ前後方向に移動可能に配置され、前記回転部材を回動させる複数のカム突起を有するカム部材と、前記筆記体を後方に付勢する弾発体と、を備え、
前記カム歯のうち、回転部材を回転させる機能を有しない非機能部を少なくとも1つ備える。
以下、本発明の第1実施形態に係る出没式筆記具について、図1~図5を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する実施形態では、出没式筆記具として、一般的なインキを備えた出没式筆記具を例示する。しかし、本発明の構成は、一般的なインキを備えた出没式筆記具に限定されるものではなく、筆跡を摩擦熱によって変色させることが可能な熱変色性インキを備えた出没式の熱変色性筆記具にも適用することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る出没式筆記具1の構成は、図1A、図1B、図2A及び図2Bに示される。図中の両矢印により出没式筆記具1の「前」と「後」とが定義される。出没式筆記具1は、軸筒2、回転部材3、ノック部材4、弾発体5、筆記体6を備える。
次に、出没式筆記具1の内部の構成について説明する。図1Bに示されるように、軸筒2内には、前から順番に、弾発体5、筆記体6、回転部材3及びノック部材4が収納される。
図1Bに示されるように、弾発体5は、筆記体6の前端部に装着され、常時、筆記体6を後方に付勢する。筆記体6の後方には、回転部材3及びノック部材4が配置される。
筆記体6は、ペン先61、インキ収容管62、インキ63、追従体64及び尾栓65を備える。本実施形態のペン先61は、ホルダーを介して筆記体6の前端に取り付けられる。本実施形態のペン先61は、ボールペンチップであるが、本発明の構成は、ボールペンに限定されるものではなく、例えば、シャープペンシル、マーキングペンなどの出没式筆記具に広く適用することが可能である。インキ63及び追従体64は、インキ収容管62の内部に充填される。尾栓65は、インキ収容管62の後端の開口に装着される。尾栓65の中心には、前後方向に延びる通気口が設けられる。
ペン先61は、例えば、前端に回転可能にボールを抱持した金属製のボールペンチップのみからなる構成、またはボールペンチップの後部外面を保持した合成樹脂製のペン先ホルダーからなる構成のいずれであってもよい。ペン先61の内部には、前端のボールを前方に押圧するスプリングが収容される。スプリングは、圧縮コイルスプリングの前端部にロッド部を備えた構成であり、ロッド部の前端がボール後面に接触している。非筆記時、スプリングの前方付勢によりボールがボールペンチップ前端の内向きの前端縁部内面に密接され、ペン先61の前端からのインキの漏出及びインキの蒸発を防止できる。
図3に示されるように、回転部材3は、4つの突条31を備える。4つの突条31は、回転部材3の外面に90°の間隔をおいて均等に設けられる。突条31は、回転部材3の側面から上面に連続する。回転部材3の上面から突出する突条31の後端部は、一方向に傾斜する傾斜面(カム歯)となっている。なお、本発明の回転部材3において、少なくとも4つの突条を有する。
第1実施形態のノック部材4は、円筒部43dを備え、円筒部43dの前端には、カム突起43eが設けられるカム部材41である。カム突起43eは、回転部材3の突条31の後端部と噛み合う。なお、本実施形態におけるカム部材41はノック部材4と一体の構造となっているが、カム部材41はノック部材4と別体であっても構わない。また、カム部材41の後方側面に係合突起43bが設けられる。本実施形態において、係合突起43bは、カム溝23bとカム歯23aの円周方向中央部に設けられた溝の中を前後方向に移動するため、軸筒2に対して回転不能且つ前後方向に移動可能に配置される。
本実施形態の出没式筆記具1は、クリップ42が軸筒2の側面に、軸筒2と一体に形成される。本実施形態のクリップ42は、図1Aに示されるクリップ42本体及び連結部43cからなる。クリップ42本体の前端には、把持部が一体に設けられる。把持部は、物を把持するための弾性力を生じさせる。
軸筒2の内壁面には、上述したカム歯23a及びカム溝23bが設けられる。また、カム歯23aの前端部に、ペン先61を突出状態にする過程で突条31が通過する第1の斜面23gと、ペン先61を没入状態にする過程で突条31が通過する第2の斜面23hと、を備える。
カム歯の肉厚が特に厚くなりヒケが発生する場合でも、前記カム歯23aの数を突条31の数よりも少なくする、即ち不適切な形状となり得るカム歯23a自体を設けなくすることで、ノック操作における作動不良が発生することを防ぐことができる。
以下、本発明の第2実施形態に係る出没式筆記具について、図6~図9を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する実施形態では、出没式筆記具として、熱変色性インキを備えた出没式筆記具を例示する。しかし、当然ながら、本発明の構成は、一般的なインキを備えた出没式筆記具にも適用することが可能である。また、これは、第1実施形態の変形例であり、インキの種類以外で第1実施形態と異なる点は、ノック部材4の形態である。それに伴い、軸筒2の形態も異なる。他の構成及び作用効果は第1実施形態と同じであるため、その説明は省略する。
第2実施形態のノック部材4は、クリップ42である。クリップ42は、軸筒2の側面に設けられ、クリップ42を前方に押圧することにより、ペン先61を軸筒2の前端孔21aから突出状態にすることが可能である。本実施形態の出没機構は、第1実施形態と同様の回転カム機構を用いたサイドスライド式出没機構である。クリップ42は、軸筒2の側面に設けられたスライド孔20(第1の長孔23e及び第2の長孔24a)より突出し、前後方向にスライド可能である。
クリップ42は、クリップベース43と、スライダー43aと、円筒部43dと、クリップベース43と円筒部43dを連結する連結部43cと、を備える。(図8を参照)円筒部43dは、軸筒2の内部に位置する。円筒部43dの前端には、カム突起43eが設けられる。円筒部43dのカム突起43eは、回転部材3の突条31の後端部と噛み合う。なお、回転部材3は、円筒部43dに回転可能に結合されてもよい。また、本実施形態におけるクリップ42はノック部材4として一体の構造となっているが、クリップ42は円筒部43dと別体であっても構わない。
摩擦体7は、摩擦部と、摩擦部の前方に一体に連設される挿着部とからなり、弾性材料により一体に形成される。摩擦体7は、外周面に外向突起を形成し、取付孔24b内に係止される。
軸筒2の側壁(例えば中間軸23の側壁及び後軸24の側壁)には、軸方向に延びるスライド孔20が形成される。軸筒2の後端(即ち後軸24の後端)には、取付孔24bが軸方向に貫設される。取付孔24bに弾性材料からなる摩擦体7が圧入嵌合される。摩擦体7は、クリップ42の軸方向の移動に連動せず、後軸24の後端外面に固定される。摩擦体7は、クリップ42と独立して設けられる。また、本発明の軸筒は、筆記具のキャップ等の筒状体であってもよく、また、クリップ42が摩擦体の材料で形成されていてもよい。
隣り合うカム歯23a同士の間隔が広い状態(図9B)であったとしても、そもそも乗り越える必要があるカム歯23a自体を一部無くす、つまり、前記カム歯23aの数を前記突条31の数よりも少なくすることで、ノック操作における作動不良が発生することを防ぐことができる。
2 軸筒
20 スライド孔
21 口金
21a 前端孔
22 前軸
22a グリップ
23 中間軸
23a カム歯
23b カム溝
23e 第1の長孔
23f ガイド溝
23g 第1の斜面
23h 第2の斜面
23i 不適切形状部
23j 非機能部
24 後軸
24a 第2の長孔
24b 取付孔
3 回転部材
31 突条
4 ノック部材
41 カム部材
42 クリップ
43 クリップベース
43a スライダー
43b 係合突起
43c 連結部
43d 円筒部
43e カム突起
5 弾発体
6 筆記体
61 ペン先
62 インキ収容管
63 インキ
63a 熱変色性インキ
64 追従体
65 尾栓
7 摩擦体
A カム溝幅A
B カム溝幅B
Claims (4)
- 筆記体の内部にインキを収容し、前記筆記体の前端に前記インキが吐出可能なペン先を設け、前記筆記体を軸筒内に前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒の後部又は前記軸筒の側面にノック部材を設け、前記ノック部材を前方に押圧することによりペン先を軸筒の前端孔から突出状態にし、再度、前記ノック部材を前方に押圧することにより前記ペン先突出状態を解除しペン先を軸筒の前端孔より軸筒内に没入状態にする出没機構を備えた出没式筆記具であって、
前記出没機構が、前記軸筒内面に形成され、円周方向に沿って交互に配置された前後方向に延びる複数のカム歯及びカム溝と、前記筆記体の後方に、前記軸筒に対して回転可能且つ筆記体の前後方向の移動に伴って前後方向に移動可能に配置され、前記カム歯または前記カム溝に交互に係合可能な少なくとも4つの突条を有する回転部材と、前記回転部材の後方に、前記軸筒に対して回転不能且つ前後方向に移動可能に配置され、前記回転部材を回動させる複数のカム突起を前端に有する前記ノック部材と、前記筆記体を後方に付勢する弾発体と、を備え、
前記軸筒が合成樹脂の成形体により得られ、前記軸筒の側面にクリップが一体に形成され、前記軸筒の内面に前記複数のカム歯及びカム溝が一体に形成され、
前記カム歯の前端部に、ペン先を没入状態から突出状態にする過程で前記突条の後端部が通過する第1の斜面と、ペン先を突出状態から没入状態にする過程で前記突条の後端部が通過する第2の斜面と、を備え、
前記軸筒外面に、前記クリップのクリップ本体と前記軸筒側面とを連結する連結部が一体に形成され、
前記連結部の径方向に略同一位置で重なる箇所の前記軸筒内面に前記複数のカム溝の一つが設けられ、
前記回転部材の回動に伴なって前記突条が前記一つのカム溝から移動する側に位置する一つのカム歯のみが、その前端部において、少なくとも前記第1の斜面を備えない構成であり、
前記一つのカム歯を除く他の複数のカム歯が、その前端部において、前記第1の斜面と前記第2の斜面とを備える構成である、ことを特徴とする出没式筆記具。 - 筆記体の内部にインキを収容し、前記筆記体の前端に前記インキが吐出可能なペン先を設け、前記筆記体を軸筒内に前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒の後部又は前記軸筒の側面にノック部材を設け、前記ノック部材を前方に押圧することによりペン先を軸筒の前端孔から突出状態にし、再度、前記ノック部材を前方に押圧することにより前記ペン先突出状態を解除しペン先を軸筒の前端孔より軸筒内に没入状態にする出没機構を備えた出没式筆記具であって、
前記出没機構が、前記軸筒内面に形成され、円周方向に沿って交互に配置された前後方向に延びる複数のカム歯及びカム溝と、前記筆記体の後方に、前記軸筒に対して回転可能且つ筆記体の前後方向の移動に伴って前後方向に移動可能に配置され、前記カム歯または前記カム溝に交互に係合可能な少なくとも4つの突条を有する回転部材と、前記回転部材の後方に、前記軸筒に対して回転不能且つ前後方向に移動可能に配置され、前記回転部材を回動させる複数のカム突起を前端に有する前記ノック部材と、前記筆記体を後方に付勢する弾発体と、を備え、
前記軸筒が合成樹脂の成形体により得られ、前記軸筒の内面に前記複数のカム歯及びカム溝が一体に形成され、
前記カム歯の前端部に、ペン先を没入状態から突出状態にする過程で前記突条の後端部が通過する第1の斜面と、ペン先を突出状態から没入状態にする過程で前記突条の後端部が通過する第2の斜面と、を備え、
前記軸筒の側壁に軸方向に延びるスライド孔が形成され、前記スライド孔より外部に前記ノック部材が突出され、前記ノック部材が前後方向にスライド可能に設けられ、
前記スライド孔の位置と径方向に略一致する位置の前記軸筒内面に前記複数のカム溝の一つが設けられ、
前記一つのカム溝から前記回転部材の回動に伴なって前記突条が移動する側に位置する一つのカム歯のみが、その前端部において、少なくとも前記第1の斜面を備えない構成であり、
前記一つのカム歯を除く他の複数のカム歯が、その前端部において、前記第1の斜面と前記第2の斜面とを備える構成である、ことを特徴とする出没式筆記具。 - 筆記体の内部にインキを収容し、前記筆記体の前端に前記インキが吐出可能なペン先を設け、前記筆記体を軸筒内に前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒の後部又は前記軸筒の側面にノック部材を設け、前記ノック部材を前方に押圧することによりペン先を軸筒の前端孔から突出状態にし、再度、前記ノック部材を前方に押圧することにより前記ペン先突出状態を解除しペン先を軸筒の前端孔より軸筒内に没入状態にする出没機構を備えた出没式筆記具であって、
前記出没機構が、前記軸筒内面に形成され、円周方向に沿って交互に配置された前後方向に延びる複数のカム歯及びカム溝と、前記筆記体の後方に、前記軸筒に対して回転可能且つ筆記体の前後方向の移動に伴って前後方向に移動可能に配置され、前記カム歯または前記カム溝に交互に係合可能な少なくとも4つの突条を有する回転部材と、前記回転部材の後方に、前記軸筒に対して回転不能且つ前後方向に移動可能に配置され、前記回転部材を回動させる複数のカム突起を前端に有する前記ノック部材と、前記筆記体を後方に付勢する弾発体と、を備え、
前記軸筒が合成樹脂の成形体により得られ、前記軸筒の側面にクリップが一体に形成され、前記軸筒の内面に前記複数のカム歯及びカム溝が一体に形成され、
前記複数のカム歯の各々の前端部に、ペン先を没入状態から突出状態にする過程で前記突条の後端部が通過する第1の斜面と、ペン先を突出状態から没入状態にする過程で前記突条の後端部が通過する第2の斜面と、を備え、
前記軸筒外面に、前記クリップのクリップ本体と前記軸筒側面とを連結する連結部が一体に形成され、
前記連結部の径方向に略同一位置で重なる箇所の前記軸筒内面に前記複数のカム溝の一つが設けられ、
前記一つのカム溝から前記回転部材の回動に伴なって前記突条が移動する側の前記軸筒内面の、前記一つのカム溝と該一つのカム溝に隣接するカム溝との間に、カム歯が存在しない平滑な面が形成される、ことを特徴とする出没式筆記具。 - 筆記体の内部にインキを収容し、前記筆記体の前端に前記インキが吐出可能なペン先を設け、前記筆記体を軸筒内に前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒の後部又は前記軸筒の側面にノック部材を設け、前記ノック部材を前方に押圧することによりペン先を軸筒の前端孔から突出状態にし、再度、前記ノック部材を前方に押圧することにより前記ペン先突出状態を解除しペン先を軸筒の前端孔より軸筒内に没入状態にする出没機構を備えた出没式筆記具であって、
前記出没機構が、前記軸筒内面に形成され、円周方向に沿って交互に配置された前後方向に延びる複数のカム歯及びカム溝と、前記筆記体の後方に、前記軸筒に対して回転可能且つ筆記体の前後方向の移動に伴って前後方向に移動可能に配置され、前記カム歯または前記カム溝に交互に係合可能な少なくとも4つの突条を有する回転部材と、前記回転部材の後方に、前記軸筒に対して回転不能且つ前後方向に移動可能に配置され、前記回転部材を回動させる複数のカム突起を前端に有する前記ノック部材と、前記筆記体を後方に付勢する弾発体と、を備え、
前記軸筒が合成樹脂の成形体により得られ、前記軸筒の内面に前記複数のカム歯及びカム溝が一体に形成され、
前記複数のカム歯の各々の前端部に、ペン先を没入状態から突出状態にする過程で前記突条の後端部が通過する第1の斜面と、ペン先を突出状態から没入状態にする過程で前記突条の後端部が通過する第2の斜面と、を備え、
前記軸筒の側壁に軸方向に延びるスライド孔が形成され、前記スライド孔より外部に前記ノック部材が突出され、前記ノック部材が前後方向にスライド可能に設けられ、
前記スライド孔の位置と径方向に略一致する位置の前記軸筒内面に前記複数のカム溝の一つが設けられ、
前記一つのカム溝から前記回転部材の回動に伴なって前記突条が移動する側の前記軸筒内面の、前記一つのカム溝と該一つのカム溝に隣接するカム溝との間に、カム歯が存在しない平滑な面が形成される、ことを特徴とする出没式筆記具。
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