JP2003054179A - 筆記具の軸筒 - Google Patents
筆記具の軸筒Info
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- JP2003054179A JP2003054179A JP2001241741A JP2001241741A JP2003054179A JP 2003054179 A JP2003054179 A JP 2003054179A JP 2001241741 A JP2001241741 A JP 2001241741A JP 2001241741 A JP2001241741 A JP 2001241741A JP 2003054179 A JP2003054179 A JP 2003054179A
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
変形して、握り具合が悪くなったり、体裁が悪くなる問
題を防止可能とする。 【構成】 2色成形で、軸筒に対してエラストマー又は
ゴム等のグリップ部材を一体成形してなる筆記具の軸筒
に於いて、軸筒は、その軸直角方向に離型されるパーテ
ィング面を有し、把持部となる位置に筒状のグリップ部
材を配設するための適宜縮小した凹部が設けられ、その
凹部周面の所要箇所に、パーティング面で凹部周面の両
側に円弧状に突設したリブが形成されると共に、パーテ
ィング面で対面するリブ面が軸方向に適宜ずらして設け
られたことを特徴とする。
Description
部材を備えた筆記具の軸筒の改良に関する。
などに握り部が滑ったり、指が痛くなったりすることを
解消するために握り部にゴムなどの軟質材料を被嵌した
筆記具が知られている。しかしながら、シリコンゴムや
EPDM、NBRなどのゴムでは加硫工程が必要であっ
たり長い部品のために取り扱いがやや困難で部品製造が
しにくい問題や、軟質性のために取り扱いにくく軸筒に
被嵌するのに手間がかかる問題があり安価に提供できな
い事情があった。またグリップ部材の軸方向の長さと、
凹部の軸方向の長さとを一致させるのが難しく、グリッ
プ部材の長さが凹部の長さより短くなると、グリップ部
材の端と凹部の前後端との間にスキマが生じて体裁が悪
くなると共に、グリップ部材が動いてしまうという問題
が生じる。またグリップ部材に回転力が係るとグリップ
部材がねじれ変形して、特にグリップ部材の外面に飾り
や滑り防止で形成された模様があると極めて体裁が悪い
問題がある。
部にリブを、グリップ部材の内面に溝を設けると共に把
持位置となる軸筒周面の前後にそれぞれ段部を設けて、
グリップ部材が動かないようにしたものもあるが、弾性
体であるグリップ部材の溝を軸筒のリブに外して取付け
てしまう等の問題がある。また最近では軸筒に2色成形
でエラストマーを一体に成形する方法が採用されてい
る。また2色成形で得られた通常の軸筒は、把持位置と
なる軸筒周面の前後にそれぞれ段部が形成され、その段
部と段部の間に形成される凹部にグリップ部材が設けら
れている。この方法による軸筒は、凹部周面に軸方向筋
状のリブを設けてグリップ部材のねじれ止めをしたもの
が知られているが、グリップ部材の前後端を当接させる
段部があったとしても、グリップ部材が柔らかく、しか
も膨潤して緩くなった際には軸方向への動きが防止され
ない。また、成形時に軸筒の周面と適宜溶着するように
なしたものもあるが、成形工程に於いて、巻き込んだ空
気や樹脂材料に内在する水蒸気や発生ガスなどの気体に
よって密着不良による剥がれの問題があり、確実な固定
が期待できていない。
で、軸筒に対してエラストマーやゴム等のグリップ部材
を一体成形してなる筆記具の軸筒に於いて、グリップ部
材が前後にがたついたり、ねじれ変形して、握り具合が
悪くなったり、体裁が悪くなる問題を防止可能とする。
成する為に以下の構成を有する。請求項1に記載の発明
に係る筆記具の軸筒は、2色成形で、軸筒に対してエラ
ストマー又はゴム等のグリップ部材を一体成形してなる
筆記具の軸筒に於いて、前記軸筒は、その軸直角方向に
離型されるパーティング面を有し、把持部となる位置に
筒状のグリップ部材を配設するための適宜縮小した凹部
が設けられ、その凹部周面の所要箇所に、前記パーティ
ング面で両側に円弧状に突設したリブが形成されると共
に、パーティング面で対面するリブ面が軸方向に適宜ず
らして設けられてなる。
は、請求項1に記載の筆記具の軸筒に於いて、少なくと
も、凹部前後端の二箇所に円弧状に突設したリブが形成
されてなる。
記部を突出した状態あるいは口先部から筆記部を出没可
能に収容する筒体であって、筆記に際して軸筒の把持部
位置となる部位には弾性体のグリップ部材が設けられて
いる。また図1は、実施例の軸筒1にグリップ部材6を
設けた時の外観を示しているが、外観に於いては図7に
示す従来例の軸筒16にグリップ部材を設けた場合も同
様に示される。
持部位置となる周面の前後端にそれぞれ段部が形成さ
れ、その段部と段部の間に筒状のグリップ部材6を配設
するための適宜縮小した凹部3が設けられている。また
軸筒1は、その軸直角方向に離型されるパーティング面
を有し、凹部3周面の所要箇所に、前記パーティング面
で両側に円弧状に突設したリブが形成されると共に、パ
ーティング面で対面するリブ面が軸方向に適宜ずらした
状態に設けられている。
方向)に離型する側の図を示しており、凹部3の後端側
周面には二条になった円周の略1/4円弧状のリブが円
周上に4箇所で適宜突出して形成されている。なお、4
箇所の二条のリブ群4は、リブa,b、リブc,d、リ
ブe,f、リブg,hで示されている。因みに、図2に
示されるパーティング面では、リブa,bとリブc,d
が適宜軸方向にずれた位置で対面している。また裏側の
パーティング面では、リブe,fとリブg,hがやはり
適宜軸方向にずれた位置で対面している。また凹部3の
前端側周面には一条になった円周の略1/4円弧状のリ
ブが円周上に4箇所で適宜突出して形成されている。こ
の一条のリブ群5も上述した二条のリブ群4と同様に、
パーティング面では対面するリブが適宜軸方向にずれた
状態となされている。
方向)に離型する側の図を示しており、4箇所の二条の
リブ群4は、図に示されたように位置している。図に示
すようにリブc,dとリブe,fの端部は適宜隙間4a
を有して軸方向にずれた位置で対面している。また裏側
でもリブa,bとリブg,hが同様に隙間を有して対面
している。また一条のリブ群5も上述した二条のリブ群
4と同様に、リブとリブの端部は適宜隙間5aを有して
軸方向にずれた位置で対面している。
面が扁平な曲線で囲まれた軸筒、断面が矩形状となった
軸筒、その他断面が異形となった軸筒などでも形成さ
れ、従って、上述した円弧状のリブとは、それらの断面
形状に沿って突出したリブも含んでいる。また後述する
が、軸筒に対してグリップ部材がしっかりと固定される
為に円周の略1/4円弧状のリブが円周上に4箇所で形
成されることが望ましいが、円周の略1/2円弧状のリ
ブが円周上に2箇所で形成され、無論隙間4a、5a等
はなく、パーティング面で対面するリブが適宜軸方向に
ずれた状態となされたものであってもよい。また、上述
した実施例は一条と二条のリブ群で示したがそれ以上の
リブ群としてもよい。また更に、リブ群が軸線方向に対
して直角方向にリング上に形成されているが、適宜螺旋
状(螺子状)に形成されてもよい。
マーやゴム等によって成形される。即ち2色成形によっ
て、一次成形した軸筒1をベースとしてグリップ部材6
が一体に二次成形されており、軸筒1に対してグリップ
部材6は抜け止め且つ回転止めされて強固に固定され
る。
る。実施例の軸筒7は、把持部位置となる周面の前後端
にそれぞれ段部が形成され、その段部と段部の間に筒状
のグリップ部材を配設するための適宜縮小した凹部8が
設けられている。凹部8の後端側周面には二条のリブ群
9aが形成され、凹部8の前端側周面には一条のリブ群
9bが形成され、更に凹部8の中央部周面には一条のリ
ブ群9cが形成されている。なお、リブ群は上述した実
施例に準じて形成されている。
る。実施例の軸筒10は、把持部位置となる周面の前後
端にそれぞれ段部が形成され、その段部と段部の間に筒
状のグリップ部材を配設するための適宜縮小した凹部1
1が設けられている。凹部11の後端側周面には三条の
リブ群12aが形成され、凹部11の前端側周面には一
条のリブ群12b(このものはパーティング面で対面す
るリブが軸方向にずらされていない)が形成され、更に
凹部11の中央部周面には軸線状に所要数のリブ12c
が形成されている。なお、リブ群12aは上述した実施
例に準じて形成されている。
いる。実施例の軸筒13は、把持部位置となる周面の前
後端にそれぞれ段部が形成され、その段部と段部の間に
筒状のグリップ部材を配設するための適宜縮小した凹部
14が設けられている。凹部14の後端側周面には二条
のリブ群15aが形成され、凹部14の前端側周面には
一条のリブ群15bが形成され、更に凹部14の中央部
周面には軸線状に所要数のリブ15cが形成されてい
る。なお、リブ群は上述した実施例に準じて形成されて
いる。
は、把持部位置となる周面の前後端にそれぞれ段部が形
成され、その段部と段部の間に筒状のグリップ部材を配
設するための適宜縮小した凹部17が設けられている。
凹部17の中央部周面には、軸線状に所要数のリブ18
が形成されている。
グ面の両側に円弧状に突設したリブが形成されると共
に、パーティング面で対面するリブ面が軸方向に適宜ず
らした状態に設けられることによって、2色成形によっ
て一体に二次成形されたグリップ部材6は、リブ群によ
って軸筒の軸方向への移動が阻止される。またリブ面が
ずらして設けられたことによってねじり方向に対しての
変形が防止され、軸筒1に対してグリップ部材6は抜け
止め且つ回転止めされて強固に固定される。
に4箇所で突出して形成され、パーティング面で対面す
るリブが軸方向にずれた状態に形成されると共に、パー
ティング面と直角な方向で、リブの端部が隙間を有して
軸方向にずれた状態に形成されることによってねじり方
向に対しての変形が効果的に防止可能となる。
は、少なくとも、凹部前後端の二箇所に円弧状に突設し
たリブが形成されることが望ましい。また弾性体である
グリップ部材の握り感を良くするには、グリップ部材の
肉厚に対し、リブは低く突設されるのが望ましい。また
軸筒凹部の形状や指の当たる位置などを考慮してリブ群
の配設箇所を変えたり、リブの高さを変化させたり、リ
ブ群を一条にしたり、あるいはそれ以上にしたり、ある
いは軸線状のリブと組み合わせたりして設けられる。
(実施例及び他の実施例1,2,3など) また軸筒の把持部位置となる周面の後端または前後端に
段部が形成されない場合であっても、本発明の技術内容
を利用することによって軸筒に対してグリップ部材をし
っかりと固定することが可能である。
あり、パーティング面で対面するリブ面が軸方向に適宜
ずらした状態に設けられることによって、2色成形によ
って一体に二次成形されたグリップ部材が、従来の軸筒
に対して軸方向に動いてしまうという問題やグリップ部
材に回転力が係るとグリップ部材がねじれ変形して、握
り具合が悪くなったり、特にグリップ部材の外面に飾り
や滑り防止で形成された模様がある場合に極めて体裁が
悪くなるという問題が解消される。また上述した有効な
手段が、金型の制作上や成形時の離型になんら影響され
ない単純な構成で得られる利点がある。
外観図である。
ィング面が水平(矢印方向)に離型する側の図を示して
いる。
ィング面が垂直(矢印方向)に離型する側の図を示して
いる。
ている。
ている。
ている。
Claims (2)
- 【請求項1】 2色成形で、軸筒に対してエラストマー
又はゴム等のグリップ部材を一体成形してなる筆記具の
軸筒に於いて、 前記軸筒は、その軸直角方向に離型されるパーティング
面を有し、把持部となる位置に筒状のグリップ部材を配
設するための適宜縮小した凹部が設けられ、その凹部周
面の所要箇所に、前記パーティング面で両側に円弧状に
突設したリブが形成されると共に、パーティング面で対
面するリブ面が軸方向に適宜ずらして設けられたことを
特徴とする筆記具の軸筒。 - 【請求項2】 少なくとも、凹部前後端の二箇所に円弧
状に突設したリブが形成されてなる請求項1に記載の筆
記具の軸筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001241741A JP4679764B2 (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 筆記具の軸筒 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003054179A true JP2003054179A (ja) | 2003-02-26 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008068522A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Zebra Pen Corp | 筆記具 |
JP2008296462A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Zebra Pen Corp | 筆記具 |
JP2013094464A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Ishida:Kk | 持ち易い箸 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0222301Y2 (ja) * | 1983-02-25 | 1990-06-15 | ||
JPH0371682A (ja) * | 1989-08-11 | 1991-03-27 | Nikon Corp | エキシマレーザ装置用予備電離電極 |
JPH09315077A (ja) * | 1996-06-03 | 1997-12-09 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 筆記具 |
-
2001
- 2001-08-09 JP JP2001241741A patent/JP4679764B2/ja not_active Expired - Fee Related
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