JP2552183Y2 - 筆記具の滑り止め部材 - Google Patents
筆記具の滑り止め部材Info
- Publication number
- JP2552183Y2 JP2552183Y2 JP1988167223U JP16722388U JP2552183Y2 JP 2552183 Y2 JP2552183 Y2 JP 2552183Y2 JP 1988167223 U JP1988167223 U JP 1988167223U JP 16722388 U JP16722388 U JP 16722388U JP 2552183 Y2 JP2552183 Y2 JP 2552183Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slip member
- writing instrument
- shaft cylinder
- slip
- slip material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、筆記具の滑り止め部材に関する。
(従来の技術) 従来、筆記具の把持部にゴム製の筒状部材を外嵌し
て、その把持時の滑りを防止すると共に把持感を向上す
るといったことがしばしばなされている。
て、その把持時の滑りを防止すると共に把持感を向上す
るといったことがしばしばなされている。
(考案が解決しようとする課題) 筒状部材は、一般に軸筒と同径かそれよりやや小径に
成形されている。このため、軸筒外嵌時には、筒状部材
を若干外方に変形させながら軸筒先端より強制的に挿入
するようになるため、作業が困難となりったり、筒状部
材に亀裂が生じたりするものであった。
成形されている。このため、軸筒外嵌時には、筒状部材
を若干外方に変形させながら軸筒先端より強制的に挿入
するようになるため、作業が困難となりったり、筒状部
材に亀裂が生じたりするものであった。
(考案の目的) 本考案は、筆記具の滑り止め部材を容易に外嵌できる
筆記具の滑り止め部材を提供することを目的とする。
筆記具の滑り止め部材を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述した課題に鑑みなされたものであっ
て、筆記具の軸筒前方に外嵌する筆記具の滑り止め部材
であって、前記滑り止め部材は、弾性を有する略筒状の
弾性部材となし、成形時においてその弾性部材の内面に
粗面を一体的に形成するとともに、その粗面はブラスト
加工あるいは、放電加工された金型によって成形された
ことを特徴とする筆記具の滑り止め部材とするものであ
る。
て、筆記具の軸筒前方に外嵌する筆記具の滑り止め部材
であって、前記滑り止め部材は、弾性を有する略筒状の
弾性部材となし、成形時においてその弾性部材の内面に
粗面を一体的に形成するとともに、その粗面はブラスト
加工あるいは、放電加工された金型によって成形された
ことを特徴とする筆記具の滑り止め部材とするものであ
る。
(作用) ゴム製の略筒状滑り止め部材の内面を粗面とするの
で、軸筒表面と滑り止め部材との摩擦が少なくなり、容
易に外嵌めできるものとなる。
で、軸筒表面と滑り止め部材との摩擦が少なくなり、容
易に外嵌めできるものとなる。
(実施例) 添付図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
第1図は、本考案をシャープペンシルに適用した例
で、参照符号1は軸筒であり、芯保護管2を固着した先
金3が取付けられ、軸筒1後部にはノックキャップ4が
抜き差し自在に取付けられている。5は軸筒1前方に外
嵌する弾性を有する略筒状の滑り止め部材である。該滑
り止め部材には、滑り止めの機能を更に向上する為に、
連続した段部6を形成してあるが、このものは必ずしも
必要ではない。また、滑り止め部材の素材としては、弾
性を有するものであれば良く、例えば、ゴム系、塩化ビ
ニル系、熱可塑性エラストマー等が利用できる。
で、参照符号1は軸筒であり、芯保護管2を固着した先
金3が取付けられ、軸筒1後部にはノックキャップ4が
抜き差し自在に取付けられている。5は軸筒1前方に外
嵌する弾性を有する略筒状の滑り止め部材である。該滑
り止め部材には、滑り止めの機能を更に向上する為に、
連続した段部6を形成してあるが、このものは必ずしも
必要ではない。また、滑り止め部材の素材としては、弾
性を有するものであれば良く、例えば、ゴム系、塩化ビ
ニル系、熱可塑性エラストマー等が利用できる。
第3図は、滑り止め部材を割ったもので、内面5aを粗
面にしてある。粗面にする手段としては、例えば、射出
成形等の成形方法を取るのであれば、ブラスト加工や放
電加工等を利用して金型の筒状部材内面にあたる部分を
粗くしておけば良い。また、内面を粗面にする部分は、
内面全部であっても部分的に施しても良いものである。
この場合、部分的に施せば、滑らかな部分は、軸筒1の
表面との摩擦が大きくなるため、外嵌したあと抜けにく
くなるものになる。
面にしてある。粗面にする手段としては、例えば、射出
成形等の成形方法を取るのであれば、ブラスト加工や放
電加工等を利用して金型の筒状部材内面にあたる部分を
粗くしておけば良い。また、内面を粗面にする部分は、
内面全部であっても部分的に施しても良いものである。
この場合、部分的に施せば、滑らかな部分は、軸筒1の
表面との摩擦が大きくなるため、外嵌したあと抜けにく
くなるものになる。
(考案の効果) 本考案によれば、滑り止め部材自体に粗面を形成する
ことにより、その滑り止め部材を安価に製作することが
でき、また、滑り止め部材自体の内面に粗面を形成する
と云った簡単な構成で軸筒への外嵌が容易になる。
ことにより、その滑り止め部材を安価に製作することが
でき、また、滑り止め部材自体の内面に粗面を形成する
と云った簡単な構成で軸筒への外嵌が容易になる。
第1図は、本考案をシャープペンシルに適用した外観
図、第2図は本考案の外観斜視図、第3図は第2図のA
−A線断面をとった外観斜視図である。 1……軸筒、5……滑り止め部材、5a……内面
図、第2図は本考案の外観斜視図、第3図は第2図のA
−A線断面をとった外観斜視図である。 1……軸筒、5……滑り止め部材、5a……内面
Claims (1)
- 【請求項1】筆記具の軸筒前方に外嵌する筆記具の滑り
止め部材であって、前記滑り止め部材は、弾性を有する
略筒状の弾性部材となし、成形時においてその弾性部材
の内面に粗面を一体的に形成するとともに、その粗面は
ブラスト加工あるいは、放電加工された金型によって成
形されたことを特徴とする筆記具の滑り止め部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988167223U JP2552183Y2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 筆記具の滑り止め部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988167223U JP2552183Y2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 筆記具の滑り止め部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0286779U JPH0286779U (ja) | 1990-07-10 |
JP2552183Y2 true JP2552183Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=31455324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988167223U Expired - Lifetime JP2552183Y2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 筆記具の滑り止め部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552183Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2607455Y2 (ja) | 1993-01-08 | 2001-09-04 | ぺんてる株式会社 | 筆記具に於ける滑り止め部材 |
WO2005000600A1 (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-06 | Kabushiki Kaisha Pilot Corporation | 筆記具の軸筒 |
JP2010155389A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Pentel Corp | 軸筒 |
JP2011116031A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | グリップおよびグリップを備える筆記具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55110288U (ja) * | 1979-01-30 | 1980-08-02 | ||
JPS5953983U (ja) * | 1982-10-01 | 1984-04-09 | 越藤電気株式会社 | 覆装用チユ−ブ |
JP2596552B2 (ja) * | 1987-03-03 | 1997-04-02 | 東北ゴム株式会社 | コンベヤベルト |
-
1988
- 1988-12-24 JP JP1988167223U patent/JP2552183Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2607455Y2 (ja) | 1993-01-08 | 2001-09-04 | ぺんてる株式会社 | 筆記具に於ける滑り止め部材 |
WO2005000600A1 (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-06 | Kabushiki Kaisha Pilot Corporation | 筆記具の軸筒 |
JPWO2005000600A1 (ja) * | 2003-06-26 | 2006-11-30 | 株式会社パイロットコーポレーション | 筆記具の軸筒 |
JP4602250B2 (ja) * | 2003-06-26 | 2010-12-22 | 株式会社パイロットコーポレーション | 筆記具の軸筒 |
JP2010155389A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Pentel Corp | 軸筒 |
JP2011116031A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | グリップおよびグリップを備える筆記具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0286779U (ja) | 1990-07-10 |
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