JP2596552B2 - コンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト

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JP2596552B2
JP2596552B2 JP62047935A JP4793587A JP2596552B2 JP 2596552 B2 JP2596552 B2 JP 2596552B2 JP 62047935 A JP62047935 A JP 62047935A JP 4793587 A JP4793587 A JP 4793587A JP 2596552 B2 JP2596552 B2 JP 2596552B2
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JP
Japan
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conveyor belt
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present
layer
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Inventor
範起 相田
宏 岩渕
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東北ゴム株式会社
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は板上を摺動させながら用いるコンベヤベルト
に関するものである。更に詳述すれば本発明は滑り性を
顕著に改善した摺動面を有するコンベヤベルトに関する
ものである。
[従来の技術] 一般に、コンベヤベルトはその内側に配置した駆動プ
ーリーにより同じ方向に周回させることにより、上面ゴ
ム層上に載せた荷物を運搬するようになっている。この
場合コンベヤベルトの下面ゴム層は、駆動プーリーの動
力を伝達する必要があるため摩擦力が大きいことが要求
される。
このため従来のコンベヤベルト1の下面ゴム層5は、
第2図に示すように、高摩擦抵抗性ゴム層から成ってい
る。第2図において3は補強層、2は上面ゴム層であ
る。
最近、第3図に示すように、内側に配置した駆動プー
リー6によりコンベヤベルト1を一定位置まで前進後退
させて上面ゴム層2に載せた荷物8を運搬するコンベア
ー装置が普及している。第3図において、7はコンベヤ
ベルトの下面層が摺動する摺動板である。
しかしながら従来のコンベヤベルト1の下面ゴム層5
は、第2図に示すように駆動プーリー6からの伝達力が
優れた高摩擦抵抗性ゴムから成るため、摺動板7との摺
動抵抗が大きく、その結果駆動電力代がかさみ、振動や
騒音も大きく、その上使用寿命も短くなるという欠点が
ある。
これらの欠点を解決するため、下面層5の高摩擦抵抗
性ゴムの表面に滑り性の良好な潤滑性物質、例えばパラ
フインワックス、蝋、フッソ樹脂塗料、シリコン樹脂塗
料を塗布することが行なわれているが、これらの潤滑層
は摺動摩耗により滑り性が短期間に失われ、しかも汚れ
やすい欠点がある。また、高摩擦抵抗性ゴムから成る下
面ゴム層5を省略したコンベヤベルト、即ち下面が補強
層3のみであるコンベヤベルトが使用されている。しか
し下面が補強層3のみであるコンベヤベルト1では、補
強層3布が摩耗や剥離を起こし易く、そのため使用寿命
が著しく短いという欠点がある。
[発明が解決しょうとする問題点] 本発明はかかる点に立って為されたものであって、そ
の目的とするところは、前記した従来技術の欠点を解消
し、摺動抵抗が小さく、しかも振動や騒音がなく、その
上使用寿命が長いコンベヤベルトを提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明の要旨とするところは、コンベヤベルトの摺動
面となる下面ゴム層として、表面を粗面化処理した低摩
擦抵抗性微粒子分散ゴム層を用いたことにある。そして
この低摩擦性微粒子分散ゴム層は、前記粗面化処理によ
り表面に低摩擦抵抗性微粒子が点状突起物として露出さ
れている。
本発明において、低摩擦抵抗性微粒子とは滑り性があ
り、しかもゴムの混練り温度や加硫温度で溶融しにく
く、その上耐摩耗性が良好な微粒子ならよく、例えば高
分子微粒子、無機微粒子等である。高分子微粒子として
は、例えば超高分子量ポリエチレン微粒子、ポリテトラ
フルオロエチレン微粒子等を用いることができる。又、
無機微粒子としてはシリコーン塗料や弗素樹脂塗料等を
コーティングした無機微粒子、例えば炭酸カルシウム微
粒子、タルク、グラファイト等がある。
これらの低摩擦抵抗性微粒子の粒子径は特に制限され
ないが、一般にはゴムへの混練り作業性や滑り性の点か
ら0.05〜1000μ程度のものが適切である。また、低摩擦
性微粒子の配合量も特に制限ないが、一般にはゴム100
重量部に対して10〜120重量部が適切である。
本発明のコンベヤベルトにおいて、上面層にはゴム
層、また中間層には補強層をそれぞれ設ける構成とす
る。
本発明においてゴム材料としては天然ゴム、合成ゴム
のいずれでもよい。合成ゴムとしてはクロロプレンゴ
ム、エチレンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム
等を用いることができる。
本発明において、ゴム層の粗面化処理とは下面ゴム層
の表面層を薄く研磨、又は研削してゴム層の表面に低摩
擦抵抗性微粒子を点状突起物として露出させる処理であ
る。
[作用] 本発明のコンベヤベルトは、コンベヤベルトの摺動面
となる下面ゴム層として、表面を粗面化処理し低摩擦抵
抗性微粒子を点状突起物として露出させた低摩擦抵抗性
微粒子配合ゴム層を用いることにより、下面ゴム層の滑
り性を効果的に改善し、その結果コンベヤベルトの摺動
抵抗を顕著に低減したことにある。
本発明において、下面ゴム層として低摩擦抵抗性微粒
子分散ゴム層を用いただけでは、下面ゴム層の滑り性を
効果的に改善することができない。これは配合した低摩
擦抵抗性微粒子が成形、加硫時の圧力と温度により下面
ゴム層内部に入り込むためである。本発明者等は、かか
る点に立って鋭意検討した結果、成形、加硫した後、下
面ゴム層の表面を粗面化処理して低摩擦抵抗性微粒子を
第5図に示すように点状突起物として露出させることに
より、コンベヤベルトの摺動抵抗を顕著に低減できるこ
とを見出し、本発明に至ったものである。
即ち、本発明のコンベヤベルトは、下面ゴム層として
ゴム材料に低摩擦抵抗性微粒子を分散して成る低摩擦抵
抗性微粒子分散ゴム層を用い且つその低摩擦抵抗性微粒
子を該ゴム層の加硫後の粗面化処理により表面に点状突
起物として露出させ、もって摺動面を形成するようにし
たものである。これによりコンベヤベルトの摺動抵抗の
低減と共に耐久性の向上を計ったものである。
[実施例] 次に、本発明のコンベヤベルトの一実施例を図面によ
り説明する。
第1図は本発明のコンベヤベルト1の一実施例を示し
た横断面図である。第1図において2は上面ゴム層、3
は中間の補強層、21は内側ゴム層の表面を粗面化処理し
た低摩擦抵抗性微粒子分散ゴム層である。
第4図は成形、加硫直後のコンベヤベルト1の下面ゴ
ム層の一部省略横断面説明図であって、低摩擦抵抗性微
粒子20が低摩擦性微粒子配合ゴム層21の内部に入ってい
ることを示している。第5図は第4図のコンベヤベルト
1の低摩擦抵抗性微粒子分散ゴム層の表面を粗面化処理
して低摩擦抵抗性微粒子20が表面に点状突起物として露
出した状態の説明図である。
かくして得た本発明のコンベヤベルト1の一実施例品
は、表面に点状突起物として露出した低摩擦抵抗性微粒
子20により内側の低摩擦抵抗性微粒子分散ゴム層21の滑
り性が顕著によくなり、その結果コンベヤベルト1の摺
動抵抗を効果的に低減できるものである。しかも本発明
のコンベヤベルト1の一実施例品は滑り性がよいため耐
摩耗性が良く、(摩耗が少なく)、その結果使用寿命が
一段と向上できるものである。
第6図は本発明のコンベヤベルト1の他の一実施例品
を示したものであって、中間の補強層3と低摩擦性微粒
子分散ゴム層21との間に中間ゴム層4を設けたものであ
る。この中間ゴム層4の厚さを調節することにより、他
の層の厚さを変化させることなくコンベヤベルト1の厚
さを任意に調節することができる。
[発明の効果] 本発明のコンベヤベルトは、下面ゴム層の摺動抵抗が
顕著に小さく、その結果耐摩耗性、使用寿命を一段と向
上できるものであり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコンベヤベルトの一実施例品の横断面
図、第2図は従来のコンベヤベルトの一例品の横断面
図、第3図はコンベヤベルトの内側ゴム層の摺動状況を
示す説明図、第4図、第5図は本発明のコンベヤベルト
の下面ゴム層の一部省略横断面説明図、第6図は本発明
のコンベヤベルトの他の一実施例の横断面図である。 1;コンベヤベルト、 2;上面ゴム層、 3;補強層、 4;中間ゴム層、 5;下面ゴム層、 6;駆動プーリー、 7;摺動板、 8;荷物、 20;低摩擦抵抗性微粒子、 21;低摩擦抵抗性微粒子分散ゴム層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷物の搬送面となる上面ゴム層、補強層と
    なる中間補強層及び摺動面となる下面ゴム層を有するコ
    ンベヤベルトにおいて、該下面ゴム層はゴム材料に低摩
    擦抵抗性微粒子を分散して成る低摩擦抵抗性微粒子分散
    ゴム層から成り且つ該下面ゴム層の摺動面は当該ゴム層
    の加硫後の粗面化処理によりその表面に前記低摩擦抵抗
    性微粒子が点状突起物として露出されていることを特徴
    とするコンベヤベルト。
JP62047935A 1987-03-03 1987-03-03 コンベヤベルト Expired - Lifetime JP2596552B2 (ja)

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