JP4676905B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
詳しくは、軸筒の先端側(前端側)に先口を捩じ込んだ際に発生するグリップの捩れ防止機構を備えた筆記具に関する。
更に、軸筒に先口を捩じ込んだ後は、回転不能なリングが軸方向へ圧縮されたグリップの前端面に圧接しているため、筆記時の把持圧でグリップに対し周方向への押圧(捩れ力)が掛かってグリップが捩れ変形した場合には、グリップ自体が持つ弾性的な復元力により該捩れ方向と逆方向へ戻ろうとしても、リングとの摩擦抵抗で逆回転が阻止され、それによりグリップが伸びてその癖がついてしまい、空回りやめくれが発生し易くなるという問題があった。
また、先口の捩じ込みにより回転不能なリングを後退させて弾性変形可能なグリップの前端面に圧接させるが、この捩じ込みによりグリップが軸方向へ圧縮変形してその前端面とリングとの摩擦抵抗が著しく増大するため、先口の捩じ込みに大きな回転力が必要になって、組立時における先口の締め付けが緩くなり、その結果として先口が外れ易いという問題もあった。
特に、近年では把持感触を向上する観点などから、例えばゴム硬度が40度以下の極軟質な材料で成形したグリップが増えつつあり、その場合には、上述した現象の発生が顕著となり、このグリップ捩れで先口が逆回転して外れるなど、長期に亘って快適な把持感触を持続できないという問題があった。
また、第二の発明では、上記第一の発明の構成に加えて、上記軸筒に対して滑りリングを軸方向へ往復動自在に配置し、軸筒に螺合された先口を、滑りリングを介してグリップの前端面に圧接させることで、該グリップを弾性変形するように押圧したことを特徴とする。
また、第三の発明では、上記第一又は第二の発明の構成に加えて、上記滑りリングを軸方向へ二つ以上備え、これら滑りリング同士の当接面を互いに滑らかに摺接させたことを特徴とする。
また、第四の発明では、上記第一乃至第三の何れか一つの発明の構成に加えて、上記軸筒のグリップよりも後端側に、グリップの後端面と当接する受け面を備え、この受け面とグリップ後端面との間に、これら受け面及びグリップ後端面と夫々摺接する補助滑りリングを周方向へ回転自在に設けたことを特徴とする。
第一の発明によれば、グリップと先口との間に挟み込まれるように、これらグリップ及び先口と夫々摺接する滑りリングを周方向へ回転自在に設けることにより、先口の捩じ込みに伴い、該先口と滑りリングとが周方向へ摺動すると同時に、この滑りリングとグリップとが周方向へ摺動して、先口の回転がグリップに伝達されず、また筆記時の把持圧で周方向へ押圧されてグリップが捩れても、筆記時の把持圧から開放されることに伴い、このグリップ自体が持つ弾性的な復元力により、グリップが滑りリングを介して先口に対し自由回転し、該捩れ方向と逆方向へ自動的に戻る。
従って、簡単な構造で組立時及び筆記時におけるグリップ前端側の捩れを防止することができる。
よって、軸筒とリングに軸方向へ摺動可能で回転不能な凹凸係合部を夫々形成する必要がある従来技術と比べ、軸筒とリングに凹凸係合部を形成する必要がないため、これら両者の構造が簡素化されて厳しい寸法精度も必要なくなり、その分だけ製造コストの低減化が図れる。
更に、筆記時においてその把持圧によりグリップが周方向へ捩れ変形しても、その把持圧から開放されると、グリップ自体が持つ弾性的な復元力により該捩れ方向と逆方向へ戻って、この捩れ変形によるグリップの伸びと空回りやめくれを防止できる。
それにより例えばゴム硬度が40度以下の極軟質な材料でグリップを成形しても、その捩れで先口が逆転して外れず、長期に亘って快適な把持感触を持続できる。
従って、組立時における先口の確実な締め付けと締め付け後の緩み防止を両立することができる。
よって、先口の捩じ込みによりグリップが軸方向へ圧縮変形してその前端面とリングとの摩擦抵抗が著しく増大する従来技術と比べ、先口が外れ難くなり、先口の紛失事故を激減できる。
従って、より効果的にグリップ捩れを防止することができる。
従って、グリップ後端側の捩れを防止することができる。
その他の例として、予め複数に分割形成された部品を相互に連結することで、筒状のグリップ2となるようにしたり、例えば特開2005−111664号公報に開示されるように、グリップ2と軸筒1の把持部位1aとの間に、緩衝目的でより柔らかな例えばゲル状物質などの弾性材料を介在させることも可能である。
この滑らかな面とは、当接する先口3の回転運動によって該滑りリング4が同方向へ若干回転してもグリップ2の前端面2aへはその回転が伝わらない程度に滑らかな面であって、例えば凹凸のない平坦面である。
この際、これら複数の滑りリング4の当接面4cは、その材料を上述したように摩擦抵抗が小さな材料を使用するだけでなく、例えば該当接面4cの間に転動体を入れてボールベアリングのような構造とすることも可能である。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、図2に示す如く、軸筒1の把持部位1aに対してその前方(図面では下方)からグリップ2を挿入し、その後端面2bが受け面1bに当接するか又はそれに近い状態まで差し込む。
それにより、先口3の収納段部3aと滑りリング4の前面4aとが周方向へ摺動すると同時に、滑りリング4の後面4bとグリップ前端面2aとが周方向へ摺動して、先口3の回転がグリップ前端面2aに伝達されない。
その結果、組立時において先口3の締め付けでグリップ2の前端側が捩れることを防止できる。
その結果、組立時における先口3の確実な締め付けと、締め付け後の緩み防止が同時に期待できる。
その結果、筆記時におけるグリップ2の前端側の捩れ防止をも期待できる。
その他の例として図示せぬが、図1及び図2に示した実施例1と同様に、先口3の収納段部3aからグリップ2の前端面2aに亘って、二つの滑りリング4を軸方向へ並べて配置するか、或いは三つ以上の滑りリング4を軸方向へ並べて配置することも可能である。
更に、前示実施例1,2では、先口3の後端部外周に相対して滑りリング4を回転自在で軸方向へ往復動自在に配置したが、これに限定されず、収納段部3aが凹設されない先口3の後端面3bからグリップ前端面2aに亘って挟み込むことにより、軸筒1の外周面に相対して滑りリング4を回転自在で軸方向へ往復動自在に配置することも可能である。
更に、上記筆記具Aがノック式ボールペンの一例を示したが、これに限定されず、回転操作によって筆記部を出没させる構造のボールペンや、筆記部が出没しない構造のボールペン、或いはそれ以外の例えばシャープペンシルやサインペンなどであっても良い。
2 グリップ 2a グリップ前端面
2b グリップ後端面 3 先口
4 滑りリング 4c 当接面
5 補助滑りリング
Claims (4)
- 軸筒(1)に弾性変形可能なグリップ(2)を具備し、この軸筒(1)のグリップ(2)よりも先端側に先口(3)を螺合接続するようにした筆記具において、
前記グリップ(2)と先口(3)との間に挟み込まれるように、これらグリップ(2)及び先口(3)と夫々摺接する滑りリング(4)を周方向へ回転自在に設けたことを特徴とする筆記具。 - 上記軸筒(1)に対して滑りリング(4)を軸方向へ往復動自在に配置し、軸筒(1)に螺合された先口(3)を、滑りリング(4)を介してグリップ(2)の前端面(2a)に圧接させることで、該グリップ(2)を弾性変形するように押圧したことを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 上記滑りリング(4)を軸方向へ二つ以上備え、これら滑りリング(4)同士の当接面(4c)を互いに滑らかに摺接させたことを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
- 上記軸筒(1)のグリップ(2)よりも後端側に、グリップ(2)の後端面(2b)と当接する受け面(1b)を備え、この受け面(1b)とグリップ後端面(2b)との間に、これら受け面(1b)及びグリップ後端面(2b)と夫々摺接する補助滑りリング(5)を周方向へ回転自在に設けことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の筆記具。
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