JP5705655B2 - キャップ付き筆記具 - Google Patents
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Description
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1に記載の発明では、キャップ(1)の側面に、内側へ撓み可能な操作体(14)と、該操作体(14)の自由端側で外方へ突出する釦部(15)とを備え、釦部(15)が押圧されて操作体(14)が内側へ撓んだ際に、該操作体(14)の内面を、筆記具本体(2)の前端側の傾斜部(12)に摺接させて、キャップ(1)が前方へ押し出されるようにしている。
そこで、前記操作体(14)から突出する部分(釦部(15))を省いて、前記振動等により操作体(14)が押圧変形されないようにすることが提案される。
しかしながら、前記のように突出部分(釦部(15))を省いた場合には、前記操作体(14)を内側へ押圧変形させる際の操作性を著しく損ねてしまうため、工夫を要する。
変形部の外表面が、キャップ周壁の外表面と略面一か、又はキャップ周壁の外表面よりも凹んでいるため、搬送中の振動等に起因し、変形部が梱包箱の内面等に当接されて、キャップが外れてしまうようなことを防止することができる。
しかも、変形部を変形させてキャップを外す際には、変形部を押圧操作した指が、逃し凹部に逃されて深く沈み込むため、変形部の変形量を比較的大きく確保することができる上、変形部を押圧操作する際の操作性を向上することができる。
よって、不使用時にキャップが外れてしまうのを防ぐことができる上、使用時には押圧操作によってキャップを簡単に外すことができる。
なお、この形態は、前記逃し凹部を具備しない独立した発明としても、前述したキャップを外し易くする等の作用効果を奏する。
すなわち、この独立した発明は、キャップの周壁に、外方からの押圧操作によりキャップ内側へ変形可能な変形部を設け、キャップ内側へ変形した際の前記変形部により軸筒を押圧して、前記キャップが前記軸筒から外されるようにしたキャップ付き筆記具において、前記変形部は、弓なりに弾性変形可能な縦断面凹状に形成され、キャップ内側へ変形した際に、その自由端側の部分によって前記軸筒を押圧することを特徴とする。
この独立した発明には、前記変形部が、キャップ周壁の外表面から突出する態様も含まれる。
なお、この形態は、前記逃し凹部等を具備しない独立した発明としても、前記した滑り止め及び異物侵入防止等の作用効果を奏する。
すなわち、この独立した発明は、キャップの周壁に、外方からの押圧操作によりキャップ内側へ変形可能な変形部を設け、キャップ内側へ変形した際の前記変形部により軸筒を押圧して、前記キャップが前記軸筒から外されるようにしたキャップ付き筆記具において、前記キャップの周壁に、該周壁をキャップ径方向へ貫通する略凹状の切欠部を設け、該切欠部の内側の部分を、自由端側がキャップ内側へ撓み可能な前記変形部とし、前記切欠部を跨るようにして前記変形部を覆う弾性被覆部を設けたことを特徴とする。
なお、以下の説明中、「キャップ軸方向」とは、キャップの軸心(中心)が延びる方向を意味する。また、「キャップ径方向」とは、前記キャップ軸方向に略直交する方向を意味する。「軸筒軸方向」とは、軸筒の軸心(中心)が延びる方向を意味し、前記キャップ軸方向と同方向である。また、「キャップ径外方向」とは、前記キャップ径方向において軸心から離れる方向を意味する。
このキャップ付き筆記具1は、長尺筒状の軸筒10と、該軸筒10の前端側に着脱可能に接続されるキャップ20とを備え、キャップ20の周壁に、外方からの押圧操作によりキャップ内側へ変形可能な変形部21aを設け、キャップ内側へ変形した際の前記変形部21aにより軸筒10を押圧して、前記キャップ20が前記軸筒10から外されるようにしている。
このキャップ付き筆記具1は、軸筒10内の空間に直接充填されるインクを前方へ導き筆記部30の前端から突出する直液式筆記具として構成される。
前軸11における前記傾斜面11aよりも前側の部分は小径筒状に形成され、この筒状部分の外周面には、キャップ20に対し全周にわたって凹凸状に嵌り合いインク洩れを防止する環状溝11bが設けられる。
前軸11における前記傾斜面11aよりも後側の部分は、キャップ20に嵌り合う大径筒状に形成され、この筒状部分の外周面には、キャップ20をキャップ軸方向へ乗り越えさせて嵌合する環状突起11cが形成される。
前軸11における環状突起11cよりも後ろ側には、キャップ20の後端縁に当接して該後端縁を受ける環状凸部11dが設けられる。そして、前軸11における環状凸部11dよりも更に後側の部分は、後軸12の前端開口部に挿入され嵌合接続されている。
また、前軸11内周面における前端側には、後軸12内から前方へ吐出されるインクを一時的に貯溜するインク貯溜溝11eが設けられる。このインク貯溜溝11eは、軸筒軸方向へ連続する溝であり、周方向に間隔を置いて複数設けられる。
変形部21aの外表面は、キャップ本体部21周壁の外表面と略面一、又はキャップ本体部21周壁の外表面よりも凹んで設けられる。換言すれば、変形部21aは、キャップ本体部21における変形部21a以外の部分の外表面から径外方向へ突出しないように設けられる。
この変形部21aは、図示例によれば、軸心を挟んで対向するように二つ設けられる。
この変形部21aの自由端部21a1の外表面は、キャップ本体部21における後端側(図2及び3によれば右端側)の外表面(突起21h以外の部分における最大径部分)と、略面一になっている。
この変形部21aは、キャップ軸方向において、縦断面凹状の部分の中央側が、キャップ内側へ凹むようにして、その両側の部分よりも徐々に薄肉になるように形成される。この構成によれば、変形部21aの中央側が押圧された際に、該変形部21aを効果的に弓なり変形させることができる。
この凹凸条21a2は、キャップ軸方向に直交する方向の突条と凹溝を交互に並べることで形成される。
この構成によれば、変形部21aがキャップ内側へ撓んだ際に、変形部21aの自由端部21a1側の内縁と、軸筒10の傾斜面11aとの間の当接力が、複数の凸部21eに略均等に分散されるため、変形部21aと傾斜面11aを安定した接触状態にすることができる。
図示例についてより詳細に説明すれば、各第2の逃し凹部21cは、キャップ内側へ凹む略円弧状に形成される(図3(a)参照)。この第2の逃し凹部21cのキャップ軸方向の長さは、変形部21a表面の凹状部分を全て含む長さに設定される。
この弾性被覆部23は、エラストマー樹脂等の弾性を有する合成樹脂材料の被膜であり、キャップ本体部21を成形する際に同時成形(二色成形)される。
さらに、この弾性被覆部23の他例としては、キャップ本体部21とは別体に成形されたものを、キャップ本体部21に対し装着するようにしてもよい。
この通気口21fは、キャップ本体部21内の空間を経て、キャップ本体部21の後端(図2における右端)の開口部まで連通しており、キャップ20が万が一誤飲されて喉に詰まった場合に、呼吸のための通気通路を確保する。
接続突起21gは、後述する密閉部材22の被接続穴22bに圧入された際に、係止部21g1を被接続穴22b内壁に食い込ませる。
また、密閉部材22の底部には、キャップ本体部21の接続突起21gを嵌合するための、被接続穴22bが設けられる。この被接続穴22bは、深さ方向へ行くにつれて徐々に狭くなるように形成される。
また、密閉部材22の外周部には、キャップ軸方向へ連続する凹部22cが、周方向に間隔を置いて複数設けられる。これら凹部22cは、密閉部材22がキャップ本体部21内に接続された状態で、キャップ本体部21底部の通気口21fに連通し、キャップ内外の通気路を確保する。
このキャップ20の他例としては、キャップ本体部21と密閉部材22とを一体の部材とした構成としてもよい。
図4(a)に示すように、軸筒10にキャップ20を装着した状態では、変形部21aの外表面の最大径部分(自由端部21a1の外縁部)が、キャップ本体部21周壁の外表面と略面一であるため、例えば、搬送中に当該キャップ付き筆記具1が梱包箱等に当接したとしても、変形部21aが押されてキャップ20が外れてしまうようなことがない。
したがって、仮に逃し凹部21b,21cがない場合と比較し、変形部21aの撓み量を大きく確保することができる。
この際、変形部21aと傾斜面11aとが複数の凸部21eにより安定した摺接状態になり、さらに、キャップ20内周面と軸筒10外周面とがキャップ20内周面の複数の縦リブ21j(図2参照)により安定した摺接状態になるため、これらの相乗効果として、変形部21aを押圧変形するための力にばらつきが生じ難く、変形部21aを指fで押圧する際の操作感が良好となる。
そのため、比較的軽い摘み操作でもって、キャップ20を外すことができる。
11a:傾斜面 20:キャップ
21a:変形部 21a1:自由端部
21b:第1の逃し凹部 21c:第2の逃し凹部
21d:切欠部 23:弾性被覆部
f:指
Claims (8)
- キャップの周壁に、外方からの押圧操作によりキャップ内側へ変形可能な変形部を設け、キャップ内側へ変形した際の前記変形部により軸筒を押圧して、前記キャップが前記軸筒から外されるようにしたキャップ付き筆記具において、
前記変形部の外表面を、キャップ周壁の外表面と略面一に、又はキャップ周壁の外表面よりも凹ませて設け、
前記変形部に隣接する外表面に、前記変形部の外表面よりもキャップ内側へ凹んだ逃し凹部を設け、前記押圧操作のための指を前記逃し凹部によって逃すようにしたことを特徴とするキャップ付き筆記具。 - 前記キャップの周壁に、該周壁をキャップ径方向へ貫通する略凹状の切欠部を設け、該切欠部の内側の部分を、自由端側がキャップ内側へ撓み可能な前記変形部としたことを特徴とする請求項1記載のキャップ付き筆記具。
- 前記逃し凹部は、前記変形部の自由端部に隣接するようにして、キャップ周壁の外表面に設けられていることを特徴とする請求項2記載のキャップ付き筆記具。
- 前記逃し凹部は、前記変形部の両側端部に対してその両側から隣接するように、キャップ周壁の外表面に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載のキャップ付き筆記具。
- 前記変形部は、弓なりに弾性変形可能な縦断面凹状に形成され、キャップ内側へ変形した際に、その自由端側の部分によって前記軸筒を押圧することを特徴とする請求項2乃至4何れか1項記載のキャップ付き筆記具。
- 前記変形部は、前記縦断面凹状の部分の中央側が他の部分よりも薄肉に形成されていることを特徴とする請求項5記載のキャップ付き筆記具。
- 前記軸筒の前端側に先窄み状の傾斜面を形成し、前記変形部の自由端側に、前記傾斜面に摺接される複数の凸部を設けたことを特徴とする請求項2乃至6何れか1項記載のキャップ付き筆記具。
- 前記切欠部を跨るようにして前記変形部を覆う弾性被覆部を設けたことを特徴とする請求項2乃至7何れか1項記載のキャップ付き筆記具。
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