JP2011093210A - 多芯筆記具及び多芯筆記具用レフィル - Google Patents

多芯筆記具及び多芯筆記具用レフィル Download PDF

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Abstract

【課題】筆記体の本数以上の種類の筆跡が得られ、また、ペンケースやポケット等に収容しても嵩張らず、携帯に便利な多芯筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒2内に複数の筆記体8を前後方向に移動可能に収容する。筆記体8の後端に操作体5を連結する。軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔22を径方向に貫設する。軸筒2の後端に、窓孔22を後方に開口させる開閉自在の開口部23を設け、開口部23を通して筆記体8及び操作体5を連結状態で軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成する。筆記体8が、前後に連結された複数の筆記芯体4からなる。各々の筆記芯体4が、前端にペン先41を備え且つ後端に他の筆記芯体4のペン先41側及び操作体5が着脱自在に連結可能な連結孔を備える。各々の筆記芯体4を前後に連結した際、最後端の筆記芯体4の後端に操作体5を連結する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、多芯筆記具及び多芯筆記具用レフィルに関する。詳細には、軸筒内に複数本の筆記体を前後方向に移動可能に収容した多芯筆記具及び多芯筆記具用レフィルに関する。
従来、この種の多芯筆記具において、特許文献1には、軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を後方に付勢する複数のコイルスプリングを軸筒内に収容し、前記各々の筆記体の後端に操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させる多芯筆記具であって、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を通して筆記体及び操作体を連結状態で軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成した多芯筆記具が開示されている。
特開2007−30240号公報
前記特許文献1の多芯筆記具は、各々筆記体が単一のペン先と単一のインキを有する単一の筆記体であるため、軸筒内に複数本の筆記体を収容したとしても、軸筒内に収容した筆記体の本数に対応した種類の筆跡を得られるに過ぎない。(例えば、軸筒内に3本の筆記体を収容した場合、3種類の筆跡が得られるに過ぎない。)
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、軸筒内に収容する筆記体の本数以上の種類の筆跡が得られ、また、ペンケースやポケット等に収容しても嵩張らず、携帯に便利な多芯筆記具、及び前記多芯筆記具を得るための多芯筆記具用レフィルを提供しようとするものである。
尚、本発明において、「前」とは前端孔側及びペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
[1]本願の第1の発明は、軸筒2内に複数の筆記体8を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体8の後端に操作体5を連結し、前記各々の操作体5を後方に付勢する複数の弾発体6を軸筒2内に収容し、前記軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔22を径方向に貫設し、前記各々の窓孔22から径方向外方に前記各々の操作体5を突出させ、一つの操作体5を窓孔22に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体5に連結された筆記体8のペン先41を軸筒2の前端孔21から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体8のペン先41を軸筒2内に没入させてなり、軸筒2の後端に、窓孔22を後方に開口させる開閉自在の開口部23を設け、前記開口部23を通して筆記体8及び操作体5を連結状態で軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成した多芯筆記具であって、前記筆記体8が、前後に連結された複数の筆記芯体4からなり、前記各々の筆記芯体4が、前端にペン先41を備え且つ後端に他の筆記芯体4のペン先41側及び操作体5が着脱自在に連結可能な連結孔43aを備え、前記各々の筆記芯体4を前後に連結した際、最後端の筆記芯体4の後端に操作体5を連結したことを要件とする。
前記第1の発明の多芯筆記具1は、軸筒2内に収容する筆記体8の本数以上の種類の筆跡が得られ、また、ペンケースやポケット等に収容しても嵩張らないため、携帯に便利となる。
[2]本願の第2の発明は、前記第1の発明の多芯筆記具1において、各々の筆記芯体4が、ボールペンチップからなるペン先41と、該ペン先41が前端に固着されたペン先保持筒42と、該ペン先保持筒42が前端に固着されたインキ収容管43とからなり、前記各々のインキ収容管43の後端開口部が前記連結孔43aを構成し、前記各々のペン先保持筒42の外面と他の各々のインキ収容管43の後端開口部内面とが着脱自在に嵌合可能であり、前記各々のペン先保持筒42の外面に溝または突起42aを形成し、前記ペン先保持筒42の外面とインキ収容管43の後端開口部内面とが嵌合した際、前記ペン先保持筒42の外面と前記インキ収容管43の後端開口部内面との間に、インキ収容管43内部と外部との通気を可能にする通気路を形成したことを要件とする。
前記第2の発明の多芯筆記具1は、各々の筆記芯体4を前後に連結した状態において、何れの筆記芯体4を筆記体8(筆記芯体郡)の最先端に配置しても適正な筆記が可能となる。
[3]本願の第3の発明は、使用時に軸筒2内に複数本が収容され、各々の後端に連結した操作体5を軸筒2の側壁より突出させ、前記操作体5を前方にスライド操作することにより軸筒2の前端孔21からペン先41を出没させる多芯筆記具用レフィルであって、軸筒2内に収容される前の状態において、前後に着脱自在に連結される複数の筆記芯体4と、最後端の筆記芯体4の後端に連結される操作体5とからなり、前記筆記芯体4が、前端にペン先41を備え且つ後端に他の筆記芯体4のペン先41側及び操作体5が着脱自在に嵌合可能な連結孔43aを備えたことを要件とする。
前記第3の発明の多芯筆記具用レフィル9は、軸筒2内に収容するレフィルの本数以上の種類の筆跡が得られ、また、ペンケースやポケット等に収容しても嵩張らないため、携帯に便利な多芯筆記具1が得られる。
[4]本願の第4の発明は、前記第1の発明の多芯筆記具1において、各々の筆記芯体4が、ボールペンチップからなるペン先41と、該ペン先41が前端に固着されたペン先保持筒42と、該ペン先保持筒42が前端に固着されたインキ収容管43とからなり、前記各々のインキ収容管43の後端開口部が前記連結孔43aを構成し、前記各々のペン先保持筒42の外面と他の各々のインキ収容管43の後端開口部内面とが着脱自在に嵌合可能であり、前記各々のペン先保持筒42の外面に溝または突起42aを形成し、前記ペン先保持筒42の外面とインキ収容管43の後端開口部内面とが嵌合した際、前記ペン先保持筒42の外面と前記インキ収容管43の後端開口部内面との間に、インキ収容管43内部と外部との通気を可能にする通気路を形成したことを要件とする。
前記第4の発明の多芯筆記具用レフィル9は、各々の筆記芯体4を前後に連結した状態において、何れの筆記芯体4を筆記体8(筆記芯体郡)の最先端に配置しても適正な筆記が可能となる。
本発明の多芯筆記具は、軸筒内に収容する筆記体の本数以上の種類の筆跡が得られ、また、ペンケースやポケット等に収容しても嵩張らないため、携帯に便利となる。
本発明の多芯筆記具用レフィルは、軸筒内に収容するレフィルの本数以上の種類の筆跡が得られ、また、ペンケースやポケット等に収容しても嵩張らないため、携帯に便利な多芯筆記具が得られる。
本発明の多芯筆記具の実施の形態における全ペン先没入時(非筆記時)を示す縦断面図である。 図1の多芯筆記具の一つのペン先が突出した状態(筆記時)を示す縦断面図である。 図1の多芯筆記具の後端の開口部を開口させ、操作体を僅かに引き出した状態を示す側面図である。 図1の多芯筆記具に用いる筆記体及び操作体の縦断面図である。また、本発明の多芯筆記具用レフィルの実施の形態の縦断面図である。 図1の多芯筆記具に用いる筆記体及び操作体の縦断面図である。また、本発明の多芯筆記具用レフィルの実施の形態の縦断面図である。
図1乃至図5に本発明の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2内に複数本(具体的には2本)の筆記体8が前後方向に移動可能に収容される。前記各々の筆記体8の後端には操作体5が取り付けられる。前記軸筒2内には、前記筆記体8の本数に対応した複数(具体的には2個)の弾発体6(コイルスプリング)が収容される。前記各々の操作体5は、前記各々の弾発体6により後方に付勢されている。本実施の形態では、軸筒2内に収容する筆記体8の本数は、2本であるが、これ以外にも、例えば、3本、4本、5本、6本であってもよい。
・弾発体
前記弾発体6は、コイルスプリング(具体的には圧縮コイルスプリング)からなる。前記弾発体6の前端部及び後端部には密着巻部が形成される。
・軸筒
前記軸筒2は、先細状の円筒体からなる前軸2aと、該前軸2aの後端部と螺合または圧入により取り付けられる円筒状の後軸2bとからなる。前記前軸2aの前端には、筆記体8のペン先41が突出可能な前端孔21が前後方向に貫設される。前記前軸2a及び後軸2bは、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。
前記後軸2bの後部の側壁には、複数本(具体的には2本)の前後方向に延びる細長状の窓孔22が、径方向に貫設される。前記2本の窓孔22は、互いに、軸線に対して対称の位置(180度対称位置)に形成される。また、前記後軸2bの後端部には、前後方向に貫通し且つ径方向外方に開口する開口部23が形成される。前記開口部23は、後軸2bの後端(即ち軸筒2の後端)において各々の窓孔22と連通され、それにより、各々の窓孔22後端が後方に切り欠かれて後方に開口されている。一方、前記各々の窓孔22の前端は常時閉鎖されている。
また、前記後軸2bの窓孔22の相互間の側壁内面には、前後方向に延びるリブよりなる係止壁部24が一体に形成され、前記係止壁部24に、ペン先41が突出した際の筆記体8の操作体5の後端が係止される。尚、前記係止壁部24は、軸筒2(後軸2b)の内壁に一体に形成してもよいし、軸筒2内に別部材を収容配置することによって設けてもよい。
・隔壁
また、前記軸筒2の内壁(即ち後軸2bの内壁)には、前後方向に延び且つ径方向内方に突出する2本のリブよりなる隔壁25が、軸線に対して対称位置に一体に形成される。前記隔壁25は、前記係止壁部24の相互間に形成されるとともに、その前端が、弾発体支持部7の後方且つ窓孔22の前方に位置される。
前記後軸2bの窓孔22の相互間の側壁外面には、クリップ26が設けられる。
・弾発体支持部
軸筒2の内壁(即ち後軸2b4の内壁)には、円筒状の弾発体支持部7が固着される。前記弾発体支持部7は、筆記体8が挿通される複数(具体的には2個)の内孔71が軸方向に貫設されている。筆記体8を軸筒2内に収容した状態において、前記弾発体支持部7の後面と、各々の操作体5の鍔部55の前面との間には、弾発体6が配置される。前記各々の弾発体6の内部に筆記体8(即ちインキ収容管43)が遊挿されるとともに、各々の弾発体6の前端は弾発体支持部7の後面より係止され、各々の弾発体6の後端は操作体5の鍔部55の前面に係止される。尚、前記弾発体支持部7は、軸筒2内壁に一体に形成されてもよい。
また、前記弾発体支持部7の後面の各々の内孔71の周囲には、周状壁部よりなる保持部72が形成される。前記各々の保持部72の内面には、各々の弾発体6の前端部(即ち密着巻部)外面が圧入保持される。即ち、各々の保持部72により各々の弾発体6の前端部(即ち密着巻部)が径方向内方に保持される。
・蓋部
前記後軸2bの後端部には、前記開口部23を開閉自在にする蓋部3が回動自在に設けられる。前記蓋部3の一端部は、クリップ26基部に、ヒンジ部32により回動自在に接続される。前記ヒンジ部32は、ペン先下向きでクリップ26を正面視したときのクリップ26の左右方向に延設され、それにより、前記蓋部3は、略前後方向に回動自在となる。前記蓋部3の前面には、当接壁部31が形成される。前記当接壁部31に、ペン先没入状態の筆記体8の後端に連結された各々の操作体5の後端が当接される。
前記蓋部3の他端部の前面には、係合部33が設けられる(具体的には係合凹部または係合孔部が形成される)。後軸2bの後端には、前記係合部33と係合可能な被係合部27が設けられる(具体的には係合凸部が突設される)。
前記係合部33と前記被係合部27とは、蓋部3が開口部23を閉鎖した際、互いに係合状態にあり、弾発体6の後方への付勢による操作体5と蓋部3の前面の当接壁部31との当接では、その係合状態は解除されず、蓋部3が開くことはない。
・多芯筆記具用レフィル(筆記体及び操作体)
図4及び図5に本発明の多芯筆記具用レフィル9の実施の形態を示す。
図4に示す多芯筆記具用レフィル9は、図1の多芯筆記具1に用いるレフィルであり、筆記体8(前後に連結された2本の筆記芯体4)と操作体5とが前後に着脱自在に連結された構成である。図5に示す多芯筆記具用レフィル9は、図1の多芯筆記具1に用いるレフィルであり、筆記体8(前後に連結された3本の筆記芯体4)と操作体5とが前後に着脱自在に連結された構成である。
前記各々の筆記体8は、複数の筆記芯体4が前後に着脱自在に連結される。前記各々の筆記芯体4は、ボールペンレフィル9であり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先41)と、該ボールペンチップを前端に備えたペン先保持筒42と、該ペン先保持筒42を前端に備えたインキ収容管43とからなる。
また、前記ボールペンチップは、前端に回転可能に抱持されたボールをスプリング等により前方に付勢し、前端縁部の内面にボールを密接させる構成でもよい。また、ボールペンチップは、インキ収容管43の前端開口部に圧入等により直接、取り付けてもよいが、本実施の形態ではペン先保持筒42を介してインキ収容管43の前端開口部に固着される。尚、本発明(即ち第1の発明)では、前記筆記芯体4は、ボールペンレフィル以外に、例えば、シャープペンシルレフィル、マーキングペンレフィル、入力ペンレフィル等であってもよい。
前記ペン先保持筒42の外面には、前後後方に延びる溝または突起42aが形成される。一つの筆記芯体4と他の筆記芯体4とを連結させた際、一つの筆記芯体4のペン先保持筒42の外面と、他の筆記芯体4のインキ収容筒の後端開口部(即ち連結孔43a)の内面とが、着脱自在に嵌合される。その際、前記ペン先保持筒42の外面と、前記インキ収容筒の後端開口部の内面との間には、インキ収容管43の内部と外部とを連通する通気路が形成される。また、筆記芯体群(筆記体8)の最後端に配置された筆記芯体4のインキ収容筒の後端開口部(即ち連結孔43a)の内面と、操作体5の嵌合部54とが、着脱自在に嵌合される。
前記インキ収容管43の内部には、インキ(例えば、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、低粘度の油性インキ、または高粘度の油性インキ)が収容される。前記インキが、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、または低粘度の油性インキの場合、インキ収容管43内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
各々の筆記芯体4を前後に連結した際、筆記体8(筆記芯体郡)の最後端の筆記芯体4の後端に操作体5が着脱自在に連結される。前記各々の操作体5は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔22から外部に突出する操作部51と、該操作部51の径方向反対側に設けられる前側突出部52と、該操作部51の径方向反対側の前側突出部52の後方に設けられる後側突出部53と、前端部に形成され且つインキ収容管43の後端開口部(連結孔43a)に着脱自在に嵌合される嵌合部54と、該嵌合部54の後方に形成される鍔部55とを備える。前記嵌合部54は、インキ収容管43の後端開口部に嵌合された際、インキ収容管43の後端開口部を完全には塞がず、インキ収容管43の内部と外部とを通気可能にする。また、筆記体8(互いに前後に連結された複数の筆記芯体4)を軸筒2内に収容した状態において、前記鍔部55の前面に弾発体6の後端が係止される。
筆記体8のペン先41が軸筒2内に没入状態のとき、その筆記体8に取り付けられた操作体5の後端部は、蓋部3の前面に形成された当接壁部31に当接される。一方、筆記体8のペン先41が突出状態のとき、その筆記体8に取り付けられた操作体5の後端部は、軸筒2の内壁に形成された係止壁部24に係止される。
ペン先没入状態にある筆記体8の後端に連結された操作体5の前側突出部52は、その操作体5の操作部51を前方にスライド操作した際、先にペン先突出状態にある他の筆記体8の後端に連結された操作体5の後側突出部53と当接され、他の筆記体8のペン先突出状態が解除される。
・ペン先の出没
本実施の形態におけるペン先41の出没作動について説明する(図1及び図2参照)。
一つの操作体5の操作部51を弾発体6の後方付勢に抗して窓孔22に沿って前方にスライド操作すると、そのスライド操作された操作体5の前側突出部52が、先に突出状態にある他の筆記体8の操作体5の後側突出部53を径方向外方に持ち上げる。それにより、軸筒2内壁の係止壁部24と操作体5との係止状態が解除され、他の筆記体8が弾発体6の後方付勢により後方に移動され、他の筆記体8前端のペン先41が軸筒2内に没入され、他の筆記体8の操作体5の後端が蓋部3の前面の当接壁部31に当接される。前記他の筆記体8のペン先41の没入と同時に、前記前方にスライド操作した操作体5に連結された筆記体8前端のペン先41が、軸筒2の前端孔21より外部に突出されるとともに、前方にスライド操作された操作体5の後端が軸筒2内壁の係止壁部24に係止され、そのペン先突出状態が維持される。
・多芯筆記具用レフィル(筆記体及び操作体)の交換
本実施の形態における多芯筆記具用レフィル9の交換について説明する。
多芯筆記具用レフィル9を交換する際、蓋部3が軸筒2の後端の開口部23を閉鎖した状態(図1参照)から、蓋部3のヒンジ部32と反対側の操作端部を後方に押圧し、係合部33と被係合部27との係合を解除し、蓋部3を後方に回動させ、軸筒2の後端の開口部23を開口する。前記開口部23を開口させると、前記開口部23から各々の操作体5が、弾発体6の後方付勢により後方外部に突出される。前記軸筒2の後端の開口部23が開口した状態(図3参照)で、操作体5を取り出すことにより、その操作体5互いに連結状態にある筆記体8(互いに連結状態にある複数の筆記芯体4)を、前記開口部23を通して軸筒2内から取り出す。その後、互いに連結状態にある新たな筆記体8(互いに連結状態にある複数の筆記芯体4)と新たな操作体5とを前記開口部23を通して軸筒2内に挿入する。そして、蓋部3の当接壁部31に各々の操作体5を当接させ、各々の操作体5を前方に押圧しながら蓋部3を前方に回動させ、その後、係合部33と被係止部とを係合させ、開口部23を閉鎖する。これにより、多芯筆記具用レフィル9(筆記体8及び操作体5)の交換作業が終了する。
・筆記芯体の入れ替え
筆記芯体4の入れ替えについて説明する。
前記多芯筆記具用レフィル9を、軸筒2内から取り出した状態または軸筒2内に挿入する前の状態(図4、図5)において、前後に連結された複数の筆記芯体4の順序を入れ替えることにより、筆記使用する筆記芯体4を筆記芯体群の中で最先端に配置させる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2内に収容する筆記体8の本数以上の種類の筆跡が得られ、また、ペンケースやポケット等に収容しても嵩張らないため、携帯に便利となる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、各々の筆記芯体4を前後に連結した状態において、何れの筆記芯体4を筆記体8(筆記芯体郡)の最先端に配置しても適正な筆記が可能となる。
本実施の形態の多芯筆記具用レフィル9は、軸筒2内に収容するレフィルの本数以上の種類の筆跡が得られ、また、ペンケースやポケット等に収容しても嵩張らないため、携帯に便利な多芯筆記具1が得られる。
本実施の形態の多芯筆記具用レフィル9は、各々の筆記芯体4を前後に連結した状態において、何れの筆記芯体4を筆記体8(筆記芯体郡)の最先端に配置しても適正な筆記が可能となる。
1 多芯筆記具
2 軸筒
2a 前軸
2b 後軸
21 前端孔
22 窓孔
23 開口部
24 係止壁部
25 隔壁
26 クリップ
27 被係合部
3 蓋部
31 当接壁部
32 ヒンジ部
33 係合部
4 筆記芯体
41 ペン先(ボールペンチップ)
42 ペン先保持筒
42a 溝または突起
43 インキ収容管
43a 連結孔
5 操作体
51 操作部
52 前側突出部
53 後側突出部
54 嵌合部
55 鍔部
6 弾発体
7 弾発体支持部
71 内孔
72 保持部
8 筆記体
9 多芯筆記具用レフィル

Claims (4)

  1. 軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体の後端に操作体を連結し、前記各々の操作体を後方に付勢する複数の弾発体を軸筒内に収容し、前記軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させてなり、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を通して筆記体及び操作体を連結状態で軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成した多芯筆記具であって、
    前記筆記体が、前後に連結された複数の筆記芯体からなり、前記各々の筆記芯体が、前端にペン先を備え且つ後端に他の筆記芯体のペン先側及び操作体が着脱自在に連結可能な連結孔を備え、前記各々の筆記芯体を前後に連結した際、最後端の筆記芯体の後端に操作体を連結したことを特徴とする多芯筆記具。
  2. 各々の筆記芯体が、ボールペンチップからなるペン先と、該ペン先が前端に固着されたペン先保持筒と、該ペン先保持筒が前端に固着されたインキ収容管とからなり、前記各々のインキ収容管の後端開口部が前記連結孔を構成し、前記各々のペン先保持筒の外面と他の各々のインキ収容管の後端開口部内面とが着脱自在に嵌合可能であり、前記各々のペン先保持筒の外面に溝または突起を形成し、前記ペン先保持筒の外面とインキ収容管の後端開口部内面とが嵌合した際、前記ペン先保持筒の外面と前記インキ収容管の後端開口部内面との間に、インキ収容管内部と外部との通気を可能にする通気路を形成した請求項1記載の多芯筆記具。
  3. 使用時に軸筒内に複数本が収容され、各々の後端に連結した操作体を軸筒の側壁より突出させ、前記操作体を前方にスライド操作することにより軸筒の前端孔からペン先を出没させる多芯筆記具用レフィルであって、
    軸筒内に収容される前の状態において、前後に着脱自在に連結される複数の筆記芯体と、最後端の筆記芯体の後端に連結される操作体とからなり、前記筆記芯体が、前端にペン先を備え且つ後端に他の筆記芯体のペン先側及び操作体が着脱自在に連結可能な連結孔を備えたことを特徴とする多芯筆記具用レフィル。
  4. 各々の筆記芯体が、ボールペンチップからなるペン先と、該ペン先が前端に固着されたペン先保持筒と、該ペン先保持筒が前端に固着されたインキ収容管とからなり、前記各々のインキ収容管の後端開口部が前記連結孔を構成し、前記各々のペン先保持筒の外面と他の各々のインキ収容管の後端開口部内面とが着脱自在に嵌合可能であり、前記各々のペン先保持筒の外面に溝または突起を形成し、前記ペン先保持筒の外面とインキ収容管の後端開口部内面とが嵌合した際、前記ペン先保持筒の外面と前記インキ収容管の後端開口部内面との間に、インキ収容管内部と外部との通気を可能にする通気路を形成した請求項3記載の多芯筆記具用レフィル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013095015A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Pilot Corporation 多芯筆記具
JP2014136393A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Zebra Pen Corp 出没式筆記具

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