JP5286031B2 - 多芯筆記具 - Google Patents
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尚、本発明で、操作体7とは、筆記体6と連結され且つ窓孔5から一部が径方向外方に突出される部材である。また、本発明で、操作体7の交換とは、操作体7の一部を交換することではなく、操作体7全体を交換することをいう。尚、前記第1の発明において、筆記体6と操作体7との連結状態を解除し、筆記体6のみを、軸筒2の前端開口部(後軸の前端開口部)を介して交換する構成でもよい。
図1乃至図8に本発明の第1の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2内に複数本(具体的には2本)の筆記体6が前後方向に移動可能に収容されている。前記各々の筆記体6は、弾発体8(具体的には圧縮コイルスプリング)により、後方に付勢されている。
前記軸筒2は、先細状の円筒体からなる前軸3と、該前軸3の後端部と螺合または圧入により取り付けられる円筒状の後軸4とからなる。前記前軸3の前端には、筆記体6のペン先が突出可能な前端孔31が軸方向に貫設される。前記前軸3及び後軸4は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。
前記各々の筆記体6は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管61とからなる。前記インキ収容管61の内部には、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、低粘度の油性インキ、または高粘度の油性インキからなるインキが収容される。前記インキが、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、または低粘度の油性インキの場合、インキ収容管61内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
前記各々の筆記体6の後端(即ちインキ収容管61の後端開口部)には、操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔5から外部に突出する操作部71と、該操作部71の反対側の後端に設けられる後側突出部73と、該操作部71の反対側の後側突出部73の前方に設けられる前側突出部72と、前端部に形成され且つインキ収容管61の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。前記嵌入部74は、インキ収容管61の後端開口部に嵌入された際、インキ収容管61の後端開口部を完全には塞がず、インキ収容管61の内部と外部とを通気可能にする。また、前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。また、前記操作体7の両方の側面には係止突起76が形成される。前記係止突起76は窓孔5の両方の側壁内面と摺動可能に係合される。
前記各々の操作体7は、連結される筆記体6の内部(即ちインキ収容管61内部)に収容されたインキの色と略同じ色に着色される。具体的には、前記操作体7の各々は、連結される筆記体6のインキ色と略同じ色に着色された合成樹脂の成形体からなる。それにより、前記操作体7は、インキ色表示からなる識別表示を有する。例えば、インキ色が黒色の筆記体6に連結する操作体7は黒色に着色され、インキ色が青色の筆記体6に連結する操作体7は青色に着色され、インキ色が赤色の筆記体6に連結する操作体7は赤色に着色され、インキ色が緑色の筆記体6に連結する操作体7は緑色に着色される。本実施の形態では、インキ色の互いに異なる2本の筆記体6を軸筒2内に収容している。
軸筒2の内壁(即ち後軸4の内壁)には、円筒状の弾発体支持部9が設けられる。前記弾発体支持部9は、筆記体6が挿通される複数(具体的には2個)の内孔が軸方向に貫設されている。前記弾発体支持部9の後面と、各々の操作体7の鍔部75の前面との間には、弾発体8が配置される。前記各々の弾発体8の内部に筆記体6が遊挿されるとともに、各々の弾発体8の前端は弾発体支持部9の後面により係止され、各々の弾発体8の後端は操作体7の鍔部75の前面に係止される。
本実施の形態におけるペン先の出没作動について説明する。
一つの操作体7の操作部71を弾発体8の後方付勢に抗して窓孔5に沿って前方にスライド操作すると、そのスライド操作された操作体7の前側突出部72が、先に突出状態にある他の筆記体6の操作部71の後側突出部73を径方向外方に持ち上げる。それにより、軸筒2内壁の係止壁部と操作体7との係止状態が解除され、他の筆記体6が弾発体8の後方付勢により後方に移動され、他の筆記体6のペン先が軸筒2内に没入され、他の筆記体6の操作部71の後端が窓孔5の後端の当接壁部41に当接衝止される。前記他の筆記体6のペン先の没入と同時に、前記前方にスライド操作した操作体7に連結された筆記体6のペン先が、軸筒2の前端孔31より外部に突出されるとともに、前方にスライド操作された操作体7の後端が軸筒2内壁の係止壁部に係止され、そのペン先突出状態が維持される。
本実施の形態における筆記体6及び操作体7の交換について説明する。
筆記体6を交換する際、窓孔5から突出する操作体7の操作部71の側壁を幅方向に指で挟持することにより、係止突起76の相互間の幅寸法Tが窓孔5の幅寸法Sより一時的に小さく弾性変形される。それにより、窓孔5の両側壁と係止突起76との係合状態が解除され、窓孔5から操作体7全体を取り出すことができる。一つの操作体7を取り出すことにより、その操作体7と互いに連結状態にある筆記体6を、前記窓孔5を介して軸筒2内から取り出すことができる。
図9乃至図18に本発明の第2の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2内に複数本(具体的には2本)の筆記体6が前後方向に移動可能に収容されている。前記各々の筆記体6は、弾発体8(具体的には圧縮コイルスプリング)により、後方に付勢されている。
前記軸筒2は、先細状の円筒体からなる前軸3と、該前軸3の後端部と螺合または圧入により取り付けられる円筒状の後軸4とからなる。前記前軸3の前端には、筆記体6のペン先が突出可能な前端孔31が軸方向に貫設される。前記前軸3及び後軸4は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。
前記各々の筆記体6は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管61とからなる。前記インキ収容管61の内部には、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、低粘度の油性インキ、または高粘度の油性インキからなるインキが収容される。前記インキが、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、または低粘度の油性インキの場合、インキ収容管61内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
前記各々の筆記体6の後端(即ちインキ収容管61の後端開口部)には、操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔5から外部に突出する操作部71と、該操作部71の反対側に設けられる後側突出部73と、該操作部71の反対側の後側突出部73の前方に設けられる前側突出部72と、前端部に形成され且つインキ収容管61の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。前記嵌入部74は、インキ収容管61の後端開口部に嵌入された際、インキ収容管61の後端開口部を完全には塞がず、インキ収容管61の内部と外部とを通気可能にする。また、前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。また、前記操作体7の両方の側面には係止突起76が形成される。前記係止突起76は窓孔5の幅狭部51の両側壁に係合可能である。前記操作体7は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂等)の成形体により得られる。
前記各々の操作体7は、連結される筆記体6の内部(即ちインキ収容管61内部)に収容されたインキの色と略同じ色に着色される。具体的には、前記操作体7の各々は、連結される筆記体6のインキ色と略同じ色に着色された合成樹脂の成形体からなる。それにより、前記操作体7は、インキ色表示からなる識別表示を有する。例えば、インキ色が黒色の筆記体6に連結する操作体7は黒色に着色され、インキ色が青色の筆記体6に連結する操作体7は青色に着色され、インキ色が赤色の筆記体6に連結する操作体7は赤色に着色され、インキ色が緑色の筆記体6に連結する操作体7は緑色に着色される。本実施の形態では、インキ色の互いに異なる2本の筆記体6を軸筒2内に収容している。
軸筒2の内壁(即ち後軸4の内壁)には、円筒状の弾発体支持部9が設けられる。前記弾発体支持部9は、筆記体6が挿通される複数(具体的には2個)の内孔が軸方向に貫設されている。前記弾発体支持部9の後面と、各々の操作体7の鍔部75の前面との間には、弾発体8が配置される。前記各々の弾発体8の内部に筆記体6が遊挿されるとともに、各々の弾発体8の前端は弾発体支持部9の後面により係止され、各々の弾発体8の後端は操作体7の鍔部75の前面に係止される。
本実施の形態におけるペン先の出没作動について説明する。
一つの操作体7の操作部71を弾発体8の後方付勢に抗して窓孔5(幅狭部51)に沿って前方にスライド操作すると、そのスライド操作された操作体7の前側突出部72が、先に突出状態にある他の筆記体6の操作部71の後側突出部73を径方向外方に持ち上げる。それにより、軸筒2内壁の係止壁部54と操作体7との係止状態が解除され、他の筆記体6が弾発体8の後方付勢により後方に移動され、他の筆記体6のペン先が軸筒2内に没入され、他の筆記体6の操作部71の後端が窓孔5後端の当接壁部41に当接衝止される。前記他の筆記体6のペン先の没入と同時に、前記前方にスライド操作した操作体7に連結された筆記体6のペン先が、軸筒2の前端孔31より外部に突出されるとともに、前方にスライド操作された操作体7の後端が軸筒2内壁の係止壁部54に係止され、そのペン先突出状態が維持される。
本実施の形態における筆記体6及び操作体7の交換について説明する。
筆記体6を交換する際、筆記体6を軸筒2内においてペン先没入状態にし、窓孔5から突出する操作体7の操作部71を指で挟持し、操作体7を径方向外方に引っ張り上げる。それにより、操作体7の係止突起76が抜け止め突起53を径方向外方に乗り越え、係止突起76が窓孔5の幅広部52を通して外部に取り出され、それと同時に、操作体7を、窓孔5(幅狭部51及び幅広部52)を介して外部に取り出すことができる。操作体7を軸筒2内から取り出すことにより、その操作体7と互いに連結状態にある筆記体6を、前記窓孔5(幅狭部51)を介して軸筒2内から取り出すことができる。
図19乃至図24に本発明の第3の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2内に複数本(具体的には2本)の筆記体6が前後方向に移動可能に収容されている。前記各々の筆記体6は、弾発体8(具体的には圧縮コイルスプリング)により、後方に付勢されている。
前記軸筒2は、先細状の円筒体からなる前軸3と、該前軸3の後端部と螺合または圧入により取り付けられる円筒状の後軸4とからなる。前記前軸3の前端には、筆記体6のペン先が突出可能な前端孔31が軸方向に貫設される。前記前軸3及び後軸4は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。
前記各々の筆記体6は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管61とからなる。前記インキ収容管61の内部には、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、低粘度の油性インキ、または高粘度の油性インキからなるインキが収容される。前記インキが、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、または低粘度の油性インキの場合、インキ収容管61内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
前記各々の筆記体6の後端(即ちインキ収容管61の後端開口部)には、操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔5から外部に突出する操作部71と、該操作部71の反対側に設けられる後側突出部73と、該操作部71の反対側の後側突出部73の前方に設けられる前側突出部72と、前端部に形成され且つインキ収容管61の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。前記嵌入部74は、インキ収容管61の後端開口部に嵌入された際、インキ収容管61の後端開口部を完全には塞がず、インキ収容管61の内部と外部とを通気可能にする。また、前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。また、前記操作体7の両方の側面には係止突起76が形成される。前記係止突起76は窓孔5の幅狭部51の両側壁に係合可能である。前記操作体7は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂等)の成形体により得られる。
前記各々の操作体7は、連結される筆記体6の内部(即ちインキ収容管61内部)に収容されたインキの色と略同じ色に着色される。具体的には、前記操作体7の各々は、連結される筆記体6のインキ色と略同じ色に着色された合成樹脂の成形体からなる。それにより、前記操作体7は、インキ色表示からなる識別表示を有する。例えば、インキ色が黒色の筆記体6に連結する操作体7は黒色に着色され、インキ色が青色の筆記体6に連結する操作体7は青色に着色され、インキ色が赤色の筆記体6に連結する操作体7は赤色に着色され、インキ色が緑色の筆記体6に連結する操作体7は緑色に着色される。本実施の形態では、インキ色の互いに異なる2本の筆記体6を軸筒2内に収容している。
軸筒2の内壁(即ち後軸4の内壁)には、円筒状の弾発体支持部9が設けられる。前記弾発体支持部9は、筆記体6が挿通される複数(具体的には2個)の内孔が軸方向に貫設されている。前記弾発体支持部9の後面と、各々の操作体7の鍔部75の前面との間には、弾発体8が配置される。前記各々の弾発体8の内部に筆記体6が遊挿されるとともに、各々の弾発体8の前端は弾発体支持部9の後面により係止され、各々の弾発体8の後端は操作体7の鍔部75の前面に係止される。
本実施の形態におけるペン先の出没作動について説明する。
一つの操作体7の操作部71を弾発体8の後方付勢に抗して窓孔5(幅狭部51)に沿って前方にスライド操作すると、そのスライド操作された操作体7の前側突出部72が、先に突出状態にある他の筆記体6の操作部71の後側突出部73を径方向外方に持ち上げる。それにより、軸筒2内壁の係止壁部54と操作体7との係止状態が解除され、他の筆記体6が弾発体8の後方付勢により後方に移動され、他の筆記体6のペン先が軸筒2内に没入され、他の筆記体6の操作部71の後端が窓孔5後端の当接壁部41に当接衝止される。前記他の筆記体6のペン先の没入と同時に、前記前方にスライド操作した操作体7に連結された筆記体6のペン先が、軸筒2の前端孔31より外部に突出されるとともに、前方にスライド操作された操作体7の後端が軸筒2内壁の係止壁部54に係止され、そのペン先突出状態が維持される。
本実施の形態における筆記体6及び操作体7の交換について説明する。
筆記体6を交換する際、筆記体6を軸筒2内においてペン先没入状態にし、操作体7の操作部71を指で摘んで径方向外方に引っ張り、操作体7の後端と当接壁部41と当接係止状態を解除した後、窓孔5から突出する操作体7の操作部71を指で後方に押圧する。それにより、操作体7の係止突起76が抜け止め突起53を後方に乗り越え、その後、係止突起76が窓孔5の幅広部を通して外部に取り出され、それと同時に、操作体7を、窓孔5(幅狭部51及び幅広部52)を介して外部に取り出すことができる。操作体7を軸筒2内から取り出すことにより、その操作体7と互いに連結状態にある筆記体6を、前記窓孔5(幅狭部51)を介して軸筒2内から取り出すことができる。
2 軸筒
3 前軸
31 前端孔
4 後軸
41 当接壁部
5 窓孔
51 幅狭部
52 幅広部
53 抜け止め突起
54 係止壁部
6 筆記体
61 インキ収容管
7 操作体
71 操作部
72 前側突出部
73 後側突出部
74 嵌入部
75 鍔部
76 係止突起
77 孔
8 弾発体
9 弾発体支持部
S 窓孔の両側壁間の幅寸法
T 係止突起間の幅寸法
L 幅広部の軸方向の長さ
M 係止突起の軸方向の長さ
Claims (3)
- 軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を弾発体により後方に付勢し、前記各々の筆記体の後端に、各々の筆記体に対応した操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させ、各々の筆記体及び操作体を交換可能に構成した多芯筆記具であって、
少なくとも操作体を、窓孔を介して、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、
操作体の両側壁に、窓孔の両側壁内面と摺動可能に抜け止め係止される係止突起を設け、前記操作体の係止突起の相互間の幅寸法を、前記窓孔の両側壁間の幅寸法よりも小さく一時的に変化可能に構成し、
操作体が、軸筒内に収容時に窓孔から径方向外方に突出する操作部を備え、前記操作部の側壁よりも径方向内方の両側壁に係止突起を設け、前記操作部の両側壁を挟持により幅方向に弾性変形可能に構成し、前記操作部の両側壁を挟持した際、前記操作体の係止突起の相互間の幅寸法を、前記窓孔の両側壁間の幅寸法よりも小さく一時的に変化可能に構成したことを特徴とする多芯筆記具。 - 操作体の操作部に径方向に貫通する孔を設けた請求項1記載の多芯筆記具。
- 軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を弾発体により後方に付勢し、前記各々の筆記体の後端に、各々の筆記体に対応した操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させ、各々の筆記体及び操作体を交換可能に構成した多芯筆記具であって、
少なくとも操作体を、窓孔を介して、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、
操作体の両側壁に、窓孔の両側壁内面と摺動可能に抜け止め係止される係止突起を設け、窓孔に前記係止突起が挿入可能な幅広部を設け、操作体を、窓孔を介して軸筒内に挿入する際、前記幅広部を軸方向に一時的に大きく変形可能に構成したことを特徴とする多芯筆記具。
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