JP4072907B2 - 多芯筆記具 - Google Patents

多芯筆記具 Download PDF

Info

Publication number
JP4072907B2
JP4072907B2 JP2003298133A JP2003298133A JP4072907B2 JP 4072907 B2 JP4072907 B2 JP 4072907B2 JP 2003298133 A JP2003298133 A JP 2003298133A JP 2003298133 A JP2003298133 A JP 2003298133A JP 4072907 B2 JP4072907 B2 JP 4072907B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refill
shaft
slider
writing instrument
insertion hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003298133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005066963A (ja
Inventor
勲 嶋田
Original Assignee
セーラー万年筆株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セーラー万年筆株式会社 filed Critical セーラー万年筆株式会社
Priority to JP2003298133A priority Critical patent/JP4072907B2/ja
Publication of JP2005066963A publication Critical patent/JP2005066963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4072907B2 publication Critical patent/JP4072907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、弾発部材により後方に付勢された複数のレフィールが軸筒内に収容され、1のレフィールのペン体部を軸筒の先端開口から選択的に突出させる多芯筆記具に関するものである。
多芯筆記具、ことにの多芯ボールペンとしては、ボールペンレフィールの後端部に取り付けられたスライダーを前進させ、このスライダーを軸筒の係止部に係合することにより1のボールペンレフィールのペン体部を軸筒の先端開口から選択的に突出させるようにしたものが、回転カムを使用する多芯筆記具などに比べて構造が簡単であり、かつ3本ないしそれ以上の本数のレフィールを軸筒内に収容できて多色化が可能であるので多用されている。
かかる多芯ボールペンは、軸筒内に複数個の挿通孔を有する詰栓が配置されているが、各ボールペンレフィールは詰栓の挿通孔にそれぞれ挿通されており、この詰栓は各ボールペンレフィールが軸筒内を前後動する際の案内部材の役目をし、また、ボールペンレフィーを後方に弾発するスプリングの受け具の役目を果たしている。
例えば、黒色、青色、赤色の3本のボールペンレフィールを軸筒内に収容した多芯ボールペンにおいて、わが国では、黒色のボールペンで筆記する頻度が最も高く、青色や赤色のボールペンは補助的に使用されるに過ぎないことが多い。したがって、黒色のボールペンレフィールのインキが最初に使い尽くされるが、替芯の黒色のボールペンレフィールを買い求めて交換するのが面倒なため、青色や赤色のインキが十分に残存しているにもかかわらず、ボールペン自体を廃棄してしまうことがある。このため、廃棄物処理や資源保護の観点からも問題がある。
特許第3384187号公報
解決しようとする課題は、使用頻度の高いレフィールのインキを使い尽くしても新しいレフィールに容易に交換できて長期間にわたって使用可能な多芯筆記具を提供することである。
本発明は、弾発部材により後方に付勢された複数のレフィールが軸筒内に収容され、レフィールの後端部に取り付けられたスライダーを前進させ、該スライダーを軸筒の係止部に係合することにより1のレフィールのペン体部を軸筒の先端開口から選択的に突出させる多芯筆記具において、各レフィールが挿通される詰栓の挿通孔の1つに、挿通孔の円周の一部が平坦部である保持部を形成し、最も使用頻度の高い色のインキが充填された予備レフィールを詰栓の挿通孔に挿通して保持部により挿通孔の円周面に圧迫して保持し、保持された予備レフィールの尾端部を軸筒の後端部に形成された縦リブの先端縁に当接して位置決めを行う。
最も使用頻度の高い色のインキのレフィールを内蔵させると、この色のインキを使いす尽くしても新しいレフィールに容易に交換できて長期間にわたって使用可能にな多芯筆記具となり、廃棄物処理や資源保護の観点からも好ましい。
使用頻度の高いレフィールのインキを使いす尽くしても新しいレフィールに容易に交換できて長期間にわたって使用可能な多芯筆記具を提供するという目的を、予備レフィールを軸筒内に内蔵させる簡単な構造で実現した。
図1および図2は、黒色、青色、赤色の3本のボールペンレフィールを軸筒内に収容した多芯ボールペンを示すが、合成樹脂で成形された軸筒10は後軸11と前軸12からなり、前軸12の後端は後軸11の前端に螺合されており、容易に前軸12を後軸11から取り外すことができる。後軸11の尾端側の周面には3本のスリット13が形成されており、尾端側内部には1本の縦リブ14が形成されている。また、前軸12は先端開口15を有する。軸筒10内には、黒色、青色、赤色のインキが充填された3本のボールペンレフィール30使用頻度が最も高い黒色インキが充填された予備ボールペンレフィール50が収容されている。
後軸11内には詰栓20が配置されている。詰栓20は、図3および図4に示すように、黒色、青色、赤色のインキが充填された3本のボールペンレフィール30が挿通される3個の挿通孔21および予備ボールペンレフィール50が挿通される挿通孔21aが形成されている。そして、挿通孔21aは完全な円形ではなく、平坦部からなる保持部22が形成されている。数値の具体例を挙げれば、ボールペンレフィール30および予備ボールペンレフィール50の外径はφ3.0mmであり、挿通孔21、21aの最小内径はφ3.2mmである。そして、保持部22表面の平坦部の寸法は2.9mmである。したがって、挿通孔21に挿通されたボールペンレフィール30は詰栓20に案内されて軸筒10内を前後動する。
一方、挿通孔21aに挿通された予備ボールペンレフィール50は保持部22表面の平坦部で挿通孔21aの内周面に圧迫されて保持される。そして、予備ボールペンレフィール50の尾端部は、図1ないし図2に示すように、軸筒10の縦リブ14の先端に当接して位置決めされている。
ボールペンレフィール30は弾発部材であるコイルスプリング39により後方に弾発されているが、スプリング39の前端は図3に示す詰栓20に形成されたばね受け部24で受け止められている。なお、詰栓20の中央棒23は、3本のスプリング39が干渉するのを防止するために設けられている。
ボールペンレフィール30の尾端にはスライダー40が取り付けられている。スライダー40の表面には押圧部41が形成されており、軸筒10のスリット13から突出している。スライダー40の裏面には、ボールペンレフィール30のペン体部31を軸筒10の先端開口15から相互に突出および没入させるための被衝突部42と衝突部43が形成されている。
いずれのボールペンレフィール30のペン体部31も軸筒10内に没入した図1の状態から筆記しようとする色のインキが充填されたボールペンレフィール30に取り付けられたスライダー40の押圧部41を指先で押圧して前進させると、図2に示すように、ペン体部31が先端開口15から突出するとともに、スライダー40は軸筒10の係止部16に係合し、筆記可能になる。次に、他のインキが充填されたボールペンレフィール30で筆記するときは、そのスライダー40を前進させると、前進中のスライダー40の衝突部43が筆記可能状態にあるボールペンレフィール30のスライダー40の被衝突部42に衝突して径方向に変位させる。したがって、係止部16との係合が解除されてボールペンレフィール30は後退し、一方、前進するスライダー40は軸筒10の係止部16に係止して筆記可能になる。また、筆記が終了して図1に示す状態に戻すには、残り2個のスライダー40のいずれかを前進させて衝突部43を筆記可能状態にあるボールペンレフィール30のスライダー40の被衝突部42に衝突して径方向に変位させて後退させるとともに、そのタイミングでスライダー40の前進を解除するとよい。
そして、使用頻度の最も高い黒色インキを使い尽くすと、前軸12を後軸11から分離し、黒色インキが充填されたボールペンレフィール30と予備ボールペンレフィール50をスライダー40および詰栓20から引き抜き、予備ボールペンレフィール50をスライダー40に差し込めばよい。そして、前軸12を後軸11に接続すると再び黒色インキで筆記することができる。
本発明実施例の断面図であり、非使用状態を示す。 同じく本発明実施例の断面図であり、筆記可能状態を示す。 詰栓の断面図である。 詰栓の底面図である。
符号の説明
10 軸筒
11 後軸
12 前軸
13 スリット
14 縦リブ
15 先端開口
16 係止部
20 詰栓
21 挿通孔
22 保持部
30 ボールペンレフィール
31 ペン体部
40 スライダー
41 押圧部
42 被衝突部
43 衝突部
50 予備ボールペンレフィール

Claims (1)

  1. 弾発部材により後方に付勢された複数のレフィールが軸筒内に収容され、レフィールの後端部に取り付けられたスライダーを前進させ、該スライダーを軸筒の係止部に係合することにより1のレフィールのペン体部を軸筒の先端開口から選択的に突出させる多芯筆記具において、
    前記各レフィールが挿通される詰栓の挿通孔の1つに、挿通孔の円周の一部が平坦部である保持部が形成され、最も使用頻度の高い色のインキが充填された予備レフィールが詰栓の該挿通孔に挿通されて該保持部により挿通孔の円周面に圧迫されて保持され、保持された予備レフィールの尾端部が軸筒の後端部に形成された縦リブの先端縁に当接していることを特徴とする多芯筆記具。
JP2003298133A 2003-08-22 2003-08-22 多芯筆記具 Expired - Fee Related JP4072907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003298133A JP4072907B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 多芯筆記具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003298133A JP4072907B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 多芯筆記具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005066963A JP2005066963A (ja) 2005-03-17
JP4072907B2 true JP4072907B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=34403714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003298133A Expired - Fee Related JP4072907B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 多芯筆記具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4072907B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7946777B2 (en) 2005-03-29 2011-05-24 The Pilot Ink Co., Ltd. Multi-refill writing instrument
JP4704885B2 (ja) * 2005-10-25 2011-06-22 ゼブラ株式会社 出没式筆記具
JP5395637B2 (ja) * 2009-02-24 2014-01-22 株式会社サクラクレパス 筆記具
JP5839895B2 (ja) * 2011-09-01 2016-01-06 三菱鉛筆株式会社 ノック部材及び多芯式筆記具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005066963A (ja) 2005-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010076281A (ja) 複式筆記具
JP4072907B2 (ja) 多芯筆記具
JP5593646B2 (ja) 筆記具
JP4906625B2 (ja) ノック式筆記具
JPH09207494A (ja) 多芯式筆記具
JP6057051B2 (ja) 多芯筆記具
JP3571682B2 (ja) シャープペンシル筆記体
JP2010036483A (ja) 筆記具
JP2008155508A (ja) 多芯筆記具
JP6612082B2 (ja) 複式筆記具
JP3407472B2 (ja) 筆記具
JP5731556B2 (ja) 筆記具
JP7100643B2 (ja) 筆記具
JP2023007853A (ja) ノック式筆記具
JP2007130961A (ja) ノック式筆記具
JP2023158871A (ja) ノック式筆記具
WO2019026934A1 (ja) 筆記具
JP2022160763A (ja) ボールペン
JP5495751B2 (ja) スライド式の多芯筆記具
JP2550233Y2 (ja) 多芯筆記具
JP3162327U (ja) シャープペンシル
JP6255905B2 (ja) 軸筒の連結構造
JP3870460B2 (ja) 出没式筆記具
JP3333034B2 (ja) 印鑑付筆記具
JP2020179633A (ja) 筆記具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees