JP5395637B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
即ち例えば、いずれかの芯部材の筆記部が開口部から突出している状態から、操作手段により、他の芯部材を軸筒の先端側に移動させた場合、当該他の芯部材の筆記部は軸筒の開口部に向かい、開口部に至る中途で軸筒の内壁に案内されてしなるようにして開口部から突出する。即ち、芯部材は、開口部に向かう中で、強制的に軸筒の中心軸に対して交差するような形状とされる。
ここで従来技術であれば、前記状態においては、先に説明した様に、操作手段に他の芯部材を先端方向に移動させた場合、既に開口部から突出していた別の芯部材とすれ違う際に、接触あるいは近接状態となる。これにより、従来技術の筆記具では、軸筒内部で芯部材同士がすれ違う際に、芯部材同士が擦れて摩擦が生じるため、双方の芯部材が移動できなくなる現象を発生させる場合があった。
また、本発明によれば、芯部材を外側に付勢する付勢手段を設けることで、芯部材同士が絡み合うことを防止する構成としているため、芯部材の数を増加させた場合であっても軸筒を必要以上に太くする必要はない。従って、従来技術に比べると芯部材の数を増加させても軸筒の形状を細くできる。
そこで本発明では、小さい有孔部材に軸方向に突出した短い被装着部を設けて、その被装着部に筒体を装着して付勢手段を形成する構成とされている。これにより、付勢手段の軸方向の長さを、芯部材の数や、軸筒の太さ等の条件に応じて容易に変化させることができる。
グリップ筒11は、一方の端部が当該端部に向かって狭径に形成されたテーパ部16を有し、そのテーパ部16の先端に開口部15が形成され、軸筒6の内外を連通させている。グリップ筒11の他方の端部側には、外周面に雄ネジ部21が形成されている。(以下、テーパ部16が位置する方向を先端方向とも言う)。グリップ筒11におけるテーパ部16の基端側から雄ネジ部21に至るまでの外周には、グリップ部17が設けられて他の部分より外径が太くされている。グリップ部17は、摩擦係数が大きいゴム等により構成されている。これにより、本実施形態の筆記具1では、高いフィット感が期待できると共に、手からの発汗等による滑りを防止できるため、使用感を損なうことがない。
係合部35は、凸部34aと対向する側面に設けられ、第1係合部35aと第2係合部35bが間隔を有して配された板形状である。第1係合部35aは係合部35の上端(図2)であり、第2係合部35bは第1係合部35aより下方の位置に配されている。具体的には、第1係合部35aと第2係合部35bは軸方向に間隔を有しており、第1係合部35aは軸方向に対して直交方向な辺で、第2係合部35bは本体部33から離反する方向に右上がりに(図2)傾斜した辺である。
嵌合段部36は、本体部33の他方の端部(凸部34aの軸方向反対側)に設けられ、本体部33の大きさを先端側から後端側に向かって(図2の下部側から上方に向かって)大きくなるように3段階に変化させた段部である。即ち、段部は2箇所存在し、先端側に第1嵌合段部36a、その後端側に第2嵌合段部36bが配されている。
なお、本実施形態では、凸部34aを有する操作部材31aが3セットと、凸部34bにクリップ38が接続された操作部材31bが1セットと、4つの圧縮バネ32とが採用されている。
なお、前記した有孔部材29は、保持部材12に備えられた構成を示したが、図5(a),(b)に示す様に、保持部材12に依存しない構成であっても構わない。即ち、有孔部材40は、一定の高さを有した円柱で、軸方向に貫通する挿通孔30あるいは切り欠き状の溝41が形成されたものである。また、切り欠き状の溝41であっても、軸筒6に装着すれば、芯部材7,8を挿通できる孔として機能する。
付勢手段14は、有孔部材29に一体的に設けられたもので、挿通孔30に囲まれた中心に有孔部材29に一体的に設けられており、先端方向に向かって一定長さ突出した突起物で、レフィル7の側面とシャープペンシル体8の側面に接触して、外部方向に付勢するものである。具体的には、付勢手段14は、円柱状で、外径が2.3〜2.7mmであり、突出長さが25〜28mmである。なお、好ましくは付勢手段14の外径は2.6mmで、突出長さは27mmである。そして、この付勢手段14は、主にレフィル7あるいはシャープペンシル体8を、先端方向に移動された際に外側に付勢される。これにより、付勢手段14の位置より先端側の領域でレフィル7やシャープペンシル体8等の芯部材7,8同士が干渉しにくくなるため、絡まり合うことが殆どない。
また、前記したように、有孔部材29における通路形成部材37と反対側には、付勢手段14が配されており、各挿通孔30に挿通されたレフィル7とシャープペンシル体8が先端方向に移動した際に、外側に付勢を受ける配置にされている。そして、各芯部材7,8の先端がグリップ筒11のテーパ部16の基端側近傍に位置されている(待機状態)。
また、図11に示すように、有孔部材51に第1実施形態の付勢部材14の大きさより小さい突状の被装着部52を一体的に設け、当該被装着部52に筒体55を装着して付勢手段53を形成した構成であっても構わない。具体的には、被装着部52は円柱状とされ、外径が1.4〜1.7mm、突出長さが10〜15mmに設定されている。そして、筒体55には、弾性を備えた中空状のゴムパイプが採用されている。なお、当該筒体55は、内径が1.4〜1.7mm、肉厚が0.4〜0.6mm、突出長さが25〜28mmに設定されている。なお、好ましくは、被装着部52の外径は、1.6mmで、突出長さは13mmで、筒体55の内径は、1.6mm、肉厚が0.5mm、突出長さが27mmである。なお、被装着部52は、円柱状に限定されず、四角柱などの角を有する形状であっても構わない。(第4実施形態)
即ち、第3,4実施形態のような構成とすることで、上記第1実施形態と比較すると、芯部材7,8の本数や軸筒6の太さ等の条件に合わせて付勢手段53の大きさを変化させることが容易となる。即ち、付勢手段14により確実に芯部材7,8を外側に付勢することが可能となる。さらに、付勢手段14に弾性を備えた部材を用いることで、軸筒6の中心軸に対して交差する方向に若干変位することが許されるため、芯部材7,8の軸方向の移動がよりスムーズとなる。従って、変形例1や変形例2の構成によれば、付勢手段14に汎用性を持たせることができると共に、より確実に芯部材7,8を外側に付勢して芯部材7,8同士が絡み合うことを防止できる。
6 軸筒
7 レフィル(芯部材)
8 シャープペンシル体(芯部材)
9 操作手段
14,44,45,46,49,53 付勢手段
15 開口部
16 テーパ部
25 ボールペン用チップ(筆記部)
27 シャープペンシル用チップ(筆記部)
29,40,42,47,51 有孔部材
30 挿通孔(孔)
41 溝
54 棒状部材
55 筒体
Claims (10)
- 先端に開口部を有する軸筒と、前記軸筒内に配置され先端に筆記部を有する複数の芯部材と、芯部材を選択的に軸方向に移動させて当該芯部材の筆記部を前記開口部から外部に突出させる操作手段と、芯部材の動作を拘束可能な有孔部材を有し、前記有孔部材は前記複数の芯部材を個々に挿通可能な孔又は溝を有し、当該孔又は溝に各芯部材が挿通された筆記具において、
前記軸筒の内部であって、前記有孔部材より先端側の位置に各芯部材を外部方向に付勢可能な付勢手段が配されていることを特徴とする筆記具。 - 前記有孔部材における複数の孔又は溝は、前記軸筒の中心軸から離れた位置で当該中心軸に平行に貫通しており、
前記付勢手段は、当該複数の孔又は溝に囲まれた有孔部材の中心から軸方向に突出するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。 - 前記有孔部材は、軸方向に突出した被装着部を有し、
前記付勢手段は、前記被装着部に筒体が装着されて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の筆記具。 - 前記有孔部材は中心に貫通孔を有し、
前記付勢手段は、前記貫通孔に棒状部材が装着されて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の筆記具。 - 前記付勢手段は、弾性を備えた部材であることを特徴とする請求項3又4に記載の筆記具。
- 前記付勢手段は、有孔部材と一体的に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の筆記具。
- 前記付勢手段は、芯部材の一部又は全てに設けられ、
付勢手段が設けられた芯部材は、前記有孔部材より軸方向先端側の一部の領域が他の領域より径が太いことを特徴とする請求項1に記載の筆記具。 - 前記付勢手段は、芯部材と一体的に構成されていることを特徴とする請求項7に記載の筆記具。
- 前記付勢手段は、芯部材の周囲に巻回されたコイル状のバネであることを特徴とする請求項7に記載の筆記具。
- 前記付勢手段は、弾性材又は合成樹脂で構成された筒状部材で、芯部材の周囲に装着されていることを特徴とする請求項7に記載の筆記具。
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