JP5550375B2 - スライド式の多芯筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、軸筒内に複数本の筆記体を配設してなるスライド式の多芯筆記具に関する。
従来から、特開2001−239791号公報「スライド式の多芯筆記具」に開示されているように、スライド式の多芯筆記具として、例えば、一方の摺動体の隆起部を前軸の先端開口部方向にスライドすることにより、摺動体の後端部に形成した係止部を軸筒に形成した止め部に係止して、筆記体の筆記先端部を先端開口部から突出した状態を維持し、他方の摺動体の隆起部を前軸の先端開口部方向にスライドせしめることで、他方の摺動体の解除突起が一方の摺動体に当接するとともに、止め部に係止していた一方の摺動体の係止部を係脱させ、一方の筆記先端部を先端開口部より没入させ、さらに他方の摺動体を前進することにより他方の係止部が止め部に係止して他方の筆記体の筆記先端部の突出状態を維持する、筆記先端部を選択して出没可能な出没機構を有する、ボールペンレフィル等、複数の筆記体を軸筒内に収容した構造のスライド式の多芯筆記具は良く知られている。
「特開2001−239791号公報」
こうしたスライド式の多芯筆記具は、複数の筆記体を配設するために、軸筒の内径を大きくすることが必要であった。これは、軸筒の内径が小さいと筆記体同士の間隔が狭く、出没時に、筆記体が軸筒の先端開口部に向かって傾動したときに、筆記体同士が接触し、出没作動がスムーズに行えない恐れがあり、筆記体同士の間隔を広げるために、軸筒の内径を大きくする必要があるためである。
特に、シャープペンシル等、外径の大きな筆記体を配設すると、出没時に、軸筒の先端開口部に向かって傾動したときに、筆記体同士が接触しやすく、スムーズな出没が得られにくい問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の問題点等に鑑み、軸筒内径を大きくすることなく、筆記先端部の出没がスムーズなスライド式の多芯筆記具を簡単な構造で提供することである。
本発明は、軸筒内に、先端部に筆記部を具備してなる筆記体を複数本配設し、各筆記体の筒体の後端部内に、摺動体の圧入部を圧入装着により連接し、前記摺動体をコイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して摺動自在に収納するとともに、一方の摺動体を軸筒先端方向にスライドすることにより、一方の摺動体の後端部に形成した係合突起を係止部に係止して、一方の筆記体の筆記先端部を軸筒先端開口部からの突出を維持し、他方の摺動体を軸筒先端方向にスライドせしめることで、前記係止部に係止していた一方の摺動体の係合突起を係脱させ、一方の筆記体の筆記先端部を軸筒先端開口部より没入可能なスライド式の多芯筆記具であって、前記他方の摺動体に連接した他方の筆記体の筆記先端部が、前記一方の筆記体の筆記先端部から離間するように、前記他方の筆記体、軸筒先端開口部に向かって、前記他方の摺動体を正面側から見て、左右どちらか一方向に傾斜して配設したことを特徴とする。
また、前記軸筒内に、3本の筆記体を配設するとともに、前記各摺動体が、前記一方の摺動体から90度間隔で順次配設してあり、前記他方の摺動体に連接した筆記体の筆記先端部が、前記一方の筆記体の筆記先端部から離間するように、前記他方の筆記体、軸筒先端開口部に向かって、前記各摺動体を正面側から見て、左右どちらか一方向、且つ各摺動体に対して同方向に傾斜して配設したことを特徴とする。
また、前記軸筒内に、3本の筆記体を配設するとともに、前記各摺動体が、前記一方の摺動体を中央に、90度間隔で順次配設してあり、前記他方の摺動体に連接した筆記体の筆記先端部が、前記一方の筆記体の筆記先端部から離間するように、前記他方の筆記体、軸筒先端開口部に向かって、前記各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向に傾斜して配設したことを特徴とする。
また、前記一方の筆記体における軸筒の先端部外径が、前記他方の筆記体における軸筒の先端部外径よりも大径であることを特徴とする。
さらにまた、前記他方の摺動体が、前記圧入部より後方に前記摺動体の隆起部を正面側から見て、左右の外壁のどちらか一方のみ突設した非円周状の突設部形成してあり、前記他方の筆記体が、前記突設部により各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向に傾斜することを特徴とする。
本願発明の請求項1の構成によれば、軸筒内に筆記体を複数本配設したスライド式の多芯筆記具において、前記他方の摺動体に連接した他方の筆記体の筆記先端部が、前記一方の筆記体の筆記先端部から離間するように、前記他方の筆記体、軸筒先端開口部に向かって、前記他方の摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向にして配設している。その結果、各筆記体の筆記先端部において、他方の筆記体の筆記先端部を一方の筆記体の先端部から離間して配設することができる。そのため、出没時に、一方の筆記体が、軸筒の先端開口部に向かって傾動したときに、筆記体同士を接触し難くすることができる。その結果、軸筒内径を大きくすることなく、スムーズな出没作動を得ることができるため、一方の筆記体に、金属製等、傾動し難く、及び/または外径の大きい筆記体を配設することが可能となる。
本願発明の請求項2の構成によれば、軸筒内に筆記体を3本配設したスライド式の多芯筆記具において、前記各摺動体が、前記一方の摺動体から90度間隔で順次配設してあり、前記他方の摺動体に連接した筆記体の筆記先端部が、前記一方の筆記体の筆記先端部から離間するように、前記他方の筆記体、軸筒先端開口部に向かって、前記各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向、且つ各摺動体に対して同方向に傾斜して配設している。その結果、各筆記体の筆記先端部において、筆記体の配設してない空間に、他方の筆記体の筆記先端部が位置し、他方の筆記体の筆記先端部を一方の筆記体の先端部から離間して配設することができるとともに、他方の筆記体同士も近接することがない。そのため、他方の出没作動に影響することなく、一方の筆記体が、軸筒の先端開口部に向かって傾動して出没しても、筆記体同士が接触し難くすることができ、軸筒内径を大きくすることなく、スムーズな出没作動を得ることができる。
本願発明の請求項3の構成によれば、軸筒内に筆記体を3本配設したスライド式の多芯筆記具において、前記各摺動体が、前記一方の摺動体を中央に、90度間隔で順次配設してあり、前記他方の摺動体に連接した筆記体の筆記先端部が、前記一方の筆記体の筆記先端部から離間するように、前記他方の筆記体、軸筒先端開口部に向かって、前記各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向に傾斜して配設している。その結果、請求項2と同様に、各筆記体の筆記先端部において、筆記体の配設してない空間に、他方の筆記体の筆記先端部が位置し、他方の筆記体の筆記先端部を一方の筆記体の先端部から離間して配設することができるとともに、他方の筆記体同士も近接することがない。そのため、他方の出没作動に影響することなく、一方の筆記体が、軸筒の先端開口部に向かって傾動して出没しても、筆記体同士が接触し難くすることができ、軸筒内径を大きくすることなく、スムーズな出没作動を得る。
また、前記した構成であれば、本願発明の請求項4の構成のように、前記一方の筆記体の先端部外径が、前記他方の筆記体の先端部外径よりも大径であっても、スムーズな出没を得ることができるので、筆記体に収容するインキ、鉛芯等、幅広く用いることが可能となる。
本願発明の請求項5の構成によれば、前記他方の摺動体が、前記圧入部より後方に前記隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方のみ突設した非円周状の突設部形成してあり、前記他方の筆記体が、前記突設部の反対方向に傾斜してある。そのため、前記突設部以外の方向において、摺動体に対して筆記体が傾斜し易く、よりスムーズな出没作動を得ることができ、組立作業も容易にすることができ、簡単な構造で提供することができる。
本発明は、前述した構成なので、外径の大きな筆記体を配設しても筆記先端部の出没がスムーズなスライド式の多芯筆記具を簡単な構造で提供することができた。
実施例1におけるスライド式の多芯筆記具を示す縦断面図である。 図1における、他方の摺動体を正面側から見た図と要部を拡大した図である。 図1における一部省略したA−A拡大断面図である。 における一部省略したC−C拡大断面図である。 における一部省略したB−B拡大断面図である。 図1における一方の筆記体を突出した状態を示す一部省略した図である。 における一部省略したD−D拡大断面図である。 実施例2におけるスライド式の多芯筆記具を示す図である。 における他方の摺動体を正面側から見た図と要部を拡大した図である。 における一部省略したE−E拡大断面図である。 における一部省略したF−F拡大断面図である。 他の例を示す、軸筒先端部の一部省略した要部拡大断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。尚、図面中同じ部材、同じ部品については同じ番号を付してある。
実施例1
図1から図7に示す実施例1のスライド式の多芯筆記具1は、前軸2と後軸3を螺着して軸筒本体を構成し、後軸3に付設した摺動ケース4内に配設した、一方及び他方の摺動体5、6の各隆起部5a、6aを、摺動ケース4の開口部4aから外部に露出して180度間隔で順次配設してある2本の筆記体を配設した多芯筆記具である。
各筆記体8、11は、コイルスプリング14、15により後方に付勢させて摺動可能に連接してある、従来から知られている出没機構の筆記体を2本配設したスライド式の多芯筆記具である。また、後軸3の内部には、筆記体を区画する区画部材7を配設してあり、各筆記体8、11の軸心は、軸筒本体の後端部では、略同心円上に位置している。
ボールペンの筆記体8について詳述すると、合成樹脂製からなる筒体9の先端部に、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップからなる筆記先端部10を装着し、筒体9内に黒の油性ボールペン用インキ(図示せず)を直に収容したボールペンレフィルからなる筆記体である。
シャープペンシルの筆記体11について詳述すると、金属製からなる筒体12の先端部に、鉛芯繰り出し機構を具備した筆記先端部13を装着し、筒体12内に黒の鉛芯(図示せず)を直に収容したシャープペンシルからなる筆記体である。
一方の筆記体8のボールペンチップからなる筆記先端部10を前軸2の先端開口部2aから突出させるには、摺動体5の隆起部5aを、先端に向かって前軸2の先端開口部2a方向へスライド(図2の矢印F方向)することにより、摺動体5に形成した係合突起5bが後軸3内に形成した係止部(図示せず)に係止して、一方の筆記体8の筆記先端部10を前軸の先端開口部2aから選択して突出を維持することができる。
筆記体10の筆記先端部12が前軸の先端開口部2aから突出を維持した状態で、他方の摺動体6を前軸2の先端開口部2a方向にスライドすることで、摺動体6の解除突起6cが摺動体5の係止を解除し、筆記体10の筆記先端部12を軸筒2内に没入させることができる。さらに、摺動体6を前軸の先端開口部2a方向へスライドすることにより、他方の筆記体11の筆記先端部13の突出状態を維持することができる。また、筆記体11の筆記先端部13の突出を維持した状態で、摺動ケース4を前軸の先端開口部2aに押圧することで、鉛芯繰り出し機構を作動させ、鉛芯を繰り出すことができる。
一方の摺動体5には、先端部に筒体9の後端部に圧入する圧入部5dを設けてあり、この圧入部5dより後方に、隆起部5aを正面側から見て、左右のどちらか一方向のみ突設した、非円周状に形成した円弧状の突設部5eを形成してある。そのため、筒体9と摺動体5が連接すると、筒体9の後端部に摺動体5の圧入部5dが圧入し、且つ突設部5eにより、筆記体8は、筆記先端部10方向に向かって、摺動体5の隆起部5aを正面側から見て、左右のどちらか一方向(突設部5eの反対方向)に傾斜した状態で、軸筒本体内に配設されている。
筆記体8を摺動体5の隆起部5aを正面側から見て、左右どちらか一方向に傾斜して配設することで、図6に示すように、筆記体8の筆記先端部10と筆記体11の筆記先端部13とは離間した状態で待機するために、筆記体11の突出時等、筆記体11の筆記先端部13が、前軸の先端開口部2a方向に傾動しても筆記体同士が当接し難く、スムーズに出没することができる。
実施例2
図8〜図11に示す実施例2のスライド式の多芯筆記具21は、前軸22と後軸23を螺着した軸筒本体に2本のボールペンからなる筆記体28、37と、シャープペンシルからなる筆記体31の3本の筆記体を配設したスライド式の多芯筆記具である。各摺動体25、26、36の各隆起部25a、26a、36aは、後軸23に付設した摺動ケース24の開口部24aから外部に露出して90度間隔で順次配設してある。
各筆記体28、31、35はコイルスプリング34、35、40により後方に付勢させて摺動可能に連接してある。また、後軸23の内部には、筆記体を区画する区画部材27を配設してあり、各筆記体28、31、37の軸心は、軸筒本体の後端部では、略同心円上に位置している。
一方の筆記体である第1の筆記体28のボールペンチップからなる筆記先端部30を前軸22の先端開口部22aから突出させるには、摺動体25の隆起部25aを、先端に向かって漸次縮径する前軸22の先端開口部22a方向へスライドする(図示せず)に係止して、第1の筆記体28の筆記先端部30を前軸の先端開口部22aから選択して突出を維持する。
第1の筆記体28の筆記先端部30が前軸の先端開口部22aから突出を維持した状態で、他方の筆記体である第2の摺動体26又は第3の摺動体36を前軸22の先端開口部22a方向にスライドすることで、摺動体26の解除突起26c又は摺動体36の解除突起が摺動体25の係止を解除し、筆記体28の筆記先端部30を軸筒22内に没入させることができる。さらに、第2の摺動体26又は第3の摺動体36を前軸の先端開口部22a方向へスライドすることにより、第2の筆記体31の筆記先端部33又は第3の筆記体37のボールペンチップからなる筆記先端部39の突出状態を維持する。
第3の摺動体36には、先端部に筒体38の後端部に圧入する圧入部36dを設けてあり、この圧入部36dより後方に、隆起部36aを正面側から見て、左右どちらか一方向のみ突設した、非円周状に形成した円弧状の突設部36eを形成してある。そのため、筒体38と摺動体36が連接すると、筒体38の後端部に摺動体36の圧入部36dが圧入し、且つ突設部36eにより、筆記体37は、筆記先端部39方向に向かって、摺動体36の隆起部36aを正面側から見て、左右どちらか一方向(突設部36eの反対方向)に傾斜した状態で、軸筒本体内に配設されている。第1の摺動体25も第3の摺動体36と同様に、筒体29に圧入する圧入部(図示せず)と、圧入部より後方に、隆起部25aを正面側から見て、左右のどちらか一方向のみ突設した、非円周状に形成した円弧状の突設部(図示せず)を形成してあり、筆記体28を、筆記先端部30方向に向かって、摺動体25の隆起部25aを正面側から見て、左右どちらか一方向(突設部の反対方向)に傾斜した状態で、軸筒本体内に配設してある。尚、少なくとも第1の摺動体25と第3の摺動体36は、色は異なるが同一形状としてある。
第1、第3の筆記体28、37を各摺動体25、36の隆起部25a、36aを正面側から見て、左右どちらか一方向、且つ各隆起部25a、36aに対して同方向に傾斜して配設すると、図11に示すように、太径の第2の筆記体31の筆記先端部33と第1、第3の筆記体28、37の筆記先端部30、39とは、傾斜する前の状態(図11の破線)に比べ離間した状態で待機するために、第2の筆記体31の突出時等、軸筒の先端開口部22a方向に傾動しても筆記体同士が当接し難く、スムーズに出没する。また、第1、第3の筆記体28、37の筆記先端部30、39同士も近接することはない。
図12に示す他の例は、実施例2において、3本の筆記体28、31、37の配列を替えて、中央に第2の筆記体31を配設した例である。第1及び第3の筆記体28、37を、筆記先端部30、39方向に向かって、各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向(突設部の反対方向)、且つ第1及び第3の筆記体28、37は、第2の筆記体31の筆記先端部33から離間する同一方向に傾斜しているものである。
第1、第3の筆記体28、37を各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向、且つ横断面における同方向に傾斜して配設すると、太径の第2の筆記体31の筆記先端部33と第1、第3の筆記体28、35の筆記先端部30、37とは、傾斜する前の状態(破線)に比べ離間した状態で待機するために、第2の筆記体31の突出時等、軸筒の先端開口部22a方向に傾動しても筆記体同士が当接し難く、スムーズに出没する。また、第1、第3の筆記体28、37の筆記先端部30、39同士も近接することはない。尚、図示はしていないが、第1、第3に連接する摺動体は、第1、第3の筆記体28、37を各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右のどちらか一方向、且つ横断面における同方向に傾斜して配設する方向に突設部を設けてある。
本実施例では、便宜上、摺動体に形成した突設部によって、各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向に傾斜して配設しているが、摺動体が摺動する溝や筆記体を区画する区画部材によって、各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向に傾斜して配設してあってもよい。但し、圧入部の後方に形成した突設部によって、各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向に傾斜するほうが、操作性も良好で、且つ突設部以外の方向において、摺動体に対して筆記体が傾斜し易く、よりスムーズな出没作動を得ることができるので好ましい。また、突設部の形状も特に限定されないが、円弧状とすることで、軸筒の内壁が突設部に当接しても傾動し易いので好ましい。
また、本実施例では、筆記体の筒体を合成樹脂製で形成してあるが、傾斜する筆記体の筒体を撓み易い合成樹脂製、その他の筆記体の筒体を金属製とすることで、本発明の効果は顕著である。
本発明のスライド式の多芯筆記具は、前述したボールペン体2本、シャープペンシル体1本の3本の多芯筆記具に限定されるものではなく、ボールペン体を3本やシャープペンシル2本、ボールペン体1本など、3本の筆記体を収納したスライド式の多芯筆記具として幅広く用いることができる。
1、11 スライド式の多芯筆記具
2、22 前軸
2a、22a 先端開口部
3、23 後軸
4、24 摺動ケース
5、6、25、26、36 摺動体
5a、6a、25a、26a、36a 隆起部
5b、6b、25b、26b 係止部
5c、6c、25c、26c 解除突起
5d 圧入部
5e 突設部
7、27 区画部材
8、11、28、31、37 筆記体
9、12、29、32、38 筒体
10、13、30、33、39 筆記先端部
14、15、34、35、40 コイルスプリング
J 軸心

Claims (5)

  1. 軸筒内に、筒体の先端部に筆記部を具備してなる筆記体を複数本配設し、各筆記体の筒体の後端部内に、摺動体の圧入部を圧入装着により連接し、前記摺動体をコイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して摺動自在に収納するとともに、一方の摺動体を軸筒先端方向にスライドすることにより、一方の摺動体の後端部に形成した係合突起を係止部に係止して、一方の筆記体の筆記先端部を軸筒先端開口部からの突出を維持し、他方の摺動体を軸筒先端方向にスライドせしめることで、前記係止部に係止していた一方の摺動体の係合突起を係脱させ、一方の筆記体の筆記先端部を先端開口部より没入可能なスライド式の多芯筆記具であって、前記他方の摺動体に連接した他方の筆記体の筆記先端部が、前記一方の筆記体の筆記先端部から離間するように、前記他方の筆記体、軸筒先端開口部に向かって、前記他方の摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向に傾斜して配設したことを特徴とするスライド式の多芯筆記具。
  2. 前記軸筒内に、3本の筆記体を配設するとともに、前記各摺動体が、前記一方の摺動体から90度間隔で順次配設してあり、前記他方の摺動体に連接した筆記体の筆記先端部が、前記一方の筆記体の筆記先端部から離間するように、前記他方の筆記体、軸筒先端開口部に向かって、前記各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向、且つ各摺動体に対して同方向に傾斜して配設したことを特徴とする請求項1に記載のスライド式の多芯筆記具。
  3. 前記軸筒内に、3本の筆記体を配設するとともに、前記各摺動体が、前記一方の摺動体を中央に、90度間隔で順次配設してあり、前記他方の摺動体に連接した筆記体の筆記先端部が、前記一方の筆記体の筆記先端部から離間するように、前記他方の筆記体、軸筒先端開口部に向かって、前記各摺動体の隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方向に傾斜して配設したことを特徴とする請求項1に記載のスライド式の多芯筆記具。
  4. 前記一方の筆記体における軸筒の先端部外径が、前記他方の筆記体における軸筒の先端部外径よりも大径であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のスライド式の多芯筆記具。
  5. 前記他方の摺動体が、前記圧入部より後方に前記隆起部を正面側から見て、左右どちらか一方のみ突設した非円周状の突設部形成してあり、前記他方の筆記体が、前記突設部の反対方向に傾斜することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載のスライド式の多芯筆記具。
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