JP3189221U - ノック式筆記具 - Google Patents

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蔡智波
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株式会社えむ.しー.じゃぱん
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Abstract

【課題】異なる色のペン先を簡単な操作で筆記具本体から繰り出すことができ、また、また、ペン先を繰り出す動作を極力少なくするとともに、ほぼ同時に異なる色のペン先を使用することができるノック式筆記具を提供する。
【解決手段】筆記具本体11とノック部12を有するノック式筆記具であって、ノック部に副ペン先14が出没可能な孔部13を設け、副ペン先は、副ペン先に沿って移動可能な摺動部15に挿入され、ノック部を下方に傾けると、副ペン先が、ノック部の孔から突出するとともに、副ペン先の後端部は、筆記具本体内部において揺動可能になり、副ペン先の後端部が段差部21bに係合することで、ノック部の孔から副ペン先が突出した状態に維持される。ノック部を上方に傾けると、摺動部がノック部の方向からペン先の方向に移動することにより、副室内に副ペン先の後端部が収納されることで、副ペン先がノック部の孔に収納され、副ペン先が出没可能に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本考案は、ノック式筆記具に関するものである。
筆記具において、従来はインクの乾燥を防ぐためにキャップつきのボールペンが用いられていたが、キャップをかぶせるのを忘れ、そのキャップを紛失してしまうといった問題がある。これを避けるため、いわゆるノック式ボールペンが使用されている。このノック式ボールペンは、ボールペンのペン先と反対側に配置されているノック部を押圧し、一回押すと進退可能なペン先が突出した状態でロックされ、再度ノック部を押すとそのロックが解除されて、再びペン先が本体内に収納されるものである。
このようなノック式ボールペンにおいて、2色のペンを本体内に収納しているものが販売されている。この2色のペン先を具備したノック式ボールペンは、各色のインクがそれぞれ収納されているペン先に1対1で対応したノック部を具備し、目的の色のインクに対応したノック部を選択的に押圧することで、好みの色のペン先を突出することができるものである。
しかしながらこのようなペン先は選択的に使用することができるにとどまるものである。すなわち異なる色を、ほぼ同時に筆記具本体から繰り出すことができない。したがって、使用者が別の異なる色を希望する場合には、今まで使用しているペン先を一旦引っ込め筆記具本体内に収納した後に、希望する色のボールペンのペン先に接続しているノック部を使用者自ら押圧して、前記希望する色のペン先を繰り出さなくてはならない。
このような2色のボールペンを出没させるものについて、特開2003−335093号において、軸筒内に異なる筆記色を有する複数の芯軸を収容するとともに、各芯軸に設けた操作部を、軸筒から外部に露出させ、この操作部によって、いずれかの芯軸を選択して使用するようにした筆記具において、各芯軸の操作部の触感を、互いに異なるものとしたことを特徴とする筆記具が開示されている。
上記公知技術において、これは色別に視認することなく操作部の感触で各色を認識できるというものであるが、異なる色をほぼ同時に筆記具本体から繰り出すことができないものである。すなわち、使用者が別の異なる色を希望する場合には、今まで使用しているペン先を一旦引っ込めて本体内に収納した後に、希望する色のボールペンのペン先の接続しているノック部を使用者自らが押圧して前記ペン先を繰り出さなくてはならない。
特開2003−335093号
本考案は前記の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、異なる色のペン先を簡単な操作で筆記具本体から繰り出すことができるノック式筆記具を提供することである。また、またペン先を繰り出す動作を極力少なくするとともに、ほぼ同時に異なる色のペン先を使用することができるノック式筆記具を提供することである。
前記の課題を解決するため、本考案は、筆記具本体とノック部を有するノック式筆記具であって、前記ノック部に副ペン先が出没可能な孔部を設け、前記副ペン先は、筆記具本体内部において、副ペン先に沿って移動可能な摺動部に挿入され、前記ノック部を下方に傾けると、前記摺動部が、ペン先の方向からノック部の方向に移動することにより、前記副ペン先が、前記ノック部の孔から突出するとともに、副ペン先の後端部は、筆記具本体内部において揺動可能になり、前記副ペン先の後端部が段差部に係合することで、ノック部の孔から副ペン先が突出した状態に維持され、前記ノック部を上方に傾けると、前記摺動部がノック部の方向からペン先の方向に移動することにより、副ペン先における後端部の移動する方向が規定され、前記副室内に副ペン先の後端部が収納されることで、前記副ペン先が前記ノック部の孔に収納され、前記副ペン先が出没可能に配置されていることを特徴とするノック式筆記具である。
本考案におけるノック式筆記具は、いわゆるノック式ボールペンに好適であるものの、それには限られることはない。また、ノック部を下方に傾けることによって、重力により副ペン先が突出する構成であるので、使用者にとって特別な操作が不要である。またノック式筆記具と独立した構成であるので、例えば、ノック式筆記具におけるペン先を本体部から突出した状態か否かにかかわらず、副ペン先を使用することができる。また、ペン先を下方にし、副ペン先を上方に傾ければ、副ペン先が本体内に瞬時に収納されるので、手首の動きのみ、と云う簡単な動作で、副ペン先を出没させることができる。
また、本考案におけるノック式筆記具の摺動部は、筒形状を呈することを特徴とするものである。摺動部が筒形状であるので、副ペン先に沿って摺動することができる。この場合、摺動部はペン先の方向に摺動した場合においては、副ペン先の後端部を拘束し、副室に前記後端部を誘導して入り込ませることができる。尚、この場合、摺動部は段差部に当接し、それ以上ペン先方向への移動ができないものであるが、副ペン先は、その段差部に当接せず副室に入り込むことができるので、副ペン先は筆記具本体内部に引っ込むことができる。ここで、後端部を拘束するとは、副室に入りこむようにするために、本体部に沿うような前後の動きは自由であるけれども、ペンの軸体に対して沿わないいわゆる振れる動きを制限するということである(図2B参照)。
また、摺動部は、コイルスプリングであることを特徴とするものである。筒形状を呈する形状を比較的安価に製作することができるので、摺動部にコイルスプリングを使用したものである。
また、本考案におけるノック式筆記具においてペン先に黒インクを具備し、副ペン先に赤インクを具備した上記ノック式筆記具である。このように、異なる色をそれぞれペン先と副ペン先に具備すれば、異なる色のインクをほぼ同時に使用することができる。
本発明は以上のように構成され、かつ、作用するものであるから、異なる色のペン先を簡単な操作で筆記具本体から繰り出すことができる筆記具を提供することができる。また、ペン先を繰り出す動作を極力少なくして、ほぼ同時に異なる色のペン先を使用することができる筆記具を提供することができる。
図1において、Aは、筆記具の斜視図であり、Bは、部分拡大図である。図2において、Aは、筆記具の側面図であり、Bは、AのIIB−IIB線断面図である。図3において、Aは、筆記具の側面図であり、Bは、AのIIIB−3B線断面図である。図4において、Aは、筆記具の平面図であり、Bは、AのIVB−IVB線断面図である。図5において、Aは、筆記具の平面図であり、Bは、AのVB−VB線断面図である。
本実施例の筆記具10は、いわゆるノック式ボールペンである。筆記具10は、筆記具本体11に、ノック部12とそれと接続された中空軸部21を有する。その中空軸部21の先端に複数の歯部21aを設け、その歯部21aに接するようにカム部22を配置している。また、カム部22に羽部22aを複数有している。本実施例では、羽部22aを4個有し、それぞれ、90度づつずらしており、カム部22において、放射状に配置している。筆記具本体11の内周部にカム受け部31を複数設けそのカム受け部31の間に溝部32を配置している。すなわち、筆記具本体11の内周面にカム受け部31と溝部32をとなり合うように複数配置している。
カム部22はペン先40に接続される。ペン先40は、突起部41を有し、バネ42の一端を係止する。バネ42の他端は筆記具本体11の内部に係止され、ペン先40を、筆記具本体11の内部に収納する方向、すなわち引っ込む方向に付勢されている。尚、図1B中、理解容易のため、ペン先40の一部を省略し、その部分を破線で表している。
上記構成の筆記具10において、バネ42に抗して、ノック部12を押すと、当該ノック部12と接続された中空軸部21が押され、溝部32内をその羽部22bがペン先40の方向に摺動する。従って、ノック部12に接続された中空軸部21がカム部22を押すことにより、溝部32に入り込んでいるカム部22の羽部22aが、当該溝部32から脱出し、カム本体23に接続しているペン先40は、筆記具本体11から突出する。
そのとき、当該溝部32から脱出したカム部22の羽部22aは当該カム部22ごと、中空軸部21の先端における複数の歯部21aによって、中空軸部21の軸方向に対し一定の角度で中空軸部21回りに回転する。それによって、当該溝部32から脱出したカム本体部22の羽部22aは、バネ42の弾発力によって、ペン先40が、筆記具本体11に収納される方向に若干引き戻され、カム受け部31に当接することで、それ以上ペン先40が筆記具10の内部に収納される方向に引き戻されるのを阻止する。これによって、ペン先40が筆記具10の内部から突出し、そのままの状態で固定されるので、使用者はペン先40によって筆記することができる。
次にバネ42に抗して、再びノック部12を押すと、当該ノック部12と接続された中空軸部21が押され、カム受け部31に当接したカム本体部22の羽部22aが、前記カム受け部31から離れる。このとき、中空軸部21の先端に複数設けた歯部21aにより、カム部22が、一定の角度、中空軸部21回りに回転する。この角度はカム受け部31と溝部32を交互に羽部22bが配置されるような角度に設定する。
その後、ノック部12を押す力を緩めると、ペン先40が収納される方向に付勢されているバネ42の弾発力によって、前記カム部22の羽部22aが、筆記具本体11の内周部に配置されているカム受け部31とカム部の間に配置されている溝部32を通過することによって、ペン先40が筆記具本体11内に収納される。尚、このように、ノック部12を押すことによりペン先40が出没する構成は公知である。
上記構成のノック式の筆記具10において、ノック部12に孔部13を設けている。当該孔部13と中空軸部21の中空部分21aは通じている構成であり、この内部に副ペン先14を配置している。また副ペン先14は、摺動部15の中に挿入された状態である。なお、摺動部15は、円筒形が好ましく、コイルスプリングが好ましい。
摺動部15は、副ペン先14と、中空軸部21の中空部分21aの間に差し込んで嵌め合わせるものであり、中空軸部21の中空部分21aにおいて筆記具本体11に沿う方向すなわち、ペン先40の方向と、副ペン先14の方向にそれぞれ移動自在である。中空軸部21の中空部分21aはさらに、段差部21bを介して中空副室21cに通じている。中空副室21cは、中空部分21aに比べその径が小であり、副ペン先14の後端部が通過可能であるが、摺動部15の径はそれよりも大であるために、前記摺動部15はその中空副室21cに入り込めない構成である。また、摺動部15が段差部21bに当接した場合において、その摺動部15の内部15aと中空副室21cの内部が、ほぼ段差のない構成である(図2B参照)。
このような構成の筆記具10において、ノック部12を下方に傾ける(図3B及び図5Bにおいて、図面右部分のノック部12を下方に傾ける)と移動自在の摺動部15がペン先40の方向から副ペン先14の方向へ移動する。それと同時に、副ペン先14もノック部12に孔部13から突出した状態となる。この場合、摺動部15がペン先40の方向から副ペン先14の方向に移動すると、副ペン先14の後端部14aがペン先40の方向から副ペン先14の方向以外の方向への拘束が解かれた状態になり、中空軸部21の内部において揺動することができる状態となる。
この状態において、筆記具10は傾斜した状態であることから、副ペン先14の後端部14aも傾斜した状態で筆記することによって副ペン先14に押圧力が加わるので、その場合に、後端部14aは、前記副ペン先14に押圧力が加わることとなり、段差部21bに前記後端部14aが当接した状態で維持される。従って、副ペン先14がノック部12の孔部13から、突出した状態に維持され、副ペン先14においても筆記することができる。
副ペン先14をノック12に収納するためには、ノック部12を上方に傾ける。この場合、上記のとおり筆記具本体11に沿って移動自在の摺動部15が、副ペン先14の方向からペン先40の方向へ移動する。もっとも当該摺動部15は、上記のとおり副ペン先14と、中空軸部21の中空部分21aに嵌合されるものであり、かつ、中空部分21a内に配置されているので、この中空部分21aの範囲内を移動できるに過ぎないものである。
摺動部15は、副ペン先14の方向からからペン先40の方向へ移動するが、中空軸部21の中空部分21aと中空副室21cの間に介在する段差部21bによりその移動を阻まれる。その場合、副ペン先14の後端部14aは、摺動部15によって再び、ペン先40の方向から副ペン先14の方向以外の方向への動きを拘束され、その筆記具本体11に対して平行でない方向の揺動を阻止される。従って、その揺動を阻止された副ペン先14の後端部14aは、摺動部15の内部15aと中空副室21cの内部がほぼ段差のない構成であるので、その揺動が規制される結果、段差部21bに当接することなく、中空副室21c内に誘導され移動することになる。よって、中空副室21c内に副ペン先14の後端部14aが入り込むことで当該副ペン先14が、ノック部12に収納された状態となる。
このように、筆記具10を使用する場合に、ノック部12を押してペン先40が筆記具10から突出した状態であっても、また収納された状態であっても、独立して副ペン先14を使用することができる。従って、たとえば、ペン先40に黒色のインクを配置し、副ペン先14に赤色のインクを配置すれば、手首の動作だけで、黒色のインクと赤色のインクをほぼ同時に使用することができる。
Aは、筆記具の斜視図であり、Bは、 部分拡大図。 Aは、筆記具の側面図であり、Bは、AのIIB−IIB線断面図。 Aは、筆記具の側面図であり、Bは、AのIIIB−3B線断面図。 Aは、筆記具の平面図であり、Bは、AのIVB−IVB線断面図。 Aは、筆記具の平面図であり、Bは、AのVB−VB線断面図。
10、筆記具
11、筆記具本体
12、ノック部
13、孔部
14、副ペン先
14a、後端部
15、摺動部
21、中空軸部
21b、段差部
21c、中空副室
22、カム部
22a、羽部
31、カム受け部
32、溝部
40、ペン先
41、突起部
42、バネ

Claims (4)

  1. 筆記具本体とノック部を有するノック式筆記具であって、前記ノック部に副ペン先が出没可能な孔部を設け、前記副ペン先は、筆記具本体内部において、副ペン先に沿って移動可能な摺動部に挿入され、前記ノック部を下方に傾けると、前記摺動部が、ペン先の方向からノック部の方向に移動することにより、前記副ペン先が、前記ノック部の孔から突出するとともに、副ペン先の後端部は、筆記具本体内部において揺動可能になり、前記副ペン先の後端部が段差部に係合することで、ノック部の孔から副ペン先が突出した状態に維持され、前記ノック部を上方に傾けると、前記摺動部がノック部の方向からペン先の方向に移動することにより、副ペン先における後端部の移動する方向が規定され、前記副室内に副ペン先の後端部が収納されることで、前記副ペン先が前記ノック部の孔に収納され、前記副ペン先が出没可能に配置されていることを特徴とするノック式筆記具。
  2. 摺動部は、筒形状を呈することを特徴とする請求項1記載のノック式筆記具。
  3. 摺動部は、コイルスプリングであることを特徴とする請求項1記載のノック式筆記具。
  4. ノック式筆記具においてペン先に黒インクを具備し、副ペン先に赤インクを具備した請求項1記載のノック式筆記具。
JP2013007194U 2013-12-18 ノック式筆記具 Expired - Lifetime JP3189221U (ja)

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