JP6226414B2 - スリムタイプボールペン - Google Patents

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Description

本発明は、前進によって、筆記状態を実現するボールペンであって、特に軸筒の径を小さい設計とすることが可能であるスリムタイプのボールペンに関するものである。
出願人は、これまで諸タイプのボールペンの構成を提唱し、かつ特許出願を行った。
例えば、特許文献1に示すボールペンにおいては、筆記具ボディと螺合し得る外側筒部を設けることによって、使用時においては、筆記具ボディを外側からカバーすることによって、適度な太さによる把持を可能とし、他方不使用時においては、芯又はペン先を外側からカバーして、落下又は振動に基づく破損又は損傷を保護するだけでなく、ポケット等に収納した際、芯又はペン先に刺傷の発生を防止することもできる。
特許文献2のボールペンにおいては、軸筒内に特定の構成のダンパー素子を設けることによって、レフィール、及び回転の後退に際し、レフィールバネの弾発力を必要に応じて緩和することができ、これによって快適なノックの操作を実現することができる。
然るに、近年ポケットにおけるコンパクトな支持及び簡便な把持を伴うスピーディーな筆記を可能とするために、小さな径による軸筒を有しているスリムタイプのボールペンが要請されている。
にも拘らず、特許文献1及び同2においては、スリムタイプのボールペンを実現するために格別の設計上の工夫が行われている訳ではなく、かつこの点は、特許文献1及び同2以外の他の公知文献の場合にも変わりはない。
特開平11−342696号公報 特開2002−307892号公報
本発明は、コンパクトな状態によるポケットによる支持及びスピーディーな筆記を実現することを目的として、軸筒及びノックの前後方向の寸法及び径を小さい状態とするスリムタイプのボールペンの構成を提供することを課題としている。
前記課題を達成するため、本発明の基本構成は、
(1)先端に口金を着脱自在に螺着し、後端にノックを前後方向移動可能な状態にて係合している軸筒の長手方向に沿ってインクを収納するパイプ及びペン先を有するレフィールを、ノックによる前方向への押圧及びスプリングの後方への弾性力を介して前後方向に移動可能な状態にて収納し、かつ当該スプリングを口金後端とレフィールの後端にて固着されているスプリング止めとの間にて伸縮自在にて固着しているボールペンであって、軸筒においてスプリング止めの後側に、前方孔及び後方スリットを連設すると共に、ノックにおいてボタンを挿入するための挿入孔としてパイプを下方に突設し、当該ボタンは、上段胴部、中段胴部、下段胴部をそれぞれ備えており、上側胴部は前方孔並びに後方スリット及び挿入孔の何れに対しても、上側に貫通可能な径を有しており、中段胴部は、前方孔及び挿入孔の何れに対しても、上側に貫通可能であるも、後方スリットに対しては上側に貫通不可能な径を有しており、下段胴部は、挿入孔の上側に対しては貫通可能であるも、前方孔及び後方スリットの何れに対しても、上側に貫通不可能な径を有しており、下段胴部を上下方向スプリングによって上側に付勢した状態にて下方から支持する一方、当該上下方向スプリングの下端は、ノックの下側内壁によって支持されるか、又はノックの下側孔を貫通した状態にて軸筒の下側内壁にて支持されており、筆記段階では、中段胴部が前方孔に対しその後端に当接した状態にて上側に突出すると共に、下段胴部が挿入孔を構成するパイプの内壁の前端に当接した状態にて挿入孔から上側に突出しており、筆記していない段階では、上段胴部が後方スリットに対しては、その後端に当接した状態にて上側に突出し、かつ挿入孔を構成するパイプの内壁の前端が下段胴部に当接すると共に、ノックの後端が軸筒の後端よりも後側に突出するようなノックの前後方向長さを設定しているスリムタイプボールペン、
(2先端に口金を着脱自在に螺着し、後端にノックを前後方向移動可能な状態にて係合している軸筒の長手方向に沿ってインクを収納するパイプ及びペン先を有するレフィールを、ノックによる前方向への押圧及びスプリングの後方への弾性力を介して前後方向に移動可能な状態にて収納し、かつ当該スプリングを口金後端とレフィールの後端にて固着されているスプリング止めとの間にて伸縮自在にて固着しているボールペンであって、軸筒においてスプリング止めの後側に、前方スリット及び後方スリットを連設すると共に、ノックにおいてボタンを挿入するための挿入孔としてパイプを下方に突設すると共に、当該挿入孔の前方に、前方スリットに対して上側に貫通した状態にて移動可能な突起部の下方にて一体成型されている柱状部を嵌入するための嵌入孔としてパイプを下方に突設し、当該パイプの内壁に対して柱状部を圧着するか又は接着剤によって接着することによって突起部を嵌入孔に固着し、当該ボタンは、上段胴部、中段胴部、下段胴部をそれぞれ備えており、上側胴部は前方孔並びに後方スリット及び挿入孔の何れに対しても、上側に貫通可能な径を有しており、中段胴部は、前方孔及び挿入孔の何れに対しても、上側に貫通可能であるも、後方スリットに対しては上側に貫通不可能な径を有しており、下段胴部は、挿入孔の上側に対しては貫通可能であるも、前方孔及び後方スリットの何れに対しても、上側に貫通不可能な径を有しており、下段胴部を上下方向スプリングによって上側に付勢した状態にて下方から支持する一方、当該上下方向スプリングの下端は、ノックの下側内壁によって支持されるか、又はノックの下側孔を貫通した状態にて軸筒の下側内壁にて支持されており、筆記段階では、中段胴部が前方孔に対しその後端に当接した状態にて上側に突出すると共に、下段胴部が挿入孔を構成するパイプの内壁の前端に当接した状態にて挿入孔から上側に突出しており、筆記していない段階では、上段胴部が後方スリットに対しては、その後端に当接した状態にて上側に突出し、かつ挿入孔を構成するパイプの内壁の前端が下段胴部に当接すると共に、ノックの後端が軸筒の後端よりも後側に突出しないようにノックの前後方向長さを設定しているスリムタイプボールペン、
からなる。
前記基本構成(1)、(2)に基づく本発明においては、ボタンの下段胴部とノックの挿入孔における上側への貫通及び当該挿入孔の前端と下段胴部との当接を前提としたうえで、ボタンの中段胴部の軸筒の前方孔(基本構成(1)の場合)又は前方スリット(基本構成(2)の場合)における上側への貫通及び当該前方孔又は前方スリットの後端との当接によって、ペン先の口金からの突出による筆記の状態を保持し、ボタンの上段胴部の後方スリットにおける上側への貫通及び後端との当接によって筆記していない状態を保持しており、ボールペンとしての本来の機能を発揮することができる。
しかも、筆記している段階の前進及び収納段階の後退を左右している中段胴部の嵌合による前記当接位置と、上段胴部の嵌合による前記当接位置との距離を3〜6mm程度とすることによって、従来のカム方式に比し、軸筒及びノックの長手方向の寸法を短縮することができ、しかも上下方向領域の殆どがノック内に配置されており、かつ最も大きな径を有する下段胴部の径を1.5mm以下とすることができることから、従来のカム方式に比し、小さな径とすることによって、ボールペン全体の形状をスリムタイプに設計することができる。
特に基本構成(2)においては、筆記していない段階にあってもノックの後端が軸筒の後端から突出しないため、筆記していない段階にてノックの後端が突出している通常の設計及び基本構成(1)に比し、長手方向の幅を更に小さな状態に設計することができる。
基本構成(1)の構成を示す側断面図であって、筆記段階及び筆記していない段階の何れにも属さない中途段階の状態を示している。 基本構成(2)の構成を示す側断面図であって、筆記段階及び筆記していない段階の何れにも属さない中途段階の状態を示している。 基本構成(1)において、筆記状態及び筆記していない状態に対応するボタンと軸筒及びノックとの係合関係を示す平面図であって、(a)は、筆記状態を示しており、(b)は、筆記していない状態を示している。 基本構成(2)において、筆記状態及び筆記していない状態に対応するボタンと軸筒及びノックとの係合関係を示す平面図であって、(a)は、筆記状態を示しており、(b)は、筆記していない状態を示している。
初めに、前記基本構成(1)、(2)の作動に関する基本原理について説明する。
基本構成(1)においては、図1に示すように、筆記に必要なノック6及びレフィール3の前進は、ノック6の後端を手指によって押圧することによって実現しており、筆記していない段階に至るために、スプリング5の後方への付勢を原因として、ノック6は後側に移動し、その後端は、軸筒1の後端よりも後側に突出している。
これに対し、基本構成(2)においては、図2に示すように、筆記に必要なノック6及びレフィール3の前進は、軸筒1の前方スリット11に対し上側に貫通している突起部62に対する手指の把持による前方への移動に基づいて実現しており、かつ筆記していない段階に至るために、スプリング5の付勢によってノック6は後方に移動するも、ノック6は後側に移動するも、その後端は、軸筒1の後端から突出していない状態を維持している。
前記基本構成(1)においては、筆記段階では、図3(a)に示すように、ノック6と共に前進したボタン8の中段胴部82を、上下方向スプリング7の付勢によってノックの挿入孔61及び軸筒1の前方孔11の何れに対しても、上側に貫通させた状態とし、下段胴部83を上下方向スプリング7の付勢によってノックの挿入孔61を上側に貫通させると共に軸筒1の前方孔11の側部下側に当接した状態とし、かつスプリング5の後方への付勢を原因とする軸筒1の前方孔11の後端と中段胴部82との当接、及びノックの挿入孔61の前端と下段胴部83との当接を介して、ノック6の後方への移動を阻止することによって筆記状態を保持している。
上記筆記状態を解放する場合には、ボタン8を手指によって下側に押圧することによって軸筒1の前方孔11に対する中段胴部82の上側への貫通及びその後端に対する当接状態を解消することによって、スプリング5の後方への付勢に基づいて、上段胴部81の後方スリット12における移動又は摺動によってノック6は後側に移動する。
そして、筆記しない段階では、図3(b)に示すように、後方スリット12の後端と上側に貫通している上段胴部81との当接、及びノックの挿入孔61の前端と中段胴部82又は下段胴部83との当接を介して、ノック6の更なる後方への移動を阻止することによって、筆記していない状態を保持することができる。
尚、筆記しない段階において、ノックの挿入孔61の下端が中段胴部82又は下段胴部83の何れに当接するかは、中段胴部82と下段胴部83の上下方向の寸法比率によって左右されることになる。
前記基本構成(2)においては、筆記段階では、筆記段階では、図4(a)に示すように、ノック6と共に前進したボタン8の中段胴部82を上下方向スプリング7の付勢によってノックの挿入孔61及び軸筒1の前方スリット11の何れに対しても、上側に貫通させた状態とし、下段胴部83を上下方向スプリング7の付勢によってノックの挿入孔61を上側に貫通させると共に軸筒1の前方スリット11の側部下側に当接した状態とし、かつスプリング5の後方への付勢を原因とする軸筒1の前方孔11の後端と中段胴部82との当接、及びノックの挿入孔61の前端と下段胴部83との当接を介して、ノック6の後方への移動を阻止することによって筆記状態を保持している。
上記筆記状態を解放する場合には、ボタン8を手指によって下側に押圧することによって軸筒1の前方スリット11に対する中段胴部82の上側への貫通及びその後端に対する当接状態を解消することによって、スプリング5の後方への付勢に基づいて、上段胴部81の後方スリット12における移動又は摺動によってノック6は後側に移動する。
そして、筆記しない段階では、図4(b)に示すように、後方スリット12の後端と上側に貫通している上段胴部81との当接、及びノックの挿入孔61の前端と中段胴部82又は下段胴部83との当接を介して、ノック6の更なる後方への移動を阻止することによって、筆記していない状態を保持することができる。
尚、筆記しない段階において、ノックの挿入孔61の下端が中段胴部82又は下段胴部83の何れに当接するかは、中段胴部82と下段胴部83の上下方向の寸法比率によって左右されることは、基本構成(1)の場合と同様である。
基本構成(1)、(2)において、ノック6には、ボタン8を挿入するための挿入孔61としてパイプを下方に突設しているが、当該突設によってノック6の前後方向の移動に際し、ボタン8が当該パイプの内壁に当接した状態にて一体となって移動することが可能となる。
図1、図3(a)、(b)は、前記パイプがノック6の下側内壁にまで突設している実施形態を示しており、図2、図4(a)、(b)は、前記パイプがノック6の下側内壁に至らない中途部位まで突設している実施形態を示すが、何れの場合であっても、筆記していない段階にて挿入孔61と下段胴部83との当接によって、上記のような一体となった移動を実現することができる。
ノック6が前方又は後方に移動する際、ボタン8の中段胴部82の上端は、上下方向スプリング7による上方への付勢を伴って、軸筒1の後方スリット12の側部下側面と摺動し、当該摺動に伴って動摩擦抵抗力が発生するが、挿入孔61を形成するパイプの内壁と下段胴部83との当接を介したスプリング5の後方への付勢、及び手指による前方へ移動させる力の方が大きいことから、上記摺動による動摩擦抵抗力は、前後方向の移動に対する支障とはなり得ない。
逆に、上下方向スプリング7の付勢は、上記動摩擦抵抗力の大きさがスプリング5の後方への付勢、及び手指による前方に移動させる力の支障とはならない程度であることを必要とする。
図1、図3(a)、図4(a)は、何れも上下方向スプリング7がノック6の下側内壁と当接した状態を示しており、図2、図3(b)、図4(b)は、上下方向スプリング7が軸筒1の下側内壁と当接した状態を示しており、基本構成(1)、(2)は、何れの構成をも採用可能である。
ノック6の下側内壁と当接する構成の場合には、上下方向スプリングの下端がノック6の移動に伴って軸筒1の下側内壁と摺動しないというメリットが存在する一方、上下方向スプリング7は、上下方向の移動距離が短く、圧縮の程度が著しいため、弾性疲労が生じ易いという傾向にある。


これに対し、軸筒1の下側内壁に当接する構成の場合には、逆に上記摺動状態を生じ、多少摩耗することがあるが、上下方向スプリング7における上下方向の移動距離をより長く設定することが可能となり、弾性疲労が少ないというメリットが存在する。
図1、図2に示すボタン8においては、ボタン8の頂部に上段胴部81よりも大きな径を有する手指によってタッチ可能なタッチ板86を付加しているが、このようなタッチ板86の付加によって、手指は、筆記状態から解放される際、上段胴部81の細い径を有している頂部との接触を避け、タッチ板86とのソフトタッチによる下方への押圧を実現することができる。
前記基本構成(2)において、ノック6及びレフィール3の前方への移動に関与する突起部62を、ノック6から上側に突出するような金型成型を行ったのでは、ノック6を軸筒1内に挿通することができない。
このような状況を考慮し、基本構成(2)においては、挿入孔61の前側の位置にて突起部62に対し、下側にて一体成型されている柱状部63を嵌入するための嵌入孔65として、パイプを下側に突設している。
挿入孔61を形成するパイプの場合と同様に、嵌入孔65を形成するパイプについても、図4(b)に示すように、ノック6の下側内壁に至るまで突設する実施形態、及び図1並びに図4(a)に示すように当該下側内壁に至らない中途部位まで突設する実施形態の何れをも採用可能である。
しかも、上記中途部位まで突設する実施形態の場合に、図4(a)に示すように、パイプに底面を備えた場合には、柱状部63の寸法を短く設計することが可能となる。
ノック6において、突起部62を軸筒1の前方スリット11に対し上側に貫通した状態にて設けるために、嵌入孔65を形成するパイプを前方スリット11の下側にて下方に突設するが、当該パイプの内壁に対し、前記柱状部63を圧着するか又は接着剤によって接着することによって、突起部62を嵌入孔65に固着することができる。
尚、図2及び図4(b)は、嵌入孔65に対する圧着状態を示し、図4(a)の柱状部63と嵌入孔65との間の黒色ラインは、接着剤による接着状態を示す。
基本構成(1)、(2)の何れにおいても、ボタン8のうち、少なくとも下段胴部83、及び上下方向スプリング7の全部(ノック6の下側内壁にて下端を支持する場合)又はノック6の下側孔64を下側に貫通する領域部分以外の領域(軸筒1の下側内壁にて下端を支持する場合)を軸筒1及びノック6内に配設することを必要不可欠とする。
このような配設は、
(a)軸筒1の後方スリット12の後側、又は前方孔若しくは前方スリット11の前側に、予めボタン8の下段胴部83よりも大きな径を有する孔(図示せず)を設定し、当該孔及びノックの挿入孔61から上下方向スプリング7及びボタン8を挿入した後(最初に上下方向スプリング7を挿入した後、ボタン8を挿入する場合と、双方を一体として挿入する場合との双方が選択可能である。)、ボタン8及びノック6を前方に移動させ、かつボタン8の上段胴部81を軸筒1の後方スリット12を上側に突出する状態としたうえで、軸筒1に設けた上記孔を外側から被覆板(図示せず)によってカバーする方式、
又は、
(b)上下方向スプリング7及びボタン8をノックの挿入孔61からノック6内に挿入した後(最初に上下方向スプリング7を挿入した後、ボタン8を挿入する場合と、双方を一体として挿入する場合との双方が選択可能である。)、ボタン8及びノック6を軸筒1の後端開口部から挿入し、かつボタン8の上段胴部81を軸筒1の上側内壁と摺動させながらボタン8及びノック6を前方に移動し、上段胴部81を後方スリット12から突出させたうえで、軸筒1の後端の一部を後端板(図示せず)によってカバーするか(基本構成(1)の場合)、又は開口部の全部を後端板(図示せず)によってカバーする(基本構成(2)の場合)方式、
を採用することができる。
以下、実施例に即して説明する。
実施例1は、図1及び図3(a)、(b)に示すように、下段胴部83の下端より下側に下段胴部83よりも小さな径を有するスプリング巻着胴部を突設し、当該スプリング巻着胴部の周囲に上下方向スプリング7を巻着し、かつ当該上下方向スプリング7の上端が下段胴部83の下端面を上側に付勢していることを特徴としている。
このように、上下方向スプリング7の下側突起部84に対する巻着によって、上下方向スプリング7は、ボタン8との係合関係を維持し、上下方向への弾性力の付勢によってボタン8の前後方向の位置を保持することができ、かつこの点は、基本構成(1)、(2)の何れにおいても妥当する。
実施例2は、図2及び図4(a)、(b)に示すように、下段胴部83の上下方向の全部領域又は一部領域にスプリング挿入用空洞部85を設け、当該空洞部85の上端面を上下方向スプリング7の上端が上側に付勢していることを特徴としている。
このように、上下方向スプリング7を下段胴部83の空洞部85内への嵌入によって、上下方向スプリング7は、ボタン8との係合関係を維持し、上下方向の弾性力の付勢によって、ボタン8の前後方向の位置を保持することができ、かつこの点は、基本構成(1)、(2)の何れにおいても妥当する。
このように、本発明は、コンパクトタイプのボールペンとして、広範な利用形態を可能としている。
1 軸筒
11 前方孔又は前方スリット
12 後方スリット
2 口金
3 レフィール
31 ペン先
4 スプリング止め
5 スプリング
6 ノック
61 ノックの挿入孔
62 突起部
63 柱状部
64 下側孔
65 嵌入孔
7 上下方向スプリング
8 ボタン
81 上段胴部
82 中段胴部
83 下段胴部
84 下側突起部
85 空洞部
86 タッチ板

Claims (6)

  1. 先端に口金を着脱自在に螺着し、後端にノックを前後方向移動可能な状態にて係合している軸筒の長手方向に沿ってインクを収納するパイプ及びペン先を有するレフィールを、ノックによる前方向への押圧及びスプリングの後方への弾性力を介して前後方向に移動可能な状態にて収納し、かつ当該スプリングを口金後端とレフィールの後端にて固着されているスプリング止めとの間にて伸縮自在にて固着しているボールペンであって、軸筒においてスプリング止めの後側に、前方孔及び後方スリットを連設すると共に、ノックにおいてボタンを挿入するための挿入孔としてパイプを下方に突設し、当該ボタンは、上段胴部、中段胴部、下段胴部をそれぞれ備えており、上側胴部は前方孔並びに後方スリット及び挿入孔の何れに対しても、上側に貫通可能な径を有しており、中段胴部は、前方孔及び挿入孔の何れに対しても、上側に貫通可能であるも、後方スリットに対しては上側に貫通不可能な径を有しており、下段胴部は、挿入孔の上側に対しては貫通可能であるも、前方孔及び後方スリットの何れに対しても、上側に貫通不可能な径を有しており、下段胴部を上下方向スプリングによって上側に付勢した状態にて下方から支持する一方、当該上下方向スプリングの下端は、ノックの下側内壁によって支持されるか、又はノックの下側孔を貫通した状態にて軸筒の下側内壁にて支持されており、筆記段階では、中段胴部が前方孔に対しその後端に当接した状態にて上側に突出すると共に、下段胴部が挿入孔を構成するパイプの内壁の前端に当接した状態にて挿入孔から上側に突出しており、筆記していない段階では、上段胴部が後方スリットに対しては、その後端に当接した状態にて上側に突出し、かつ挿入孔を構成するパイプの内壁の前端が下段胴部に当接すると共に、ノックの後端が軸筒の後端よりも後側に突出するようなノックの前後方向長さを設定しているスリムタイプボールペン。
  2. 先端に口金を着脱自在に螺着し、後端にノックを前後方向移動可能な状態にて係合している軸筒の長手方向に沿ってインクを収納するパイプ及びペン先を有するレフィールを、ノックによる前方向への押圧及びスプリングの後方への弾性力を介して前後方向に移動可能な状態にて収納し、かつ当該スプリングを口金後端とレフィールの後端にて固着されているスプリング止めとの間にて伸縮自在にて固着しているボールペンであって、軸筒においてスプリング止めの後側に、前方スリット及び後方スリットを連設すると共に、ノックにおいてボタンを挿入するための挿入孔としてパイプを下方に突設すると共に、当該挿入孔の前方に、前方スリットに対して上側に貫通した状態にて移動可能な突起部の下方にて一体成型されている柱状部を嵌入するための嵌入孔としてパイプを下方に突設し、当該パイプの内壁に対して柱状部を圧着するか又は接着剤によって接着することによって突起部を嵌入孔に固着し、当該ボタンは、上段胴部、中段胴部、下段胴部をそれぞれ備えており、上側胴部は前方孔並びに後方スリット及び挿入孔の何れに対しても、上側に貫通可能な径を有しており、中段胴部は、前方孔及び挿入孔の何れに対しても、上側に貫通可能であるも、後方スリットに対しては上側に貫通不可能な径を有しており、下段胴部は、挿入孔の上側に対しては貫通可能であるも、前方孔及び後方スリットの何れに対しても、上側に貫通不可能な径を有しており、下段胴部を上下方向スプリングによって上側に付勢した状態にて下方から支持する一方、当該上下方向スプリングの下端は、ノックの下側内壁によって支持されるか、又はノックの下側孔を貫通した状態にて軸筒の下側内壁にて支持されており、筆記段階では、中段胴部が前方孔に対しその後端に当接した状態にて上側に突出すると共に、下段胴部が挿入孔を構成するパイプの内壁の前端に当接した状態にて挿入孔から上側に突出しており、筆記していない段階では、上段胴部が後方スリットに対しては、その後端に当接した状態にて上側に突出し、かつ挿入孔を構成するパイプの内壁の前端が下段胴部に当接すると共に、ノックの後端が軸筒の後端よりも後側に突出しないようにノックの前後方向長さを設定しているスリムタイプボールペン。
  3. 挿入孔をノックの下側内壁に到る状態にて突設していることを特徴とする請求項1、2の何れか一項に記載のスリムタイプボールペン。
  4. ボタンの頂部に上段胴部よりも大きな径を有し、かつ手指によってタッチ可能なタッチ板を付加したことを特徴とする請求項1、2、3の何れか一項に記載のスリムタイプボールペン。
  5. 下段胴部の下端より下側に下段胴部よりも小さな径を有するスプリング巻着胴部を突設し、当該スプリング巻着胴部の周囲に上下方向スプリングを巻着し、かつ当該スプリングの上端が下段胴部の下端面を上側に付勢していることを特徴とする請求項1、2、3、4の何れか一項に記載のスリムタイプボールペン。
  6. 下段胴部の上下方向の全部領域又は一部領域にスプリング挿入用空洞部を設け、当該空洞部の上端面を上下方向スプリングの上端が上側に付勢していることを特徴とする請求項1、2、3、4の何れか一項に記載のスリムタイプボールペン。
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