JP4444692B2 - クリップ部材を有するノック式筆記具 - Google Patents

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本発明は、バインダー式のクリップ部材を付設してなるノック式筆記具に関する。
従来から、クリップ部材を有するノック式筆記具は、よく知られている。こうしたクリップ部材を有するノック式筆記具において、実開昭63−51788号公報「筆記クランプ用具」や特開2001−146094号公報「筆記具のクリップ取付装置」に開示されているように、クリップ部材の先端部を軸筒から離間可能に配設し、板バネやねじりコイルスプリングの弾発力によって復元可能な、いわゆるバインダー式のクリップ構造はよく知られている。
こうしたバインダー式のクリップ部材は、前述したように、クリップ部材の先端部が離間した状態から復元するための板バネ、ねじりコイルスプリングや圧縮コイルスプリング等、新たなバネ材が必要である。
「実開昭63−51788号公報」 「特開2001−146094号公報」
しかし、前述した板バネ、ねじりコイルスプリングや圧縮コイルスプリングは、金属部品で製造され、樹脂成形品に比べ、寸法精度が低く、コスト高であるため、バインダー式のクリップ部材を採用するには、金属部品の数が増加し、コスト高になってしまうため、低価格品には不向きであった。
ところで、軸筒の後端部から突出したノック体を押圧することにより、筆記体の筆記先端部を軸筒先端開口部から出没可能な回転カムによる出没機構を具備したノック式筆記具は、筆記体を軸筒後端に付勢して収納することが必要であり、その付勢力を得るために圧縮コイルスプリングを配設している。
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、板バネ、ねじりコイルスプリングや圧縮コイルスプリング等のバネ材を増加せずにバインダー式のクリップ部材を有するノック式筆記具を提供することである。
本発明は、軸筒の後端部から突出したノック体を押圧することにより、該ノック体で直接またはノック体の前方に配設した押圧体によって回転カムを押圧し、回転カムに連動可能に、かつ圧縮コイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して配設した筆記体の筆記先端部を軸筒先端開口部から出没可能な回転カムによる出没機構を具備したノック式筆記具において、前記軸筒の後端部に、軸筒との接合部を支点とし、クリップ部材の先端部を軸筒から離間可能なクリップ部材を付設するとともに、該クリップ部材の先端部を軸筒から離間する動作に連動して傾動するクリップ部材の脚部を軸筒内まで延設し、該脚部の前方に、内壁にカム溝及び後端部に前記ノック体または押圧体に設けた当接部が当接しノック体または押圧体の軸筒後端方向への移動を規制する規制部を形成した摺動体を、前記脚部の傾動に連動して軸心方向に摺動可能に配設し、前記回転カムの前方に前記圧縮コイルスプリングを配設することにより、前記摺動体を軸筒後端方向に付勢して配設する。
また、前記脚部に、前記ノック体または押圧体を挿通する挿通孔を設ける。
また、前記脚部に、軸筒先端方向に伸びる凸部を形成する。
本発明のクリップ部材を有するノック式筆記具は、板バネ、ねじりコイルスプリングや圧縮コイルスプリング等のバネ材を増加せずにバインダー式のクリップ部材を有するノック式筆記具を提供することができた。
ノック式筆記具において、バインダー式のクリップ部材を付設したノック式筆記具を、バネ材を増加せず、簡単な構造で実現した。
図1から図6に示す クリップ部材を有するノック式筆記具1は、前軸2と後軸3を螺合した軸筒内に筆記体9(ボールペンレフィル)が収納されている。筆記体9の構造は、従来から知られているもので、インキ収容管10内に筆記具用インキ(図示せず)を直に収容し、インキ収容管10の先端部には、ボールを回転自在に抱持した筆記先端部11(ボールペンチップ)を装着してある。
また、後軸3にはクリップ部材6を付設してある。クリップ部材6は、クリップ片6aと後軸3の連結部を支点6cとし、クリップ部材6の先端部に形成した係止部6bを後軸3から離間可能に配設してある。また、クリップ部材6の脚部6dを後軸3内まで延設してあり、この脚部6dは、クリップ部材6の先端部に形成した係止部6bを後軸3から離間する動作に連動して傾動する。
脚部6dの前方には、内壁にカム溝(図示せず)を形成した摺動体7を、脚部6dの傾動に連動し軸心方向に摺動可能に配設してある。この摺動体7には、後端部を段状にすることによって縮径した規制部7aを形成する。規制部7aの内径は、ノック体5の鍔状に形成した当接部5aより小径としてあり、この規制部7aの前方に回転カム4及びノック体5の当接部5aが位置するように配設する。そのため、回転カム4の前方に圧縮コイルスプリング8を配設することにより、回転カム4及びノック体5を後軸後端3a方向に付勢し、ノック体5の付勢力によって摺動体7も後軸後端3a方向に付勢される。
筆記先端部11を前軸2の先端開口部2aから出没させる機構は、従来から知られているもので、簡単に説明すると、摺動体7の内壁面に回転カム4を前後に摺動案内し回転させるためのカム溝(図示せず)を形成し、このカム溝に、回転カム4を係合して配設してある。回転カム4には筆記体9が圧入係合されており、回転カム4の前方に配設した圧縮コイルスプリング8により、筆記体9を後軸後端3a側に付勢して配設され、回転カム4の後端に、前記回転カム4に回転を付与するためのカム部(図示せず)を先端に有したノック体5を、ノック体5の後端部が後軸後端3aより外方に突出した状態に配設し、このノック体5を押圧することにより、回転カム4をカム溝に沿って移動させ、筆記体9の筆記先端部11を前軸2の先端開口部2aから出没可能にした構造である。
図5に示すように、クリップ部材6と後軸3との接合部を支点6cとし、クリップ部材の先端部に形成した係止部6bを後軸3から離間(矢印A方向)させると、この離間作動に連動して脚部6dが傾動(矢印B方向)し、この脚部6dの傾動に連動して、脚部6dの前方に配設した摺動体7は、前軸先端開口部2a方向に前進(矢印C方向)する。摺動体7が前進すると、摺動体7内に配設した回転カム4も前軸の先端開口部2a方向(矢印C方向)に前進し、回転カム4の前方に配設したコイルスプリング8を圧縮する。
脚部6dには、ノック体5を挿通する挿通孔6eを設けることにより、脚部6dは、ノック体を基準として、支点6cと反対側の後軸3内壁近傍まで脚部6dを長く延設することができ、この部分で摺動体7を軸心方向に摺動することにより、係止部6bの後軸3からの離間(矢印A方向)が小さく、その結果、脚部6dの傾動が小さくてなっても、摺動体7を軸心方向に摺動する距離を長くしやすい。また、脚部6dに軸心方向に伸びる凸部6fを形成することにより、より摺動体7を軸心方向に摺動する距離を長くすることができるので好ましい。
図5に示す状態から、係止部6bの後軸3からの離間(矢印A方向)する力がなくなると、圧縮していたコイルスプリング8が元の状態に戻り(矢印Cの逆方向)、このコイルスプリング8の元の状態に戻る弾発力によって、脚部6dを傾動(矢印Bの逆方向)させ、係止部6bを後軸3から離間した状態から元の状態に復元(矢印Aの逆方向)し、図1に示す状態となる。
図3に示す、筆記先端部11が前軸2の先端開口部2aから突出した状態では、回転カム4及びノック体5も前軸2の先端開口部2a側に前進している。そのため、圧縮コイルスプリング8をさらに圧縮し、摺動体7に係る後軸後端側3aへの付勢力が大きくなる。その結果、筆記先端部11が前軸2の先端開口部2aより没入した状態に比べ、筆記先端部11が前軸2の先端開口部2aから突出した状態のほうが、クリップ部材の先端部に形成した係止部6bを後軸3から離間(矢印A方向)するのに必要な力が大きくなるので、筆記先端部11が突出した状態である否か、クリップ部材の先端部に形成した係止部6bを後軸3から離間(矢印A方向)させることで確認できる。
本実施例では便宜上、ノック体の先端部にカム部を一体に形成し、ノック体で直接、回転カムを押圧しているが、先端部にカム部を形成した押圧体を介して回転カムを押圧してもよい。また、本実施例では、摺動体の後端部を段状にして縮径し、ノック体の鍔状の当接部より小径の規制部を形成することにより、ノック体の軸筒後端方向への移動を規制する規制部としているが、摺動体の後端部に突部を形成したり、ノック体に形成した凸部を摺動体の凹部に係合する等、少なくとも回転カムの前方に配設した圧縮コイルスプリングにより、回転カム及びノック体または押圧体を軸筒後端方向に付勢し、摺動体の後端部に形成した規制部にノック体または押圧体の一部が当接し、摺動体を軸筒後端方向に付勢することができれば、当接部及び規制部の形状は特に限定されない。
また、本発明のバインダー式のクリップ部材は圧縮コイルスプリングの弾発力によって復元可能としているが、圧縮コイルスプリングは、従来使用されていた板バネやねじりコイルスプリングに比べ、耐久性が良好であり、長期間かつ繰り返し使用しても、初期の弾発力を得られるという効果も奏する。
本発明のクリップ部材を有するノック式筆記具は、油性インキ、剪断減粘性インキ、水性インキ等、インキの種類に限定されることなく実施でき、また、筆記先端部の形状や材質にも特定されることなく実施可能である。
本発明におけるクリップ部材を有するノック式筆記具を示す縦断面図である。 図1における、一部省略した要部拡大縦断面図である。 図1における、筆記先端部を突出状態とした縦断面図である。 図3における、一部省略した要部拡大縦断面図である。 クリップ片先端部の係止部を軸筒から離間した状態を示す縦断面図である。 図5における、一部省略した要部拡大縦断面図である。
符号の説明
1 クリップ部材を有するノック式筆記具
2 前軸
2a 先端開口部
3 後軸
3a 後軸後端部
4 回転カム
5 ノック体
5a 当接部
6 クリップ部材
6a クリップ片
6b 係止部
6c 支点
6d 脚部
6e 挿通孔
6f 凸部
7 摺動体
7a 規制部
8 圧縮コイルスプリング
9 筆記体
11 筆記先端部

Claims (3)

  1. 軸筒の後端部から突出したノック体を押圧することにより、該ノック体で直接またはノック体の前方に配設した押圧体によって回転カムを押圧し、回転カムに連動可能に、かつ圧縮コイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して配設した筆記体の筆記先端部を軸筒先端開口部から出没可能な回転カムによる出没機構を具備したノック式筆記具において、前記軸筒の後端部に、軸筒との接合部を支点とし、クリップ部材の先端部を軸筒から離間可能なクリップ部材を付設するとともに、該クリップ部材の先端部を軸筒から離間する動作に連動して傾動するクリップ部材の脚部を軸筒内まで延設し、該脚部の前方に、内壁にカム溝及び後端部に前記ノック体または押圧体に設けた当接部が当接しノック体または押圧体の軸筒後端方向への移動を規制する規制部を形成した摺動体を、前記脚部の傾動に連動して軸心方向に摺動可能に配設し、前記回転カムの前方に前記圧縮コイルスプリングを配設することにより、前記摺動体を軸筒後端方向に付勢して配設したことを特徴とするクリップ部材を有するノック式筆記具。
  2. 前記脚部に、前記ノック体または押圧体を挿通する挿通孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載のクリップ部材を有するノック式筆記具。
  3. 前記脚部に、軸筒先端方向に伸びる凸部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のクリップ部材を有するノック式筆記具。

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