JP2011011355A - ボールペンチップ - Google Patents

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JP2011011355A JP2009154927A JP2009154927A JP2011011355A JP 2011011355 A JP2011011355 A JP 2011011355A JP 2009154927 A JP2009154927 A JP 2009154927A JP 2009154927 A JP2009154927 A JP 2009154927A JP 2011011355 A JP2011011355 A JP 2011011355A
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Koichi Takayama
晃一 高山
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Abstract

【課題】非使用時に、筆記用ボールがチップ先端部の内壁面に密接するボールペンチップにおいて、筆記用ボールの略中心に、押圧力を付与することができ、書き味が滑らかなボールペンチップを提供することである。
【解決手段】チップ先端部の内壁に密接する弁機構を具備してなるボールペンチップにおいて、前記ボール抱持室に、該筆記用ボールの直径よりも小さい支持ボールを3個以上、周方向に適宜離間して配設し、前記ボール抱持室内に、支持ボールと略同形の支持ボール座を設け、該支持ボール座に支持ボールを載せ、該支持ボールに、前記筆記用ボールを載置するとともに、前記コイルスプリングの棒軸部が、前記支持ボール間を挿通して、前記筆記用ボールに当接することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、底壁の中央にインキ流通孔と、該インキ流通孔から放射状に延びる放射状溝を有するボール抱持室内にボールを挿入し、チップ先端部を内側にかしめることにより、筆記用ボールの一部をチップ先端部より突出させて回転自在に抱持し、前記筆記用ボールを、コイルスプリングの棒軸部により前方に押圧し、前記チップ先端部の内壁に密接する弁機構を具備してなるボールペンチップに関する。
ボールの後端に、コイルスプリングを配設し、このコイルスプリングの弾発力によって、ボールをチップ先端部の内壁面に密接させるとともに、筆記時の筆圧によってボールとチップ先端部の内壁とに隙間を形成する弁機構を具備したボールペンチップはよく知られており、特開2000−158869号公報「ボールペンチップ」には、コイルスプリングの棒軸部が移動しても、棒軸部が、放射状溝を閉鎖しない構造が開示されている。
また、チップ先端部に弁機構を具備したボールペンチップにおいて、特開2006−198835号公報「ボールペンチップ」では、コイルスプリングの棒軸部のバリによる筆記不良等の不具合を防止するために、先端ボールの後端に、当接ボールを配設し、該当接ボールを、コイルスプリングにより、前記先端ボールに押圧して配設することが開示されている。
さらに、特開2000−108573号公報「ボールペンチップ」では、ボールの後方に、球状の支持部材を配設し、ボールと支持部材を球面接触させることで、書き味を滑らかにする構造が開示されている。
ところで、弁機構を具備したボールペンチップは、ボールをチップ先端部の内壁面に密接することを意図しているが、ボールへの押圧力は、ボールの中心への押圧力を付与することで、ボールの傾きが発生せずにボールをチップ先端部の内壁面に密接しやすくなる。
「特開2000−158869号公報」 「特開2006−198835号公報」 「特開2000−108573号公報」
しかし、特許文献1では、コイルスプリングの線径は、φ0.1mm〜φ0.3mmと極めて小径であり、この棒軸部に複数の通溝を形成することは非常に困難である。また、中心孔の後端部に、棒軸部の外径よりも小さい通溝を形成することは、製造工程の増加となり、製造コストが高騰する問題があった。
また、特許文献2では、コイルスプリングの棒軸部が移動して、当接ボールの中心から逸れて押圧してしまう問題があり、結果として、当接ボールが筆記用ボールの中心を押圧しない、或いは、棒軸部が、放射状溝を閉鎖してしまう等の問題があった。
さらに、特許文献3に、コイルスプリングを配設しても、支持部材が移動して、棒軸部が挿通する隙間を閉鎖する恐れがあり、或いは支持部材が移動し、支持ボール同士が当接すると、支持ボールの回転を阻害し、滑らかな筆感が得られ難いという問題があった。
本発明は上記問題を鑑み、非使用時に、筆記用ボールがチップ先端部の内壁面に密接するボールペンチップにおいて、筆記用ボールの略中心に、押圧力を付与することができ、書き味が滑らかなボールペンチップを提供するものである。
前記目的を達成するために本発明では、底壁の中央にインキ流通孔と、該インキ流通孔から放射状に延びる放射状溝を有するボール抱持室内に筆記用ボールを挿入し、チップ先端部を内側にかしめることにより、筆記用ボールの一部をチップ先端部より突出させて回転自在に抱持し、前記筆記用ボールを、コイルスプリングの棒軸部により前方に押圧し、前記チップ先端部の内壁に密接する弁機構を具備してなるボールペンチップにおいて、前記ボール抱持室に、該筆記用ボールの直径よりも小さい支持ボールを3個以上、周方向に適宜離間して配設し、前記ボール抱持室内に、支持ボールと略同形の支持ボール座を設け、該支持ボール座に支持ボールを載せ、該支持ボールに、前記筆記用ボールを載置するとともに、前記コイルスプリングの棒軸部が、前記支持ボール間を挿通して、前記筆記用ボールに当接することを特徴とする。
また、前記隣接する二つの支持ボール間の最小間隙が、前記棒軸部の線径よりも小さいことを特徴とする。
本発明は、非使用時に、筆記用ボールがチップ先端部の内壁面に密接するボールペンチップにおいて、筆記用ボールの略中心に、押圧力を付与することができ、書き味が滑らかなボールペンチップを提供することができた。
実施例1におけるボールペンチップの一部省略した要部縦断面図である。 図1におけるA−A拡大断面図である。
本願発明の構成によれば、筆記用ボールの後方に、回転可能に支持ボールを配設することによって、筆記用ボールと支持ボールとが球面接触しているために、筆記用ボールを円滑に回転することができる。また、コイルスプリングの棒軸部が、支持ボール間を挿通して、筆記用ボールに当接しているため、筆記用ボールの中心に押圧力を付与することができる。
さらに、隣接する二つの支持ボール間の最小間隙が、前記棒軸部の線径よりも小さくすることで、支持ボール間に、棒軸部が移動してしまうことがなく、確実に筆記用ボールに棒軸部を導くことができる効果も奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明するが、本発明のボールペンチップは実施例に限定されるものではない。尚、図面中、同じ部材、同じ部品については同じ番号を付してある。
図1、図2に示すボールペンチップ1は、チップ本体2の中央にインキ流通孔8と該インキ流通孔8に連通する放射状に延びた6本の放射状溝7を有したボール抱持室5に、インキ流通溝7の幅よりも大きい径の支持ボール10を3個挿入し、チップ先端側からハンマーリングして、底壁5に、支持ボール10と略同形の支持ボール座6を設け、この支持ボール座に載置した3個の支持ボール10上に、筆記用ボール9を載置し、チップ先端部3を内側にかしめることにより、筆記用ボール9の一部がチップ先端部3より突出するように回転自在に抱持している。
筆記用ボール9の後方には、筆記用ボール9をチップ先端側に押圧する、先端に棒軸部11aを有するコイルスプリング11を配設してある。棒軸部11は、3個の支持ボール10の間隙を挿通して筆記用ボール9に当接している。
筆記用ボール9は、非使用時には、コイルスプリング11の押圧力によってチップ先端部3の内壁面に密接しているとともに、筆記時の筆圧によって筆記用ボール9とチップ先端部3の内壁とに隙間を形成して、インキを紙面等に流出する弁機構となっている。
本発明は、コイルスプリング11の棒軸部11aが、支持ボール10間を挿通して、筆記用ボール9に当接しているため、筆記用ボール9の中心に押圧力を付与することができる。また、棒軸部11aが、支持ボール10に当接しても球体であるために、スムーズに挿入することができる効果も奏する。
筆記時に筆記用ボール9と支持ボール10とが球面接触しているために、筆記時に筆記用ボール9が滑らかに回転し、また、3個以上の支持ボール10を離間して配設し、筆記用ボール9から伝わる筆圧を受け止め且つ支持ボール10の回転を円滑にする、支持ボール10と略同形の支持ボール座6を形成してあるため、書き味を一層滑らかにすることができる。
また、支持ボール10は、支持ボール座6に載置して配設してあるため、コイルスプリング11の棒軸部11aが挿通する隙間を閉鎖することがなく、組立性を向上させるとともに、コイルスプリング11の棒軸部11aが挿通する隙間が離間し過ぎることもないため、筆記用ボール9の略中心に、押圧力を付与することができる。
尚、本発明は、筆記用ボール及び支持ボールの材質は、特に限定されるものではない。但し、筆記用ボールの算術平均粗さ(Ra)よりも、支持ボールの算術平均粗さ(Ra)が小さいほうが好ましい。これは、支持ボールの算術平均粗さ(Ra)が、筆記用ボールの算術平均粗さ(Ra)より大きいと、筆記用ボールの回転の弊害となることが危惧され、線飛び等の筆記不良の原因となるためである。具的的には、支持ボールの算術平均粗さ(Ra)は、5nm以下であることが望ましい。
さらに、コイルスプリング11の棒軸部11aの線径Lは特に限定されるものではないが、2つの支持ボール10の最小間隙Mが、コイルスプリングの棒軸部の線径よりも大きいと、2つの支持ボール間に、棒軸部が移動してしまう恐れがあるため、2つの支持ボールの最小間隙をコイルスプリングの棒軸部の線径よりも小さくすることが好ましい。
尚、本実施例では便宜上、ボール抱持室の底壁に、筆記用ボールから伝わる筆圧を受け止め且つ支持ボールの回転を円滑にするために、支持ボール座を形成しているが、支持ボール座の形成位置は特に限定されるものではない。但し、3個以上の支持ボールを周方向に均等間隔に配設することが最も好ましく、インキ流通溝に支持ボールの載せ、支持ボール座を形成することで、均等間隔に支持ボールを維持し易い効果を奏するので好ましい。
本発明のボールペンチップは、水性、油性、剪断減粘性を付与したインキ等、インキの種類に限定されることなく、ボールペンとして広く利用できるものである。
1 ボールペンチップ
2 チップ本体
3 チップ先端部
4 ボール抱持室
5 底壁
6 支持ボール座
7 インキ流通溝
8 インキ流通孔
9 筆記用ボール
10 支持ボール
11 コイルスプリング
11a 棒軸部
L 棒軸部の線径
M 2つの支持ボールの間隙

Claims (3)

  1. 底壁の中央にインキ流通孔と、該インキ流通孔から放射状に延びる放射状溝を有するボール抱持室内に筆記用ボールを挿入し、チップ先端部を内側にかしめることにより、筆記用ボールの一部をチップ先端部より突出させて回転自在に抱持し、前記筆記用ボールを、コイルスプリングの棒軸部により前方に押圧し、前記チップ先端部の内壁に密接する弁機構を具備してなるボールペンチップにおいて、前記ボール抱持室に、該筆記用ボールの直径よりも小さい支持ボールを3個以上、周方向に適宜離間して配設し、前記ボール抱持室内に、支持ボールと略同形の支持ボール座を設け、該支持ボール座に支持ボールを載せ、該支持ボールに、前記筆記用ボールを載置するとともに、前記コイルスプリングの棒軸部が、前記支持ボール間を挿通して、前記筆記用ボールに当接することを特徴とするボールペンチップ。
  2. 前記隣接する二つの支持ボール間の最小間隙が、前記棒軸部の線径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のボールペンチップ。
  3. 前記ボール抱持室の底壁に、支持ボールと略同形の支持ボール座を形成することを特徴とする請求項1または2に記載のボールペンチップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106843541A (zh) * 2017-01-13 2017-06-13 深圳市好写科技有限公司 滚珠式笔尖及触控笔
JP2021130280A (ja) * 2020-02-21 2021-09-09 ぺんてる株式会社 ボールペンチップ

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