JPH11254877A - 筆記具または塗布具の先端チップ構造 - Google Patents

筆記具または塗布具の先端チップ構造

Info

Publication number
JPH11254877A
JPH11254877A JP10056939A JP5693998A JPH11254877A JP H11254877 A JPH11254877 A JP H11254877A JP 10056939 A JP10056939 A JP 10056939A JP 5693998 A JP5693998 A JP 5693998A JP H11254877 A JPH11254877 A JP H11254877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
storage chamber
seat
liquid
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10056939A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Hashi
雅夫 橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP10056939A priority Critical patent/JPH11254877A/ja
Publication of JPH11254877A publication Critical patent/JPH11254877A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時におけるボールの回転性及び液体の円
滑な流出性を得ることができると共に、安価に製造する
ことができる先端チップ構造を提供する。 【解決手段】 ボール収納室3の先端部に前端開口部8
を形成してなるチップ本体1と、ボール収納室3に収納
され前端開口部8より一部が突出して前端開口部8を液
密に閉塞し得るボール10と、ボール10の後方への移
動を規制するボール受座2とを備え、前記ボール受座2
の内周面に流通溝6を形成する一方、ボール受座2の前
端面7には、ボール収納室3の中心軸線Cと略直交する
平面7cと、平面7cの内周縁部に位置する座面7a
と、平面7bの外周縁部からボール収納室3の内面に亘
って形成されると共に前記平面7bに対して傾斜する傾
斜面7cとを設け、かつ前記流通溝6をボール受座2の
内周面から傾斜面7cの内方に亘って放射状に延出させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールペンあるい
は修正具などのように、先端部にボールを収納してなる
筆記具あるいは塗布具により設けられた先端チップの構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ボールペンや修正具で
は、液体インキや修正液を収納してなる液体貯留軸の先
端部に図4及び図5に示すような液体吐出用の先端チッ
プt1が設けられている。この先端チップt1には、ボ
ール20を回動自在に保持するボール収納室13が形成
されており、ボール収納室13の先端部に形成された円
形の前端開口部18からボール20が一部突出するよう
保持されている。すなわち、ボール収納室13の前端部
に形成される前端開口部18は、ボール20の外径より
小径に形成されており、前端開口部18からのボール2
0の脱落を防止し得るようになっている。また、ボール
収納室13の内面には、収納されたボール20の後半部
外周を回動自在に支持するボール受座部12が形成され
ており、このボール受座部12によってボール20が前
端開口部18より完全に没入するのを阻止し得るように
なっている。なお、ボール受座部12には、液体貯留軸
から供給される液体をボール収納室13へと導く中心孔
15や流通溝16が形成されている。
【0003】このボール収納室13における前端開口部
18は、ボール収納室13へとボール20を収納した
後、前端開口部18の周縁部18aに縮径方向へとカシ
メ加工を施すことによって、前端開口部18からのボー
ル20の脱落を防止し得るよう加工されており、また、
ボール受座部17aは中心部に形成されている中心孔1
5にボール20を載置した後、ボール20を後方へとた
たくことによってボール受座12にボール20と同形状
の曲面をなす座面17aを形成するものとなっている。
【0004】ところで、上記のような先端チップtで
は、使用時におけるボール20の回転性と、インキなど
の液体の吐出性とが使用感に大きく影響する。使用時に
おけるボール20の回転性を良好なものとするために
は、ボール受座17aとボール20との摩擦抵抗を軽減
する必要があり、また液体の吐出性を良好なものとする
ためには、ボール20の前後方向(中心軸線方向)への
移動量を大きく設定することが必要となる。そして、ボ
ール20の前後方向への移動量をとるため、チップ本体
11の加工方法としては、 前端開口部18のカシメ加工における塑性加工量を少
なくし、前端開口部18の径を比較的大きく形成する、 前端開口部18のカシメ加工時に予めボール20をピ
ンで押し出した状態でカシメ部18aを塑性加工する、 座面17aの形成において、ボール20を強く叩き前
後方向に深い座面17aを形成する、といった方法が採
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、のよ
うな加工方法によって製造された先端チップtにあって
は、カシメ部18aでのボール20の保持力が不安定と
なり、ボール20が脱落し易いという問題があり、ま
た、の加工方法を採る場合には、微妙なピンの位置調
整が必要となり、それには多くの困難を伴うという問題
があり、さらに、の加工方法を採る場合には、座面1
7aが形成されることによって各ボール受座17間に形
成される流通溝16が閉塞されたり、狭められたりする
ため、目的とする液体の流通性がかえって阻害されると
いう問題も生じる。これに対し、図6に示す先端チップ
t2のようにボール受座12の前端面17に突起19を
設け、この突起19の上面に座面19aを形成し、座面
19aの面積を抑え、座面19aとボール20との摩擦
抵抗を抑える構造の提案もなされている(実開平7−2
1385号後方参照)。しかしながら、この場合には、
ボール受座12における前端面座面19の形状が複雑化
するため、製造が極めて困難なものとなり、製造コスト
が増大するという問題があった。なお、図6中、図5に
示したものと同一もしくは相当部分には同一符号を付し
てある。
【0006】本発明は上記従来技術の課題に着目してな
されたもので、使用時におけるボールの回転性及び液体
の円滑な流出性を得ることができると共に、安価に製造
することができる先端チップ構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため次の構成を有する。すなわち、液体インキま
たは液体塗料などの液体を流入させるボール収納室を有
すると共に、ボール収納室の先端部に円形をなす液体吐
出用の前端開口部を形成してなるチップ本体と、このチ
ップ本体のボール収納室に収納され、前記前端開口部よ
り一部が突出すると共に前記前端開口部を液密に閉塞し
得るボールと、前記ボールを後方から支持し、ボールの
後方への移動を規制するボール受座とを備えた先端チッ
プ構造において、前記ボール受座は、ボール収納室の内
面に環状に突出形成してなり、前記ボール受座の内周面
には、前端部が前記ボール収納室内に開口する複数本の
流通溝を形成する一方、前記ボール受座の前端面には、
ボール収納室の中心軸線と略直交する平面と、前記平面
の内周縁部に位置しボールの後半部外周に接する座面
と、前記平面の外周縁部からボール収納室内面に亘って
形成され前記平面に対して傾斜する傾斜面と、を設け、
前記流通溝は、前記ボール受座の内周面から前記傾斜面
の内方に亘って放射状に延出させるものである。
【0008】このように上記発明においては、座面の前
端面に傾斜面が形成され、この傾斜面の内方にまで流通
溝が及んでおり、流通溝の開口面積が大きなものとなっ
ているため十分な開口面積が得られ、ボールの移動距離
を十分に確保したとしても外部への液体の繰り出しを円
滑に行うことができ、極めて良好な液体流動性を得るこ
とができる。また、ボール受座の座面の形成される箇所
は、平面部となっているため、ここにたたき加工等によ
って座面を形成したとしても、従来のような傾斜面に座
面を形成した場合に比し、座面面積を削減することがで
き、ボールと座面との摩擦抵抗を大幅に減少させること
ができ、ボールの円滑な回転性を得ることができる。ま
た、ボール受座の前端面は、平面の内外に座面と傾斜面
とが隣接したものとなっており、突起の形成された従来
のものに比べて単純な形状をなしているため、極めて容
易かつ安価に製造することができる。
【0009】そして、前記傾斜面のボール収納室に対す
る傾斜面の角度を45度から85度に設定することが望
ましく、座面の内径は、ボール径の50%〜70%と
し、平面部の外径は、ボール径の70%以上に設定する
ことが望ましい。また、座面は、環状の平面部と傾斜面
とからなる前端面の中心孔に載置したボールを、前方か
ら後方へ向けて押圧することにより形成することが考え
られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図3に基づき説明する。なお、図1は本発明の実
施形態の要部を示す縦断側面図、図2は図1に示すチッ
プ本体のA−A線断面図、図3は先端チップの加工状態
を示す縦断側面図である。各図において、この実施の形
態に係る先端チップTは、前端部に向かうに従って縮径
する円錐台状の外面形状をなす筒状の樹脂製のチップ本
体1と、このチップ本体1の先端部に収納される真球形
状をなすボール10とを備える。前記チップ本体1の中
間部内面には、円環状に突出するボール受座2が一体形
成されており、チップ本体1の内部空間は、前記ボール
受座2を境界としてこれより前方に位置する空間が前記
ボール10を収納するボール収納室3となっており、ま
た、ボール受座2より後方に位置する円筒状の空間が液
体通路4となっている。なお、この液体通路4の内径は
前記ボール収納室3より大径に形成されている。
【0011】また、前記ボール受座2には、その中心孔
5から放射状に複数本(ここでは5本)の流通溝6が形
成されており、この流通溝6は側面視においては図1に
示すように前記ボール収納室3から液体通路4に亘って
形成され、平面視においては図2に示すように中心孔5
からボール収納室3の内面近傍まで及ぶものとなってい
る。さらに、前記ボール受座2の前端面7には、座面7
a,と平面7bと傾斜面7cとが順次中心側から外方へ
と形成されている。前記座面7aはボール10の球面形
状と同一の曲率で湾曲する曲面形状をなしている。ま
た、前記座面7aの外方に隣接して形成される平面7b
は前記液体通路4、中心5孔及びボール収納室3の中心
を通過する中心軸線Cに対して直交する平面となってい
る。さらに前記傾斜面7cは前記平面7bの外周縁から
ボール収納室の内面にかけて前方へと傾斜した傾斜面と
なっている。そして、この平面7b、傾斜面7c及びボ
ール10によって囲繞される環状の空間Sが液溜部とな
っており、この液溜部Sは前記流通溝6によって液体通
路4及び中心孔5に連通している。また、前記ボール収
納室3の前端開口部8の周辺部8aは、後述のカシメ加
工が施されており、前端開口部近傍の内側面には、ボー
ル10の外周面と合致する曲面形状をなすシール面9が
形成され、このシール面9に対しボール10を液密に接
触させ得るようになっている。
【0012】そして、図1中におけるd1〜d5は、前
記チップ本体1内方の各部の寸法を示しており、d1は
液体通路4の内径を、d2はボール収納室の内径を、d
3は傾斜面7cの内周縁(平面7bの外周縁)の径を、
d4は平面7bの内周縁(座面7aの外周縁)の径を、
d5は中心孔5の径をそれぞれ示しており、各径の大小
関係は、 d1>d2>D>d3>d4>d5 となっている。なお、Dはボールの外径を示す。さら
に、この実施形態においては、チップ本体1の中心軸線
Lに対する前記ボール受座2の傾斜角度αは、鋭角に形
成されており、45度から85度の範囲内に設定すこと
が望ましい。
【0013】また、ボール収納室3の内径d2は、ボー
ル10の外径Dより0.01mm〜0.05mmだけ大
きく形成されており、このため、ボール10とボール収
納室3との間を、インキなどのある程度の粘性を有する
液体も円滑に流動させ得るようになっている。また、前
記中心孔5の径d5は、ボール10の外径Dの50%〜
70%に設定されており、さらに平面7cの外周縁の径
d3はボール10の外径の70%以上に形成することが
望ましい。また、ボール10の軸方向の移動距離Lはボ
ール10の外径の5%〜10%に設定されている。
【0014】ところで、上記構成を有するチップ本体1
の前端開口部8及びボール受座2の座面7aは、次のよ
うにして形成される。チップ本体1は、前端開口部近傍
に対するカシメ加工前には、図3に示すように、ボール
収納室3の内面がその前端部から後端部にかけて均一な
内径d2をなしており、前端開口部8の内径もd2とな
っている。そして、この段階では、まだボール受座2に
前述の座面7cが形成されておらず、平面7bの内周縁
が中心孔5に一致している。前記前端開口部8の周辺は
薄肉化しており、ここを周知のカシメ装置によって前端
開口部8が縮径するようカシメ加工を施す。この際、前
端開口部8の近傍に位置する内面はボール10の外周面
に押し当てられて塑性変形し、ボール10の外周面と同
一形状をなす曲面形状に形成され、この内面が前述のシ
ール面9となる。また、前端開口部8は縮径するため、
前端開口部8からのボール10の脱落は阻止される。
【0015】次に、前記前端開口部8からボール10を
挿入し、前記中心孔5にボール10の外周面を嵌合させ
て載置する。そして、前端開口部から突出しているボー
ル10の前端部を後方へ向けてたたく。その結果、ボー
ル受座8より高硬度な部材によって形成されているボー
ル10が中心孔5の前端開口部端縁に圧接してこれを塑
性変形させ、ボール10の外周面と同一形状の凹曲面を
形成し、この凹曲面が座面7aとなる。
【0016】上記のように構成された先端チップTは、
その後端部に形成される液体通路4が、筆記具や塗布具
などの液体貯留軸に連結され、ここから供給される液体
によって液体通路4、中心孔5、流通溝6及びボール収
納室3が充填される。そして、筆記具や塗布具の使用時
には、ボール10に対し紙面などから後方へと押圧力が
加えられ、ボール10は後方へと移動して座面7aに接
触する。このときのボール10の位置は、前端開口部8
との接触位置から後方へと軸線方向に沿って距離Lだけ
移動した位置となる。この移動距離Lは前述のようにタ
タキ加工で座面7aを形成したことにより得られた移動
距離であり、それ以上の移動は、座面7aによって阻止
される。このボール10の移動によって、前端開口部8
とボール10との間には間隙gが形成され、液溜部Sに
貯留されている液体がボール10とボール収納室3の内
面との間に形成された間隙(0.01mm〜0.05m
m)を経てボールの前半部に至り、さらにその液体はボ
ール10の回転によって前記前端開口部8との間隙gか
ら繰り出され、紙面などに筆記あるいは塗布される。
【0017】また、良好な筆記感触あるいは塗布感触を
得るためには、まず、液体がボール収納室3へと円滑に
流入することが必要となるが、この実施の形態において
は、ボール受座2の前端面7に傾斜面が形成され、この
傾斜面7cの内方にまで流通溝6が及んでおり、流通溝
6の開口面積が大きなものとなっているため、前述のタ
タキ加工によって、例え流通溝6の開口面積が狭められ
たとしても全体として十分な開口面積が得られ、ボール
収納室3への流動は円滑に行われる。そして、前端開口
部とボール10との間には、タタキ加工によって得られ
た十分な間隙gが形成されているため、外部への液体の
繰り出しも円滑に行うことができ、液体の流動性は極め
て良好なものとなる。
【0018】また、良好な筆記感触あるいは塗布感触を
得るための他の要素としてはボール10の回転性がある
が、この実施形態ではボール10と座面7aとの摩擦抵
抗が少ないため良好な回転性を得ることができる。すな
わち、この実施形態においては、ボール10の十分な移
動距離Lを確保するため、タタキ加工において比較的強
くボールをたたいて前後方向に深い座面7aを形成して
いるが、座面7aの形成される箇所は、図3に示すよう
に平面部7bであるため、図4に示す従来のように、傾
斜した前端面17に座面17aを形成する場合に比し、
座面面積を減少させることができ、ボール10と座面7
bとの摩擦抵抗を大幅に軽減することができ、ボール1
0の円滑な回転性を得ることができる。
【0019】このように、この実施形態においては、液
体の流出性、ボール10の回転性のいずれにも優れ、良
好な筆記感触あるいは塗布感触を得ることができる。ま
た、ボール受座2の前端面7は、平面の内外に座面7a
と傾斜面7cとが隣接したものとなっており、図6に示
すように、前端面27に突起27aが形成された従来の
ものに比べて形状が単純化されるため、極めて容易かつ
安価に製造することができる。
【0020】なお、上記実施形態においては、ボール受
座2に5本の流通溝5を放射状に形成した場合を例にと
り説明したが、流通溝5は傾斜面7cの内方に及ぶもの
であれば、その本数、幅、長さなどは適宜設定可能であ
る。例えば、前記各流通溝5を流通経路側に連通させ
ず、中心孔7に連通させるようにしても良く、その寸法
形状は特に上記実施形態に限定されるものではない。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、チッ
プ本体の内面に突設したボール受座の前端面に座面、平
面、傾斜面を順次形成すると共に、ボール受座の内面に
形成される流通路を前記傾斜面にまで延出形成したた
め、前記傾斜面に形成された前端開口部の開口面積を大
きく設定することができ、液体の良好な流通性を得るこ
とができると共に、ボールを介したタタキ加工によって
前記ボール受座に平面部に座面を形成したとしても、座
面の面積を狭小なものとすることができ、ボールと座面
との摩擦抵抗を小さく抑えることができる。このため、
ボールの回転性及び液体の円滑な流出性を維持すること
ができる。また、ボール受座の前端面は、平面に隣接し
て座面及び傾斜面が形成された極めて単純な形状となっ
ているため、製造を容易かつ安価に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る先端チップ構造の実施形態を示す
縦断側面図である。
【図2】図1に示した先端チップ構造におけるチップ本
体のA−A線断面図である。
【図3】図2に示したチップ本体のタタキ加工前の状態
を縦断側面図である。
【図4】従来の先端チップ構造の縦断側面図である。
【図5】図4に示した先端チップ構造におけるチップ本
体のA−A線断面図である。
【図6】従来の他の先端チップ構造を示す縦断側面図で
ある。
【符号の説明】
1 チップ本体 2 ボール受座 3 ボール収納室 5 中心孔 7 前端面 7a 座面 7b 平面 7c 傾斜面 8 前端開口部 10 ボール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体インキまたは液体塗料などの液体を
    流入させるボール収納室を有すると共に、ボール収納室
    の先端部に円形をなす液体吐出用の前端開口部を形成し
    てなるチップ本体と、 このチップ本体のボール収納室に収納され、前記前端開
    口部より一部が突出すると共に前記前端開口部を液密に
    閉塞し得るボールと、 前記ボールを後方から支持し、ボールの後方への移動を
    規制するボール受座とを備えた先端チップ構造におい
    て、 前記ボール受座は、ボール収納室の内面に環状に突出形
    成してなり、 前記ボール受座の内周面には、前端部が前記ボール収納
    室内に開口する複数本の流通溝を形成する一方、 前記ボール受座の前端面には、ボール収納室の中心軸線
    と略直交する平面と、前記平面の内周縁部に位置しボー
    ルの後半部外周に接する座面と、前記平面の外周縁部か
    らボール収納室内面に亘って形成され前記平面に対して
    傾斜する傾斜面と、を設け、 前記流通溝は、前記ボール受座の内周面から前記傾斜面
    の内方に亘って放射状に延出させることを特徴とする筆
    記具または塗布具の先端チップ構造。
  2. 【請求項2】 傾斜面のボール収納室に対する傾斜面の
    角度を45度から85度に設定することを特徴とする請
    求項1記載の筆記具または塗布具の先端チップ構造。
  3. 【請求項3】 座面の内径は、ボール径の50%〜70
    %に設定することを特徴とする請求項1または2記載の
    筆記具または塗布具の先端チップ構造。
  4. 【請求項4】 平面部の外径は、ボール径の70%以上
    に設定することを特徴とする請求項1ないし3いずれか
    記載の筆記具または塗布具の先端チップ構造。
  5. 【請求項5】 座面は、環状の平面部と傾斜面とからな
    る前端面の中心孔に載置したボールを、前方から後方へ
    向けて押圧することにより形成することを特徴とする請
    求項1ないし4いずれか記載の筆記具または塗布具の先
    端チップ構造。
JP10056939A 1998-03-09 1998-03-09 筆記具または塗布具の先端チップ構造 Withdrawn JPH11254877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10056939A JPH11254877A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 筆記具または塗布具の先端チップ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10056939A JPH11254877A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 筆記具または塗布具の先端チップ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11254877A true JPH11254877A (ja) 1999-09-21

Family

ID=13041516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10056939A Withdrawn JPH11254877A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 筆記具または塗布具の先端チップ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11254877A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004209936A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Pentel Corp ボールペン
JP2006341492A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Zebra Pen Corp 油性ボールペン用チップおよび該チップを用いた油性ボールペン
JP2007216640A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Sakura Color Prod Corp 塗布具用チップ、並びに、塗布具
JP2012121187A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Pilot Corporation ボールペンチップ
JP2016020062A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 株式会社サクラクレパス ボールペン

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004209936A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Pentel Corp ボールペン
JP2006341492A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Zebra Pen Corp 油性ボールペン用チップおよび該チップを用いた油性ボールペン
JP2007216640A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Sakura Color Prod Corp 塗布具用チップ、並びに、塗布具
JP2012121187A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Pilot Corporation ボールペンチップ
JP2016020062A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 株式会社サクラクレパス ボールペン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5940898B2 (ja) ボールペン
JP5940899B2 (ja) ボールペン
KR20150023357A (ko) 볼펜
US5904432A (en) Ballpoint pen tip, manufacturing method therefor, and ballpoint pen using the same
CN102348560B (zh) 圆珠笔头、圆珠笔芯、圆珠笔以及圆珠笔头的制造方法
JPH11254877A (ja) 筆記具または塗布具の先端チップ構造
KR101160475B1 (ko) 도포구용 팁의 제조방법
TWI698356B (zh) 原子筆頭及具備該原子筆頭的書寫用具
JP3737231B2 (ja) ボールペンチップ及びそれを用いたボールペン
JP3604787B2 (ja) 塗布具
JP5083938B2 (ja) ボールペン
JP4471276B2 (ja) 塗布具用チップ、塗布具用チップの製造方法、塗布具
JP2005131943A (ja) 顔料インキ用ペン先及び筆記具
JP4471277B2 (ja) 塗布具用チップの製造方法
JP4267886B2 (ja) 塗布具用チップ、塗布具及び塗布具用チップの製造方法
JP2001239783A (ja) ボールペン用チップ
US6322270B1 (en) Tip assembly of ball point pen
JP3981165B2 (ja) 塗布具
JP3200722B2 (ja) ボールペン
JP2003118284A (ja) ボールペンチップ
JPH0811476A (ja) ボールペンチップ
JP3139355U (ja) パイプ式ボールペンチップ
JPS6139582Y2 (ja)
JP2020199749A (ja) ボールペン
US20110058890A1 (en) Tip for Ball Point Pen

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510