JP3393102B2 - ボールペンのチップ - Google Patents

ボールペンのチップ

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JP3393102B2
JP3393102B2 JP2000040008A JP2000040008A JP3393102B2 JP 3393102 B2 JP3393102 B2 JP 3393102B2 JP 2000040008 A JP2000040008 A JP 2000040008A JP 2000040008 A JP2000040008 A JP 2000040008A JP 3393102 B2 JP3393102 B2 JP 3393102B2
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Japan
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ink
ball
tip
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ballpoint pen
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Inventor
泰幸 富樫
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株式会社東京サインペン
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K1/00Nibs; Writing-points
    • B43K1/08Nibs; Writing-points with ball points; Balls or ball beds
    • B43K1/086Nibs; Writing-points with ball points; Balls or ball beds with resilient supporting means for the ball, e.g. springs

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  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールペンのチッ
プ、即ち、ボールとこれを抱持するボールハウジングと
ボールハウジングに組み付けられるホルダーとから成る
チップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボールペンは先端部のボールが筆記時
に、紙の抵抗を受けて回転するに伴ってインクを引き出
して付着させ、その付着したインクを紙に転写するもの
である。ボール21は、細い棒材から成形されて穿孔さ
れたボールハウジング22の先端にカシメ止めされ、イ
ンク溝3を放射状に形成したインクチャンネル4のシー
ト面に着座状態となる(図3、図4参照)。
【0003】インクとしては従来油性のものが多く用い
られていたが、最近は水性のものが多くなってきてい
る。この水性インク並びに水性ゲルインク(通常の水性
インクより粘度の高いものであり、保管等における粘度
は高く、筆記時には粘度が下がるというチキソトロピー
性を持ったインクである。)の場合は、ボールに対する
僅かな刺激で以てインクが漏出する虞があり、ポケット
内や書類等を汚すという問題がある。
【0004】従来この問題に対処するため、即ち、イン
クの漏出を防止するための機構として、図4に示すよう
なものが知られている。これは、ボールハウジング22
からホルダー23にかけて、常時ボール21に外方向へ
の押圧力を付与するコイルバネ24を内挿したものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記コイルバネ24は
図4に示されるように、着座部24aと着座部より小径
の中間部24bと、中間部24bから伸びる直線部24
cとから成り、直線部24cに行く程小径にしたもので
あり、非常に小さな部品であって精度が要求されるため
に加工が容易ではなく、加工コストがかかる。しかも極
細の直線部24cがインク溝3(図3参照)内に嵌まり
込んでしまって、ボール21を適確に押圧できなくなる
という事態も生じ得る。
【0006】本発明は従来のボールペンのチップにおけ
るこのような欠点に鑑みてなされたものであって、ボー
ルに対する押圧手段が簡素な構造であって確実に作用
し、しかも比較的低コストにて製造し得るボールペンの
チップを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、先端部におい
てボールをカシメ止めしたボールハウジングと、先端部
が前記ボールハウジング内に嵌入されると共に後端部が
インクパイプ内に嵌入されるホルダーとから成り、前記
ホルダーの後端部は縮径化して延長し、インク導入口を
穿設したインク導入部となし、前記インク導入部の開口
端をスプリング受けで閉鎖し、前記ホルダー内に、前記
ボールと前記スプリング受けの内端面との距離よりも少
し長い線状スプリングを配装して成るボールペンのチッ
プ、を以て上記課題を解決した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
依拠して説明する。図1は本発明に係るチップにインク
パイプを嵌着した状態の断面図で、図中1は従来のもの
と同様に、線材を切削加工した後穿孔加工して成るボー
ルハウジングで、その先端においてボール2がカシメ止
めされる。ボールハウジング1の先端部には、複数のイ
ンク溝3を放射状に配置したインクチャンネル4が形成
される。ボール2は筆圧によって内方に押され、インク
チャンネル4に着座状態となるまで内に入り込む。
【0009】5は中空のホルダーで、中程に、レフィー
ル(中芯)を固定させるためのツバ6を有し、先端側
に、ボールハウジング1内に嵌入される先端側挿入部7
が形成されると共に、後端側に、インクパイプ15内に
嵌入される後端側挿入部8が形成される。後端側挿入部
8の後端側は縮径化されて延長され、インク導入部9が
形成される。インク導入部9にはインク導入口10が穿
設され、尾栓としてスプリング受け11が嵌め付けられ
る。かくしてインクパイプ15内のインク16は、イン
クパイプ15とインク導入部9との間の隙間から、イン
ク導入口10を通ってホルダー5内に入り、先端側挿入
部7を経てチップ先端部へと導かれる。なお、17は逆
流止めグリースを示す。
【0010】本チップの組立てに際しては、ホルダー5
内に線状スプリング12が挿入される。線状スプリング
12は直径0.1〜0.25mm、例えば、直径0.2
mm程の適度の撓性を有するステンレス、樹脂等の線材
で構成されるものであって、スプリング受け11の受け
面からボール2までの距離よりもすこし長めにカットさ
れる。従って線状スプリング12は、少し撓んだ状態で
ホルダー5内に収まることになる(図1参照)。その結
果、ボール2は常時線状スプリング12によって外方向
に押されることになり(図2(A)参照)、ボール2
は、筆圧の如く強い押込力を受けない限りその位置に保
持され、以てインクの不用意な漏出が防止される。
【0011】線状スプリング12の位置ずれを防ぐた
め、通例スプリング受け11の受け面は錐形に抉られ、
線状スプリング12が常にその底11aに位置するよう
にされる。なお、線状スプリング12のボール側は、イ
ンクチャンネル4に挿通されるために、問題(ボール2
を適切に押すことができないという問題)となるような
ブレが生ずることはない。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、ボール
の押圧手段が線状スプリングであるため、部品コストを
低廉化でき、しかもその線径を太くできるために取扱い
が容易であるだけでなく、確実にボールの後面に当接し
て適確にボールを押圧し続けることが可能となる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るチップの構成を示す縦断面図で
ある。
【図2】 本発明に係るチップにおけるボールの動きを
示す縦断面図である。
【図3】 インクチャンネルの構成を示す図である。
【図4】 従来のチップを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ボールハウジング 2 ボール 3 インク溝 4 インクチャンネル 5 ホルダー 6 ツバ 7 先端側挿入部 8 後端側挿入部 9 インク導入部 10 インク導入口 11 スプリング受け 12 線状スプリング

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部においてボールをカシメ止めしたボ
    ールハウジングと、先端部が前記ボールハウジング内に
    嵌入されると共に後端部がインクパイプ内に嵌入される
    ホルダーとから成り、前記ホルダーの後端部は縮径化し
    て延長し、インク導入口を穿設したインク導入部とな
    し、前記インク導入部の開口端をスプリング受けで閉鎖
    し、前記ホルダー内に、前記ボールと前記スプリング受
    けの内端面との距離よりも少し長い線状スプリングを配
    装して成るボールペンのチップ。
  2. 【請求項2】前記線状スプリングが直径約0.1〜0.
    25mmのステンレス線又は樹脂線である請求項1に記
    載のボールペンのチップ。
  3. 【請求項3】前記スプリング受けの内端部に錐形の凹陥
    部を形成した請求項1又は請求項2に記載のボールペン
    のチップ。
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