JP2017114089A - ボールペン - Google Patents

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章太 本荘
Shota Honjo
章太 本荘
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Abstract

【課題】非筆記時のインキ漏出を確実に防止できるとともに、落下等の衝撃でボールが外部に脱落することを回避できるボールペンを提供する。【解決手段】ボールペンチップ2が、小径筒部41と、テーパ筒部42と、大径筒部43とを備える。テーパ筒部42の内面に弁座42aが形成される。押圧部材5が筆記時のボール3の後面に当接される小径部51と、大径部52とを備える。大径部52の前端部に環状の弁部53が形成される。非筆記状態において、弁座42aと弁部53とが環状に密接される。筆記状態において、ボール3の後方移動に伴い押圧部材5が後退され、弁座42aと弁部53との密接が解除される。【選択図】 図2

Description

本発明は、ボールペンに関する。
従来この種の筆記具において、例えば、特許文献1には、ボール受け座用の内方突出部の相互間に、ボールを前方に押圧する押圧部材の先端部を挿通させたボールペン先端部が開示されている。
特開2006−102956号公報
前記特許文献1のボールペンは、ボールペンチップの前端縁部にボールを密接させることにより非筆記時のインキ漏出を防止するものである。そのため、前端縁部の不用意な変形や損傷等により、ボールと前端縁部とのシール性が阻害されるおそれある。また、落下等の強い衝撃が加わった場合、内部に収容されたインキの圧力よりボールが外部に脱落するおそれがある。
本発明は、前記従来の不具合を解決するものであって、非筆記時のインキ漏出を確実に防止できるとともに、落下等の衝撃でボールが外部に脱落することを回避できるボールペンを提供しようとするものである。
尚、本発明において、「前」とはボールペンチップ側を指し、「後」とはその反対側を指す。
本願の第1の発明は、金属製の筒体4の前端に内向きの前端縁部41aが形成され、前記前端縁部41aの後方の筒体4の前端近傍内面にボール受け座用の複数の内方突出部41bが形成され、前記筒体4の前端縁部41aの前記前端縁部41aと前記内方突出部41bとの間でボール3が回転可能に抱持されたボールペンチップ2と、前記ボールペンチップ2内に配置され且つボール3の後面に当接可能な押圧部材5と、前記押圧部材5を前方に付勢する弾発部材6と、を備えたボールペンであって、前記ボールペンチップ2が、前端にボール3が抱持された直円筒状の小径筒部41と、該小径筒部41より後方に一体に連設され且つ後方に向かうに従い拡径するテーパ筒部42と、該テーパ筒部42より後方に一体に連設される直円筒状の大径筒部43と、を備え、前記テーパ筒部42の内面に弁座42aが形成され、前記押圧部材5が、前記内方突出部41bの相互間のインキ流通間隙に挿通され且つ筆記時のボール3の後面に当接される小径部51と、該小径部51より後方に連設され且つ該小径部51より大きい外径を有する大径部52と、を備え、前記大径部52の前端部に環状の弁部53が形成され、非筆記状態において、前記テーパ筒部42の弁座42aと前記押圧部材5の弁部53とが環状に密接され、筆記状態において、前記ボール3の後方移動に伴い前記押圧部材5が後退され、前記テーパ筒部42の弁座42aと前記押圧部材5の弁部53との密接が解除されることを特徴とする。
前記第1の発明のボールペン1は、非筆記状態において、前記テーパ筒部42の弁座42aと前記押圧部材5の弁部53とが環状に密接され、筆記状態において、前記ボール3の後方移動に伴い前記押圧部材5が後退され、前記テーパ筒部42の弁部53と前記押圧部材5の弁部53との密接が解除されることにより、非筆記時のインキ漏出を確実に防止できるとともに、落下等の衝撃でボール3が外部に脱落することを回避できる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明のボールペンにおいて、前記筒体4の前端縁部41aと前記内方突出部41bとの間で抱持されるボール3の前後方向の移動可能量が、前記ボール3の後方移動による前記押圧部材5の前後方向の移動可能量よりも大きく設定されることを特徴とする。
前記第2の発明のボールペン1は、前記筒体4の前端縁部41aと前記内方突出部41bとの間で抱持されるボール3の前後方向の移動可能量が、前記ボール3の後方移動による前記押圧部材5の前後方向の移動可能量よりも大きく設定されることにより、前記テーパ筒部42の弁座42aと前記押圧部材5の弁部53とが環状に密接された状態(非筆記状態)において、前記前端縁部41aと前記内方突出部41bとの間で、ボール3が前後方向のあそびを有する状態で収容される。それにより、筆記時、弁部53と弁座42aとの密接が解除され、ボール3へのインキ供給が可能となり、且つ、ボール3と前端縁部41a内面とが非圧接状態となり、落下等の衝撃でボール3が外部に脱落することを一層に回避できる。
本発明のボールペンによれば、非筆記時のインキ漏出を確実に防止できるとともに、落下等の衝撃でボールが外部に脱落することを回避できる。
本発明の実施の形態の要部縦断面図である。 図1の非筆記状態を示す要部拡大縦断面図である。 図2の要部拡大縦断面図である。 図1の筆記状態を示す要部拡大縦断面図である。 図4の要部拡大縦断面図である。
図1乃至図5に本発明の実施の形態を示す。
・ボールペン
本実施の形態のボールペン1は、前端部にボール3を回転可能に抱持したボールペンチップ2と、該ボールペンチップ2の後部がその前部に圧入固着されたホルダー7と、該ホルダー7の後部がその前端開口部に圧入固着されたインキ収容筒8と、前記ボールペンチップ2の内部に収容配置された押圧部材5及び弾発部材6とを備える。
・ボールペンチップ
前記ボールペンチップ2は、金属製の筒体4とボール3とからなる。前記筒体4が、前端にボール3を回転可能に抱持する直円筒状の小径筒部41と、該小径筒部41より後方に連設され且つ後方に向かうに従い拡径するテーパ筒部42と、該テーパ筒部42より後方に連設される直円筒状の大径筒部43とからなる。前記筒体4は、例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼により得られる。前記筒体4の小径筒部41の前端近傍内面には、内方への押圧変形により、複数(例えば、4個)の内方突出部41bが周方向に等間隔に形成される。前記内方突出部41bによりボール受け座が形成される。また、前記筒体4の前端には、周状に内方に押圧変形されることにより、内向きの前端縁部41aが形成される。前記内方突出部41b(ボール受け座)の前面と前記前端縁部41aの後面との間にはボール3が回転可能に抱持される。前記内方突出部41bの相互間には、中心部から径方向外方に延び且つ軸方向に貫通するインキ流通間隙が形成される。即ち、前記ボール受け座には、前記インキ流通間隙が形成される。前記筒体4は、略均一肉厚を有する。また、前記テーパ筒部42の内面には、後方に向かうに従い拡径するテーパ状内面からなる弁座42aが形成される。
・ホルダー
前記ホルダー7は合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の射出成形によって得られる筒状体である。前記ホルダー7は、ボールペンチップ2が取り付けられる先細状の前部と、インキ収容筒8の先端面に当接する鍔部と、インキ収容筒8の前端開口部に圧入される後部とからなる。
・インキ収容筒
前記インキ収容筒8は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の押出成形により得られる、両端が開口された円筒状部材である。前記インキ収容筒8の内部には、インキと、該インキの消費に伴って前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
・押圧部材
前記押圧部材5は、ボールペンチップ2内に配置され且つ筆記時のボール3の後面に前端部が当接される。前記押圧部材5の後端には前記弾発部材6の前端が当接され、前記押圧部材5が前方に付勢される。
前記押圧部材5は、前記内方突出部41bの相互間のインキ流通間隙に挿通され且つ前記ボール3後面に当接される棒状(直円柱状)の小径部51と、該小径部51より後方に連設され且つ該小径部51より大きい外径を有する大径部52と、該大径部52の前端に形成される弁部53とを備える。前記大径部52が前記大径筒部43内を前後方向に移動可能に構成される。前記押圧部材5は合成樹脂または金属材料により、一体または複数の部材の組合せにより形成される。前記弁部53は、後方に向かうに従い拡径する環状のテーパ面または環状の凸曲面からなる。
前記押圧部材5の大径部52の外径は、前記筒体4の大径筒部43の内径より小さく設定される。それにより、前記押圧部材5の大径部52の外面と前記筒体4の大径筒部43の内面との間でインキが流通可能となる。
前記筒体4の前端縁部41aと前記内方突出部41bとの間で抱持されるボール3の前後方向の移動可能量が、前記ボール3の後方移動による前記押圧部材5の前後方向の移動可能量よりも大きく設定される。本実施の形態では、前記筒体4の前端縁部41aと前記内方突出部41bとの間で抱持されるボール3の前後方向の移動可能量が40μmに設定され、前記弾発部材6で前方に付勢された状態の、前記ボール3の後方移動による前記押圧部材5の前後方向の移動可能量が38μmに設定される。また、ボール3は、直径0.5mmのものが採用される。
非筆記状態において、前記テーパ筒部42の弁座42aと前記押圧部材5の弁部53とが環状に密接される。それにより、非筆記時のインキ漏出を確実に防止できるとともに、落下等の衝撃でボール3が外部に脱落することを回避できる。筆記状態において、前記ボール3の後方移動に伴い前記押圧部材5が後退され、前記テーパ筒部42の弁座42aと前記押圧部材5の弁部53との密接が解除され、弁座42aと弁部53との間をインキが流通してボール3にインキが供給可能となる
・弾発部材
前記弾発部材6は、金属線材(例えば、ステンレス鋼製線材)を螺旋状(コイル状)に巻回された圧縮コイルスプリングよりなる。前記弾発部材6の前端が押圧部材5の後端(大径部52の後端)に当接され、前記弾発部材6の前端がボールペンチップ2後端(大径筒部43の後端)の係止壁部43aに当接され、それにより、前記押圧部材5が前方に付勢される。前記係止壁部43aは、これ以外にも、大径筒部43の中間部内面またはホルダー7の内面に形成してもよい。
本実施の形態のボールペン1は、非筆記状態において、前記テーパ筒部42の弁座42aと前記押圧部材5の弁部53とが環状に密接され、筆記状態において、前記ボール3の後方移動に伴い前記押圧部材5が後退され、前記テーパ筒部42の弁座42aと前記押圧部材5の弁部53との密接が解除されることにより、非筆記時のインキ漏出を確実に防止できるとともに、落下等の衝撃でボール3が外部に脱落することを回避できる。
本実施の形態のボールペン1は、前記筒体4の前端縁部41aと前記内方突出部41bとの間で抱持されるボール3の前後方向の移動可能量が、前記ボール3の後方移動による前記押圧部材5の前後方向の移動可能量よりも大きく設定されることにより、前記テーパ筒部42の弁座42aと前記押圧部材5の弁部53とが環状に密接された状態において、前記前端縁部41aと前記内方突出部41bとの間で、ボール3が前後方向にあそびを有する状態で収容される。それにより、筆記時、弁部53と弁座42aとの密接が解除され、ボール3へのインキ供給が可能となるとともに、ボール3と前端縁部41a内面とが非圧接状態となり、落下等の衝撃でボール3が外部に脱落することを一層に回避できる。
1 ボールペン
2 ボールペンチップ
3 ボール
4 筒体
41 小径筒部
41a 前端縁部
41b 内方突出部
42 テーパ筒部
42a 弁座
43 大径筒部
43a 係止壁部
5 押圧部材
51 小径部
52 大径部
53 弁部
6 弾発部材
7 ホルダー
8 インキ収容筒

Claims (2)

  1. 金属製の筒体の前端に内向きの前端縁部が形成され、前記前端縁部の後方の筒体の前端近傍内面にボール受け座用の複数の内方突出部が形成され、前記筒体の前端縁部の前記前端縁部と前記内方突出部との間でボールが回転可能に抱持されたボールペンチップと、
    前記ボールペンチップ内に配置され且つボールの後面に当接可能な押圧部材と、前記押圧部材を前方に付勢する弾発部材と、を備えたボールペンであって、
    前記ボールペンチップが、前端にボールが抱持された直円筒状の小径筒部と、該小径筒部より後方に一体に連設され且つ後方に向かうに従い拡径するテーパ筒部と、該テーパ筒部より後方に一体に連設される直円筒状の大径筒部と、を備え、前記テーパ筒部の内面に弁座が形成され、
    前記押圧部材が、前記内方突出部の相互間のインキ流通間隙に挿通され且つ筆記時のボールの後面に当接される小径部と、該小径部より後方に連設され且つ該小径部より大きい外径を有する大径部と、を備え、前記大径部の前端部に環状の弁部が形成され、
    非筆記状態において、前記テーパ筒部の弁座と前記押圧部材の弁部とが環状に密接され、
    筆記状態において、前記ボールの後方移動に伴い前記押圧部材が後退され、前記テーパ筒部の弁座と前記押圧部材の弁部との密接が解除されることを特徴とするボールペン。
  2. 前記筒体の前端縁部と前記内方突出部との間で抱持されるボールの前後方向の移動可能量が、前記ボールの後方移動による前記押圧部材の前後方向の移動可能量よりも大きく設定される請求項1記載のボールペン。
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