JP2014151630A - 液式筆記具 - Google Patents

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誠 大屋
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Abstract

【課題】ペン先の繰り返しの押圧操作でもインキ誘導芯の後端が潰れることがなく、長期にわたり適正な弁装置の開閉が可能となり、しかも、製造コストを低減させることができる液式筆記具を提供する。
【解決手段】ペン先2と、該ペン先2の後方への押圧により開口する弁装置7と、該弁装置7が前端開口部に配置され且つ内部にインキが貯溜されたインキタンク6とを備える。ペン先2が、内部に前後方向に延びるインキ導出孔を備えた合成樹脂の押出成形体からなるペン体3と、該ペン体3の後端が接続される繊維の樹脂加工体からなるインキ誘導芯4と、ペン体3及びインキ誘導芯4の外面を保持するペン先ホルダー5とを備える。インキ誘導芯4の後端に、該インキ誘導芯4の繊維同士の溶着により溶着固化部43を形成し、溶着固化部43と弁体71の前端とを前後方向に当接させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液式筆記具に関する。詳細には、ペン先と、該ペン先の後方への押圧により開口する弁装置と、該弁装置が前端開口部に配置され且つ内部にインキが貯溜されたインキタンクと、を備えた液式筆記具に関する。
従来この種の筆記具において、特許文献1には、合成樹脂の押出成形体からなるペン芯(本願のペン体に相当)と、繊維束樹脂加工体からなる中継芯(本願のインキ誘導芯に相当)と、金属製のペン芯ホルダー(本願のペン先ホルダー)とからなるペン先と、弁機構(本願の弁装置に相当)とを備え、中継芯の後端と弁機構とを当接させ、弁機構を開閉するようペン先を摺動自在に組立てた筆記具が開示されている。
また、特許文献2には、インキ誘導芯の後端辺および/または弁杆の前端辺の強度の補強および両部材の正常に接続させる目的で、インキ誘導芯の後端辺および/または弁杆の前端辺に、筒状のジョイント部材を嵌着することが開示されている。
特開平11−263092号公報 実開昭57−153583号明細書
前記特許文献1の筆記具は、ペン先の繰り返しの押圧操作で、繊維加工体からなるインキ誘導芯の後端が潰れて変形し、ペン先の押圧に連動した適正な弁装置の開閉が不能となるおそれがある。特に、インキ誘導芯の空隙率が比較的高い場合、前記インキ誘導芯の後端の潰れが発生しやすい。また、特許文献2の筆記具は、ジョイント部材の嵌着により、部品点数が増加し、製造コストが増加する問題があった。
また、前記特許文献1及び特許文献2の筆記具は、ペン体の後端部がインキ誘導芯の前端部に突き刺し接続される構造であるため、インキ誘導芯の前端部の外径が比較的小径の場合、ペン体の突き刺し時にインキ誘導芯の前端部が潰れて、ペン体の後端部がインキ誘導芯の前端部と適正に接続できないおそれがある。また、前記特許文献1及び特許文献2の筆記具は、インキの粘度が比較的高い場合、インキ誘導芯からペン体に迅速にインキが供給されず、筆跡がかすれるおそれがある。
本発明は、前記従来の問題点を解決しようとするものであって、ペン先の繰り返しの押圧操作でもインキ誘導芯の後端が潰れることがなく、長期にわたり適正な弁装置の開閉が可能となり、しかも、製造コストを低減させることができる液式筆記具を提供しようとするものである。さらに、本発明は、ペン体の後端部とインキ誘導芯の前端部とを適正に接続でき且つ高粘度インキであってもペン体への迅速なインキ供給が可能となる液式筆記具を提供しようとするものである。
尚、本発明において、軸筒において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
本願の第1の発明の液式筆記具1は、ペン先2と、該ペン先2の後方への押圧により開口する弁装置7と、該弁装置7が前端開口部に配置され且つ内部にインキが貯溜されたインキタンク6と、を備え、前記ペン先2が、内部に前後方向に延びるインキ導出孔を備えた合成樹脂の押出成形体からなるペン体3と、該ペン体3の後端が接続される繊維の樹脂加工体からなるインキ誘導芯4と、前記ペン体3及びインキ誘導芯4の外面を保持するペン先ホルダー5と、を備え、前記弁装置7が、弁体71と、該弁体71と接離可能に開閉可能な弁座72と、前記弁体71を前方に付勢する弾発体73と、を備えた液式筆記具であって、前記インキ誘導芯4の後端に、該インキ誘導芯4の繊維同士の溶着により溶着固化部43を形成し、前記溶着固化部43と前記弁体71の前端とを前後方向に当接させたことを要件とする。
前記第1の発明の液式筆記具1は、前記インキ誘導芯4の後端に、該インキ誘導芯4の繊維同士の溶着により溶着固化部43を形成し、前記溶着固化部43と前記弁体71の前端とを当接させたことにより、ペン先2の繰り返しの押圧操作でも繊維加工体からなるインキ誘導芯4の後端が潰れて変形することを回避し、ペン先2の押圧に連動した適正な弁装置7の開閉が長期にわたり可能となるとともに、部品点数を減少させ、製造コストを低減させることができる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明の液式筆記具において、前記インキ誘導芯4の軸心に前後方向に延びる軸心孔41を設け、前記軸心孔41の後端をインキ誘導芯4の後端部に位置させ、前記軸心孔41の前端開口部内にペン体3の後端部を圧入し、前記ペン体3の後方の前記軸心孔41内にインキ貯溜空間42を設けてなることを要件とする。
前記第2の発明の液式筆記具1は、前記インキ誘導芯4の軸心に前後方向に延びる軸心孔41を設け、前記軸心孔41の後端をインキ誘導芯4の後端部に位置させ、前記軸心孔41の前端開口部内にペン体3の後端部を圧入し、前記ペン体3の後方の前記軸心孔41内にインキ貯溜空間42を設けてなることにより、ペン体3の後端部とインキ誘導芯4の前端部とが適正に接続でき且つ高粘度インキであってもペン体3への迅速なインキ供給が可能となる。
本発明の液式筆記具によれば、ペン先の繰り返しの押圧操作でも繊維加工体からなるインキ誘導芯の後端が潰れて変形することを回避し、ペン先の押圧に連動した適正な弁装置の開閉が長期にわたり可能となる。
また、本発明の液式筆記具によれば、ペン体の後端部とインキ誘導芯の前端部とが適正に接続でき且つ高粘度インキであってもペン体への迅速なインキ供給が可能となる。
本発明液式筆記具の実施の形態を示す縦断面図である。 図1の要部拡大縦断面図である。
本発明の実施の形態を図1及び図2に示す。
本実施の形態の液式筆記具1は、主に、ペン先2と、該ペン先2の後方への押圧により開口する弁装置7と、該弁装置7が前端開口部に配置され且つ内部にインキが貯溜されたインキタンク6とからなる。
前記インキタンク6は、一端が開口され且つ他端が閉鎖された金属製または合成樹脂製の有底筒体からなる。前記インキタンク6内には、高粘度の油性または水性のインキが貯溜される。前記インキの着色剤としては、金属粉顔料等の顔料が採用される。
前記インキタンク6の前端開口部の外面には、前記ペン先保持筒8が螺着される。前記ペン先保持筒8がペン先2外面を保持し、前記ペン先2が前後方向に摺動自在に構成される。また、前記ペン先保持筒8内部には、筒状規制体9が固着され、インキの過剰流出を抑制している。
前記ペン先2は、内部に前後方向に延びるインキ導出孔が貫設された合成樹脂(例えばポリアセタール樹脂)の押出成形体からなるペン体3と、該ペン体3の後端が接続される繊維(例えばポリエステル繊維束)の樹脂加工体からなるインキ誘導芯4と、前記ペン体3及びインキ誘導芯4の外面を保持する金属製のペン先ホルダー5とからなる。
前記インキ誘導芯4の後端には、複数の繊維同士の加熱溶着により溶着固化部43が形成される。前記インキ誘導芯4の軸心には軸心孔41が前後方向に延設され、前記軸心孔41の前端は開口され、前記軸心孔41の後端はインキ誘導芯4の後端部に位置される。即ち、前記軸心孔41の後端は、インキ誘導芯4の後端または後端近傍に位置される。それにより、前記軸心孔41の後端は、軸心孔41が開口される構成、または、溶着固化部43により閉鎖される構成となる。前記インキ誘導芯4の軸心孔41後端は、溶着固化部43の形成以前は、開口されている。
前記軸心孔41の前端開口部内に前記ペン体3の後部が圧入され、前記インキ誘導芯4と前記ペン体3とが接続される。前記軸心孔41は、ペン体3の後部の圧入前は同一内径のストレート状の内部形状を有する。そして、前記ペン体3の軸心孔41への圧入後、該軸心孔41の先端開口部の内径はペン体3の外面により押し広げられ、ペン体3の外面と軸心孔41の内面とが密接される。また、前記ペン体3の軸心孔41への圧入後、前記ペン先2の後端より後方の軸心孔41内部にインキ貯溜空間42が形成される。前記溶着固化部43により軸心孔41の後端が閉鎖される場合、前記インキ貯溜空間42は、前記溶着固化部43前方と前記ペン体3後端後方との間に形成される。
前記金属製のペン先ホルダー5は、前部の小径部51と、後部の大径部52とからなる。前記大径部52は、前記小径部51の内径より大きい内径を有し且つ前記小径部51の外径より大きい外径を有する。前記小径部51の内方へのカシメ加工によりペン先2の外面が強固に固定され、前記大径部52内面に前記インキ誘導芯4の前部外面が嵌入される。
前記弁装置7が、棒状の弁体71と、該弁体71の弁部と接離可能に開閉可能な環状の弁座72と、前記弁体71を前方に付勢する弾発体73(圧縮コイルスプリング)と、該弾発体73の後端を支持する弾発体支持筒74とからなる。前記弁装置7は、前記弾発体支持筒74内に前記弾発体73と前記弁体71が収容された後、前記弾発体支持筒74の前端開口部内面に前記バネ座が圧入固着されることにより、ユニット化されて、インキタンク6の前端開口部内面に圧入固着される。前記弁体71の前端面と、ペン先2のインキ誘導芯4の後端面の溶着固化部43とが前後方向に当接される。
尚、本実施の形態の液式筆記具において、前記ペン体3はストレート状の外面を有し、その外径はφ1mmに設定される。前記インキ誘導芯4の外径はφ3mmに設定され、前記ペン体3の後方の軸心孔41の内径(ペン体3圧入前の軸心孔41の内径)はφ0.7mmに設定される。前記インキ誘導芯4は、ポリエステル繊維束(20デニール)をポリウレタン樹脂からなるバインダー樹脂により樹脂加工してなり、軸心孔41を除く空隙率は70%〜83%に設定される。前記インキ誘導芯4は、その後端のみに加熱体の接触により溶着固化部43が形成され、前記溶着固化部43の前方は溶着固化されず、適正な空隙率が維持される。
本実施の形態の液式筆記具において、前記ペン先2を、前記弾発体73の前方付勢に抗して、後方へ押圧操作すると、前記弁体71が後方に移動し、弁体71と弁座72との密接状態が解除され、弁装置7が開口される。それにより、インキタンク6内のインキが、インキ誘導芯4の外周面に供給され、その後、インキ誘導芯4の繊維間及び軸心孔41を通ってペン体3のインキ導出孔に供給され、該インキ導出孔を通ってペン体3の前端よりインキが外部に吐出される。
本実施の形態の液式筆記具1は、前記インキ誘導芯4の後端に、該インキ誘導芯4の繊維同士が溶着される溶着固化部43を形成し、前記溶着固化部43と前記弁体71の前端とを当接させたことにより、ペン先2の繰り返しの押圧操作でも繊維加工体からなるインキ誘導芯4の後端が潰れて変形することを回避し、ペン先2の押圧に連動した適正な弁装置7の開閉が長期にわたり可能となるとともに、部品点数を減少させ、製造コストを低減させることができる。
本実施の形態の液式筆記具1は、前記インキ誘導芯4の軸心に前後方向に延びる軸心孔41を設け、前記軸心孔41の後端をインキ誘導芯4の後端部に位置させ、前記軸心孔41の前端開口部にペン体3の後端部を圧入し、前記ペン体3の後方の前記軸心孔41内にインキ貯溜空間42を設けてなることにより、ペン体3の後端部とインキ誘導芯4の前端部とが適正に接続でき且つ高粘度インキであってもペン体3への迅速なインキ供給が可能となる。
1 液式筆記具
2 ペン先
3 ペン体
4 インキ誘導芯
41 軸心孔
42 インキ貯溜空間
43 溶着固化部
5 ペン先ホルダー
51 小径部
52 大径部
6 インキタンク
7 弁装置
71 弁体
72 弁座
73 弾発体
74 弾発体支持筒
8 ペン先保持筒
9 筒状規制体

Claims (2)

  1. ペン先と、該ペン先の後方への押圧により開口する弁装置と、該弁装置が前端開口部に配置され且つ内部にインキが貯溜されたインキタンクと、を備え、
    前記ペン先が、内部に前後方向に延びるインキ導出孔を備えた合成樹脂の押出成形体からなるペン体と、該ペン体の後端が接続される繊維の樹脂加工体からなるインキ誘導芯と、
    前記ペン体及びインキ誘導芯の外面を保持するペン先ホルダーと、を備え、
    前記弁装置が、弁体と、該弁体と接離可能に開閉可能な弁座と、前記弁体を前方に付勢する弾発体と、を備えた液式筆記具であって、
    前記インキ誘導芯の後端に、該インキ誘導芯の繊維同士の溶着により溶着固化部を形成し、前記溶着固化部と前記弁体の前端とを前後方向に当接させたことを特徴とする液式筆記具。
  2. 前記インキ誘導芯の軸心に前後方向に延びる軸心孔を設け、前記軸心孔の後端をインキ誘導芯の後端部に位置させ、前記軸心孔の前端開口部内にペン体の後端部を圧入し、前記ペン体の後方の前記軸心孔内にインキ貯溜空間を設けてなる請求項1に記載の液式筆記具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109649039A (zh) * 2018-12-21 2019-04-19 重庆煜辉教学用具有限公司 一种按压笔芯可自动供墨水笔

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