JP3127335U - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペン先押圧式の弁装置を備えた筆記具に関し、部品点数を減少させ、組立工程を簡素化し、製造コストを安価に抑える。
【解決手段】軸筒2の前端部に、ペン先3を前後方向に摺動可能に保持するペン先保持部4を設ける。ペン先保持部4の後方の軸筒2内に弁装置5を設ける。弁装置5の後方の軸筒2内にインキ収容部21を設ける。弁装置5が、前記ペン先3と連動して前後方向に移動可能な弁体6と、前記弁体6の弁部61と密接可能な弁座7と、前記弁座7の前方に配置され、前記弁体6を前方へ付勢する弾発体8とからなる。ペン先保持部4と弁座7とを一体に形成し、且つ、弁体6と弁部61とを一体に形成する。さらに、弁体6が、弁座7の前方からペン先保持部4内に挿入され、弁部61が弁座7の前方から後方へ弁座7を乗り越えて組み立てられる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、筆記具に関する。詳細には、ペン先を後方に押圧操作することにより開口する弁装置(ペン先押圧式の弁装置)を備えた筆記具に関する。
従来、この種の筆記具において、例えば、特許文献1には、液体収納室(本考案のインキ収容部)と連通させる弁孔を中央部に有する環状体(本考案の弁座)と、傾斜外面を有する円錐状の弁部を備えた弁(本考案の弁体)と、弁と環状体との間に張設され、弁を前方に付勢する弾発部材(本考案の弾発体)とを備えた弁装置が開示されている。さらに、特許文献1には、環状体が、前軸(本考案のペン先保持部)と軸筒の内方突出部とで挟持されて軸筒に固定される構造が開示されている。
前記従来の構造は、環状体と前軸とが別部材により構成されている。そのため、部品点数が増加し、組立工程が複雑となり、製造コストを安価に抑えることが困難となる。
実公平3−12362号公報
本考案は前記従来の問題点を解決するものであって、部品点数を減少させ、組立工程を簡素化し、製造コストを安価に抑えることができる、ペン先押圧式の弁装置を備えた筆記具を提供しようとするものである。
〔1〕本考案は、軸筒2の前端部にペン先3を前後方向に摺動可能に保持するペン先保持部4を設け、前記ペン先保持部4の後方の軸筒2内に弁装置5を設け、前記弁装置5の後方の軸筒2内にインキ収容部21を設け、前記弁装置5が、前記ペン先3と連動して前後方向に移動可能な弁体6と、前記弁体6の弁部61と密接可能な弁座7と、前記弁座7の前方に配置され、前記弁体6を前方へ付勢する弾発体8とからなり、前記ペン先3を後方へ押圧操作することにより弁部61と弁座7との密接状態を解除し、前記インキ収容部21内のインキをペン先3へ供給するタイプの筆記具1であって、前記ペン先保持部4と前記弁座7とを一体に形成し、且つ、前記弁体6と前記弁部61とを一体に形成したこと(請求項1)を要件とする。
前記請求項1により、ペン先保持部4と弁座7を一部品で構成するとともに弁体6と弁部61とを一部品で構成するため、部品点数を著しく減少させることができる。その結果、組立工程が簡素になり、製造コストを安価に抑えることができる。
〔2〕前記請求項1の筆記具1において、前記弁体6が、弁座7の前方からペン先保持部4内に挿入され、前記弁体6の弁部61が前記弁座7の前方から後方へ前記弁座7を乗り越えて、組み立てられてなること(請求項2)が好ましい。
前記請求項2により、弁体6をペン先保持部4内に挿入する方向が、弾発体8をペン先保持部4内に挿入する方向と同じ、前方から後方となり、弁装置5の組立工程を簡素化できる。また、弁体6の後端部を弁座7後方へ突出させた後に、前記弁体6の後端部に別部材からなる弁部61を取り付けることが不要となり、弁装置5の組立時間を短縮できる。
〔3〕前記請求項2の筆記具1において、弁部61の後方の弁体6外周面に、弁部61が弁座7内面を乗り越える際の傾斜状ガイド面62を設けてなること(請求項3)が好ましい。
前記請求項3により、弁部61が弁座7内面を乗り越える際、傾斜状ガイド面62と弁座7内面とが滑らかに摺動するため、弁部61が、弁座7内面に引っ掛かることなく、弁座7内面をスムーズに乗り越えることができる。
請求項1により、部品点数を減少させ、組立工程を簡素化し、製造コストを安価に抑えることができる。
請求項2により、弁装置の組立工程を簡素化し且つ弁装置の組立時間を短縮でき、より一層、製造コストを安価に抑えることができる。
請求項3により、弁部が、弁座内面に引っ掛かることなく、弁座内面をスムーズに乗り越えることができ、弁装置の組立性が一層向上する。
本考案を実施するための最良の形態を、以下、図面に従って説明する。
本考案の筆記具1の一実施例を図面に従って順に説明する(図1乃至図3参照)。
本考案の筆記具1は、軸筒2と、ペン先3と、該軸筒2の先端部に取り付けられ、ペン先3を前後方向に摺動可能に保持するホルダー4(ペン先保持部)と、軸筒2内に設けられ、ペン先3の後方への押圧操作により開口する弁装置5と、該弁装置5の後方の軸筒2内に形成されたインキ収容部21とからなる。
(軸筒)
前記軸筒2は、合成樹脂の射出成形により得られる円筒体である。前記軸筒2は前端開口部を有し、前記前端開口部にホルダー4が圧入固着される。前記ホルダー4の後方の軸筒2内には、直接インキが貯溜されるインキ収容部21が形成される。前記軸筒2の後端部(インキ収容部21の後端部)は、図示はしないが、軸筒2と一体に形成した底壁または軸筒2とは別部材の尾栓の取り付けにより閉鎖される。
(ペン先)
前記ペン先3は、繊維束の樹脂加工体であり、前側の大径部31と、後側の小径部32とからなる。前記大径部31の前端は、チゼル状に研削形成される。
(ホルダー)
前記ホルダー4は、合成樹脂の射出成形により得られる筒状体である。
前記ホルダー4の内部には、前方へ開口するペン先摺動孔41が形成される。前記ペン先摺動孔41により、ペン先3の大径部31が前後に摺動可能に保持される。
前記ペン先摺動孔41の後方には、弁孔71が形成される。前記弁孔71は、ペン先摺動孔41より小さい内径を有し、前方のペン先摺動孔41と連通され且つ後方のインキ収容部21と連通される。
前記ペン先摺動孔41と弁孔71との間には、環状段部42(後側係止壁部)が形成される。前記環状段部42には、弾発体8の後端部が係止されるとともに、弁体6が後退した際の弁体6の規制壁部68が当接される。
前記ホルダー4の後端面には、後方に突出する環状凸部よりなる弁座7が一体に形成される。前記弁座7の中央には、弁孔71が貫設される。
(弁装置)
前記弁装置5は、弁体6と、弁座7と、弾発体8とからなる。
(弁体)
前記弁体6は、合成樹脂の射出成形により得られる棒状体である。
前記弁体6の前部は、前方へ開口するペン先取付孔63が設けられる。前記ペン先取付孔63に、ペン先3の小径部32が圧入固着される。
前記弁体6のペン先取付孔63の前端開口部には、環状の鍔部64(前側係止壁部)が一体に形成される。前記鍔部64の後面は、弾発体8の前端部が係止される前側係止壁部となる。一方、前記鍔部64の前面は、ペン先3の大径部31の後端が当接される。
前記鍔部64後方の弁体6の外周壁には、軸方向に延び且つ径方向に貫通するスリット65が設けられる。前記スリット65により、インキ収容部21からのインキを、ペン先取付孔63内のペン先3の小径部32に供給可能となる。前記スリット65は、対向位置に2本形成されているが、これ以外にも、放射状に複数本形成してもよい。
前記弁体6のスリット65が形成された部分は、軸方向に分割された半筒体となる。前記半筒体の外周面は、前記鍔部64より小さい外径を有する大径前部66と、該大径前部66の後方に連設され、該大径前部66より小さい外径を有する小径後部67と、該大径前部66と小径後部67の間に形成される段部よりなる規制壁部68とからなる。前記小径後部67は、弁孔71に摺動可能に挿入される。弁体6の後退時、前記規制壁部68と環状段部42(後側係止壁部)が当接され、それ以上の弁体6の後退(ペン先3の後退)が規制される。
前記スリット65後方の弁体6外周面には、環状傾斜面よりなる弁部61が一体に形成される。前記環状傾斜面は、後方に向かうに従い次第に外径が大きくなる形状(具体的には、円錐面や曲面)である。
前記弁部61の後方の弁体6外周面には、傾斜状ガイド面62が形成されている。前記傾斜状ガイド面62は、後方に向かうに従い次第に外径が小さくなる形状(具体的には、円錐面や曲面)である。さらに、前記傾斜状ガイド面62の後方には、棒状部69が一体に延設される。前記棒状部69は、前記傾斜状ガイド面62より小さい外径を有し、且つ、弁部61が弁座7を乗り越える際の摺接移動長さ(ここでは弁孔71の軸方向の長さ)より長く設定される。前記棒状部69により、弁体6の挿入組立時、弁体6の弁部61が弁孔71に確実にセンタリングされる。
(弁座)
前記弁座7は、ホルダー4の後端部に一体に形成される。前記弁座7には、ペン先摺動孔41側に開口し且つインキ収容部21側に開口する弁孔71が設けられる。前記弁座7に、前記弁部61が密接され、弁孔71が閉鎖される。
(弾発体)
前記弾発体8は、圧縮コイルスプリングよりなる。前記弾発体8は、スリット65を有する弁体6の半筒体の外周面(即ち大径前部66及び小径後部67の外周面)に配置される。前記弾発体8の前端は、弁体6外面の鍔部64(前側係止壁部)に係止され、前記弾発体8の後端は、ホルダー4内面の環状段部42(後側係止壁部)に係止される。前記弾発体8により、弁体6(即ちペン先3)が常時前方に付勢される。前記弾発体8の弾発力は、10g〜100gに設定され、通常の筆記時の筆圧で弁孔71が開口可能となる。
(弁装置の作用)
・弁開口
ペン先3を被筆記面等に押し当て、ペン先3を後方へ押圧操作すると、弁体6がペン先3と連動して後方に移動する。それに伴い、弁部61が後方に移動し、弁部61と弁座7との密接状態が解除される。それにより、インキ収容部21内のインキが、弁孔71からスリット65を通ってペン先3に供給される。また、弁体6の規制壁部68が、ホルダー4内面の環状段部42(後側係止壁部)に当接して、弁体6(即ちペン先3)の後方への移動が規制され、それにより、弁孔71の開口量が規制される。
・弁閉鎖
一方、ペン先3の後方への押圧操作を解除すると、弾発体8の前方付勢により弁部61と弁座7とが密接状態となる。それにより、弁孔71が閉鎖され、インキ収容部21からペン先3へのインキ供給が遮断される。
(組立方法)
図3に弁体6の組立方法を示す。
まず、弾発体8を、ホルダー4のペン先摺動孔41に前方より挿入する。次に、予めペン先3が取り付けられた弁体6を、ホルダー4のペン先摺動孔41に前方より挿入する。このとき、棒状部69が弁孔71内に挿入状態となる。その後、さらに、前記弁体6を後方へ押し込むと、弁体6の傾斜状ガイド面62が弁孔71の内面(ここでは環状段部42)と引っ掛かることなく摺接され、弁体6の弁部61がホルダー4の弁座7内面(即ち弁孔71)をスムーズに乗り越える。それにより、弁体6がホルダー4内にセットされた状態(図1の状態)となる。
尚、本考案で、ペン先保持部は、前記実施例のような軸筒2と別部材のホルダー4からなる構成の他に、軸筒2と一体に形成される構成でもよい。
本考案の実施例を示す要部縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の弁部が弁座を乗り越える前の状態を示す要部縦断面図である。
符号の説明
1 筆記具
2 軸筒
21 インキ収容部
3 ペン先
31 大径部
32 小径部
4 ホルダー(ペン先保持部)
41 ペン先摺動孔
42 環状段部(後側係止壁部)
5 弁装置
6 弁体
61 弁部
62 傾斜状ガイド面
63 ペン先取付孔
64 鍔部(前側係止壁部)
65 スリット
66 大径前部
67 小径後部
68 規制壁部
69 棒状部
7 弁座
71 弁孔
8 弾発体

Claims (3)

  1. 軸筒の前端部にペン先を前後方向に摺動可能に保持するペン先保持部を設け、前記ペン先保持部の後方の軸筒内に弁装置を設け、前記弁装置の後方の軸筒内にインキ収容部を設け、前記弁装置が、前記ペン先と連動して前後方向に移動可能な弁体と、前記弁体の弁部と密接可能な弁座と、前記弁座の前方に配置され、前記弁体を前方へ付勢する弾発体とからなり、前記ペン先を後方へ押圧操作することにより弁部と弁座との密接状態を解除し、前記インキ収容部内のインキをペン先へ供給するタイプの筆記具であって、前記ペン先保持部と前記弁座とを一体に形成し、且つ、前記弁体と前記弁部とを一体に形成したことを特徴とする筆記具。
  2. 前記弁体が、弁座の前方からペン先保持部内に挿入され、前記弁体の弁部が前記弁座の前方から後方へ前記弁座を乗り越えて、組み立てられてなる請求項1記載の筆記具。
  3. 前記弁部の後方の弁体外周面に、弁部が弁座内面を乗り越える際の傾斜状ガイド面を設けた請求項2記載の筆記具。
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