JP5363939B2 - ボールペン及びボールペンチップの製造方法 - Google Patents

ボールペン及びボールペンチップの製造方法 Download PDF

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本発明は、ボールペン及びボールペンチップの製造方法に関する。詳細には、金属製筒体よりなるチップ本体の先端に内向きの先端縁部を設け、前記先端縁部の後方のチップ本体内面に内方への押圧変形によりボール受け座用の複数の内方突出部を設け、前記先端縁部と前記内方突出部との間にボールを回転可能に抱持し、前記内方突出部の相互間に中心部から径方向外方に延びるインキ流通孔を形成したボールペン、及びそれに用いるボールペンチップの製造方法に関する。
特許文献1には、金属製のチップ本体の先端縁部と、前記チップ本体内面に内方への押圧変形により形成した複数の内方突出部との間で、ボールを回転可能に抱持し、前記内方突出部の相互間のインキ流出間隙に、ボールを前方に付勢するスプリングのロッド部を挿通させたボールペンが開示されている。また、特許文献1には、内方突出部の内面の頂部はなだらかな曲面を有し、それにより、ロッド部を後方よりインキ流出間隙に挿入させる際、ロッド部の先端を、内方突出部の後面に引っ掛けることなく、内方突出部の後面に沿って滑らかにインキ流出間隙の中心側にガイドすることが記載されている。
特開2003−136877号公報
ところが、前記特許文献1のボールペンは、内方突出部の頂部が凸曲面状であるため、ボール受け座の中心部に大きなインキ流通孔を確保することが困難であり、高いインキ流通性を得ることは容易ではない。
また、前記特許文献1のボールペンは、ロッド部を後方よりインキ流出間隙に挿入させる際、ロッド部の先端が内方突出部の頂部に接触する可能性が高い。そのため、もし、スプリングのロッド部の先端が切断時のバリ等によって鋭利な状態になっていると、該ロッド部の先端が内方突出部の頂部の後側表面に引っ掛かり、ロッド部が適正にボール後面に到達せず、組立不良となるおそれがある。
また、前記特許文献1のボールペンは、各々の内方突出部の頂部が凸曲面状を有するため、筆記時のボールの回転によって、ロッド部が凸曲面に沿って移動し、ロッド部が内方突出部の相互間に入り込み、ボールの円滑な回転を阻害するおそれがある。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、ボール受け座の中心部に大きなインキ流通孔を確保でき、しかも、ロッド部の先端が鋭利な状態になっていても、ロッド部の先端が内方突出部の後側表面に引っ掛かることを回避でき、さらに、筆記時にロッド部が内方突出部の相互間に入り込みボールの円滑な回転を阻害することを抑止できるボールペンを提供しようとするものである。また、本発明は、各々の内方突出部の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝を容易に形成できるボールペンチップの製造方法を提供しようとするものである。
尚、本発明におけるチップ本体において、「前」とはボール側を指し、「後」とはその反対側を指す。本発明におけるガイドピンにおいて、「前」とはガイドピンの先端側を指し、「後」とはその反対側を指す。
<1>本願の第1の発明は、金属製筒体よりなるチップ本体3の先端に内向きの先端縁部4を設け、前記先端縁部4の後方のチップ本体3内面に内方への押圧変形によりボール受け座用の複数の内方突出部5を設け、前記先端縁部4と前記内方突出部5との間にボール6を回転可能に抱持し、前記内方突出部5の相互間に中心部から径方向外方に延び且つ軸方向に貫通するインキ流通間隙53を形成したボールペンであって、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を形成したことを要件とする。
前記第1の発明のボールペン1は、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を形成したことによって、ボール受け座の中心部に大きなインキ流通孔を確保でき、ボール受け座での高いインキ流通性を得ることができる。
<2>本願の第2の発明は、前記第1の発明のボールペン1において、前記インキ流通間隙53が、各々の内方突出部5の径方向の頂部に形成した凹溝51によって包囲される中心孔53aと、該中心孔53aより径方向外方に放射状に延びる放射状溝53bとからなり、前記中心孔53aに、ボール6を前方に付勢し且つボール6を先端縁部4の内面に密接させるロッド部91が挿通されることを要件とする。
前記第2の発明のボールペン1は、インキ流通間隙53の中心孔53aに、ボール6を前方に付勢し且つボール6を先端縁部4の内面に密接させるロッド部91が挿通されることにより、ロッド部91をインキ流通間隙53に後方より挿入する際、ロッド部91が軸方向に延びる凹溝51にガイドされてインキ流通間隙53の中心孔53aに確実に挿入され、ロッド部91の先端が鋭利な状態になっていても、ロッド部91の先端が内方突出部5の後側表面に引っ掛かることを回避でき、さらに、ロッド部91が内方突出部5の相互間に入り込みボール6の円滑な回転を阻害することを、十分に抑止できる。
<3>本願の第3の発明は、前記第1または第2の発明のボールペン1において、前記各々の内方突出部5の径方向の頂部に形成した凹溝51がチップ本体3の軸心を中心とする円柱面の一部を構成することを要件とする。
前記第3の発明のボールペン1は、各々の内方突出部5の径方向の頂部に形成した凹溝51がチップ本体3の軸心を中心とする円柱面の一部を構成すること(即ち各々の凹溝51がチップ本体3の軸心を中心とする円柱面状であること)により、凹溝51を形成するためのツール(例えば、塑性加工用のガイドピン、切削加工用のドリル等)を、内方突出部5に対して位置合わせする手間がなく、凹溝51の形成が容易となる。
<4>本願の第4の発明は、前記第1、第2または第3の発明のボールペン1において、各々の内方突出部5の前面に傾斜状の凹部52を設け、前記各々の内方突出部5の径方向の頂部の凹溝51と、前記各々の内方突出部5の前面の凹部52とを接続してなることを要件とする。
前記第4の発明のボールペン1は、各々の内方突出部5の前面に傾斜状の凹部52を設け、前記各々の内方突出部5の径方向の頂部の凹溝51と、前記各々の内方突出部5の前面の凹部52とを接続してなることにより、内方突出部5前面でのインキの流動性が向上し、ボール6後面全体へのインキ供給がスムーズとなり、潤沢なインキ吐出性が得られる。
<5>本願の第5の発明は、金属製筒体の先端近傍に内方への押圧変形によってボール受け座用の複数の内方突出部5を形成するボールペンチップの製造方法であって、前記内方突出部5を形成する際、ガイドピン10の柱状外面101を各々の内方突出部5の径方向の頂部に圧接させることにより、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を圧潰形成してなることを要件とする。
前記第5の発明のボールペンチップの製造方法は、内方突出部5を形成する際、ガイドピン10の柱状外面101を各々の内方突出部5の径方向の頂部に圧接させることにより、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を圧潰形成してなるため、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を容易に形成できる。
<6>本願の第6の発明は、前記第5の発明のボールペンチップの製造方法において、前記ガイドピン10が、柱状外面101と、該柱状外面101の後端より後方に連設される傾斜状外面102とを備え、前記内方突出部5の形成時、前記ガイドピン10の柱状外面101を各々の内方突出部5の径方向の頂部に圧接させるとともに、前記ガイドピン10の傾斜状外面102を各々の内方突出部5の前面に圧接させることにより、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を圧潰形成するとともに、各々の内方突出部5の前面に傾斜状の凹部52を圧潰形成してなることを要件とする。
前記第6の発明のボールペンチップの製造方法は、各々の内方突出部5の前面に傾斜状の凹部52を容易に形成できるとともに、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を容易に形成できる。また、前記第6の発明のボールペンチップの製造方法は、凹部52と凹溝51とを同時に形成でき、製造工程の増加を抑えることができる。
本発明のボールペンは、ボール受け座の中心部に大きなインキ流通孔を確保でき、ボール受け座での高いインキ流通性を得ることができる。
本発明のボールペンチップの製造方法は、各々の内方突出部の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝を容易に形成できる。
本発明のボールペンの実施の形態を示す要部拡大縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の実施の形態のボールペンの要部縦断面図である。 本発明のボールペンチップの製造方法の実施の形態のボール受け座形成工程を示す要部縦断面図である。 図4のボール受け座形成工程で得られるボールペンチップの要部縦断面図である。 図5のB−B線断面図である。 図5の平面図である。
図1及び図3に本発明のボールペン1の実施の形態を示す。
本実施の形態のボールペン1は、先端部にボール6を回転可能に抱持したボールペンチップ2と、該ボールペンチップ2の後部がその前部に圧入固着されたホルダー7と、該ホルダー7の後部がその先端開口部に圧入固着されたインキ収容筒8と、前記ボールペンチップ2の内部及びホルダー7の内部に収容配置されるスプリングとからなる。
・ボールペンチップ
前記ボールペンチップ2のチップ本体3は、金属(例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼)からなる直円筒状の細管よりなる。前記チップ本体3の先端近傍内面には、内方への押圧変形により、複数(例えば、4個)の内方突出部5(即ちボール受け座)が周方向に等間隔に形成される。また、チップ本体3の先端には、先細状のエッジ部が予め形成され、前記エッジ部が周状に内方に押圧変形されることにより、内向きの先端縁部4が形成される。前記内方突出部5の前面と前記先端縁部4の後面との間にはボール6が回転可能に抱持される。
・凹溝
前記各々の内方突出部5の径方向の頂部には、軸方向に延びる凹溝51が形成される。前記各々の凹溝51は、チップ本体3の軸心を中心とする円柱面の一部を構成する。
・凹部
前記各々の内方突出部5の前面は、傾斜状(例えば、凹円錐面状または凹球面状)の凹部52が形成される。前記各々の内方突出部5の前面の凹部52と、前記各々の内方突出部5の径方向の頂部の凹溝51とが接続される。尚、前記内方突出部5の前面における傾斜状とは、前方に向かうに従ってチップ本体3の軸心から離れる形状をいう。
・インキ流通間隙
前記内方突出部5の相互間には、中心部から径方向外方に延び且つ軸方向に貫通するインキ流通間隙53が形成される。前記インキ流通間隙53は、各々の内方突出部5の径方向の頂部に形成された凹溝51によって包囲される中心孔53aと、該中心孔53aより径方向外方に放射状に延びる放射状溝53bとからなる。前記中心孔53aは円柱状に形成される。
・スプリング
前記スプリング9は、前部のロッド部91と、後部のコイル部92が一体に連設される。前記インキ流通間隙53の中心孔53aに、スプリングのロッド部91が挿通される。前記ロッド部91によって、直接ボール6が前方に付勢され、それにより、ボール6が先端縁部4の内面に密接される。
・インキ収容筒
前記インキ収容筒8は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の押出成形により得られる、両端が開口された円筒体である。前記インキ収容筒8の内部には、インキと、該インキの消費に伴って前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
・ホルダー
前記ホルダー7は合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の射出成形によって得られる筒状体である。前記ホルダー7は、ボールペンチップ2が取り付けられる先細状の前部と、インキ収容筒8の先端面に当接する鍔部と、インキ収容筒8の先端開口部に圧入される後部とからなる。前記ホルダー7の後部内面には、係止突起が形成され、前記係止突起にスプリング9のコイル部92後端が係止される。
・ボールペンチップの製造方法
図4乃至図7に、本発明のボールペンチップの製造方法(詳細には、図1乃至図3のボールペンに用いるボールペンチップ2の製造方法)の実施の形態を示す。
本発明の実施の形態のボールペンチップの製造方法は、金属製筒体の先端近傍に径方向内方への押圧変形によってボール受け座用の複数の内方突出部5を形成するボール受け座形成工程を有する。
前記ボール受け座形成工程を図4に示す。
ガイドピン10は、第1の円柱状外面101と、該第1の円柱状外面101の後端より後方に連設される傾斜状外面102(例えば、凸円錐面状外面または凸球面状外面)と、該傾斜状外面102の後端より後方に連設される第2の円柱状外面103と、該第2の円柱状外面103の後端に連設される段部104とを備える。前記第1の円柱状外面101の外径は、第2の円柱状外面103の外径より小さく形成される。尚、前記第1の円柱状外面101の先端は、凸円錐面状となっている。尚、前記ガイドピン10の外面における傾斜状とは、後方(反先端部側)に向かうに従って外径が大きくなる形状をいう。
前記ポンチ11は、複数(例えば4個)用意される。前記各々のポンチ11の先端部は、略凸円錐面状の外面を有し、前記凸円錐面状の外面の先端に凸曲面が形成される。
前記ボール受け座形成工程において、前記ガイドピン10をチップ本体3の先端開口部に挿入し、前記ポンチ11によってチップ本体3の先端近傍の側壁を径方向内方に押圧変形し、ボール受け座用の複数の内方突出部5を形成する。それと同時に、前記ガイドピン10の第1の円柱状外面101を各々の内方突出部5の径方向の頂部に圧接させ、且つ、前記ガイドピン10の傾斜状外面102を各々の内方突出部5の前面に圧接させる。このとき、チップ本体3の側壁が、ポンチ11とガイドピン10とによって挟圧される。
図5乃至図7に、前記ボール受け座形成工程後のチップ本体3を示す。
前記ボール受け座形成工程により、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51が圧潰形成され、各々の内方突出部5の前面に傾斜状(例えば、凹円錐面状または凹球面状)の凹部52が圧潰形成される。前記各々の凹溝51と前記各々の凹部52とは互いに接続される。前記ボール受け座形成工程後、チップ本体3の先端開口部にボールが挿入され、先細状のエッジ部が内方に押圧変形され、環状の内向きの先端縁部4が形成される(図1参照)。それによって、チップ本体3の先端部に回転可能にボール6が抱持されたボールペンチップを得る。
(作用)
本実施の形態のボールペン1は、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を形成したことによって、ボール受け座の中心部に大きなインキ流通孔を確保でき、ボール受け座での高いインキ流通性を得ることができる。
本実施の形態のボールペン1は、インキ流通間隙53の中心孔53aに、ボール6を前方に付勢し且つボール6を先端縁部4の内面に密接させるロッド部91が挿通されることにより、ロッド部91をインキ流通間隙53に後方より挿入する際、ロッド部91が軸方向に延びる凹溝51にガイドされてインキ流通間隙53の中心孔53aに確実に挿入され、ロッド部91の先端が鋭利な状態になっていても、ロッド部91の先端が内方突出部5の後側表面に引っ掛かることを回避でき、さらに、ロッド部91が内方突出部5の相互間に入り込みボール6の円滑な回転を阻害することを、十分に抑止できる。
本実施の形態のボールペン1は、各々の内方突出部5の径方向の頂部に形成した凹溝51がチップ本体3の軸心を中心とする円柱面の一部を構成すること(即ち各々の凹溝51がチップ本体3の軸心を中心とする円柱面状であること)により、凹溝51を形成するためのツール(例えば、塑性加工用のガイドピン)を、内方突出部5に対して位置合わせする手間がなく、凹溝51の形成が容易となる。
本実施の形態のボールペン1は、各々の内方突出部5の前面に傾斜状(例えば、凹円錐面状または凹球面状)の凹部52を設け、前記各々の内方突出部5の径方向の頂部の凹溝51と、前記各々の内方突出部5の前面の凹部52とを接続してなることにより、内方突出部5前面でのインキの流動性が向上し、ボール6後面全体へのインキ供給がスムーズとなり、潤沢なインキ吐出性が得られる。
本実施の形態のボールペンチップの製造方法は、内方突出部5を形成する際、ガイドピン10の柱状外面101(円柱状外面)を各々の内方突出部5の径方向の頂部に圧接させることにより、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を圧潰形成する。それにより、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を容易に形成できる。
本実施の形態のボールペンチップの製造方法は、内方突出部5の形成時、ガイドピン10の柱状外面101を各々の内方突出部5の径方向の頂部に圧接させるとともに、ガイドピン10の傾斜状外面102を各々の内方突出部5の前面に圧接させるため、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51が圧潰形成されるとともに、各々の内方突出部5の前面に傾斜状(例えば、凹円錐面状または凹球面状)の凹部52が圧潰形成される。それにより、各々の内方突出部5の前面に傾斜状の凹部52を容易に形成できるとともに、各々の内方突出部5の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝51を容易に形成できる。また、本実施の形態のボールペンチップの製造方法は、凹部52と凹溝51とを同時に形成でき、製造工程の増加を抑えることができる。
1 ボールペン
2 ボールペンチップ
3 チップ本体
4 先端縁部
5 内方突出部(ボール受け座)
51 凹溝
52 凹部
53 インキ流通間隙
53a 中心孔
53b 放射状溝
6 ボール
7 ホルダー
8 インキ収容筒
9 スプリング
91 ロッド部
92 コイル部
10 ガイドピン
101 第1の円柱状外面(柱状外面)
102 傾斜状外面
103 第2の円柱状外面
104 段部
11 ポンチ

Claims (6)

  1. 金属製筒体よりなるチップ本体の先端に内向きの先端縁部を設け、前記先端縁部の後方のチップ本体内面に内方への押圧変形によりボール受け座用の複数の内方突出部を設け、前記先端縁部と前記内方突出部との間にボールを回転可能に抱持し、前記内方突出部の相互間に中心部から径方向外方に延び且つ軸方向に貫通するインキ流通間隙を形成したボールペンであって、各々の内方突出部の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝を形成したことを特徴とするボールペン。
  2. 前記インキ流通間隙が、各々の内方突出部の径方向の頂部に形成した凹溝によって包囲される中心孔と、該中心孔より径方向外方に放射状に延びる放射状溝とからなり、前記中心孔に、ボールを前方に付勢し且つボールを先端縁部の内面に密接させるロッド部が挿通される請求項1記載のボールペン。
  3. 前記各々の内方突出部の径方向の頂部に形成した凹溝が、チップ本体の軸心を中心とする円柱面の一部を構成する請求項1または2記載のボールペン。
  4. 各々の内方突出部の前面に傾斜状の凹部を設け、前記各々の内方突出部の径方向の頂部の凹溝と、前記各々の内方突出部の前面の凹部とを接続してなる請求項1乃至3の何れかに記載のボールペン。
  5. 金属製筒体の先端近傍に内方への押圧変形によってボール受け座用の複数の内方突出部を形成するボールペンチップの製造方法であって、前記内方突出部を形成する際、ガイドピンの柱状外面を各々の内方突出部の径方向の頂部に圧接させることにより、各々の内方突出部の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝を圧潰形成してなることを特徴とするボールペンチップの製造方法。
  6. 前記ガイドピンが、柱状外面と、該柱状外面の後端より後方に連設される傾斜状外面とを備え、前記内方突出部の形成時、前記ガイドピンの柱状外面を各々の内方突出部の径方向の頂部に圧接させるとともに、前記ガイドピンの傾斜状外面を各々の内方突出部の前面に圧接させることにより、各々の内方突出部の径方向の頂部に軸方向に延びる凹溝を圧潰形成するとともに、各々の内方突出部の前面に傾斜状の凹部を圧潰形成してなる請求項5記載のボールペンチップの製造方法。
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