JP2012236276A - ボールペンチップ及びボールペンチップの製造方法 - Google Patents

ボールペンチップ及びボールペンチップの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内方突出部の相互間の隙間を小さくしたり内方突出部の相互間を密接させたりしても、十分なインキ流出性が得られ、しかも、筆記使用によりボール受け座が摩耗しても、筆記感が低下したりインキ流出性が低下したりすることを抑止できるボールペンチップ及びボールペンチップの製造方法を提供する。
【解決手段】金属製のパイプ2の先端近傍側壁を径方向内方に押圧変形することにより形成した複数の内方突出部4と、パイプ2の先端を径方向内方に押圧変形することにより形成した先端縁部22とによって、ボール3を回転可能に抱持してなるボールペンチップであって、各々の内方突出部4の前面に稜線部41を形成し、前記稜線部41に凹面状のボール受け座42を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボールペンチップ及びボールペンチップの製造方法に関する。詳細には、金属製のパイプの先端近傍側壁を径方向内方に押圧変形することにより形成した複数の内方突出部と、前記パイプの先端を径方向内方に押圧変形することにより形成した先端縁部とによって、ボールを回転可能に抱持してなるボールペンチップ及びボールペンチップの製造方法に関する。
従来この種のボールペンチップにおいて、例えば、特許文献1には、金属製のパイプの先端近傍を、外周面の周方向3箇所以上より、軸心内方に押圧変形して形成したボール受座となる前記パイプ内の複数の突出部(本願の内方突出部に相当)と、前記パイプの先端を内方に押圧変形して形成した先端縁部とによって、前記パイプ内にボールを抱持したボールペンチップが開示されている。また、前記特許文献1には、前記突出部のパイプ先端側に、それぞれほぼ線状または円錐凹面状または球面凹面状または角錐平面状のボール受座が形成されることが記載されている。
特開平10−236054号公報
前記従来のボールペンチップ(特許文献1)では、ボール受座となる突出部が、円錐状のポンチを用いた内方への押圧変形によって形成されるため、前記突出部の形状は略円錐状となる。したがって、前記従来のボールペンチップは、突出部相互間の隙間を小さくしたり突出部相互間を密接させたりすると、ボール受座近傍でのインキ流通性が低下し、十分なインキ流出性が得られないおそれがある。
その上、前記従来のボールペンチップ(特許文献1)は、前述したように突出部の形状が略円錐状であることから、筆記使用によるボール受座の摩耗によって、ボール受座とボールとの接触部分が筆記使用開始から短期で大きくなり、その結果、ボール回転時の抵抗が増し、筆記感が低下するおそれがある。また、前記従来のボールペンチップ(特許文献1)は、ボール受座の摩耗によって,ボール受座近傍でのインキ流通性が低下し、十分なインキ流出性が得られないおそれがある。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、内方突出部の相互間の隙間を小さくしたり内方突出部の相互間を密接させたりしても、十分なインキ流出性が得られ、しかも、筆記使用によりボール受け座が摩耗しても、筆記感が低下したりインキ流出性が低下したりすることを抑止できるボールペンチップ及びボールペンチップの製造方法を提供しようとするものである。尚、本発明において、「前」とはボール側を指し、「後」とはその反対側を指す。
<1>本願の第1の発明は、金属製のパイプ2の先端近傍側壁を径方向内方に押圧変形することにより形成した複数の内方突出部4と、前記パイプ2の先端を径方向内方に押圧変形することにより形成した先端縁部22とによって、ボール3を回転可能に抱持してなるボールペンチップであって、前記各々の内方突出部4の前面に稜線部41を形成し、前記稜線部41にボール受け座42を形成したことを要件とする。
前記第1の発明のボールペンチップ1は、各々の内方突出部4の前面に稜線部41を形成し、前記稜線部41にボール受け座42を形成したことにより、内方突出部4の相互間の隙間を小さくしたり内方突出部4の相互間を密接させたりしても、ボール受け座42近傍での十分なインキ流通路が確保されるため、ボール受け座42近傍でのインキ流通性が低下することなく、十分なインキ流出性が得られる。
また、前記第1の発明のボールペンチップ1は、各々の内方突出部4の前面に稜線部41を形成し、前記稜線部41にボール受け座42を形成したことにより、筆記使用によりボール受け座42が摩耗しても、ボール受け座42とボール3との接触部分の増加を抑えることができるため、ボール回転時の抵抗が増加せず、筆記感の低下を抑止できる。しかも、前記第1の発明のボールペンチップ1は、筆記使用によりボール受け座42が摩耗しても、ボール受け座42近傍での十分なインキ流通路が確保されるため、ボール受け座42近傍でのインキ流通性が低下せず、十分なインキ流出性が維持される。尚、本発明で、稜線部41とは、稜線状に突出する部分をいう。
<2>本願の第2の発明のボールペンチップ1は、前記第1の発明のボールペンチップ1において、前記稜線部41に凹面状のボール受け座42を形成したことを要件とする。
前記第2の発明のボールペンチップ1は、稜線部41に凹面状のボール受け座42を形成したことにより、ボール受け座42の摩耗によるボール3とボール受け座42との接触部分の増加を抑え、ボール受け座42の摩耗による筆記感の低下を抑止できる。尚、本発明で、凹面状とは、例えば、円錐凹面または球面凹面が挙げられる。
<3>本願の第3の発明は、金属製のパイプ2の先端近傍側壁をポンチ5により径方向内方に押圧変形し、前記パイプ2の先端近傍内面に複数の内方突出部4を形成するボールペンチップの製造方法であって、先端に稜線部51を有するポンチ5を用意し、前記ポンチ5の先端の稜線部51を前方に向け、前記ポンチ5の先端によってパイプ2の先端近傍側壁の複数箇所を径方向内方に押圧変形し、前記パイプ2の先端近傍内面に、前面に稜線部41を有する内方突出部4を形成したことを要件とする。
前記第3の発明のボールペンチップの製造方法は、内方突出部4の相互間の隙間を小さくしたり内方突出部4の相互間を密接させたりしても、ボール受け座42でのインキ流通性が低下することなく、十分なインキ流出性が得られるボールペンチップ1を提供できる。また、前記第3の発明のボールペンチップの製造方法は、筆記使用によりボール受け座42が摩耗しても、ボール受け座42とボール3との接触部分の増加を抑えることができ、ボール回転時の抵抗が増加せず、筆記感の低下を抑止できるボールペンチップ1を提供できる。尚、本発明で、稜線部51とは、稜線状に突出する部分をいう。
<4>本願の第4の発明は、前記第3の発明のボールペンチップの製造方法において、前記各々の内方突出部4の前面の稜線部41に押圧ピン6を押し当て、前記各々の内方突出部4の前面の稜線部41に凹面状のボール受け座42を形成することを要件とする。
前記第4の発明のボールペンチップの製造方法は、ボール受け座42の摩耗によるボール3とボール受け座42との接触部分の増加を抑え、ボール受け座42の摩耗による筆記感の低下を抑止できるボールペンチップ1を得る。
本発明のボールペンチップによれば、内方突出部の相互間の隙間を小さくしたり内方突出部の相互間を密接させたりしても、十分なインキ流出性が得られ、しかも、筆記使用によりボール受け座が摩耗しても、筆記感が低下したりインキ流出性が低下したりすることを抑止できる。
本発明のボールペンチップの製造方法によれば、内方突出部の相互間の隙間を小さくしたり内方突出部の相互間を密接させたりしても、十分なインキ流出性が得られ、しかも、筆記使用によりボール受け座が摩耗しても、筆記感が低下したりインキ流出性が低下したりすることを抑止できるボールペンチップが得られる。
本発明の実施の形態のボールペンチップの要部拡大縦断面図である。 図1のボールを除いた平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の正面図である。 本発明の実施の形態のボールペンチップの製造方法を説明するものであり、(a)はポンチ加工前のパイプを示し、(b)はポンチ加工時を示す。 本発明の実施の形態のボールペンチップの製造方法を説明するものであり、(a)はポンチ加工後のパイプを示し、(b)はボール抱持後を示す。 図5のポンチ加工に用いたポンチの先端の斜視図である。 本発明のボールペンチップの製造方法で使用するポンチの先端の他の例を示す斜視図である。 本発明のボールペンチップの製造方法で使用するポンチの先端の他の例を示す斜視図である。 本発明のボールペンチップの製造方法で使用するポンチの先端の他の例を示す斜視図である。 図1のボールペンチップを適用したボールペンの例を示す縦断面図である。 図11の要部拡大縦断面図である。
図1乃至図4に本発明の実施の形態のボールペンチップ1を示す。
・ボールペンチップ
本実施の形態のボールペンチップ1は、金属製のパイプ2と、該パイプ2の先端に回転可能に保持される超硬合金製のボール3とからなる。前記パイプ2は、具体的には、ステンレス鋼(例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼)よりなる直円筒状のパイプ2から構成される。
前記パイプ2の先端部外面には円錐面状のテーパ部21が形成され、前記テーパ部21の先端を径方向内方への押圧変形(カシメ加工)により環状の内向きの先端縁部22が形成される。
・内方突出部
前記パイプ2の先端近傍の内面(テーパ部21後方の直円筒状の内面)には、径方向内方への押圧変形(ポンチ加工)により複数(具体的には4個)の内方突出部4が周状に等間隔に形成される。前記押圧変形によって、パイプ2の先端近傍の外面には、凹状のポンチ跡23が形成される。前記各々の内方突出部4の前面(ボール側)は、稜線部41を備えた略角錐面となっている。本実施の形態では、各々の内方突出部4の後面は、略円錐面となっている。これ以外にも、各々の内方突出部4の後面は、前面同様の略角錐面であってもよい。
・稜線部
前記稜線部41は、各々の内方突出部4の前面(ボール側)の中央に形成される。前記稜線部41は、各々の内方突出部4の前面の中で最も前方に位置するよう形成される。また、前記稜線部41は、ボール側から見た際、パイプ2の軸心から放射状に形成されている。
・ボール受け座
前記稜線部41には、パイプ2の軸心を中心とする円錐凹面(詳細には後方に向かうに従い内径が減少する円錐凹面)が形成される。前記円錐凹面が凹面状のボール受け座42となる。そして、前記円錐凹面からなるボール受け座42とボール3とが、線状接触される。本実施の形態のボールペンチップ1の稜線部41に形成された円錐凹面の幅は、従来のボールペンチップ1の円錐面状(即ち円錐凸面状)の内方突出部に形成された円錐凹面の幅よりも小さい。それにより、本実施の形態のボールペンチップ1は、従来のボールペンチップよりも、ボール3とボール受け座42との接触部分が小さくなり、筆記感が向上する。
<製造方法>
図5及び至図6に本発明の実施の形態のボールペンチップの製造方法を示す。尚、製造過程は、図5(a)、図5(b)、図6(a)、図6(b)の順に移行する。本実施の形態のボールペンチップの製造方法により、図1乃至図4に示すボールペンチップ1が得られる。
・ポンチ加工前[図5(a)参照]
金属製のパイプ2の先端部外面に円錐面状のテーパ部21を形成する。
・ポンチ加工[図5(b)〜図6(a)参照]
先端に稜線部51を有するポンチ5と、先端に円錐面61を有する押圧ピン6を用意する。前記ポンチ5の稜線部51を前方(即ちパイプ先端方向)に向け、前記ポンチ5の先端により、パイプ2の先端近傍側壁(即ちテーパ部21後方側壁)を4方向より径方向内方に押圧変形し、それにより、パイプ2の先端近傍内面に周状に等間隔に4個の内方突出部4を形成する。これと同時に、押圧ピン6の軸心とパイプ2の軸心とを一致させ、押圧ピン6をパイプ2の先端開口部に挿入し、各々の内方突出部4の前面の稜線部41に、前記押圧ピン6の円錐面61を前方から後方に押し当て、各々の内方突出部4の前面の稜線部41に、パイプ2の軸心を中心とする円錐凹面を圧潰形成する。前記円錐凹面が凹面状のボール受け座42となる。
・ボール抱持後[図6(b)参照]
ボール3をパイプ2の内方突出部4の前側に収容した後、パイプ2のテーパ部21の先端を径方向内方にカシメ変形(押圧変形)し、環状の内向きの先端縁部22を形成する。それにより、先端縁部22と内方突出部4との間でボール3が回転可能に抱持される。前記ボール3は、先端縁部22より一部を外部に突出される。
<ポンチの先端形状>
本発明のボールペンチップの製造方法において、ポンチ5の先端に、少なくとも稜線部51を有する。例えば、ポンチ5の先端形状は以下のもの(図7乃至図10参照)が挙げられる。
図7に示すポンチ5は、ポンチ5の先端の前面を角錐面により構成し、ポンチ5の先端の後面を円錐面により構成したものである。ポンチ5の先端の前面には、前記角錐面により稜線部51が形成される。
図8に示すポンチ5は、ポンチ5の先端の前面を角錐面により構成し、ポンチ5の先端の後面を円錐面により構成し、さらにポンチ5の先端の頂部に垂直面またはR曲面により面取り部52を形成したものである。ポンチ5の先端の前面には、前記角錐面により稜線部51が形成される。
図9に示すポンチ5は、ポンチ5の先端の前面を角錐面により構成し、ポンチ5の先端の後面を円錐面により構成し、さらにポンチ5の先端の角錐面の稜線部51に面状またはR曲面状の面取り部52を形成したものである。
図10に示すポンチ5は、ポンチ5の先端の前面に、一定の幅を有する板状突起によりなる稜線部51を形成し、ポンチ5の先端の後面を円錐面により構成したものである。
<適用例>
図11及び図12に、図1乃至図4に示すボールペンチップ1を用いたボールペンを示す。本適用例のボールペンは、ボール3を先端に回転可能に抱持したボールペンチップ1と、該ボールペンチップ1の後端部を保持するチップ保持筒8と、該チップ保持筒8の後部82が圧入固着されるインキ収容管9と、該インキ収容管9の後端に固着される尾栓10とからなる。
本適用例のボールペンにおいて、ボールペンチップ1がチップ保持筒8に固着されるとともに、ボールペンチップ1内及びチップ保持筒8内に弾発体7が収容される。前記弾発体7は、前部のストレート部71と後部のコイル部72とからなる金属線材製のスプリングである。前記弾発体7のストレート部71により、ボール3の後面が前方に付勢される。前記弾発体7のコイル部72の後端の膨出部73が、チップ保持筒8内面の係止突起84に係止される。
前記チップ保持筒8は、ボールペンチップ1が圧入固着される前部81と、インキ収容管9の先端開口部に圧入固着される後部82と、前部81と後部82との間に設けられ、インキ収容管9の先端面に当接される鍔部83とが一体に形成された合成樹脂の成形体である。
前記インキ収容管9は、両端が開口された円筒体であり、合成樹脂の押出成形により得られる。前記インキ収容管9の先端開口部には、ボールペンチップ1を有するチップ保持筒8の後部82が圧入固着され、一方、前記インキ収容管9の後端開口部には、通気孔を有する尾栓10が圧入固着される。
前記インキ収容管9の内部には、インキ91(例えば、剪断減粘性が付与された水性ゲルインキ)と、該インキ91の後端に配置され且つ該インキ91の消費に伴って前進する追従体92(具体的には、高粘度流体92aと、該高粘度流体92a中に収容させた固形物92bとからなる追従体)とが収容される。前記追従体92は、前記以外にも、固形物を備えない高粘度流体のみからなる構成、または、インキ収容管9内壁と摺動可能な固形物のみからなる構成であってもよい。
<本実施の形態の作用効果>
本実施の形態のボールペンチップ1は、各々の内方突出部4の前面に稜線部41を形成し、前記稜線部41にボール受け座42を形成したことにより、内方突出部4の相互間の隙間を小さくしたり内方突出部4の相互間を密接させたりしても、ボール受け座42近傍での十分なインキ流通路が確保されるため、ボール受け座42近傍でのインキ流通性が低下することなく、十分なインキ流出性が得られる。
また、本実施の形態のボールペンチップ1は、各々の内方突出部4の前面に稜線部41を形成し、前記稜線部41にボール受け座42を形成したことにより、筆記使用によりボール受け座42が摩耗しても、ボール受け座42とボール3との接触部分(接触面積)の増加を抑えることができるため、ボール回転時の抵抗が増加せず、筆記感の低下を抑止できる。しかも、本実施の形態のボールペンチップ1は、筆記使用によりボール受け座42が摩耗しても、ボール受け座42近傍での十分なインキ流通路が確保されるため、ボール受け座42近傍でのインキ流通性が低下せず、十分なインキ流出性が維持される。
また、本実施の形態のボールペンチップ1は、稜線部41に凹面状のボール受け座42を形成したことにより、ボール受け座42の摩耗によるボール3とボール受け座42との接触部分の増加を抑え、ボール受け座42の摩耗による筆記感の低下を抑止できる。
本実施の形態のボールペンチップの製造方法は、ポンチ5の先端の稜線部51を前方に向け、前記ポンチ5の先端によってパイプ2の先端近傍側壁の複数箇所を径方向内方に押圧変形し、前記パイプ2の先端近傍内面に、前面に稜線部41を有する内方突出部4を形成したことにより、内方突出部4の相互間の隙間を小さくしたり内方突出部4の相互間を密接させたりしても、ボール受け座42でのインキ流通性が低下することなく、十分なインキ流出性が得られるボールペンチップ1を提供できる。
また、本実施の形態のボールペンチップの製造方法は、ポンチ5の先端の稜線部51を前方に向け、前記ポンチ5の先端によってパイプ2の先端近傍側壁の複数箇所を径方向内方に押圧変形し、前記パイプ2の先端近傍内面に、前面に稜線部41を有する内方突出部4を形成したことにより、筆記使用によりボール受け座42が摩耗しても、ボール受け座42とボール3との接触部分の増加を抑えることができ、ボール回転時の抵抗が増加せず、筆記感の低下を抑止できるボールペンチップ1を提供できる。
また、本実施の形態のボールペンチップの製造方法は、前記各々の内方突出部4の前面の稜線部41に押圧ピン6を押し当て、前記各々の内方突出部4の前面の稜線部41に凹面状のボール受け座42を形成することにより、ボール受け座42の摩耗によるボール3とボール受け座42との接触部分の増加を抑え、ボール受け座42の摩耗による筆記感の低下を抑止できるボールペンチップ1を得る。
1 ボールペンチップ
2 パイプ
21 テーパ部
22 先端縁部
23 ポンチ跡
3 ボール
4 内方突出部
41 稜線部
42 ボール受け座
5 ポンチ
51 稜線部
52 面取り部
6 押圧ピン
61 円錐面
7 弾発体
71 ストレート部
72 コイル部
73 膨出部
8 チップ保持筒
81 前部
82 後部
83 鍔部
84 係止突起
9 インキ収容管
91 インキ
92 追従体
92a 高粘度流体
92b 固形物
10 尾栓

Claims (4)

  1. 金属製のパイプの先端近傍側壁を径方向内方に押圧変形することにより形成した複数の内方突出部と、前記パイプの先端を径方向内方に押圧変形することにより形成した先端縁部とによって、ボールを回転可能に抱持してなるボールペンチップであって、前記各々の内方突出部の前面に稜線部を形成し、前記稜線部にボール受け座を形成したことを特徴とするボールペンチップ。
  2. 前記稜線部に凹面状のボール受け座を形成した請求項1記載のボールペンチップ。
  3. 金属製のパイプの先端近傍側壁をポンチにより径方向内方に押圧変形し、前記パイプの先端近傍内面に複数の内方突出部を形成するボールペンチップの製造方法であって、先端に稜線部を有するポンチを用意し、前記ポンチの先端の稜線部を前方に向け、前記ポンチの先端によってパイプの先端近傍側壁の複数箇所を径方向内方に押圧変形し、前記パイプの先端近傍内面に、前面に稜線部を有する内方突出部を形成したことを特徴とするボールペンチップの製造方法。
  4. 前記各々の内方突出部の前面の稜線部に押圧ピンを押し当て、前記各々の内方突出部の前面の稜線部に凹面状のボール受け座を形成する請求項3記載のボールペンチップの製造方法。
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