JP2006289665A - ボールペン先端部 - Google Patents

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Abstract

【課題】いかなるユーザーでも安定した筆記感を得ることができ、過度の力が加わってもパイプの先端部が折れ曲がることがないボールペン先端部を提供する。
【解決手段】金属製のパイプ2の先端近傍側壁を内方へ押圧変形するによってボール受け座21を形成する。パイプ2の先端を内方へ押圧変形することによって先端縁部22を形成する。ボール受け座21と先端縁部22とによってボール3を回転可能に抱持する。パイプ2を合成樹脂製のホルダー4先端部の取付孔41に圧入固着する。前記ホルダー4の前部外面を、前方に向かうに従い縮径する円錐面状に形成する。ホルダー4の先端の肉厚Tを、0.03mm〜0.3mmに設定する。ボール3の直径をDとしたとき、ホルダー4先端からパイプ2の先端部が前方に突出する長さLを、0.5×D〜2.8×Dに設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボールペン先端部に関する。詳細には、金属板製のパイプの先端部にボールを回転可能に抱持してなる、いわゆるパイプ式のボールペン先端部に関する。
従来、特許文献1には、筆記時のパイプのぐらつきや折れ曲がりを抑える目的で、金属製のパイプの先端にボールを回動自在に抱持させ、前記パイプをホルダーの先端に固着し、前記パイプ外周に固着する支持筒を、前記ホルダーに固着させたボールペン先端部が開示されている。
前記従来のボールペン先端部は、筆記時のパイプのぐらつきや折れ曲がりを抑えるものの、パイプ先端部が、そのニードル形状を認識できる程度に外部に突出されている。そのため、ボールの外径が小さくなるに従ってパイプの先端部が細径になると、筆記時の強い筆圧によりパイプ先端部が僅かにしなり、ユーザーによっては安定した筆記感を得ることができないおそれがあり、また、落下衝撃等の過度の力が加わるとパイプの先端部が折れ曲がる可能性がある。
また、前記従来のボールペン先端部は、支持筒が金属製であり、通常、支持筒の外面には何ら着色が施されていない。そのため、前記従来のボールペン先端部は、外部から視認するだけではインキ色が即座に判別できないし、その上、色彩感に乏しく地味な外観を呈している。
特開平8−118876号公報
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、いかなるユーザーでも安定した筆記感を得ることができ、過度の力が加わってもパイプの先端部が折れ曲がることがなく、さらに、インキ色を即座に判別できるとともにカラフルな外観を得ることができるボールペン先端部を提供しようとするものである。尚、本発明において、「前」とはペン先側を指し、一方、「後」とはその反対側を指す。
[1]本発明は、金属製のパイプ2の先端近傍側壁を内方へ押圧変形するによってボール受け座21を形成し、前記パイプ2の先端を内方へ押圧変形することによって先端縁部22を形成し、前記ボール受け座21と前記先端縁部22とによってボール3を回転可能に抱持し、前記パイプ2を合成樹脂製のホルダー4先端部の取付孔41に圧入固着し、前記ホルダー4先端から前記パイプ2の先端部を前方に突出させたボールペン先端部であって、前記ホルダー4の前部外面を、前方に向かうに従い縮径する円錐面状に形成し、前記ホルダー4の先端の肉厚Tを、0.03mm(ミリメートル)〜0.3mm(ミリメートル)に設定し、前記ボール3の直径をDとしたとき、前記ホルダー4先端から前記パイプ2の先端部が前方に突出する長さLを、0.5×D〜2.8×Dに設定したこと(請求項1)を要件とする。
前記ボールペン先端部1(請求項1)は、ホルダー4の先端の肉厚Tを、0.03mm〜0.3mm(好ましくは、0.05mm〜0.25mm)に設定したことによって、ぐらつきのない安定した筆記感を得るとともに被筆記面にボール3を適正に接触させることができる。もし、ホルダー4の先端の肉厚Tが0.03mm(好ましくは、0.05mm)よりも小さい場合、パイプ2の十分な保持ができず、筆圧の大きなユーザーでは、筆記時、パイプ2の先端部がぐらつくおそれがある。一方、ホルダー4の先端の肉厚Tが0.3mm(好ましくは、0.25mm)よりも大きい場合、筆記時、ボールペン先端部1を被筆記面に対して垂直状態から僅かに傾けるだけで、ホルダー4の先端が被筆記面に接触し、ボール3と被筆記面との適正な接触を妨げるおそれがある。
前記ボールペン先端部1(請求項1)は、ホルダー4先端からパイプ2の先端部が前方に突出する長さLを、0.5×D〜2.8×D(好ましくは、0.5×D〜2.5×D)に設定したことによって、ぐらつきのない安定した筆記感を得るとともに被筆記面にボール3を適正に接触させることができ、しかも、過度の力が加わってもパイプ2の先端部が折れ曲がるおそれがない。もし、前記パイプ2先端部の突出長さLが、0.5×Dよりも小さい場合、筆記時、ボールペン先端部1を被筆記面に対して垂直状態から僅かに傾けるだけで、ホルダー4の先端が被筆記面に接触し、ボール3と被筆記面との適正な接触を妨げるおそれがある。一方、前記パイプ2先端部の突出長さLが、2.8×D(好ましくは、2.5×D)よりも大きい場合、パイプ2の十分な保持ができず、筆記時、筆圧の大きなユーザーでは、パイプ2の先端部がぐらつくおそれがあり、さらに、落下衝撃等の過度の力が加わると、パイプ2の先端部が折れ曲がるおそれがある。
前記ボールペン先端部1(請求項1)は、ホルダー4の前部外面を、前方に向かうに従い縮径する円錐面状に形成したことによって、ホルダー4の先端部を適正に薄肉に設定でき、ぐらつきのない安定した筆記感を得るとともに被筆記面にボール3を適正に接触させることができる。もし、ホルダー4の前部外面が直円筒状であると、筆圧の大きなユーザーでは、パイプ2の先端部がぐらつくおそれがある。
尚、前記ボールペン先端部1(請求項1)において、前記ホルダー4の円錐面状の前部外面の角度αは、25度〜110度(好ましくは、25度〜60度)の範囲が好ましい。それにより、一層、ホルダー4の先端部を適正に薄肉に設定でき、ぐらつきのない安定した筆記感を得るとともに被筆記面にボール3を適正に接触させることができる。また、前記ホルダー4の円錐面状の前部外面は、複数の円錐面により構成してもよい。また、前記ボールペン先端部1(請求項1)において、前記ホルダー4の円錐面状の前部外面の最大外径は、2mm以上が好ましい。それにより、ホルダー4前部が、パイプ2のぐらつきのない十分な強度を有する。
[2]前記ボールペン先端部1(請求項1)において、前記ホルダー4の先端が、パイプ2外面のボール受け座用の窪み部24の径方向外方または窪み部24の近傍に位置してなること(請求項2)が好ましい。
前記ボールペン先端部1(請求項2)により、より一層、前記パイプ2の先端部の突出長さLを適正に設定でき、その結果、ぐらつきのない安定した筆記感を得るとともに被筆記面にボール3を適正に接触させることができ、さらに、過度の力が加わってもパイプ2の先端部が折れ曲がることがないボールペン先端部を確実に得る。
尚、前記ボールペン先端部1(請求項2)において、ホルダー4の先端が、パイプ2外面のボール受け座用の窪み部24の近傍に位置するとは、例えば、ホルダー4の先端が窪み部24より僅かに前方に位置しホルダー4の先端部によって窪み部24が完全に覆われる構成、あるいは、ホルダー4の先端が窪み部24の僅かに後方に位置する構成が挙げられ、具体的には、窪み部24の縁部から1mm以内の範囲内にホルダー4の先端が位置するように設定することが好ましい。
[3]前記ボールペン先端部1(請求項1または2)において、前記パイプ2が先端縁部22の後方にテーパー面23を備え、前記テーパー面23と前記ホルダー4の先端とを近接させ、筆記時、前記パイプ2のテーパー面23と前記ホルダー4の先端とを同時に被筆記面に接触可能にしたこと(請求項3)が好ましい。
前記ボールペン先端部1(請求項3)は、筆記時、金属製のパイプ2の円錐面と合成樹脂製のホルダー4の先端とが、被筆記面に同時に接触し、それにより、従来のパイプ2式ボールペンでは得られない、良好な書き味が得られる。
[4]また、本発明は、金属製のパイプ2の先端近傍側壁を内方へ押圧変形するによってボール受け座21を形成し、前記パイプ2の先端を内方へ押圧変形することによって先端縁部22を形成し、前記ボール受け座21と前記先端縁部22とによってボール3を回転可能に抱持し、前記パイプ2を合成樹脂製のホルダー4先端部の取付孔41に圧入固着し、前記ホルダー4外面と、前記ホルダー4先端から前方に突出するパイプ2の外面とに支持筒5を固着し、前記支持筒5先端から前記パイプ2の先端部を前方に突出させたボールペン先端部であって、前記支持筒5の前部外面を、前方に向かうに従い縮径する円錐面状に形成し、前記支持筒5の先端の肉厚Tを、0.03mm〜0.3mmに設定し、前記ボール3の直径をDとしたとき、前記支持筒5先端から前記パイプ2の先端部が前方に突出する長さLを、0.5×D〜2.8×Dに設定したこと(請求項4)を要件とする。
前記ボールペン先端部1(請求項4)は、支持筒5の先端の肉厚Tを、0.03mm〜0.3mm(好ましくは、0.05mm〜0.25mm)に設定したことによって、ぐらつきのない安定した筆記感を得るとともに被筆記面にボール3を適正に接触させることができる。もし、支持筒5の先端の肉厚Tが0.03mm(好ましくは、0.05mm)よりも小さい場合、パイプ2の十分な保持ができず、筆圧の大きなユーザーでは、筆記時、パイプ2の先端部がぐらつくおそれがある。一方、支持筒5の先端の肉厚Tが0.3mm(好ましくは、0.25mm)よりも大きい場合、筆記時、ボールペン先端部1を被筆記面に対して垂直状態から僅かに傾けるだけで、支持筒5の先端が被筆記面に接触し、ボール3と被筆記面との適正な接触を妨げるおそれがある。
前記ボールペン先端部1(請求項4)は、支持筒5の先端からパイプ2の先端部が前方に突出する長さLを、0.5×D〜2.8×D(好ましくは、0.5×D〜2.5×D)に設定したことによって、ぐらつきのない安定した筆記感を得るとともに被筆記面にボール3を適正に接触させることができ、しかも、過度の力が加わってもパイプ2の先端部が折れ曲がるおそれがない。もし、前記パイプ2先端部の突出長さLが、0.5×Dよりも小さい場合、筆記時、ボールペン先端部1を被筆記面に対して垂直状態から僅かに傾けるだけで、支持筒5の先端が被筆記面に接触し、ボール3と被筆記面との適正な接触を妨げるおそれがある。一方、前記パイプ2先端部の突出長さLが、2.8×D(好ましくは、2.5×D)よりも大きい場合、パイプ2の十分な保持ができず、筆記時、筆圧の大きなユーザーでは、パイプ2の先端部がぐらつくおそれがあるし、落下衝撃等の過度の力が加わると、パイプ2の先端部が折れ曲がるおそれがある。
前記ボールペン先端部1(請求項4)は、支持筒5の前部外面を、前方に向かうに従い縮径する円錐面状に形成したことによって、支持筒5の先端部を適正に薄肉に設定できるとともに、ぐらつきのない安定した筆記感を得るとともに被筆記面にボール3を適正に接触させることができる。もし、支持筒5の前部外面が直円筒状であると、筆圧の大きなユーザーでは、パイプ2の先端部がぐらつくおそれがある。
尚、前記ボールペン先端部1(請求項4)において、前記支持筒5の円錐面状の前部外面の角度αは、25度〜110度(好ましくは、25度〜60度)の範囲が好ましい。それにより、一層、支持筒5の先端部を適正に薄肉に設定でき、ぐらつきのない安定した筆記感を得るとともに被筆記面にボール3を適正に接触させることができる。また、前記支持筒5の円錐面状の前部外面は、複数の円錐面により構成してもよい。また、前記ボールペン先端部1(請求項4)において、前記支持筒5の円錐面状の前部外面の最大外径は、2mm以上が好ましい。それにより、支持筒5前部が、パイプ2のぐらつきのない十分な強度を有する。
尚、前記ボールペン先端部1(請求項4)において、前記支持筒5は、合成樹脂製または金属製のいずれであってもよい。
[5]前記ボールペン先端部1(請求項4)において、前記支持筒5の先端が、パイプ2外面のボール受け座用の窪み部24の径方向外方または窪み部24の近傍に位置してなること(請求項5)が好ましい。
前記ボールペン先端部1(請求項5)により、より一層、前記パイプ2の先端部の突出長さLを適正に設定でき、その結果、ぐらつきのない安定した筆記感を得るとともに被筆記面にボール3を適正に接触させることができ、さらに、過度の力が加わってもパイプ2の先端部が折れ曲がることがないボールペン先端部を確実に得る。
尚、前記ボールペン先端部1(請求項5)において、支持筒5の先端が、パイプ2外面のボール受け座用の窪み部24の近傍に位置するとは、例えば、支持筒5の先端が窪み部24より僅かに前方に位置し支持筒5の先端部により窪み部24が完全に覆われる構成、あるいは、支持筒5の先端が窪み部24の僅かに後方に位置する構成が挙げられ、具体的には、窪み部24の縁部から1mm以内の範囲内に支持筒5の先端が位置するように設定することが好ましい。
[6]前記ボールペン先端部1(請求項4または5)において、前記支持筒5が合成樹脂製であるととともに、前記パイプ2が先端縁部22の後方にテーパー面23を備え、前記テーパー面23と前記支持筒5の先端とを近接させ、筆記時、前記パイプ2のテーパー面23と前記支持筒5の先端とを同時に被筆記面に接触可能にしたこと(請求項6)が好ましい。
前記ボールペン先端部1(請求項6)は、筆記時、金属製のパイプ2の円錐面と合成樹脂製の支持筒5の先端とが、被筆記面に同時に接触し、それにより、従来のパイプ式ボールペンでは得られない、良好な書き味が得られる。
[7]前記ボールペン先端部1(請求項4,5または6)において、前記支持筒5と前記ホルダー4との固着部53,54を、前記取付孔41よりも後方に配置すること(請求項7)が好ましい。
前記ボールペン先端部1(請求項7)は、より一層、筆記時のぐらつきを防止でき、安定した筆記感を得ることができる。もし、支持筒5とホルダー4との固着部53,54を、取付孔41の径方向外方のみに配置した場合、筆記時、大きな筆圧によってパイプ2がホルダー4とともにぐらつくおそれがある。尚、前記支持筒5とホルダー4との固着部53,54は、少なくとも一箇所を取付孔41の後方に設ければよく、前記固着部53,54の前方の取付孔41の径方向外方に、支持筒5とホルダー4とのもう一つの固着部52を設けてもよい(図4参照)。
[8]前記ボールペン先端部1(請求項1乃至7)において、前記ホルダー4は、パイプ2先端より吐出されるインキの色に着色されること(請求項8)が好ましい。
前記ボールペン先端部1(請求項8)は、インキ色を即座に判別できるとともにカラフルな外観を得ることができ、しかも、ホルダー4先端のインキ汚れを目立たなくすることができる。特に、ホルダー4の先端が、パイプ2外面のボール受け座用の窪み部24の径方向外方または窪み部24の近傍に位置してなる構成(請求項2)の場合、弾性材料よりなるペン先シール部材とパイプ2先端との密接によって、パイプ2先端から吐出されるインキが、ホルダー4先端外面に付着する現象(以下インキ汚れという)が発生し、ホルダー4先端の見栄えが損なわれるおそれがある。しかし、ホルダー4が、パイプ2先端より吐出されるインキの色に着色されること(請求項8)により、ホルダー4先端のインキ汚れを目立たなくすることができ、ホルダー4先端の見栄えを損ねることがない。
[9]前記ボールペン先端部1(請求項4乃至8)において、前記支持筒5は、合成樹脂製であるとともに、パイプ2先端より吐出されるインキの色に着色されること(請求項9)が好ましい。
前記ボールペン先端部1(請求項9)は、インキ色を即座に判別できるとともにカラフルな外観を得ることができ、しかも、支持筒先端のインキ汚れを目立たなくすることができる。特に、前記支持筒5の先端が、パイプ2外面のボール受け座用の窪み部24の径方向外方または窪み部24の近傍に位置してなる構成(請求項5)の場合、弾性材料よりなるペン先シール部材とパイプ2先端との密接によって、パイプ2先端から吐出されるインキが、支持筒5先端外面に付着する現象(以下インキ汚れという)が発生し、支持筒5先端の見栄えが損なわれるおそれがある。しかし、支持筒5が、パイプ2先端より吐出されるインキの色に着色されること(請求項9)により、支持筒5先端のインキ汚れを目立たなくすることができ、支持筒5先端の見栄えを損ねることがない。
請求項1のボールペン先端部によれば、いかなるユーザーでも安定した筆記感を得ることができ、過度の力が加わってもパイプの先端部が折れ曲がることがない。
請求項2のボールペン先端部によれば、より一層、前記パイプの先端部の突出長さLを適正に設定できる。
請求項3のボールペン先端部によれば、従来のパイプ式ボールペンでは得られない、良好な書き味を得る。
請求項4のボールペン先端部によれば、いかなるユーザーでも安定した筆記感を得ることができ、過度の力が加わってもパイプの先端部が折れ曲がることがない。
請求項5のボールペン先端部によれば、より一層、前記パイプの先端部の突出長さLを適正に設定できる。
請求項6のボールペン先端部によれば、従来のパイプ式ボールペンでは得られない、良好な書き味が得られる。
請求項7のボールペン先端部によれば、より一層、筆記時のぐらつきを防止でき、安定した筆記感を得ることができる。
請求項8のボールペン先端部によれば、インキ色を即座に判別できるとともにカラフルな外観を得ることができ、しかも、ホルダー先端のインキ汚れを目立たなくすることができる。
請求項9のボールペン先端部によれば、インキ色を即座に判別できるとともにカラフルな外観を得ることができ、しかも、支持筒先端のインキ汚れを目立たなくすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1に本発明ボールペン先端部1の第1の実施の形態を示す。
パイプ2は、金属製(例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼製)の直円筒体からなる。
前記パイプ2の先端近傍側壁の外面には、内方への押圧変形により、周上に等間隔に複数個(具体的には4個)の窪み部24が形成され、前記窪み部24により、前記パイプ2の先端近傍側壁の内面には、複数個(具体的には4個)の内方突起よりなるボール受け座21が形成される。前記パイプ2の先端は、内方に環状に押圧変形することにより、先端縁部22が形成される。前記ボール受け座21と前記先端縁部22とにより、ボール3が回転可能に抱持される。
さらに、前記パイプ2外面の先端縁部22より後方にテーパー面23が連設される。前記テーパー面23は、窪み部24の前方且つ先端縁部22の後方に形成される。
ホルダー4は、合成樹脂(例えば、ポリアセタール、ポリプロピレン等)の射出成形により得られる。前記ホルダー4は、パイプ2先端(即ちペン先)から吐出されるインキの色と同色または略同色に着色された合成樹脂により成形される。前記ホルダー4の先端部には、前記パイプ2の外径より僅かに小さい内径を有する取付孔41が軸方向に形成される。前記取付孔41の底部には係止壁部42が形成される。
前記ホルダー4の前部外面は、円錐面状に形成される。前記ホルダー4の円錐面状の前部外面の角度αは、60度に設定されている。前記ホルダー4の円錐面状の前部外面の最大外径は、2.0mmに設定されている。
前記ホルダー4の取付孔41内にはパイプ2が圧入され、前記パイプ2の後端が係止壁部42に当接され、前記パイプ2が前記ホルダー4の取付孔41に圧入固着される。
前記ホルダー4の先端の肉厚Tは、0.1mmに設定される。また、前記パイプ2の先端が前記ホルダー4の先端より前方に突出する長さLは、0.6mmに設定される。本実施の形態では、ボール3の直径Dが、0.3mmであるため、前記突出長さLは、2.0Dに設定される。また、前記ホルダー4の先端は、パイプ2の先端近傍側壁の窪み部24の僅かに後方に位置している。具体的には、ホルダー4の先端と窪み部24の後端縁部との距離Mは0.3mmに設定される。
(第2の実施の形態)
図2に本発明ボールペン先端部1の第2の実施の形態を示す。
パイプ2は、金属製(例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼製)の直円筒体からなる。
前記パイプ2の先端近傍側壁の外面には、内方への押圧変形により、周状に等間隔に複数個(具体的には3個)の窪み部24が形成され、前記窪み部24により、前記パイプ2の先端近傍側壁の内面には、複数個(具体的には3個)の内方突起よりなるボール受け座21が形成される。前記パイプ2の先端は、内方に環状に押圧変形することにより、先端縁部22が形成される。前記ボール受け座21と前記先端縁部22とにより、ボール3が回転可能に抱持される。
さらに、前記パイプ2外面の先端縁部22より後方にテーパー面23が連設される。前記テーパー面23は、窪み部24の前方且つ先端縁部22の後方に形成される。
ホルダー4は、合成樹脂(例えば、ポリアセタール、ポリプロピレン等)の射出成形により得られる。前記ホルダー4は、パイプ2先端(即ちペン先)から吐出されるインキの色と同色または略同色に着色された合成樹脂により成形される。前記ホルダー4の先端部には、前記パイプ2の外径より僅かに小さい内径を有する取付孔41が軸方向に形成される。前記取付孔41の底部には係止壁部42が形成される。
前記ホルダー4の前部外面は、円錐面状に形成される。前記ホルダー4の円錐面状の前部外面の角度αは、40度に設定されている。前記ホルダー4の円錐面状の前部外面の最大外径は、2.0mmに設定されている。
前記ホルダー4の取付孔41内にはパイプ2が圧入され、前記パイプ2の後端が係止壁部42に当接され、前記パイプ2が前記ホルダー4の取付孔41に圧入固着される。
前記ホルダー4の先端の肉厚Tは、0.05mmに設定される。また、前記パイプ2の先端が前記ホルダー4の先端より前方に突出する長さLは、0.2mmに設定される。本実施の形態では、ボール3の直径Dが、0.25mmであるため、前記突出長さLは、1.25×Dに設定される。また、前記ホルダー4の先端は、パイプ2の先端近傍側壁の窪み部24の径方向外方に位置している。
前記ホルダー4の先端外面には、面取り部43が形成される。前記面取り部43は、円錐面状に形成され、その角度βは、80度に設定される。前記ホルダー4の先端は、パイプ2のテーパー面23の後方に近接され、前記テーパー面23の表面に沿った延長線上に前記面取り部43が形成される。それにより、筆記時、テーパー面23と面取り部43とが被筆記面に同時に接触可能となる。尚、前記面取り部43の角度βは、前記テーパー面23の角度は同じに設定される。
(第3の実施の形態)
図3に本発明ボールペン先端部1の第3の実施の形態を示す。
パイプ2は、金属製(例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼製)の直円筒体からなる。
前記パイプ2の先端近傍側壁の外面には、内方への押圧変形により、周上に等間隔に複数個(具体的には4個)の窪み部24が形成され、前記窪み部24により、前記パイプ2の先端近傍側壁の内面には、複数個(具体的には4個)の内方突起よりなるボール受け座21が形成される。前記パイプ2の先端は、内方に環状に押圧変形することにより、先端縁部22が形成される。前記ボール受け座21と前記先端縁部22とにより、ボール3が回転可能に抱持される。
さらに、前記パイプ2外面の先端縁部22より後方にテーパー面23が連設される。前記テーパー面23は、窪み部24の前方且つ先端縁部22の後方に形成される。
ホルダー4は、第1のホルダー4Aと、該第1のホルダー4Aの後方に連設の第2のホルダー4Bとからなる。前記第1のホルダー4Aと第2のホルダー4Bは、両者ともに、合成樹脂(例えば、ポリアセタール、ポリプロピレン等)の射出成形により得られる。
前記第1のホルダー4Aは、パイプ2先端(即ちペン先)から吐出されるインキの色と同色または略同色に着色された合成樹脂により成形される。前記第1のホルダー4Bの先端部には、前記パイプ2の外径より僅かに小さい内径を有する取付孔41が軸方向に形成される。前記取付孔41の底部には係止壁部42が形成される。前記第2のホルダー4Bは、無色透明の合成樹脂,またはインキの色と同色または略同色に着色された着色透明の合成樹脂により成形される。それにより、本実施例のボールペン先端部1は、インキ色を識別できると同時にクリスタル調の外観を備えることができる。
前記ホルダー4は、具体的には、第1のホルダー4Aの後部を第2のホルダー4Bの前端孔に固着した構成よりなる。さらに、前記ホルダー4において、前記第1のホルダー4Aと第2のホルダー4Bとを圧入により結合してもよいし、前記第1のホルダー4Aと第2のホルダー4Bとを2色成形により一体に結合してもよい。
前記ホルダー4(第1のホルダー4A及び第2のホルダー4B)の前部外面は、円錐面状に形成される。即ち、第1のホルダー4Aの前部外面、及び第2のホルダー4Bの前部外面には、同一角度の円錐面が連続して形成される。前記ホルダー4(第1のホルダー4A及び第2のホルダー4B)の円錐面状の前部外面の角度αは、60度に設定されている。前記ホルダー4の円錐面状の前部外面の最大外径(ここでは、第2のホルダー4Bの円錐面状の前部外面の最大外径)は、2.0mmに設定されている。
前記ホルダー4(第1のホルダー4A)の取付孔41内にはパイプ2が圧入され、前記パイプ2の後端が係止壁部42に当接され、前記パイプ2が前記ホルダー4(第1のホルダー4A)の取付孔41に圧入固着される。
前記ホルダー4(第1のホルダー4A)の先端の肉厚Tは、0.1mmに設定される。また、前記パイプ2の先端が前記ホルダー4(第1のホルダー4A)の先端より前方に突出する長さLは、0.6mmに設定される。本実施の形態では、ボール3の直径Dが、0.3mmであるため、前記突出長さLは、2.0×Dに設定される。また、前記ホルダー4(第1のホルダー4A)の先端は、パイプ2の先端近傍側壁の窪み部24の僅かに後方に位置している。具体的には、ホルダー4の先端(第1のホルダー4A)と窪み部24の後端縁部との距離Mは0.3mmに設定される。
(第4の実施の形態)
図4に本発明ボールペン先端部1の第4の実施の形態を示す。
パイプ2は、金属製(例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼製)の直円筒体からなる。
前記パイプ2の先端近傍側壁の外面には、内方への押圧変形により、周状に等間隔に複数個(具体的には4個)の窪み部24が形成され、前記窪み部24により、前記パイプ2の先端近傍側壁の内面には、複数個(具体的には4個)の内方突起よりなるボール受け座21が形成される。前記パイプ2の先端は、内方に環状に押圧変形することにより、先端縁部22が形成される。前記ボール受け座21と前記先端縁部22とにより、ボール3が回転可能に抱持される。
さらに、前記パイプ2外面の先端縁部22より後方にテーパー面23が連設される。前記テーパー面23は、窪み部24の前方且つ先端縁部22の後方に形成される。
ホルダー4は、合成樹脂(例えば、ポリアセタール、ポリプロピレン等)の射出成形により得られる。前記ホルダー4は、パイプ2先端(即ちペン先)から吐出されるインキの色と同色または略同色に着色された合成樹脂により成形される。前記ホルダー4の先端部は、先細状に形成され、パイプ2の外径より僅かに小さい内径を有する取付孔41が軸方向に形成される。前記取付孔41の底部には係止壁部42が形成される。
前記ホルダー4の取付孔41内にはパイプ2が圧入され、前記パイプ2の後端が係止壁部42に当接され、前記パイプ2が前記ホルダー4の取付孔41に圧入固着される。
支持筒5は、合成樹脂(例えば、ポリアセタール、ポリプロピレン等)の射出成形により得られる。前記支持筒5は、パイプ2先端(即ちペン先)より吐出するインキの色と同色または略同色に着色された合成樹脂により成形される。
前記支持筒5の前部外面は、円錐面状に形成される。前記支持筒5の円錐面状の前部外面の角度αは、60度に設定されている。前記円錐面状の前部外面の最大外径は、2.5mmに設定されている。支持筒5の後部外面は、直円筒状に形成される。
前記支持筒5の先端部には、パイプ2の外径より僅かに小さい内径を有する支持孔51が軸方向に貫設される。前記支持孔51の内径は、取付孔41の内径と略等しく設定される。さらに、前記支持筒5の内壁には、小径の固着部52と、該小径の固着部52の後方の大径の固着部53とを備える。
前記支持筒5の支持孔51に、前記ホルダー4先端より前方に突出するパイプ2の先端部の外面が圧入固着され、前記小径の固着部52に、前記取付孔41の径方向外方のホルダー4外面が固着され、前記大径の固着部53に、前記取付孔41後方のホルダー4外面が固着される。
前記支持筒5の先端の肉厚Tは、0.19mmに設定される。また、前記パイプ2の先端が前記支持筒5の先端より前方に突出する長さLは、1.5mmに設定される。本実施の形態では、ボール3の直径Dが、0.7mmであるため、前記突出長さLは、2.14×Dに設定される。また、前記支持筒5の先端は、パイプ2の先端近傍側壁の窪み部24の僅かに後方に位置している。具体的には、支持筒5の先端と窪み部24の後端縁部との距離Mは、0.3mmに設定される。
(第5の実施の形態)
図5に本発明ボールペン先端部1の第5の実施の形態を示す。
パイプ2は、金属製(例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼製)の直円筒体からなる。
前記パイプ2の先端近傍側壁の外面には、内方への押圧変形により、周状に等間隔に複数個(具体的には3個)の窪み部24が形成され、前記窪み部24により、前記パイプ2の先端近傍側壁の内面には、複数個(具体的には3個)の内方突起よりなるボール受け座21が形成される。前記パイプ2の先端は、内方に環状に押圧変形することにより、先端縁部22が形成される。前記ボール受け座21と前記先端縁部22とにより、ボール3が回転可能に抱持される。
さらに、前記パイプ2外面の先端縁部22より後方にテーパー面23が連設される。前記テーパー面23は、窪み部24の前方且つ先端縁部22の後方に形成される。
ホルダー4は、合成樹脂(例えば、ポリアセタール、ポリプロピレン等)の射出成形により得られる。前記ホルダー4は、パイプ2先端(即ちペン先)から吐出されるインキの色と同色または略同色に着色された合成樹脂により成形される。前記ホルダー4の先端部は、先細状に形成され、パイプ2の外径より僅かに小さい内径を有する取付孔41が軸方向に形成される。前記取付孔41の底部には係止壁部42が形成される。
前記ホルダー4の取付孔41内にはパイプ2が圧入され、前記パイプ2の後端が係止壁部42に当接され、前記パイプ2が前記ホルダー4の取付孔41に圧入固着される。
前記支持筒5は、合成樹脂(例えば、ポリアセタール、ポリプロピレン等)の射出成形により得られる。前記支持筒5は、パイプ2先端(即ちペン先)より吐出するインキと同色または略同色に着色された合成樹脂により成形される。
前記支持筒5の前部外面は、円錐面状に形成される。前記支持筒5の円錐面状の前部外面の角度αは、55度に設定されている。前記円錐面状の前部外面の最大外径は、2.1mmに設定されている。前記支持筒5の後部外面は、直円筒状に形成される。
前記支持筒5の先端部には、パイプ2の外径より僅かに小さい内径を有する支持孔51が軸方向に貫設される。前記支持孔51の内径は、取付孔41の内径と略等しく設定される。さらに、前記支持筒5の後端部開口部内壁には、ホルダー4外面との固着部54が形成される。
前記支持筒5の支持孔51に、前記ホルダー4先端より前方に突出するパイプ2の先端部の外面が圧入固着され、前記支持筒5の固着部54において、前記取付孔41の後方のホルダー4外面が圧入固着される。
前記支持筒5の先端の肉厚Tは、0.12mmに設定される。また、前記パイプ2の先端が前記支持筒5の先端より前方に突出する長さLは、0.72mmに設定される。本実施の形態では、ボール3の直径Dが、1.0mmであるため、前記突出長さLは、0.72×Dに設定される。また、前記支持筒5の先端は、パイプ2の先端近傍側壁の窪み部24の径方向外方に位置している。
前記支持筒5の先端外面には、面取り部55が形成される。前記面取り部55は、円錐面状に形成され、その角度βは、85度に設定される。前記支持筒5の先端は、パイプ2のテーパー面23の後方に近接され、前記テーパー面23の表面に沿った延長線上に前記面取り部55が形成される。それにより、筆記時、テーパー面23と面取り部55とが被筆記面に同時に接触可能となる。尚、前記面取り部55の角度βは、前記テーパー面23の角度は同じに設定される。
本発明の第1の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明の第5の実施の形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 ボールペン先端部
2 パイプ
21 ボール受け座
22 先端縁部
23 テーパー面
24 窪み部
3 ボール
4 ホルダー
41 取付孔
42 係止壁部
43 面取り部
4A 第1のホルダー
4B 第2のホルダー
5 支持筒
51 支持孔
52 小径の固着部
53 大径の固着部
54 固着部
55 面取り部
T ホルダー先端の肉厚または支持筒の先端の肉厚
D ボールの直径
L パイプの先端部が前方に突出する長さ
M 窪み部の後端縁部からホルダー先端または支持筒先端までの距離
α ホルダーの円錐面状の前部外面の角度または支持筒の円錐面状の前部外面の角度
β 面取り部の角度

Claims (9)

  1. 金属製のパイプの先端近傍側壁を内方へ押圧変形するによってボール受け座を形成し、前記パイプの先端を内方へ押圧変形することによって先端縁部を形成し、前記ボール受け座と前記先端縁部とによってボールを回転可能に抱持し、前記パイプを合成樹脂製のホルダー先端部の取付孔に圧入固着し、前記ホルダー先端から前記パイプの先端部を前方に突出させたボールペン先端部であって、前記ホルダーの前部外面を、前方に向かうに従い縮径する円錐面状に形成し、前記ホルダーの先端の肉厚Tを、0.03mm〜0.3mmに設定し、前記ボールの直径をDとしたとき、前記ホルダー先端から前記パイプの先端部が前方に突出する長さLを、0.5×D〜2.8×Dに設定したことを特徴とするボールペン先端部。
  2. 前記ホルダーの先端が、パイプ外面のボール受け座用の窪み部の径方向外方または窪み部の近傍に位置してなる請求項1記載のボールペン先端部。
  3. 前記パイプが先端縁部の後方にテーパー面を備え、前記テーパー面と前記ホルダーの先端とを近接させ、筆記時、前記パイプのテーパー面と前記ホルダーの先端とを同時に被筆記面に接触可能にした請求項1または2記載のボールペン先端部。
  4. 金属製のパイプの先端近傍側壁を内方へ押圧変形するによってボール受け座を形成し、前記パイプの先端を内方へ押圧変形することによって先端縁部を形成し、前記ボール受け座と前記先端縁部とによってボールを回転可能に抱持し、前記パイプを合成樹脂製のホルダー先端部の取付孔に圧入固着し、前記ホルダー外面と、前記ホルダー先端から前方に突出するパイプの外面とに支持筒を固着し、前記支持筒先端から前記パイプの先端部を前方に突出させたボールペン先端部であって、前記支持筒の前部外面を、前方に向かうに従い縮径する円錐面状に形成し、前記支持筒の先端の肉厚Tを、0.03mm〜0.3mmに設定し、前記ボールの直径をDとしたとき、前記支持筒先端から前記パイプの先端部が前方に突出する長さLを、0.5×D〜2.8×Dに設定したことを特徴とするボールペン先端部。
  5. 前記支持筒の先端が、パイプ外面のボール受け座用の窪み部の径方向外方または窪み部の近傍に位置してなる請求項4記載のボールペン先端部。
  6. 前記支持筒が合成樹脂製であるととともに、前記パイプが先端縁部の後方にテーパー面を備え、前記テーパー面と前記支持筒の先端とを近接させ、筆記時、前記パイプのテーパー面と前記支持筒の先端とを同時に被筆記面に接触可能にした請求項4または5記載のボールペン先端部。
  7. 前記支持筒と前記ホルダーとの固着部を、前記取付孔よりも後方に配置した請求項4、5または6記載のボールペン先端部。
  8. 前記ホルダーは、パイプ先端より吐出されるインキの色に着色される請求項1乃至7のいずれかに記載のボールペン先端部。
  9. 前記支持筒は、合成樹脂製であるとともに、パイプ先端より吐出されるインキの色に着色される請求項4乃至8のいずれかに記載のボールペン先端部。
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