JPH0735089U - 筆記具のリフィール固定用受具 - Google Patents

筆記具のリフィール固定用受具

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JPH0735089U
JPH0735089U JP7284193U JP7284193U JPH0735089U JP H0735089 U JPH0735089 U JP H0735089U JP 7284193 U JP7284193 U JP 7284193U JP 7284193 U JP7284193 U JP 7284193U JP H0735089 U JPH0735089 U JP H0735089U
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JP
Japan
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refill
mounting hole
rear end
sliding piece
fixing
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Withdrawn
Application number
JP7284193U
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Inventor
雅文 濱田
協 中山
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフィール固定用受具と摺動コマの圧入によ
る固着に於いて、摺動コマの割れを防止可能とする。 【構成】 リフィールの後端部を挿入して固定する嵌着
孔を前端部に設けると共に繰り出し機構に対する摺動コ
マとの接合部を後端部に設けた受具に於いて、接合部
は、円形部と円形部の両側面に平坦部を有した突状の鍔
部で形成され、鍔部が摺動コマの取付け孔の後端に取付
け孔の弾性変形により貫出して相互が固着される。又、
円形部は取付け孔に対して適宜大きく、平坦部間の寸法
は取付け孔に対して略同一か僅かに小さく設定されて、
接合部を取付け孔に圧入した時に取付け孔に平坦部に伴
う曲げ変形が掛かり、過大な引っ張り応力の発生を緩和
して摺動コマの割れを防止可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】
本考案は筆記具のリフィールと繰り出し機構とを媒介して取付けるためにリフ ィールを固定する部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のリフィール固定用受具は、リフィールの後端部を挿入して固定する嵌着 孔を前端部に設けると共に摺動コマとの接合部を後端部に設けたものであって、 接合部は円形突状の鍔部で形成され、鍔部が摺動コマの取付け孔の後端にその弾 性変形により貫出して相互が固着され、鍔部は取付け孔に対し適宜大きく設定さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
摺動コマは剛性に富む樹脂成形品で形成されるが、部品としては小さく且つ薄 肉部を有している。又、側面にはすくなかれ強度的に弱いウエルドラインが生じ ている。従来例のリフィール固定用受具は、円形突状の鍔部を圧入により摺動コ マの取付け孔に弾性変形を利用して固着するが、その際、取付け孔が鍔部により 拡開され、取付け孔には過大な引っ張り応力が発生している。必要な固着強度を 満足する範囲で取付け孔に対し鍔部は出来るだけ小さく設定するが、ばらつきに より摺動コマが割れる問題がある。衝撃的な圧入の場合には更に顕著な割れが起 きる。本考案は、上記問題を解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために案出した本考案の筆記具のリフィール固定用受具は 、接合部を円形部と円形部の両側面に平坦部を有した突状の鍔部で形成し、鍔部 が摺動コマの取付け孔の後端に取付け孔の弾性変形により貫出して相互が固着さ れ、円形部は取付け孔に対し適宜大きく、平坦部間の寸法は取付け孔に対し略同 一か僅かに小さく設定されている。従って、鍔部が貫出する際に、取付け孔には 曲げ変形が生じて引っ張り側の変形が緩和されるので過大な応力が掛からないも のである。尚、平坦部間の寸法を取付け孔に対し小さく取るほど応力は小さくな るが、その分固着強度は弱くなり、平坦部間の寸法を取付け孔に対し略同一か僅 かに小さくすることが適正である。
【0005】
【実施例】
先ず、1図乃至図10に基づき本考案の一実施例を以下説明する。 先ず、第1の実施例であるリフィール固定用受具1は図1に示すように樹脂製 の受具 2と、これに着脱自在な同じく樹脂製の受具 3とから成り、受具 2 は図4に示すように、前端面に開口した軸線方向の嵌着孔4を前端部に設けると 共に後端部には後述する摺動コマに挿入して係止する接合部5を設け、更に嵌着 孔4の内面の円周上の所要位置に軸線方向のリブ6を設けると共に嵌着孔4の奥 壁7には溝8を設けて構成され、又、受具 3は図2及び図3に示すように、前 述した受具 2の嵌着孔4を挿入して嵌着孔4の内面のリブ6がその外面に圧着 して適宜な摩擦で固定するに必要且つ十分な外径を有する嵌合部9を後端部に設 けると共にその前方には横断面が正方形を呈する取付け部10を設け、更に嵌合 部9の前端面の段部11の円周上の所要位置には径方向のリブ12を設けて構成 されている。又、図4に示すように、上記接合部5は円形部と円形部の両側面に 平坦部5aを有した突状の鍔部が形成されてなる。
【0006】 受具 2の嵌着孔4には図5に示すように、外径が相対的に小さい例えば金属 パイプ製のリフィール13の後端部を挿入して固定する。即ち嵌着孔4の内接円 の直径はリフィール13の後端部の外径と同一か僅かに小さく寸法設定されてい る。尚、嵌着孔4の内面に設けたリブ6と、奥壁7に設けた溝8はリフィール1 3の外周部に空気流通用の隙間を生じさせるためのものである。受具 3は図6 に示すように受具 2と嵌着した状態でその取付け部10を外径が相対的に大き い例えば樹脂チューブ製のリフィール13`の後端筒部内へ挿入することによっ てリフィール13`を固定する。即ち取付け部10の外接円の直径はリフィール 13`の後端筒部の内径と同一か僅かに大きく寸法設定されている。尚、段部1 1に設けたリブ12は、リフィール13`の後端と段部11との間に空気流通用 の隙間を生じさせるためのものである。受具 3はその取付け部10をリフィー ル13`の後端筒部内へ挿入して固定するので、従来リフィール13`の後端筒 部内へ嵌着されていたインク逆流防止用のスポンジ製又は石膏製の尾栓は不要と なる。
【0007】 次に、上記のリフィール固定用受具1を装着した筆記具の一例を図7を参照し ながら説明する。 当該筆記具は回転繰り出し式の複式筆記具を示したもので、先軸14の内部に 一対の軸線方向の案内溝15、15`を有するガイド筒16を回転不能に固着し 、シャープペンシル17の後端に接続した芯パイプ18及び芯パイプ18の後端 に固着した摺動コマ19をガイド筒16の一方の案内溝15に摺動自在に収納し 、上記のリフィール固定用受具1に於ける受具 3の取付け部10を外径が相対 的に大きくて安価な樹脂チューブ製のボールペンリフィール20の後端筒部内へ 挿入して固定すると共に受具 2の後端接合部5に摺動コマ19`を嵌着させて これらをガイド筒16の他方の案内溝15`に摺動自在に収納し、軸線方向に変 位するカム斜面21を前端縁に円周状に設けると共に後端内孔部には消しゴム2 2を保持した消しゴム止め具23を嵌着させ又、後端外周部には消しゴム22を 覆うノックカバー24及びノックカバー飾り25を嵌着させた円筒カム26をク リップ27付きのキャップ28の内部に軸線方向に移動自在に且つ円周方向に回 転不能にしてその後端がキャップ28から突出する状態に装着し、キャップ28 をガイド筒16に対し回転自在に組付けて円筒カム26の前端部をガイド筒16 の外周部に配し、前述の摺動コマ19、19`と案内溝15、15`の前壁との 間にはスプリング29、29`を介装して摺動コマ19、19`を後方へ附勢し て円筒カム26のカム斜面21に摺動コマ19、19`を当接状態となし、先軸 14に対するキャップ28の回転操作によりキャップ28と一体的に回転する円 筒カム26のカム斜面21により摺動コマ19、19`を変位させて交互に前後 動させ、軸先端口30に於いてシャープペンシル17とボールペンリフィール2 0の各筆記部31、31`を選択的に出没自在として成るものである。
【0008】 又、受具 2を摺動コマ19`に固着する際には、図9及び図10に示すよう に接合部5の鍔部が摺動コマ19`の孔38に挿入され、鍔部がテーパー部37 にガイドされながら取付け孔35を拡開して取付け孔の後端に貫出して、鍔部が 段部36に略当接状態で抜け止め固着される。
【0009】 尚、リフィール固定用受具1に固定した外径が相対的に大きくて安価な樹脂チ ューブ製のボールペンリフィール20に替えて、外径が相対的に小さくて高価な 金属製パイプ製のボールペンリフィールを固定する場合は、リフィール固定用受 具1の受具 3を受具 2から取り外して受具 2の嵌着孔4にそのボールペン リフィールの後端部を挿入して固定すればよい。
【0010】 又、図8は径の異なる2種類のリフィールを選択的に固定可能とする第2の実 施例であるリフィール固定用受具を示しており、前端部には外径が相対的に大き いリフィールを挿入して固定する第1の嵌着孔32を設けると共に、その後方に 連続して外径が相対的に小さいリフィールを挿入して固定する第2の嵌着孔33 が設けられている。又、後端部には前例と同様に平坦部34aが形成された接合 部34が設けられている。
【0011】
【作用】
先ず、第1の実施例で外径が相対的に小さいリフィールを固定する場合は、受 具 から受具 を取り外して受具 のみを使用し、その嵌着孔にリフィールの後 端部を挿入して固定する。次に、外径が相対的に大きいリフィールを固定する場 合には、受具 に受具 を嵌着させて、受具 の取付け部をリフィールの後端筒 部内へ挿入して固定する。又、第2の実施例は径の異なるリフィールを夫々別個 に設けた嵌着孔に挿入して固定する。又、接合部5、34は摺動コマ19`の取 付け孔35の後端に取付け孔35を弾性的に拡開して貫出するが、接合部5、3 4には夫々円形部の両側面に平坦部5a、34aが形成されているので取付け孔 35には拡開に伴う曲げ変形で引っ張り応力が緩和されて、衝撃的な圧入によっ ても過大な応力が緩和されるので特に弱いウエルドラインがあっても摺動コマ1 9`のの割れが防止される。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上のように、摺動コマが強度上の弱点を有してばらついていても、 接合部の圧入で摺動コマの割れを防止できる。又、実施例によれば、径の異なる 2種類のリフィールを選択的に固定可能であり、コストの安い樹脂製のリフィー ルとコストの高い金属製のリフィールの選択使用が自由となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例であるリフィール固定用
受具全体の断面図である。
【図2】受具 の側面図である。
【図3】受具 の正面図である。
【図4】受具 の一部切断側面図である。
【図5】外径が相対的に小さいリフィールを固定した状
態の断面図である。
【図6】外径が比較的大きいリフィールを固定した状態
の断面図である。
【図7】リフィール固定用受具を装着した筆記具の断面
図である。
【図8】本考案の第2の実施例であるリフィール固定用
受具の一部切断側面図である。
【図9】摺動コマの断面図である。
【図10】摺動コマに受具を固着した状態を示す要部断
面の図である。
【符号の説明】
1 リフィール固定用受具 2 受具 3 受具 4 嵌着孔 5 接合部 5a 平坦部 6 リブ 7 奥壁 8 溝 9 嵌合部 10 取付け部 11 段部 12 リブ 13 リフィール 13` リフィール 14 先軸 15 案内溝 15` 案内溝 16 ガイド筒 17 シャープペンシル 18 芯パイプ 19 摺動コマ 19` 摺動コマ 20 ボールペンリフィール 21 カム斜面 22 消しゴム 23 消しゴム止め具 24 ノックカバー 25 ノックカバー飾り 26 円筒カム 27 クリップ 28 キャップ 34 接合部 34a 平坦部 35 取付け孔 36 段部 37 テーパー部 38 孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフィールの後端部を挿入して固定する
    嵌着孔を前端部に設けると共に繰り出し機構に対する摺
    動コマとの接合部を後端部に設けた受具に於いて、接合
    部は、円形部と円形部の両側面に平坦部を有した突状の
    鍔部で形成され、鍔部が摺動コマの取付け孔の後端に取
    付け孔の弾性変形により貫出して相互が固着されるもの
    であって、上記円形部は取付け孔に対し適宜大きく、平
    坦部間の寸法は取付け孔に対し略同一か僅かに小さく設
    定されたことを特徴とする筆記具のリフィール固定用受
    具。
JP7284193U 1993-12-20 1993-12-20 筆記具のリフィール固定用受具 Withdrawn JPH0735089U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7284193U JPH0735089U (ja) 1993-12-20 1993-12-20 筆記具のリフィール固定用受具

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JP7284193U JPH0735089U (ja) 1993-12-20 1993-12-20 筆記具のリフィール固定用受具

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JPH0735089U true JPH0735089U (ja) 1995-06-27

Family

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JP7284193U Withdrawn JPH0735089U (ja) 1993-12-20 1993-12-20 筆記具のリフィール固定用受具

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JP (1) JPH0735089U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073334A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Zebra Pen Corp 筆記具
JP2013237189A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Pilot Corporation 筆記具レフィル及びそれを収容した筆記具

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305