JP4632280B2 - ボールペンチップ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールペンチップに関し、更に詳しくは、保持部材の外周面に、リング状の装飾体を固定したボールペンチップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ボールペンチップには種々のものが提供されている。
例えば、保持部材の外周面にインクと同色の塗装を施して、この塗装をインク色の識別標識等としたボールペンチップが提供されている。
このようなボールペンチップは、複式のボールペン、すなわち、軸筒の内部に複数本のリフィールを収納したボールペンに多く用いられている。
【0003】
以下、従来のこの種のボールペンチップの一例を、図6とともに説明する。
図6は、従来のこの種のボールペンチップ10の側面断面図である。
(ボールペンチップ10)
図6に示すように、このボールペンチップ10は、ボール20と、保持部材30とを備えている。
【0004】
(ボール20)
前記ボール20は、筆記面にインクを塗布するためのものである。
このボール20は、超硬合金、ステンレス、焼入鋼、又はセラミックなどを用いて形成されている。
(保持部材30)
前記保持部材30は、ボール20を保持するためのものである。
【0005】
この保持部材30は、ステンレスなどの金属製の線材を用いて形成されている。
また、この保持部材30は、その一方側に、ボール20を収納するためのボール収納部31を有している。
また、この保持部材30は、その反ボール収納部31側に、インク貯蔵管又は中継ぎ管への固定部32を有している。
【0006】
また、この保持部材30は、その反ボール収納部31側の端部からボール収納部31まで貫通するインク誘導孔33を有している。
また、この保持部材30は、そのボール収納部31側の開放端部に、ボール20の直径よりも内径を小さく形成したカシメ部34を有している。
また、この保持部材30は、カシメ部34に連続して設け、かつ、カシメ部34側から反カシメ部34側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成したテーパー部35を有している。
【0007】
(ボール収納部31)
前記ボール収納部31は、ボール20を収納するためのものである。
このボール収納部31は、保持部材30の一方側に設けられている。
また、このボール収納部31は、ボール20を収納可能に形成されている。
また、このボール収納部31は、線材の一方側を、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削することによって形成されている。
【0008】
(固定部32)
前記固定部32は、ボールペンチップ10を、インク貯蔵管又は中継ぎ管の一方側に固定するためのものである。
この固定部32は、保持部材30の反ボール収納部31側に設けられている。
また、この固定部32は、インク貯蔵管又は中継ぎ管の内部へ圧入可能に形成されている。
【0009】
また、この固定部32は、線材の反ボール収納部31側の外周を切削することによって形成されている。
(インク誘導孔33)
前記インク誘導孔33は、ボール収納部31に収納したボール20にインクを供給するためのものである。
【0010】
このインク誘導孔33は、保持部材30の反ボール収納部31側の端部からボール収納部31まで貫通している。
また、このインク誘導孔33は、線材の反ボール収納部31側からボール収納部31側へ向けて、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削することによって形成されている。
【0011】
(カシメ部34)
前記カシメ部34は、ボール収納部31に収納したボール20が外部に飛び出さないようにするためのものである。
このカシメ部34は、保持部材30のボール収納部31側の開放端部に設けられている。
【0012】
また、このカシメ部34は、その内径を、ボール20の直径よりも小さく形成されている。
また、このカシメ部34は、ボール収納部31にボール20を収納した後に、保持部材30のボール収納部31側の開放端部にカシメ加工を施すことによって形成されている。
【0013】
(テーパー部35)
前記テーパー部35は、筆記時に保持部材30が筆記面に接触しないようにするためのものである。
このテーパー部35は、カシメ部34に連続して設けられ、カシメ部34側から反カシメ部34側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成されている。
【0014】
また、このテーパー部35は、線材のボール収納部31側の外周を切削することによって形成されている。
そして、このテーパー部35の外周面に、インクと同色の塗装50が施されているのである。
次に、複式のボールペンの一例を、図7とともに説明する。
【0015】
図7は、複式のボールペン100の側面断面図である。
(ボールペン100)
図7に示すように、このボールペン100は、円筒状の軸筒110と、この軸筒110の内部に収納した2本のリフィール120とを備えている。
(軸筒110)
前記軸筒110は、その一方側に、円孔状の先端口111を有するとともに、その反先端口111側には、軸筒110の長手方向に沿って設けた2本の縦溝112を有している。
【0016】
(リフィール120)
前記各リフィール120は、それぞれ、円筒状のインク貯蔵管121を備えている。
また、各インク貯蔵管121の一方側には、それぞれ、上述したボールペンチップ10が固定され、また、各インク貯蔵管121の反ボールペンチップ10側には、それぞれ、ノック体122が固定されている。また、各インク貯蔵管121の内部には、それぞれ、所定の色のインクが充填され、また、各ボールペンチップ10の外周面には、それぞれ、インクと同色の塗装が施され、また、各ノック体122は、それぞれ、インクと同色の材料を用いて形成されている。更に、各ノック体122は、それぞれ、その一部を、縦溝112から軸筒110の外部に突出させている。
【0017】
そして、このボールペン100は、いずれか一方のノック体122を縦溝112に沿って先端口111方向へ移動させると、そのノック体122に対応したボールペンチップ10が先端口111から軸筒110の外部に突出する。このとき、ボールペンチップ10の外周面にインクと同色の塗装50が施されていることにより、筆記しなくても、インク色を識別することができるのである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、複式のボールペンでは、軸筒の中心と各リフィールの中心とがずれているため、軸筒の先端口からボールペンチップを突出させる際に、ボールペンチップの外周面と軸筒の内周面とが擦れてしまう。このため、ボールペンチップの外周面に施した塗装が剥がれたり、軸筒の内周面に傷がついたり、あるいは軸筒の先端口が削れたりしてしまう。また、ボールペンチップの外周面に施した塗装が剥がれると、ボールペンチップの見栄えが悪くなってしまう。また、軸筒の内周面に傷がつくと、軸筒が透明な合成樹脂で形成されている場合には、軸筒の見栄えが悪くなってしまう。また、軸筒の先端口が削れると、先端口の内周面とボールペンチップの外周面との間の間隙が大きくなり、これにより、軸筒とボールペンチップとの間にガタツキが生じて、筆記しにくくなってしまうのである。
【0019】
(請求項1)
そこで、本発明のうち請求項1に記載した発明は、保持部材の外周面にリング状の装飾体を固定することにより、ボールペンチップの外周面と軸筒の内周面とが擦れても、装飾体が剥がれないようにしたボールペンチップを提供することを目的とする。
【0020】
(請求項2)
また、本発明のうち請求項2に記載した発明は、保持部材に円筒状の取付部を設けるとともに、装飾体に円孔状の取付孔を設け、取付部に装飾体の取付孔を圧入することにより、装飾体を保持部材の外周面に固定するようにし、これにより、製造を比較的容易にしたボールペンチップを提供することを目的とする。
【0021】
(請求項3)
また、本発明のうち請求項3に記載した発明は、装飾体を、ボール収納部側から固定部側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成することにより、筆記時に装飾体が筆記面に接触しないようにしたボールペンチップを提供することを目的とする。
【0022】
(請求項4)
また、本発明のうち請求項4に記載した発明は、取付部のテーパー部側から胴体部側までを覆うように、装飾体を形成するとともに、テーパー部の外周面及び胴体部の外周面と連続するように、装飾体の外周面を形成することにより、より一層使いやすくし、しかも、見栄えもよくしたボールペンチップを提供することを目的とする。
【0023】
(請求項5)
更に、本発明のうち請求項5に記載した発明は、装飾体の軸方向の長さをボールの直径に比例させることにより、ボールの直径を容易に識別できるようにし、これにより、描線の太さを容易に識別できるようにしたボールペンチップを提供することを目的とする。
(請求項6)
また、本発明のうち請求項に記載した発明は、装飾体を、合成樹脂によって形成することにより、ボールペンチップの外周面と軸筒の内周面とが擦れても、軸筒の内周面に傷がつかないようにしたボールペンチップを提供することを目的とする。
【0024】
(請求項
また、本発明のうち請求項に記載した発明は、装飾体の色を、インクと同色にすることにより、インク色を容易に識別できるようにしたボールペンチップを提供することを目的とする
【0025】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)
本発明のうち請求項1に記載した発明は、ボール(20)と、このボール(20)を保持するための保持部材(30)とを備え、前記保持部材(30)は、その一方側に、ボール(20)を収納するためのボール収納部(31)を有するとともに、その反ボール収納部(31)側には、インク貯蔵管又は中継ぎ管への固定部(32)を有するボールペンチップ(10)であって、前記ボール収納部(31)と固定部(32)との間における保持部材(30)の外周面に、ボール収納部(31)側から嵌めたリング状の装飾体(40)を固定したことを特徴とする。
【0026】
ここで、「ボール(20)」とは、筆記面にインクを塗布するためのものをいう。
このボール(20)は、例えば、超硬合金、ステンレス、焼入鋼、又はセラミックなどを用いて形成することができる。
また、「保持部材(30)」とは、ボール(20)を保持するためのものをいう。
【0027】
この保持部材(30)は、例えば、ステンレスなどの金属製の線材を用いて形成することができる。
また、この保持部材(30)は、例えば、ステンレスなどの金属製のパイプを用いて形成することもできる。
また、この保持部材(30)は、その一方側に、ボール(20)を収納するためのボール収納部(31)を有するとともに、その反ボール収納部(31)側には、インク貯蔵管又は中継ぎ管への固定部(32)を有する。
【0028】
また、「ボール収納部(31)」とは、ボール(20)を収納するためのものをいう。
このボール収納部(31)は、保持部材(30)の一方側に設けられる。
また、このボール収納部(31)は、ボール(20)を収納可能に形成される。
また、保持部材(30)が線材を用いて形成される場合には、このボール収納部(31)は、例えば、線材の一方側を、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削することによって形成することができる。
【0029】
また、保持部材(30)がパイプを用いて形成される場合には、このボール収納部(31)は、例えば、パイプの一方側から所定距離の位置に、パイプの内方へ向けて突出する複数の内方突出部(38)を設けることによって形成することができる。
また、「固定部(32)」とは、ボールペンチップ(10)を、インク貯蔵管又は中継ぎ管に固定するためのものをいう。
【0030】
この固定部(32)は、保持部材(30)の反ボール収納部(31)側に設けられる。
また、保持部材(30)が線材を用いて形成される場合には、この固定部(32)は、例えば、線材の反ボール収納部(31)側の外周を切削することによって形成することができる。
【0031】
また、保持部材(30)がパイプを用いて形成される場合には、例えば、パイプの反ボール収納部(31)側をそのまま固定部(32)として用いることができる。
また、「インク貯蔵管」とは、インクを貯蔵するためのものをいう。
このインク貯蔵管は、例えば、ポリプロピレン(PP)などの合成樹脂を用いて形成することができる。
【0032】
また、このインク貯蔵管は、例えば、円筒状に形成することができる。
また、このインク貯蔵管は、例えば、一方側から他方側へ向けて、径を段階的に大きくする筒状に形成することもできる。
また、「中継ぎ管」とは、ボールペンチップ(10)とインク貯蔵管との間に設けられ、ボールペンチップ(10)とインク貯蔵管とを継ぐためのものをいう。
【0033】
例えば、インクの貯蔵量を増大させるために、インク貯蔵管の内径をボールペンチップ(10)の外径に対して比較的大きく形成する場合があり、このような場合に、ボールペンチップ(10)とインク貯蔵管との間に、この中継ぎ管が設けられるのである。すなわち、この中継ぎ管を介して、ボールペンチップ(10)とインク貯蔵管とが継がれるのである。
【0034】
また、この中継ぎ管は、例えば、ポリプロピレン(PP)などの合成樹脂を用いて形成することができる。
また、この中継ぎ管は、例えば、円筒状に形成することができる。
また、この中継ぎ管は、例えば、一方側から他方側へ向けて、径を段階的に大きくする筒状に形成することもできる。
【0035】
そして、例えば、固定部(32)をインク貯蔵管又は中継ぎ管の一方側の内部に圧入することにより、ボールペンチップ(10)をインク貯蔵管又は中継ぎ管の一方側に固定することができるのである。
また、「装飾体(40)」とは、保持部材(30)の外周面に固定されるものをいう。
【0036】
具体的には、この装飾体(40)は、リング状に形成され、保持部材(30)のボール収納部(31)側から嵌められることにより、ボール収納部(31)と固定部(32)との間における保持部材(30)の外周面に固定されるものである。
また、この装飾体(40)は、例えば、合成樹脂によって形成することができる。
【0037】
また、この装飾体(40)は、例えば、金属によって形成することもできる。
また、この装飾体(40)は、例えば、圧入によって保持部材(30)の外周面に固定することができる。
また、この装飾体(40)は、例えば、接着によって保持部材(30)の外周面に固定することもできる。
【0038】
そして、本発明に係るボールペンチップ(10)は、ボール収納部(31)と固定部(32)との間における保持部材(30)の外周面に、リング状の装飾体(40)を固定することにより、ボールペンチップ(10)の外周面と軸筒の内周面とが擦れても、装飾体(40)が剥がれないようにしているのである。
(請求項2)
また、本発明のうち請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明の構成に加えて、前記保持部材(30)は、ボール収納部(31)と固定部(32)との間に、円筒状の取付部(36)を有し、前記装飾体(40)は、その一方側から他方側まで貫通する円孔状の取付孔(41)を有し、前記取付部(36)に装飾体(40)の取付孔(41)を圧入することにより、装飾体(40)を保持部材(30)の外周面に固定したことを特徴とする。
【0039】
ここで、「取付部(36)」とは、装飾体(40)を固定するための部分をいう。
この取付部(36)は、ボール収納部(31)と固定部(32)との間に設けられ、かつ、円筒状に形成される。
また、「取付孔(41)」とは、装飾体(40)を保持部材(30)に固定するための孔をいう。
【0040】
この取付孔(41)は、装飾体(40)の一方側から他方側まで貫通し、かつ、円孔状に形成される。
そして、本発明に係るボールペンチップ(10)は、保持部材(30)に円筒状の取付部(36)を設けるとともに、装飾体(40)に円孔状の取付孔(41)を設け、取付部(36)に装飾体(40)の取付孔(41)を圧入することにより、装飾体(40)を保持部材(30)の外周面に固定するようにし、これにより、製造を比較的容易にしているのである。
【0041】
(請求項3)
また、本発明のうち請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した発明の構成に加えて、前記装飾体(40)を、ボール収納部(31)側から固定部(32)側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成したことを特徴とする。
すなわち、本発明に係るボールペンチップ(10)は、装飾体(40)を、ボール収納部(31)側から固定部(32)側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成することにより、筆記時に装飾体(40)が筆記面に接触しないようにしているのである。
【0042】
(請求項4)
また、本発明のうち請求項4に記載した発明は、請求項1ないし3に記載した発明の構成に加えて、前記保持部材(30)は、そのボール収納部(31)側の開放端部に設け、かつ、ボール(20)の直径よりも内径を小さく形成したカシメ部(34)と、このカシメ部(34)に連続して設け、かつ、カシメ部(34)側から反カシメ部(34)側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成したテーパー部(35)と、このテーパー部(35)の反カシメ部(34)側に設け、かつ、円筒状に形成した取付部(36)と、この取付部(36)の反テーパー部(35)側に設け、かつ、取付部(36)よりも外径が大きい円筒状に形成した胴体部(37)とを有し、前記装飾体(40)は、取付部(36)の外周面に固定され、取付部(36)のテーパー部(35)側から胴体部(37)側までを覆うように形成されているとともに、この装飾体(40)の外周面は、テーパー部(35)の外周面及び胴体部(37)の外周面と連続するように形成したことを特徴とする。
【0043】
ここで、「カシメ部(34)」とは、ボール収納部(31)に収納したボール(20)が外部に飛び出さないようにするためのものをいう。
このカシメ部(34)は、保持部材(30)のボール収納部(31)側の開放端部に設けられる。
また、このカシメ部(34)は、その内径を、ボール(20)の直径よりも小さく形成される。
【0044】
また、このカシメ部(34)は、例えば、ボール収納部(31)にボール(20)を収納した後に、保持部材(30)のボール収納部(31)側の開放端部にカシメ加工を施すことによって形成することができる。
また、「テーパー部(35)」とは、筆記時に保持部材(30)が筆記面に接触しないようにするための部分をいう。
【0045】
このテーパー部(35)は、カシメ部(34)に連続して設けられ、かつ、カシメ部(34)側から反カシメ部(34)側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成される。
また、このテーパー部(35)は、例えば、線材の外周を切削することによって形成することができる。
【0046】
また、「取付部(36)」とは、装飾体(40)を固定するための部分をいう。
この取付部(36)は、テーパー部(35)の反カシメ部(34)側に設けられ、かつ、円筒状に形成される。
また、この取付部(36)は、例えば、線材の外周を切削することによって形成することができる。
【0047】
また、「胴体部(37)」とは、取付部(36)の反テーパー部(35)側に設けられ、かつ、取付部(36)よりも外径が大きい円筒状に形成される部分をいう。
そして、本発明に係るボールペンチップ(10)は、取付部(36)のテーパー部(35)側から胴体部(37)側までを覆うように、装飾体(40)を形成するとともに、テーパー部(35)の外周面及び胴体部(37)の外周面と連続するように、装飾体(40)の外周面を形成することにより、より一層使いやすくし、しかも、見栄えもよくしているのである。
【0048】
(請求項5)
更に、本発明のうち請求項5に記載した発明は、請求項1又は2に記載した発明の構成に加えて、前記保持部材(30)は、そのボール収納部(31)側の開放端部に設け、かつ、ボール(20)の直径よりも内径を小さく形成したカシメ部(34)と、このカシメ部(34)に連続して設け、かつ、カシメ部(34)側から反カシメ部(34)側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成したテーパー部(35)と、このテーパー部(35)の反カシメ部(34)側に設け、かつ、円筒状に形成した取付部(36)と、この取付部(36)の反テーパー部(35)側に設け、かつ、取付部よりも外径が大きい円筒状に形成した胴体部(37)とを有し、前記装飾体(40)は、取付部(36)の外周面に固定され、胴体部(37)に接する円筒状に形成されているとともに、その軸方向の長さを、ボール(20)の直径に比例させたことを特徴とする。
すなわち、本発明に係るボールペンチップ(10)は、装飾体(40)の軸方向の長さを、ボール(20)の直径に比例させることにより、ボール(20)の直径を容易に識別できるようにし、これにより、筆記しなくても、描線の太さを容易に識別できるようにしているのである。
(請求項6)
また、本発明のうち請求項に記載した発明は、請求項1ないしに記載した発明の構成に加えて、前記装飾体(40)を、合成樹脂によって形成したことを特徴とする。
すなわち、本発明に係るボールペンチップ(10)は、装飾体(40)を合成樹脂によって形成することにより、ボールペンチップ(10)の外周面と軸筒の内周面とが擦れても、軸筒の内周面に傷がつかないようにし、ひいては軸筒の見栄えが悪くならないようにしているのである。
【0049】
(請求項
また、本発明のうち請求項に記載した発明は、請求項1ないしに記載した発明の構成に加えて、前記装飾体(40)の色を、インクと同色にしたことを特徴とする。すなわち、本発明に係るボールペンチップ(10)は、装飾体(40)の色をインクと同色にすることにより、筆記しなくても、インク色を容易に識別できるようにしているのである。
【0052】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係るボールペンチップの第1の実施の形態を、図示例とともに説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るボールペンチップ10の側面図、図2は、第1の実施の形態に係るボールペンチップ10の側面断面図である。
【0053】
(ボールペンチップ10)
図1又は図2に示すように、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、ボール20と、このボール20を保持するための保持部材30とを備えている。
また、保持部材30の外周面には、リング状の装飾体40が固定されている。
(ボール20)
前記ボール20は、筆記面にインクを塗布するためのものである。
【0054】
このボール20は、超硬合金、ステンレス、焼入鋼、又はセラミックなどを用いて形成されている。
(保持部材30)
前記保持部材30は、ボール20を保持するためのものである。
この保持部材30は、金属製の線材を用いて形成されている。
【0055】
また、この保持部材30は、その一方側に、ボール20を収納するためのボール収納部31を有している。
また、この保持部材30は、その反ボール収納部31側に、インク貯蔵管又は中継ぎ管への固定部32を有している。
また、この保持部材30は、その反ボール収納部31側の端部からボール収納部31まで貫通するインク誘導孔33を有している。
【0056】
また、この保持部材30は、そのボール収納部31側の開放端部に、ボール20の直径よりも内径を小さく形成したカシメ部34を有している。
また、この保持部材30は、カシメ部34に連続して設け、かつ、カシメ部34側から反カシメ部34側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成したテーパー部35と、このテーパー部35の反カシメ部34側に設け、かつ、円筒状に形成した取付部36と、この取付部36の反テーパー部35側に設け、かつ、取付部36よりも外径が大きい円筒状に形成した胴体部37とを有している。
【0057】
(ボール収納部31)
前記ボール収納部31は、ボール20を収納するためのものである。
このボール収納部31は、保持部材30の一方側に設けられている。
また、このボール収納部31は、ボール20を収納可能に形成されている。
また、このボール収納部31は、線材の一方側を、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削することによって形成されている。
【0058】
(固定部32)
前記固定部32は、ボールペンチップ10を、インク貯蔵管又は中継ぎ管の一方側に固定するためのものである。
この固定部32は、保持部材30の反ボール収納部31側に設けられている。
また、この固定部32は、インク貯蔵管又は中継ぎ管の内部へ圧入可能に形成されている。
【0059】
また、この固定部32は、線材の反ボール収納部31側の外周を切削することによって形成されている。
(インク誘導孔33)
前記インク誘導孔33は、ボール収納部31に収納したボール20にインクを供給するためのものである。
【0060】
このインク誘導孔33は、保持部材30の反ボール収納部31側の端部からボール収納部31まで貫通している。
また、このインク誘導孔33は、線材の反ボール収納部31側からボール収納部31側へ向けて、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削することによって形成されている。
【0061】
(カシメ部34)
前記カシメ部34は、ボール収納部31に収納したボール20が外部に飛び出さないようにするためのものである。
このカシメ部34は、保持部材30のボール収納部31側の開放端部に設けられている。
【0062】
また、このカシメ部34は、その内径を、ボール20の直径よりも小さく形成されている。
また、このカシメ部34は、ボール収納部31にボール20を収納した後に、保持部材30のボール収納部31側の開放端部にカシメ加工を施すことによって形成されている。
【0063】
(テーパー部35)
前記テーパー部35は、筆記時に保持部材30が筆記面に接触しないようにするためのものである。
このテーパー部35は、カシメ部34に連続して設けられ、かつ、カシメ部34側から反カシメ部34側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成されている。
【0064】
また、このテーパー部35は、線材の外周を切削することによって形成されている。
(取付部36)
前記取付部36は、装飾体40を固定するための部分である。
この取付部36は、テーパー部35の反カシメ部34側に設けられ、かつ、円筒状に形成されている。
【0065】
また、この取付部36は、線材の外周を切削することによって形成されている。
(胴体部37)
前記胴体部37は、取付部36の反テーパー部35側に設けられ、かつ、取付部36よりも外径が大きい円筒状に形成されている。
(装飾体40)
前記装飾体40は、保持部材30の外周面に固定されるものである。
【0066】
この装飾体40は、その一方側から他方側まで貫通する円孔状の取付孔41を有している。また、この取付孔41の内径は、取付部36の外径よりもわずかに小さく形成されている。そして、前記取付部36に装飾体40の取付孔41を圧入することにより、装飾体40を取付部36の外周面に固定しているのである。
また、この装飾体40は、保持部材30のボール収納部31側から固定部32側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成されている。
【0067】
また、この装飾体40は、取付部36のテーパー部35側から胴体部36側までを覆うように形成されているとともに、この装飾体40の外周面は、テーパー部35の外周面及び胴体部36の外周面と連続するように形成されている。
また、この装飾体40は、ポリプロピレン(PP)などの合成樹脂によって形成されている。
【0068】
更に、この装飾体40は、インクと同色の材料を用いて形成されている。すなわち、この装飾体40の色は、インクと同色とされている。
そして、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、ボール収納部31と固定部32との間における保持部材30の外周面に、リング状の装飾体40を固定することにより、ボールペンチップ10の外周面と軸筒の内周面とが擦れても、装飾体40が剥がれないようにしているのである。
【0069】
また、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、保持部材30に円筒状の取付部36を設けるとともに、装飾体40に円孔状の取付孔41を設け、取付部36に装飾体40の取付孔41を圧入することにより、装飾体40を保持部材30の外周面に固定するようにし、これにより、製造を比較的容易にしているのである。
また、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、装飾体40を、ボール収納部31側から固定部32側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成することにより、筆記時に装飾体40が筆記面に接触しないようにしているのである。
【0070】
また、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、取付部36のテーパー部35側から胴体部37側までを覆うように、装飾体40を形成するとともに、テーパー部35の外周面及び胴体部37の外周面と連続するように、装飾体40の外周面を形成することにより、より一層使いやすくし、しかも、見栄えもよくしているのである。
また、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、装飾体40を、合成樹脂によって形成することにより、ボールペンチップ10の外周面と軸筒の内周面とが擦れても、軸筒の内周面に傷がつかないようにし、ひいては軸筒の見栄えが悪くならないようにしているのである。
【0071】
更に、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、装飾体40の色を、インクと同色にすることにより、筆記しなくても、インク色を容易に識別できるようにしているのである。
(第2の実施の形態)
以下、本発明に係るボールペンチップの第2の実施の形態を、図示例とともに説明する。
【0072】
図3及び図4は、第2の実施の形態に係るボールペンチップ10の側面図である。
図3及び図4に示すように、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、装飾体40が、胴体部37と接する円筒状に形成されているものである。
更に、図4に示すボールペンチップ10は、図3に示すボールペンチップ10よりも、ボール20の直径が大きく、かつ、装飾体40の軸方向の長さが長く形成されている。すなわち、図3及び図4に示すボールペンチップ10は、装飾体40の軸方向の長さが、ボール20の直径に比例しているのである。
【0073】
そして、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、装飾体40の軸方向の長さを、ボール20の直径に比例させることにより、ボール20の直径を容易に識別できるようにし、これにより、筆記しなくても、描線の太さを容易に識別できるようにしているのである。
(第3の実施の形態)
以下、本発明に係るボールペンチップの第3の実施の形態を、図示例とともに説明する。
【0074】
図5は、第3の実施の形態に係るボールペンチップ10の側面図である。
図5に示すように、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、保持部材30がパイプを用いて形成されているものである。
(ボールペンチップ10)
図5に示すように、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、ボール20と、このボール20を保持するための保持部材30とを備えている。
【0075】
また、保持部材30の外周面には、リング状の装飾体40が固定されている。
(ボール20)
前記ボール20は、筆記面にインクを塗布するためのものである。
このボール20は、超硬合金、ステンレス、焼入鋼、又はセラミックなどを用いて形成されている。
【0076】
(保持部材30)
前記保持部材30は、ボール20を保持するためのものである。
この保持部材30は、金属製のパイプを用いて形成されている。
また、この保持部材30は、その一方側に、ボール20を収納するためのボール収納部31を有している。
【0077】
また、この保持部材30は、その反ボール収納部31側に、インク貯蔵管又は中継ぎ管への固定部32を有している。
また、この保持部材30は、その反ボール収納部31側の端部からボール収納部31まで貫通するインク誘導孔33を有している。
また、この保持部材30は、そのボール収納部31側の開放端部に、ボール20の直径よりも内径を小さく形成したカシメ部34を有している。
【0078】
また、この保持部材30は、ボール収納部31と固定部32との間に、円筒状の取付部36を有している。
(ボール収納部31)
前記ボール収納部31は、ボール20を収納するためのものである。
このボール収納部31は、保持部材30の一方側に設けられている。
【0079】
また、このボール収納部31は、ボール20を収納可能に形成されている。
また、このボール収納部31は、パイプの一方側から所定距離の位置に、パイプの内方へ向けて突出する複数の内方突出部38を設けることによって形成されている。
(固定部32)
前記固定部32は、ボールペンチップ10を、インク貯蔵管又は中継ぎ管の一方側に固定するためのものである。
【0080】
この固定部32は、保持部材30の反ボール収納部31側に設けられている。
また、この固定部32は、インク貯蔵管又は中継ぎ管の内部へ圧入可能に形成されている。
また、この固定部32は、パイプの反ボール収納部31側をそのまま用いたものである。
【0081】
(インク誘導孔33)
前記インク誘導孔33は、ボール収納部31に収納したボール20にインクを供給するためのものである。
このインク誘導孔33は、保持部材30の反ボール収納部31側の端部からボール収納部31まで貫通している。
【0082】
また、このインク誘導孔33は、パイプの内腔をそのまま用いたものである。
(カシメ部34)
前記カシメ部34は、ボール収納部31に収納したボール20が外部に飛び出さないようにするためのものである。
このカシメ部34は、保持部材30のボール収納部31側の開放端部に設けられている。
【0083】
また、このカシメ部34は、その内径を、ボール20の直径よりも小さく形成されている。
また、このカシメ部34は、ボール収納部31にボール20を収納した後に、保持部材30のボール収納部31側の開放端部にカシメ加工を施すことによって形成されている。
【0084】
(取付部36)
前記取付部36は、装飾体40を固定するための部分である。
この取付部36は、ボール収納部31と固定部32との間に設けられ、かつ、円筒状に形成されている。
また、この取付部36は、パイプの外周をそのまま用いたものである。
【0085】
(装飾体40)
前記装飾体40は、保持部材30の外周面に固定されるものである。
この装飾体40は、円筒状に形成されている。
また、この装飾体40は、その一方側から他方側まで貫通する円孔状の取付孔41を有している。また、この取付孔41の内径は、取付部36の外径よりもわずかに小さく形成されている。そして、前記取付部36に装飾体40の取付孔41を圧入することにより、装飾体40を取付部36の外周面に固定しているのである。
【0086】
また、この装飾体40は、ポリプロピレン(PP)などの合成樹脂によって形成されている。
更に、この装飾体40は、インクと同色の材料を用いて形成されている。すなわち、この装飾体40の色は、インクと同色とされている。
そして、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、ボール収納部31と固定部32との間における保持部材30の外周面に、リング状の装飾体40を固定することにより、ボールペンチップ10の外周面と軸筒の内周面とが擦れても、装飾体40が剥がれないようにしているのである。
【0087】
また、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、保持部材30に円筒状の取付部36を設けるとともに、装飾体40に円孔状の取付孔41を設け、取付部36に装飾体40の取付孔41を圧入することにより、装飾体40を保持部材30の外周面に固定するようにし、これにより、製造を比較的容易にしているのである。
また、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、装飾体40を、合成樹脂によって形成することにより、ボールペンチップ10の外周面と軸筒の内周面とが擦れても、軸筒の内周面に傷がつかないようにし、ひいては軸筒の見栄えが悪くならないようにしているのである。
【0088】
更に、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、装飾体40の色を、インクと同色にすることにより、筆記しなくても、インク色を容易に識別できるようにしているのである。
【0089】
【発明の効果】
(請求項1)
以上説明したように、請求項1に記載した発明によれば、保持部材の外周面にリング状の装飾体を固定することにより、ボールペンチップの外周面と軸筒の内周面とが擦れても、装飾体が剥がれないボールペンチップを提供することができるのである。
【0090】
(請求項2)
また、請求項2に記載した発明によれば、保持部材に円筒状の取付部を設けるとともに、装飾体に円孔状の取付孔を設け、取付部に取付孔を圧入して、装飾体を保持部材の外周面に固定することにより、製造が比較的容易なボールペンチップを提供することができるのである。
【0091】
(請求項3)
また、請求項3に記載した発明によれば、装飾体を、ボール収納部側から固定部側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成することにより、筆記時に装飾体が筆記面に接触しないボールペンチップを提供することができるのである。
(請求項4)
また、請求項4に記載した発明によれば、取付部のテーパー部側から胴体部側までを覆うように、装飾体を形成するとともに、テーパー部の外周面及び胴体部の外周面と連続するように、装飾体の外周面を形成することにより、より一層使いやすく、見栄えもよいボールペンチップを提供することができるのである。
【0092】
(請求項5)
更に、請求項5に記載した発明によれば、装飾体の軸方向の長さを、ボールの直径に比例させることにより、ボールの直径、すなわち、描線の太さを容易に識別できるボールペンチップを提供することができるのである。
(請求項6)
また、請求項に記載した発明によれば、装飾体を、合成樹脂によって形成することにより、ボールペンチップの外周面と軸筒の内周面とが擦れても、軸筒の内周面に傷がつかないボールペンチップを提供することができるのである。
(請求項
また、請求項に記載した発明によれば、装飾体の色を、インクと同色にすることにより、インク色を容易に識別できるボールペンチップを提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るボールペンチップの側面図。
【図2】第1の実施の形態に係るボールペンチップの側面断面図。
【図3】第2の実施の形態に係るボールペンチップの側面図。
【図4】第2の実施の形態に係るボールペンチップの側面図。
【図5】第3の実施の形態に係るボールペンチップの側面断面図。
【図6】従来のボールペンチップの側面断面図。
【図7】複式のボールペンの側面断面図。
【符号の説明】
10 ボールペンチップ 20 ボール
30 保持部材 31 ボール収納部
32 固定部 33 インク誘導孔
34 カシメ部 35 テーパー部
36 取付部 37 胴体部
38 内方突出部 40 装飾体
41 取付孔 50 塗装
100 ボールペン 110 軸筒
111 先端口 112 縦溝
120 リフィール 121 インク貯蔵管
122 ノック体

Claims (7)

  1. ボールと、このボールを保持するための保持部材とを備え、
    前記保持部材は、その一方側に、ボールを収納するためのボール収納部を有するとともに、その反ボール収納部側には、インク貯蔵管又は中継ぎ管への固定部を有するボールペンチップであって、
    前記ボール収納部と固定部との間における保持部材の外周面に、ボール収納部側から嵌めたリング状の装飾体を固定したことを特徴とするボールペンチップ。
  2. 前記保持部材は、ボール収納部と固定部との間に、円筒状の取付部を有し、
    前記装飾体は、その一方側から他方側まで貫通する円孔状の取付孔を有し、
    前記取付部に装飾体の取付孔を圧入することにより、装飾体を保持部材の外周面に固定したことを特徴とする請求項1記載のボールペンチップ。
  3. 前記装飾体は、ボール収納部側から固定部側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のボールペンチップ。
  4. 前記保持部材は、そのボール収納部側の開放端部に設け、かつ、ボールの直径よりも内径を小さく形成したカシメ部と、このカシメ部に連続して設け、かつ、カシメ部側から反カシメ部側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成したテーパー部と、このテーパー部の反カシメ部側に設け、かつ、円筒状に形成した取付部と、この取付部の反テーパー部側に設け、かつ、取付部よりも外径が大きい円筒状に形成した胴体部とを有し、
    前記装飾体は、取付部の外周面に固定され、取付部のテーパー部側から胴体部側までを覆うように形成されているとともに、この装飾体の外周面は、テーパー部の外周面及び胴体部の外周面と連続するように形成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載のボールペンチップ。
  5. 前記保持部材は、そのボール収納部側の開放端部に設け、かつ、ボールの直径よりも内径を小さく形成したカシメ部と、このカシメ部に連続して設け、かつ、カシメ部側から反カシメ部側へ向けて外径を次第に大きくする円錐状に形成したテーパー部と、このテーパー部の反カシメ部側に設け、かつ、円筒状に形成した取付部と、この取付部の反テーパー部側に設け、かつ、取付部よりも外径が大きい円筒状に形成した胴体部とを有し、
    前記装飾体は、取付部の外周面に固定され、胴体部に接する円筒状に形成されているとともに、その軸方向の長さを、ボールの直径に比例させたことを特徴とする請求項1又は2記載のボールペンチップ。
  6. 前記装飾体を、合成樹脂によって形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のボールペンチップ。
  7. 前記装飾体の色を、インクと同色にしたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のボールペンチップ。
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