JP3309311B2 - ノック式シャ−プペンシル - Google Patents

ノック式シャ−プペンシル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノック操作により
芯を繰り出しできるようにした芯繰出機構を有するノッ
ク式シャ−プペンシルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ノック式シャ−プペンシルの芯繰出機構
は、芯を収納する芯タンク、該芯タンクの前部に連結さ
れ芯を把持するチャック、該チャックの外周に嵌着され
該チャックの把持を制御する締付リング、芯タンクを後
方に付勢するばね、芯を把持したチャック等が所定量前
進した際、締付リングによるチャックの締着を解放する
よう締付リングの前方に締付リングに対向して設けた当
接部等を含んでいる。そして、上記当接部は、口金の内
面や後端面、軸筒の内面、内筒の内面等に設けられてい
るが、この当接部の内径は締付リングの外径より小さく
形成されるので、締付リングを取付けたチャックが上記
当接部を通過するような組み立て方法や構造にすること
ができない。そのため、構成が複雑になったり、組立方
法が制限されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
上記のように当接部に締付リングを当ててチャックの把
持を解放するようにした芯繰出機構を有するノック式シ
ャ−プペンシルにおいて、組み立ての際には当接部に締
付リングが当らないようにし、組み立て後は、該当接部
が所定の位置にあって上述のように機能するようにした
ノック式シャ−プペンシルを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、軸筒内
に挿入されるコネクタ−を有し、該コネクタ−内に段部
を形成し、該段部の後方から芯タンクをコネクタ−内に
挿入すると共に締付リングを装着したチャックを上記段
部を通して該段部の前方からコネクタ−内に挿入し、該
チャックと上記芯タンクを連結し、該芯タンクを後方に
付勢するよう上記段部と芯タンク間にばねを設け、上記
コネクタ−を軸筒内に挿入した際外方端が軸筒により押
圧され上記締付リングが当接可能な突出位置に内方端が
移動するよう上記外方端及び内方端を有する弾性片を上
記段部の前方に突出して設けたことを特徴とするノック
式シャ−プペンシルが提供され、上記課題が解決され
る。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のノック式シャ−
プペンシルの一実施例を示し、軸筒(1)内には、筒状
のコネクタ−(2)が挿入され、先端部(3)を軸筒
(1)内の前段部(4)に対向させている。なお、図に
おいては軸筒の先端をテ−パ−状に形成してあるが、別
体に先具を形成し、該先具をねじ着、圧入等により軸筒
に連結してもよい(図示略)。
【0006】図において、該コネクタ−(2)は、図2
に示すように前方筒部(5)と該前方筒部(5)よりも
径大に形成された後方筒部(6)を有しており、軸筒
(1)に挿入した際、後方筒部(6)が軸筒(1)内の
後段部(7)に当った位置で該後方筒部(6)の後端に
係合するよう係止突起(8)を軸筒(1)内に突設して
コネクタ−を固定するようにしてあるが、上記前方筒部
(5)や後方筒部(6)の外周に係止爪(図示略)を設
けて軸筒に係合するようにしたり、その他適宜の固定手
段を用いることができる。
【0007】図3を参照し、上記コネクタ−(2)内に
は内方に段部(9)を形成してあり、芯タンク(10)は該
段部(9)の後方からコネクタ−(2)内に挿入され
る。締付リング(11)を外周に嵌着したチャック(12)は、
該段部(9)の前方からコネクタ−(2)内に挿入さ
れ、後部が上記芯タンク(10)の前部に連結される。ま
た、芯タンク(10)と上記段部(9)の間には、上記締付
リング(11)のフランジ(13)が上記段部(9)に当接する
方向に上記芯タンク(10)を後方に付勢するばね(14)が設
けられている。
【0008】該コネクタ−(2)の上記段部(9)の前
方には、上記軸筒に挿入する際、該軸筒によって移動さ
れるよう揺動可能に弾性片(15)が設けてある。図におい
て、該弾性片(15)は、上記コネクタ−(2)の壁に略コ
字状のスリット(16)を開口することにより上記コネクタ
−(2)と一体に形成されているが、コネクタ−と別体
に形成してから該コネクタ−に取り付けるようにしても
よい(図示略)。
【0009】上記弾性片(15)は、軸筒に組み込む前の状
態でコネクタ−(2)の外周面より外方に突出する外方
端(17)と、該コネクタ−(2)の内周面とほぼ同一面に
存する内方端(18)を有する。上記外方端(17)は、コネク
タ−(2)を軸筒(1)に挿入することにより該軸筒
(1)の内面により押圧され、それに伴って上記内方端
(18)はコネクタ−(2)の内方の突出位置に移動し、上
記締付リング(11)のフランジ(13)が当接可能となる。
【0010】上記コネクタ−(2)の前端には、軸方向
に移動可能にスライダ−(19)が設けられている。該スラ
イダ−(19)は、芯(20)を摩擦的に保持する芯保持部を有
している。図において、芯保持部はスライダ−自体の弾
性力により、若しくはスライダ−にスリットを設けて拡
開可能に形成した芯保持片の弾性力により挟着部(21)で
芯を保持しているが、公知のようにゴム等の弾性部片
(ブレ−カ−)(図示略)を用いてもよい。軸筒の先端
に別体の先具を設ける場合は、該先具にスライダ−を設
けることもできる(図示略)。
【0011】図において、上記スライダ−(19)は外周に
突起(22)を有し、該突起(22)を上記コネクタ−(2)の
前端に開口する挿入口(23)を通して長溝(24)内に挿入す
る。該長溝(24)には、上記スライダ−(19)の前進位置及
び後退位置で上記突起(22)を軽くロックするよう係合縁
(25),(26)を設けてある。該係合縁と突起との係合は、
ノック操作によって芯を前進させる際の前進力により後
退位置での係合が外れ、スライダ−の先端を紙面に押し
付ける際の押圧力により前進位置での係合が外れる程度
としてあり、上記係合縁(25),(26)間では、上記長溝(2
4)の溝縁間で上記突起(22)を弾性的に挟着して上記スラ
イダ−の移動に摩擦的な抵抗を与えるようにしてある。
【0012】上記シャ−プペンシルを組み立てるには、
図3に示すように、コネクタ−(2)内に後方から芯タ
ンク(10)、ばね(14)を入れ、前方から締付リング(11)を
嵌着したチャック(12)を挿入し、上記段部(9)を通し
て該チャック(12)の後端を芯タンク(10)の前端に接続す
る。スライダ−(19)は、チャック(12)を組み込んだ後に
コネクタ−(2)に取付ける。
【0013】上記のように各部品を組み込んだコネクタ
−組立体(27)は、軸筒(1)内に挿入される。上記コネ
クタ−(2)の前方筒部(5)は、軸筒(1)内の前方
孔(28)に入り、後方筒部(6)は、軸筒(1)の後方孔
(29)に入り、上述した係止突起(8)等の固定手段によ
り定位置に固定される。
【0014】上記弾性片(15)は、外方端(17)が軸筒
(1)の前方孔(28)の内面で押圧され、それにより内方
端(18)は締付リング(11)が当接可能な突出位置に移動す
る(図1)。図示を省略したノック部を操作して芯タン
クを前進させると、締付リング(11)のフランジ(13)が弾
性片(15)の内方端(18)に当る位置まで、チャック(12)は
芯(20)を把持して前進し、その後把持を解放して芯送り
することができるから、通常のノック式シャ−プペンシ
ルとして使用することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、軸筒内
に挿入されるコネクタ−を有し、該コネクタ−内に段部
を形成し、該段部の後方から芯タンク及び該芯タンクを
後方に付勢するばねをコネクタ−内に挿入すると共に締
付リングを装着したチャックを上記段部を通して該段部
の前方からコネクタ−内に挿入し、該チャックと上記芯
タンクを連結し、上記コネクタ−を軸筒内に挿入した際
外方端が軸筒により押圧され上記締付リングが当接可能
な突出位置に内方端が移動するよう上記外方端及び内方
端を有する弾性片を上記段部の前方に設けたから、コネ
クタ−を組み立てる際上記締付リングを装着したチャッ
クを該コネクタ−の前方から挿入することができ、組み
立て作業が容易で構成が簡単になり、上記のようにして
各部品を組み込んだコネクタ−組立体を軸筒内に挿入す
ることにより、弾性片が押圧されて内方端がコネクタ−
内に突出し、ノック操作をした際に締付リングが該内方
端に当って通常のノック式シャ−プペンシルとして使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(A)は全体の断面
図、(B)は軸筒部分のみを断面した断面図。
【図2】コネクタ−の正面図。
【図3】コネクタ−内に各部品を組み込んだ状態の断面
図。
【符号の説明】
1 軸筒 2 コネクタ− 9 段部 10 芯タンク 11 締付リング 12 チャック 14 ばね 15 弾性片 16 スリット 17 外方端 18 内方端 19 スライダ− 27 コネクタ−組立体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒内に挿入されるコネクタ−を有し、
    該コネクタ−内に段部を形成し、該段部の後方から芯タ
    ンクをコネクタ−内に挿入すると共に締付リングを装着
    したチャックを上記段部を通して該段部の前方からコネ
    クタ−内に挿入し該チャックと上記芯タンクを連結し、
    該芯タンクを後方に付勢するよう上記段部と芯タンク間
    にばねを設け、上記コネクタ−を軸筒内に挿入した際外
    方端が軸筒により押圧され上記締付リングが当接可能な
    突出位置に内方端が移動するよう上記外方端及び内方端
    を有する弾性片を上記段部の前方に設けたことを特徴と
    するノック式シャ−プペンシル。
  2. 【請求項2】 上記弾性片は、上記コネクタ−壁に略コ
    字状のスリットを開口することにより上記コネクタ−と
    一体に形成されている請求項1に記載のノック式シャ−
    プペンシル。
  3. 【請求項3】 上記コネクタ−の前端には軸方向に移動
    可能にスライダ−が設けられている請求項1または2に
    記載のノック式シャ−プペンシル。
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