JP4382365B2 - 芯繰り出し装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ノック操作により芯が一定長さで筆記具先端から突出され、且つノック操作を繰り返しても芯が一定長さに維持可能となる芯繰り出し装置、具体的にはシャープペンシルや筆記芯ホルダーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
実開昭55−99887号
図17は従来良く知られるシャープペンシルの構造を示している。図に示すように、軸筒23の先方には軸継ぎ手24を介してチャック25が把持部外周に締め具26を嵌装して設置され、チャック25の後端に固着した芯ケース27と軸継ぎ手24との間に附勢されたチャックスプリング28によりチャック25が締め具26で締め付けられて芯29を把持している。また軸筒23の先端に取付けられた口先部30の先端にはスライダー31が固定され、そのスライダー31は、芯ガイド軸部31aの前方に先端パイプ32が、後方にゴム等の弾性材よりなる保持チャック33が固定されて、芯29は保持チャック33を貫通して先端パイプ32より突出している。この状態から、ノックしてチャック25を前進するとチャック25が締め具26で締め付けられているので芯29は把持された状態で前進する。また、締め具26の前端が口先部30に設けられた段部30aに当接し、更にチャック25が前進すると締め具26による締め付けが解除され、チャック25のみが前進し、把持部が拡開する。またノックを解除するときは、まず芯29は保持チャック33に保持された状態でチャック25は把持部が拡開した状態で後退し、締め具26の後退が阻止された状態からチャック25は芯29の把持を開始し、ノックが終了した時点でチャック25は芯29の把持を完了する。即ち、従来良く知られるシャープペンシルは、ノック操作を繰り返す毎に締め具26の前端が段部30aに当接する略間隔で順次繰り出される。
【0003】
このようなシャープペンシルは、筆記に伴い芯が消耗するので時々ノック操作をして芯を繰り出す。このノック操作を忘れると、芯が先端パイプ32の前端まで摩滅し、筆記が擦れたり、ついには硬い先端パイプの前端で紙を破いてしまうことさえある。従って、時々ノック操作をして芯を繰り出す為に、芯の突出が長すぎる場合が生じ、芯折れの問題が頻発している。また、筆記中に無意識にノックして芯を出しすぎてしまうこともある。
【0004】
また、上述した問題を解決する手段として、ノック操作により芯が一定長さで筆記具先端から突出され、且つノック操作を繰り返しても芯が一定長さに維持可能となる筆記芯ホルダーが特許文献1の実開昭55−99887号公報で開示されている。
この筆記芯ホルダーは、「ノッチを押圧した時に筆記芯衝止用コレットチャックが非衝止の状態になって筆記芯の出入を自在とし、また当該ノッチに対する押圧解消した時に筆記芯衝止用コレットチャックが衝止の状態になって筆記芯を銜え止める形式の筆記芯ホルダーに於いて、ノッチの押圧の初期に同押圧をコレットチャックに伝えない構造とすると共に、チャックの前面に内径が筆記芯の径と同一であってその擦止機能を備えた環状のストッパーを同チャックと擦合状態に配し、その両側に支腕を一体に設け、同支腕の基端をノッチの先端に固定し、この支腕を介してストッパーをノッチの押圧初期作動によりコレットチャックの衝口の前方に所定の間隔を置いて臨出し、またノッチの押圧後期作動および戻り初期作動時に同臨出の状態を維持し、更にノッチの戻り後期作動により旧状に復せしめるようにして成る筆記芯ホルダー。」と記載されている。
【0005】
上記の筆記芯ホルダーは、従来良く知られるシャープペンシルの問題を解決可能とする優れた構成を示している。
しかしながら、ストッパーを後方に附勢しているスプリングとコレットチャックを後方に附勢しているスプリングとが、コレットチャックの環状突起を挟んで直列に配置された構成となっているので、芯の突出長さが安定しない不具合がある。例えばストッパーを附勢しているスプリングの圧縮が進んで附勢力が増し、コレットチャックを附勢しているスプリングの初期附勢力と等しくなった時点でコレットチャックの拡開が始まる場合、各部材間での摺動抵抗その他の要因によってコレットチャックの拡開時期が遅れることが考えられるし、また、ストッパーを附勢しているスプリングはコレットチャックの拡開が始まった以降も引き続き圧縮されるので、ストッパーは前進を続けて芯の突出量を決定するストッパーとコレットチャック先端の空間は離れ続け、芯の突出量が安定しない要因となる。また、この作動におけるスプリングの附勢力の関係は、ストッパーを後方に附勢しているスプリングの初期附勢力をx1、コレットチャックが拡開を開始する時点の附勢力をx2、またコレットチャックを後方に附勢しているスプリングの初期附勢力をy1とすると、x1<y1、x2=y1の関係が成り立つ。コレットチャックを後方に附勢するスプリングは、ストッパーを後方に附勢するスプリングの附勢力に対して前述の通りの規制を受けることとなり、例えばシャープペンシルなど細い芯の場合などは、コレットチャックによって芯が食いちぎられる懸念がある。
また他の作動として、ストッパーを附勢しているスプリングが全圧縮した時点でコレットチャックの拡開が始まる場合は、スプリングの全圧縮時の全長は、線材径のばらつきや、巻き数のばらつき、コイルの密着時の径方向のズレなどにより容易に変化する事が考えられる。
また、この作動におけるスプリングの附勢力の関係は、ストッパーを後方に附勢しているスプリングの初期附勢力をX1、全圧縮した時の附勢力をX2、またコレットチャックを後方に附勢しているスプリングの初期附勢力をY1とすると、X1<Y1かつX2<Y1の関係が成り立つ。この作動においてもコレットチャックを後方に附勢するスプリングは、ストッパーを後方に附勢するスプリングの附勢力に対して前述の通りの規制を受けることとなり、例えばシャープペンシルなど細い芯の場合などは、コレットチャックによって芯が食いちぎられる懸念がある。
また加工が非常に困難と思われる部材を用いていることも、この考案を実現するには不具合となっている。例えば軸筒について述べると、先端にテーパ孔を設ける他、ストッパーの支腕を挿通するための通孔を2箇所設ける必要があり、非常に加工が難しい形状であり、生産性が悪く、非常に高価な部品になることが予想される。またその他の例としてストッパーは、一体に支腕を設けることと記載されているが、支腕はノッチ先端までの長い距離を必要とし、一方で軸筒内を挿通するので、厚み、幅ともに十分には確保出来ないことが予想され、この様な支腕を一体に形成された部材も、非常に加工が難しい形状であり、生産性が悪く、非常に高価な部品になることが予想される。
また、組立性も困難である不具合を呈しており、例えばコレットチャックを後方に附勢しているスプリングは、コレットチャックの中央部に設けられた環状突起と軸筒の先端内面間に敷設されることとなっているが、推察する限りでは組み付け不可能である。
また上記不具合の他、この考案は筆記芯ホルダーと有るように太い芯を突出させるイメージのものであると推察され、細い芯を使用するシャープペンシルの構造に対しては不具合な構造を呈している。
シャープペンシルは、芯が細く、芯折れ防止するため芯を突出する先端部とチャックの間は剛性を配して心ズレが生じないように配慮される必要がある。また、芯折れ防止するため芯の突出長さは短く設定されており、筆記時に先端が容易に視認されるように筆記具の先端はテーパ状に細く形成する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、芯折れの問題や筆記中に無意識にノックして芯を繰出してしまう問題を解決する為、上記筆記芯ホルダーの基本的構成を利用して、ノック操作により芯が一定長さで筆記具先端から突出され、且つノック操作を繰り返しても芯が一定長さに維持される芯繰り出し装置であって、芯の突出長さが安定して行われ、先端が容易に視認されて使い勝手が良く、細い芯であってもチャックの把持部で食いちぎられる懸念が無い芯繰り出し装置を提供可能とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成する為に以下の構成を有する。
請求項に記載の発明に係る芯繰り出し装置は、ノック操作により芯把持機構が芯を解放し、ノック操作を解消した時に芯把持機構が芯を把持する芯繰り出し装置であって、軸筒の先端に設けられた口先部の先端孔から前後動可能に突出するスライダーが設けられ、スライダーの内孔部略前端位置に、芯を疎通可能にすると共に所定の押圧力以下では芯の先端が当接して芯の疎通が不可となる弾性変位可能なストッパーが固定されて、前記スライダーは芯ケースと連動するようにスプリングにより後方に附勢され、一方、前記スライダー後方の同軸線上に芯把持機構が芯を把持する状態で設けられ、ノック操作初期には芯把持機構は芯を把持した状態を維持し、芯ケースと連動してスライダーが前進し、芯がストッパーの後端から所定量離れる状態(連続ノックの場合は略当接状態)となり、ノック操作後期には引き続き芯ケースと連動してスライダーが前進するとともに芯把持機構が芯を解放し、芯の自重落下により芯がストッパー後端に当接し、ノック操作の解消時には芯把持機構が芯を把持した後、スライダーが初期位置まで後退して芯がストッパーを疎通し、スライダーの前端から芯が所定の長さで突出可能となる芯繰り出し装置において、
芯把持機構は芯把持機構後部の段部と芯ケースの段部とが当接することにより芯を把持、解放する構造であって、芯把持機構が芯を把持、解放する時期は、芯把持機構後部の作動部と芯ケースの作動部との空間距離により設定されている。従って、芯の突出長さが安定して行われることが可能である。また芯が細くても芯を突出するスライダーと芯把持機構との間は剛性を有して心ズレが生じない構造とすることが可能である。また、筆記時に先端が容易に視認されるように筆記具の先端はテーパ状に細く形成することが可能である。
【0008
請求項に記載の発明に係る芯繰り出し装置は、請求項1に記載の芯繰り出し装置において、スライダーの前端から突出する芯の所定長さL1、スライダー前端からストッパー後端の距離L2、芯把持機構が芯を把持した状態での芯把持機構後部の段部と芯ケースの段部との空間距離L3の関係は、L3がL1とL2の合計距離に等しいか若干大きく設定されている。
【0009
請求項に記載の発明に係る芯繰り出し装置は、請求項1に記載の芯繰り出し装置において、芯把持機構は、略円筒形状の固定筒と、固定筒に設けられた内孔の先端部に固定される締め部材と、締め部材により芯の把持、開放を可能とする(コレット)チャックと、チャックの後端に固定されるチャック継ぎ手と、固定筒後端面とチャック継ぎ手の間に配されチャックを後方に附勢するチャックスプリングから構成され、ユニット化された芯把持機構は略円筒形状の軸筒に固定され、前記固定筒と軸筒内壁との間には空間部を有するよう、固定筒側面もしくは軸筒内壁は切り欠き部を設け、その空間部を前後動可能となるように、芯ケース前方部は脚部を設け、脚部前端面とスライダー後端面が当接することで連動し、芯ケースの内孔には芯把持機構を拡開させるための作動部となる段部を設け、芯把持機構の作動部となるチャック継ぎ手と当接することで芯把持機構が拡開する構成である。
【001
請求項に記載の発明に係る芯繰り出し装置は、請求項1に記載の芯繰り出し装置において、芯把持機構は、略円筒形状の固定筒と、固定筒に設けられた内孔の先端部に固定される締め部材と、締め部材により芯の把持、開放を可能とする(コレット)チャックと、チャックの後端に固定されるチャック継ぎ手と、固定筒後端面とチャック継ぎ手の間に配されチャックを後方に附勢するチャックスプリングから構成され、ユニット化された当該芯把持機構は略円筒形状の軸筒に固定され、前記固定筒と軸筒内壁との間には空間部を有するよう、固定筒側面もしくは軸筒内壁は切り欠き部を設け、その空間部を前後動可能となるように、スライダー後方部は脚部を設け、脚部後端面と芯ケース前端面が当接することで連動し、芯ケースの内孔には芯把持機構を拡開させるための作動部となる段部を設け、芯把持機構の作動部となるチャック継ぎ手と当接することで芯把持機構が拡開する構成である。
【001
請求項に記載の発明に係る芯繰り出し装置は、請求項1に記載の芯繰り出し装置において、芯把持機構は、略円筒形状の固定筒と、固定筒に設けられた内孔の先端部に固定される締め部材と、締め部材により芯の把持、開放を可能とする(コレット)チャックと、チャックの後端に固定されるチャック継ぎ手と、固定筒後端面とチャック継ぎ手の間に配されチャックを後方に附勢するチャックスプリングから構成され、ユニット化された当該芯把持機構は略円筒形状の軸筒に固定され、前記固定筒と軸筒内壁との間には空間部を有するよう、固定筒側面もしくは軸筒内壁は切り欠き部を設け、その空間部を前後動可能となるように継ぎ手部材を配し、継ぎ手部材によりスライダーと芯ケースが連結され、連動することとし、芯ケースの内孔には芯把持機構を拡開させるための作動部となる段部を設け、芯把持機構の作動部となるチャック継ぎ手と当接することで芯把持機構が拡開する構成である。
【0012】
請求項6に記載の発明に係る芯繰り出し装置は、請求項5に記載の芯繰り出し装置において、固定筒は軸筒と一体に形成された構成である。
【0013】
請求項7に記載の発明に係る芯繰り出し装置は、請求項6に記載の芯繰り出し装置において、締め部材は固定筒と一体に形成された構成である。
【0014】
請求項8に記載の発明に係る芯繰り出し装置は、請求項7に記載の芯繰り出し装置において、スライダーと芯ケースは連結、固定され、芯ケースがスプリングにより後方に附勢されている構成である。
【0015】
請求項9に記載の発明に係る芯繰り出し装置は、請求項8に記載の芯繰り出し装置において、ストッパーに芯が疎通可能となる押圧力P1、スプリングの初張力P2の関係は、P1<P2と設定され、チャックスプリングの初張力P3はP1、P2いずれの初張力にも関係なく設定されている。
従って、細い芯であってもチャックの把持部で食いちぎられる懸念が無い芯繰り出し装置を提供可能とする。
【0016】
請求項10に記載の発明に係る芯繰り出し装置は、請求項9に記載の芯繰り出し装置において、ストッパーは、芯の先端が当接する部位に硬質部が設けられ、芯の先端に所定の押圧力が懸かった状態で芯が疎通可能となるように硬質部の外郭に弾性部が設けられている。従って、芯の当接と疎通が絶えず繰り返されるストッパーの耐久性が保証可能となる。
【001
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1乃至図16は本発明の実施例に基づく芯繰出し装置を示している。
先ず、本発明の構成について、部分ユニットの構成から説明する。
図2は、部分ユニットと部品の全体を示した斜視図で、それぞれ要部を破断して示している。
【001
図3は芯把持機構の部品展開を示す斜視図である。
固定筒10は、円筒状の両側面が平坦にそぎ落とされたガイド面10aを有し、前端に細径の先筒部10bが形成されてなる。先筒部10bの内孔には、締め部として締めリング12が圧入などによって固着される。
締めリング12は筆記具の全体を細くするなどの設計都合によって薄肉の金属製の筒体で形成されるが、本発明の構成としては必ずしも必要では無く、先筒部10bの内孔に締め部として一体に形成することもできる。
また、チャック11は、通常のシャープペンシルに使用されるチャックと同じであり、把持部11aの外周には拡縮可能な二つ割り又は三つ割のスリットが形成され、後端には凸状の係止部11bが形成されている。次に、チャック継手13の軸部13aにチャックスプリング14を挿着し、段部13bにチャックスプリング14の後端を当接すると共に前端を固定筒10の後端に当接した状態で、前記固定筒10の後端孔からチャック継手13を挿入して、また、締めリング12を挿通して固定筒10の前端からチャック11を挿入し、前記係止部11bを前記チャック継手13の軸部13aの前端に設けられた係止孔13cに圧入係止させて、図4に示される芯把持機構9が構成される。
【0019
図5はスライダーの部品展開を示す斜視図である。
スライダー3は、細径の先部材4の内孔の略前端に弾性体よりなるストッパー7が挿着され、ストッパー7の後端を抑える状態で先部材4の内孔にガイドパイプ6の前方部が固定され、更に、後端に前方に段部5aと後方に円盤状の鍔5bを一体に有した後部材5の軸心にガイドパイプ6の後方部が固定されると共に、後部材5の前端が先部材4の後端孔に固定されて、図5に示されるスライダー3が構成される。 尚、スライダー3は、ガイドパイプ6の内孔とストッパー7の内孔を通じて芯が挿通可能となされると共に、所定の押圧力以下では芯の先端がストッパー7の後端に当接して芯の疎通が不可となるように構成され、基本的には弾性変位可能なゴム等の材質で形成されている。
【002
次に、図1〜7、13〜16に基づいて、本発明の全体の構成について説明する。
実施例1の芯繰り出し装置は、軸筒1の前方より内孔の内壁に周状の突部あるいは周状の段部1aが設けられ、上述したチャックユニット3が軸筒1の前方から挿入され、固定筒10の後端が段部1aの前部に当接して固定される。続いて軸筒1の後方から芯ケース15が挿入され、芯ケース15の脚部15aの内面側が固定筒10の平坦なガイド面10aに対接された状態となる。(図7)
【002
芯ケース15は長い筒状体で、後端にノックカバー17を着脱可能に止着する軸部15bを有し、そのやや前方に鍔部15cを有している。
芯ケース脚部15aの後端部には段部15dが設けられており、この段部がノック作動により芯把持機構9のチャック継手13を作動させる。
【002
芯ケース15を軸筒1の後方より挿入した状態で、天冠16を軸筒1 の後端外周部に設けられている。
【002
また、後部材段部5aの前面に後端を当接させた状態でスプリング8を装着し、そのスプリング8の前端を口先部2の内孔に設けられた段部に当接させて、スライダー3を口先部2の内孔に嵌挿すると共に、口先部2の軸部2aに設けた螺子部を軸筒1に設けた螺子部と螺合して、軸部2aの後端と軸筒1の段部1aとの間に固定筒10が固着状態に固定され、また、スライダー5の鍔部5bの後端が芯ケース15前端の脚部15aに当接した状態となる。
【002
このとき、上述したように軸筒1の後端外周部に天冠16が設けられているが、天冠16後端の内段16aが芯ケース15の鍔部15cの後端に当接し、芯ケース15を適宜前方に押圧した状態になされている。
また、芯ケース15の後端に設けられた軸部15bの外周にはノックカバー17が着脱可能に止着される。
【002
ところで、上述した実施例の固定筒10は、円筒状の両側面が平坦にそぎ落とされたガイド面10aを有し、芯ケース15の脚部15aの内面側が固定筒10の平坦なガイド面10aに対接された状態で挿入されてガイドされているが、このガイドの形態は設計都合で様々に変更できるものである。
また、芯ケース15が回転方向に無理にねじられた時に、脚部15aがねじられて変形や破損を受けるのを防止する為回転止め設ける事もできる。この回転止めの形態も設計都合で様々に変更でき、芯ケース15を直接軸筒1と回転止めすれば部品点数を増やさず回転を防止することができる。
【002
ところで、軸筒1の後端外周部に天冠16が設けられているが、軸筒1に対し天冠16を回転させることにより芯ケース15が前後動し、更にスライダー3を連動させて、図8に示すスライダー3の後部材段部5aの前面と口先部2の段部2cとの間隔Pを伸縮させる調節装置となっている。この調節装置は螺合構造が一般的であるがメカニズムはこれに限定されない。また、調節位置がずれないようにロック機構を設けたり、調節のレベルが解るように表示を設けたりすることもできる。
尚、前記間隔Pを適正値とした状態で天冠16を固定することも考えられる。
【002
図13は、他の実施形態であるスライダー18を示している。該スライダー18は上述したスライダー3と基本的な構成は同じであり、ストッパー19の構成のみ異なる。図14に示すストッパー19は、弾性部19aの内孔周面に複数の硬質部19bが設けられ、芯の先端が硬質部に当接し、芯の先端に所定の押圧力が懸かった状態で芯が疎通可能となるように設けられている。例えば、ゴムのような材質で弾性部19aは形成され、硬質部19bは、球体に限らず異形体の金属や非金属の粒体で形成される。
また図15は、更に他の実施形態であるスライダー20を示している。該スライダー20もストッパー21の構成のみ異なる。ストッパー21は、弾性部21aの内孔周面にリング状の硬質部21bが設けられ、芯の先端が硬質部に当接し、芯の先端に適宜押圧力が懸かった状態で芯が疎通可能となるように設けられている。硬質部21bは、金属や非金属でCリング状に形成されて弾性体21a内孔の凹溝に固定して設けられている。その他、ストッパーは、金属や非金属材でバネ性を持たせて、芯の先端に所定の押圧力が懸かった状態で芯が疎通可能となるように形成することが可能である。
【002
実施例のシャープペンシルは以上のように構成されているが、各部分ユニットや部品の形態は限定されない部分を諸所に含んでいる。一例を挙げれば、スライダー3の構成は多くの部品で組み上げられているが、極端には一部品で形成することも可能である。また、口先部2とスライダー3の間に設けられたスプリング8により、芯ケース15はスライダー3と一体となって後方に附勢されているが、スプリング8は軸筒1の後方に設けることも可能である。
それらは設計都合によって最適な形態が設定される。
【0029
続いて図8〜12に基づいて実施例1の芯繰り出し装置の作動について説明する。
図8は実施例における芯繰り出し装置の筆記状態でノック作動前の初期状態を示している。チャック11はチャックスプリング8により後方へ附勢され芯22を把持し、芯ケース15とスライダー3はスプリング8により一体となって後方部へ押し付けられている。ここで各々のスプリング強さのバランスはスプリング8<チャックスプリング14である。
この状態で芯22はチャック11に把持され、スライダー3より突出しており筆記可能である。
【003
図8の筆記状態で芯が磨耗してくると芯ケース15の後端部をノックする。ノックを開始した状態が初期ノック状態の図9である。
ノックを開始すると芯ケース15はスライダー3と一体となってスプリング8の圧縮を開始する。芯ケース段部15dとチャック継手段部13bとの距離L3だけスプリング8が圧縮されたところで芯ケース段部15dがチャック継手段部13bに当接し、L3はスライダー3の先端から突出する芯の所定長さL1+スライダー先端からストッパー後端までの距離L2より大と設定されており、この時芯22はチャック11に把持された状態で固定されているので、ストッパー7は芯22先端より前方へ抜ける。
【003
図9の状態よりさらにノックをしていくとスライダー3と芯ケース15は連動しているのでスプリング8の圧縮を継続しながらチャックスプリング14の圧縮を開始する。この状態でチャック11も前方へ移動を開始し、芯22の把持を開放し、後部材段部5aが口先部段部2cに当接する事によりフルノック状態となる。フルノック状態では芯22はチャック11及びストッパー7より開放されており、芯自重によりストッパー7の後端面に当接している。
図10は芯22を開放しているフルノック状態である。
【003
フルノック状態よりノックを解除していくと芯22、スライダー3、芯ケース15、チャック11は一体となって後方へ移動を開始する。チャック11が固定筒10の締めリング12にチャックスプリング14によって引き込まれ芯22の把持を完了する。(図11)
【003
さらにノックを解除していくとチャック11は固定筒10によって後方への移動を停止して芯把持状態を維持し、芯ケース15、スライダー3はさらに後方へ移動する。この時芯ケース段部15dがチャック継手段部13bとL3となる初期状態まで戻り、チャック11に把持された芯22はスライダー3と芯ケース15がさらに後方へ移動する事によりストッパー7を疎通しL1だけスライダー3先端より突出する。(図12)
【003
これらの動作を繰り返す事により、芯22は常に一定量しかスライダー3より突出しない。また筆記によって芯22が磨耗した場合もこの動作により所定の芯突出長さL1だけスライダー3より突出可能である。
【003
【発明の効果】
本発明の構成及び動作は以上の如くであり、ノック操作により芯が一定長さで筆記具先端から突出され、且つノック操作を繰り返しても芯が一定長さに維持されるので芯折れの問題や筆記中に無意識にノックして芯を繰り出してしまう問題が無く、先端が容易に視認されて使い勝手が良く、細い芯でってもチャックの把持部で食いちぎられる懸念が無い芯繰出装置が提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるシャープペンシルの初期状態の全体を示す縦断面図である。
【図2】図1の部品を示す斜視図である。
【図3】芯把持機構の部品展開を示す斜視図である。
【図4】組上がった芯把持機構の斜視図である。
【図5】スライダーの部品展開を示す視図である。
【図6】組上がったスライダーの視図である。
【図7】芯把持機構断面図である。
【図8】実施例のシャープペンシルの作動状態を説明した図であって、筆記状態を示す断面図である
【図9】実施例のシャープペンシルの作動状態を説明した図であって、ストッパーが芯保持を解除しているノック初期状態を示す断面図である。
【図10】実施例のシャープペンシルの作動状態を説明した図であって、チャックが芯を開放したフルノック状態である。
【図11】実施例のシャープペンシルの作動状態を説明した図であって、芯ケースが後退し、チャックに再び芯が把持される状態を示す断面図である。
【図12】実施例のシャープペンシルの作動状態を説明した図であって、芯ケースが初期状態まで後退し、芯の先端が先部材の前端から適宜長さで突出する状態を示す断面図である。
【図13】他の実施形態であるスライダーの部品展開を示す斜視図である。
【図14】他の実施形態であるスライダーに使用するストッパーを示す斜視図である。
【図15】更に他の実施形態であるスライダーの部品展開を示す斜視図である。
【図16】更に他の実施形態であるスライダーに使用するストッパーを示す斜視図である。
【図17】従来よく知られるシャープペンシルの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒
1a 段部
2 口先部
2a 軸部
2b 段部
2c 段部
3 スライダー
4 先部材
5 後部材
5a 段部
5b 鍔部
6 ガイドパイプ
7 ストッパー
8 スプリング
9 芯把持機構
10 固定筒
10a ガイド面
10b 先筒部
11 チャック
11a 把持部
11b 係止部
12 締めリング
13 チャック継手
13a 軸部
13b 段部
13c 係止孔
13d 芯ガイド部
14 チャックスプリング
15 芯ケース
15a 脚部
15b 軸部
15c 鍔部
15d 段部
16 天冠
16a 段部
17 ノックカバー
18 スライダー
19 ストッパー
19a 弾性部
19b 硬質部
20 スライダー
21 ストッパー
21a 弾性部
21b 硬質部
22 芯
23 軸筒
24 軸継手
25 チャック
26 締め具
27 芯ケース
28 チャックスプリング
29 芯
30 口先部
31 スライダー
31a 芯ガイド軸部
32 先端パイプ
33 保持チャック

Claims (10)

  1. ノック操作により芯把持機構が芯を解放し、ノック操作を解消した時に芯把持機構が芯を把持する芯繰り出し装置であって、
    当該芯繰り出し装置は、軸筒の先端に設けられた口先部の先端孔から前後動可能に突出するスライダーが設けられ、スライダーの内孔部略前端位置に、芯を疎通可能にすると共に所定の押圧力以下では芯の先端が当接して芯の疎通が不可となる弾性変位可能なストッパーが固定されて、前記スライダーは芯ケースと連動するようにスプリングにより後方に附勢され、
    一方、前記スライダー後方の同軸線上に芯把持機構が閉じて芯を把持する状態で設けられ、
    ノック操作初期には芯把持機構は芯を把持した状態を維持し、芯ケースと連動してスライダーが前進し、芯がストッパーの後端から所定量離れる状態(連続ノックの場合は略当接状態)となり、
    ノック操作後期には引き続き芯ケースと連動してスライダーが前進するとともに芯把持機構が芯を解放し、芯の自重落下により芯がストッパー後端に当接し、ノック操作の解消時には芯把持機構が芯を把持した後、スライダーが初期位置まで後退して芯がストッパーを疎通し、スライダーの前端から芯が所定の長さで突出可能となる芯繰り出し装置において、
    芯把持機構は芯把持機構後部の段部と芯ケースの段部とが当接することにより芯を把持、解放する構造であって、
    芯把持機構が芯を解放する時期は、芯把持機構後部の段部と芯ケースの段部との空間距離により設定されていることを特徴とする芯繰り出し装置。
  2. スライダーの前端から突出する芯の所定長さL1、スライダー前端からストッパー後端の距離L2、芯把持機構が芯を把持した状態での芯把持機構後部の段部と芯ケースの段部との空間距離L3の関係は、L3がL1とL2の合計距離に等しいか若干大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の芯繰り出し装置。
  3. 芯把持機構は、略円筒形状の固定筒と、固定筒に設けられた内孔の先端部に固定される締め部材と、締め部材により芯の把持、開放を可能とする(コレット)チャックと、チャックの後端に固定されるチャック継ぎ手と、固定筒後端面とチャック継ぎ手の間に配されチャックを後方に附勢するチャックスプリングから構成され、
    ユニット化された当該芯把持機構は略円筒形状の軸筒に固定され、前記固定筒と軸筒内壁との間には空間部を有するよう、固定筒側面もしくは軸筒内壁は切り欠き部を設け、その空間部を前後動可能となるように、芯ケース前方部は脚部を設け、脚部前端面とスライダー後端面が当接することで連動し、
    芯ケースの内孔には芯把持機構を拡開させるための作動部となる段部を設け、芯把持機構の作動部となるチャック継ぎ手と当接することで芯把持機構が拡開することを特徴とした、請求項1に記載の芯繰り出し装置。
  4. 芯把持機構は、略円筒形状の固定筒と、固定筒に設けられた内孔の先端部に固定される締め部材と、締め部材により芯の把持、開放を可能とする(コレット)チャックと、チャックの後端に固定されるチャック継ぎ手と、固定筒後端面とチャック継ぎ手の間に配されチャックを後方に附勢するチャックスプリングから構成され、
    ユニット化された当該芯把持機構は略円筒形状の軸筒に固定され、前記固定筒と軸筒内壁との間には空間部を有するよう、固定筒側面もしくは軸筒内壁は切り欠き部を設け、
    その空間部を前後動可能となるように、スライダー後方部は脚部を設け、脚部後端面と芯ケース前端面が当接することで連動し、
    芯ケースの内孔には芯把持機構を拡開させるための作動部となる段部を設け、芯把持機構の作動部となるチャック継ぎ手と当接することで芯把持機構が拡開することを特徴とした、請求項1に記載の芯繰り出し装置。
  5. 芯把持機構は、略円筒形状の固定筒と、固定筒に設けられた内孔の先端部に固定される締め部材と、締め部材により芯の把持、開放を可能とする(コレット)チャックと、チャックの後端に固定されるチャック継ぎ手と、固定筒後端面とチャック継ぎ手の間に配されチャックを後方に附勢するチャックスプリングから構成され、
    ユニット化された当該芯把持機構は略円筒形状の軸筒に固定され、前記固定筒と軸筒内壁との間には空間部を有するよう、固定筒側面もしくは軸筒内壁は切り欠き部を設け、
    その空間部を前後動可能となるように継ぎ手部材を配し、継ぎ手部材によりスライダーと芯ケースが連結され、連動することとし、
    芯ケースの内孔には芯把持機構を拡開させるための作動部となる段部を設け、芯把持機構の作動部となるチャック継ぎ手と当接することで芯把持機構が拡開することを特徴とした、請求項1に記載の芯繰り出し装置。
  6. 固定筒は軸筒と一体に形成されたことを特徴とする請求項5に記載の芯繰り出し装置。
  7. 締め部材は固定筒と一体に形成されたことを特徴とする請求項6に記載の芯繰り出し装置。
  8. スライダーと芯ケースは連結、固定され、芯ケースがスプリングにより後方に附勢されていることを特徴とする請求項7に記載の芯繰り出し装置。
  9. ストッパーに芯が疎通可能となる押圧力P1、スプリングの初張力P2の関係は、P1<P2と設定され、
    チャックスプリングの初張力P3はP1、P2いずれの初張力にも関係なく設定されていることを特徴とする請求項8に記載の芯繰り出し装置。
  10. ストッパーは、芯の先端が当接する部位に硬質部が設けられ、芯の先端に所定の押圧力が懸かった状態で芯が疎通可能となるように硬質部の外郭に弾性部が設けられてなる請求項9に記載のシャープペンシル。
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