JP3649773B2 - 触指繰り出し式のシャープペンシル - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、筆記時に芯が消耗した場合などに、一々後端をノックする必要のないシャープペンシル又は筆記状態を維持したまま軸の先端部に設けられた触指部に指先で軽く後方へ引いて放すという操作を加えることによって、必要量の芯の繰り出しを可能とする触指繰り出し式のシャープペンシルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例として、芯固定チャックをボールで締めつける構造により筆記に対しては充分な芯の保持力を有するが、芯のチャックからの引出しには僅かな力しか必要としないシャープペンシルが知られている。此のものは、筆記に伴う芯の消耗で一々後端をノックして芯を繰り出すという煩わしさはないが、先端パイプと保持チャックを一体的に有したスライダーが口金に対し芯の消耗と共に後退するよう成されている為に先端パイプに外力が懸かると意図せず芯が繰り出されてしまう問題がある。特に、先端パイプを定規に当てて線引きをするなどの場合に起きる。意図しないで芯を長く突出してしまった場合に、芯を戻す動作として後端をノックしてチャックを前進させ、芯の把持を解除する必要がある。従って、軸筒を握り直す必要が生じ面倒である。
又、筆記の際、芯の先端に過大な筆圧が懸かった時に芯折れや芯固定チャックの把持部に芯滑りを生じて把持部の磨耗や芯の粉による目詰まり等で芯把持不良を起こす。把持部には通常微小螺子目状の突部が形成されている。特に、ローコスト化で芯固定チャックを樹脂成形品とした場合に顕著に問題が起きる。
【0003】
又、当出願人は実公昭64ー1107号公報で触指繰り出し式シャープペンシルを開示している。それによれば、チャックケース2の前端部外周には接合筒6が軸筒7に圧入固定されており、この接合筒6の前端内径部に軸継ぎ手8が螺着されている。軸継ぎ手8の前端外径部には螺子部が形成されており、ここに先端パイプ9を固定した口金10が螺着している。軸継ぎ手8の内径部には保持チャック12を中心に嵌装した繰り出し体13の中心部14が内装されており、繰り出し体13はこの中心部から外方に片部15を突出させその先端に短筒状の触指部16を構成している。繰り出し体13の片部15は軸継ぎ手8の先端から後方に向かって軸方向に設けられたスリ割り17を貫通しておりその触指部16を軸継ぎ手8の外周部に露呈させている。触指繰り出しとは別に、普通に芯を繰り出す場合には、ノック操作部に連結する芯ガイド1が接合筒6との間に介装されたコイルスプリング20を圧縮しながらチャックケース2を軸継ぎ手8の後端に衝合するまで前進させ、次いで芯固定チャック4が開放されて芯の繰り出しが行われる。ノックを解除するとチャックケース2が後退するが、その時には芯固定チャック4が開放されたまま後退する必要がある。その為に、芯ガイド1はチャックケース2の外周にコイルスプリング5より強い力で摩擦係合するように構成される必要がある。以上示したように、従来例は軸継ぎ手8の螺子部にスリ割り17を設けたことにより変形し易い欠点がある。その為、繰り出し体13の摺動不良や口金10の緩みが起きやすい。従って、実際上それらの部材は金属加工品で設けられており部材費が割り高と成っている。又、従来例は部品点数も多く、螺合部が多いので更にコストアップという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記操作上の面倒な点を解消すること。又、従来例の触指繰り出し式のシャープペンシルの構造上の欠点を改良し、主要部材の殆どを樹脂化可能として、且つ部材の省略を計り大幅なコストダウンにより安価に提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成する為に以下の構成を有する。
請求項1に記載の発明に係る触指繰り出し式のシャープペンシルは、芯固定チャックをボールでチャックケース先端の締め具に締めつける構造により筆記に対しては充分な芯の保持力を有するが、芯の当該チャックからの引出しには僅かな力しか必要としないシャープペンシルであって、軸筒1、チャックケース2、芯固定チャック3、口金13、繰り出し体16、触指部20の主要部材が夫々合成樹脂成形品として形成され、上記芯固定チャック3の後端に縮径方向に弾性変位可能な係止部3cが設けられ、口金13を軸筒1の先端に螺合又は圧入等により固定して、口金13の内部に、中心部に保持チャック18を有し、後端に拡開方向に弾性変位可能な係止部19bが設けられた繰り出し体16を嵌装し、繰り出し体16と一体に連動するリング状の触指部20を口金13の外部に露呈して設け、該触指部20の内部で、触指部20と口金13のとの間にコイルスプリング21を介在させて触指部20を前方に押圧状態と成して、触指部20の最後退位置で芯固定チャック3の係止部3cに繰り出し体16の係止部19bが弾性的に係合すると共に、その係合作用によって上記芯固定チャック3が僅かに前進されて芯の把持状態が解除され、触指部20を上記最後退位置より前方の位置で後退させることで芯が繰り出されるように構成されてなる。
【0006】
請求項2に記載の発明に係る触指繰り出し式のシャープペンシルは、請求項1に記載の触指繰り出し式のシャープペンシルに於いて、軸筒1に対し後退阻止された芯ケース9と軸筒1に対し前方への移動が阻止された状態に設けられたスペーサー22との間にコイルスプリング12が附勢されると共に、チャックケース2の後端がスペーサー22の内段部22aに当接するように設けられて、口金13の先端パイプ14の先端から突出した芯の先端に過大な筆圧が加わった時に、芯固定チャック3、チャックケース2、スペーサー22がコイルスプリング12を圧縮して後退し、芯が先端パイプ14内に没入可能となり、また、コイルスプリング12を圧縮して芯ケース9が前進すると、それと連動してチャックケース2が前進して芯の繰り出しが可能となるように構成されてなる。
【0007】
【実施例】
図1乃至図3は本発明の実施例を示している。
先ず、軸筒1の後端より適宜突出した芯ケース9の後端孔に消しゴムを取付けた消しゴム止め具が止着され、芯ケース9の後端外周にはノックカバーが着脱自在に嵌着される。(図示せず)
【0008】
又、芯ケース9の先方に鍔部9aが形成されて軸筒1内の段部1bで後退阻止されると共に先端には芯ガイド10が形成され、芯ガイド10の先方の外周には周状の溝部11aが設けられ、該溝部11aの後方に突条の係止部11が設けられている。又、後述するチャックケース2の後方側面にはスリット部6が形成され、該スリット部6と直交する外周に軸方向の窓部8が穿設され、窓部8の後端は段部8aを有して閉塞状と成っている。又、内側面には内方突条の係止部7が設けられている。
芯ガイド10はチャックケース2の後端孔より弾性的に嵌入して上記係止部11が窓部8に嵌挿すると共に係止部11が段部8aに当接して芯ガイド10はチャックケース2に対し前後退可能で抜け止めされる。(尚、図示された断面で、上記係止部11及び窓部8は見えないので想像線で示している)
【0009】
又、軸筒1の段部1aに対峙してスペーサー22が配設され、チャックケース2の後端がその内段部22aに当接すると共に、芯ケース9は前記鍔部9aと上記スペーサー22の後端との間でコイルスプリング12により常時は後方に附勢されている。
【0010】
ところで、前記チャックケース2の先端には締め具2aが固着されている。締め具2aの前端内径部はテーパー状を呈しており、そのテーパー面に接触するボール4、4を把持部3aの外面凹部に嵌入した芯固定チャック3が内装され、この芯固定チャック3は締め具2aの後方に形成される段部との間に介装されたコイルスプリング5により後方へ附勢されている。尚、芯固定チャック3は弾性にすぐれ、耐磨耗性に強い合成樹脂成形品で二つ割り状の筒体を合わせた状態で構成される。又、芯固定チャック3の後端部外周には前方に向かう弾性片3bと該弾性片3bの先端にはアール状又は山形状の突状周面を有した係止部3cが形成され、弾性片3b及び係止部3cは前記チャックケース2のスリット部6に摺動自在に嵌装される。又、係止部3cは弱い力で縮径方向に弾性変位可能と成されている。又、上記弾性片3bと係止部3cを構成する後端部は芯固定チャック3の後端に一体に形成されるが、製造上、芯固定チャック3の後端に別部材として固着されることもある。
【0011】
又、芯に筆記圧が働くとボール4、4が転動して芯固定チャック3は楔効果により締まり芯は保持されるが、芯を前方へ引き出す場合には、上記コイルスプリング5のばね力を弱く設定しておくことにより数グラム程度の小さい力により可能となるように構成されている。ところで、上記チャックケース2は樹脂成形品で形成され締め具2aは金属加工で形成される。本来、チャックケースと締め具は一体で形成されるものであるが、加工が複雑な為に金属だとコスト高となる。又、樹脂製だと耐久性不足となる。締め具2aを金属としている理由はボールの転動による耐磨耗性とテーパー部の剛性を配慮したことによる。尚、耐久性を妥協すれば一体の樹脂成形品でもよい。
【0012】
又、軸筒1の前端内径部には螺子部が形成されており、ここに先端パイプ14を固定した樹脂製の口金13が鍔部13aの後方部位で螺着している。又、後方部位の後方外周部に窓部13bが穿設されている。又、口金13は軸筒1の前端外径部に圧入する場合もある。又、口金13に先端パイプを一体に形成する場合もある。又、口金13の鍔部13aの前方軸側面にガイドスリット15が穿設され、該ガイドスリット15と連通して後方部位内周部に後端に至りガイド溝15aが形成されている。又、上記窓部13aはガイド溝15aと同軸線上に設けられている。
【0013】
又、口金13の内部には繰り出し体16が摺動自在に嵌装されており、繰り出し体16の中心部17に保持チャック18が固定されて設けられ、後端側に一体に延出した係合片19の前端外周には上記ガイドスリット15に対応する所定位置で、係止溝19cが形成され、係合片19はガイドスリット15に嵌入して摺動自在と成されている。又、係合片19の後端には前記窓部13bに対応する位置で弾性変位可能な弾性部19aと該弾性部19aの内側に前記係止部3cと対応するアール状又は山形状の凹溝状の係止部19bが形成されている。
又、前記締め筒2aの先端と繰り出し体16が口金13の最前端位置にある時の対向面との間にはノック操作による繰り出し量だけの間隔が設けられている。
【0014】
又、触指部20はリング状を呈した樹脂製で、略先端の内周部には前記係止溝19cに対応した箇所で突部20aが形成されている。触指部20は口金13の外部に嵌装され、突部20aが弾性的に係止溝19cに嵌入して相互が係合されて触指部20と繰り出し体16は一体に連動する。又、触指部20の後端と口金13との間には触指繰り出しの為の間隔が設けられている。
【0015】
又、触指部20の内部で、触指部20と口金13との間にコイルスプリング21を介在させて触指部20を前方に押圧状態に附勢している。このスプリングのばね力は芯固定チャック3から芯を引き出す力よりも大きくて構わないので10グラム乃至20グラム程度に設定できる。
【0016】
図1に示すように、前記芯固定チャック3の係止部3cと繰り出し体16後端の係止部19bは同軸線上に対峙した状態にする必要がある。その為に、チャックケース2の外周部と口金13の内周部との間にチャックケース2が前後退のみ自在な回転止めの為のリブと溝が設けられる。(図示せず)
以上の構成で、芯固定チャック3に対する繰り出し体16の前後退で係止部3cと係止部19bが係脱する。ところで、その係脱力は弱いものであるが、コイルスプリング5の附勢力よりも僅かに強く、コイルスプリング21の附勢力よりも適宜弱く設定されている。
【0017】
以上、説明した実施例は触指繰り出し式のシャープペンシルであるが、芯固定チャックをボールで締めつける構造のシャープペンシルであれば、例えば、先端パイプと保持チャックを一体的に有したスライダーが口金に対し常時先端側にスプリング等で附勢されて筆記時に芯の消耗と共に後退する形式のものであってもよい。
【0018】
【作用】
繰り出し体16は外部の触指部20を指でもって軽く後方に引いて係合片19をガイドスリット15及びガイド溝15aに沿わせることによって後方に摺動させることができる。次に、指を放すと保持チャック18が芯を保持して前方へ戻るので芯を繰り出すことができる。この繰り出し量は触指部20の後端が対向する口金13の鍔部13aに当接する前の適宜隙間を有した間隔の値となる。
(図2参照)
又、図2の状態で芯固定チャックの係止部3cと繰り出し体の係止部19bが係合する寸前となり、触指部20の後端が鍔部13aに当接した状態で相互の係止部のアール状又はテーパー状(山形状)の周面による突飛効果で係止部3cが係止部19bに係合し、芯固定チャック3が僅かに前進状態となって芯の把持が開放される。従って、その状態で芯の先端を押圧すれば芯が先端パイプ14内に没入可能となる。(図3参照)
【0019】
尚、普通に芯を繰り出す場合は、ノックカバーの後端をノックすればよく、ノックカバーに連結した芯ケース9先端の段部9aとスペーサー22の後端との間に介装されたコイルスプリング12を圧縮しながら芯ガイド10がチャックケース2と一体の締め具2aを前進して(前記芯ガイド10の溝部11aがチャックケース2の係止部7と係合しているので芯ケース9とチャックケース2は連動する)その先端を対向する繰り出し体16の段部16aに衝合する。この状態でチャックケース2の前進が阻止されるので上記溝部11aが弾性的に係止部7を乗り越えて前進し、芯ガイド10の先端が芯固定チャック3の後端に当接して芯固定チャック3が開放されて芯の繰り出しが行われる。
【0020】
次いで、ノックカバーの後端ノックを解除すると、係止部7が芯ガイド10の外周に摩擦係合しているので芯固定チャック3は把持部を開放したまま芯ケース9と共にチャックケース2が後退して、チャックケース2がスペーサー22の内段部22aに当接して後退を阻止されると、芯ケース9、即ち芯ガイド10のみが後退して係止部11が窓部8の段部8aに当接すると共に、溝部11aに係止部7が嵌入する。
ところで、上記実施例では係止部7に係合する溝部11aを一箇所設けているが、芯ガイド10の前進位置、後退位置で夫々二箇所で設けることもできる。
【0021】
又、筆記時に於いて、芯の先端に過大な筆圧が懸かった時には芯固定チャック3、チャックケース2、スペーサー22がコイルスプリング12を圧縮して後退するので芯が先端パイプ14内に没入する。
【0022】
【発明の効果】
本発明は以上の通りであり、芯が長く突出してしまった場合に握ったままの姿勢で指で釦を操作して芯を回収できるので従来の面倒な操作が解消される。
又、触指繰り出し式のシャープペンシルとした場合には、従来の軸継ぎ手の先端まで切欠いたスリ割りがないので触指部の摺動不良や螺合部の緩み等の構造上の欠点が解消される。又、軸筒、口金、繰り出し体、触指部を夫々合成樹脂成形品として形成し、部材の単純化を計ったことにより大幅なコストダウンが可能となる。又、従来の複雑な金属加工や螺合部は加工ばらつきによる品質の問題が存在するが、本願では金型による樹脂成形で形成できるので部材間のばらつきが無く品質が安定化する効果も奏する。又、芯の先端に過大な筆圧が懸かった場合に芯が先端パイプ内に没入するので芯折れや芯固定チャックの芯の把持部に負担がかからず耐久性の向上や高価な芯固定チャックを安価な樹脂成形品と成すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例である触指繰り出し式のシャープペンシルの要部縦断面図で、一部が半断面されている。
【図2】 図1に対応して、触指部を引いて芯を繰り出す状態を示した縦断面図である。
【図3】 触指部を最後退させて、芯固定チャックの把持が解除される状態を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒
1a 段部
1b 段部
2 チャックケース
2a 締め具
3 芯固定チャック
3a 把持部
3b 弾性片
3c 係止部
4 ボール
5 コイルスプリング
6 スリット部
7 係止部
8 窓部
8a 段部
9 芯ケース
9a 鍔部
10 芯ガイド
11 係止部
11a 溝部
12 コイルスプリング
13 口金
13a 鍔部
13b 窓部
14 先端パイプ
15 ガイドスリット
15a ガイド溝
16 繰り出し体
16a 段部
17 繰り出し体の中心部
18 保持チャック
19 係合片
19a 弾性部
19b 係止部
19c 係止溝
20 触指部
20a 突部
21 コイルスプリング
22 スペーサー
22a 内段部

Claims (2)

  1. 芯固定チャックをボールでチャックケース先端の締め具に締めつける構造により筆記に対しては充分な芯の保持力を有するが、芯の当該チャックからの引出しには僅かな力しか必要としないシャープペンシルに於いて、
    軸筒1、チャックケース2、芯固定チャック3、口金13、繰り出し体16、触指部20の主要部材が夫々合成樹脂成形品として形成され、上記芯固定チャック3の後端に縮径方向に弾性変位可能な係止部3cが設けられ、口金13を軸筒1の先端に螺合又は圧入等により固定して、口金13の内部に、中心部に保持チャック18を有し、後端に拡開方向に弾性変位可能な係止部19bが設けられた繰り出し体16を嵌装し、繰り出し体16と一体に連動するリング状の触指部20を口金13の外部に露呈して設け、該触指部20の内部で、触指部20と口金13との間にコイルスプリング21を介在させて触指部20を前方に押圧状態と成して、触指部20の最後退位置で芯固定チャック3の係止部3cに繰り出し体16の係止部19bが弾性的に係合すると共に、その係合作用によって上記芯固定チャック3が僅かに前進されて芯の把持状態が解除され、触指部20を上記最後退位置より前方の位置で後退させることで芯が繰り出されるように構成されたことを特徴とする触指繰り出し式のシャープペンシル。
  2. 軸筒1に対し後退阻止された芯ケース9と軸筒1に対し前方への移動が阻止された状態に設けられたスペーサー22との間にコイルスプリング12が附勢されると共に、チャックケース2の後端がスペーサー22の内段部22aに当接するように設けられて、口金13の先端パイプ14の先端から突出した芯の先端に過大な筆圧が加わった時に、芯固定チャック3、チャックケース2、スペーサー22がコイルスプリング12を圧縮して後退し、芯が先端パイプ14内に没入可能となり、また、コイルスプリング12を圧縮して芯ケース9が前進すると、それと連動してチャックケース2が前進して芯の繰り出しが可能となるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の触指繰り出し式のシャープペンシル。
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