JPH0617985U - 触指繰り出し式シャープペンシル - Google Patents

触指繰り出し式シャープペンシル

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JPH0617985U
JPH0617985U JP6137592U JP6137592U JPH0617985U JP H0617985 U JPH0617985 U JP H0617985U JP 6137592 U JP6137592 U JP 6137592U JP 6137592 U JP6137592 U JP 6137592U JP H0617985 U JPH0617985 U JP H0617985U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸の先端部に設けられた触指部を指先で軽く
後方に引いて放すという操作を加えることによって芯の
繰り出しを可能とする触指繰り出し式シャープペンシル
であって、従来の構造上の欠点を改良すると共に、主要
部材を樹脂化して部材の単純化により大幅なコストダウ
ンを可能とする。 【構成】 軸側面にガイドスリット15を穿設した口金
13を軸筒1の先端に螺合又は圧入等により固定して口
金13の内部に、ガイドスリット15に嵌入して摺動自
在で且つ内径方向に弾性変形可能な係止片19を有した
繰り出し体16を嵌装し、該繰り出し体16の中心に保
持チャック18を設けると共に、係止片19と係止して
繰り出し体16と一体に連動するリング状の触指部21
を口金13の外部に露呈して設け、該触指部21の内部
で、触指部21と口金13との間にコイルスプリング2
5を介在させて触指部21を前方に押圧状態と成す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、筆記時に芯が消耗した場合などに、筆記状態を維持したまま軸の先 端部に設けられた触指部に指先で軽く後方へ引いて放すという操作を加えること によって、必要量の芯の繰り出しを可能とする触指繰り出し式シャープペンシル の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例として、当出願人は実公昭64ー1107号公報で触指繰り出し式シャ ープペンシルを開示している。それによれば、チャックケース2の前端部外周に は接合筒6が軸筒7に圧入固定されており、この接合筒6の前端内径部に軸継ぎ 手8が螺着されている。軸継ぎ手8の前端外径部には螺子部が形成されており、 ここに先端パイプ9を固定した口金10が螺着している。軸継ぎ手8の内径部に は保持チャック12を中心に嵌装した繰り出し体13の中心部14が内装されて おり、繰り出し体13はこの中心部から外方に片部15を突出させその先端に短 筒状の触指部16を構成している。繰り出し体13の片部15は軸継ぎ手8の先 端から後方に向かって軸方向に設けられたスリ割り17を貫通しておりその触指 部16を軸継ぎ手8の外周部に露呈させている。触指繰り出しとは別に、普通に 芯を繰り出す場合には、ノック操作部に連結する芯ガイド1が接合筒6との間に 介装されたコイルスプリング20を圧縮しながらチャックケース2を軸継ぎ手8 の後端に衝合するまで前進させ、次いで芯固定チャック4が開放されて芯の繰り 出しが行われる。ノックを解除するとチャックケース2が後退するが、その時に は芯固定チャック4が開放されたまま後退する必要がある。その為に、芯ガイド 1はチャックケース2の外周にコイルスプリング5より強い力で摩擦係合するよ うに構成される必要がある。以上示したように、従来例は軸継ぎ手8の螺子部に スリ割り17を設けたことにより変形し易い欠点がある。その為、繰り出し体1 3の摺動不良や口金10の緩みが起きやすい。従って、実際上それらの部材は金 属加工品で設けられており部材費が割り高と成っている。又、従来例は部品点数 も多く、螺合部が多いので更にコストアップという問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、従来例の構造上の欠点を改良すると共に、主要部材のほとん どを樹脂化可能として、且つ部材の省略を計り大幅なコストダウンにより安価な 触指繰り出し式シャープペンシルを提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本考案の触指繰り出し式シャープペンシルは、芯固 定チャックをボールで締めつける構造により筆記に対しては充分な芯の保持力を 有するが、芯のチャックからの引出しには僅かな力しか必要としないシャープペ ンシルであって、軸筒、口金、繰り出し体、触指部は夫々合成樹脂成形品として 形成され、軸側面の中央やや前方にガイドスリットを穿設した口金を軸筒の先端 に螺合又は圧入等により固定して口金の内部に、ガイドスリットに嵌入して摺動 自在で且つ内径方向に弾性変形可能な係止片を有した繰り出し体を嵌装し、繰り 出し体の中心に保持チャックを設けると共に、係止片と係止して繰り出し体と一 体に連動するリング状の触指部を口金の外部に露呈して、触指部の内部で、触指 部と口金との間にコイルスプリングを介在させて触指部を前方に押圧状態に成し たことを特徴とする。
【0005】
【実施例】
図示した実施例を説明すると、軸筒1の後端より適宜突出した芯ケース9の後 端孔に消しゴム32を取付けた消しゴム止め具31が止着され、芯ケース9の後 端外周にはノックカバー33が着脱自在に嵌着されている。又、軸筒1の後端側 面にはスリット26が穿設され、スリット26の略中央にはテーパー部27を有 して段部28が形成され、同位置で、芯ケース9の側面に基部30で一体に接続 したクリップ29が設けられて、基部30がスリット26に嵌装されテーパー部 27を弾性変形させて基部30の後端がスリットの段部28に当接して芯ケース 9が軸筒1の後方に抜け止めされている。
【0006】 又、芯ケース9の先端には芯ガイド10が一体に形成され、芯ガイド10の外 周には凹部11が設けられている。又、後述するチャックケース2の後端側面に はスリ割り部7が形成され、その内径部には凸部8が設けられている。芯ガイド 10はチャックケース2の後端孔に嵌入して凹部11と凸部8が係止する。即ち 凹部と凸部が外れると芯ガイド10とチャックケース2が摩擦係合する。尚、芯 ガイドとチャックケースの摩擦係合の手段は種々あるが、この部位の構成は本願 の要旨ではないのでそれ以上の説明は省略する。又、芯ケース9は軸筒1との間 でコイルスプリング12により常時は後方に附勢されている。
【0007】 ところで、前記チャックケース2の先端には締め筒6が固着されている。締め 筒6の前端内径部はテーパー状を呈しており、そのテーパー面に接触するボール 4、4`を外面凹部に嵌入した芯固定チャック3が内装され、この芯固定チャッ ク3は締め筒6の後端で形成される段部との間に介装されたコイルスプリング5 により後方へ押圧されている。尚、芯固定チャック3は弾性にすぐれ、耐磨耗性 に強い合成樹脂成形品で二つ割り状の筒体を合わせた状態で構成される。又、芯 に筆記圧が働くとボール4、4`が転動して芯固定チャック3は楔効果により締 まり芯は保持されるが、芯を前方へ引き出す場合には上記コイルスプリング5の ばね力を弱く設定しておくことにより数グラム程度の小さい力により可能となる ように構成されている。ところで、上記チャックケース2は樹脂成形品で形成さ れ締め筒6は金属加工で形成される。本来、チャックケースと締め筒は一体で形 成されるものであるが、加工が複雑な為に金属だとコスト高となる。又、樹脂製 だと耐久性不足となる。締め筒6を金属としている理由はボールの転動による耐 磨耗性とテーパー部の剛性を配慮したことによる。尚、耐久性を妥協すれば一体 の樹脂成形品でもよい。
【0008】 又、軸筒1の前端外径部には螺子部が形成されており、ここに先端パイプ14 を固定した樹脂製の口金13が螺着している。尚、口金13は軸筒1の前端外径 部に圧入する場合もある。又、口金13に先端パイプを一体に形成する場合もあ る。又、口金13の軸側面の中央やや前方にガイドスリット15が穿設されてお り、口金13の内部には繰り出し体16が摺動自在に嵌装されている。繰り出し 体16は中心に保持チャック18が固定されて設けられ、後端側外周には上記ガ イドスリット15に対応する所定位置で、内径方向に弾性変形可能な突部20を 有した係止片19が一体に形成され、係止片19はガイドスリット15に嵌入し て摺動自在となり、突部20はガイドスリット15から外方に適宜突出状態とな る。又、前記締め筒6の先端と繰り出し体16が口金13の最前端位置にある時 の対向面との間にはノック操作による繰り出し量だけの間隔が設けられている。
【0009】 又、触指部21はリング状を呈した樹脂製で、略先端の外周部には凹溝22が 形成され、凹溝22内には前記繰り出し体16の突部20に対応した箇所で孔部 23が設けられている。触指部21は口金13の外部に嵌装され、突部20が弾 性的に孔部23に嵌入して相互が係止され、触指部21と繰り出し体16は一体 に連動する。又、上記凹溝22内にはOリング24が嵌着される。Oリング24 は触指部を指で操作するときの滑り止めとして有効である。又、触指部21の後 端と口金13との間には触指繰り出しの為の間隔が設けられている。
【0010】 又、触指部21の内部で、触指部21と口金13との間にコイルスプリング2 5を介在させて触指部21を前方に押圧状態に附勢している。このスプリングの ばね力は芯固定チャック3から芯を引き出す力よりも大きくて構わないので10 グラム乃至20グラム程度に設定できる。
【0011】
【作用】
繰り出し体16は外部の触指部21を指でもって軽く後方に引いて係止片19 をガイドスリット15に沿わせることによって後方に摺動させることができる。 次に、指を放すと保持チャック18が芯を保持して前方へ戻るので芯を繰り出す ことができる。この繰り出し量は触指部21の後端が対向する口金13の段部に 当接する間隔の値となる。尚、普通に芯を繰り出す場合は、ノックカバー33の 後端をノックすればよく、ノックカバー33に連結した芯ケース9先端の芯ガイ ド10が軸筒1の内段部との間に介装されたコイルスプリング12を圧縮しなが らチャックケース2と一体の締め筒6を前進して、(前記凹部11と凸部8が係 止しているので芯ガイド10とチャックケース2は連動する)その先端を対向す る繰り出し体16の段部16aに衝合し、次いで、芯ガイド10の先端が芯固定 チャック3の後端に当接して芯固定チャック3が開放されて芯の繰り出しが行わ れる。(チャックケース2の前進が阻止されるので、凹部11と凸部8の係止が 外れて芯ガイド10のみ前進する)次いで、ノックカバー33の後端ノックを解 除すると、凸部8が芯ガイド10の外周に摩擦係合しているので芯固定チャック 3は開放されたまま芯ケース9と共にチャックケース2が後退し、チャックケー ス2が軸筒1の前端で後退を阻止されると、芯ケース9即ち芯ガイド10のみが 後退して再び凹部11が凸部8に係止する。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上の通りであり、従来の軸継ぎ手の先端まで切欠いたスリ割りがな いので触指部の摺動不良や螺合部の緩み等の構造上の欠点が解消される。又、軸 筒、口金、繰り出し体、触指部を夫々合成樹脂成形品として形成し、部材の単純 化を計ったことにより大幅なコストダウンが可能となる。又、従来の複雑な金属 加工や螺合部は加工ばらつきによる品質の問題が存在するが、本願では金型によ る樹脂成形で形成できるので部材間のばらつきが無く品質が安定化する効果も奏 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である触指繰り出し式シャープ
ペンシルの縦断面図である。
【図2】本考案の実施例である触指繰り出し式シャープ
ペンシルの外観を示す上面図でクリップ部で一部透視断
面した状態を示している。
【図3】本考案に使用される口金の断面斜視図である。
【符号の説明】
1 軸筒 2 チャックケース 3 芯固定チャック 4 ボール 4` ボール 5 コイルスプリング 6 締め筒 7 スル割り部 8 凸部 9 芯ケース 10 芯ガイド 11 凹部 12 コイルスプリング 13 口金 14 先端パイプ 15 ガイドスリット 16 繰り出し体 16a 段部 17 繰り出し体の中心部 18 保持チャック 19 係止片 20 突部 21 触指部 22 凹溝 23 孔部 24 Oリング 25 コイルスプリング 26 スリット 27 テーパー部 28 段部 29 クリップ 30 基部 31 消しゴム止め具 32 消しゴム 33 ノックカバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯固定チャックをボールで締めつける構
    造により筆記に対しては充分な芯の保持力を有するが、
    芯の当該チャックからの引出しには僅かな力しか必要と
    しないシャープペンシルに於いて、軸筒1、口金13、
    繰り出し体16、触指部21の主要部材が夫々合成樹脂
    成形品として形成され、軸側面の中央やや前方にガイド
    スリット15を穿設した口金13を軸筒1の先端に螺合
    又は圧入等により固定して口金13の内部に、ガイドス
    リット15に嵌入して摺動自在で且つ内径方向に弾性変
    形可能な係止片19を有した繰り出し体16を嵌装し、
    該繰り出し体16の中心に保持チャック18を設けると
    共に、上記係止片19と係止して繰り出し体16と一体
    に連動するリング状の触指部21を口金13の外部に露
    呈して設け、該触指部21の内部で、触指部21と口金
    13のとの間にコイルスプリング25を介在させて触指
    部21を前方に押圧状態にして成る触指繰り出し式シャ
    ープペンシル。
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