JPH0642257U - 触指繰出式シャープペンシル - Google Patents

触指繰出式シャープペンシル

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JPH0642257U
JPH0642257U JP8466792U JP8466792U JPH0642257U JP H0642257 U JPH0642257 U JP H0642257U JP 8466792 U JP8466792 U JP 8466792U JP 8466792 U JP8466792 U JP 8466792U JP H0642257 U JPH0642257 U JP H0642257U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 繰出体の作動不良や口金の緩み等を解消する
とともに、部品点数を減らして大幅なコストダウンを図
る。 【構成】 ボール22で締め付けることにより筆圧に対
しては芯を確実に固定するとともに、前方への芯の引き
出しに対しは小さな力で容易にそれを可能とするチャッ
ク19を、合成樹脂製の軸筒1に収容する。合成樹脂製
で側面略中央部に透孔27を設けた口金25を軸筒1の
前端に接続する。チャック19の前方に位置して芯を前
方へ引き出し得る芯固定力をそなえた芯把持体29を一
体化した合成樹脂製の繰出体28を、口金25の内部に
前後動可能に収容する。口金25の外周部に合成樹脂製
の触指操作体32を前後動可能に配し、繰出体28と触
指操作体32とを口金25の透孔27において一体的に
係止連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、筆記時に芯が消耗した場合に、筆記状態を維持したまま軸の先端部 に設けた触指操作体を指先で軽く後方へ引いてから指を放すという操作を行うこ とによって必要量の芯を繰り出すことができる触指繰出式シャープペンシルに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実公昭64−1107号公報によってこの種の触指繰出式シャープペン シルが公知である。この公知例は、軸筒の前端に軸継手を接続し、この軸継手に 繰出体の中心部と触指部を繋ぐ片部を通すためのスリ割りを設けて、その軸継手 におけるスリ割りを設けた部位に口金を螺着する構造となっている。このような 構造のものは、特に軸継手を樹脂成形品とした場合に、スリ割りを設けた部位が 弾性変形しやすいので、スリ割りの幅が狭まってそこを通る繰出体の片部が前後 方向に円滑に動けなくなったり、口金が緩みやすいという問題がある。従って、 実際上、軸継手を変形しやすい樹脂成形品とすることはできず、金属加工品とし なければならなかったのでコスト高となっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、繰出体の作動不良や口金の緩み等の問題点を解消でき、又、 主要部品を樹脂製にすることができると共に部品点数も減らすことができて大幅 なコストダウンが可能な触指繰出式シャープペンシルの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の触指繰出式シャープペンシルは、ボール 22で締め付けることにより筆圧に対しては芯を確実に固定すると共に前方への 芯の引き出しに対しては小さな力で容易にそれを可能とするチャック19を合成 樹脂製の軸筒1に収容し、合成樹脂製で側面略中央部に透孔27を設けた口金2 5を軸筒1の前端に接続し、チャック19の前方に位置してチャック19から芯 を前方へ引き出し得る芯固定力をそなえた芯把持体29を一体的に装着した合成 樹脂製の繰出体28を口金25の内部に前後動可能に収容し、口金25の外周部 に合成樹脂製の触指操作体32を前後動可能に配し、繰出体28と触指操作体3 2とを口金25の透孔27において一体的に係止連結したことを特徴とするもの である。
【0005】
【作用】
口金25に設けた透孔27の位置は端縁部ではなく側面略中央部なので、透孔 27の幅が変形により狭まるようなことはなく、繰出体28又は触指操作体32 の一部が透孔27に嵌入していても円滑に作動できる。又、口金25等の接続個 所に変形を容易とするスリ割り等が設けてないので口金25等の部品が緩んで外 れる等の問題もない。このように主要部品は変形が生じにくい構造となっていて 変形による弊害を心配する必要がないので合成樹脂製であっても支障はない。
【0006】
【実施例】
以下、図面に基づき実施例について説明する。軸筒1の内部に収容した芯ケー ス2の後端部は軸筒1の後端開口から突出し、芯ケース2の後端開口には消ゴム 3を保持した消ゴム受け4が嵌着している。芯ケース2の後端外周部には消ゴム 3を覆うようにノックカバー5が被着し、ノックカバー5にはクリップ6が一体 成形されている。芯ケース2の後端部の側面の一箇所には図3に示すようにリブ 7が突設され、又、クリップ6の内面に溝8と、軸筒1の後端縁の一箇所にスリ ット9がそれぞれ設けられ、リブ7の後端が溝8に嵌入すると共にリブ7の前端 がスリット9に嵌入して、軸筒1と芯ケース2とノックカバー5は相互に回転不 能となっている。尚、スリット9の略中央部の内縁には突起10を設けて、この 突起10にリブ7の外縁に設けた段部11を掛合させて、軸筒1の後端開口から の芯ケース2の抜けを阻止している。
【0007】 芯ケース2の前端部はチャックケース12の内部に挿入されている。チャック ケース12は合成樹脂製で図4に示すように後端部にスリット13を設け、且つ スリット13の後端内縁部に前後2箇所の凸部14、14aを設けて、芯ケース 2の前端外面部に設けた突起15を凸部14、14aの間に係止している。芯ケ ース2はその外面鍔部35と軸筒1の内面段部16との間に配したスプリング1 7によって常に後方へ付勢されている。
【0008】 チャックケース12の前端には締め筒18が接合され、それらの内部にチャッ ク19が収容されている。チャック19は弾性且つ耐摩耗性にすぐれた合成樹脂 成形品で、二つ割り状の筒体を合わせた状態で構成されている。チャック19は 前端に芯把持部20を設け、その外面に設けた凹部21にボール22を収容し、 ボール22は締め筒18の前端内面に設けたテーパ部23に転動自在に接触して いる。チャック19はスプリング24によってチャックケース12に対し後方へ 付勢されている。チャック19の芯把持部20が芯を把持している状態で芯に筆 圧がかかったときは、ボール22がテーパ部23を後方へ転動して求心するので 芯把持部20が締め付けられて芯を確実に固定する。これに対し、チャック19 を後方へ付勢している上記のスプリング24にバネ力の弱いものを使用すること によってチャック19の前方への移動を容易にしているので、チャック19から 芯を前方へ小さな力で引き出せるようになっている。尚、締め筒18はテーパ部 23をボール22が転動するので耐摩耗性と剛性が要求されるためにチャックケ ース12とは別の金属製部品としている。この締め筒18をチャックケース12 と一体的に樹脂成形すると耐摩耗性及び剛性が不足する懸念があり、又、締め筒 18とチャックケース12を一体的に金属加工するとコスト高となる問題がある ので、このようにチャックケース12を樹脂成形品とし、締め筒18は金属製の 別部品としたものである。尚、耐久性を妥協すれば締め筒18をチャックケース 12と樹脂により一体成形してもよい。
【0009】 軸筒1の前端内面には雌ネジが形成され、そこに口金25の後端部が螺着され ている。尚、口金25は軸筒1に対し圧入により接続してもよい。口金25は合 成樹脂製で、先端パイプ26を固着し、又、図5に示すように側面略中央部に透 孔27を穿設している。尚、先端パイプ26は口金25と一体成形してもよい。 口金25の内部には合成樹脂製の繰出体28が前後方向に移動自在に収容されて いる。繰出体28の中心部には摩擦により芯を固定する芯保持体29がチャック 19の前方に位置するように装着されている。この芯保持体29の芯固定力は、 チャック19から芯を前方へ引き出すときのチャック19の芯固定力よりも大き く設定されている。繰出体28は口金25の透孔27に嵌入して透孔27に沿っ て前後に摺動可能な係止片30を有し、その係止片30に係止凹部31を設けて いる。
【0010】 口金25の外周部には合成樹脂製の触指操作体32が前後方向に所要ストロー ク移動自在に配されている。触指操作体32の内面には口金25の透孔27に嵌 入して繰出体28における係止片30の係止凹部31と係合して繰出体28と触 指操作体32を一体化する係止凸部33を設けている。触指操作体32の内面部 には触指操作体32を口金25に対し前方へ付勢するスプリング34を装着して いる。
【0011】 筆記時に芯が消耗して、筆記状態を維持したまま芯を繰り出す場合は、触指操 作体32を指先で軽く後方へ引いてから指を放せばよい。触指操作体32を後方 へ引いたとき、触指操作体32と共に繰出体28及び芯保持体29が後退する。 このとき芯は後方へ押されるが、チャック19により強く固定されて動けないの で、芯に対し芯保持体29が滑って芯のより後方位置へ移動する。触指操作体3 2から指を放すと、スプリング34の力により触指操作体32と共に繰出体28 及び芯保持体29が前進し、芯保持体29により固定された芯もチャック19か ら引き出されて前進し繰り出されることになる。
【0012】 尚、ノックカバー5の後端をノックすることによっても芯を普通に繰り出すこ とが可能である。ノックカバー5をノックすると芯ケース2が押されてスプリン グ17を圧縮しながら前進し、芯ケース2の突起15と係止しているチャックケ ース12も前進する。チャックケース12の前端に接合した締め筒18は一定量 前進すると、その前端を繰出体28の内面に設けた段部36に当接して前進を阻 止される。更にノックを続行すると、芯ケース2の突起15がチャックケース1 2のスリット13の凸部14を弾性変形により乗り越えて係止状態を解消し、チ ャックケース12に対し芯ケース2が前進してその前端をチャック19の後端に 当接して押すので、チャック19が前進して締め筒18の前方へ若干突出して芯 を開放する。従って芯の繰り出しが行われる。次に、ノックカバー5へのノック を解除すると、スプリング17の力で芯ケース2が後退し、芯ケース2の突起1 5によりスリット13の前側の凸部14を押されるチャックケース12も後退す る。このときチャック19はまだ後端を芯ケース2に押されて芯把持部20を開 放した状態で後退する。チャックケース12がその外面に設けた段部37を軸筒 1の内面突出部38に当接させると後退を阻止されるので、その後は芯ケース2 のみが後退して、芯ケース2の突起15がチャックケース12のスリット13の 凸部14を再び逆方向へ乗り越えて元の位置に係止する。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上記の通りであり、触指操作体32や繰出体28の作動不良や、口金 25の緩み等の問題を解消できる効果があり、又、口金25、繰出体28、触指 操作体32等の主要部品を樹脂成形することができ、且つ上記公知例における軸 継手等の部品を不要として部品点数を減らすことができるので、大幅なコストダ ウンをもたらす効果があり、更に主要部品を上記のように樹脂成形することによ り金属加工した場合に生じるネジ部の加工ばらつきのような問題がなく品質が安 定化するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の断面図である。
【図2】全体の外観を示す側面図である。
【図3】軸筒のスリットに芯ケースのリブが嵌入した様
子を示す拡大図である。
【図4】芯ケースとチャックケースの係止部位を示す拡
大図である。
【図5】口金と繰出体と触指繰作体の分解図である。
【符号の説明】
1 軸筒 2 芯ケース 3 消ゴム 4 消ゴム受け 5 ノックカバー 6 クリップ 7 リブ 8 溝 9 スリット 10 突起 11 段部 12 チャックケース 13 スリット 14、14a 凸部 15 突起 16 段部 17 スプリング 18 締め筒 19 チャック 20 芯把持部 21 凹部 22 ボール 23 テーパ部 24 スプリング 25 口金 26 先端パイプ 27 透孔 28 繰出体 29 芯保持体 30 係止片 31 係止凹部 32 触指操作体 33 係止凸部 34 スプリング 35 鍔部 36 段部 37 段部 38 突出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール22で締め付けることにより筆圧
    に対しては芯を確実に固定すると共に前方への芯の引き
    出しに対しては小さな力で容易にそれを可能とするチャ
    ック19を合成樹脂製の軸筒1に収容し、合成樹脂製で
    側面略中央部に透孔27を設けた口金25を軸筒1の前
    端に接続し、チャック19の前方に位置してチャック1
    9から芯を前方へ引き出し得る芯固定力をそなえた芯保
    持体29を一体的に装着した合成樹脂製の繰出体28を
    口金25の内部に前後動可能に収容し、口金25の外周
    部に合成樹脂製の触指操作体32を前後動可能に配し、
    繰出体28と触指操作体32とを口金25の透孔27に
    おいて一体的に係止連結したことを特徴とする触指繰出
    式シャープペンシル。
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